JP2007020787A - カイロ用不織布および使い捨てカイロ - Google Patents

カイロ用不織布および使い捨てカイロ Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、寸法安定性、柔軟性、肌触り性などに優れたカイロ用不織布及び、使い捨てカイロを提供することである
【解決手段】
目付が10〜50g/m2、平均繊維径が7〜30μmの長繊維不織布層(A)に少なくとも片面に目付け目付が20〜70g/m2、平均繊維径が7〜30μmの短繊維ウエブ層を積層し、流体交絡一体化した複合不織布において、前記複合不織布の目付けが30〜120g/m2、5%中間応力の目付け換算値がタテ0.5N/5cm以上、ヨコ0.05N/5cm以上、5N/5cm荷重時の幅入りが10%以下であり、該不織布の断面繊維構成が粗密であることを特徴とするカイロ用不織布。
【選択図】 なし

Description

本発明は使い捨てカイロ用不織布に関し、さらに詳しくは、肌触り、耐摩耗性、柔軟性の優れ、且つ、カイロ生産加工時の寸法安定性に優れたカイロ用不織布および、使い捨てカイロに関する。
従来、使い捨てカイロ分野、例えば、揉むカイロ、貼るカイロ等にスパンボンド不織布が、発熱組成物の包材として使用されている。特に、ポリアミドのスパンボンド不織布は、強度、柔軟性、耐熱性、寸法安定性などに優れているが、薄い感じでふくらみ感が不足するため、嵩高で、ソフトな感触性、肌触り性の向上が要望されている。
特許文献1には、潜在捲縮発現性ポリエステル複合繊維不織布を熱処理によって捲縮発現させ、医療用の「貼るカイロ」として、身体のフイット性が良く、保温効果に優れている使い捨てカイロが記載されているが、不織布自体が伸縮性を有するため、カイロへの生産加工時に、不織布の伸びが生じ、寸法安定性、加工安定性の低下が問題となる。
特許文献2には、セルロース系短繊維を水流交絡で製造した不織布が、肌触り、保水性に優れたカイロ用表面材が記載されている。しかし、この表面材は、水流交絡不織布を用いるので、肌触りが良いが、強度の問題や、カイロへの生産加工時に不織布の伸びや幅入りが生じやすく、加工時の寸法安定性が低下するという問題がある。
特許文献3には、柔軟で繊維触感を持ちながら、発熱体の熱を有効に活かす、保温効率の良好な使い捨て保温具が記載されている。しかしながら、この保温具は、嵩高性、柔軟性には優れているが、加工時の寸法安定性の低下、耐磨耗性の低下等の問題がある。
特開平2003−204983号公報 特開平2003−339753号公報 特開平2004−041299号公報
本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決し、カイロへの生産加工時の寸法安定性が良好であり、立毛感がありソフトな感触を有し、柔軟性、肌触り性、及び耐摩耗性などに優れたカイロ用不織布及び、使い捨てカイロを提供することである。
本発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討した結果、熱可塑性合成長繊維不織布と短繊維不織布とを特定割合で積層し、流体交絡で一体化複合させることで、カイロ生産加工時の寸法安定性、耐摩耗性、柔軟性、肌触り性に優れたカイロ用不織布を得ることを見出し本発明に到達したものである。
上記課題を達成するために本願で特許請求される発明は以下の通りである。
(1)目付が8〜50g/m2、平均繊維径が7〜30μmの熱可塑性長繊維不織布層(A)の少なくとも片面に、目付け20〜70g/m2、平均繊維径が7〜30μmの短繊維ウエブ層(B)を積層し、流体交絡一体化した複合不織布であって、該複合不織布の目付けが30〜120g/m2、5%伸張時の応力の目付け換算値がタテ0.5N/5cm以上、ヨコ0.05N/5cm以上、5N/5cm荷重時の幅入り率が10%以下であることを特徴とするカイロ用不織布。
(2)前記複合不織布における前記長繊維ウェブ層(A)と短繊維ウェブ層(B)の重量比A:Bが、(10〜60):(90〜40)であることを特徴とする上記(1)に記載のカイロ用不織布。
(3)前記複合不織布の嵩密度が0.10〜0.25g/cm3であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のカイロ用不織布。
