JP2007011829A - 警報器 - Google Patents

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功 浅野
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Abstract

【課題】動作が保証された使用期間を過ぎている場合はユーザが電池を交換しても継続して警報することで不適切な使用を防止する。
【解決手段】電池容量監視部66は電池電圧の低下が所定時間継続して検出された際に、電池切れを判定して警報する。使用期間監視部64は使用開始からの経過期間68を不揮発メモリ60に記憶し、経過期間68が予め設定した所定の使用期間に達したことを判定して警報する。また使用期間監視部64は、使用期間の終了検出により障害警報を出力した後に電池が交換されて再使用された場合、不揮発メモリ60に保持された経過期間68から使用期間の終了を再度判定して警報する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、一般住宅等に設置され電池駆動により火災を監視して警報する警報器に関する。
従来、一般住宅等で設置されて火災を監視する電池駆動型の警報器にあっては、警報器内にセンサ部と警報部を一体に備え、火災を検出すると音声メッセージなどにより警報器自身から火災警報を出すようにしており、ビルや集合住宅に設置されている感知器回線に接続された火災感知器で火災を検出して受信機に火災信号を送って警報させる火災報知設備に比べ、警報器単体で火災監視と警報ができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅用の火災監視機器として広く普及することが期待されている。
また、近年、警報器の低消費電力化が推し進められた結果、電池寿命が例えば5年以上といった長寿命が保証されており、その間、電池交換は不要である。長期間使用して電池寿命に近づき、電池電圧の低下が検出されると、電池切れを報知する警報を出すようにしている。
このような電池切れの警報としては、従来、夜間から早朝にかけての電池切れ警報を低減するために電池電圧の低下を検出してから所定時間経過後に電池切れ警報をスピーカから出力させる火災警報器(特許文献1)や、電池電圧が所定の電圧以下に低下している場合、電池の低下を報知するために電源ランプを点灯又は点滅させ、この状態でスイッチ操作を行うと、電池交換を促す内容を含んだ音声メッセージをスピーカから出力させる電池式警報器(特許文献2)が知られている。
特開2005−44317号公報 特開2004−54356号公報
しかしながら、このような従来の電池駆動型の警報器にあっては、長期間使用して電池寿命に近づき、電池切れの警報が出された場合、ユーザが電池を交換することで再び火災監視が可能になるが、電池切れに至るまでの長期間の使用によりセンサ部などに埃や汚れが付着しており、分解清掃などのメンテナンスを行わないまま電池だけを交換して使用を再開すると、埃の附着や堆積に起因して正常な火災監視が保証できないという問題がある。
本発明は、動作が保証された使用期間を過ぎている場合はユーザが電池を交換しても継続して警報することで不適切な使用を防止するようにした警報器を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明の警報器は、動作電源を供給する電池と、火災を検出するセンサ部と、警報動作を確認する点検スイッチと、センサ部の検出信号から火災を判断して警報を出力すると共に、点検スイッチからの操作信号に基づいて警報動作を確認する監視制御部と、電池電圧の低下が所定時間継続して検出された際に、電池切れを判定して警報する電池容量監視部と、使用開始からの経過期間を不揮発メモリに更新記憶し、経過期間が予め設定した所定の使用期間に達した際に使用期間の終了を判定して警報する使用期間監視部とを設けたことを特徴とする。
ここで、使用期間監視部は、使用期間の終了を判定して警報を出力した後に電池が交換されて再使用された場合、不揮発メモリに記憶されている経過期間から使用期間の終了を再度判定して警報する。
電池容量監視部及び前記使用期間監視部は、電池切れ又は使用期間終了が判定された際に、所定周期で表示灯を点滅すると共に点検スイッチの操作を検出した際に音声メッセージを出力して報知し、更に、所定時間経過後はアラーム音を間欠的に出力させる。
電池容量監視部及び使用期間監視部は、電池切れ又は使用期間終了が判定された際に、所定周期で表示灯を点滅すると共に点検スイッチの操作を検出した際に音声メッセージを出力して報知し、更に、点検スイッチの操作が検出されず且つ電圧低下の検出から所定時間を経過すると、アラーム音を間欠的に出力させる。
