JP2007020045A - 電子カメラ - Google Patents

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秀史 岡田
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Abstract

【構成】 CMOSイメージセンサ14の撮像面には、垂直方向および水平方向に広がる複数の受光素子が配列される。初期状態では、TG16は、撮像面14iを既定数の垂直列ずつ水平方向に走査する。撮像面で生成された電荷は、かかる走査によってCMOSイメージセンサ14から読み出される。被写界像は、CMOSイメージセンサ14から出力された電荷に基づいて、信号処理回路18および切り出し回路24によって作成される。作成された被写界像の水平方向における倍率は、パンニング動作が行われたとき、水平ズーム回路26aによって変更される。
【効果】 パンニング動作の途中で撮影された被写界像の歪みが抑制される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にたとえばCMOSイメージセンサを用いたディジタルカメラに適用され、撮像面で生成された電荷に基づいて被写界像を再現する、電子カメラに関する。
従来のこの種の電子カメラの一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、入射光量が少ないときは、まずノイズ信号が読み出され、次にフォトダイオードで生成された光変換信号が読み出される。このような読み出し動作は、1行ずつ順次実行される。さらに、後続する行のフォトダイオードへの光の入射時間が先行する行のフォトダイオードへの光の入射時間よりも長く事態を回避するために、メカニカルシャッタが併用される。
一方、入射光量が多いときは、光変換信号およびノイズ信号の読み出し順序が逆にされる。まず、メカニカルシャッタが全開になってから全画素内の増幅MOSのゲートが同時にリセットされ、全てのフォトダイオードで生成された光変換信号が増幅MOSのゲートに同時に転送される。これによって、メカニカルシャッタの走行速度に関係なく、全画素の光変換信号が増幅MOSのゲートに同時に保持される。光変換信号が読み出されると、増幅MOSのゲートが再度リセットされ、その後にノイズ信号が読み出される。
上述のいずれの読み出し動作を行う場合でも、光変換信号に含まれるノイズは、光変換信号からノイズ信号を減算することで除去される。ここで、増幅MOSの閾値のばらつきは増幅MOSのゲートのリセットに依存しないため、このばらつきに起因するノイズは、読み出し順序に関係なく、上述の減算処理によって正確に除去される。
これに対して、増幅MOSのリセットに起因するノイズは、光変換信号の読み出しとノイズ信号の読み出しとの間でリセットが行われることから、上述の減算処理で除去することができない。ただし、リセットの起因するノイズは閾値のばらつきに起因するノイズに比べて十分小さいため、入射光量が多いときは、リセットノイズを無視することかできる。
特開2002−320141号公報[H04N 5/335, 5/235, H01L 27/146]
従来技術では、入射光量が多いときに、全画素の光変換信号が一括して増幅MOSに転送される。これによって、高速で動く被写体を撮影したときに被写体像に歪みが発生する現象が抑えられる。しかし、入射光量が小さいときは、フォトダイオードで生成された光変換信号が1行ずつ読み出される。このため、暗い場所で高速で動く被写体を撮影すると、被写界像の上下または左右に歪みが生じてしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、パンニング動作の途中で撮影された被写界像の歪みを入射光量に関係なく抑制することができる、電子カメラを提供することである。
請求項1の発明に従う電子カメラ(10)は、垂直方向および水平方向に広がる複数の受光素子(PD)が配列された撮像面(14i)を有する撮像手段(14)、複数の受光素子によって生成された電荷を読み出すべく撮像面を既定数の垂直列ずつ水平方向に走査する第1走査手段(S1, S27)、撮像手段から出力された電荷に基づいて被写界像を作成する作成手段(18, 24)、およびパンニング動作が行われたとき作成手段によって作成された被写界像の水平方向における倍率を変更する第1変更手段(26a)を備える。
