JP2007017628A - 復号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帯域拡大技術を用いたオーディオデコーダに関し、帯域拡大のための符号化信号が不完全な場合でも、耳障りなノイズを発生させることなく再生ができるオーディオデコーダを提供する。
【解決手段】 オーディオデコーダ10は、第1符号化信号を復号化し第1復号化信号を生成する第1復号化部100、第2符号化信号を用いて第1復号化信号の周波数帯域を拡大する第2復号化部101、第2符号化信号が、第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合、偽となるフラグを発生する検出部102、フラグが偽である場合、第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力するアップサンプリング部103、及びフラグが偽である場合はアップサンプリング部103の出力信号を出力し、フラグが真である場合は第2復号化部101の出力信号を出力する選択部104を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、帯域拡大技術を用いたオーディオデコーダ等の復号化装置に関し、特に、狭帯域の復号化信号の周波数帯域を拡大する為の符号化信号を用いてオーディオ信号を再生するオーディオデコーダに関する。また、本発明は、主には、MPEG規格AAC(Advanced Audio Coding)+SBR(Spectral Band Replication)方式(ISO/IEC14496−3)の符号化信号を再生するオーディオデコーダ等の復号化装置に関する。
現在、MPEG規格AAC+SBR方式の符号化信号を再生するオーディオデコーダの開発が進められている。MPEG規格AAC+SBR方式の圧縮信号は、例えば図9のように構成されている。即ち、1オーディオフレーム毎に、AAC方式の符号化信号と、当該AAC方式の符号化信号を再生して得られる復号化信号の周波数帯域を拡大するためのSBR符号化信号から構成されている。
ここで、例えばAAC方式の符号化信号が24KHzのサンプリング周波数の信号を符号化した符号化信号である場合、当該符号化信号をAAC方式で復号化した場合、1オーディオフレーム毎に、1024点の24KHzサンプリングのPCM(Pulse Code Modulation)信号が得られるが、SBR符号化信号も用いて復号化した場合、2048点の48KHzサンプリングのPCM信号が得られる。それが図9に示された状態である。
しかしながら、図10に示すように、例えば電波状態が不良、ディスクに損傷がある等、特定のオーディオフレームにおいて、AAC部の符号化信号は正常であるのに、SBR部の符号化信号が不完全である場合がある。この場合、AAC部のみが再生され、即ち1024点の24KHzサンプリングのPCM信号が再生されることとなり、突然サンプリング周波数が変ってしまい、そのまま再生すると耳障りなノイズが発生することとなる。
また、次のオーディオフレームで再びSBR部の符号化信号が完全な状態に戻った場合、また突然サンプリング周波数が変ってしまい、そのまま再生すると耳障りなノイズが発生するという課題がある。このように、AAC+SBR再生時に、SBR部のデータにエラーが発生する場合、そのままAAC部分のみの復号化信号を出力すると、サンプリング周波数が突然変更するので著しく異音を発するという問題がある。
さらに、図10に示すように、瞬間的に、DAコンバータの種類をサンプリング周波数に応じて24KHz、48KHzと瞬間的に変更できれば問題ないが、このような瞬間的なDAコンバータの変更は不可能である。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、AAC+SBR方式の符号化信号において、SBR部の符号化信号が不完全或いは、SBR部の符号化信号が欠落している場合でも、耳障りなノイズを発生させることなく、復号化することができるオーディオデコーダ等の復号化装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本願の請求項1記載の復号化装置は、第1符号化信号と、当該第1符号化信号を復号化して得られる第1復号化信号の周波数帯域を拡大する為の信号を符号化して得られた第2符号化信号とからなる符号化信号を復号化する復号化装置であって、前記第1符号化信号を復号化し前記第1復号化信号を生成する第1復号化手段と、前記第2符号化信号を用いて前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大する第2復号化手段と、前記第2符号化信号が、前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合には、完全でないことを示す偽となるフラグを発生する検出手段とを備えることを特徴とする。