本発明によれば、使用開始からの経過期間を不揮発メモリに更新記憶して例えば5年といった動作保証期間となる使用期間を監視しており、電池切れを検出して警報が出された際にユーザが電池交換を行った場合、使用開始からの経過期間は不揮発メモリに記憶されていて電池交換が行われても消えることがなく、電池交換により電池電圧が正常であっても、使用期間が終了すると、電池低下検出時と同じ警報が出され、長期間の使用により埃が附着、堆積して火災感知の動作が保証できないまま使用が継続されることを防止できる。
この場合には専門の保守要員が警報器を新品と交換するか、或いは警報器の清掃などのメンテナンスを行った後に電池を交換して不揮発メモリの経過期間を消去して動作させることとなり、警報器の信頼性を保証できる。
図1は本発明による警報器の実施形態の説明図である。図1において、本発明の警報器10は本体11aとカバー11bで構成され、カバー11bの正面上部に突出して煙流入口14を形成し、その内部に散乱光式煙検出機構を備えた検煙部を内蔵している。
煙流入口14の下側には2色LED表示灯15とスピーカ音響口16が設けられている。2色LED表示灯15は赤色LEDと緑色LEDを備えており、火災、点検、障害などの際に必要な点灯表示を行う。スピーカ音響口16の内部には、警報メッセージを出力するスピーカが内蔵されている。
更にカバー11bの下部には、紐に吊り下げられたリングによる点検操作部18が設けられ、監視中に点検操作部18を一定時間引くと、動作確認のための警報メッセージが出力され、また火災検出時に警報が出力された際には、点検操作部18を継続して引くことで警報出力を停止することができる。更に点検操作部18は、本発明における低消費電力モードであるストップモードを解除するための解除操作にも使用される。
警報器10は取付金具12により一般住宅内の部屋の壁面に取り付けることができる。取付金具12は前方にフック26を一体に形成しており、壁面に2本のピンをもって固定し、この状態で本体11aの上部に一体に設けた取付部20のフック穴22をフック26に掛けることで取り付けることができる。
図2は図1の警報器10の組立分解図である。図2において、本発明の警報器10は、本体11aとカバー11bに分解できる。カバー11b側には検煙部84を備えたプリント基板82が組み付けられ、更にスピーカ50が組み付けられる。
プリント基板82の背後には電池28が組込み固定される。電池28は組込み固定する際に、そのリード端子をプリント基板82には半田付けで接続している。電池28に相対した本体11aの内側にはスポンジ86が例えば3枚配置され、カバー11bと本体11aを固定した際に、緩衝材として電池28が動かないように押さえている。
プリント基板82には点検スイッチを構成するスイッチ固定接点52bが実装され、これに隣接してスイッチ可動接片52aが、ビス88のプリント基板82のカバー11bに対するねじ込み固定で取り付けられる。スイッチ可動接片52aには点検操作部18を取り付けた紐18aが結び付けられており、点検操作部18により紐18aを引くことでスイッチ可動接片52aをスイッチ固定接点52b側に接触させて点検スイッチのオン操作ができるようにしている。
本体11aは、その間に、プリント基板82、スピーカ50、電池28、更にスポンジ86を組み込んだ状態で、カバー11bに対し組み付けられ、本体11a側からのビス88の2本により固定される。
このような組立分解構造を持つ本発明の警報器10にあっては、図1の組立状態で電池は内部に組付け固定されており、警報器10を分解しない限り、内蔵している電池28の交換ができないようにしており、基本的にユーザ側での電池28の交換は予定していない。
図3は図2のプリント基板82に設けた検煙部84の組立分解図である。図3において、プリント基板82に対し検煙部本体90が組み付けられる。検煙部本体90には所定の散乱角を持って発光素子42と受光素子44が組み込まれ、受光素子44側にはノイズ防止用のシールドキャップ45が装着される。
検煙部本体90の下側の空間が検煙空間となり、この検煙空間に対し防虫網92を装着した検煙部カバー94を配置し、防虫網92を介して周囲に開口した煙流入路を形成するラビリンス構造を実現している。
このような検煙部84には、例えば5年という使用期間の間に埃が附着堆積することになり、使用期間を過ぎた場合には、検煙部84の埃や汚れを除去するメンテナンスが必要となる。また長期間の使用で発光素子42や受光素子44に調整範囲を越える劣化を生じている可能性もあり、メンテナンスによる再使用は一時的なものであり、最終的には警報器の交換が必要である。