撮像手段の撮像面には、垂直方向および水平方向に広がる複数の受光素子が配列される。第1走査手段は、複数の受光素子によって生成された電荷を読み出すべく、撮像面を既定数の垂直列ずつ水平方向に走査する。被写界像は、撮像手段から出力された電荷に基づいて、作成手段によって作成される。作成手段によって作成された被写界像の水平方向における倍率は、パンニング動作が行われたとき、第1変更手段によって変更される。
撮像面を既定数の垂直列ずつ水平方向に走査することで、同じ垂直列の上端および下端の間での走査タイミングのずれが大幅に減少する一方、同じ水平行の左端および右端の間での走査タイミングのずれが大幅に増大する。水平方向における走査タイミングのずれの増大は、パンニング動作が行われたときに被写界に存在する物体の水平サイズが拡大/縮小される現象を引き起こす。
そこで、請求項1の発明では、パンニング動作が行われたときに被写界像の水平方向における倍率を変更するようにしている。これによって、パンニング動作の途中で撮影された被写界像の歪みが抑制される。
請求項2の発明に従う電子カメラは、請求項1に従属し、作成手段によって作成される被写界像は撮像面によって捉えられた被写界の一部に対応する画像であり、作成手段によって作成される被写界像の水平サイズを第1変更手段によって変更された倍率に対応するサイズに設定する設定手段(S37)をさらに備える。これによって、倍率が変更された被写界像の水平サイズを既定サイズに合わせることができる。
請求項3の発明に従う電子カメラは、請求項2に従属し、設定手段によって設定されるサイズは第1変更手段によって変更された倍率が大きいほど小さい。
請求項4の発明に従う電子カメラは、パンニング動作の速度を検出する第1検出手段(S29)、および第1変更手段によって変更される倍率を第1検出手段によって検出された速度に基づいて算出する第1算出手段(S33, S35)をさらに備える。これによって、被写界像の水平方向における歪みを正確に補正することができる。
請求項5の発明に従う電子カメラは、請求項1ないし4のいずれかに従属し、第1走査手段は右および左の一方から他方へ向かう第1特定方向に走査し、第1変更手段は、パンニング動作の方向が第1特定方向と一致するとき倍率を拡大し、パンニング動作の方向が第1特定方向と相違するとき倍率を縮小する。これによって、水平方向における歪み補正が的確に実現される。
請求項6の発明に従う電子カメラは、請求項1ないし5のいずれかに従属し、撮像面を既定数の水平行ずつ垂直方向に走査する第2走査手段(S13)、チルティング動作が行われたとき第1走査手段に代えて第2走査手段を起動する起動手段(S7)、および第2走査手段の走査処理に関連して作成手段によって作成される被写界像の垂直方向における倍率を変更する第2変更手段(26b)をさらに備える。
撮像面を既定数の水平行ずつ垂直方向に走査することで、同じ水平行の左端および右端の間での走査タイミングのずれが大幅に減少する一方、同じ垂直列の上端および下端の間での走査タイミングのずれが大幅に増大する。垂直方向における走査タイミングのずれの増大は、チルティング動作が行われたときに被写界に存在する物体の垂直サイズが拡大/縮小される現象を引き起こす。
そこで、請求項6の発明では、チルティング動作が行われたときに被写界像の垂直方向における倍率を変更するようにしている。これによって、チルティング動作の途中で撮影された被写界像の歪みが抑制される。
請求項7の発明に従う電子カメラは、請求項6に従属し、チルティング動作の速度を検出する第2検出手段(S15)、および第2変更手段によって変更される倍率を第2検出手段によって検出された速度に基づいて算出する第2算出手段(S19, S21)をさらに備える。これによって、被写界像の数直方向における歪みを正確に補正することができる。
請求項8の発明に従う電子カメラは、請求項6または7に従属し、第2走査手段は上および下の一方から他方へ向かう第2特定方向に走査し、第2変更手段は、チルティング動作の方向が第2特定方向と一致するとき倍率を拡大し、チルティング動作の方向が第2特定方向と相違するとき倍率を縮小する。これによって、垂直方向における歪み補正が的確に実現される。