また、本願の請求項2記載の復号化装置は、さらに、前記フラグが偽である場合、前記第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力するアップサンプリング手段と、前記フラグが偽である場合は、前記アップサンプリング手段の出力信号を出力し、前記フラグが真である場合は、前記第2復号化手段の出力信号を出力する選択手段とを備えることを特徴とする。
これらの構成により、第2符号化信号が不完全な場合や、存在しない場合でも、出力信号のサンプリング周波数が変動しないので、耳障りなノイズを発生させないで済むことができる。
また、本願の請求項3記載の復号化装置の前記第2復号化手段は、前記第1復号化信号をF個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号に変換する分析フィルタと、前記第1周波数信号と前記第2符号化信号とから、2×F個の周波数帯域信号からなる第2周波数信号を生成する帯域拡大手段と、前記第2周波数信号を時間軸信号に変換する合成フィルタとを有し、前記第2復号化手段は、前記フラグが偽である場合、前記帯域拡大手段を用いず、前記分析フィルタ及び前記合成フィルタを用いて、前記第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力することを特徴とする。
また、本願の請求項4記載の復号化装置は、さらに、前記フラグが真である場合は、前記帯域拡大手段の出力信号の一部或いは全部を前記合成フィルタに送出し、前記フラグが偽である場合は、前記分析フィルタの出力信号の一部或いは全部を前記合成フィルタに送出する選択手段を備えることを特徴とする。
これらの構成により、第2符号化信号が不完全な場合でも、完全な場合と同じフィルタを用いて周波数帯域を2倍にアップサンプリングするため、不完全な場合と完全な場合との切り変わり目がさらにスムーズに処理されることとなる。
また、本願の請求項5記載の復号化装置の前記帯域拡大手段は、前記フラグが偽である場合、前記合成フィルタの入力となる2×F個の周波数信号のうち、低域には、前記第1周波数信号の少なくとも一部を入力し、高域には、聴覚的に知覚されないことを意図した信号を入力して前記第2周波数信号を生成することを特徴とする。
この構成により、高域の周波数成分に聴覚的に余分な成分が生成されないこととなる。
また、本願の請求項6記載の復号化装置の前記帯域拡大手段は、前記フラグが偽である場合、前記合成フィルタの入力となる2×F個の周波数信号のうち、低域のF個には、前記第1周波数信号を入力し、高域のF個には、値が実質的に0である信号を入力して前記第2周波数信号を生成することを特徴とする。
この構成により、高域の周波数成分が完全にクリアされることとなる。
また、本願の請求項7記載の復号化装置において、前記第1符号化信号は、MPEG規格AAC+SBR方式におけるAAC部の信号であり、前記第2符号化信号は、MPEG規格AAC+SBR方式におけるSBR部の信号であり、前記検出手段は、MPEG規格AAC+SBR方式におけるSBR部の符号化信号規則を用いて、前記第2符号化信号が前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出することを特徴とする。
この構成により、MPEG規格AAC+SBR方式において、前記同様の効果が得られる。
また、本願の請求項8記載の復号化装置の検出手段は、取得した符号化信号のビット数の総数が、前記第2符号化信号の符号を格納しているFill_elementのサイズより大きい場合には、前記第2符号化信号を不正規な信号であると判断して、前記偽となるフラグを発生することを特徴とする。さらに、本願の請求項9記載の復号化装置の検出手段は、bs_headerが取得できない場合には、前記第2符号化信号を不正規な信号であると判断して、前記偽となるフラグを発生することを特徴とする。またさらに、本願の請求項10記載の復号化装置の検出手段は、前記第2符号化信号が存在しない場合に、前記偽となるフラグを発生することを特徴とする。
これらの構成により、検出手段において、第2符号化信号の正規、又は不正規を的確に判断して、真となるフラグ又は偽となるフラグを発生することが可能となる。
尚、前記目的を達成するために、本発明は、復号化装置の特徴的な手段をステップとする復号化方法として実現したり、コンピュータに各ステップを実行させるためのプログラムとして実現することもできる。そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を通じて配信することができるのは言うまでもない。
