JP2007018360A - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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史裕 長谷川
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Abstract

【課題】 電子データ化された画像のデータ量を容易且つ効率的に削減可能な画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 複数ページからなる入力画像81の各ページで利用されている共通画像82を認識する共通画像認識手段と、共通画像82と一致するテンプレートA画像を検索するテンプレート画像検索手段と、テンプレートA画像と複数ページからなる入力画像81の各ページとの差異画像83〜86を認識する差異画像認識手段と、テンプレートA画像と差異画像83〜86とを画像ファイルとして出力する画像出力手段とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理プログラムに係り、特に電子データ化された画像を扱う画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
近年のコンピュータ性能の向上やプレゼンテーションソフトの高機能化に伴い、会議等で配布されるドキュメント(資料)は上記のようなプレゼンテーションソフトを利用して作成されることが多くなっている。ドキュメント作成者は、例えばドキュメントを印刷した印刷物を会議等で配布する。会議等で印刷物を受け取ったユーザは、その印刷物を電子データ化して保存しておきたい場合、例えばドキュメント作成者から電子データを受け取ることが考えられる。
しかしながら、会議等で印刷物を受け取ったユーザは、いつもドキュメント作成者から電子データを受け取れる訳ではない。この場合、会議等で印刷物を受け取ったユーザは印刷物をスキャナ等で画像化し、電子データ化する。
このように、電子データ化された画像は一般的にデータ量が多い為、データ量を削減した後、コンピュータの補助記憶装置(例えばハードディスク装置など)に保存しておくことが多い。従来、電子データ化された画像のデータ量を削減する方法としては、以下の特許文献1〜3に記載されているような技術が知られている。
特許文献1には、前景画像と背景画像とに分けることで圧縮を実現する高圧縮PDFの技術が記載されている。特許文献2,3には、複数ページの画像から共通画像を抽出して共通画像と非共通画像とに分けてデータ量を削減する技術が記載されている。
特開2004−362541号公報 特開2002−24799号公報 特開2002−27228号公報
特許文献1は、1枚の画像を出来るだけ高圧縮する技術が記載されているが、複数枚の画像の共通部分を共有するものではない為、データ量を大きく削減できない。また、特許文献2,3は、複数ページの画像から共通画像を抽出して共通画像と非共通画像とに分けてデータ量を削減する技術が記載されているが、共通画像の抽出が必ずしも上手くいかないことがあるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、電子データ化された画像のデータ量を容易且つ効率的に削減可能な画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像処理装置は、複数ページからなる入力画像の各ページで利用されている共通画像を認識する共通画像認識手段と、前記共通画像認識手段により認識された前記共通画像と一致するテンプレート画像を検索するテンプレート画像検索手段と、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記複数ページからなる入力画像の各ページとの差異画像を認識する差異画像認識手段と、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記差異画像認識手段により認識された差異画像とを画像ファイルとして出力する画像出力手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、複数ページからなる入力画像の各ページで利用されているテンプレート画像を検索するテンプレート画像検索手段と、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記複数ページからなる入力画像の各ページとの差異画像を認識する差異画像認識手段と、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記差異画像認識手段により認識された差異画像とを画像ファイルとして出力する画像出力手