JP2007013820A - チューナモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディジタルテレビジョン放送対応の電子機器で、アナログテレビジョン放送を視聴可能にする。
【解決手段】 チューナモジュールは、ディジタルテレビジョン放送の電波を受信してディジタルチューナ部に供給すると共に、アナログテレビジョン放送の電波を受信してアナログチューナ部に供給する。ディジタルチューナ部は、ディジタルテレビジョン放送の電波から所定の信号を選択し、信号処理を施し得られるTSを切替部に供給する。一方、アナログチューナ部は、アナログテレビジョン放送の電波から所定の信号を選択し、信号処理を施し得られる映像信号と音声信号とを信号処理部に供給する。信号処理部は、映像信号と音声信号とを圧縮符号化し多重化してTSに変換し、切替部に供給する。切替部は、入力端子に供給されたTSを所定に切り替えて電子機器に供給する。電子機器は、供給されたTSに対して信号処理を施し、映像表示や音声出力を行う。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送が受信可能なテレビジョン放送用チューナモジュールに関する。
CS(Communication Satellite)ディジタルテレビジョン放送やBS(Broadcasting Satellite)ディジタルテレビジョン放送に続き、地上波ディジタルテレビジョン放送の提供が開始され、今後は、ディジタルテレビジョン放送が主流となり、ディジタルテレビジョン放送対応のテレビジョン受像機やチューナが急速に普及すると考えられる。また、ディジタルテレビジョン放送の普及に伴い、アナログテレビジョン放送は、廃止の方向に向かっている。
しかしながら、例えば、地上波ディジタルテレビジョン放送は、現在のところ全国展開されておらず、一部の地域でしか視聴することができない。そのため、現状では、アナログテレビジョン放送が主流であり、今後もアナログテレビジョン放送を受信するための機能が必要であると考えられる。
現時点では、ディジタルテレビジョン放送対応のテレビジョン受像機やPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)などには、ディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送の両放送が視聴可能なように、ディジタルテレビジョン放送用チューナとアナログテレビジョン放送用チューナとが搭載されたものが多い。
このように、アナログテレビジョン放送およびディジタルテレビジョン放送に対応したテレビジョン受像機に関する技術が特許文献1に記載されている。
特開平11−98426号公報
従来のディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送が受信可能なチューナモジュールおよび電子機器について、概略的に説明する。ここでは、ディジタルテレビジョン放送用チューナとアナログテレビジョン放送用チューナとを搭載したチューナモジュールを、それぞれの放送に対応したデコーダを搭載した電子機器に接続した場合を例にとって説明する。
図5は、従来のチューナモジュール101および電子機器102の一例の構成を示す。チューナモジュール101のディジタル通信インターフェース112と電子機器102のディジタル通信インターフェース129とを接続すると共に、チューナモジュール101のアナログ通信インターフェース113と電子機器102のアナログ通信インターフェース130とを接続する。
チューナモジュール101は、外部のアンテナ103が接続され、放送設備104から送信されたディジタルテレビジョン放送および/またはアナログテレビジョン放送の電波を受信する。受信したディジタルテレビジョン放送の電波がディジタルチューナ部110に供給されると共に、アナログテレビジョン放送の電波がアナログチューナ部111に供給される。
放送設備104では、例えば、地上波ディジタルテレビジョン放送の場合、MPEG−2(Moving Picture Experts Group-2)方式により、映像、音声およびデータの圧縮符号化を行う。そして、MPEG−2システムズ(MPEG-2 Systems)の規定に従い、映像データ、音声データおよびこれらに付加される付加データを各チャンネル毎およびデータ種類毎にパケット化し、時分割で多重化してトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)と呼ばれるパケット列を生成する。
