JP2007011850A - 船舶保安装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 赤外線センサを使用し、船舶内への侵入者を乗員と区別して検知することで誤報が確実に防止されるように、船舶への侵入者を自動的に検知して船舶外部へ知らせることができる船舶保安装置を提供する。
【解決手段】 船舶への侵入者を検知して、船舶外部へ警報信号を送信する船舶保安装置であって、本来人が存在せず外部から人が侵入する可能性のある船舶上の第1のエリアAに配置され、人の存在を感知する赤外線センサ2と、該赤外線センサが人の存在を感知すると、該赤外線センサの検知が誤りでない場合には、船舶外部へ警報を送信するメイン警報装置4,5,9,13と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、赤外線センサを使用し、船舶内への侵入者を乗員と区別して検知することで誤報が確実に防止されるように、船舶への侵入者を自動的に検知して船舶外部へ知らせることができる船舶保安装置及び方法に関する。
船舶内に部外者が入り込んだときに、周囲に警報を発するシステムとしてPIRATES ALARM SYSTEMがある。このPIRATES ALARM SYSTEMは、人が手動で操作するアラームスイッチ,ライト,小型モータサイレンから構成される。PIRATES ALARM SYSTEMでは、例えば、ウイングや船橋にスイッチが装備されており、侵入者が発見されたら乗員がそのスイッチを操作し、ライトが点灯すると同時に、小型モータサイレンによって警報音を発し、周囲に侵入者の存在を知らせる。
また、船舶保安警報装置(Ship Security Alert System、以下SSASと言う)は、2004年7月以降の新造船、既存船の交際航海に従事する全ての高速船を含む旅客船と500GT以上の高速船を含めた貨物船、移動沖合掘削装置への装備が義務付けられた機器である。具体的には、船舶内に武装集団やテロリストといった部外者が侵入したときに、乗員が機器付属の警報ボタンを押すことで海事衛星通信装置(INMARSAT)を介して警報信号を所轄官庁又は船舶海運会社へ送信するものである。この警報ボタンは、機械的なスイッチであり、また、この警報ボタンは船舶内の至るところにあるわけではなく、例えば、船橋やキャプテン室といった限られた場所に設置してあるため、武装集団やテロリストといった侵入者が確認された後でなければ、警報ボタンが押されない。
なお、特許文献1には、後述する本発明の実施形態のように赤外線センサを用いて、船舶に接近する他の船舶を検知して警報器を作動させる関連技術が記載されている。また、特許文献2には、船舶において、所定時間経過後に当直者の携帯用ユニットから第1段階警報が発せられ、リセットボタンが当直者により押されなければ第2段階警報が発せられ、リセットされなければ第3段階警報が発せられるという関連技術が記載されている。
特開平10−283466号公報 「侵入物検出装置」 特開平05−210795号公報 「保安装置」
即ち、従来の技術では、乗員が部外者の侵入に気づき、さらにその乗員が警報ボタンがある場所まで行かなければ侵入者の存在を船舶内外に知らせることはできず、かつ、この警報ボタンは手動であるため、例えば乗員が侵入者に捕まった場合には、警報ボタンの操作が不能になり、侵入者の存在を船舶外部に知らせることができない。
自動的に、船舶内への侵入者を検知して船舶外部に警報信号を送信するようにした場合には、侵入者でない者が、自動的に検知され船舶外部に警報信号が送信されてしまうことが、大いに予想される。即ち、従来では、船舶内への侵入者を、乗員と区別して検知し、誤報が確実に防止されるように船舶外へ警報信号を送信することができなかった。なお、特許文献1、2は、本発明に関連する技術であっても、船舶への侵入者を検知するものではない。