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、複数ページからなる入力画像の各ページで利用されている共通画像を認識する共通画像認識手段と、前記共通画像認識手段により認識された前記共通画像と一致するテンプレート画像を検索するテンプレート画像検索手段と、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記複数ページからなる入力画像の各ページとの差異画像を認識する差異画像認識手段と、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記差異画像認識手段により認識された差異画像とを画像ファイルとして出力する画像出力手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、複数ページからなる入力画像の各ページで利用されているテンプレート画像を検索するテンプレート画像検索手段と、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記複数ページからなる入力画像の各ページとの差異画像を認識する差異画像認識手段と、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記差異画像認識手段により認識された差異画像とを画像ファイルとして出力する画像出力手段として機能させることを特徴とする。
本発明では、入力画像の各ページで利用されているテンプレート画像を検索し、そのテンプレート画面を利用することで、入力画像の共通画像であるテンプレート画像と非共通画像である差異画像とに分ける処理を容易且つ高精度に行なうことができるので、入力画像から高精度に冗長部分を排除できる。
本発明によれば、電子データ化された画像のデータ量を容易且つ効率的に削減可能な画像処理装置および画像処理プログラムを提供可能である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。ここでは、本発明の理解を容易とするため、本発明の原理について説明していく。本発明は、1ページ以上の画像から共通画像を抽出し、共通画像と非共通画像とに分けて冗長部分を排除することで、データ量を削減するものである。なお、複数ページの画像から共通画像を抽出して共通画像と非共通画像とに分ける処理は、上記したように複雑である。
そこで、本発明は1ページ以上の画像から共通画像を抽出して共通画像と非共通画像とに分ける処理を次のように行なう。まず、本発明では、いわゆるテンプレートの使用を前提とする。ここで、テンプレートとは共通画像の一例である。ドキュメントを作成可能なソフトウェアの一例としてのプレゼンテーションソフトでは、例えば何も書かれていない背景画像のみの画像をテンプレートと言う。また、帳票ではプレ印刷された罫線や項目名等のみの画像をテンプレートと言う。
本発明では、ドキュメントの作成にテンプレートを使用することにより、複数ページの画像から抽出した共通画像に基づいて1つのテンプレートを検索でき、そのテンプレートを共通画像として使用することで、共通画像との差異画像である非共通画像を容易且つ高精度に抽出できる。
このように、本発明ではドキュメントの作成に使用したテンプレートを共通画像として使用することにより、複雑な処理である共通画像の抽出を容易且つ高精度に行なうことができる。更に、本発明では高精度な共通画像を抽出できるので、1ページ以上の画像を共通画像と非共通画像とに分ける処理を高精度に行なうことができる。つまり、本発明では非共通画像の抽出精度を高めることができる。
図1は、本発明の基本的な処理手順を表したフローチャート(1/2)である。ここでは、ドキュメント作成者がドキュメントを作成可能なソフトウェアの一例としてのプレゼンテーションソフトを利用する例を説明する。なお、ドキュメント作成者が利用するプレゼンテーションソフトはテンプレートデータ10の使用が可能である。
ステップS10に進み、ドキュメント作成者はテンプレートデータ10を使用して複数ページからなるドキュメントを作成する。言い換えれば、プレゼンテーションソフトはドキュメント作成者からの指示に基づき、テンプレートデータ10を使用して複数ページからなるドキュメントを作成する。ここでは、テンプレートAを使用してドキュメントを作成したとする。
ステップS11に進み、ドキュメント作成者は作成したドキュメントを印刷する。言い換えれば、プレゼンテーションソフトはドキュメント作成者からの指示に基づき、ステップS10で作成されたドキュメントを印刷する。ドキュメント作成者は、ドキュメントを印刷した印刷物を会議等で配布する。