この発明によれば、撮像面を既定数の垂直列ずつ水平方向に走査するとともに、パンニング動作が行われたときに水平方向の倍率変更処理を実行することによって、パンニング動作の途中で撮影された被写界像の歪みを入射光量に関係なく抑制することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の電子カメラ10は、光学レンズ12を含む。被写界の光学像は、光学レンズ12を介してCMOSイメージセンサ14の撮像面14i(図2参照)に照射される。図2に示すように、水平方向および垂直方向に広がる複数の受光素子PD,PD,…が、撮像面14iに配列される。撮像面14iは、図3に示す色フィルタ14fによって覆われる。
色フィルタ14fを形成するフィルタ要素はR(Red),G(Green)またはB(Blue) の色を有し、1つのフィルタ要素が1つの受光素子PDに対応する。したがって、各々の受光素子PDで生成される電荷量は、R,GまたはBの光量を反映する。複数の受光素子PD,PD,…で生成された電荷は、垂直走査回路14vおよび水平走査回路14hの走査態様に従う順序でCMOSイメージセンサ14から出力される。
電源が投入された当初、CPU38は、TG16,信号処理回路18,メモリ制御回路20およびセレクタ28に設定される処理態様を“V−H走査”に設定し、水平ズーム倍率Hzoomおよび垂直ズーム倍率Vzoomの各々を“1.0”に設定し、そして水平切出サイズHcutおよび垂直切出サイズVcutをそれぞれ“Hs”および“Vs”に設定する。
ここで、水平ズーム倍率Hzoomは水平ズーム回路26aに設定されるズーム倍率であり、垂直ズーム倍率Vzoomは垂直ズーム回路26aに設定されるズーム倍率である。また、水平切出サイズHcutおよび垂直切出サイズVcutはそれぞれ、切り出し回路24によって切り出されるエリアの水平サイズおよび垂直サイズを示す。
CPU38はまた、チルティング動作が発生したとき、処理態様を“H−V走査”に切り換え、チルティング速度TSに基づいて垂直ズーム倍率Vzoomおよび垂直切出サイズVcutを更新する。垂直ズーム倍率Vzoomは、チルティング動作が下から上に向かうとき数1に従って算出され、チルティング動作が上から下に向かうとき数2に従って算出される。また、垂直切出サイズVcutは、数3に従って算出される。
[数1]
Vzoom=1/(TS*K)
K:定数
[数2]
Vzoom=TS*K
[数3]
Vcut=Vs/Vzoom
CPU38はさらに、パンニング動作が発生したとき、処理態様を“V−H走査”に戻し、パンニング速度PSに基づいて水平ズーム倍率Hzoomおよび水平切出サイズHcutを更新する。水平ズーム倍率Hzoomは、パンニング動作が右から左に向かうとき数4に従って算出され、パンニング動作が左から右に向かうとき数5に従って算出される。また、水平切出サイズHcutは、数6に従って算出される。
[数4]
Hzoom=1/(PS*K)
[数5]
Hzoom=PS*K
[数6]
Hcut=Hs/Hzoom
パンニング動作およびチルティング動作のいずれも中断されたとき、CPU38は、設定を初期状態に戻す。なお、チルティング動作の速度および方向は、加速度センサ42aの出力に基づいて検出される。また、パンニング動作の速度および方向は、加速度センサ42bの出力に基づいて検出される。
TG16は、設定された処理態様に対応するタイミング信号を、垂直同期信号Vsyncは発生する毎に垂直走査回路14vおよび水平走査回路14hに与える。“H−V走査”が設定されたとき、垂直走査回路14vおよび水平走査回路14hは、撮像面14iに配列された複数の受光素子PD,PD,…を1水平行ずつ垂直方向に走査する。“V−H走査”が設定されたとき、垂直走査回路14vおよび水平走査回路14hは、撮像面14iに配列された複数の受光素子PD,PD,…を1垂直列ずつ水平方向に走査する。
つまり、図4(A)に示すチルティング動作が行われたとき、撮像面14iは図4(B)に示す要領で走査される。また、初期状態あるいは図5(A)に示すパンニング動作が行われたとき、撮像面14iは図5(B)に示す要領で走査される。垂直同期信号Vsyncは1/30秒毎に発生し、上述の走査によってCMOSイメージセンサ14から出力された電荷によって形成される生画像信号は、30fpsのフレームレートを有する。