(4)前記熱可塑性長繊維不織布層の透水量が100L/m2・sec以上であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のカイロ用不織布。
(5)前記複合不織布の厚み変化量が0.05〜0.5mmであることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載のカイロ用不織布。
(6)前記短繊維ウェブ層が、ポリエステル短繊維と低融点繊維が混合していることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載のカイロ用不織布。
(7)前記熱可塑性長繊維不織布層が、ポリアミド長繊維、ポリエステル長繊維、脂肪族ポリエステル長繊維、およびポリプロピレン長繊維から選ばれる少なくとも一つからなることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載のカイロ用不織布。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかに記載のカイロ用不織布に熱可塑性樹脂フイルムとを、ラミネートした通気性を有する包材と、該包材に収容された、空気の存在下で発熱する発熱組成物とを有することを特徴とする使い捨てカイロ。
本発明のカイロ用不織布は、熱可塑性長繊維不織布に短繊維ウェブを特定重量割合で積層して、流体交絡処理にて一体複合化したものである。その結果、複合不織布の5%伸張時の抗張力が大きく、伸びにくい特性を有し、荷重時の寸法安定性が良好であり、5N/5cm荷重時の幅入り率が10%以下であり、カイロの生産加工における不織布の搬送工程での寸法安定性が極めて良好である。
さらに、長繊維と短繊維が流体交絡されているため、耐磨耗性、柔軟性、肌触り性、保温性に優れている。しかも、外表面を短繊維層側とすることにより、嵩高でフエルト状の外観を有し、表面に立毛を有するためソフトな触感を有し、外観品位と触感に優れた包材とすることができる。この包材に発熱組成物を充填することによって、使い捨ての揉むカイロ、または片面に粘着剤を塗布した貼るカイロとすることができる。
本発明の不織布は、熱可塑性長繊維不織布と、短繊維ウェブ層とが、流体交絡で一体化した複合不織布であり、好ましくは、構成繊維が緻密化されて配列している熱可塑性長繊維不織布と、嵩高で疎な構造を有する短繊維ウェブ層とが、流体交絡で一体化した複合不織布である。
本発明の複合不織布の構造的特徴は、連続フイラメントが積層されて部分熱圧着で表裏一体化接合された緻密構造を有する熱可塑性合成長繊維不織布と、繊維長が10mm〜100mmの範囲である短繊維ウェブとが、液体交絡で三次元に渡って交絡して一体化されていることである。このような構造では、長繊維不織布の繊維間隙に短繊維が入り込み、不織布の厚み方向に渡って長繊維と短繊維が絡み、容易に短繊維が脱落し難くなる。
このため、複合不織布の断面は粗密の構造となり、密な構造の長繊維の表面に粗な構造の立毛した短繊維が長繊維と交絡して存在する構造となる。従って、得られた複合不織布は、表面が立毛状態であり、柔軟性、肌触り性、耐磨耗性に優れ、カイロ生産加工工程、例えば発熱材料の製袋加工工程等の走行張力に対し、幅入りが極めて少なく、寸法安定性に優れたものとなる。また、使い捨てカイロとして使用した場合、手で揉む操作を繰り返しても、短繊維の脱落が少なく、磨耗時の耐毛羽立ち性も優れている。
本発明における長繊維不織布は、目付が8〜50g/m2 、好ましくは15〜40g/m2の範囲であり、平均繊維径は7〜30μm、好ましくは、10〜25μmの範囲である。目付けが8g/m2より少ないと、強度や、寸法安定性が低下するし、50g/m2を超えると繊維構造が緻密になり過ぎ、流体交絡性が低下するという問題が起きる。平均繊維径が7μmよりも小さいと、強度が低下し、緻密な構造になりすぎ、流体交絡性が低下し、30μmを超えると、繊維が太くなりすぎ、柔軟性が低下する。
熱可塑性長繊維不織布の嵩密度は0.1〜0.3g/cm3の範囲であり、短繊維ウェブの嵩密度は0.001〜0.06g/cm3の範囲であり、複合不織布全体としての嵩密度は0.1〜0.25g/cm3の範囲であることが好ましい。