図2は、本発明の基本的な処理手順を表したフローチャート(2/2)である。会議等で印刷物を受け取ったユーザは、その印刷物を電子データ化して保存する場合、ステップS20に進み、スキャナなどの画像処理装置により印刷物をスキャンして画像化し、電子データ化する。言い換えれば、会議等で印刷物を受け取ったユーザの使用する画像処理装置は、印刷物をスキャンして画像化し、電子データ化して入力画像とする。なお、会議等で印刷物を受け取ったユーザが利用するプレゼンテーションソフトはテンプレートデータ11の使用が可能である。
ステップS21に進み、画像処理装置は後述するように複数ページの入力画像から共通画像を抽出して、テンプレートデータ11から一致するテンプレートを検索する。一致するテンプレートとは、ドキュメントの作成に使用されたテンプレートAである。
通常、ドキュメント作成者と印刷物を受け取ったユーザとは異なる者である。しかしながら、ドキュメント作成者及び印刷物を受け取ったユーザの使用する画像処理装置は同じプレゼンテーションソフトを備えていれば、ネットワーク等で繋がっていなくても同じテンプレートを使用できる可能性が高い。もちろん、ドキュメント作成者及び印刷物を受け取ったユーザの使用する画像処理装置は、ネットワーク経由で一つのテンプレートデータを共有してもよい。ここでは、テンプレートAが抽出される。
ステップS22に進み、画像処理装置は一致するテンプレートがテンプレートデータ11に有るか否かを判定する。ここでは、ステップS21においてテンプレートAが抽出される為、ステップS24に進む。
ステップS24では、ステップS21で抽出されたテンプレートと入力画像との差異画像を後述するように作成する。ステップS25に進み、画像処理装置はステップS21で抽出したテンプレート画像とステップS24で作成した複数ページの差異画像とを画像ファイルとして出力する。
なお、画像処理装置は一致するテンプレートがテンプレートデータ11に無いと判定した場合、ステップS23に進み、元画像をそのまま画像ファイルとして出力する。図1及び図2のフローチャートに示す処理では、ドキュメントの作成に使用したテンプレートの使用が可能であるときに、そのテンプレートを使用し、テンプレートと入力画像との差異画像を容易且つ高精度に抽出できる。
図3は、画像処理装置の一例のハードウェア構成図である。画像処理装置は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21,出力装置22,ドライブ装置23,補助記憶装置24,メモリ装置25,演算処理装置26およびインターフェース装置27で構成される。
入力装置21はキーボード,マウス,スキャナなどで構成される。出力装置22はディスプレイ,プリンタなどで構成される。また、インターフェース装置27は、モデム,LANカードなどで構成される。
画像処理プログラムは、例えば記録媒体28の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。なお、画像処理プログラムを記録した記録媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、画像処理プログラムを記録した記録媒体28がドライブ装置23にセットされると、画像処理プログラムは記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた画像処理プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた画像処理プログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から画像処理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された画像処理プログラムに従って、後述するような各種手段を実現している。
本発明の画像処理装置は、PCの他、電子データ化された画像を扱える複合機、スキャナ装置などを含んでいる。また、本発明の画像処理装置は図3に示す構成の内、一部の構成をネットワーク経由で利用可能なものも含まれる。
図4は、本発明による画像処理装置の一例の機能構成図である。画像処理装置は、共通画像認識手段31,テンプレート画像検索手段32,差異画像認識手段33及び画像出力手段34を含む構成である。図4の画像処理装置は、図5のフローチャートに表した手順に従って処理を行う。
図5は、本発明の第1実施例の処理手順を表したフローチャートである。ステップS30に進み、スキャナなどの画像処理装置は複数ページからなる印刷物をスキャンして画像化し、電子データ化して複数ページからなる入力画像とする。
ステップS31に進み、共通画像認識手段31は複数ページからなる入力画像の共通画像を認識する。ステップS32に進み、共通画像認識手段31は1ページの共通画像を作成する。ステップS31及びS32における共通画像の認識および作成方法は、例えば上述した特許文献2の段落[0013]〜[0021]に記載されている。プレゼンテーションソフトの一例であるパワーポイント(登録商標)であれば、ドキュメントの作成時に書かれた文字や図表などが除かれた共通画像を得ることができる。