なお、初期状態においてV−H走査を行うのは、チルティング動作よりも頻繁に発生し易いパンニング動作に備えるためである。
信号処理回路18は、CMOSイメージセンサ14から出力された各フレームの生画像信号にA/D変換,色分離,白バランス調整,YUV変換などの一連の処理を施す。被写界像を形成する各々の画素の処理態様は、CPU38の設定に応じて異なる。YUV形式の画像データは、“H−V走査”または“V−H走査”に従う順序で1/30秒毎に信号処理回路18から出力され、バスB1を介してメモリ制御回路20に与えられる。
メモリ制御回路20は、信号処理回路18から与えられた各フレームの画像データを、CPU38によって設定された処理態様でSDRAM22に書き込む。この結果、SDRAM22に格納された画像データは、“H−V走査”および“V−H走査”の間で共通する配列を有することとなる。メモリ制御回路20は、SDRAM22に格納された画像データを1/30秒毎に読み出す。このとき、画像データによって表現される被写界像は、1水平行ずつ垂直方向に走査される。メモリ制御回路20によって読み出された画像データは、バスB1を介して切り出し回路24に与えられる。
切り出し回路24は、上述の水平切出サイズHcutおよび垂直切出サイズVcutを有する切り出しエリアを、バスB1から入力された画像データによって表現される被写界像上に割り当てる。
下から上へ向かうチルティング動作が発生したとき、切り出しエリアは図4(C)に示す要領で被写界像上に割り当てられ、上から下へ向かうチルティング動作が発生したとき、切り出しエリアは図4(D)に示す要領で被写界像上に割り当てられる。
また、右から左へ向かうパンニング動作が発生したとき、切り出しエリアは図5(C)に示す要領で被写界像上に割り当てられ、左から右へ向かうパンニング動作が発生したとき、切り出しエリアは図5(D)に示す要領で被写界像上に割り当てられる。
切り出し回路24は、こうして割り当てられた切り出しエリアに属する一部の画像データを水平ズーム回路26aおよび垂直ズーム回路26bに向けて出力する。水平ズーム回路26aは、与えられた画像データに水平ズーム倍率Hzoomに従うズーム処理を実行し、ズームされた画像データをセレクタ28に与える。垂直ズーム回路26bも同様に、与えられた画像データに垂直ズーム倍率Vzoomに従うズーム処理を実行し、ズームされた画像データをセレクタ28に与える。
セレクタ28は、“H−V走査”が設定されたとき垂直ズーム回路26bからの画像データを選択し、“V−H走査”が設定されたとき水平ズーム回路26aからの画像データを選択する。選択された画像データは、図4(E)または図5(E)に示すように、水平サイズ“Hs”および垂直サイズ“Vs”を有する。
選択された画像データは、ビデオエンコーダ30によるエンコード処理を経てLCDモニタ32から出力される。モニタ画面には、被写界を現すリアルタイム動画像が表示される。
キー入力装置40によって記録操作が行われると、CPU38は、記録処理回路34を起動する。セレクタ28から出力された画像データは、記録処理回路34によって記録媒体36に記録される。
CPU38は、図6〜図8に示すフロー図に従う撮影タスクを含む複数のタスクを実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ44に記憶される。
まずステップS1で初期化処理を行う。TG16,信号処理回路18,メモリ制御回路20およびセレクタ28の処理態様は、“V−H走査”に設定される。また、水平ズーム倍率Hzoomおよび垂直ズーム倍率Vzoomの各々は“1.0”に設定され、水平切出サイズHcutおよび垂直切出サイズVcutはそれぞれ“Hs”および“Vs”に設定される。
ステップS3では、垂直同期信号Vsyncが発生したか否かを判別する。ここでYESであれば、ステップS5で加速度センサ42aおよび42bの出力を取り込む。ステップS7ではチルティング動作が発生したか否かを加速度センサ42aの出力に基づいて判別し、ステップS9ではパンニング動作が発生したか否かを加速度センサ42bの出力に基づいて判別する。ステップS7でYESであればステップS11に進み、ステップS9でYESであればステップS25に進み、ステップS7およびS9のいずれもNOであればステップS1に戻る。
