JP2007023037A - 樹脂を含む皮膚用メイクアップ組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、特に皮脂の存在下で、良好な耐移り特性を得ることができる化粧品を得ることである。
【解決手段】本発明は、ロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂およびそれらの混合物から選択される、10000g/mol以下の数平均分子量を有する少なくとも1つの樹脂を含む液体脂肪相を含む皮膚用メイクアップまたはケア組成物に関する。
【選択図】なし
【解決手段】本発明は、ロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂およびそれらの混合物から選択される、10000g/mol以下の数平均分子量を有する少なくとも1つの樹脂を含む液体脂肪相を含む皮膚用メイクアップまたはケア組成物に関する。
【選択図】なし
Description
本発明は、液体脂肪相および少なくとも1つの低分子量樹脂を含む皮膚用メイクアップまたはケア組成物に関する。
ファンデーション、ボディメイクアップ製品、コンシーラー製品、アイシャドーまたはパウダーなどの化粧用メイクアップ組成物は、通常、油および/またはワックスなどの脂肪物質、ならびに、一般的にフィラーおよび顔料から構成される粒子相を含む。それゆえ、これらは、無水ゲルの形態、スティックもしくはロッドの形態、または、柔軟なペーストの形態をとることができる。これらは、また、例えば、容器に入っていない、圧縮された、または、加圧されたパウダーの形態をとることもできる。特にファンデーションまたはカラークリームである場合、メイクアップ組成物は、また、水または親水性相を含むことができ、その後に、特に水中油型エマルジョン、油中水型エマルジョンまたは多相エマルジョンとすることができる。
ケア組成物は、特に抗日焼け組成物またはデオドラントとすることができる。
ファンデーション組成物は、一般に、皮膚、特に顔に、美的な色を付与するのに使用される。これらのメイクアップ製品は、一般的に、油、顔料および/またはフィラーを含み、場合によっては、美容的または皮膚科学的活性成分などの付加物を含む。
これらの組成物を皮膚に塗布する場合、少なくとも部分的に堆積した残存痕跡を、接触させる特定の支持体上に、特に衣服の断片または皮膚上に移す、すなわち生じてしまうという欠点を有する。塗布したフィルムの平凡な保持力によって、定期的に組成物の塗布を新たに行う必要がある。更にそのうえ、特にシャツのカラー上での、これらの許容できない痕跡が生じてしまうことによって、女性はこのタイプのメイクアップを使用することをやめてしまう。
更にその上、時間の経過とともに皮膚から分泌される皮脂もまた、メイクアップの特性を改変してしまう。特に、皮脂は、皮膚へのメイクアップの付着を促進せず、メイクアップの色移りが更にひどくなり、皮膚に残るメイクアップの著しい減少を生じさせる。
US-A-2002/005562
US-A-5 221 534
US-A-5 874 069
US-A-5 919 441
US-A-6 051 216
US-A-5 981 680
EP-A-1086683
Handbook of Pressure Sensitive Adhesive、Donatas Satas編纂、第3版、1989年、609〜619頁
Mineralogie des argiles[Mineralogy of clays], S. Caillere, S. Henin, M. Rautureau, 第2版, 1982年, Masson
それゆえ、特に皮脂の存在下で耐移り堆積物を形成する利点を有し、特に接触する支持体(衣服、布)上に少なくとも部分的には堆積しない、「色移りしない」皮膚用メイクアップ組成物が求められている。
それゆえ、本発明の目的は、特に皮脂の存在下で、良好な耐移り特性を得ることができる化粧品を配合する新規の方法を提供することである。
この度、驚くべきことに、本出願人は、皮膚用メイクアップ化粧品組成物またはケア化粧品組成物へと、特定の樹脂および少なくとも1つの油を導入することによって、非常に良好な保持力を呈するメイクアップ製品を製造することができることを見出した。
本発明の一主題は、ロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂およびそれらの混合物から選択される、10000g/mol以下の数平均分子量を有する少なくとも1つの樹脂を含む液体脂肪相を含む皮膚用メイクアップまたはケア組成物である。
有利には、組成物は、皮脂存在下で3以下の移り指数を有する堆積物を形成することができる。
本発明の一主題は、また、前記した組成物の皮膚への適用を含む、非治療的皮膚用メイクアップまたはケア方法である。
本発明の一主題は、また、皮膚上において、皮脂存在下で良好な耐移り性を有する堆積物、特にメイクアップを得るための、前記した組成物の使用である。
(樹脂)
本発明による組成物において使用する樹脂は、好ましくは、10000g/mol以下、特に250〜10000g/molの範囲、好ましくは5000g/mol以下、特に250〜5000g/molの範囲、さらによりよくは2000g/mol以下、特に250〜2000g/molの範囲、さらによりよくは1000g/mol以下、特に250〜1000g/molの範囲の数平均分子量を有する。
本発明による組成物において使用する樹脂は、好ましくは、10000g/mol以下、特に250〜10000g/molの範囲、好ましくは5000g/mol以下、特に250〜5000g/molの範囲、さらによりよくは2000g/mol以下、特に250〜2000g/molの範囲、さらによりよくは1000g/mol以下、特に250〜1000g/molの範囲の数平均分子量を有する。
数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーション液体クロマトグラフィー(THF溶媒、直鎖ポリスチレンを標準として定められた較正曲線、屈折率検出器)によって求められる。
本発明による組成物の樹脂は、有利には「粘着性」樹脂である。そうした樹脂は特に、Handbook of Pressure Sensitive Adhesive、Donatas Satas編纂、第3版、1989年、609〜619頁に記載されている。
本発明による組成物の樹脂は、ロジンもしくはその誘導体および炭化水素系樹脂、ならびにそれらの混合物から選択することができる。
ロジンは、ロジン酸(主にアビエチン型およびピマル型の酸)と呼ばれる有機酸を主として含む混合物である。
3つの型のロジン、すなわち生きている樹木に対する切込みによって得られるロジン(「ガムロジン」)、マツ材またはマツの切り株から抽出されるウッドロジンおよび紙の製造から発生する副産物から得られるトール油(「トール油ロジン」)が存在する。
ロジン誘導体は、具体的には、ロジン酸の重合、水添および/またはエステル化(例えば、エチレングリコール、グリセロール、ペンタエリスリトールなどの多価アルコールとの)から得ることができる。挙げることができる例には、Hercules社からの照会記号Foral 85、Pentalyn HおよびStaybelite Ester 10; Arizona Chemical社からの照会記号Sylvatac 95およびZonester 85;またはUnion Camp社からの照会記号Unirez 3013で販売されているロジンエステルが含まれる。
炭化水素系樹脂は、それらが含むモノマーのタイプに従って分類することができる低分子量ポリマーから選択される:
-主比率のインデンモノマーと、スチレン、メチルインデンおよびメチルスチレン、ならびにそれらの混合物から選択される副比率のモノマーとの重合に由来する樹脂などの炭化水素系インデン樹脂;こうしたポリマーは、場合によっては水添することができ、290〜1150g/molの範囲の分子量を有することができる;
インデン樹脂の例としては、Exxon Chem社から照会記号Escorez 7105、Neville Chem.社から照会記号Nevchem 100およびNevex 100、Sartomer社から照会記号Norsolene S105、Hercules社から照会記号Picco 6100およびResinall Corp.社から照会記号Resinallで販売されているもの、または名称「Regalite」でEastman Chemical社から販売されている水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマー、特にRegalite R 1100、Regalite R 1090、Regalite R-7100、Regalite R 1010 Hydrocarbon Resin、Regalite R 1125 Hydrocarbon Resinを挙げることができる;
-主比率のインデンモノマーと、スチレン、メチルインデンおよびメチルスチレン、ならびにそれらの混合物から選択される副比率のモノマーとの重合に由来する樹脂などの炭化水素系インデン樹脂;こうしたポリマーは、場合によっては水添することができ、290〜1150g/molの範囲の分子量を有することができる;
インデン樹脂の例としては、Exxon Chem社から照会記号Escorez 7105、Neville Chem.社から照会記号Nevchem 100およびNevex 100、Sartomer社から照会記号Norsolene S105、Hercules社から照会記号Picco 6100およびResinall Corp.社から照会記号Resinallで販売されているもの、または名称「Regalite」でEastman Chemical社から販売されている水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマー、特にRegalite R 1100、Regalite R 1090、Regalite R-7100、Regalite R 1010 Hydrocarbon Resin、Regalite R 1125 Hydrocarbon Resinを挙げることができる;
-主比率の1,3-ペンタジエン(トランスまたはシス-ピペリレン)モノマーと、イソプレン、ブテン、2-メチル-2-ブテン、ペンテンおよび1,4-ペンタジエン、ならびにそれらの混合物から選択される少量のモノマーとの重合に由来する樹脂などの脂肪族ペンタジエン樹脂。こうした樹脂は、1000〜2500g/molの範囲の分子量を有することができる;