図6は、複数ページの入力画像から作成された共通画像の一例のイメージ図である。入力画像は3ページの画像61〜63からなる。画像61は黒色の文字を含む。画像62は赤色の文字を含む。画像63は青色の文字を含む。共通画像認識手段31は、複数ページの入力画像である画像61〜63から共通画像64を作成する。
ステップS33に進み、テンプレート画像検索手段32は、ステップS32で作成した共通画像と一致するテンプレートをテンプレートデータ12から検索する。テンプレート画像検索手段32は、テンプレートデータ12に予め用意されている複数のテンプレートの中から1つのテンプレートを選び、テンプレート毎に共通画像との差異を計算する。
例えば共通画像のX,Y座標のRGB値を(R1,G1,B1)とし、選ばれたテンプレートのRGB値を(R2,G2,B2)とすると、テンプレート画像検索手段32は以下の式(1)のように差異dを計算する。
差異d=|R1−R2|+|G1−G2|+|B1−B2|・・・(1)
テンプレート画像検索手段32は、X,Y座標の差異dを全ての画素で計算し、以下の式(2)のようにテンプレート画像の差異Dとする。
差異D=Σd(X,Y)・・・(2)
同様に、テンプレート画像検索手段32は他のテンプレート画像の差異Dを求める。テンプレート画像検索手段32はテンプレート画像を1〜N、テンプレート画像1〜Nの差異をD1〜Dnとすると、差異D1〜Dnのうち最も小さい差異Dminのテンプレートを一致するテンプレートとして検索する。なお、テンプレート画像検索手段32は所定の閾値Kを予め決めておき、差異Dmin>Kの場合に一致するテンプレートが無いと判定するようにしてもよい。なお、画像処理装置は一致するテンプレートがテンプレートデータ12に無いと判定された場合、前述したように元画像をそのまま画像ファイルとして出力する。テンプレート画像検索手段32は、前述した以外の方法を使って一致するテンプレートをテンプレートデータ12から検索してもよい。
また、前述したステップS32では共通画像を作成するときに、複数ページの入力画像から共通画像が認識できない場合がある。これは、例えば入力画像を1〜5とすると、入力画像1のある画素を(x,y)とするとき、画素(x、y)が入力画像1〜5の全ての入力画像で異なる場合に共通画像が認識できない。
例えばプレゼンテーションソフトの一例であるパワーポイント(登録商標)の場合、ドキュメントの作成時に書かれた文字や図表などが画素(x,y)にあたってしまい、テンプレート画像であるパワーポイント(登録商標)の背景を検索できないことがある。このような画素(x,y)を不定画素として除くことにより、テンプレート画像検索手段32は差異dの精度を高めることができる。
図7は、不定画素の一例のイメージ図である。例えば図6の入力画像は3ページの画像61〜63からなる。画像61〜63の場合、共通画像認識手段31は画像61〜63の文字の色がそれぞれ異なる等の理由から共通画像を認識できないことがある。このような場合は画像61〜63の全てで異なる画素(x,y)を不定画素とし、差異dの計算から除外することで差異dの精度を高めることができる。図7では、不定画素を黒色の四角で表している。
ここでは、ステップS33においてテンプレートデータ12からテンプレートAが検索されたものとして説明を続ける。ステップS34に進み、テンプレート画像検索手段32はテンプレートデータ12からテンプレートAを抽出する。
ステップS35に進み、差異画像認識手段33はテンプレートAと複数ページからなる入力画像との差分をとることにより、差異画像を作成する。例えば入力画像のX,Y座標のRGB値を(R1,G1,B1)とし、ステップS34で抽出されたテンプレートAのRGB値を(R2,G2,B2)とすると、差異画像認識手段33は以下の式(3)のように差異dを計算する。
差異d=|R1−R2|+|G1−G2|+|B1−B2|・・・(3)
ここで、差異画像認識手段33は所定の閾値Kを予め決めておき、差異d>Kの場合に差異画像とする。差異画像認識手段33は、入力画像の他のページについても同様な処理を行うことで、1ページのテンプレート画像と、複数ページの差異画像とを作成する。差異画像認識手段33は、前述した以外の方法を使って差異画像を作成してもよい。
例えばテンプレートAと複数ページからなる入力画像との差分をとる際に、差異画像認識手段33はテンプレート画像及び入力画像の解像度変換を行ない、400dpiの画像を100dpi等の小さな画像に変換してもよい。さらに、差異画像認識手段33は128×128画素のようなサムネール画像に変換してもよい。
一般に、テンプレート画像はスキャン画像でないことから、解像度情報が含まれていないことが多い。そこで、差異画像認識手段33はテンプレート画像と入力画像との画素数を合わせる為に、テンプレート画像の画像サイズを基準とし、入力画像の画素数を間引き又は拡大処理する。