図4は本発明による警報器の回路構成の実施形態を示したブロック図である。図4において、警報器にはリチウム電池などを用いた電池28が内蔵されており、電池28としては例えば、4.2ボルト〜7.0ボルトの電圧範囲が保証されている。電池28からの電源ラインは、CPU用の電源回路30、音声用の電源回路32、更にセンサ用の電源回路34に供給され、各負荷に適合した既定の電源電圧を出力するようにしている。
警報器には制御回路として機能するCPU36が設けられている。CPU36に対してはセンサ部35が設けられる。センサ部35には発光回路38と受光回路40が設けられる。発光回路38はCPU36からの制御パルスに同期してLEDを用いた発光素子42を間欠的に発光駆動し、散乱光式煙検出機構、即ち図3に示した検煙部に流入した煙による散乱光を、フォトダイオードを用いた受光素子44で受光し、受光回路40で増幅した後にCPU36に出力している。
CPU36に対しては表示回路46が設けられ、この表示回路46は図1に示した2色LED15の表示駆動を行う。またCPU36に対しては音声回路48が設けられ、火災、点検、障害などに伴う予め定めた音声メッセージをスピーカ50から出力するようにしている。
またCPU36に対しては電圧検出回路54が設けられ、電池28からの電池電圧が所定電圧以下に低下したときに電池電圧低下検出信号をCPU36に出力し、電池電圧低下を判定して警報を行わせるようにしている。
更にCPU36に対しては、移報回路55と移報受信回路58が設けられる。移報回路55は、CPU36でセンサ部35からの検出信号により火災を検出した際に、移報信号を移報コネクタ56に出力する。移報コネクタ56には、別の部屋に設置された本発明の警報器が移報信号線により相互接続されている。
このため、移報回路55からの移報信号は移報コネクタ56を介して他の警報器に送られ、その移報受信回路58で受信され、CPU36に連動警報を行わせることになる。更にCPU36には、EEPROMなどを用いた不揮発メモリ60が接続されている。
CPU36は、プログラムの実行により実現される監視制御部62、使用期間監視部64及び電池容量監視部66の機能が設けられている。監視制御部62は、センサ部35に設けた受光回路40からの受光検出信号から火災を判断して、表示回路46の表示駆動及び音声回路48による音声メッセージの出力により火災警報を行わせる。また、通常の監視状態で点検スイッチ52からの操作信号を受けた際に、表示回路46及び音声回路48による警報動作を確認するための制御機能を果たす。
また監視制御部62は、CPU36が監視制御を実行する監視モードと、監視制御を停止させて消費電力を低減するストップモードとの切替機能を備えており、このモード切替機能に基づき、警報器10をメーカー側で出荷する際に、電池28から電源供給を受けた状態でCPU36にストップモードを設定して、低消費電力状態としている。
CPU36をストップモードに設定すると、CPU36に設けている動作クロックの発振が停止し、センサ部35の発光回路38はCPU36からの制御パルスに同期して発光駆動を行っていることから発光駆動自体も停止し、消費電流を最小限に抑えた待機状態に置かれている。
更に監視制御部62は、CPU36のストップモードの設定状態で警報器をユーザの住戸内に設置して使用を開始する際の点検スイッチ52の所定のスイッチ操作、例えば継続して3秒以上スイッチオンした場合の操作信号を受けて、それまで設定しているストップモードを解除し、監視制御の動作を有効とする監視モードに切り替えることで、監視動作に入ることができる。
ここで本発明の警報器における表示回路46及び音声回路48の動作は次のようになる。まず、CPU36がストップモードの状態で点検スイッチ52の操作信号を受けて監視モードに切り替わった動作開始時には、表示回路46の赤色LEDと緑色LEDを所定時間点滅させ、音声回路48は「ピッ」音を複数回出力後、「ただ今から監視を開始します」を所定回数音声出力する。
これにより、動作開始だけでなく、表示回路46と音声回路48の機能確認も行える。なお、表示回路46の表示や音声回路48の出力は単独でも、両方を組合せても良い。
火災検出時には、表示回路46は赤色LEDを連続点灯した後にフラッシングする処理を繰り返し、音声回路48は「ウーウー、火事です、火事です」を繰り返す。
一方、点検スイッチ52を操作した際の点検時には、表示回路46は赤色LEDを点灯し、音声回路48は「ピ」音の後、「ウーウー、火事です、火事です」を1回、鳴動し、「ピー」音で終了する。
