JP2007016647A - エンジン始動装置及び該エンジン始動装置を備えた自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】 点火装置側に必要な電力を十分に供給でき、かつ構造の複雑化,コストの増大といった問題が生じることもないエンジン始動装置及び該エンジン始動装置を備えた自動二輪車を提供する
【解決手段】 外部操作により発電する発電機1を備えたエンジン始動装置であって、上記発電機1からの電力の出力系統は、エンジン始動に必要な負荷9〜11のみに電力を供給する第1供給系Aと、他の負荷15に電力を供給する第2供給系Bとを備え、該第2供給系Bは、負荷への電力供給を所定のディレータイムだけ遅らせるディレー回路14を備えており、上記外部操作による発電開始から上記ディレータイムの間は上記発電電力が第1供給系Aのみに供給される。
【選択図】 図1
【解決手段】 外部操作により発電する発電機1を備えたエンジン始動装置であって、上記発電機1からの電力の出力系統は、エンジン始動に必要な負荷9〜11のみに電力を供給する第1供給系Aと、他の負荷15に電力を供給する第2供給系Bとを備え、該第2供給系Bは、負荷への電力供給を所定のディレータイムだけ遅らせるディレー回路14を備えており、上記外部操作による発電開始から上記ディレータイムの間は上記発電電力が第1供給系Aのみに供給される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば自動二輪車に好適のエンジン始動装置に関する。
自動二輪車用エンジン始動装置として、バッテリとACゼネレータとを結ぶ回路にオンオフスイッチを設け、キックペダルを用いてエンジンを始動する際には該スイッチをオフしてバッテリとゼネレータとを切り離すようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また発電機の出力と点火装置及び負荷給電制御手段を除く他の負荷との間に接点式のオンオフスイッチを介設し、始動時にはこのスイッチをオフにして点火装置及び負荷給電制御手段側だけに発電電力を供給し、エンジン回転数が所定回転数に達すると該スイッチをオンして上記他の負荷にも電力が供給されるようにしたものが提案されている(例えは特許文献2参照)。
特開2002−98032号公報
特開平7−103112号公報
特許文献1のものでは、キック始動時には、ACゼネレータで発電された電力のバッテリへの供給は遮断されるが、残りの全ての負荷への供給が行なわれるため、点火系統に必要な電力を十分に供給できない場合があるといった問題がある。
一方、特許文献2のものでは、キック始動時には点火装置側のみに電力が供給されるので、点火に必要な電力を供給できる。しかしオンオフスイッチが接点を有する構造であるためそれだけ寿命が短くなり易いといった問題がある。また他の負荷にも電力を供給開始するために、エンジン回転数を検出し、該エンジン回転数に基づいてオンオフスイッチを制御する構造が採用されているため、それだけ構造の複雑化、コストの増大といった問題がある。
本発明は、点火装置側に必要な電力を十分に供給でき、かつ構造の複雑化,コストの増大といった問題が生じることもない始動装置及び該始動装置を備えた自動二輪車を提供することを課題としている。
本発明は、外部操作部と、該外部操作部の操作により発電する発電機とを備えたエンジン始動装置であって、上記発電機からの電力の出力系統は、エンジン始動に必要な負荷のみに電力を供給する第1供給系と、その他の負荷に電力を供給する第2供給系とを備え、該第2供給系は、その他の負荷への電力供給を所定のディレータイムだけ遅らせるディレー回路を備えており、上記外部操作による発電開始から上記ディレータイムの間は上記発電電力が第1供給系のみに供給されることを特徴としている。
ここで本発明において、外部操作により発電する発電機には、例えばキックペダルを踏み込むことにより、あるいはリコイルスタータを引っ張ることにより発電機が回転し、発電するものが含まれる。
本発明に係るエンジン始動装置によれば、外部操作により発電開始されてから所定のディレータイムの間は、発電電力は、第1供給系のみに供給されるので、外部操作によって始動する際の発電電力を全て点火用エネルギーに使用でき、エンジン始動性を向上できる。
また、本発明では、発電開始時には所定のディレータイムの間のみ第1供給系だけに電力が供給され、該ディレータイムが経過した後は、自動的に第2供給系にも電力が供給されるので、エンジンが始動した時に他の負荷にも電力を供給開始するために、エンジン回転数を検出し、スイッチ手段を開閉制御するように構成されたものに比較して、構造が極めて簡単であり、寿命の問題や構造の複雑化の問題が生じるのを回避できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に沿って説明する。
図1,図2は本発明の一実施形態係るキック式エンジン始動装置を備えた自動二輪車を説明するための図であり、図1はその電気回路図、図2は動作説明図である。
図中、1はエンジン1aのクランク軸1bの一端に装着された交流発電機であり、これは外部操作部としてのキックペダル2を踏み込むことにより、又はスタータモータ3によりクランク軸1bが回転駆動されると発電する。なお、この発電機1は、エンジンの運転中には該エンジン1aのクランク軸1bにより回転駆動され、発電する。
4はレギュレータであり、上記発電機1で発電された交流は該レギュレータ4内の整流回路5で直流に整流され、エンジン始動に必要な負荷のみに電力を供給する第1供給系Aと残りの負荷に電力を供給する第2供給系Bとに分割して出力されるようになっている。
上記第1供給系Aは、上記整流された電力を、逆流防止ダイオード6,メインスイッチ7,ストップスイッチ8を介してエンジン始動に必要な負荷としてのイグニッションコイル9,フューエルポンプ10及びインジェクタ11に供給するように構成されている。また上記第1供給系Aは、ECU13にも電力を供給するようになっており、該ECU13は、上記始動に必要な機器9,10,11に制御信号a,b,cを供給する。
上記第2供給系Bは、図1に破線で示されているように、上記整流された電力を、ディレー回路14,上記メインスイッチ7を介して他の負荷としての電装関係の負荷15、例えばヘッドライト,テールライト,フラッシャー,ホーン,メータ等に供給し、さらにファンモータリレー16aを介してファンモータ16に、及びスタータリレー17aを介してスタータモータ3に、さらにクラッチ連動リレー18aを介してスタータスイッチ18にそれぞれ供給するように構成されている。
なおバッテリ19は上記第2供給系Bに接続されるとともに、ダイオード6aを介して上記第1供給系Aにも接続されている。従って、バッテリ残容量が十分ある場合には、バッテリ19の電力が上記第1供給系A,第2供給系Bの全ての負荷に供給される。