長繊維不織布を構成する繊維としては、熱可塑性合成繊維であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリプロピレンなどのポリオレフイン系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、共重合ポリエステルなどのポリエステル系繊維、ナイロン-6、ナイロン-66、共重合ナイロンなどのポリアミド系繊維、鞘がポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリエステル、芯がポリプロピレン、ポリエステルなどの組み合わせから成る芯鞘構造等の複合繊維、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートなどの生分解性繊維などの繊維などが用いられる。繊維としては、単独でもよく、又2種以上の繊維を積層して用いることもできる。繊維の断面形状としては、丸型、及び扁平型、C型、Y型、V型などの異形断面などが用いられる。
本発明における長繊維不織布の製造は、従来公知のスパンボンド法が好ましく用いられる。得られる不織布の部分熱圧着率は5〜30%、好ましくは7〜25%の範囲であることが、強度、寸法安定性、及び流体交絡性などの点から好ましい。部分熱圧着率がこの範囲を外れると、強度、寸法安定性、及び流体交絡性が低下する。
流体交絡性を考慮すると、部分熱圧着部は流体の透過を阻害するため、熱圧着部としては、1個ごとに比較的小さな面積で、均等に、狭い間隔で分布していることが好ましい、例えば、1個あたりの面積が0.1〜10mm2、間隔が1〜15mmであることが好ましい。
流体交絡において、長繊維不織布の透水性は100L/m2・sec以上が好ましく、より好ましくは150〜500L/m2・secである。透水性がこの範囲にあると、流体交絡時の流体の透過性がよく、さらに、真空による脱液性も良好となる。
なお、本発明において、流体交絡とは、例えば、高圧水流を用いた水流交絡が挙げられる。
本発明における短繊維ウェブは、目付が20〜70g/m2 、好ましくは25〜60g/m2であり、
平均繊維径が7〜30μm、好ましくは、10〜25μmである。目付けが20g/m2より小さいと、強度や、目付の均一性が低下し、70g/m2超えると繊維構造が嵩高になり、流体交絡性が低下する。平均繊維径が7μmより小さいと、強度が低下し、緻密な構造となりやすく流体交絡性が低下し、30μmを超えると柔軟性が低下する。
短繊維を構成する繊維としては、カイロ用包材として使用する場合、発熱組成物に含まれる水分を吸水しない素材が適切であり、疎水性繊維を主体に構成することが好ましい。なお、レーヨン繊維、その他セルロース繊維、天然繊維などの親水性繊維は、発熱組成物中の含有水分に影響を与えない程度に混合してもよい。
親水性繊維を含有した短繊維ウェブは、カイロ用包材の外表面に用いると、発熱組成物中の含有水分への影響を減少できるので好ましい。
熱可塑性合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリプロピレンなどのポリオレフイン系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、共重合ポリエステルなどのポリエステル系繊維、ナイロン-6、ナイロン-66、共重合ナイロンなどのポリアミド系繊維、鞘がポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリエステル、芯がポリプロピレン、ポリエステルなどの組み合わせから成る芯鞘構造等の複合繊維、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートなどの生分解性繊維などの繊維などが用いられる。セルロース系の短繊維ウェブでもよく、コットン、レーヨン、リオセル、キュプラ、ポリノジック等が好適である。
繊維の種類としては、単独でもよく、又2種以上の繊維を積層、混合して用いることもできる。特に、低融点繊維との混合繊維で結合が向上でき、またレーヨン繊維、セルロース繊維等の親水性繊維との混繊で、肌触り性、吸水性などが向上でき、混合比率30重量%以下で好ましく用いられる。