CPU36に設けた使用期間監視部64は警報器からの使用開始からの経過時間68をEEPROMなどを用いた不揮発メモリ60に記録し、経過時間68が予め設定した所定の使用期間、たとえば警報器の動作を保証する5年間に達したことを判定して警報する。
CPU36に設けた電池容量監視部66は電圧検出回路54で検出した電池電圧の低下検出信号を読み込み、電池電圧低下検出信号が所定時間、たとえば継続して16時間以上検出された際に電池切れを判定して警報する。
電池容量監視部66において電池電圧低下検出信号に基づく電池切れの判断に例えば16時間といった遅延時間を設けている理由は一時的な電圧降下や温度変動による電池容量の低下を早まって電池切れと判断してしまうことを防止するためである。
使用期間監視部64で使用期間満了を判定した際の警報及び電池容量監視部66で電池切れを判定した際の警報は、共に障害警報としてCPU36が音声回路48を動作してスピーカ50から必要な警報メッセージや警報音を出力させる。
この音声回路48とスピーカ50による障害警報の出力は電池切れ又は使用期間終了が判定された際に、図1に示した2色LED表示灯15の緑色LEDを例えば10秒周期で点滅する。この2色LED表示灯15による点滅表示中に点検スイッチ52を操作すると、障害警報を示す音声メッセージとして例えば「電池切れなどが発生しています。販売店に連絡してください。」を出力する。この障害警報の音声メッセージを出力した後、約12時間の設定時間を経過すると自動的に再度障害警報の音声メッセージを出力する。
一方、障害が判定されて2色LED表示灯15が約10秒周期で点滅表示された状態で点検スイッチ52が操作されずに約1週間経過すると、50秒ごとに「ピッ」というアラーム音の出力に切り替わり、これを電池が切れるまで継続することになる。
図5は図4のCPU36を取り出して示した説明図である。図5において、CPU36としては例えば8ビットのシングルチップマイコンを使用しており、ROM、RAMを内蔵している。CPU36に対しては外部回路として32kHzのクロックを発信するクロック回路を構成する水晶発振子75と8kHzのクロックを発振する水晶発振子76が接続されている。
CPU36において通常の監視状態にあっては図4に示した発光回路を例えば10秒周期で発光駆動して火災監視を行っているが、火災を判断すると高速モードに切り替わり、短い周期で発光回路38の発光駆動を行って火災を検出するようになる。
CPU36には複数の汎用ポートと割込ポートが設けられているが、本発明にあっては汎用ポートの1つと割込ポートの1つを使用してモード設定制御を行っている。
例えば汎用ポート68からストップモード設定端子78を引き出し、ストップモード設定端子78をショート線80でLレベルに接地接続することで、CPU36をストップモードに設定できるようにしている。
ストップモードの設定はCPU36のプログラムにおいて汎用ポート69のLレベルを監視し、汎用ポート69のLレベルが一定時間継続したときにストップモード、即ち水晶発振子75,76によるクロック発振動作を停止させる。またCPU36をストップモードに切り替えると図4に示したCPU36に接続している不揮発メモリ60に記録している経過期間68は初期値にクリアされる。
CPU36のストップモードは点検スイッチ52のオン操作により割込ポート70を所定時間以上Lレベルに引き込むことで解除し、監視モードに切り替えることができる。更にCPU36にはリセットポート74が設けられており、工場段階における電池の組み込みあるいは使用中におけるユーザーの電池交換に伴う電源投入による起動時にリセット信号が加わることで、ハードウェア処理によりCPU36のリセット処理が実行される。
図6は図4のCPU36における本発明の警報器処理のフローチャートである。図6において、メーカー側で本発明の警報器10を組み立てて電池接続状態とし、この状態で例えば図5に示したCPU36のリセットポート74に対しリセット信号を入力するとCPU36のイニシャル処理がステップS1で行われ、ステップS2で監視制御部62の機能を有効とするノーマルモード(監視モード)に移動する。
この状態で図5のCPU36に示したようにストップモード設定端子78をショート線を用いてグランドに落としてLレベルに固定する。ステップS3で設定した汎用ポート69の信号状態を読み込み、ステップS4でストップモードを設定する。
このステップS5のストップモードの設定状態で本発明の警報器はユーザーに向けて出荷されることとなる。出荷後、警報器が設置されるまでの間、CPU36はステップS6で割込ポート70が所定時間以上Lレベルになるか否か、即ち点検スイッチ52が例えば3秒以上操作されるか否かを判別しており、もし点検スイッチ52の操作で3秒以上LレベルになるとステップS6に進み、監視制御部62の動作を有効とするノーマルモード(監視モード)に移行する。