本発明に係る復号化装置は、第2符号化信号が不完全な場合や、存在しない場合でも、出力信号のサンプリング周波数が変動しないので、耳障りなノイズを発生させないで済むことができる。
また、第2符号化信号が不完全な場合でも、完全な場合と同じフィルタを用いて周波数帯域を2倍にアップサンプリングするため、不完全な場合と完全な場合との切り変わり目がさらにスムーズに処理されることとなる。さらに、高域の周波数成分に聴覚的に余分な成分が生成されないこととなる。またさらに、高域の周波数成分が完全にクリアされることとなる。
そして、MPEG規格AAC+SBR方式において、前記同様の効果が得られる。
以下、本発明に係る復号化装置であるオーディオデコーダの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1におけるオーディオデコーダ10の構成を示す図である。
オーディオデコーダ10は、図2に示すような第1符号化信号201と第2符号化信号202とからなる符号化信号200を復号化する復号化装置であって、第1符号化信号201は、狭帯域のオーディオ信号をMPEG規格AAC方式で符号化した符号化信号であり、第2符号化信号202は、第1符号化信号201を復号化して得られる第1復号化信号の周波数帯域を拡大する為の信号を符号化して得られた符号化信号であり、MPEG規格AAC+SBR方式におけるSBR部の符号化信号である。
そして、図1において、オーディオデコーダ10は、第1符号化信号を復号化し第1復号化信号を生成する第1復号化部100、第2符号化信号を用いて第1復号化信号の周波数帯域を拡大する第2復号化部101、第2符号化信号が、第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合、偽となるフラグを発生する検出部102、フラグが偽である場合、第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力するアップサンプリング部103、及びフラグが偽である場合はアップサンプリング部103の出力信号を出力し、フラグが真である場合は第2復号化部101の出力信号を出力する選択部104を備える。
以上のように構成されたオーディオデコーダ10の動作について以下説明する。
まず、第1復号化部100において、第1符号化信号と第2符号化信号とからなる符号化信号のうち、第1符号化信号を復号化し第1復号化信号を生成する。ここで符号化信号は、図2に示すように構成されている。即ち、1オーディオフレーム毎に、AAC方式の第1符号化信号201と、当該AAC方式の第1符号化信号201を再生して得られる復号化信号の周波数帯域を拡大するためのSBR方式の第2符号化信号202から構成されている。従って、第1復号化部100は、AAC方式の復号化規格に則って第1符号化信号201を復号化し第1復号化信号を生成する。
次に、本実施の形態1に係るオーディオデコーダ10の検出部102における第2符号化信号のエラー検出法を下記の(1)〜(3)に例示する。オーディオデコーダ10の検出部102は、第2符号化信号が、第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合、偽となるフラグを発生する。
ここで、検出する方法としては、MPEG規格AAC+SBR方式のSBR部の符号化規則(ISO/IEC14496−3のおけるSBR部のビットストリームシンタックス規則)に則って第2符号化信号が完全かどうかを検出する。
本実施の形態1においては、(1)必ずしも、直接的にビットストリームシンタックス規則違反を検出するだけでなく、例えば、ビットストリームシンタックス規則に則ってビットストリームを取得していく際、取得した信号のビット数の総数を検出し、それが不適切に大きな値でないかどうかを調べるというような方法でもよい。即ち、取得した信号のビット数の総数が、SBR部の符号を格納しているFill_elementのサイズより大きくなったら不正規な信号であると判断しフラグを偽とする、という方法でもよい。ここで、Fill_elementとは、MPEG規格AAC方式で定められたものであり、所定の情報を格納するために設けられた情報格納用ボックスのことである。
また、(2)ビットストリームシンタックス規則に違反はしていなくても、bs_headerが取得できないことをもって、第2符号化信号が不完全である、としてもよい。このbs_headerには、1オーディオフレーム毎のAAC符号化信号とSBR符号化信号の領域等のSBR部を処理するための補助情報が含まれている。そして、bs_header_Flagは、bs_headerの有無を示すフラグであり、MPEG規格AAC+SBR方式のSBR部の符号化規則においては、このフラグか「1」の場合においてのみ、bs_headerが存在する。