例えば入力画像の画素数が1000×2000画素、テンプレート画像の画素数が500×1000画素の場合、差異画像認識手段33は、入力画像を1/2の大きさとする為に1画素おきに間引き処理を行い、テンプレート画像と同じ500×1000画素に合わせてから差異画像を作成する。
ステップS36に進み、画像出力手段34はステップS34でテンプレートデータ12から抽出したテンプレート画像と、ステップS35で作成した複数ページの差異画像とを画像ファイルとして出力する。出力される画像ファイルは、JPEGやTIFFなど圧縮可能なファイル形式を利用して、非可逆な画像として出力することにより、さらに圧縮効果を高めることができる。また、出力される画像ファイルは解像度を落とすことにより圧縮率を高めることもできる。
図8は、図5のフローチャートに表した処理の一例のイメージ図である。ステップS30では、複数ページからなる入力画像81が入力される。ステップS31及びS32では複数ページからなる入力画像81から1ページの共通画像82を作成する。ステップS33ではテンプレートデータ12に予め用意されている複数のテンプレートA〜Dの中から1つのテンプレートを順次選び、共通画像82とマッチングする。そして、ステップS34では、テンプレートデータ12からテンプレートAが検索される。ステップS35ではテンプレートAと複数ページからなる入力画像81との差分をとることにより、差異画像83〜86を作成する。ステップS36では、テンプレートAと複数ページの差異画像83〜86とを画像ファイルとして出力する。
本発明の実施例2は一部を除いて実施例1と同様であり、適宜説明を省略する。図9は本発明による画像処理装置の一例の機能構成図である。画像処理装置は、テンプレート画像検索手段91,差異画像認識手段92及び画像出力手段93を含む構成である。
実施例1では、複数ページからなる入力画像から1ページの共通画像を作成し、その共通画像に基づいてテンプレート画像を検索している。一方、実施例2では1ページ以上からなる入力画像のそれぞれが、個々にテンプレート画像を検索する。実施例2は、入力された1ページ以上からなる入力画像が異なるテンプレート画像を使用している場合に有効となる。
図10は、実施例2の処理の一例のイメージ図である。図10は、5ページからなる入力画像のそれぞれが、個々にテンプレート画像を検索した結果、1及び2ページに対してテンプレートAが抽出され、3〜5ページに対してテンプレートBが抽出された例を表している。
図10のように5ページからなる入力画像が入力された場合、実施例1では理想的にテンプレートBが抽出される。この結果、テンプレートBを使用した3ページは差異画像の抽出に伴い、効率的に圧縮できる。一方、テンプレートAを使用した2ページは全てが差異画像となって圧縮効率が悪い。
実施例2では、1及び2ページに対してテンプレートAが抽出され、3〜5ページに対してテンプレートBが抽出される。この結果、テンプレートAを使用した2ページ及びテンプレートBを使用した3ページは、それぞれ対応するテンプレートA又はBを使用して差異画像を抽出できるので、圧縮効率が高まる。ここで、出力する画像ファイルは非可逆なファイル形式を用いたり、解像度を落とすことにより圧縮効率を高めてもよい。
図10の場合、画像処理装置は図11のような画像ファイルを出力する。図11は出力される画像ファイルの一例のイメージ図である。図11の画像ファイルは、テンプレートA画像,テンプレートB画像,差異画像1〜5,情報領域から構成される。なお、実施例1の画像ファイルはテンプレートB画像,差異画像1〜5から構成される。実施例1の場合の差異画像1及び2は、入力画像の1,2ページそのままとなる。
図11の画像ファイルに含まれる情報領域には、テンプレートA画像と差異画像1,2とを対応付ける情報と、テンプレートB画像と差異画像3〜5とを対応付ける情報とが含まれる。また、差異画像1〜5は入力画像全体を持っていても良いし、部分領域として原点からのオフセット値を持ち、表示・印刷時にオフセット値を計算して重ね合わせるようにしても良い。差異以外の画素は、透過して表示できるような画像形式とすることで、テンプレート画像を表示することができる。
なお、1ページからなる入力画像の場合も、実施例2ではテンプレート画像と差異画像とを分けておくことにより、同様の方法により作成された別の画像と統合するときにテンプレート画像を共有できるなどのメリットがある。また、実施例2ではテンプレート画像を保持せずに、テンプレート画像へのリンク情報を保存しておく画像ファイルの構成も可能である。
この場合、表示・印刷時に画像ファイルから元の入力画像を再構築する際には、リンク情報を利用してテンプレート画像を得ることができるため、1ページからなる入力画像のときもメリットがある。