そうした1,3-ペンタジエンは、例えば、Eastman Chemical社から照会記号Piccotac 95、Exxon Chemicals社から照会記号Escorez 1304、Neville Chem.社から照会記号Nevtac 100またはGoodyear社から照会記号Wingtack 95で販売されている;
そうした1,3-ペンタジエンは、例えば、Eastman Chemical社から照会記号Piccotac 95、Exxon Chemicals社から照会記号Escorez 1304、Neville Chem.社から照会記号Nevtac 100またはGoodyear社から照会記号Wingtack 95で販売されている;
-ペンタジエンモノマーと、上述のモノマーなどのインデンモノマーとの混合物の重合に由来する、ペンタジエンおよびインデンの混合樹脂、例えば、Exxon Chemicals社から名称Escorez 2101、Neville Chem.社から名称Nevpene 9500、Hercules社から名称Hercotac 1148、Sartomer社から名称Norsolene A 100、ならびにGoodyear社から名称Wingtack 86、Wingtack ExtraおよびWingtack Plusで販売されている樹脂;
-インデンおよびスチレンから選択される第一のモノマーと、ジシクロペンタジエンなどのシクロペンタジエン二量体、メチルジシクロペンタジエン、他のペンタジエン二量体、およびそれらの混合物から選択される第二のモノマーとの重合に由来する樹脂などのシクロペンタジエン二量体のジエン樹脂;こうした樹脂は、一般に、500〜800g/molの範囲の分子量を有し、例えばArizona Chemical Co.社から照会記号Betaprene BR 100、Neville Chem.社から照会記号Neville LX-685-125およびNeville LX-1000、Hercules社から照会記号Piccodiene 2215、Lawter社から照会記号Petro-Rez 200、またはResinall Corp.社から照会記号Resinall 760で販売されているものである;
-α-ピネン、β-ピネン、リモネン、およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つのモノマーの重合に由来するテルペン樹脂などのイソプレン二量体のジエン樹脂;こうした樹脂は、300〜2000g/molの範囲の分子量を有することができる;そうした樹脂は、例えばHercules社から名称Piccolyte A115およびS125、ならびにArizona Chem.社から名称Zonarez 7100またはZonatac 105 Liteで販売されている;
同様に、改変された樹脂には、例えば、Eastman Chemical Co.社から名称Eastotac C6-C20 Polyolefin、Exxon Chemicals社から照会記号Escorez 5300で販売されているいくつかの樹脂、またはNeville Chem.社から販売されている樹脂Nevillac HardもしくはNevroz、Hercules社から販売されている樹脂Piccofyn A-100、Piccotex 100またはPiccovar AP 25、あるいはSchenectady Chemical Co.社から販売されている樹脂SP-553などの水添樹脂を挙げることができる。
同様に、改変された樹脂には、例えば、Eastman Chemical Co.社から名称Eastotac C6-C20 Polyolefin、Exxon Chemicals社から照会記号Escorez 5300で販売されているいくつかの樹脂、またはNeville Chem.社から販売されている樹脂Nevillac HardもしくはNevroz、Hercules社から販売されている樹脂Piccofyn A-100、Piccotex 100またはPiccovar AP 25、あるいはSchenectady Chemical Co.社から販売されている樹脂SP-553などの水添樹脂を挙げることができる。
好ましい実施形態によれば、樹脂は、炭化水素系インデン樹脂、特に、Regalite R 1100、Regalite R 1090、Regalite R-7100、Regalite R 1010 Hydrocarbon Resin、Regalite R 1125 Hydrocarbon Resinなどの名称「Regalite」でEastman Chemical社から販売されている水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマーから選択される。
本発明による組成物において、樹脂は、組成物の全重量に対して0.1〜30重量%、好ましくは0.3〜15重量%、さらによりよくは0.5〜10重量%の含有量において存在することができる。
(脂肪相)
本発明による組成物は、液体脂肪相を含む。
本発明による組成物は、液体脂肪相を含む。
液体脂肪相は、揮発油、不揮発油およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの油を含む。
好ましい実施形態においては、本発明による組成物は、少なくとも1つの揮発性油を含む。
本発明の目的上、用語「揮発油」とは、皮膚と接触すると室温および大気圧において蒸発することができる油を意味する。本発明の揮発油は、室温および大気圧において、詳細には0.13Pa〜40000Pa(10-3〜300mmHg)の範囲、好ましくは1.3Pa〜1300Pa(0.01〜10mmHg)の範囲のノンゼロ蒸気圧を有する、室温において液体である揮発性美容用油である。
揮発油は、炭化水素系揮発油、シリコーン揮発油またはフッ素揮発油、あるいはそれらの混合物から選択することができる。
好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、少なくとも1つの炭化水素系揮発油を含む。
用語「炭化水素系油」は、主として水素および炭素原子、場合によっては酸素、窒素、硫黄および/またはリン原子を含む油を意味することを企図する。
炭化水素系揮発油は、炭素原子8〜16個を有する炭化水素系油、特に分枝のC8〜C16アルカン、例えば石油起源のC8〜C16イソアルカン(イソパラフィンとも呼ばれる)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとも呼ばれる)、イソデカンおよびイソヘキサデカン、例えば取引名IsoparまたはPermethylで販売される油から選択することができる。
揮発油としては、揮発性シリコーン、例えば直鎖または環式の揮発性シリコーン油、特に粘度が≦5センチストークス(5×10-6m2/s)で、特にケイ素原子2〜10個、好ましくはケイ素原子2〜7個を含むシリコーン油であって、場合によっては炭素原子1〜10個を含むアルキルまたはアルコキシ基を含むシリコーン油の使用を挙げることができる。
本発明において使用することができる揮発性シリコーン油として、特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンおよびドデカメチルペンタシロキサン、ならびにそれらの混合物を挙げることができる。
フッ素揮発油は、一般的に引火点を有さない。
フッ素揮発油としては、ノナフルオロエトキシブタン、ノナフルオロメトキシブタン、デカフルオロペンタン、テトラデカフルオロヘキサンおよびドデカフルオロペンタン、ならびにそれらの混合物を挙げることができる。
本発明による組成物は、組成物の総重量に対して0.1から99重量%、好ましくは2から80重量%、およびより好ましくは5から70重量%の範囲の含量で、揮発油を含む。
本発明による組成物は、少なくとも1つの不揮発性油を含むことができる。
用語「不揮発油」とは、室温および大気圧において少なくとも数時間、皮膚またはケラチン繊維上に残り、特に蒸気圧が0.13Pa(0.01mmHg)未満である油を意味することを企図する。
これらの不揮発油は、特に動物もしくは植物起源の炭化水素系油、シリコーン油またはそれらの混合物とすることができる。用語「炭化水素系油」とは、主として水素および炭素原子、場合によっては酸素、窒素、硫黄および/またはリン原子を含む油を意味することを企図する。
不揮発油は、特に、適切にフッ素化された、炭化水素系油および/または不揮発性シリコーン油から選択することができる。
不揮発性の炭化水素系油としては、特に以下を挙げることができる:
-動物起源の炭化水素系油;
-その脂肪酸がC4〜C24の様々な鎖長を有し、その鎖が直鎖でも分枝でもよく、かつ飽和でも不飽和でもよい、グリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセリドなどの植物起源の炭化水素系油;これらの油は、特にヘプタン酸もしくはオクタン酸のトリグリセリド、または、代替的には、小麦はい芽油、ひまわり油、ぶどう種子油、ごま油、コーン油、杏仁油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリブ油、大豆油、扁桃油、パーム油、なたね油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカデミア油、ホホバ油、アルファルファ油、けし油、パンプキン油、ごま油、きゅうり油、ブラックカラント油、月見草油、キビ油、おおむぎ油、キノア油、ライ油、サフラワー油、ククイ油、トケイソウ油またはヤマイバラ油がある);あるいは、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社から販売されているものまたはDynamit Nobel社から名称Miglyol 810、812および818で販売されているもの;
-炭素原子10〜40個を含む合成エーテル;
-ワセリン、ポリデセン、パーリーム(parleam(登録商標))などの水添ポリイソブテン、スクワレン、パラフィン油、および、それらの混合物など、鉱物または合成起源の直鎖または分枝の炭化水素;
-式:R1COOR2
[式中、、R1+R2が≧10であるという条件で、R1は、炭素原子1〜40個を含む直鎖または分枝の脂肪酸を表し、R2は炭素原子1〜40個を含む炭化水素系鎖、特には、分枝の炭化水素系鎖を表す]
