JP2007011064A - 光コネクタ - Google Patents

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Akihito Sukegawa
章仁 助川
Shinichi Asano
信一 浅野
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Abstract

【課題】 嵌合筒部内の中継光ファイバ取付孔内において中継光ファイバをガタツキ発生を低減して強固に固定する。
【解決手段】 中継光ファイバ取付孔11の内周壁に、それぞれ先端部をフェルール嵌合孔10との連通部位を構成するフェルール突当て面12よりも内側に位置されて複数個の係合凸部14を周方向に並んで形成し、これら係合凸部14が外周部に食い込むことによって中継光ファイバ16の軸方向の移動を防止し、中継光ファイバ16を圧入状態で固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光学素子モジュールを内蔵し、コネクタハウジングに開口したプラグ嵌合口に嵌合された光プラグとの間で光信号の授受を行う光コネクタに関する。
光コネクタは、一般にコネクタハウジング内に基板に実装した受光素子や発光素子或いは送信モジュールや受信モジュール等の光学素子モジュールを内蔵しており、コネクタハウジングに設けた嵌合口に嵌合された光プラグとの間で光学信号の授受を行う。光コネクタには、コネクタハウジングの内部に、プラグ嵌合口と対向位置して開口されて嵌合された光プラグの光ファイバの先端に固定したフェルールを嵌合するフェルール嵌合孔を有する嵌合筒部が形成されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)。
光コネクタには、嵌合筒部内にプラグ嵌合孔とフェルール突当て面を構成して同軸に連通するやや小径の中継光ファイバ取付孔が形成される。光コネクタは、中継光ファイバ取付孔内に一端部をプラグ嵌合孔に臨ませるとともに他端部を光学素子モジュールの受光面或いは発光面と対向されてプラスチック光ファイバ(POF:Fiber Optic Transceiver)からなる中継光ファイバが収納されて固定される。中継光ファイバは、コア及びクラッドからなるガラスや透明合成樹脂製の光導波路と、この光導波路を被覆する金属製の円筒形ホルダ(シース部)とから構成される。
光コネクタは、嵌合口から嵌合された光プラグがフェルールをフェルール突当て面にその先端部を突き当ててフェルール嵌合孔に嵌合した状態で、中継光ファイバがその一端面を光ファイバと対向される。光コネクタは、嵌合筒部内において中継光ファイバが遮光状態を保持されて固定されており、光学素子モジュールと光プラグとの間において光損失を生じること無く光学信号の授受が行われるようにする。
特開平10−227954号公報 特開2002−23021号公報 特開2005−70466号公報
ところで、従来の光コネクタにおいては、中継光ファイバがその外径を中継光ファイバ取付孔の内径とほぼ同径に形成されるとともに、中継光ファイバ取付孔の内周壁に複数個の係合凸部が一体に形成される。従来の光コネクタにおいては、各係合凸部が中継光ファイバ取付孔の内壁に、その一端部をフェルール突当て面を始端とした軸方向の凸部として形成される。従来の光コネクタにおいては、中継光ファイバが中継光ファイバ取付孔内においてシース部の外周部を各係合凸部によって押圧され、これら各係合凸部がシース部に食い込んだ状態となるいわゆる圧入状態とされて収納固定される。
ところで、従来の光コネクタにおいては、上述したように各係合凸部がフェルール突当て面を始端とした軸方向の凸部として形成して中継光ファイバを中継光ファイバ取付孔内に圧入固定した構造である。したがって、従来の光コネクタにおいては、中継光ファイバがフェルール嵌合孔側からの引張り力が作用された場合に、先端側の部位が各係合凸部をストッパとしてその抜け出しが阻止される。一方、従来の光コネクタにおいては、中継光ファイバに対してフェルール嵌合孔側からの軸方向の押圧力が作用された場合には、この中継光ファイバが光学素子モジュール側へと移動しやすい。