そこで、本発明の第1の目的は、赤外線センサを使用し、船舶内への侵入者を乗員と区別して検知することで誤報が確実に防止されるように、船舶への侵入者を自動的に検知して船舶外部へ知らせることができる船舶保安装置及び方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、船舶上において侵入者を自動的に検知して船内に警報を発することができ、かつ、時間帯によって侵入者の監視が必要となる複数の場所が船舶内に存在する場合に、これらの場所における侵入者の監視を自動的かつ適切に行える船舶保安装置を提供することにある。
上記第1の目的を達成するため、本発明によると、船舶への侵入者を検知して、船舶外部へ警報信号を送信する船舶保安装置であって、本来人が存在せず外部から人が侵入する可能性のある船舶上の第1のエリアに配置され、人の存在を感知する赤外線センサと、該赤外線センサが人の存在を感知すると、該赤外線センサの検知が誤りでない場合には、船舶外部へ警報を送信するメイン警報装置と、を備えることを特徴とする船舶保安装置が提供される。また、上記第1の目的を達成するため、本発明によると、船舶への侵入者を検知して、船舶外部へ警報信号を送信する船舶保安方法であって、本来人が存在せず船舶外部から人が侵入する可能性のあるエリアにおける侵入者の存在を検知するように赤外線センサを配置し、前記エリアへの侵入者の存在が前記赤外線センサにより検知されると、船舶外部へ警報信号を送信することを特徴とする船舶保安方法が提供される。
上記船舶保安装置及び方法によると、本来人が存在しない第1のエリアに赤外線センサが配置されるので、乗員が第1のエリアに入ることはありえないので、乗員が赤外線センサにより誤って検知されてしまうことを確実に防止できる。しかも、第1のエリアは船舶外部から人が侵入する可能性のある場所であるので、第1のエリアで検知された人は乗員ではなく侵入者である。このように、本来人が存在せず外部から人が侵入する可能性のある船舶上の第1のエリアに赤外線センサを配置することで、乗員と侵入者とを区別して誤報が確実に防止されるように、船舶への侵入者を自動的に検知して船舶外部へ知らせることができる。なお、前記船舶保安装置において、万が一赤外線センサが誤検知をした場合には、例えば、乗員が検知の正否を確認してからメイン警報装置を作動させることなどにより、赤外線センサの検知が誤りでない場合に、船舶外部へ警報を送信するようになっている。
また、本発明の好ましい実施形態によると、前記赤外線センサは、船舶の外壁からの侵入者を検知できるように、船舶を取り囲むように船舶の外壁にわたって間隔をおいて複数配置されている。
船舶の外壁に赤外線センサを配置することで、外壁からの侵入者を検知でき、かつ、乗員が赤外線センサにより誤って検知されてしまうことを確実に防止できる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記メイン警報装置は、前記赤外線センサから前記検知信号を受け、これにより船舶の乗員に警報を発する事前警報装置と、前記赤外線センサから検知信号を受け、これにより時間の積算を開始し、所定値に達したら送信信号を出力するタイマーと、前記事前警報装置に反応した乗員の操作により動作され得るように配置され、動作されると前記タイマーの時間積算をリセットするリセット部と、前記タイマーからの送信信号を受け、該送信信号を受ける前は、船舶外部に前記警報信号を送信せず、該送信信号を受けると、前記警報信号を船舶外部に送信する船外警報装置と、を有する。
これにより、赤外線センサが人を検知すると、タイマーへ検知信号を送信することでタイマーは時間積算を開始すると共に、事前警報装置が乗員に警報を発する。乗員は、事前警報装置の警報に反応して実際に侵入者が存在するかを確認し、事前警報装置が誤って侵入者以外の者を検知したと確認した場合には、タイマーをリセットするので、船外警報装置はタイマーから送信信号を受けないので、外部へ警報信号を送信しない。このように、赤外線センサが人を検知しても乗員が確認できるので、万が一赤外線センサが侵入者でない者を検知した場合にも、誤報を防止できる。