の油などの合成エステル、例えば、パーセリン(purcellin)油(オクタン酸セトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、安息香酸C12〜C15アルキル、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、ネオペンタン酸イソデシル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、イソステアリン酸イソステアリル、ラウリン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル、アルコールもしくはポリアルコールのヘプタン酸エステル、オクタン酸エステル、デカン酸エステルもしくはリシノール酸エステル、例えばジオクタン酸プロピレングリコール;水酸化エステル、例えば乳酸イソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリルまたは乳酸2-オクチルドデシル;ポリオールのエステルおよびペンタエリスリトールのエステル;
-炭素原子12〜26個を有する分枝および/または不飽和の炭素鎖を有する室温において液体である脂肪族アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノールおよび2-ウンデシルペンタデカノール;
-オレイン酸、リノール酸、リノレン酸およびそれらの混合物などの高級脂肪酸。
-動物起源の炭化水素系油;
-その脂肪酸がC4〜C24の様々な鎖長を有し、その鎖が直鎖でも分枝でもよく、かつ飽和でも不飽和でもよい、グリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセリドなどの植物起源の炭化水素系油;これらの油は、特にヘプタン酸もしくはオクタン酸のトリグリセリド、または、代替的には、小麦はい芽油、ひまわり油、ぶどう種子油、ごま油、コーン油、杏仁油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリブ油、大豆油、扁桃油、パーム油、なたね油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカデミア油、ホホバ油、アルファルファ油、けし油、パンプキン油、ごま油、きゅうり油、ブラックカラント油、月見草油、キビ油、おおむぎ油、キノア油、ライ油、サフラワー油、ククイ油、トケイソウ油またはヤマイバラ油がある);あるいは、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社から販売されているものまたはDynamit Nobel社から名称Miglyol 810、812および818で販売されているもの;
-炭素原子10〜40個を含む合成エーテル;
-ワセリン、ポリデセン、パーリーム(parleam(登録商標))などの水添ポリイソブテン、スクワレン、パラフィン油、および、それらの混合物など、鉱物または合成起源の直鎖または分枝の炭化水素;
-式:R1COOR2
[式中、、R1+R2が≧10であるという条件で、R1は、炭素原子1〜40個を含む直鎖または分枝の脂肪酸を表し、R2は炭素原子1〜40個を含む炭化水素系鎖、特には、分枝の炭化水素系鎖を表す]
の油などの合成エステル、例えば、パーセリン(purcellin)油(オクタン酸セトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、安息香酸C12〜C15アルキル、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、ネオペンタン酸イソデシル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、イソステアリン酸イソステアリル、ラウリン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル、アルコールもしくはポリアルコールのヘプタン酸エステル、オクタン酸エステル、デカン酸エステルもしくはリシノール酸エステル、例えばジオクタン酸プロピレングリコール;水酸化エステル、例えば乳酸イソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリルまたは乳酸2-オクチルドデシル;ポリオールのエステルおよびペンタエリスリトールのエステル;
-炭素原子12〜26個を有する分枝および/または不飽和の炭素鎖を有する室温において液体である脂肪族アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノールおよび2-ウンデシルペンタデカノール;
-オレイン酸、リノール酸、リノレン酸およびそれらの混合物などの高級脂肪酸。
本発明による組成物において使用することのできる不揮発性シリコーン油は、不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS); それぞれの基が炭素原子2〜24個を含む、懸垂アルキル基もしくはアルコキシ基および/またはシリコーン鎖の末端にアルキルもしくはアルコキシ基を含むポリジメチルシロキサン、またはフェニル化シリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、もしくはジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、ならびにそれらの組成物とすることができる。
液体脂肪相は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、0.5から98重量%、好ましくは2から50重量%、好ましくは5から40重量%の範囲の総含量で存在することができる。
本発明の組成物の脂肪相は、また、前記した油以外の脂肪物質、例えばワックスもしくは代替的にはペースト脂肪物質を含むことができる。
用語「ワックス」は、室温で固体である脂肪物質を意味することを企図する。
ペースト脂肪物質は、以下の物理化学的特性の少なくとも1つによって定義することができる:
-MS-r3またはMS-r4スピンドルを備え付けたContraves TV回転粘度計を用いて、60Hzの回転数、40℃で測定した0.1から40Pa.s(1から400ポアーズ)の粘度;
-25から70℃、好ましくは25から55℃の融点。
-MS-r3またはMS-r4スピンドルを備え付けたContraves TV回転粘度計を用いて、60Hzの回転数、40℃で測定した0.1から40Pa.s(1から400ポアーズ)の粘度;
-25から70℃、好ましくは25から55℃の融点。
本発明に使用することができるワックスとしては、以下を挙げることができる:
-動物起源のワックス、例えばミツロウ、鯨ろう、ラノリンワックスおよびラノリン誘導体、ならびに植物ワックス、例えばカルナウバワックス、カンデリラワックス、ウーリカリーワックス(ouricury wax)、木ロウ、カカオワックス、コークファイバーワックス(cork fibre wax)またはサトウキビワックス;
-ミネラルワックス、例えばパラフィンワックス、ワセリン、モンタンワックスもしくはマイクロクリスタリンワックスまたはオゾケライト;
-ポリエチレンワックスなどの合成ワックス、およびフィッシャートロプシュ合成によって得られるワックス;
-シリコーンワックス、特に置換された直鎖ポリシロキサン;例えば、シリコーンポリエステルワックス、16から45個の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシジメチコーン、およびアルキルメチコーン、例えばDow Corning社から名称「AMS C 30」で販売されているC30-C45アルキルメチコーン;
-25℃で固体である水添油、例えば、水添ヒマシ油、水添ホホバ油、水添パーム油、水添獣脂、水添ココナッツ油および25℃で固体である脂肪エステル、例えばKoster Keunen社から名称「Kester Wax K82H」で販売されているステアリン酸C30-C40アルキル;
-ならびに/あるいは、それらの混合物。
-動物起源のワックス、例えばミツロウ、鯨ろう、ラノリンワックスおよびラノリン誘導体、ならびに植物ワックス、例えばカルナウバワックス、カンデリラワックス、ウーリカリーワックス(ouricury wax)、木ロウ、カカオワックス、コークファイバーワックス(cork fibre wax)またはサトウキビワックス;
-ミネラルワックス、例えばパラフィンワックス、ワセリン、モンタンワックスもしくはマイクロクリスタリンワックスまたはオゾケライト;
-ポリエチレンワックスなどの合成ワックス、およびフィッシャートロプシュ合成によって得られるワックス;
-シリコーンワックス、特に置換された直鎖ポリシロキサン;例えば、シリコーンポリエステルワックス、16から45個の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシジメチコーン、およびアルキルメチコーン、例えばDow Corning社から名称「AMS C 30」で販売されているC30-C45アルキルメチコーン;
-25℃で固体である水添油、例えば、水添ヒマシ油、水添ホホバ油、水添パーム油、水添獣脂、水添ココナッツ油および25℃で固体である脂肪エステル、例えばKoster Keunen社から名称「Kester Wax K82H」で販売されているステアリン酸C30-C40アルキル;
-ならびに/あるいは、それらの混合物。
ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバワックス、水添ホホバ油、カンデリラワックスおよびミツロウ、ならびに/またはそれらの混合物が、好ましく使用される。
好ましくは、ワックスは、組成物の総重量に対して、0.05から30重量%、より好ましくは0.1から20重量%の範囲の含量で存在する。
これらの脂肪物質は、特に、この業界の当業者によって、例えばコンシステンシーまたはテクスチャの観点から、望ましい特性を有する組成物を調製するために、さまざまな方法で選択することができる。
(炭化水素系ブロックコポリマー)
本発明の一実施形態によれば、組成物は、樹脂に加えて、シークエンスコポリマーとも呼ばれる炭化水素系ブロックコポリマー、好ましくは前記した液体脂肪相に可溶性のブロックコポリマーを含みうる。
本発明の一実施形態によれば、組成物は、樹脂に加えて、シークエンスコポリマーとも呼ばれる炭化水素系ブロックコポリマー、好ましくは前記した液体脂肪相に可溶性のブロックコポリマーを含みうる。
コポリマーは、好ましくは20℃未満、好ましくは0℃以下、好ましくは-20℃以下、より好ましくは-40℃以下のガラス転移温度を有する少なくとも1つのブロックを含むことができる。前記ブロックのガラス転移温度は、-150℃〜20℃、特に-100℃〜0℃であり得る。