従来の光コネクタにおいては、例えば中継光ファイバがその端部をフェルール突当て面からフェルール嵌合孔内にやや突出した状態で中継光ファイバ取付孔に収納されている場合に、光プラグを嵌合した際にフェルールによって軸方向の押圧力を受ける。従来の光コネクタにおいては、このために中継光ファイバが中継光ファイバ取付孔内を移動して光学素子モジュールと突き当たり、その端面や光学素子モジュールの光学面が傷付けられたりする虞があった。また、従来の光コネクタにおいては、振動や衝撃が加えられた場合にも同様の問題が生じる虞があった。
従来の光コネクタにおいては、上述した問題を解決するために、例えば接着剤を用いて中継光ファイバを中継光ファイバ取付孔内に固定する対応も図られる。しかしながら、かかる接着剤を用いる対応は、接着工程が増えるばかりでなく、接着剤が流れ出して光学素子モジュールの光学面や中継光ファイバの端面に付着して光学信号の授受を不能とさせたり効率を低下させるといった問題を生じさせる。
したがって、本発明は、嵌合筒部内において中継光ファイバがガタツキの発生を低減されて強固に固定されるように構成した光コネクタを提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本発明にかかる光コネクタは、コネクタハウジングと、中継光ファイバと、光学素子モジュールとを備える。光コネクタは、コネクタハウジングが、光プラグを嵌合するプラグ嵌合口が開口されるとともに、このプラグ嵌合口と対向位置して開口されて嵌合された光プラグのフェルールが嵌合される大径のフェルール嵌合孔と、このフェルール嵌合孔とフェルール突当て面を構成して連通する小径の中継光ファイバ取付孔とを有する嵌合筒部が形成される。光コネクタは、中継光ファイバが、中継光ファイバ取付孔内に、一端部をフェルール嵌合孔に臨ませて収納固定される。光コネクタは、光学素子モジュールが、中継光ファイバの他端部と対向してコネクタハウジング内に配置される。
光コネクタは、中継光ファイバ取付孔が、その内周壁に、それぞれ先端部をフェルール嵌合孔との連通部位を構成するフェルール突当て面よりも内側に位置された複数個の係合凸部を周方向に並んで形成し、これら係合凸部が外周部に食い込むことによって中継光ファイバを圧入状態で固定する。光コネクタは、中継光ファイバが、軸方向の途中箇所で各係合凸部によって押圧されて外周部が凹形の形状となるとともにこの押圧部位を挟んだ両端部側が膨張して内周壁に強く密着された状態で中継光ファイバ取付孔内に圧入固定される。したがって、光コネクタは、中継光ファイバが各係合凸部によって中継光ファイバ取付孔内に固定されるとともに、プラグ嵌合口に嵌合された光プラグ側のフェルールが突き当てられたり振動或いは衝撃等が加えられた場合でも、中継光ファイバ取付孔内を軸方向に移動することが防止される。
以上のように構成された本発明にかかる光コネクタによれば、中継光ファイバが中継光ファイバ取付孔内において軸方向のガタツキを生じることなく強固に圧入固定される。したがって、光コネクタによれば、嵌合される光プラグのフェルール或いは振動や衝撃等に対して中継光ファイバの軸方向の移動が防止され、その両端部や光学素子モジュールの損傷等の発生或いは中継光ファイバの脱落の発生が防止され、信頼性の向上が図られる。
以下、本発明の実施の形態として示す光コネクタ1について、図面を参照して詳細に説明する。光コネクタ1は、図1に示すように光プラグ2が嵌合されて、光信号の授受を行
う。光コネクタ1は、合成樹脂材料、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT:polybutylene terephthalate)によって全体が略長方形の有底筒状体に形成されたコネクタハウジング3と、このコネクタハウジング3の底部を構成する側面3A側に組み付けられたキャップ部材4とを備える。