ここで上記ディレー回路14は無接点式のもので、入力された電流を所定のディレータイム(t1)だけ遅らせて出力する。なお、該ディレー回路14の電荷抜け(リセット)時間は上記ディレータイム(t1)より短い時間で、かつキックペダルの踏み込み操作間隔より短い時間に設定されている。
図2に示すように、キック力によりエンジン1aを始動する場合、メインスイッチ7をオンするとともに、キックペダル2を踏み込む。するとキック軸の回転がクランク軸1bに伝達され、発電機1が回転駆動されて交流を発電する(ステップS1)。この交流は整流回路5で整流されて直流となり(ステップS2)、該直流は第1供給系A,第2供給系Bに分かれて流入することとなるが、第2供給系Bにはディレー回路14が配設されているので、該ディレー回路14に設定されたディレータイムが経過するまでの間は、上記発電電力は全て第1供給系Aに供給される(ステップS3)。そのため第1供給系A側に十分な電力が供給され、ECU13が確実に起動して制御信号a,b,cをイグニンションコイル9,フューエルポンプ10,インジェクタ11に供給するとともに、上記電力がこの始動用機器9〜11に供給され、該機器が確実に作動し、エンジンが容易確実に始動する。なお、上記ディレータイム経過後においては、第2供給系B側にも発電電力が供給され、ヘッドライト等が点灯することとなる(ステップS4)。
また、本実施形態では、ディレー回路14のリセット時間をキックペダルの操作間隔より短い時間に設定したので、ディレー回路14から電荷が抜けるまでディレー回路が働かなくなるといった問題を防止できる。
さらにまた、本実施形態では、第2供給系Bにディレー回路14設けることにより、エンジン始動時には設定されたディレータイムの間は第2供給系Bへの電力供給を止めて結果的に第1供給系Aのみに電力を供給するようにしている。このディレー回路14は、例えば第2供給系にスイッチ手段を設ける場合のような接点を必要としないので、第1供給系のみに電力を供給するための回路の寿命を延長できる。
また上記ディレータイムの経過後は、自動的に第2供給系にも電力が供給されるので、例えばエンジン回転数を検出し、該エンジン回転数が所定値を超えたときにスイッチ手段をオフに制御することにより他の負荷にも電力を供給するようにしたものに比較して構造を極めて簡単にできる。
1 発電機
1a エンジン
1b クランク軸
9 イグニッションコイル(エンジン始動に必要な負荷)
10 フューエルポンプ(エンジン始動に必要な負荷)
11 インジェクタ(エンジン始動に必要な負荷)
14 ディレー回路
15 他の負荷
A 第1供給系
B 第2供給系
1a エンジン
1b クランク軸
9 イグニッションコイル(エンジン始動に必要な負荷)
10 フューエルポンプ(エンジン始動に必要な負荷)
11 インジェクタ(エンジン始動に必要な負荷)
14 ディレー回路
15 他の負荷
A 第1供給系
B 第2供給系
Claims (5)
- 外部操作部と、該外部操作部の操作により発電する発電機とを備えたエンジン始動装置であって、上記発電機からの電力の出力系統は、エンジン始動に必要な負荷のみに電力を供給する第1供給系と、その他の負荷に電力を供給する第2供給系とを備え、該第2供給系は、その他の負荷への電力供給を所定のディレータイムだけ遅らせるディレー回路を備えており、上記外部操作による発電開始から上記ディレータイムの間は上記発電電力が第1供給系のみに供給されることを特徴とするエンジン始動装置。
- 請求項1において、上記ディレー回路は、上記外部操作が行なわれる間隔より短いリセット時間が設定されていることを特徴とするエンジン始動装置。
- 請求項1又は2において、上記発電機はエンジンのクランク軸に装着されており、該クランク軸は上記外部操作部の操作により回転するように構成されていることを特徴とするエンジン始動装置。
- 請求項1ないし3の何れかにおいて、上記外部操作部はキックペダルであり、該キックペダルの踏み込みによりエンジンのクランク軸が回転するとともに上記発電機が発電することを特徴とするエンジン始動装置。
- 請求項1ないし4の何れかに記載のエンジン始動装置を備えたことを特徴とする自動二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005197262A JP2007016647A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | エンジン始動装置及び該エンジン始動装置を備えた自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005197262A JP2007016647A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | エンジン始動装置及び該エンジン始動装置を備えた自動二輪車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007016647A true JP2007016647A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37754032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005197262A Withdrawn JP2007016647A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | エンジン始動装置及び該エンジン始動装置を備えた自動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007016647A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200565A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | バッテリー充電装置 |
CN106042937A (zh) * | 2016-07-07 | 2016-10-26 | 超威电源有限公司 | 电动汽车的低压供电双路***及其控制方法 |
US11319915B2 (en) | 2020-06-11 | 2022-05-03 | Kohler Co. | Engine system, and method of starting the engine |
-
2005
- 2005-07-06 JP JP2005197262A patent/JP2007016647A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080606 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090519 |