生成されたトランスポートストリーム(以下、TSと適宜称する)は、特定のユーザのみが視聴できるようにするためのスクランブル処理が施される。そして、スクランブル処理されたTSに対して、変調処理が施されて送信される。変調方式は、例えば、地上波ディジタルテレビジョン放送の場合、衛星ディジタルテレビジョン放送と異なり、山やビルなどによる反射波を考慮する必要があるため、マルチパスによる妨害に強いOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調方式が用いられる。
また、放送設備104は、例えば、地上波アナログテレビジョン放送の場合、映像信号をAM(Amplitude Modulation)変調して送信すると共に、音声信号をFM(Frequency Modulation)変調して送信する。
ここで、TSについて、図6を参照して概略的に説明する。図6は、TSの構造を示す。TSは、図6Aに示すように、TSパケットで構成されている。TSパケットは、188バイトの固定長のパケットであり、図6Bに示すように、TSヘッダとTSペイロードおよび/またはアダプテーションフィールドで構成されている。TSパケットのTSヘッダは、図6Cに示すように、TSパケットの先頭を検出するための同期バイト、パケットの中のビットエラーの有無を示す誤り表示、新たなPES(Packetized Elementary Stream)パケットの開始を示すユニット開始表示、パケットの重要度を示す優先度、パケットの属性を示すPID(Packet IDentification)等で構成される。アダプテーションフィールドは、TSペイロードのデータに関する情報を示すことができるものである。
PIDは、13ビットの値によりパケットの属性を示し、TSペイロードに格納されるデータの種類により値が異なる。このPIDは、必要とするTSパケットをフィルタリングする際に用いられる。
図5に戻って説明すると、ディジタルチューナ部110は、供給されたディジタルテレビジョン放送の電波から所定の周波数の信号を選択し、復調や誤り訂正などの所定の信号処理を施してTSを出力する。ディジタルチューナ部110から出力されたTSは、ディジタル通信インターフェース112に供給され、ディジタル通信インターフェース112に接続された電子機器102のディジタル通信インターフェース129を介して電子機器102に供給される。
一方、アナログチューナ部111は、供給されたアナログテレビジョン放送の電波から所定の周波数の信号を選択し、選択されたアナログ信号に対して映像中間周波増幅やAM検波などの所定の信号処理を施し、映像信号を取り出すと共に、音声中間周波増幅やFM検波などの所定の信号処理を施して音声信号を取り出す。映像信号および音声信号は、アナログ通信インターフェース113に供給され、アナログ通信インターフェース113に接続された電子機器102のアナログ通信インターフェース130を介して電子機器102に供給される。
ディジタル通信インターフェース129を介して電子機器102に供給されたTSは、デスクランブラ120に供給される。デスクランブラ120は、スクランブルを解除するための処理を施し、DeMUX(De-MUltipleXer)部121へ供給する。DeMUX部121は、TSパケットのヘッダ部に格納されたPIDの値に基づきフィルタリングを行い、多重されたTSから必要なストリームを取り出し、ディジタルデコーダ122に供給する。
ディジタルデコーダ122は、DeMUX部121から供給されたストリームに含まれる映像データ、音声データおよび付加データに対して、それぞれのデータに応じた復号化処理を施し、映像信号、音声信号および付加データを出力する。復号された映像信号および付加データは、表示部123に供給される。付加データは、表示部123に供給され、例えば、OSD(On Screen Display)処理により、映像信号に重ね合わせて表示することができる。また、音声信号は、音声出力部124に供給される。
一方、アナログ通信インターフェース130を介して電子機器102に供給された映像信号および音声信号は、アナログデコーダ140に供給される。アナログデコーダ140は、供給された映像信号に対して色復調などの信号処理を施し、輝度信号および色差信号を取り出す。そして、得られた輝度信号および色差信号が表示部123に供給されると共に、音声信号が音声出力部124に供給される。
表示部123は、ディジタルデコーダ122およびアナログデコーダ140から供給された映像信号をユーザの要求に応じて切り替えて表示する。音声出力部124は、アナログデコーダ140およびディジタルデコーダ122から供給された音声信号をユーザの要求に応じて切り替えて出力する。
操作部128は、例えばキーボードからなり、ユーザがチャンネルを選択するなどの操作に応じた選局情報が出力される。操作部128から出力された選局情報は、CPU(Central Processing Unit)125に供給される。