このステップS6におけるノーマルモードへの移行が警報器の使用開始タイミングとなり、この時点から図4のCPU36に示した使用期間監視部64がタイマーを用いて経過時間を求め、不揮発メモリ60にタイマー更新の際に記録保存する処理を開始する。
続いてステップS7で火災監視処理を行っており、ステップS8で火災を検出するとステップS9に進み、火災警報処理を行う。続いてステップS10で電池容量監視処理を行い、ステップS11で電池切れを判別するとステップS14に進んで障害警報処理を行う。
またステップS12で使用期間監視処理を行い、ステップS13で使用期間終了を判別するとステップS14に進み障害警報処理を行うこととなる。
図7は図6のステップS10の電池容量監視処理のフローチャートである。図7において、電池容量監視処理はステップS1で図4の電圧検出回路54からの電圧低下検出信号を読み込み、ステップS2で電圧低下信号が有効な場合にはステップS3に進み、電圧低下検出信号が一定時間、例えば16時間継続しているか否か判別する。
電圧低下信号が16時間継続している場合にはステップS4に進み、電池切れを判定して判定結果を不揮発メモリ60に記録する。図7の電池容量監視処理によりステップS4で電池切れが判定されると図6のメインルーチンのステップS14において障害警報処理が行われる。
図8は図6のステップS12の使用期間監視処理のフローチャートである。図8において、使用期間監視処理はステップS1で例えば1ヶ月タイマーのタイマー出力をチェックし、1ヶ月タイマーのタイマー出力が得られた場合にはステップS2に進み、不揮発メモリ60から経過時間68を読み出して1ヶ月を加算することで新たな経過期間を求め、再度不揮発メモリ60に書き込むことで更新する。
続いてステップS3で更新された経過期間が予め設定された例えば5年(60ヶ月)の使用期間に達したか否か判定し、もし使用期間に達した場合にはステップS4で使用期間終了フラグをオンして不揮発メモリ60に記録することで保存する。このように図8の使用期間監視処理によって使用期間終了フラグがオンされると、図6のメインルーチンのステップS13で使用期間満了が判定され、ステップS14で使用期間満了の判定に基づく障害警報処理が行われることとなる。
ここで警報器の使用中に図7の電池容量監視処理による電池切れが判定されて障害警報が出され、点検スイッチ52を操作することでユーザが「電池切れなどが発生しています。販売店に連絡してください。」のメッセージを聞き、図2のように本体11aとカバー11bを分解し、内蔵している電池28を交換したとする。
このような電池切れに伴う障害警報でユーザが電池を交換した場合、電池交換に伴う電源投入により図5に示したCPU36のリセットポート74にリセット信号が加わることで、図6のフローチャートのステップS1のイニシャル処理が行われ、ステップS2でノーマルモードに入り、火災監視動作が再び開始される。
しかしながら、電池切れによる障害警報が出された場合には、使用期間も終了に近い状態にあり、ユーザによる電池交換からそれほど期間の経過を立たないうちに使用期間監視処理部64が1ヶ月タイマーのタイマー出力に基づいて更新記憶している不揮発メモリ60の経過期間68が予め設定した使用期間、例えば5年(60ヶ月)に達して使用期間終了が判定され、電池切れの際と同様に障害警報が出される。
これはユーザが電池交換を行ったとしても、電池切れを起こすような長期間の使用で警報器の例えば図3に示したような検煙部84に埃や汚れが付着堆積しており、場合によっては発光素子42や受光素子44が劣化しており、通常の火災監視動作が保証できない状態にあることを警報している。
このため障害警報でユーザーが電池交換を行ってとしても、その後、使用期間が終了することで同じ障害警報が出され、障害警報は電池電源がある限り継続されるため、結局ユーザは販売店などに連絡して新たな警報器との交換やメンテナンスを行うこととなる。
一方、電池切れが判定される前に使用期間が終了した場合にも、電池切れと同じ障害警報が出されるため、ユーザにあっては使用期間が満了した場合も電池切れと判断し、例えば電池交換を行うことが予想される。この場合にも実際に電池切れを判定した場合と同様、電池を交換しても不揮発メモリ60には使用期間を超えた経過期間68が残っており、使用期間監視部64は不揮発メモリ60に残っている経過期間68と使用期間を比較することで、直ちに使用期間終了を判定して障害警報を出すこととなり、使用期間が終了した時点での動作保証ができない状態での警報器の継続使用を防止することができる。
