JP2007018436A - 本人認証方法、本人認証システム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 現金自動預払機20が、取得した生体データに基づいて特徴量を算出して生体認証データを生成し、キャッシュカード50の参照生体認証データの特徴量と比較し、類似度を算出する。そして、類似度が第2基準値未満の場合は認証を拒否し、類似度が第2基準値以上で第1基準値未満の場合は、アラーム回数を加算してキャッシュカード50に記録する。そして、アラーム連続履歴回数が所定回数以上になった場合、ホストシステム30が、更新用パスワードを利用者データ記憶部32に記録するとともに、この利用者の連絡先に通知する。そして、現金自動預払機20にて入力された更新用パスワードと利用者データ記憶部32の更新用パスワードとが一致した場合、キャッシュカード50の参照生体認証データを更新する。
【選択図】 図1
Description
された更新用パスワードを前記利用者データ記憶手段に記録し、前記利用者の連絡先に前記更新用パスワードを通知する処理を行う段階と、前記サーバが、前記認証装置で入力された更新用パスワードを含む更新要求を受信した場合、前記受信した更新用パスワードと前記利用者データ記憶手段の更新用パスワードとを比較し、一致した場合、前記認証装置に対して参照生体認証データの更新を指示し、前記認証装置が、前記記録媒体の参照生体認証データを更新する段階とを実行することを要旨とする。
請求項1又は4に記載の発明によれば、認証装置が、取得した生体データに基づいて生体認証データを生成し、記録媒体の参照生体認証データと比較し、類似度を算出する。そして、認証装置が、類似度が第2基準値未満の場合は認証を拒否し、類似度が第2基準値以上で第1基準値未満の場合はアラーム情報を記録し、アラーム情報の記録が連続して所定回数以上になった場合にはサーバに通知する。そして、サーバが、生成された更新用パスワードを利用者データ記憶手段に記録し、利用者の連絡先に更新用パスワードを通知する処理を行う。そして、サーバが、認証装置で入力された更新用パスワードを含む更新要求を受信した場合、受信した更新用パスワードと利用者データ記憶手段の更新用パスワードとを比較し、一致した場合、認証装置に対して参照生体認証データの更新を指示し、認証装置が、記録媒体の参照生体認証データを更新する。これにより、類似度が第2基準値以上の場合は本人として認証しつつ、類似度が第2基準値以上で第1基準値未満であることが所定回数連続した場合に、利用者の登録された連絡先に更新用パスワードを通知できる。そして、利用者は、この更新用パスワードを用いて参照生体認証データの更新を行うことができる。
生体データ取得部22は、利用者の人体の特定の部位の特徴を抽出して、画像データを生成する。本実施形態では、近赤外線を用いて利用者の手の指を撮影し、指の静脈パターンを抽出する。具体的には、生体データ取得部22は、近赤外光を照射する光源、赤外波長光のみ透過させる光学フィルタ及びCCDカメラを有する生体センサを備えている。光源より指の背側から近赤外光が照射され、光が指を透過し、光学フィルタを透過してCCDカメラに到達する。そして、光はCCDカメラにより撮像されて電気信号に変換され、画像データとして制御部21に入力される。
タッチパネルディスプレイは、利用者に対して情報を表示したり、利用者から指示を受け付けたりする。現金収容部は、利用者との間で紙幣や硬貨の受け渡しを行う。キャッシュカード挿入部は、利用者のキャッシュカード50を収容し、このキャッシュカード50の磁気ストライプに記録された情報の取得や、IC読込・書込部23によるICチップ51の情報の取得及びICチップ51への情報の書込を行う。取引明細出力部は取引明細を出力する。
関する参照生体認証データが記録される。この参照生体認証データは、後述する処理により更新される。
参照生体認証データ更新指示手段は、現金自動預払機20で入力された更新用パスワードを含む更新要求を受信した場合、受信した更新用パスワードと利用者データ記憶部32の更新用パスワードとを比較し、一致した場合、現金自動預払機20に対して参照生体認証データの更新を指示する。
利用者データ記憶部32には、預金口座識別子毎に利用者データ320が記録されている。この利用者データ320は、利用者が口座を開設した場合に設定される。利用者データ320は、利用者識別子としての預金口座識別子、利用者名、連絡先及び更新用パスワードに関するデータを含んで構成されている。
連絡先データ領域には、利用者の連絡先に関するデータが記録されている。本実施形態では、連絡先として利用者の電子メールアドレスに関するデータが記録されている。