この場合、樹脂が少なくとも1つのガラス転移温度を有する場合、樹脂とコポリマーのガラス転移温度の差は一般に、20℃を超え、好ましくは40℃を超え、さらによりよくは60℃を超える。
樹脂が少なくとも1つのガラス転移温度を有する場合、ブロックコポリマーは、有利には既に記載した樹脂用の可塑剤である。用語「樹脂用の可塑剤」とは、十分な量において樹脂と一緒にした場合、既に定義している樹脂のガラス転移温度を下げる化合物を意味することを企図する。可塑剤化合物は、特に、ポリマーのガラス転移温度を、少なくとも2、3または4℃、好ましくは5〜20℃下げる。好ましい実施形態では、可塑剤化合物は、特に、ポリマーのガラス転移温度を、少なくとも2、3または4℃、好ましくは5〜20℃下げる。
少なくとも1つのスチレンブロックと、ブタジエン、エチレン、プロピレン、ブチレンおよびイソプレン、ならびにそれらの混合物から選択される単位を含む少なくとも1つのブロックとを含むブロックコポリマーが特に好ましい。
炭化水素系ブロックコポリマーは、特に、ジブロック、トリブロック、マルチブロック、ラジカルもしくは星形コポリマーまたはそれらの混合物とすることができる。
このような炭化水素系ブロックコポリマーは、出願US-A-2002/005562および特許US-A-5 221 534に開示されている。
特に好ましい実施形態によれば、油の構造化剤は、親油性ポリマーである。
本発明の組成物に存在する炭化水素系ブロックコポリマーは、オレフィンの重合によって形成されるアモルファスコポリマーである。オレフィンは、特にエチレン性不飽和を有するエラストマーモノマーとすることができる。
オレフィンの例としては、特に1つまたは2つのエチレン性不飽和を有し、2個から5個の炭素原子を有するエチレン性炭化物のモノマー、例えばエチレン、プロピレン、ブタジエンまたはイソプレンを挙げることができる。
有利には、炭化水素系ブロックコポリマーは、スチレンとオレフィンのアモルファスブロックコポリマーである。
好ましい実施形態によれば、炭化水素系ブロックコポリマーを水添し、モノマーの重合後に残るエチレン性不飽和を減少させる。
特に、炭化水素系ブロックコポリマーは、スチレンブロックおよびエチレン/C3-C4アルキレンブロックを含む、場合によっては水添されたコポリマーである。
好ましく水添されたジブロックコポリマーとしては、スチレン-エチレン/プロピレンコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエンコポリマー、およびスチレン-エチレン/ブチレンコポリマーを挙げることができる。ジブロックポリマーは、特には、Kraton Polymers社から名称Kraton(登録商標)G1701Eで販売されている。
好ましく水添されたトリブロックコポリマーとしては、スチレン-エチレン/プロピレン-スチレンコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエン-スチレンコポリマー、スチレン-エチレン/ブチレン-スチレンコポリマー、スチレン-イソプレン-スチレンコポリマーおよびスチレン-ブタジエン-スチレンコポリマーを挙げることができる。トリブロックコポリマーは特に、Kraton Polymers社から名称Kraton(登録商標)G1650、Kraton(登録商標)G1652、Kraton(登録商標)D1101、Kraton(登録商標)D1102およびKraton(登録商標)D1160で販売されている。
本発明の一実施形態によれば、炭化水素系ブロックコポリマーは、スチレン-エチレン/ブチレン-スチレントリブロックコポリマーである。
本発明に好ましい実施形態によれば、特に、スチレン-ブチレン/エチレン-スチレントリブロックコポリマーとスチレン-エチレン/ブチレンジブロックコポリマーの混合物、特に、Kraton Polymers社から名称Kraton(登録商標)G1657Mで販売されている製品を使用することができる。
また、スチレン-ブチレン/エチレン-スチレン水添トリブロックコポリマーとエチレン-プロピレン-スチレン水添星形ポリマーの混合物、特にイソドデカン中の混合物を使用することができる。そうした混合物は、例えばPenreco社から商標名Versagel(登録商標)M5960およびVersagel(登録商標)M5670で販売されている。
本発明の一主題は、また、前記した液体脂肪相を含み、前記したロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂およびこれらの混合物から選択される10000g/mol以下の数平均分子量を有する少なくとも1つの樹脂、ならびに少なくとも1つの前記した炭化水素系ブロックコポリマーを含む皮膚用メイクアップまたはケア組成物であって、皮脂存在下で3以下の移り指数を有する堆積物を形成することができる組成物である。
好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、前記した液体脂肪相、ロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂およびこれらの混合物から選択される10000g/mol以下の数平均分子量を有する樹脂、ならびに、スチレン-エチレン/プロピレンジブロックコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエンジブロックコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエン-スチレントリブロックコポリマー、スチレン-イソプレン-スチレントリブロックコポリマーおよびスチレン-ブタジエン-スチレントリブロックコポリマーから選択される少なくとも1つの炭化水素系ブロックコポリマーを含み、炭化水素系ブロックコポリマーに対する樹脂の重量比が1/1から4/1の範囲である。
好ましくは、炭化水素系ブロックコポリマーに対する樹脂の重量非は、2.5/1から3.5/1の範囲である。
好ましい実施形態によれば、樹脂は、水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマーから選択される。
炭化水素系ブロックコポリマー(または炭化水素系ブロックコポリマーの混合物)は、組成物の総重量に対して0.1から10重量%、好ましくは0.5から5重量%、より好ましくは1から3重量%の範囲の含量で存在することができる。
一実施形態によれば、炭化水素系ブロックコポリマーは、本発明による組成物中に、炭化水素系ブロックコポリマーに対する樹脂の重量比が1/1から4/1の範囲となる含量で存在する。
好ましい実施形態によれば、炭化水素系ブロックコポリマーに対する樹脂の重量比は、2.5/1から3.5/1の範囲である。
(他の油のための増粘剤)
本発明の組成物は、炭化水素系ブロックコポリマーに加えて、ポリマー性油-増粘剤、鉱油-増粘剤、およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの油-増粘剤を含むことができる。
本発明の組成物は、炭化水素系ブロックコポリマーに加えて、ポリマー性油-増粘剤、鉱油-増粘剤、およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの油-増粘剤を含むことができる。
本発明の組成物に存在するポリマー性油-増粘剤は、オレフィンの重合によって形成されるアモルファスポリマーとすることができる。オレフィンは、特に、エチレン性不飽和を有するエラストマーモノマーとすることができる。オレフィンの例としては、特に1つまたは2つのエチレン性不飽和を有し、2個から5個の炭素原子を有するエチレン性炭化物、例えばエチレン、プロピレン、ブタジエンまたはイソプレンを挙げることができる。
ポリマー性油-増粘剤は、組成物の有機相を増粘またはゲル化することができる。用語「アモルファスポリマー」とは、結晶形態ではないポリマーを意味することを企図する。ポリマー性増粘剤は、また、フィルムを形成することができる、すなわち、皮膚に塗布した時に、フィルムを形成することができる。
ポリマー性油-増粘剤は、特に、以下から選択することができる:
-(α)少なくとも32個の炭素原子を含むジカルボン酸から選択される少なくとも1つの酸、例えば脂肪酸ダイマーと、(β)アルキレンジアミン、特にエチレンジアミンとの縮合から得られるポリアミドタイプの重縮合物であって、ポリアミドポリマーは、12個から30個の炭素原子を含む少なくとも1つの飽和直鎖モノアルコールまたは飽和直鎖モノアミンでエステル化またはアミド化された少なくとも1つのカルボン酸末端基を含む重縮合物、特にエチレンジアミン/ジリノレン酸ステアリルコポリマー、例えばArizona Chemical社の名称Uniclear 100 VG(登録商標);
-以下のタイプのシリコーンポリマー:
1)水素相互作用をもたらすことができる少なくとも2つの基を含むポリオルガノシロキサンタイプであって、これら2つの基がポリマー鎖内に位置しているポリオルガノシロキサンタイプ;ならびに/または
2) 水素相互作用をもたらすことができる少なくとも2つの基を含むポリオルガノシロキサンタイプであって、これら2つの基がグラフトもしくは分枝に位置しているポリオルガノシロキサンタイプ。
-(α)少なくとも32個の炭素原子を含むジカルボン酸から選択される少なくとも1つの酸、例えば脂肪酸ダイマーと、(β)アルキレンジアミン、特にエチレンジアミンとの縮合から得られるポリアミドタイプの重縮合物であって、ポリアミドポリマーは、12個から30個の炭素原子を含む少なくとも1つの飽和直鎖モノアルコールまたは飽和直鎖モノアミンでエステル化またはアミド化された少なくとも1つのカルボン酸末端基を含む重縮合物、特にエチレンジアミン/ジリノレン酸ステアリルコポリマー、例えばArizona Chemical社の名称Uniclear 100 VG(登録商標);
-以下のタイプのシリコーンポリマー:
1)水素相互作用をもたらすことができる少なくとも2つの基を含むポリオルガノシロキサンタイプであって、これら2つの基がポリマー鎖内に位置しているポリオルガノシロキサンタイプ;ならびに/または
2) 水素相互作用をもたらすことができる少なくとも2つの基を含むポリオルガノシロキサンタイプであって、これら2つの基がグラフトもしくは分枝に位置しているポリオルガノシロキサンタイプ。