短繊維の繊維長は、10〜100mmが好ましく、より好ましくは、20〜80mmである。繊維長が10mmより短いと、カードウエブの開繊性が低下する、一方100mmを超えると、長繊維との絡み性が低下する。
本発明における短繊維ウェブ層の製造は、従来公知のカード法などの開繊処理をし、クロスレイヤーの積層でウッブを形成することにより行なわれる。なお、ウェブ形成後、必要に応じて、ニードルパンチ機などの交絡を施してもよい。
本発明における複合不織布は、長繊維不織布層(A)と短繊維ウェブ層(B)の重量比A:Bが(10〜60):(90〜50)であり、好ましくは、(15〜55):(85〜45)、より好ましくは、(20〜50):(80〜50)である。
A層が10重量%未満では(B層が90重量%を超えると)B層の割合が多くなり、柔軟性、肌触り性が良いが、強度、寸法安定性が低下する。一方、A層が60重量%を超えると、強度、寸法安定性が良いが、柔軟性、肌触り性が低下する。
本発明における流体交絡の複合方法は、公知のスパンレース加工機が採用される。例えば長繊維不織布層の上に、少なくとも片面に短繊維ウエブ層を積層させ、金網製、ポリエステル繊維製などの網目を有するネット状の多孔性支持体上に設置してから、加圧流体を噴射ノズルから噴射して、流体交絡させる。
噴射ノズルの孔径は、0.05〜2.0mm、好ましくは0.1〜0.5mm、噴射ノズル間隔は0.2〜10mm、好ましくは0.3〜5mmであり、噴射圧は0.5Mpa〜15Mpa、好ましくは1Mpa〜12Mpaであり、噴射ノズルと、多孔性支持体との間隔は、1〜15cm、好ましくは2〜10cmである。
本発明における流体交絡は、長繊維不織布の水の透水量が大きいことが、液流の透過性が良好であり、真空脱水を行う上でも好ましい。例えば、長繊維不織布の透水量が100L/m2・sec以上、好ましくは150〜500L/m2・secである。透水特性が大きくなると、長繊維不織布自体が透水しやすくなり、噴射ノズルからの流水が通過し易くなる。一方、透水性が低い場合、透水し難くなり、噴射ノズルの水が不織布表面で跳ね返り、流体交絡性が低下する。
本発明に用いる流体交絡において、多孔質支持体上に長繊維不織布と短繊維ウェブを積層し、短繊維ウェブの上面から、加圧流体を噴射させ、多孔質支持体の下面から、スリット状の真空装置を用いて、脱液することにより、スムーズな流体交絡ができる。
本発明における複合不織布の目付けは、30〜120g/m2、好ましくは35〜100g/m2、より好ましくは、40〜80g/m2である。目付け30g/m2未満では、強度、寸法安定性が低下する、一方120g/m2を超えると、強度、寸法安定性が良いが、柔軟性が低下する。
本発明における複合不織布の嵩密度は、0.10〜0.25g/cm3、好ましくは、0.12〜0.23g/cm3であり、特に好ましくは、0.15〜0.21g/cm3の範囲である。
嵩密度が0.10g/cm3未満では、繊維密度が低下し、耐磨耗性、寸法安定性が低下し、一方、0.25g/cm3を超えると繊維密度が高くなり、耐磨耗性、寸法安定性が良くなるが、柔軟性が低下する
本発明における複合不織布の剥離強度は、長繊維層と、短繊維ウェブ層の流体交絡状態によって定まり、剥離強度が大きいことは、交絡接合が強固に行われていることを表す。該剥離強度は、0.5N/5cm以上、好ましくは、1N/5cm以上である。
本発明の複合不織布の表面は毛羽立ち状態において、短繊維と長繊維の交絡が強固に行われており、耐摩耗性が3級以上、好ましくは、3.5級以上である。耐摩耗性は、JIS-L-1906の学振摩擦強度測定方法で、荷重250g、摩擦子にモス織物を付け、100回摩耗させて判定する。耐磨耗性3級以上では、磨耗による毛羽立ちが殆ど無く、良好な磨耗性を有する。耐摩耗性が3級未満では、磨耗による毛羽の発生、繊維の脱落が多くなる。
本発明における複合不織布の寸法安定性を示す指標として、5%伸張時の中間応力の目付け換算値を用い、中間応力(N)/目付け(g/m2)で求めることができる。不織布の伸びにくさを示すものであり、数値が大きいほど寸法安定性が良好といえる。本発明の複合不織布の5%伸張時の中間応力の目付け換算値のタテ方向の値は、0.5N/5cm以上、ヨコ0.05N/5cmであり、好ましくはタテ0.7N/5cm以上、ヨコ0.07N/5cm以上であり、より好ましくはタテ1.0N/5cm以上、ヨコ0.10N/5cmである。