ステップS11では現時点の処理態様が“H−V走査”であるか否かを判別し、YESであれば直接ステップS15に進む一方、NOであればステップS13で処理態様を“H−V走査”に変更してからステップS15に進む。ステップS15では加速度センサ42aの出力に基づいてチルティング速度TSを算出し、ステップS17ではチルティング動作の方向が下から上であるか否かを加速度センサ42aの出力に基づいて判別する。
チルティング動作の方向が下から上であればステップS17からステップS19に進み、数1に従って垂直ズーム倍率Vzoomを算出する。チルティング動作の方向が上から下であればステップS17からステップS21に進み、数2に従って垂直ズーム倍率Vzoomを算出する。垂直ズーム倍率Vzoomが求められるとステップS23に進み、垂直切出サイズVcutを数3に従って変更する。変更処理が完了すると、ステップS3に戻る。
ステップS25では現時点の処理態様が“V−H走査”であるか否かを判別し、YESであれば直接ステップS29に進む一方、NOであればステップS27で処理態様を“V−H走査”に変更してからステップS29に進む。ステップS29では加速度センサ42bの出力に基づいてパンニング速度PSを算出し、ステップS31ではパンニング動作の方向が右から左であるか否かを加速度センサ42bの出力に基づいて判別する。
パンニング動作の方向が右から左であればステップS31からステップS33に進み、数4に従って水平ズーム倍率Hzoomを算出する。パンニング動作の方向が左から右であればステップS31からステップS35に進み、数5に従って水平ズーム倍率Hzoomを算出する。水平ズーム倍率Hzoomが求められるとステップS37に進み、水平切出サイズHcutを数6に従って変更する。変更処理が完了すると、ステップS3に戻る。
以上の説明から分かるように、CMOSイメージセンサ14の撮像面14iには、垂直方向および水平方向に広がる複数の受光素子PD,PD,…が配列される。初期状態では、垂直走査回路14vおよび水平走査回路14hは、撮像面14iを既定数(=1)の垂直列ずつ水平方向に走査する。複数の受光素子PDによって生成された電荷は、かかる走査によって読み出される。被写界像は、CMOSイメージセンサ14から出力された電荷に基づいて、信号処理回路18および切り出し回路24によって作成される。作成された被写界像の水平方向における倍率は、パンニング動作が行われたとき、水平ズーム回路26aによって変更される。
撮像面14iを既定数の垂直列ずつ水平方向に走査することで、同じ垂直列の上端および下端の間での走査タイミングのずれが大幅に減少する一方、同じ水平行の左端および右端の間での走査タイミングのずれが大幅に増大する。水平方向における走査タイミングのずれの増大は、パンニング動作が行われたときに被写界に存在する物体の水平サイズが拡大/縮小される現象を引き起こす。
そこで、この実施例では、パンニング動作が行われたときに被写界像の水平方向における倍率を変更するようにしている。これによって、パンニング動作の途中で撮影された被写界像の歪みが抑制される。
なお、この実施例では、“H−V走査”が設定されたとき、各々の水平行は上から下に走査されるが、これに代えて各々の水平行を下から上に走査するようにしてもよい。同様に、この実施例では、“V−H走査”が設定されたとき、各々の垂直列は左から右に走査されるが、これに代えて各々の垂直列を右から左に走査するようにしてもよい。