水素結合をもたらすことができる基は、エステル、アミド、スルホンアミド、カルバメート、チオカルバメート、ウレア、ウレタン、チオウレア、オキサミド、グアニジノおよびビグアニジノ基、ならびに、それらの組み合わせから選択することができる。
本発明の組成物における構造化剤として使用されるシリコーンポリマーは、ポリオルガノシロキサンタイプのポリマー、例えば文献US-A-5 874 069、US-A-5 919 441、US-A-6 051 216、およびUS-A-5 981 680に記載されているものである。
特に、シリコーンポリマーは、水素相互作用をもたらすことができる単位がポリマー鎖内に置かれている前記したポリオルガノシロキサンである。
シリコーンポリマーは、より具体的には、一般式I:
[式中、
1)R4、R5、R6 およびR7は同じであるかまたは異なっていてもよく、以下:
-直鎖、分岐または環状の、飽和または不飽和のC1〜C40炭化水素系基、該基は、その鎖の中に1つまたは複数の酸素、硫黄、および/または窒素原子を含んでいてもよく、かつ部分的または全体的にフッ素原子で置換されていてもよい;
-場合により1つまたは複数のC1〜C4のアルキル基で置換されていてもよいC6〜C10のアリール基;
-1つまたは複数の酸素、硫黄および/または窒素原子を含むまたは含まないポリオルガノシロキサン鎖;
から選択される基を表し;
2) Xは、同じであるかまたは異なっていてもよく、直鎖または分岐のC1〜C30アルキレンジイル基を表し、該基はその鎖の中に1つまたは複数の酸素および/または窒素原子を含んでいてもよく;
3)Yは、飽和または不飽和の、C1〜C50の二価の直鎖または分岐アルキレン、アリーレン、シクロアルキレン、アルキルアリーレン、またはアリールアルキレン基であり、該基は、1つまたは複数の酸素、硫黄および/もしくは窒素原子を含んでいてよく、ならびに/または、置換基として以下の原子または原子の群:フッ素、ヒドロキシル、C3〜C8のシクロアルキル、C1〜C40のアルキル、C5〜C10のアリール、場合により1〜3のC1〜C3アルキル基で置換されているフェニル、C1〜C3のヒドロキシアルキルおよびC1〜C6のアミノアルキル基の1つを有することができる:あるいは
4)Yは、式:
1)R4、R5、R6 およびR7は同じであるかまたは異なっていてもよく、以下:
-直鎖、分岐または環状の、飽和または不飽和のC1〜C40炭化水素系基、該基は、その鎖の中に1つまたは複数の酸素、硫黄、および/または窒素原子を含んでいてもよく、かつ部分的または全体的にフッ素原子で置換されていてもよい;
-場合により1つまたは複数のC1〜C4のアルキル基で置換されていてもよいC6〜C10のアリール基;
-1つまたは複数の酸素、硫黄および/または窒素原子を含むまたは含まないポリオルガノシロキサン鎖;
から選択される基を表し;
2) Xは、同じであるかまたは異なっていてもよく、直鎖または分岐のC1〜C30アルキレンジイル基を表し、該基はその鎖の中に1つまたは複数の酸素および/または窒素原子を含んでいてもよく;
3)Yは、飽和または不飽和の、C1〜C50の二価の直鎖または分岐アルキレン、アリーレン、シクロアルキレン、アルキルアリーレン、またはアリールアルキレン基であり、該基は、1つまたは複数の酸素、硫黄および/もしくは窒素原子を含んでいてよく、ならびに/または、置換基として以下の原子または原子の群:フッ素、ヒドロキシル、C3〜C8のシクロアルキル、C1〜C40のアルキル、C5〜C10のアリール、場合により1〜3のC1〜C3アルキル基で置換されているフェニル、C1〜C3のヒドロキシアルキルおよびC1〜C6のアミノアルキル基の1つを有することができる:あるいは
4)Yは、式:
(式中、
-Tは、直鎖または分岐の、飽和または不飽和のC3〜C24の三価または四価の炭化水素系基を表し、該基は、場合によってポリオルガノシロキサン鎖で置換されていてもよく、O、NおよびSから選択される1つまたは複数の原子を含むことができ、あるいは、Tは、N、PおよびAlから選択された三価の原子を表し、そして
-R8は、直鎖または分岐のC1〜C30のアルキル基、またはポリオルガノシロキサン鎖を表し、該基および鎖は、1つまたは複数のエステル、アミド、ウレタン、チオカーバメート、ウレア、チオウレア、スルホンアミド基を含んでいてもよく、ポリマーの別の鎖に結合されていてもよくまたは結合されていなくともよい)
に対応する基を表し;
5) 基Gは、同じであるかまたは異なっていてもよく、
-Tは、直鎖または分岐の、飽和または不飽和のC3〜C24の三価または四価の炭化水素系基を表し、該基は、場合によってポリオルガノシロキサン鎖で置換されていてもよく、O、NおよびSから選択される1つまたは複数の原子を含むことができ、あるいは、Tは、N、PおよびAlから選択された三価の原子を表し、そして
-R8は、直鎖または分岐のC1〜C30のアルキル基、またはポリオルガノシロキサン鎖を表し、該基および鎖は、1つまたは複数のエステル、アミド、ウレタン、チオカーバメート、ウレア、チオウレア、スルホンアミド基を含んでいてもよく、ポリマーの別の鎖に結合されていてもよくまたは結合されていなくともよい)
に対応する基を表し;
5) 基Gは、同じであるかまたは異なっていてもよく、
(式中、
R9は、ポリマーのR9の少なくとも50%が水素原子を表し、ポリマーのG基の少なくとも2つが、
R9は、ポリマーのR9の少なくとも50%が水素原子を表し、ポリマーのG基の少なくとも2つが、
以外の基であることを条件として、水素原子、または、直鎖もしくは分岐のC1〜C20のアルキル基を表す)
から選択される二価の基を表し;
6)nは、2〜500、好ましくは2〜200の範囲の整数であり、mは、1〜1000、好ましくは1〜700、より好ましくは6〜200の範囲の整数である]
に対応する少なくとも1つの単位を含むポリマーとすることができる。
から選択される二価の基を表し;
6)nは、2〜500、好ましくは2〜200の範囲の整数であり、mは、1〜1000、好ましくは1〜700、より好ましくは6〜200の範囲の整数である]
に対応する少なくとも1つの単位を含むポリマーとすることができる。
本発明によれば、ポリマーのR4、R5、R6 およびR7の80%は、好ましくは、メチル、エチル、フェニルおよび3,3,3-トリフルオロプロピル基から選択される。
有用な実施形態によれば、水素相互作用をもたらすことができる基は、式-C(O)NH-および-NH-C(O)-のアミド基である。
この場合、構造化剤は、式(III)または(IV):
[式中、R4、R5、R6 、R7、X、Y、mおよびnは、前記のとおりである]
の少なくとも1つの単位を含むポリマーとすることができる。
の少なくとも1つの単位を含むポリマーとすることができる。
これら式(III)または(IV)のポリアミドにおいては、mは、1から700、特に15から500、特には50から200の範囲であり、nは、特に1から500、好ましくは1から100、より好ましくは4から25の範囲であり、
-Xは、好ましくは、1から30個の炭素原子、特に1から20個の炭素原子、特には5から15個の炭素原子、より特には10個の炭素原子を含む直鎖または分枝アルケン鎖であり、
-Yは、好ましくは、環および/または不飽和基を含んでいてもよい、1から40個の炭素原子、特に1から20個の炭素原子、より好ましくは2から6個の炭素原子、特には6個の炭素原子を含む直鎖または分枝であるアルキレン鎖であり、
-単糖あたり1から6個、特には2から4個のヒドロキシル基を含み、置換または非置換アルキル鎖で置換されているガラクトマンナン、例えばC1からC6、特にはC1からC3アルキル鎖およびその混合物でアルキル化されたグアーガム。
-Xは、好ましくは、1から30個の炭素原子、特に1から20個の炭素原子、特には5から15個の炭素原子、より特には10個の炭素原子を含む直鎖または分枝アルケン鎖であり、
-Yは、好ましくは、環および/または不飽和基を含んでいてもよい、1から40個の炭素原子、特に1から20個の炭素原子、より好ましくは2から6個の炭素原子、特には6個の炭素原子を含む直鎖または分枝であるアルキレン鎖であり、
-単糖あたり1から6個、特には2から4個のヒドロキシル基を含み、置換または非置換アルキル鎖で置換されているガラクトマンナン、例えばC1からC6、特にはC1からC3アルキル鎖およびその混合物でアルキル化されたグアーガム。
本発明の組成物は、また、少なくとも1つの鉱油-増粘剤、例えば有機親和性クレーまたはヒュームドシリカを含むことができる。
有機親和性クレーは、クレーを油性媒体で膨張できるようにする化学化合物で改変されたクレーである。
クレーは、それ自身既によく知られた製品であり、例えば、著作「Mineralogie des argiles[Mineralogy of clays], S. Caillere, S. Henin, M. Rautureau, 第2版, 1982年, Masson」に開示されている。この教示は、参照として本明細書に取り込む。
クレーは、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、ナトリウム、カリウムおよびリチウムカチオンならびにそれらの混合物から選択することができるカチオンを含むケイ酸塩である。
このような製品例としては、スメクタイトファミリーのクレー、例えばモンモリロナイト、ヘクトライト、ベントナイト、バイデライトまたはサポナイト、ならびに、バーミキュライト、ステベンス石、緑泥石の各ファミリのクレーを挙げることができる。
これらのクレーは、天然起源のものであっても合成起源のものであってもよい。好ましくは、皮膚などのケラチン物質に対して化粧的に適合し、かつ許容可能なクレーを使用する。
有機親和性クレーは、モンモリロナイト、ベントナイト、ヘクトライト、アタパルジャイト、セピオライト、およびそれらの混合物から選択することができる。クレーがベントナイトまたはヘクトライトであると好ましい。
これらのクレーは、第4級アミン、第3級アミン、酢酸アミン、イミダゾリン、アミンソープ、脂肪酸硫酸、アルキルアリールスルホネート、アミンオキシド、およびそれらの混合物から選択される化学物質で改変することができる。