更に、カイロの生産加工時の加工安定性を示す指標として、例えば発熱材料の製袋工程等を想定して、不織布に一定荷重を掛けた時の不織布の幅入り率が少ないことが挙げられる。
本発明における複合不織布においては、タテ方向の5N/5cmの荷重時における幅入り率が10%以下、好ましくは5%以下、より好ましくは3.5%以下である。
5%伸張時の中間応力が大きいと、不織布とフイルムとの貼り合わせ加工時あるいは製袋加工時において、伸びに対する抵抗力が大きく、そのため、張力による幅入りが少なく、寸法安定に優れる。5%伸張時の中間応力の目付け換算値が、タテ0.5N/5cm未満、5N/5cmの荷重時における幅入り率が10%を超えると、不織布としての寸法安定性が低下し、加工時に幅入りし易く、カイロの生産加工工程が不安定となり、短繊維の脱落も生じ易くなる。
本発明における複合不織布の層間剥離強度は、長繊維層(A)と、短繊維層(B)との交絡の程度を示すものであり、タテ方向では、1N/5cm以上、好ましくは2N/5cm以上であり、ヨコ方向では、1N/5cm以上、好ましくは1.5N/5cm以上である。層間剥離強度が1N/5cm未満では、短繊維層が剥離し易くなり、脱落し易くなる。
本発明における複合不織布の厚み変化量は、荷重に対する不織布の厚みの変化を示すものであり、具体的には、表面層の短繊維層の厚みが荷重により、厚み方向に変化することを示し、この値は、肌触り性、柔軟性に大きく係わる指標である。例えば、荷重100g/cm2での厚み変化量が、0.05〜0.50mm、好ましくは、0.08〜0.40mm、より好ましくは0.10〜0.35mmであると肌触り性、柔軟性が良好である。厚み変化量が0.05mm未満では、緻密で硬い肌触りであり、柔軟性が低下すし、一方、0.50mmを超えると、荷重に対する厚みのヘタリ感が強く、粗な構成であり、繊維の脱落や、毛羽立ちがし易くなる。
本発明における複合不織布をカイロ用不織布として用い、熱可塑性樹脂フイルムとラミネートした、通気性を有する包材に、空気の存在下で発熱する発熱組成物を収容して封止することにより、本発明の使い捨てカイロが得られる。この場合、ラミネートする面の反対側に短繊維ウェブ層を配置することが好ましい。
この包材の少なくとも一面において、発熱組成物を発熱させるために、空気の通気性が必要である。包材に通気性を与えるには、複合不織布に押し出フイルムをラミネートした後、孔をあける方法、または有孔フイルムと不織布とをラミネートする方法があげられる。熱可塑性樹脂フイルムとしては、例えば、ポリエチレン、メタロセン触媒を用いた直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン/エチレンー酢酸ビニール共重合物、ポリエチレン/エチレンアクリル酸塩共重合物、ポリアミドなどの単一または、2種以上の積層フイルムなどが用いられる。
複合不織布とフィルムのラミネートは、通常の方法、例えば、樹脂フイルムの一層または多層の押出ラミネート方法、コロナ処理などのフイルムに接着剤を塗布させ、不織布と合わせて加熱および/加圧で接着させる方法、熱圧着で接着させる方法等がある。
発熱組成物としては、空気の存在下で発熱するものであれば特に制限はない。例えば、鉄粉などの金属紛、金属塩化物、金属硫化物、反応助剤、水及び水を吸収する保湿材(例えば、活性炭、木紛、シリカゲル、リンター等)、添加物などの混合物が用いられる。本発明における使い捨てカイロは、例えば複合不織布を袋体形状にし、この袋体に発熱組成物を収容してから外周部を熱融着することで得られる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。なお、例中の特性は、下記の方法で測定した。
(1) 目付:試料20cm×25cmを、3箇所切り取り重量測定し、目付に換算、平均値から求める。
(2) 厚み:直径10mmの加圧子で、荷重10Kpaにて10カ所測定し、平均値から求める。