本発明の好ましい実施形態によると、人の存在する確率が低い船舶上の第2のエリアに配置され、人の存在を感知すると検知信号を出力する複数の赤外線センサと、該複数の赤外線センサのうちから、前記メイン警報装置へ検知信号を出力できる赤外線センサと、人の存在を検知しても前記メイン警報装置へ検知信号を出力できない赤外線センサと、を乗員の遠隔操作により選択変更できる遠隔操作手段と、を備え、前記メイン警報装置は、前記第2のエリアの赤外線センサの検知信号を受けることで船舶内に警報を発する船内警報装置を有し、前記第2のエリアの赤外線センサの検知信号によっては船舶外部へは前記警報信号を送信しない。
これにより、例えば、時間帯によって侵入者の監視が必要となる第2のエリアに赤外線センサを複数配置して、遠隔操作手段により遠隔操作することで、時間帯に応じて、監視が必要な場所に配置された赤外線センサからの検知信号を選択してメイン警報装置に出力するようにできる。
上記第2の目的を達成するため、本発明によると、船舶への侵入者を検知して船舶内に警報を発する船舶保安警報装置であって、人の存在する確率が低い船舶上のエリアに配置され、人の存在を感知すると検知信号を出力する複数の赤外線センサと、該複数の赤外線センサから出力された検知信号を受けることで、船舶内に警報を発する船内警報装置と、前記複数の赤外線センサのうちから、前記船内警報装置へ検知信号を出力できる赤外線センサと、人の存在を検知しても前記船内警報装置へ検知信号を出力できない赤外線センサと、を乗員の遠隔操作により選択変更できる遠隔操作手段と、を備えることを特徴とする船舶保安装置が提供される。
例えば、時間帯によって侵入者の監視が必要となる第2のエリアに赤外線センサを複数配置して、遠隔操作手段により遠隔操作することで、時間帯に応じて、監視が必要な場所に配置された赤外線センサからの検知信号を選択して船内警報装置に出力するようにできる。従って、船舶上において侵入者を自動的に検知して船内に警報を発することができ、かつ、時間帯によって侵入者の監視が必要となる複数の場所が船舶内に存在する場合に、これらの場所における侵入者の監視を適切に切り替えて行える。
上述のように、本発明によると、本来人が存在しない第1のエリアに赤外線センサが配置されるので、乗員が第1のエリアに入ることはありえないので、乗員が赤外線センサにより誤って検知されてしまうことを確実に防止し、かつ、自動的に、侵入者を赤外線センサにより検知して船舶外部に警報信号を送信することができる。
本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態による船舶保安装置10の構成図である。図1において、エリアAは、本来、人が存在するはずがなく船舶外部から人が侵入する可能性のあるエリアであり、エリアBは人が頻繁に出入りしない、即ち、人が存在する確率が低いエリアである。
まず、エリアAへの侵入者を検知するための構成を説明する。
図1に示すように、エリアAには複数個の赤外線センサ2が配置されている。各赤外線センサ2が人の存在を感知すると、検知信号として所定値の電圧を出力し、人の存在を感知しない場合には、0V電圧を出力する。
統合回路4には、OR回路が組み込まれている。このOR回路は、これらの赤外線センサ2からの出力を受けて、1以上の赤外線センサ2から上記所定値の電圧を受けた場合には、検知信号としてハイレベル信号を出力する。
統合回路4から出力された検知信号は、タイマー5、小型ホーン6、及び、データロガー7に入力される。
タイマー5は、統合回路4から検知信号を受けて時間の積算を開始し、積算値が所定値に達したら警報信号を出力する。また、タイマー5が時間の積算を開始した後に、乗員の操作によって、タイマー5の時間積算をリセットできるリセットスイッチ9が設けられている。タイマー5は、時間積算がリセットされると時間積算を停止する。