有機親和性クレーとしては、クオターニウム-18ベントナイト、例えば、Rheox社による名称Bentone 3、Bentone 38およびBentone 38V、United Catalyst社によるTixogel VP、ならびにSouthern Clay社によるClaytone 34、Claytone 40およびClaytone XLで販売されている製品;ステラルコニウムベントナイト、例えば、Rheox社による名称Bentone 27、United Catalyst社によるTixogel LG、ならびにSouthern Clay社によるClaytone AFおよびClaytone APAで販売されている製品;クオターニウム-18/ベンズアルコニウムベントナイト、例えば、Southern Clay社による名称Claytone HTおよびClaytone PSで販売されている製品を挙げることができる。
ヒュームドシリカは、水素-酸素火炎中での揮発性ケイ素化合物の高温加水分解によって細粒シリカを製造することによって得ることができる。このプロセスにより、多数のシラノール基をその表面に有する親水性シリカを得ることが可能になる。そのような親水性シリカは、例えば、「Aerosil 130(登録商標)」、「Aerosil 200(登録商標)」、「Aerosil 255(登録商標)」、「Aerosil 300(登録商標)」および「Aerosil 380(登録商標)」の名でDegussa社により、また「Cab-O-Sil HS-5(登録商標)」、「Cab-O-Sil EH-5(登録商標)」、「Cab-O-Sil LM-130(登録商標)」、「Cab-O-Sil MS-55(登録商標)」および「Cab-O-Sil M-5(登録商標)」の名でCabot社によって販売されている。
化学反応によってシラノール基の数を減少させて、親水性シリカの表面を化学的に改変させることがよって可能である。シラノール基は、特に、疎水性基と置換させることができ、この場合、疎水性シリカをもたらす。
疎水性基は次のものでありうる:
-ヘキサメチルジシラザンの存在下でヒュームドシリカを処理することにより特に得られる、トリメチルシロキシル基;このようにして処理されたシリカは、CTFA(1995年6版)によれば「シリカシリレート」として知られる。それらは、例えば、「Aerosil R812(登録商標)」の参名でDegussa社により、また「Cab-O-Sil TS-530(登録商標)」でCabot社によって販売されている;
-ポリジメチルシロキサンまたはジメチルジクロロシランの存在下でヒュームドシリカを処理することにより特に得られる、ジメチルシリルオキシまたはポリジメチルシロキサン基;このようにして処理されたシリカは、CTFA(1995年6版)によれば「シリカジメチルシリレート」として知られる。それらは「Aerosil R972(登録商標)」および「Aerosil R974(登録商標)」の参照名でDegussa社により、また「Cab-O-Sil TS-610(登録商標)」および「Cab-O-Sil TS-720(登録商標)」でCabot社によって販売されている。
-ヘキサメチルジシラザンの存在下でヒュームドシリカを処理することにより特に得られる、トリメチルシロキシル基;このようにして処理されたシリカは、CTFA(1995年6版)によれば「シリカシリレート」として知られる。それらは、例えば、「Aerosil R812(登録商標)」の参名でDegussa社により、また「Cab-O-Sil TS-530(登録商標)」でCabot社によって販売されている;
-ポリジメチルシロキサンまたはジメチルジクロロシランの存在下でヒュームドシリカを処理することにより特に得られる、ジメチルシリルオキシまたはポリジメチルシロキサン基;このようにして処理されたシリカは、CTFA(1995年6版)によれば「シリカジメチルシリレート」として知られる。それらは「Aerosil R972(登録商標)」および「Aerosil R974(登録商標)」の参照名でDegussa社により、また「Cab-O-Sil TS-610(登録商標)」および「Cab-O-Sil TS-720(登録商標)」でCabot社によって販売されている。
ヒュームドシリカは、好ましくは、ナノメートルからマイクロメートル、例えば5から200nmの範囲の粒子サイズを有する。
鉱油-増粘剤は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、0.5から7重量%、好ましくは1から5重量%、より好ましくは1から3重量%の範囲の含量で存在することができる。
油-増粘剤は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、0.1から20重量%、好ましくは0.5から15重量%、より好ましくは1から10重量%の範囲の総含量で存在することができる。
(水相)
本発明による組成物は、水相を含むことができる。
本発明による組成物は、水相を含むことができる。
水相は水を含む。水は、コーンフラワーウォーターのようなフローラルウォーターおよび/またはビッテル(Vittel)水、ルーカス(Lucas)水またはラ・ロッシュ・ポセ(La Roche Posay)水および/または湧水(spring water)のような無機性の水であり得る。
水相は、また、
-2から6個の炭素原子を有するモノアルコールなどの水-混和性(室温で 25℃)である有機溶媒、例えば、エタノールまたはイソプロパノール;
-特に2から20個の炭素原子を有し、好ましくは2から10個の炭素原子を有し、優先的には2から6個の炭素原子を有するポリオール、例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコールまたはジエチレングリコール;
-(特に、3から16個の炭素原子を有する)グリコールエーテル、例えば、モノ-、ジ-またはトリプロピレングリコールのC1〜C4アルキルエーテル、あるいは、モノ-、ジ-またはトリエチレングリコールのC1〜C4アルキルエーテル;ならびに
-これらの混合物
を含みうる。
-2から6個の炭素原子を有するモノアルコールなどの水-混和性(室温で 25℃)である有機溶媒、例えば、エタノールまたはイソプロパノール;
-特に2から20個の炭素原子を有し、好ましくは2から10個の炭素原子を有し、優先的には2から6個の炭素原子を有するポリオール、例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコールまたはジエチレングリコール;
-(特に、3から16個の炭素原子を有する)グリコールエーテル、例えば、モノ-、ジ-またはトリプロピレングリコールのC1〜C4アルキルエーテル、あるいは、モノ-、ジ-またはトリエチレングリコールのC1〜C4アルキルエーテル;ならびに
-これらの混合物
を含みうる。
水相は、また、安定化剤、例えば塩化ナトリウム、二塩化マグネシウムおよび硫酸マグネシウムを含みうる。
水相は、また、水相に混和性の、水-可溶性または水-分散性化合物、例えば、ゲル化剤、フィルム形成剤、増粘剤または界面活性剤およびそれらの混合物を含みうる。
好ましくは、水相は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して1から95重量%、好ましくは3から80重量%、より好ましくは5から60重量%の含量で含みうる。
(粒子相)
本発明の組成物は、特に顔料、フィラーおよび/または真珠光沢剤、ならびにそれらの混合物を含みうる。
本発明の組成物は、特に顔料、フィラーおよび/または真珠光沢剤、ならびにそれらの混合物を含みうる。
好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、顔料を含みうる。
用語「顔料」は、液体有機相に不溶で、かつ組成物を着色および/または不透明にすることを意図された、無機または有機粒子を意味すると理解されるべきである。
顔料は無機または有機顔料とすることができる。顔料としては、金属酸化物、例えば酸化鉄(特に、黄、赤、褐色、および黒酸化鉄)、二酸化チタン、酸化セリウム、酸化ジルコニウムもしくは酸化クロム;マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、フェリックブルー、オキシ塩化ビスマス、真珠層、チタンもしくはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、着色した真珠光沢顔料、例えば酸化鉄で被覆したチタニウムマイカ、特にフェリックブルーもしくは酸化クロムで被覆したチタニウムマイカ、上記の有機顔料で被覆したチタニウムマイカ、およびオキシ塩化ビスマスをベースとする真珠光沢顔料、およびそれらの混合物の使用を挙げることができる。
酸化鉄または酸化チタン顔料を用いることが好ましい。
顔料は、組成物の有機相と適合させる疎水性化剤を用いて処理される。疎水性処理剤は、シリコーン、例えばメチコーン、ジメチコーン、またはペルフルオロアルキルシラン;脂肪酸、例えばステアリン酸;金属石けん、例えばアルミニウムジミリスタート、水素化獣脂グルタマートのアルミニウム塩、ペルフルオロアルキルホスファート、ペルフルオロアルキルシラン、ペルフルオロアルキルシラザン、ポリヘキサフルオロプロピレンオキシド、ペルフルオロアルキルペルフルオロポリエーテル基を含むポリオルガノシロキサン、およびアミノ酸;N-アシルアミノ酸またはその塩;レシチン、イソプロピルトリイソステアリルチタナート、およびそれらの混合物から選択することができる。
N-アシルアミノ酸は、8から22個の炭素原子を含むアシル基、例えば、2-エチルヘキサノイル、カプロイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、またはココイル基を含むことができる。これらの化合物の塩は、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ジルコニウム、亜鉛、ナトリウム、またはカリウム塩とすることができる。アミノ酸は、例えば、リシン、グルタミン酸、またはアラニンとすることができる。
上記化合物において用いた用語「アルキル」は、特に、1から30個の炭素原子、好ましくは5から16個の炭素原子を含むアルキル基を示す。
疎水性処理顔料は、特に、出願EP-A-1086683に記載されている。
顔料は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して0.01から50重量%、特に0.1から30重量%、好ましくは0.5から20重量%、特には0.5から15重量%の範囲の含量で存在することができる。
顔料以外に、本発明の組成物の粒子相は、フィラーおよび/または真珠光沢剤を含むことができる。
好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、フィラーを含みうる。