CPU125は、ROM(Read Only Memory)126に予め格納されたプログラムに従い、電子機器102の各部を制御すると共に、ディジタル通信インターフェース129を介してチューナモジュール101の各部を制御する。また、CPU125は、RAM(Random Access Memory)127を有し、プログラム実行時のワークメモリとして用いる。例えば、CPU125は、操作部128から供給された選局情報に基づき、所定の周波数の信号を選択するようディジタルチューナ部110およびアナログチューナ部111を制御する。
上述したように、アナログテレビジョン放送用チューナから出力される映像信号および音声信号は、ディジタル通信インターフェースを用いて伝送することができないので、このようなアナログ信号を電子機器に供給するためには、アナログ通信インターフェースが必要となる。すなわち、ディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送の両放送を視聴可能にするためには、ディジタル通信インターフェースとアナログ通信インターフェースとが必要となり、接続が煩わしいという問題点があった。
また、ディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送の両放送を視聴する場合、電子機器には、ディジタルテレビジョン放送用デコーダおよびアナログテレビジョン放送用デコーダとを搭載する必要がある。しかしながら、将来的に不要となるアナログテレビジョン放送用デコーダを設けた場合、コストがかかってしまったり、電子機器の小型化に影響を与えてしまうという問題点があった。
従って、この発明の目的は、ディジタルテレビジョン放送にのみ対応する電子機器で、ディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送の視聴を可能にするチューナモジュールを提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、ディジタルテレビジョン放送の電波から所定の周波数のディジタル変調信号を選択し、ディジタル変調信号を復調して第1のディジタル信号を出力するディジタルチューナ部と、アナログテレビジョン放送の電波から所定の周波数のアナログ変調信号を選択し、アナログ変調信号を検波して映像信号および音声信号を出力するアナログチューナ部と、映像信号および音声信号に対してそれぞれ所定の圧縮符号化処理を施して映像データおよび音声データを生成し、映像データおよび音声データを多重化して第2のディジタル信号を出力するディジタル変換部と、第1のディジタル信号と第2のディジタル信号との一方を選択的に出力する切替部と、切替部で選択された第1および第2のディジタル信号の一方のディジタル信号の授受を外部の機器との間で行うインターフェースとを有することを特徴とするチューナモジュールである。
上述したように、この発明は、ディジタルテレビジョン放送の電波から所定の周波数のディジタル変調信号を選択し、ディジタル変調信号を復調して第1のディジタル信号を出力し、アナログテレビジョン放送の電波から所定の周波数のアナログ変調信号を選択し、アナログ変調信号を検波して得られる映像信号および音声信号に対してそれぞれ所定の圧縮符号化処理を施して映像データおよび音声データを生成し、映像データおよび音声データを多重化して第2のディジタル信号を出力し、第1のディジタル信号と第2のディジタル信号との一方を切替部で選択的に出力し、切替部で選択された第1および第2のディジタル信号の一方のディジタル信号の授受を外部の機器との間で行うようにしているため、ディジタルテレビジョン放送にのみ対応した電子機器でアナログテレビジョン放送を視聴することができる。
この発明は、アナログテレビジョン放送のアナログ信号をディジタルテレビジョン放送形式のディジタル信号に変換して電子機器に供給するようにしているため、ディジタルテレビジョン放送用デコーダのみを搭載した電子機器でアナログテレビジョン放送を視聴することができる。
以下、この発明の実施の一形態について説明する。この発明は、アナログテレビジョン放送の映像信号および音声信号をディジタルテレビジョン放送形式のディジタル信号に変換することにより、ディジタルテレビジョン放送にのみ対応した電子機器で、アナログテレビジョン放送を視聴できるようにした。ここでは、PCやPDAなどの映像が表示可能な電子機器に対して、ディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送が受信可能なチューナモジュールを接続する場合について説明する。また、以下では、地上波ディジタルテレビジョン放送用チューナおよび地上波アナログテレビジョン放送用チューナを搭載したチューナモジュールを例にとって説明する。