小型ホーン6は、例えば、リセットスイッチ9と共に監視室に設けられ、統合回路4から検知信号を受けて監視室に警報音を発する。監視室の乗員は、この警報音に反応して、エリアAに実際に侵入者が存在するかどうかを確認する。その結果この警報音が誤報であった場合には、リセットスイッチ9を操作して、タイマー5の時間積算をリセットすることができる。
一方、データロガー7は、統合回路4から検知信号を受けて、侵入者の検知場所及び検知時間を記録する。
タイマー5には信号発生部と送信機が組み込まれており、タイマーがリセットされずに時間の積算値が所定値に達したら、信号発生部は送信信号を送信機へ出力する。そして、この送信機は、信号発生部から送信信号を受けると、船舶外のSSAS12と船舶内の警報器13に警報信号を送信する。
船舶外のSSAS12に警報信号を送信することで、所轄官庁又は船舶海運会社へ警報が伝達される。船舶内の警報器13に警報信号が送られることで、警報器13は船舶内に警報を発して乗員に侵入者の存在を知らせる。
次に、エリアBへの侵入者を検知するための構成を説明する。
エリアAの場合と同様に、エリアBにも複数個の赤外線センサ15が設けられ、各赤外線センサ15は人の存在を感知すると、検知信号として所定値の電圧を出力し、人の存在を感知しない場合には、0V電圧を出力する。
リレーボックス16は、これら複数の赤外線センサ15からの出力を受ける。リレーボックス16には、複数個の接点16aが、それぞれ、複数の赤外線センサ15に対応して設けられ、閾値以上の電圧で動作する。即ち、各接点16aは、対応する赤外線センサ15から、上記所定値の電圧を受けると動作して、この入力電圧をオン/オフのディジタル信号に変換して、リレーボックス16内の対応する選択スイッチ16bにその信号を送る。
選択スイッチ16bは、リレーボックス16から離れた場所にある遠隔操作パネル17を乗員が操作することで切り換えられる。これにより、どの赤外線センサ15の検出信号をデータロガー7へ出力するかを選択することができる。即ち、各選択スイッチ16bが、端子16cへ接続されれば、検知信号がデータロガー7へ出力不可能となり、端子16dへ接続されれば検知信号がデータロガー7へ出力可能となるので、遠隔操作パネル17により、どの選択スイッチ16bを端子16dに接続するかを操作できる。つまり、遠隔操作パネル17により、実際に監視に使用する赤外線センサー15を選択変更することができる。
リレーボックス16の選択スイッチ16bを通して検知信号を受けたデータロガー7は、侵入者の検知場所及び検知時間を記録する。
上述のエリアAは、例えば、図3に示すように、船舶の外壁などの人が存在するはずのない場所であり、図3の例では、複数の赤外線センサ2は、船舶を取り囲むように、外壁に間隔をおいて設けられる。これにより、船舶の外壁から船舶内へ侵入しようとする人を検知することができる。
また、エリアBは、例えば、図3に示すように居住区出入口などの夜間には人の出入りが少ない場所であり、複数の赤外線センサ15は、居住区出入口を監視できるように配置される。
次に、上述の構成を有する船舶保安装置10の作用について図2の動作フローチャートを参照しながら説明する。
まず、エリアAについて説明する。ステップS1において、エリアAのセンサ電源2aがオンされると、複数の赤外線センサ2が作動を開始する。
ステップS2において、いずれかの赤外線センサ2が人の存在を感知すると、統合回路4を介してタイマー5、小型ホーン6及びデータロガー7に検知信号が出力される。
ステップS3において、タイマー5は検知信号を受けると時間の積算を開始すると同時に、ステップS4において、小型ホーン6は検知信号を受けて、例えば監視室に警報を発する。続いて、ステップS5において、監視室の乗員が小型ホーン6の警報に反応して、エリアAに実際に侵入者が存在するかを確認し、小型ホーン6の警報が誤ったものであると確認した場合には、乗員はリセットボタンを押し(ステップS5でYES)、ステップS2へ戻る。一方、ステップS5において、乗員は、エリアAに実際に侵入者が存在すると確認した場合には、リセットスイッチ9が押されずに(ステップS5でNO)、タイマー5の時間積算値が所定値に達したらタイマー5は警報信号SSAS12へ送信して、所轄官庁又は船舶海運会社へ船舶が武装集団又はテロリストなどに襲われた旨を通知する。これと同時に、タイマー5は警報器13へも警報信号を送信し、警報信号を受けた警報器13は、船舶内に一斉に警報を発し、これにより、船内の乗員に侵入者の存在を知らせる。