厚み変化量(mm)は、KES圧縮特性方式を用いて、荷重10Kpa時の厚みから、荷重0時の厚みへの変化量(mm)で示す。
(3) 平均繊維径(μm):電子顕微鏡で500倍の拡大写真をとり、10本の平均値で求める。(4)平均みかけ密度(g/cm3):目付と、荷重10KPaの厚みから単位容積あたりの重量を3箇所の平均値で求める。
(5)引張強度(N/5cm、5%伸張時の中間応力):JIS-L-1906に準じ、引張試験機で、幅5cm、長さ30cm試料を切り取り、つかみ間隔10cm、引張速度10cm/minで5%伸張時の中間応力、破断強度を縦,横それぞれ3箇所測定し3点の平均値で求める。
(6)5N荷重時の幅入り率(%):JIS-L-1906に準じ、引張試験機で、幅5cm、長さ30cm試料を切り取り、つかみ間隔10cm、引張速度10cm/minで、タテ方向に5Nの荷重を掛け、30秒間後、中央部の幅を測定し、幅入り率を測定する。
(7)剥離強度(N/5cm):JIS−K−6854のT字90度剥離法に基づいて測定し平均値で示す。
(8)耐摩擦性(級):学振摩擦機で荷重250g、回数100回摩耗して目視判定する。
× 1級 毛羽立ちが甚だしい。
△ 2級 毛羽立ちが少しある。
○ 3級 毛羽立ちが殆んどない。
◎ 4級 毛羽立ちが全くない。
(9)肌触り性:手の平に触れた感触で判定する。
○:立毛感があり、ソフトで柔軟な感触である。
△:立毛感が弱く、ソフトな感触が少し劣る。
×:立毛感がなく、ソフト性がなく、薄っぺらい感触である。
(10)透水量(L/m2・sec):JIS−A−1218法(定水位試験法)に準じる。水位を一定にして、単位面積当たりの透水量を測定する。
(11)柔軟性(mm):JIS−L−1906法 45度カンチレバー法に準じる。
[実施例1〜4、比較例1,2]
実施例1において、公知のスパンボンド法を用いて、ナイロン長繊維(丸断面、平均繊維径15μm)からなる不織布(目付け20g/m2、部分熱圧着率7%)とし、次いで、ナイロン短繊維(丸断面、平均繊維径17μm、繊維長51mm、目付け40g/m2)をカード機で開繊してからプレニードルパンチ機(針番手40番、針深さ12mm、突き密度30回/cm2)で交絡させた短繊維ウエブ層をナイロン長繊維に積層し、金網ネット状に載せ、噴射ノズル径0.2mm、噴射孔間隔1.5mm、初期噴射圧10Mpaで短繊維層側を上面として予備流体交絡をおこない、次いで、噴射圧12Mpa、噴射ノズルとネット間隔7cm、速度50m/minで2回目の短繊維層側から流体交絡処理を行い、脱水、乾燥して複合不織布を得た。
実施例2は、公知のスパンボンド法で、ポリエステル長繊維(丸断面、平均繊維径14μm)からなる不織布を使用(目付け15g/m2、部分熱圧着率11%)、ポリエステル短繊維(丸断面、平均繊維径12μm、繊維長38mm)70重量%、低融点の共重合ポリエステル短繊維(融点130℃、丸断面、平均繊維径18μm、繊維長38mm)30重量%との混合短繊維ウエブ層(目付け30g/m2)を実施例1と同様に形成させて積層し、実施例1と同様に、短繊維側を上面として流体交絡を行い、脱水、乾燥して複合不織布を得た。
実施例3は、公知のスパンボンド法で、ポリピロピレン長繊維(異形断面の捲縮繊維、平均繊維径19μm)からなる不織布を使用(目付け40g/m2、部分熱圧着率5%)、ポリエステル短繊維(丸断面、平均繊維径12μm、繊維長38mm)70重量%、低融点の共重合ポリエステル短繊維(丸断面、平均繊維径18μm、繊維長38mm)30重量%との混合繊維ウエブ層(目付け35g/m2) を実施例1と同様に形成させて積層し、実施例1と同様に流体交絡を行い、脱水、乾燥して複合不織布を得た。
実施例4は、公知のスパンボンド法で、ポリエステル長繊維(丸断面、平均繊維径14μm)からなる不織布を使用(目付け12g/m2、部分熱圧着率20%)、ポリエステル短繊維(丸断面、平均繊維径14μm、繊維長51mm)50重量%、レーヨン短繊維(異形断面、平均繊維径16μm、繊維長51mm)50重量%との混合繊維ウエブ層(目付け40g/m2) を実施例1と同様に形成させて積層し、実施例1と同様に流体交絡を行い、脱水、乾燥して複合不織布を得た。