本発明の実施例3は、実施例1〜2により出力された画像ファイルから元の入力画像を再構築する処理を説明する。図12は、実施例3の処理の一例のイメージ図である。図12は1ページのテンプレート画像及び3ページの差異画像1〜3から構成される画像ファイルから元の入力画像121を再構築する例を表している。
画像出力手段93は3ページ分のテンプレート画像を表示し、それぞれのテンプレート画像の上に差異画像1〜3を別々に重ね合わせて表示することで、3ページからなる元の入力画像121を再構築することができる。
図13は全体領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理のイメージ図である。図14は部分領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理のイメージ図である。部分領域を差異画像として持つ場合は、部分領域毎に原点からのオフセット値を持ち、オフセット値を計算して差異画像をテンプレート画像に重ね合わせる。
部分領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理は、図15又は図16のフローチャートに示すような手順となる。ここでは、図11の画像ファイルから元の入力画像を再構築する例を説明する。
図15は、部分領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理の一例のフローチャートである。ステップS40に進み、画像出力手段93は画像ファイルに含まれる情報領域より、重ね合わせに関する情報を取得する。
ステップS41に進み、画像出力手段93は画像ファイルに含まれるテンプレートA画像及びテンプレートB画像をロードする。ステップS42に進み、画像出力手段93は差異画像1〜5をロードする。
ステップS43に進み、画像出力手段93は情報領域のオフセット値に基づいて、部分領域である差異画像1〜5をテンプレートA画像およびテンプレートB画像に重ね合わせる。そして、画像出力手段93はステップS44に進み、出力用画像の作成を行なう。ステップS45に進み、画像出力手段93は作成した出力用画像を出力する。例えば出力先として印刷を考えると、画像出力手段93はオフセット値に重ね合わせた1ページのビットマップ画像を作成する。
図16は、部分領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理の他の一例のフローチャートである。図16は、画像ファイルに含まれるテンプレート画像が実体ではなく、リンク情報だった場合の処理例である。
ステップS50に進み、画像出力手段93は画像ファイルに含まれる情報領域より、重ね合わせに関する情報を取得する。ステップS51に進み、画像出力手段93は画像ファイルからテンプレートA画像及びテンプレートB画像のリンク先情報を読み出す。リンク先情報は、例えば<A HREF=“FILE¥Document¥temp¥tempA.ppt”>のように記載される。そして、画像出力手段93はテンプレートA画像及びテンプレートB画像をリンク先よりロードする。ステップS52に進み、画像出力手段93は差異画像1〜5をロードする。
ステップS53に進み、画像出力手段93は情報領域のオフセット値に基づいて、部分領域である差異画像1〜5をテンプレートA画像およびテンプレートB画像に重ね合わせる。そして、画像出力手段93はステップS54に進み、出力用画像の作成を行なう。ステップS55に進み、画像出力手段93は作成した出力用画像を出力する。
リンク先が画像データの場合は、そのまま出力用メモリにテンプレートA画像およびテンプレートB画像をロード(展開)すればよい。しかしながら、パワーポイント(登録商標)ファイルのようなアプリケーションソフトウェアの形式のときは、画像データへの変換を行った後、出力用メモリにロードする。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本発明の基本的な処理手順を表したフローチャート(1/2)である。 本発明の基本的な処理手順を表したフローチャート(2/2)である。 画像処理装置の一例のハードウェア構成図である。 本発明による画像処理装置の一例の機能構成図である。 本発明の第1実施例の処理手順を表したフローチャートである。 複数ページの入力画像から作成された共通画像の一例のイメージ図である。 不定画素の一例のイメージ図である。 図5のフローチャートに表した処理の一例のイメージ図である。 本発明による画像処理装置の一例の機能構成図である。 実施例2の処理の一例のイメージ図である。 出力される画像ファイルの一例のイメージ図である。 実施例3の処理の一例のイメージ図である。 全体領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理のイメージ図である。 部分領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理のイメージ図である。 部分領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理の一例のフローチャートである。 部分領域を差異画像として持つ場合に、テンプレート画像と差異画像とを重ね合わせる処理の他の一例のフローチャートである。