従って、例えば、デジタル放送でAAC+SBR方式が用いられているような場合で、放送中の番組の受信チャネルを切り替えた直後に、フラグが「1」の状態のbs_header_Flagが取得できないためにbs_headerが取得できない、というようなケースや、あるいは、蓄積されたAAC+SBR信号の途中の再生位置から再生を行った際に、フラグが「1」の状態のbs_header_Flagが取得できない、というようなケースのときに限る。
尚、単に通常のAAC+SBRの再生が連続的に行われている時にbs_header_Flagが取得できないということをもって、フラグを偽としてはならない。なぜならば、フラグが「1」の状態のbs_header_Flagとは、AAC+SBR規格で定められた、SBR部のヘッダ情報の存在を示すフラグであり、必ずしも全てのオーディオフレームに存在しなくてもよいように規格化されているものであり、放送中の番組の受信チャネルを切り替え時や、蓄積されたAAC+SBR信号の途中の再生位置から再生を行った際などは正しく取得できない可能性があるが、通常の連続再生中の場合は、最も最近に取得したフラグが「1」の状態のbs_header_Flagによって導かれたSBR部のヘッダ情報に基づいて再生することが規格化されているからである。
また、検出部102は、(3)そもそも、SBR部の符号化信号が存在しないことをもってフラグに偽を設定してもよい。通常SBR部が存在しない場合、単なるAACストリームと判断して、AAC再生を行えば良いわけであるが、例えば、現在実用化放送の準備段階にある所謂1Seg放送では、音声方式として、24KHzのAAC、48KHzのAAC、AAC部が24KHzでSBR部によって48KHz再生となるAAC+SBR、の3種類が運用される予定である。その場合、24KHzのAAC以外は、出力のPCMが48KHzとなるので、24KHzのAACの場合も、出力のPCMが48KHzとなるようにすれば、受信機として、48KHzのDA変換処理のみを準備すればよいことなり、受信機を安価に構成することができる。この場合、24KHzのAACが入力された場合、SBR部がないことをもって、前記フラグに偽を設定すれば、本願の作用によって、48KHzのPCM信号が生成されることになり、面倒なDA変換処理のモード変更を行わないですむ。整理すると以下のようなことである。
・24KHzのAACの場合、フラグに偽を設定する。
・AAC部が24KHzでSBR部によって48KHz再生となるAAC+SBRの場合、SBR部のエラーの有無によって、フラグに真或いは偽を設定する。
・48KHzのAACの場合は、本願の対象外である(つまり通常通りAAC再生を行う)。
尚、上記のように、符号化信号を解析して、SBR部がないことを検出するまでもなく、24KHzのAACであることが、別途手段で検出できる場合(例えば、放送データの管理情報などによって検出できる場合)は、それをもって前記フラグに偽を設定すればよいことはいうまでもない。
そして、本実施の形態1のオーディオデコーダ10の第2復号化部101は、フラグが真の場合には、第2符号信号を用いて、第1復号化信号の周波数帯域を拡大する。この方法は、MPEG規格AAC+SBR方式に沿って行えばよい。
一方、フラグが偽の場合は、アップサンプリング部103において、第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換する。この方法は、従来から知られているどのような方法でもよい。
そして、選択部104において、フラグが偽である場合はアップサンプリング部103の出力信号を出力し、フラグが真である場合は第2復号化部101の出力信号を出力する。
図3は、本実施の形態1に係るオーディオデコーダ10の選択部104からの出力信号の参考図を示す。
本図のように、SBR部にエラーが発生し、検出部102においてエラー検出された場合には、アップサンプリング部103においてAAC部のサンプリング周波数を、例えば直線補完を用いて2点間の周波数の平均値を算出して、1024点のPCMを2倍の2048点のPCMにアップサンプリングする。このため、再生時においてサンプリング周波数が変更してノイズが発生することを適切に防止することが可能となる。
上記のように、本実施の形態1に係るオーディオデコーダ10は、検出部102において、第2符号化信号が、第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合、偽となるフラグを発生する。また、アップサンプリング部103は、フラグが偽である場合、第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力し、選択部104は、フラグが偽である場合はアップサンプリング部103の出力信号を出力し、フラグが真である場合は第2復号化部101の出力信号を出力する。