用語「フィラー」は、組成物が製造される温度に関わらず組成物の媒体に不溶である、有色または白色の、あらゆる形態の無機または有機固体粒子を意味すると理解されるべきである。
フィラーは、結晶学的形態(例えばラメラ、立方晶、六方晶、斜方晶など)に関わらず、任意の形態(血小板-形態、球状または長方形)の無機質でも有機質でもよい。タルク、雲母、シリカ、カオリン、ポリアミド(Nylon(登録商標))粉末、ポリ-β-アラニン粉末、ポリエチレン粉末、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリウレタン粉末、例えばToshiki社から名称Plastic Powder D-400で販売されているヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロイルヘキシルラクトンのコポリマー粉末、テトラフルオロエチレンポリマー(テフロン(登録商標))の粉末、ラウロイルリシン、でんぷん、窒化ホウ素、ポリマー中空微小球、例えばポリビニリデンクロライド/アクリロニトリルの微小球(例えばExpancel(登録商標)(Nobel Industrie社))またはアクリル酸コポリマーの微小球、シリコーン樹脂粉末、特にはシルセスキオキサン粉末(特に特許EP 293795に開示されているシリコーン樹脂粉末;例えばToshiba社のTospearls(登録商標))、ポリオルガノシロキサンエラストマー粒子、沈降性炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムおよび炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカ微小球、ガラスもしくはセラミックマイクロカプセル、炭素原子8〜22個、好ましくは炭素原子12〜18個を含む有機カルボン酸由来の金属せっけん、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、またはステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛およびミリスチン酸マグネシウム;硫酸バリウムならびにそれらの混合物を挙げることができる。
フィラーは、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して0.01から99重量%、好ましくは0.02から9重量%、優勢的には0.05から90重量%の総含量で存在することができる。
顔料およびフィラー以外に、本発明による組成物の微粒子相は、真珠光沢剤を含みうる。
用語「真珠光沢剤」は、特に特定の軟体動物の貝殻内で製造され、または合成される、組成物の媒体に不溶である虹色の粒子を意味することを理解すべきである。
真珠光沢剤は、白色真珠光沢剤、例えばチタンまたはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、着色した真珠光沢剤、例えば酸化鉄で被覆したチタニウムマイカ、特にフェリックブルーまたは酸化クロムで被覆したチタニウムマイカ、上記の有機顔料で被覆したチタニウムマイカ、およびオキシ塩化ビスマスをベースとする真珠光沢顔料から選択することができる。
真珠光沢剤は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、0.01から50重量%、好ましくは0.02から30重量%、優先的には0.5から20重量%の範囲の含量で存在することができる。
(付加的な染料)
本発明の組成物は、水溶性および脂溶性染料から選択される付加的な染料を含むことができる。
本発明の組成物は、水溶性および脂溶性染料から選択される付加的な染料を含むことができる。
水溶性染料は、例えば、ビート根液汁、メチレンブルーおよびキャラメルである。
用語「脂溶性染料」は、一般的に有機性であり、油などの脂肪物質に可溶である化合物を意味すると理解すべきである。
脂溶性染料は、例えば、スーダンレッド、D&C Red No.17、D&C Green No.6、β-カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&C Yellow No.11、D&C Violet No.2、D&C Orange No.5、キノリンイエロー、アナトーおよびブロモ酸である。
付加的な染料は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して、0.001から30重量%、好ましくは0.01から20重量%、優先的には0.02から10重量%の範囲の含量で存在することができる。
(付加的な通常の化粧品成分)
本発明の組成物は、特に抗酸化剤、芳香剤、防腐剤、中和剤、界面活性剤、サンスクリーン、ビタミン、湿潤剤、セルフ-タンニング化合物、抗シワ活性剤、エモリエント、親水性または疎水性活性剤、フリー-ラジカルスカベンジャー、デオドラント、金属イオン封鎖剤およびフィルム形成剤、ならびにそれらの混合物から選択することができる少なくとも1つの他の通常の化粧品成分を含むことができる。
本発明の組成物は、特に抗酸化剤、芳香剤、防腐剤、中和剤、界面活性剤、サンスクリーン、ビタミン、湿潤剤、セルフ-タンニング化合物、抗シワ活性剤、エモリエント、親水性または疎水性活性剤、フリー-ラジカルスカベンジャー、デオドラント、金属イオン封鎖剤およびフィルム形成剤、ならびにそれらの混合物から選択することができる少なくとも1つの他の通常の化粧品成分を含むことができる。
他の態様に従えば、本発明の一主題は、また、ロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂、およびそれらの混合物から選択される10000g/mol以下の数平均分子量を有する樹脂、ならびに、少なくとも1つの炭化水素系ブロックコポリマーを含む液体脂肪相を含む組成物を、皮膚に塗布することからなる、皮膚をメイクアップおよび/またはケアするための方法であって、前記炭化水素系ブロックコポリマーが、スチレン-エチレン/プロピレンジブロックコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエンジブロックコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエン-スチレントリブロックコポリマー、スチレン-イソプレン-スチレントリブロックコポリマーおよびスチレン-ブタジエン-スチレントリブロックコポリマーから選択され、前記炭化水素系ブロックコポリマーに対する樹脂の重量比が1/1から4/1の範囲である方法である。
好ましい実施形態によれば、メイクアップおよび/またはケア方法での組成物の炭化水素系ブロックコポリマーに対する樹脂の重量比が、2.5/1から3.5/1の範囲である。
好ましい実施形態によれば、メイクアップおよび/またはケア方法での組成物の樹脂は、水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマーから選択される。
(移り指数の測定)
皮脂存在下での、本発明による組成物で得られた堆積物の移り指数は、以下に示す測定方法に従って測定する。
皮脂存在下での、本発明による組成物で得られた堆積物の移り指数は、以下に示す測定方法に従って測定する。
ネオプレンフォームの層で構成される基材(正方形40mm×40mm)で、1つの面に粘着性があるもの(RE70X40 212Bの名称でJoint Technique Lyonnais Indsya社により販売されている)を用意する。内径24mmで厚さ約250μmをもつ粘着性クラウンを基材の非粘着面に取り付ける。組成物をクラウンの内側に塗布し、スライドグラスで平らにして組成物の堆積物が約250μmの厚さになるようにし、次いでクラウンを外して堆積物を37℃で20時間、オーブン中で乾燥させる。
次に、検力計(Imada Co. Ltd社のDPS-5R)を備えた圧縮機(Imada Co. Ltd社のStatif Manuel SV-1)に取り付けた直径27mmの末端部に、基材をその粘着面で付着させる。
写真品質のコート紙(参照名 Epson S041061、102g/m2)に幅4cm、長さ21cmのストリップを描き、このストリップの中に縦方向に4.2cmの長さのボックスを5個描く。紙を圧縮機の台に置く。
最初のボックスの中央に、10μlの人工皮脂を1滴垂らす。この人工皮脂は以下の組成を有する:
‐ トリオレイン 29%
‐ オレイン酸 28.5%
‐ オレイン酸オレイル 18.5%
‐ スクワレン 14%
‐ コレステロール 7%
‐ パルミチン酸コレステリル 3%
‐ トリオレイン 29%
‐ オレイン酸 28.5%
‐ オレイン酸オレイル 18.5%
‐ スクワレン 14%
‐ コレステロール 7%
‐ パルミチン酸コレステリル 3%
次いで、基材(組成物の試料を含む)を、約4kgの力を5秒間加えて、紙のストリップの最初のボックスに押し付ける。次いで、基材がストリップの長さ全体に接触するように、紙を一定の直線的動きでストリップの全長にわたり移動させる。ストリップの移動速度は約10cm/秒である。
次いで、紙のストリップに堆積した製品の跡を視覚的に観察する。0.5きざみで0から5までの範囲のグレードを、横断した最初のボックスから5番目まで、適宜、完全にまたは部分的に製品の跡が付いたボックスの数の関数として与える。
着色がない特定の製品については、製品の跡が見えるようにするために視覚化のステップが必要でありうる。一例として、移した製品との接触により着色反応を起こすことができる化合物を使用する。別の例によれば、可視域において少なくともいくらかのUV放射(ウッドランプ)を出す活性成分を試験される製品に配合する。
グレード5は、観察で、紙と基材の間に相対移動が起こった後で、基材上に製品が実質的に残っていない(10%以下)場合に与えられる。この場合、移りは、全部であると称してよい。
グレード5はまた、基材に残っている製品の量とは無関係に、製品の跡が5番目のボックスを超えて伸びている場合にも与えられる。
グレード0は、支持体上に存在する製品が紙のストリップに全く移行していない場合に与えられる。目に見える跡はシート上に観察されない。移りはないと称してよい。
慣例により、ボックスnとボックスn+1の間を分けている線は、ボックスnの一部を形成するものとする。
以下の表は、その他のグレードが、製品の跡がそこで終わっているボックス1から5における点数の関数として与えられる方式を説明している。これらのグレードについては、多かれ少なかれ製品が基材上に残る。その移りは部分的である。