なお、この例では、説明を簡略化するため、地上波ディジタルテレビジョン放送および地上波アナログテレビジョン放送の電波は、1つの放送設備から送信されるものとする。
図1は、この発明の実施の一形態に適用可能なチューナモジュール1および電子機器2の一例の構成を示す。先ず、チューナモジュール1の構成について説明する。チューナモジュール1は、ディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送を受信し、受信したアナログテレビジョン放送のアナログ信号をディジタルテレビジョン放送形式のディジタル信号に変換する。そして、ディジタルテレビジョン放送のディジタル信号である第1のディジタル信号と、アナログテレビジョン放送の信号を変換した第2のディジタル信号とを切り替えて出力することができる。
チューナモジュール1は、ディジタルチューナ部10、アナログチューナ部11、ディジタル変換部12、切替部13、制御部14、RAM15およびディジタル通信インターフェース16を備える。チューナモジュール1は、外部のアンテナ3が接続され、放送設備4から送信されたディジタルテレビジョン放送およびアナログテレビジョン放送の電波を受信する。受信したディジタルテレビジョン放送の電波がディジタルチューナ部10に供給されると共に、アナログテレビジョン放送の電波がアナログチューナ部11に供給される。
ディジタルチューナ部10は、供給されたディジタルテレビジョン放送の電波に対して、復調や誤り訂正などの所定の信号処理を施してTSを出力する。ディジタルチューナ部10から出力されたTSは、切替部13の入力端子13aに供給される。
一方、アナログチューナ部11は、供給されたアナログテレビジョン放送の電波から所定の周波数の信号を選択し、選択された信号から映像信号と音声信号とを抽出してディジタル変換部12に供給する。ディジタル変換部12は、供給された映像信号および音声信号に対して所定の信号処理を施し、TSの形式に変換して出力する。ディジタル変換部12から出力されたTSは、切替部13の入力端子13bに供給される。
図2は、ディジタルチューナ部10の一例の構成を示す。ディジタルチューナ部10は、選局部40、復調部41および誤り訂正処理部42を備え、後述する制御部14により各部が制御される。選局部40は、アンテナ3から供給されたディジタルテレビジョン放送の電波から所定の周波数の変調信号を選局し、復調部41に供給する。復調部41は、選局部40から供給された変調信号に対して所定の方式に基づく復調処理を施す。復調方式は、例えば、地上波ディジタルテレビジョン放送の場合、OFDM方式が用いられる。復調されたTSを誤り訂正処理部42に供給する。誤り訂正処理部42は、復調部41から供給されたTSに対して誤り訂正処理を行い、TSを出力する。
図3は、アナログチューナ部11の一例の構成を示す。アナログチューナ部11は、選局部50、映像検波部51および音声検波部52を備え、後述する制御部14により各部が制御される。選局部50は、アンテナ3から供給されたアナログテレビジョン放送の電波から所定の周波数の信号を選択し、選択された信号を所定の周波数の映像中間周波信号に変換する。得られた映像中間周波信号は、映像検波部51および音声検波部52に供給される。
映像検波部51は、選局部50から供給された映像中間周波信号をAM検波し、映像信号を抽出する。抽出された映像信号は、ディジタル変換部12に供給される。音声検波部52は、選局部50から供給された映像中間周波信号から音声中間周波信号を取り出した後、FM検波して音声信号を抽出する。抽出された音声信号は、ディジタル変換部12に供給される。
図4は、ディジタル変換部12の一例の構成を示す。ディジタル変換部12は、映像デコーダ53、映像符号化部54、A/D変換部55、音声符号化部56およびMUX(MUltipleXer)部57を備え、後述する制御部14により各部が制御される。映像デコーダ53は、アナログチューナ部11から供給された映像信号に対して色復調などの信号処理を施し、輝度信号および色差信号を取り出す。輝度信号および色差信号は、映像符号化部54に供給される。
映像符号化部54は、供給された輝度信号および色差信号に対して所定の圧縮符号化処理を施し、映像データを出力する。圧縮符号化方式は、例えば、MPEG−2方式が用いられる。また、例えば、PDAや携帯電話などの携帯端末で地上波ディジタルテレビジョン放送を視聴する場合、圧縮符号化方式として、高い圧縮率を有するH.264/AVC(H.264/Advanced Video Coding)方式を用いてもよい。圧縮符号化された映像データは、MUX部57に供給される。