また、この実施例では、パンニング動作またはチルティング動作の発生に応答して走査態様やズーム倍を変更するようにしているが、パンニング動作またはチルティング動作は手振れによよっても発生する。したがって、走査態様やズーム倍率は、手振れの態様によって変更されるとも言える。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図1実施例に適用されるCMOSイメージセンサの構成の一例を示すブロック図である。 図2実施例の撮像面を覆う色フィルタの構成の一例を示す図解図である。 (A)は撮影シーンの他の一例を示す図解図であり、(B)は撮像面の走査態様の他の一例を示す図解図であり、(C)は下から上へのチルティング動作を行ったときに生成される被写界像の一例を示す図解図であり、(D)は上から下へのチルティング動作を行ったときに生成される被写界像の一例を示す図解図であり、(E)は表示画像の他の一例を示す図解図である。 (A)は撮影シーンの一例を示す図解図であり、(B)は撮像面の走査態様の一例を示す図解図であり、(C)は右から左へのパンニング動作を行ったときに生成される被写界像の一例を示す図解図であり、(D)は左から右へのパンニング動作を行ったときに生成される被写界像の一例を示す図解図であり、(E)は表示画像の一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …電子カメラ
14 …CMOSイメージセンサ
18 …信号処理回路
24 …切り出し回路
26a …水平ズーム回路
26b …垂直ズーム回路
32 …LCDモニタ
38 …CPU
42a,42b …加速度センサ

Claims (8)

  1. 垂直方向および水平方向に広がる複数の受光素子が配列された撮像面を有する撮像手段、
    前記複数の受光素子によって生成された電荷を読み出すべく前記撮像面を既定数の垂直列ずつ水平方向に走査する第1走査手段、
    前記撮像手段から出力された電荷に基づいて被写界像を作成する作成手段、および
    パンニング動作が行われたとき前記作成手段によって作成された被写界像の水平方向における倍率を変更する第1変更手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記作成手段によって作成される被写界像は前記撮像面によって捉えられた被写界の一部に対応する画像であり、
    前記作成手段によって作成される被写界像の水平サイズを前記第1変更手段によって変更された倍率に対応するサイズに設定する設定手段をさらに備える、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記設定手段によって設定されるサイズは前記第1変更手段によって変更された倍率が大きいほど小さい、請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記パンニング動作の速度を検出する第1検出手段、および
    前記第1変更手段によって変更される倍率を前記第1検出手段によって検出された速度に基づいて算出する第1算出手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 前記第1走査手段は右および左の一方から他方へ向かう第1特定方向に走査し、
    前記第1変更手段は、前記パンニング動作の方向が前記第1特定方向と一致するとき前記倍率を拡大し、前記パンニング動作の方向が前記第1特定方向と相違するとき前記倍率を縮小する、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. 前記撮像面を既定数の水平行ずつ垂直方向に走査する第2走査手段、
    チルティング動作が行われたとき前記第1走査手段に代えて前記第2走査手段を起動する起動手段、および
    前記第2走査手段の走査処理に関連して前記作成手段によって作成される被写界像の垂直方向における倍率を変更する第2変更手段をさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載の電子カメラ。
  7. 前記チルティング動作の速度を検出する第2検出手段、および
    前記第2変更手段によって変更される倍率を前記第2検出手段によって検出された速度に基づいて算出する第2算出手段をさらに備える、請求項6記載の電子カメラ。
  8. 前記第2走査手段は上および下の一方から他方へ向かう第2特定方向に走査し、
    前記第2変更手段は、前記チルティング動作の方向が前記第2特定方向と一致するとき前記倍率を拡大し、前記チルティング動作の方向が前記第2特定方向と相違するとき前記倍率を縮小する、請求項6または7記載の電子カメラ。
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