このように、本来、人が存在しないエリアAに赤外線センサ2が配置されるので、乗員がエリアAに入ることはありえないので、乗員が赤外線センサにより誤って検知されてしまうことを確実に防止できる。また、赤外線センサ2がエリアAにおける侵入者の存在を検知すると、小型ホーン6が動作して、乗員が実際に侵入者の存在を確認した後に、SSAS12へ警報信号が送信されることになる。従って、万が一赤外線センサが侵入者でない者を検知した場合であっても、乗員は小型ホーンの警報が誤りでないかを確認でき、SSAS12への誤報が防止される。つまり、SSAS12への誤報が防止されるように、自動的に侵入者を検知してSSAS12へ警報信号を送信できる。また、エリアAで侵入者が検知されると、自動的に船舶内に一斉に警報を発することもできる。
次に、エリアBの動作フローを説明する。
ステップS10において、エリアBのセンサ電源15aがオンされると、複数の赤外線センサ15が作動を開始する。
ステップS11において、各赤外線センサ15は、人の存在を感知すると、検知信号をリレーボックス16へ出力するが、遠隔操作パネル17により選択された選択スイッチ16dのみが、データロガー7と接続を行い、この選択スイッチ16dに対応する赤外線センサ15からの検知信号のみが、ステップS12において、データロガー7へ送信される。このように、遠隔操作パネル17により選択された赤外線センサ15の検知信号のみがデータロガー7へ送信される。
データロガー7は、赤外線センサ15からリレーボックス16を介して検知信号を受けると侵入者の検知場所及び検知時間を記録する。
このように、複数の赤外線センサ15のいずれからの検知信号をデータロガー7に出力するかを選択できる。従って、船舶内において人の出入りが頻繁でない場所や、人が入るには危険を伴う場所における人の侵入を検知し、データロガー7へ侵入者の存在を自動的に知らせることができ、遠隔操作パネル17で監視したい場所の選択を自由に行える。従って、エリアBの複数の赤外線センサ15のうち、例えば、昼間や夜間などの時間帯によって人の出入りの頻度が変化する場所に関して、監視する必要がある時間帯になったら、その場所の赤外線センサ15の検知信号をデータロガー7に出力するように遠隔操作パネル17を操作することができる。なお、エリアBには、通常時でも人が出入りする場合もあるので、エリアBの検知信号はSSAS12へは送信されない。これにより、SSAS12への誤報が防止される。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、データロガー7は、エリアA、エリアBの検知信号を受けて検知場所及び時間を記録するが、このデータロガー7が警報を発するようにしてもよく、また、リレーボックス16からの検知信号を他の船内警報器に出力して警報を船舶内に発するようにしてもよい。
統合回路4、タイマー5、タイマー5に組み込まれた信号発生部と送信機、警報器13、リレーボックス16、データロガー7及び上記船内警報器、又は、これらの適切な組み合わせはメイン警報装置を構成するが、他の適切なものでメイン警報装置を構成してもよい。また、タイマー5に組み込まれた送信機は、船外警報装置を構成するが、他の適切なもので船外警報装置を構成してもよい。小型ホーン6は、事前警報装置を構成するが、他の適切なもので事前警報装置を構成してもよい。遠隔操作パネル17は遠隔操作手段を構成するが、他の適切なもので遠隔操作手段を構成してもよい。データロガー7又は上記船内警報器は、船内警報装置を構成するが、他の適切なもので船内警報装置を構成してもよい。