次に、利用者が、キャッシュカード50を利用する場合の本人認証処理について、図2,図3を用いて説明する。
には、キャッシュカード挿入部に挿入されたキャッシュカード50について、IC読込・書込部23がICチップ51に記録された預金口座識別子に関するデータを読み取り、このデータを制御部21に転送する。
次に、キャッシュカード50のICチップ51に記録された参照生体認証データの更新処理について、図4を用いて説明する。
21は、現金自動預払機20の利用者に更新用パスワードの入力を要求する。本実施形態では、制御部21は、更新用パスワードを入力させるための指示をタッチパネルディスプレイに出力する。そして、キャッシュカード50の持参者が、タッチパネルディスプレイにおいて、更新依頼に関する電子メールに記載された更新用パスワードを入力する。
○ 上記実施形態では、現金自動預払機20が、取得した生体データに基づいて特徴量を算出して生体認証データを生成し、キャッシュカード50の参照生体認証データの特徴量と比較し、類似度を算出する。そして、類似度が第2基準値未満の場合は認証を拒否し、類似度が第2基準値以上で第1基準値未満の場合は、アラーム回数を加算してキャッシュカード50に記録する。そして、アラーム連続履歴回数が所定回数以上になった場合、ホストシステム30が、更新用パスワードを利用者データ記憶部32に記録するとともに、この利用者の連絡先に通知する。そして、現金自動預払機20にて入力された更新用パスワードと利用者データ記憶部32の更新用パスワードとが一致した場合、キャッシュカード50の参照生体認証データを更新する。これにより、類似度が第2基準値以上の場合は本人として認証しつつ、類似度が第2基準値以上で第1基準値未満であることが所定回数連続した場合に、利用者の登録された連絡先に更新用パスワードを通知できる。そして、利用者は、この更新用パスワードを用いて参照生体認証データの更新を行うことができる。このように、第1基準値と第2基準値とを設け、第2基準値を本人認証のために用い、第2基準値より高い類似度の第1基準値を参照生体認証データの更新が必要かどうかの判断のために用いることができる。ところで、生体情報の経時的変化に従って類似度は徐々に低下していくが、類似度は、このような生体情報の経時的変化による場合の他、例えば、汗の付着等の影響により低くなる場合もある。類似度が徐々に低下しているのであれば、類似度が第2基準値以上のうちに参照生体認証データの更新を行えばよく、例えば、第1基準値未満となった場合に参照生体認証データの更新を行えばよい。しかし、例えば、汗の付着等の影響により類似度が第2基準値以上で第1基準値未満となった場合、経時
的変化による場合と異なり、次回、汗の付着等の影響を受けなければ、類似度が第1基準値以上となる場合もある。従って、類似度が第2基準値以上で第1基準値未満であることが所定回数連続した場合に、参照生体認証データの更新の対象とすることで、確実に生体情報の経時的変化により類似度が低下してきている場合のみ、参照生体認証データの更新を行うことができる。そして、参照生体認証データの更新の対象とした場合、利用者の登録された連絡先に更新用パスワードを通知するため、更新用パスワードの通知を受けた利用者のみが、この更新用パスワードを用いて参照生体認証データの更新を行うことができる。
・ 上記実施形態では、更新処理の際に現金自動預払機20が取得した生体データに基づいて生成した生体認証データにより、ICチップ51に記録した参照生体認証データを更新した。これに代えて、同一の利用者について取得された複数回にわたって取得した生体データを用いて、参照生体認証データを生成し、これにより、ICチップ51に記録した参照生体認証データを更新してもよい。具体的には、現金自動預払機20が取得した生体データに基づいて生成された生体認証データをキャッシュカード50のICチップ51に記録する。そして、上記実施形態の場合と同様に、類似度が第2基準値以上で第1基準値未満であることが所定回数連続した場合に、更新用パスワードを生成して利用者の連絡先に通知する。そして、この更新用パスワードを用いた参照生体認証データの更新は、現金自動預払機20が取得した生体データに基づいて生成された生体認証データと、ICチップ51に記録された生体認証データとを用いて、参照生体認証データを生成し、この参照生体認証データにより更新を行う。これにより、同一人について取得された複数の生体認証データを用いて、参照生体認証データを生成できる。このため、生体認証データのばらつきを吸収した参照生体認証データを生成し、これにより更新を行うことができる。