このため、本発明に係るオーディオデコーダ10においては、第2符号化信号が不完全な場合や、存在しない場合でも、出力信号のサンプリング周波数が変動しないので、耳障りなノイズを発生させないで済むこととなる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2に係るオーディオデコーダについて図面を参照しながら説明する。
図4は、本実施の形態2におけるオーディオデコーダ40の構成を示す図である。オーディオデコーダ40は、第1符号化信号を復号化し第1復号化信号を生成する第1復号化部400、第2符号化信号を用いて第1復号化信号の周波数帯域を拡大する第2復号化部401、及び第2符号化信号が、第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合、偽となるフラグを発生する検出部404を備えている。
そして、本実施の形態2に係るオーディオデコーダ40において、第2復号化部401は、第1復号化信号をF個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号に変換する分析フィルタ403、第1周波数信号と第2符号化信号とから、2×F個の周波数帯域信号からなる第2周波数信号を生成する帯域拡大部404、2×F個の周波数帯域信号からなる周波数信号を時間軸信号に変換する合成フィルタ405、フラグが真である場合は、帯域拡大部404の出力信号の一部或いは全部を合成フィルタ405に送出し、フラグが偽である場合は、分析フィルタ403の出力信号の一部或いは全部を合成フィルタ405に送出する選択部406を内蔵している。
次に、以上のように構成された本実施の形態2のオーディオデコーダ40の動作について以下説明する。
まず、第1復号化部400において、第1符号化信号と第2符号化信号とからなる符号化信号のうち、第1符号化信号を復号化し第1復号化信号を生成する。この方法は実施の形態1で述べたのと同様でよい。
次に、検出部402において、第2符号化信号が、第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合、偽となるフラグを発生する。この方法も実施の形態1で述べたのと同様でよい。
次に、第2復号化部401に内蔵の分析フィルタ403は、第1復号化信号をF個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号に変換する。AAC+SBR方式ではFは32であり、ポリフェイズフィルタの手法で32帯域の周波数帯域信号からなる周波数信号に変換するが、必ずしも本願の趣旨からはその必要はない。即ち、帯域の数は32でなく、4や16や64などでもよいし、ポリフェイズフィルタでなくQMF(Quadrature Mirror Filter)などを用いてもよい。
次に、フラグが真の場合は、第2復号化部401に内蔵の帯域拡大部404は、第2符号信号を用いて、F個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号から、2×F個の周波数帯域信号からなる第2周波数信号を生成する。この方法は、MPEG規格AAC+SBR方式に沿って行えばよい。フラグが真の場合は、さらに選択部406は、2×F個の周波数帯域信号からなる第2周波数信号を合成フィルタ405に送出する。
合成フィルタ405では、そのようにして受け取った第2周波数信号を時間軸信号に変換する。AAC+SBR方式では、ポリフェイズフィルタの手法で64帯域の周波数帯域信号からなる周波数信号を時間軸に変換するが、必ずしも本願の趣旨からはその必要はない。即ち、帯域の数は64でなく、8や32や128などでもよいし、ポリフェイズフィルタでなくQMF等を用いてもよい。勿論、分析フィルタで用いた手法と合成フィルタで用いる手法とは相互に整合したものでなければならないことは言うまでもない。
このような、フラグが真の場合の信号の流れを整理した図が図5である。即ち、入力された第1復号化信号は、分析フィルタ403でF帯域の周波数信号に変換され、その後、帯域拡大部404で2×F帯域の周波数信号に拡大され、合成フィルタ405で時間信号に変化される。
一方、フラグが偽の場合は、選択部406は、F個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号を合成フィルタ405に送出し、合成フィルタ405では、そのようにして受け取った周波数信号を時間軸信号に変換するがその方法を示した図が図6である。即ち、分析フィルタ403からの出力であるF帯域の周波数信号は、合成フィルタ405への低域の周波数信号となり、高域の周波数信号は例えば0が埋められる。そのようにして構成された2×F帯域の周波数信号は合成フィルタ405で時間信号に変化される。ここでは、高域の周波数信号に0を埋めることを述べたが、必ずしもそうでなくてもよく、例えば、完全に0でないまでも、聴覚に激しくは知覚されない程度の信号を挿入するようにしてもよい。