一方、A/D変換部55は、供給された音声信号をディジタル音声信号に変換する。変換されたディジタル音声信号は、音声符号化部56に供給される。音声符号化部56は、供給されたディジタル音声信号に対して所定の圧縮符号化処理を施し、音声データを出力する。圧縮符号化方式は、例えば、地上波ディジタルテレビジョン放送の場合、MPEG−2 AAC(MPEG-2 Advanced Audio Coding)方式が用いられる。圧縮符号化された音声データは、MUX部57に供給される。
MUX部57は、映像符号化部54から供給される圧縮符号化された映像データと、音声符号化部56から供給される圧縮符号化された音声データとをそれぞれ複数のTSパケットに分割する。そして、MUX部57は、ディジタルテレビジョン放送の形式と同様のTSヘッダとして、例えばTSパケットの属性を示すPIDなどの情報をそれぞれのTSパケットに付加し、TSパケットを多重化してTSを生成する。生成されたTSは、切替部13の入力端子13bに供給される。
図1に戻って説明すると、制御部14は、後述する電子機器2のCPU25からの命令に基づき、チューナモジュール1の各部の制御を行う。また、制御部14は、RAM15をプログラム実行時のワークメモリとして用いる。
切替部13は、制御部14の制御に基づき、入力端子13aまたは13bを選択する。選択された入力端子に供給されたTSは、ディジタル通信インターフェース16に供給される。ディジタル通信インターフェース16は、接続された電子機器2との通信を制御し、切替部13から供給されたTSを電子機器2に供給する。
次に、電子機器2の構成の一例について説明する。電子機器2は、チューナモジュール1から供給されたTSに対して、デスクランブラや復号などの所定の信号処理を施し、ユーザの操作に応じて所定のチャンネルを選択し、映像の表示や音声の出力を行う。
電子機器2は、デスクランブラ20、DeMUX部21、デコーダ22、表示部23、音声出力部24、CPU25、ROM26、RAM27、操作部28およびディジタル通信インターフェース29を備える。ディジタル通信インターフェース29は接続されたチューナモジュール1との通信を制御し、チューナモジュール1から供給されたTSをデスクランブラ20に供給する。
デスクランブラ20は、ディジタル通信インターフェース29を介して供給されたTSに対し、必要に応じてスクランブルを解除するための処理を施し、DeMUX部21に供給する。なお、アナログテレビジョン放送の信号を変換したTSは、スクランブル処理が施されていないので、このTSがデスクランブラ20に供給された場合、デスクランブラ20は、供給されたTSをそのままDeMUX部21に供給する。
DeMUX部21は、TSパケットのヘッダ部に格納されたPIDの値に基づきフィルタリングを行い、多重されたTSから必要なストリームを取り出し、デコーダ22に供給する。
デコーダ22は、DeMUX部21から供給されたストリームに含まれる映像データ、音声データおよび付加データに対して復号処理を施す。デコーダ22は、映像データを復号する映像デコーダ30、音声データを復号する音声デコーダ31および付加データを復号するデータデコーダ33を備え、それぞれのデータに応じた復号処理を施し、映像データ、音声データおよび付加データを出力する。復号された映像データおよび付加データは、表示部23に供給されて表示される。付加データは、例えば、OSD処理により、映像に重ね合わせて表示することができる。表示部23としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)が用いられる。また、復号された音声データは、音声出力部24に供給されて音声が出力される。
操作部28は、例えばキーボードからなり、ディジタルテレビジョン放送またはアナログテレビジョン放送の選択情報や、チャンネルを選択するための選局情報がユーザによって入力される。入力された選局情報は、CPU25に供給される。
CPU25は、ROM26に予め格納されたプログラムに従い、電子機器2の各部を制御すると共に、ディジタル通信インターフェース29を介してチューナモジュール1の制御部14を制御する。また、CPU25は、RAM27を有し、プログラム実行時のワークメモリとして用いる。CPU25は、例えば、操作部28から供給された選局情報に基づき、所定の周波数の信号を選択するようチューナモジュール1の制御部14やDeMUX部21を制御する。
このように、アナログテレビジョン放送のアナログ信号をディジタルテレビジョン放送形式のディジタル信号に変換することにより、ディジタルテレビジョン放送に対応した電子機器において、ディジタルテレビジョン放送を視聴するだけでなく、アナログテレビジョン放送を視聴することができる。
なお、上述では、地上波アナログテレビジョン放送を受信する場合の例について説明したが、これはこの例に限られない。例えば、BSアナログテレビジョン放送やCSアナログテレビジョン放送などのアナログ衛星放送を受信する場合についても適用可能である。