れるものではない。毎回、完全同一の特徴量となるのは、生体が用いられていない場合である。このため、完全同一の特徴量が所定回数連続して検出された場合、これを検知することで、偽装が行われている場合に、これを検知し、被害を防ぐことができる。
Claims (7)
- 利用者識別子と参照生体認証データとを記録した記録媒体と、認証装置と、利用者識別子に関連付けて更新用パスワード及び連絡先に関するデータを記録する利用者データ記憶手段を備えたサーバとを用いて本人認証を行う方法であって、
前記認証装置が、取得した生体データに基づいて生体認証データを生成し、前記記録媒体の参照生体認証データと比較し、類似度を算出する段階と、
前記認証装置が、前記類似度が第2基準値未満の場合は認証を拒否し、前記類似度が前記第2基準値以上で第1基準値未満の場合はアラーム情報を記録し、前記アラーム情報の記録が連続して所定回数以上になった場合には前記サーバに通知し、
前記サーバが、生成された更新用パスワードを前記利用者データ記憶手段に記録し、前記利用者の連絡先に前記更新用パスワードを通知する処理を行う段階と、
前記サーバが、前記認証装置で入力された更新用パスワードを含む更新要求を受信した場合、前記受信した更新用パスワードと前記利用者データ記憶手段の更新用パスワードとを比較し、一致した場合、前記認証装置に対して参照生体認証データの更新を指示し、前記認証装置が、前記記録媒体の参照生体認証データを更新する段階と
を実行することを特徴とする本人認証方法。 - 生体データに基づいて生成された生体認証データを前記記録媒体に記録し、
前記認証装置による参照生体認証データの更新は、
取得した生体データに基づいて生成された生体認証データと、前記記録媒体に記録された生体認証データとを用いて、参照生体認証データを生成し、この参照生体認証データにより更新を行うことを特徴とする請求項1に記載の本人認証方法。 - 前記利用者の連絡先に前記更新用パスワードを通知するための処理は、前記利用者の電子メールアドレスに更新用パスワードを含む電子メールを送信することにより行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の本人認証方法。
- 利用者識別子と参照生体認証データとを記録した記録媒体と、認証装置と、利用者識別子に関連付けて更新用パスワード及び連絡先に関するデータを記録する利用者データ記憶手段を備えたサーバとを用いて本人認証を行う本人認証システムであって、
前記認証装置が、
取得した生体データに基づいて生体認証データを生成し、前記記録媒体の参照生体認証データと比較し、類似度を算出する類似度算出手段と、
前記認証装置が、前記類似度が第2基準値未満の場合は認証を拒否し、前記類似度が前記第2基準値以上で第1基準値未満の場合はアラーム情報を記録し、前記アラーム情報の記録が連続して所定回数以上になった場合には前記サーバに通知する類似度別対応手段と、
前記記録媒体の参照生体認証データを更新する参照生体認証データ更新手段とを備え、
前記サーバが、
生成された更新用パスワードを前記利用者データ記憶手段に記録し、前記利用者の連絡先に前記更新用パスワードを通知する処理を行う更新用パスワード通知手段と、
前記認証装置で入力された更新用パスワードを含む更新要求を受信した場合、前記受信した更新用パスワードと前記利用者データ記憶手段の更新用パスワードとを比較し、一致した場合、前記認証装置に対して参照生体認証データの更新を指示する参照生体認証データ更新指示手段とを備えたことを特徴とする本人認証システム。 - 前記認証装置が、生体データに基づいて生成された生体認証データを前記記録媒体に記録する手段をさらに備え、
前記参照生体認証データ更新手段は、
取得した生体データに基づいて生成された生体認証データと、前記記録媒体に記録された生体認証データとを用いて、参照生体認証データを生成し、この参照生体認証データにより更新を行う手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の本人認証システム。 - 前記利用者の連絡先に前記更新用パスワードを通知するための処理は、前記利用者の電子メールアドレスに更新用パスワードを含む電子メールを送信することにより行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の本人認証システム。
- 参照生体認証データを記録した記録媒体であって、
生体データに基づいて生成された生体認証データと前記記録媒体に記録された参照生体認証データとを比較することにより算出された類似度が第2基準値以上で第1基準値未満であることのアラーム情報の履歴を記録したことを特徴とする記録媒体。
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