図7は、本実施の形態2に係るオーディオデコーダ40の第2復号化部401における処理の説明図を示す。
図7(a)は、図5のフラグが真の場合の復号化方法に対応し、入力された24KHzの第1復号化信号は、分析フィルタ403でF帯域の周波数信号に変換され、その後、帯域拡大部404でSBR符号化信号を用いて2×F帯域の周波数信号に拡大され、合成フィルタ405で時間信号に変化され、48KHzのPCMとして出力される。
一方、図7(b)は、図6のフラグが偽の場合の復号化方法に対応し、入力された24KHzの第1復号化信号は、分析フィルタ403からの出力であるF帯域の周波数信号は、帯域拡大部404における処理を行わずに、合成フィルタ405への低域の周波数信号となり、高域の周波数信号は例えば0が埋められる。そのようにして構成された48KHzの周波数信号は合成フィルタ405で時間信号に変化される。
図8は、本実施の形態2に係るオーディオデコーダ40の第2復号化部401の動作手順を示すフローチャートである。
この図8は、図7(a)及び(b)に対応した処理であり、最初に、第1復号化部400で第1符号化信号であるAAC部の復号化処理を行われ(S801)、分析フィルタ403でF帯域の周波数信号に変換される(S802)。そして、検出部402でSBR部のエラー検出が行ない場合には(S803でNo)、帯域拡大部404でSBR符号化信号に基づき2×F帯域の周波数信号に高域拡大され(S804)、合成フィルタ405で時間信号に変化され、48KHzのPCMとして出力される(S805)。
一方、検出部402でSBR部のエラーが検出された場合には(S803でYes)、分析フィルタ403後の信号の高域部の生成処理が行われ、合成フィルタ405で時間信号に変化され、48KHzのPCMとして出力される(S805)。このため、異音なくSBR部のエラー部分を通過して、ノイズの発生を抑えることが可能となる。尚、S803における処理は検出部402において付与されるフラグに基づいて選択部406において行われることとなる。
上記のように、本実施の形態2に係るオーディオデコーダ40の第2復号化部401は、第1復号化信号をF個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号に変換する分析フィルタ403と、第1周波数信号と第2符号化信号とから、2×F個の周波数帯域信号からなる第2周波数信号を生成する帯域拡大部404と、2×F個の周波数帯域信号からなる周波数信号を時間軸信号に変換する合成フィルタ405と、フラグが真である場合は、帯域拡大部404の出力信号の一部或いは全部を合成フィルタ405に送出し、フラグが偽である場合は、分析フィルタ403の出力信号の一部或いは全部を合成フィルタ405に送出する選択部406とを備える。
このため、第2符号化信号が不完全な場合や、存在しない場合でも、出力信号のサンプリング周波数が変動しないので、耳障りなノイズを発生させないで済むこととなる。しかも、第2符号化信号が不完全な場合でも、完全な場合と同じフィルタを用いて周波数帯域を2倍にアップサンプリングすることが出来るので、第2符号化信号が不完全な場合と完全な場合との切り変わり目がさらにスムーズに処理することが可能となる。
さらに、帯域拡大部404において、高域の周波数成分にAAC部が生成する信号を2倍にするために、高域の周波数成分に聴覚的に余分な成分が生成されないこととなる。
またさらに、高域の周波数成分に0を埋めることにより、高域の周波数成分が完全にクリアにされ、ノイズの発生を低減できる。
尚、上述の各実施の形態に係るオーディオデコーダにおいては、サンプリング周波数の変更に応じて、DAコンバータの種類を瞬間的に変更させることなく、出力信号のサンプリング信号の周波数を適切に変更することが可能となる。
本発明に係るオーディオデコーダは、例えば、AAC+SBR方式が採用されたデジタル受信機や、オーディオ再生機器に応用できる。
本実施の形態1におけるオーディオデコーダの構成を示す図 入力の符号化信号の構成を示す図 本実施の形態1に係るオーディオデコーダの選択部からの出力信号の参考図 本実施の形態2におけるオーディオデコーダの構成を示す図 フラグが真である場合の周波数信号の流れを示す図 フラグが偽である場合の周波数信号の流れを示す図 本実施の形態2に係るオーディオデコーダの第2復号化部における処理の説明図 本実施の形態2に係るオーディオデコーダの第2復号化部の動作手順を示すフローチャート AAC+SBRの符号化信号の構成と復号化される時間軸信号を示した図 AAC+SBRの符号化信号においてSBR部が不完全に復号化される時間軸信号を示した図