本明細書でいう「警報を発する」は、警報音による警報だけでなく、光を発することも含む概念である。
本発明の実施形態による船舶保安装置の構成図である。 図1の船舶保安装置の動作を示すフローチャートである。 赤外線センサの配置の一例を示す図である。
符号の説明
2 赤外線センサ
4 統合回路
5 タイマー
6 小型ホーン
7 データロガー
9 リセットスイッチ
10 船舶保安装置
12 SSAS
13 警報器
15 赤外線センサ
16 リレーボックス
17 遠隔操作パネル

Claims (6)

  1. 船舶への侵入者を検知して、船舶外部へ警報信号を送信する船舶保安装置であって、
    本来人が存在せず外部から人が侵入する可能性のある船舶上の第1のエリアに配置され、人の存在を感知する赤外線センサと、
    該赤外線センサが人の存在を感知すると、該赤外線センサの検知が誤りでない場合には、船舶外部へ警報を送信するメイン警報装置と、を備えることを特徴とする船舶保安装置。
  2. 前記赤外線センサは、船舶の外壁からの侵入者を検知できるように、船舶を取り囲むように船舶の外壁にわたって間隔をおいて複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の船舶保安装置。
  3. 前記メイン警報装置は、
    前記赤外線センサから前記検知信号を受け、これにより船舶の乗員に警報を発する事前警報装置と、
    前記赤外線センサから検知信号を受け、これにより時間の積算を開始し、所定値に達したら送信信号を出力するタイマーと、
    前記事前警報装置に反応した乗員の操作により動作され得るように配置され、動作されると前記タイマーの時間積算をリセットするリセット部と、
    前記タイマーからの送信信号を受け、該送信信号を受ける前は、船舶外部に前記警報信号を送信せず、該送信信号を受けると、前記警報信号を船舶外部に送信する船外警報装置と、を有することを特徴とする請求項1に記載の船舶保安装置。
  4. 人の存在する確率が低い船舶上の第2のエリアに配置され、人の存在を感知すると検知信号を出力する複数の赤外線センサと、
    該複数の赤外線センサのうちから、前記メイン警報装置へ検知信号を出力できる赤外線センサと、人の存在を検知しても前記メイン警報装置へ検知信号を出力できない赤外線センサと、を乗員の遠隔操作により選択変更できる遠隔操作手段と、を備え、
    前記メイン警報装置は、前記第2のエリアの赤外線センサの検知信号を受けることで船舶内に警報を発する船内警報装置を有し、前記第2のエリアの赤外線センサの検知信号によっては船舶外部へは前記警報信号を送信しないことを特徴とする請求項1に記載の船舶保安警報装置。
  5. 船舶への侵入者を検知して船舶内に警報を発する船舶保安警報装置であって、
    人の存在する確率が低い船舶上のエリアに配置され、人の存在を感知すると検知信号を出力する複数の赤外線センサと、
    該複数の赤外線センサから出力された検知信号を受けることで、船舶内に警報を発する船内警報装置と、
    前記複数の赤外線センサのうちから、前記船内警報装置へ検知信号を出力できる赤外線センサと、人の存在を検知しても前記船内警報装置へ検知信号を出力できない赤外線センサと、を乗員の遠隔操作により選択変更できる遠隔操作手段と、を備えることを特徴とする船舶保安装置。
  6. 船舶への侵入者を検知して、船舶外部へ警報信号を送信する船舶保安方法であって、
    本来人が存在せず船舶外部から人が侵入する可能性のあるエリアにおける侵入者の存在を検知するように赤外線センサを配置し、前記エリアへの侵入者の存在が前記赤外線センサにより検知されると、船舶外部へ警報信号を送信することを特徴とする船舶保安方法。
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