尚、上記の実施形態における使用期間監視部64の処理として図8のフローチャートのように1ヶ月タイマーを利用して経過期間を求めて使用期間の終了を判定しているが、1ヶ月タイマー以外に日タイマーを使用しても良いし、更に使用期間は年単位で行われることから年タイマーを使用しても良い。
また使用期間についてはCPU36で使用期間監視部64の機能を実現するプログラム上に記述する使用期間を、必要に応じて例えば5年間あるいは7年間というように適宜に設定できる。
また動作保証を行う使用期間と実際に警報器が動作可能な期間にはずれがあることから、例えば使用期間5年に対し延長期間6ヶ月を設定し、5年6ヶ月を経過した時点で障害警報をだすようにしても良い。この動作期間に加える延長期間についても使用期間監視処理部の機能を実現するプログラム上の値として適宜に設定することができる。
尚、上記の実施形態にあってはメーカー出荷時にストップモードをCPU36に設定し、クロック発振動作をストップしているが、このストップモードは警報器の消費電力を低減するためであれば適宜の手段を取り得る。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による警報器の実施形態の説明図 図1の組立分解図 図2の検煙部の組立分解図 本発明による警報器の回路構成の実施形態を示したブロック図 図4のCPUを取り出して示した説明図 図4のCPUによる警報器処理のフローチャート 図6の電池容量監視処理のフローチャート 図6の使用期間監視処理のフローチャート
符号の説明
10:警報器
11a:本体
11b:カバー
12:取付金具
14:煙流入口
15:2色LED表示灯
16:スピーカ音響口
18:点検操作部
18a:紐
20:取付部
22:フック穴
26:フック
28:電池
30,32,34:電源回路
35:センサ部
36:CPU
38:発光回路
40:受光回路
42:発光素子
44:受光素子
45:シールドキャップ
46:表示回路
48:音声回路
50:スピーカ
52:点検スイッチ
52a:スイッチ可動接片
52b:スイッチ固定接点
54:電圧検出回路
55:移報回路
56:移報コネクタ
58:移報受信回路
60:不揮発メモリ
62:監視制御部
64:使用期間監視部
66:電池容量監視部
68:経過時間
69:汎用ポート
70:割込ポート
74:リセットポート
75,76:水晶発振子
78:ストップモード設定端子
80:ショート線
82:プリント基板
84:検煙部
86:スポンジ
88:ビス
90:検煙部本体
92:防虫網
94:検煙部カバー

Claims (4)

  1. 動作電源を供給する電池と、
    火災を検出するセンサ部と、
    警報動作を確認する点検スイッチと、
    前記センサ部の検出信号から火災を判断して警報を出力すると共に、前記点検スイッチからの操作信号に基づいて警報動作を確認する監視制御部と、
    前記電池電圧の低下が所定時間継続して検出された際に、電池切れを判定して警報する電池容量監視部と、
    使用開始からの経過期間を不揮発メモリに更新記憶し、前記経過期間が予め設定した所定の使用期間に達した際に使用期間の終了を判定して警報する使用期間監視部と、
    を設けたことを特徴とする警報器。
  2. 請求項1記載の警報器に於いて、前記使用期間監視部は、前記使用期間の終了を判定して警報を出力した後に前記電池が交換されて再使用された場合、前記不揮発メモリに記憶されている経過期間から使用期間の終了を再度判定して警報することを特徴とする警報器。
  3. 請求項1記載の響報器に於いて、前記電池容量監視部及び前記使用期間監視部は、前記電池切れ又は使用期間終了が判定された際に、所定周期で表示灯を点滅すると共に前記点検スイッチの操作を検出した際に音声メッセージを出力して報知し、更に、所定時間経過後はアラーム音を間欠的に出力させることを特徴とする警報器。
  4. 請求項1記載の警報器に於いて、前記電池容量監視部及び前記使用期間監視部は、前記電池切れ又は使用期間終了が判定された際に、所定周期で表示灯を点滅すると共に前記点検スイッチの操作を検出した際に音声メッセージを出力して報知し、更に、前記点検スイッチの操作が検出されず且つ電圧低下の検出から所定時間を経過すると、アラーム音を間欠的に出力させることを特徴とする警報器。
JP2005193345A 2005-07-01 2005-07-01 警報器 Pending JP2007011829A (ja)

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