また、例えば、上述のチューナモジュールからディジタルテレビジョン放送を受信する回路を除いたアナログテレビジョン放送用チューナモジュールや、アナログテレビジョン放送を受信する回路を除いたディジタルテレビジョン放送用チューナモジュールなどを用意し、これらのチューナモジュールをユーザの必要に応じて使い分けることにより、アナログテレビジョン放送専用やディジタルテレビジョン放送専用、アナログ/ディジタルテレビジョン放送兼用の電子機器として、それぞれが対応するテレビジョン放送を視聴することができる。
以上、この発明の実施の一形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施の一形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述したチューナモジュール1にアナログ通信インターフェースをさらに設け、アナログ通信インターフェースを介して外部から映像信号および音声信号を入力し、ディジタル変換部12に供給するようにしてもよい。例えば、アナログVTR(Video Tape Recorder)のアナログ通信インターフェースとチューナモジュールのアナログ通信インターフェースとを接続することにより、電子機器は、ビデオテープなどの記録媒体に記録された映像信号および音声信号に基づき、映像や音声を出力することができる。
また、例えば、アナログチューナ部12を外部に設け、アナログチューナ部12から出力される映像信号および音声信号を、アナログ通信インターフェースを介して外部から映像信号および音声信号を入力するようにしてもよい。
また、この例では、外部のアンテナ4を用いてディジタルテレビジョン放送の電波を受信するように説明したが、これはこの例に限られない。例えば、チューナモジュール1に、アンテナを内蔵し、この内蔵アンテナを用いて電波を受信するようにしてもよい。
この発明の実施の一形態に適用可能なチューナモジュールおよび電子機器の一例の構成を示すブロック図である。 ディジタルチューナ部の一例の構成を示すブロック図である。 アナログチューナ部の一例の構成を示すブロック図である。 ディジタル変換部の一例の構成を示すブロック図である。 従来のチューナモジュールおよび電子機器の一例の構成を示すブロック図である。 トランスポートストリームの一例の構成を示す略線図である。
符号の説明
1 チューナモジュール
2 電子機器
10 ディジタルチューナ部
11 アナログチューナ部
12 ディジタル変換部
13 切替部
14 制御部
16 ディジタル通信インターフェース
20 デスクランブラ
21 DeMUX部
22 デコーダ
23 表示部
24 音声出力部
50 選局部
51 映像検波部
52 音声検波部
53 映像デコーダ
54 映像符号化部
55 A/D変換部
56 音声符号化部
57 MUX部

Claims (4)

  1. ディジタルテレビジョン放送の電波から所定の周波数のディジタル変調信号を選択し、上記ディジタル変調信号を復調して第1のディジタル信号を出力するディジタルチューナ部と、
    アナログテレビジョン放送の電波から所定の周波数のアナログ変調信号を選択し、上記アナログ変調信号を検波して映像信号および音声信号を出力するアナログチューナ部と、
    上記映像信号および音声信号に対してそれぞれ所定の圧縮符号化処理を施して映像データおよび音声データを生成し、上記映像データおよび音声データを多重化して第2のディジタル信号を出力するディジタル変換部と、
    上記第1のディジタル信号と上記第2のディジタル信号との一方を選択的に出力する切替部と、
    上記切替部で選択された上記第1および第2のディジタル信号の一方のディジタル信号の授受を外部の機器との間で行うインターフェースと
    を有することを特徴とするチューナモジュール。
  2. 請求項1に記載のチューナモジュールにおいて、
    上記ディジタル変換部は、上記映像データおよび音声データの多重化の際に、上記映像データおよび音声データをそれぞれ複数のパケットに分割し、該パケットに対してパケット情報を示すヘッダをそれぞれ付加するようにしたことを特徴とするチューナモジュール。
  3. 請求項1に記載のチューナモジュールにおいて、
    上記所定の圧縮符号化は、上記外部の機器が備える映像デコーダおよび音声デコーダで復号されるものであることを特徴とするチューナモジュール。
  4. 請求項1に記載のチューナモジュールにおいて、
    上記第1および第2のディジタル信号は、該第1および第2のディジタル信号に対して共通である、上記外部の機器が備えるデコーダにより復号されるものであることを特徴とするチューナモジュール。
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