比較例1は、公知のスパンボンド法で、ポリエステル長繊維(丸断面、平均繊維径14μm)からなる不織布(目付け50g/m2、部分熱圧着率25%)を、更に、実施例1と同様に流体交絡を行い、脱水、乾燥して不織布を得た。
比較例2は、実施例4の短繊維層と同様のポリエステル短繊維(丸断面、平均繊維径14μm、繊維長51mm)50重量%、レーヨン短繊維(異形断面、平均繊維径16μm、繊維長51mm)50重量%との混合繊維を、カード機で開繊してからプレニードルパンチ機(針番手40番、針深さ12mm、突き密度30回/cm2)で交絡させたウエブ層(目付け50g/m2)を、更に、実施例1と同様に流体交絡を行い、脱水、乾燥して不織布を得た。
Figure 2007020787
表1に示したように、本発明の実施例のカイロ用不織布は、磨耗強度は3級以上で毛羽立ちが少なく、幅入り率は3.2%以下と寸法安定性に優れ、厚み変化量は0.2〜0.35mmであり、立毛感のあるソフトな感触で肌触り性、柔軟性、に優れており、剥離強度も1.4N/5cm以上と優れた耐剥離性を有する。
一方、比較例1は、長繊維不織布のみからなるものであり、強度、寸法安定性、耐摩耗性に優れているが、厚み変化量が小さく、柔軟性が悪く、肌触り性などが劣る。比較例2の短繊維のみからなる不織布は、柔軟性、肌触り性に優れているが、強度、寸法安定性、耐摩耗性に劣るものであった。
本発明のカイロ用不織布によれば、熱可塑性合成長繊維不織布と短繊維不織布とを特定割合で積層し、流体交絡で一体化複合させることで、カイロ生産加工時の寸法安定性、耐摩耗性、柔軟性、肌触り性、保温性に優れており、使い捨てカイロ、例えば揉むカイロ、貼るカイロの包材として極めて好適である。さらに、短繊維層を包材の外層に用いた使い捨てカイロでは、フエルト状の外観で、表面に立毛を有する触感で、外観品位の良いものであり、特に有用であるといえる。

Claims (8)

  1. 目付が8〜50g/m2、平均繊維径が7〜30μmの熱可塑性長繊維不織布層(A)の少なくとも片面に、目付け20〜70g/m2、平均繊維径が7〜30μmの短繊維ウェブ層(B)を積層し、流体交絡で一体化した複合不織布であって、該複合不織布の目付けが30〜120g/m2、該複合不織布の寸法安定性として、5%伸張時の応力の目付け換算値がタテ0.5N/5cm以上、ヨコ0.05N/5cm以上であり、5N/5cm荷重時の幅入り率が10%以下であることを特徴とするカイロ用不織布。
  2. 前記複合不織布における前記長繊維ウェブ層(A)と短繊維ウェブ層(B)の重量比A:Bが、(10〜60):(90〜40)であることを特徴とする請求項1に記載のカイロ用不織布。
  3. 前記複合不織布の嵩密度が0.10〜0.25g/cm3であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカイロ用不織布。
  4. 前記熱可塑性長繊維不織布層の透水量が100L/m2・sec以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカイロ用不織布。
  5. 前記複合不織布の厚み変化量が0.05〜0.5mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカイロ用不織布。
  6. 前記短繊維ウェブ層が、ポリエステル短繊維と低融点繊維が混合していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカイロ用不織布。
  7. 前記熱可塑性長繊維不織布層が、ポリアミド長繊維、ポリエステル長繊維、脂肪族ポリエステル長繊維、およびポリプロピレン長繊維から選ばれる少なくとも一つからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカイロ用不織布。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のカイロ用不織布に熱可塑性樹脂フイルムとを、ラミネートした通気性を有する包材と、該包材に収容された、空気の存在下で発熱する発熱組成物とを有することを特徴とする使い捨てカイロ。
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