符号の説明
10,11,12 テンプレートデータ
31 共通画像認識手段
32,91 テンプレート画像検索手段
33,92 差異画像認識手段
34,93 画像出力手段
61〜63 画像
64,82 共通画像
81,121 入力画像
83〜86 差異画像

Claims (7)

  1. 複数ページからなる入力画像の各ページで利用されている共通画像を認識する共通画像認識手段と、
    前記共通画像認識手段により認識された前記共通画像と一致するテンプレート画像を検索するテンプレート画像検索手段と、
    前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記複数ページからなる入力画像の各ページとの差異画像を認識する差異画像認識手段と、
    前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記差異画像認識手段により認識された差異画像とを画像ファイルとして出力する画像出力手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数ページからなる入力画像の各ページで利用されているテンプレート画像を検索するテンプレート画像検索手段と、
    前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記複数ページからなる入力画像の各ページとの差異画像を認識する差異画像認識手段と、
    前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記差異画像認識手段により認識された差異画像とを画像ファイルとして出力する画像出力手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記画像出力手段は、前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像に同一のテンプレート画像が含まれるとき、同一のテンプレート画像を共有するように前記テンプレート画像と前記差異画像とを画像ファイルとして出力することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 画像出力手段は、前記画像ファイルとして出力した前記テンプレート画像と前記差異画像とを重ね合わせて前記入力画像を再構築することを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の画像処理装置。
  5. 前記画像ファイルに含まれるテンプレート画像が実体でなく、実体の保存先を指すリンク情報であるとき、前記画像出力手段は前記リンク情報が指す保存先から実体を取得することを特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の画像処理装置。
  6. コンピュータを、
    複数ページからなる入力画像の各ページで利用されている共通画像を認識する共通画像認識手段と、
    前記共通画像認識手段により認識された前記共通画像と一致するテンプレート画像を検索するテンプレート画像検索手段と、
    前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記複数ページからなる入力画像の各ページとの差異画像を認識する差異画像認識手段と、
    前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記差異画像認識手段により認識された差異画像とを画像ファイルとして出力する画像出力手段と
    して機能させる為の画像処理プログラム。
  7. コンピュータを、
    複数ページからなる入力画像の各ページで利用されているテンプレート画像を検索するテンプレート画像検索手段と、
    前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記複数ページからなる入力画像の各ページとの差異画像を認識する差異画像認識手段と、
    前記テンプレート画像検索手段により検索されたテンプレート画像と前記差異画像認識手段により認識された差異画像とを画像ファイルとして出力する画像出力手段と
    して機能させる為の画像処理プログラム。
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