本発明の組成物は、皮脂存在下で、3以下の、好ましくは2以下の、より好ましくは1.5以下の移り指数を有する堆積物を形成することができる。
本発明は、以下の実施例において、より詳細に表す。
(実施例1から7)
7つのファンデーションは、以下の一般的な処方を有する油中水型エマルジョンの形態で調製した。
7つのファンデーションは、以下の一般的な処方を有する油中水型エマルジョンの形態で調製した。
組成物中の水添スチレン/メチルスチレン/インデンコポリマーとスチレン-エチレン/ブチレン-スチレンブロックコポリマー(Regalite R 1100 + Kraton G1657M)の重量含量は、Y+Z=2.1%に固定する。
イソデカンの重量含量は、組成物中で一定である、すなわち、W+X=22.1%である。このイソドデカンの画分は、2つのポリマーを溶解するのに使用する。
水添スチレン/メチルスチレン/インデンコポリマーとスチレン-エチレン/ブチレン-スチレンブロックコポリマー(Regalite R 1100 + Kraton G1657M)の重量比率を変化させる。
(手順)
-相調製:
・A2の調製:加熱したナベの中で、Regalite R 1100を、90℃でイソドデカンで分散させ、その後に、Kraton G1657Mを加えて、完全に分散した時に、加熱と攪拌を停止する。
・顔料は、シクロペンタシロキサン中でスリーロールミルを用いて粉砕する(三回通過)。
・水相Bを加熱し、防腐剤および塩を分散させる。その後に、室温まで冷却する。
-相調製:
・A2の調製:加熱したナベの中で、Regalite R 1100を、90℃でイソドデカンで分散させ、その後に、Kraton G1657Mを加えて、完全に分散した時に、加熱と攪拌を停止する。
・顔料は、シクロペンタシロキサン中でスリーロールミルを用いて粉砕する(三回通過)。
・水相Bを加熱し、防腐剤および塩を分散させる。その後に、室温まで冷却する。
-エマルジョン調製:
・相A1の構成成分の重量を量り、Moritzスターラーを用いて室温で攪拌し、その後に、A2、A3、A4およびA5を加える。その際、各相の間で良くホモゲナイズし、必要であれば、攪拌速度を増すことに注意する。
・その後、脂肪相A全てを、冷水のバスに静置し、Moritxスターラーを用いて攪拌し、必要であるならば攪拌速度を増しながら、Bを徐々に加える。
・混合物を10分間攪拌し続ける。
・相A1の構成成分の重量を量り、Moritzスターラーを用いて室温で攪拌し、その後に、A2、A3、A4およびA5を加える。その際、各相の間で良くホモゲナイズし、必要であれば、攪拌速度を増すことに注意する。
・その後、脂肪相A全てを、冷水のバスに静置し、Moritxスターラーを用いて攪拌し、必要であるならば攪拌速度を増しながら、Bを徐々に加える。
・混合物を10分間攪拌し続ける。
皮脂存在下での実施例1から7の組成物の移り指数を計算する。
(結果)
実施例1は、水添スチレン/メチルスチレン/インデンコポリマー Regalite R 1100樹脂の存在により、皮脂存在下で3未満の移り指数を有する堆積物を得ることができることを示す。
更にその上、実施例3から7は、実施例1より低い移り指数であることを示す。それゆえ、水添スチレン/メチルスチレン/インデンコポリマー(樹脂)とスチレン-エチレン/ブチレン-スチレンブロックコポリマー(炭化水素系ブロックコポリマー)を組み合わせることによって、Regalite R 1100の樹脂のみを含む組成物に対して、組成物の非-移り性、保持力を改良することができる。
水添スチレン/メチルスチレン/インデンコポリマー/スチレン-エチレン/ブチレン-スチレンブロックコポリマー(Regalite R 1100/Kraton G1657M)の重量比が、1/1から3.5/1である場合、皮脂存在下での移り指数は2未満である。
最も好ましい結果(皮脂存在下での最も低い移り係数)は、3/1に近い樹脂(Regalite R 1100)/(Kraton G1657M)の重量比について観察される(実施例3)。
更にその上、皮膚に塗布した実施例1から7のファンデーションにより、メイクアップ呈示性、良好な保持力および良好な非-移り性を得ることができる。
Claims (13)
- ロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂、およびそれらの混合物から選択される250から5000g/molの範囲の数平均分子量を有する少なくとも1つの樹脂と、少なくとも1つの炭化水素系ブロックコポリマーとを含む液体脂肪相を含む皮膚用メイクアップまたはケア組成物。
- 前記樹脂が、水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマーから選択されるインデン樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
- 前記樹脂が、α-ピネン、β-ピネン、リモネン、およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つのモノマーの重合に由来するイソプレン二量体のジエン樹脂であることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
- 8から16個の炭素原子を含む炭化水素系油から選択される少なくとも1つの揮発油を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記炭化水素系ブロックコポリマーが、水添スチレン-ブチレン/エチレン-スチレントリブロックコポリマーとスチレン-エチレン/ブチレンジブロックコポリマーの混合物であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
- 炭化水素系ブロックコポリマーに対する樹脂の重量比が1/1から4/1の範囲、より好ましくは2.5/1から3.5/1の範囲であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
- -(α)少なくとも32個の炭素原子を含むジカルボン酸から選択される少なくとも1つの酸と、(β)アルキレンジアミンとの縮合から得られるポリアミドタイプの重縮合物であって、ポリアミドポリマーが、12個から30個の炭素原子を含む少なくとも1つの飽和直鎖モノアルコールまたは飽和直鎖モノアミンでエステル化またはアミド化された少なくとも1つのカルボン酸末端基を含む重縮合物;
-以下のタイプのシリコーンポリマー:
1)水素相互作用をもたらすことができる少なくとも2つの基を含むポリオルガノシロキサンであって、これら2つの基がポリマー鎖内に位置しているポリオルガノシロキサン;ならびに/または
2) 水素相互作用をもたらすことができる少なくとも2つの基を含むポリオルガノシロキサンであって、これら2つの基がグラフトもしくは分枝に位置しているポリオルガノシロキサン;
から選択されるポリマー性油-増粘剤であって、
前記水素相互作用をもたらすことができる基が、エステル、アミド、スルホンアミド、カルバメート、チオカルバメート、ウレア、ウレタン、チオウレア、オキサミド、グアニジノおよびビグアニジノ基、ならびに、それらの組み合わせから選択することができるポリマー性油-増粘剤を含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。 - 顔料および真珠光沢剤、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの粒子相を含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
- i)ロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂、およびそれらの混合物から選択される250から5000g/molの範囲の数平均分子量を有する少なくとも1つの樹脂;ならびに
ii)スチレン-エチレン/プロピレンジブロックコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエンジブロックコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエン-スチレントリブロックコポリマー、スチレン-イソプレン-スチレントリブロックコポリマーおよびスチレン-ブタジエン-スチレントリブロックコポリマーから選択される少なくとも1つの炭化水素系ブロックコポリマー;
を含む液体脂肪相を含む皮膚用メイクアップおよび/またはケア組成物であって、
前記炭化水素系ブロックコポリマーに対する前記樹脂の重量比が1/1から4/1の範囲、より好ましくは2.5/1から3.5/1の範囲である組成物。 - 前記樹脂が、水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマーから選択されることを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
- ロジン、ロジン誘導体、炭化水素系樹脂、およびそれらの混合物から選択される250から5000g/molの範囲の数平均分子量を有する樹脂と、少なくとも1つの炭化水素系ブロックコポリマーとを含む液体脂肪相を含む組成物を、皮膚に塗布することからなる、皮膚をメイクアップおよび/またはケアするための方法であって、
前記炭化水素系ブロックコポリマーが、スチレン-エチレン/プロピレンジブロックコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエンジブロックコポリマー、スチレン-エチレン/ブタジエン-スチレントリブロックコポリマー、スチレン-イソプレン-スチレントリブロックコポリマーおよびスチレン-ブタジエン-スチレントリブロックコポリマーから選択され、前記炭化水素系ブロックコポリマーに対する前記樹脂の重量比が1/1から4/1の範囲、より好ましくは2.5/1から3.5/1の範囲である方法。 - 前記樹脂が、水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマーから選択されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- 特に皮脂存在下での良好な耐移り性を有する堆積物、特に皮膚上でのメイクアップを得るための、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物の使用。
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