符号の説明
10,40 オーディオデコーダ
100,400 第1復号化部
101,401 第2復号化部
102,402 検出部
103 アップサンプリング部
104,406 選択部
200 符号化信号
201 第1符号化信号
202 第2符号化信号
403 分析フィルタ
404 帯域拡大部
405 合成フィルタ

Claims (16)

  1. 第1符号化信号と、当該第1符号化信号を復号化して得られる第1復号化信号の周波数帯域を拡大する為の信号を符号化して得られた第2符号化信号とからなる符号化信号を復号化する復号化装置であって、
    前記第1符号化信号を復号化し前記第1復号化信号を生成する第1復号化手段と、
    前記第2符号化信号を用いて前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大する第2復号化手段と、
    前記第2符号化信号が、前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合には、完全でないことを示す偽となるフラグを発生する検出手段とを備える
    ことを特徴とする復号化装置。
  2. 前記復号化装置は、さらに、
    前記フラグが偽である場合、前記第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力するアップサンプリング手段と、
    前記フラグが偽である場合は、前記アップサンプリング手段の出力信号を出力し、前記フラグが真である場合は、前記第2復号化手段の出力信号を出力する選択手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の復号化装置。
  3. 前記第2復号化手段は、
    前記第1復号化信号をF個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号に変換する分析フィルタと、
    前記第1周波数信号と前記第2符号化信号とから、2×F個の周波数帯域信号からなる第2周波数信号を生成する帯域拡大手段と、
    前記第2周波数信号を時間軸信号に変換する合成フィルタとを有し、
    前記第2復号化手段は、前記フラグが偽である場合、前記帯域拡大手段を用いず、前記分析フィルタ及び前記合成フィルタを用いて、前記第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の復号化装置。
  4. 前記復号化装置は、さらに、
    前記フラグが真である場合は、前記帯域拡大手段の出力信号の一部或いは全部を前記合成フィルタに送出し、前記フラグが偽である場合は、前記分析フィルタの出力信号の一部或いは全部を前記合成フィルタに送出する選択手段を備える
    ことを特徴とする請求項3記載の復号化装置。
  5. 前記帯域拡大手段は、前記フラグが偽である場合、前記合成フィルタの入力となる2×F個の周波数信号のうち、低域には、前記第1周波数信号の少なくとも一部を入力し、高域には、聴覚的に知覚されないことを意図した信号を入力して前記第2周波数信号を生成する
    ことを特徴とする請求項3記載の復号化装置。
  6. 前記帯域拡大手段は、前記フラグが偽である場合、前記合成フィルタの入力となる2×F個の周波数信号のうち、低域のF個には、前記第1周波数信号を入力し、高域のF個には、値が実質的に0である信号を入力して前記第2周波数信号を生成する
    ことを特徴とする請求項3記載の復号化装置。
  7. 前記第1符号化信号は、MPEG規格AAC+SBR方式におけるAAC部の信号であり、前記第2符号化信号は、MPEG規格AAC+SBR方式におけるSBR部の信号であり、
    前記検出手段は、MPEG規格AAC+SBR方式におけるSBR部の符号化信号規則を用いて、前記第2符号化信号が前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の復号化装置。
  8. 前記検出手段は、取得した符号化信号のビット数の総数が、前記第2符号化信号の符号を格納しているFill_elementのサイズより大きい場合には、前記第2符号化信号を不正規な信号であると判断して、前記偽となるフラグを発生する
    ことを特徴とする請求項7記載の復号化装置。
  9. 前記検出手段は、bs_headerが取得できない場合には、前記第2符号化信号を不正規な信号であると判断して、前記偽となるフラグを発生する
    ことを特徴とする請求項7記載の復号化装置。
  10. 前記検出手段は、前記第2符号化信号が存在しない場合に、前記偽となるフラグを発生する
    ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の復号化装置。
  11. 第1符号化信号と、当該第1符号化信号を復号化して得られる第1復号化信号の周波数帯域を拡大する為の信号を符号化して得られた第2符号化信号とからなる符号化信号を復号化する復号化装置に用いる復号化方法であって、
    前記第1符号化信号を復号化し前記第1復号化信号を生成する第1復号化ステップと、
    前記第2符号化信号を用いて前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大する第2復号化ステップと、
    前記第2符号化信号が、前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合には、完全でないことを示す偽となるフラグを発生する検出ステップとを含む
    ことを特徴とする復号化方法。
  12. 前記復号化方法は、さらに、
    前記フラグが偽である場合、前記第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力するアップサンプリングステップと、
    前記フラグが偽である場合は、前記アップサンプリングステップにおける出力信号を出力し、前記フラグが真である場合は、前記第2復号化ステップにおける出力信号を出力する選択ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項11記載の復号化方法。
  13. 前記復号化装置は、
    前記第1復号化信号をF個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号に変換する分析フィルタと、
    前記第2周波数信号を時間軸信号に変換する合成フィルタと備え、
    前記第2復号化ステップには、
    前記第1周波数信号と前記第2符号化信号とから、2×F個の周波数帯域信号からなる第2周波数信号を生成する帯域拡大ステップが含まれ、
    前記第2復号化ステップにおいては、前記フラグが偽である場合、前記帯域拡大ステップを用いず、前記分析フィルタ及び前記合成フィルタを用いて、前記第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力する
    ことを特徴とする請求項11記載の復号化方法。
  14. 第1符号化信号と、当該第1符号化信号を復号化して得られる第1復号化信号の周波数帯域を拡大する為の信号を符号化して得られた第2符号化信号とからなる符号化信号を復号化する復号化装置に用いるプログラムであって、
    前記第1符号化信号を復号化し前記第1復号化信号を生成する第1復号化ステップと、
    前記第2符号化信号を用いて前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大する第2復号化ステップと、
    前記第2符号化信号が、前記第1復号化信号の周波数帯域を拡大するための符号として完全かどうかを検出し、完全でない場合には、完全でないことを示す偽となるフラグを発生する検出ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 前記プログラムは、さらに、
    前記フラグが偽である場合、前記第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力するアップサンプリングステップと、
    前記フラグが偽である場合は、前記アップサンプリングステップにおける出力信号を出力し、前記フラグが真である場合は、前記第2復号化ステップにおける出力信号を出力する選択ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする請求項14記載のプログラム。
  16. 前記復号化装置は、
    前記第1復号化信号をF個の周波数帯域信号からなる第1周波数信号に変換する分析フィルタと、
    前記第2周波数信号を時間軸信号に変換する合成フィルタと備え、
    前記第2復号化ステップには、
    前記第1周波数信号と前記第2符号化信号とから、2×F個の周波数帯域信号からなる第2周波数信号を生成する帯域拡大ステップが含まれ、
    前記第2復号化ステップにおいては、前記フラグが偽である場合、前記帯域拡大ステップを用いず、前記分析フィルタ及び前記合成フィルタを用いて、前記第1復号化信号を2倍のサンプリング周波数の信号に変換して出力する
    ことを特徴とする請求項14記載のプログラム。
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