コネクタハウジング3は、側面3Aと対向する側面が大きく開口され、光プラグ2が嵌合されるプラグ嵌合口5が形成されている。コネクタハウジング3には、その内部にプラグ嵌合口5から連通して大きなプラグ嵌合空間部6が構成される。コネクタハウジング2には、側面2Aの内面に、詳細を後述するがプラグ嵌合口5側に向かってプラグ嵌合空間部6内に突出する一対の嵌合筒部7A、7B(以下、個別に説明する場合を除いて嵌合筒部7と総称する。)が一体に形成されている。
コネクタハウジング3には、側面3Aの嵌合筒部7の形成面と対向する外面に、それぞれ光素子モジュール8A、8B(以下、個別に説明する場合を除いて光素子モジュール8と総称する。)を配置する一対の素子収容凹部9A、9B(以下、個別に説明する場合を除いて素子収容凹部9と総称する。)或いは詳細を省略するが光素子モジュール8やキャップ部材4を位置決めして組み付ける位置決め部が一体に形成されている。コネクタハウジング3は、各素子収容凹部9が各嵌合筒部7と対向して形成される。
嵌合筒部7には、プラグ嵌合口5側と素子収容凹部9とに開口する内孔が全長に亘って貫通して形成される。嵌合筒部7は、内孔が、プラグ嵌合口5側に開口されるやや大径のフェルール嵌合孔10A、10B(以下、個別に説明する場合を除いてフェルール嵌合孔10と総称する。)と、素子収容凹部9側に開口されるやや小径の中継光ファイバ取付孔11A、11B(以下、個別に説明する場合を除いて中継光ファイバ取付孔11と総称する。)とから構成される。嵌合筒部7は、これらフェルール嵌合孔10と中継光ファイバ取付孔11とが軸方向の略中央部において、フェルール突当て面12A、12B(以下、個別に説明する場合を除いてフェルール突当て面12と総称する。)を構成して連通するように形成される。
フェルール嵌合孔10は、嵌合筒部7に、プラグ嵌合口5と対向して開口された底付き孔として構成され、詳細を後述するようにプラグ嵌合口5から嵌合された光プラグ2のフェルール13が嵌合される。フェルール嵌合孔10は、フェルール13の外径とほぼ等しい内径を有するとともに、このフェルール13の全長を嵌合させるに足る軸長を有して形成される。フェルール嵌合孔10は、プラグ嵌合口5から嵌合された光プラグ2を、そのフェルール13がフェルール突当て面12に突き当てさせるようにして嵌合させる。
中継光ファイバ取付孔11は、嵌合筒部7内においてフェルール嵌合孔10の底部となるフェルール突当て面12の中心に一端側を開口されるとともに他端側が素子収容凹部9に貫通するフェルール嵌合孔10と軸線を一致された貫通孔からなる。中継光ファイバ取付孔11は、後述する中継光ファイバ13の外径とほぼ等しい内径を有するとともに、中継光ファイバ13の全長を嵌合させる軸長を有して形成される。
各中継光ファイバ取付孔11には、図2及び図3に示すように、内周壁に長さ方向の略中央領域で、互いに円周方向に対してそれぞれ90°ずれた対角線上に位置して第1係合凸部14A乃至第4係合凸部14D(以下、個別に説明する場合を除いて係合凸部14と総称する。)が一体に形成されている。各係合凸部14は、断面が略台形に形成され、所定の幅を有する軸方向のリブ状凸部によって構成される。各係合凸部14は、それぞれのフェルール突当て面12側の第1端面15Aが垂直面に形成されるとともに素子収容凹部9側の第2端面15Bが傾斜面に形成された軸方向のリブ状凸部によって構成される。
各係合凸部14は、図3に示すように第1端面15Aがフェルール嵌合孔10との連通部位を構成するフェルール突当て面12よりも間隔aを以った内側位置から形成される。各係合凸部14は、同様にして第2端面15Bが素子収容凹部9側の開口部よりも間隔bを以った内側位置から形成される。すなわち、各係合凸部14は、中継光ファイバ取付孔11内において軸方向の中央部に位置して形成される。
光コネクタ1には、上述した各中継光ファイバ取付孔11内にそれぞれ中継光ファイバ16A、16B(以下、個別に説明する場合を除いて中継光ファイバ16と総称する。)が圧入固定されている。中継光ファイバ16は、中継光ファイバ取付孔11の内径とほぼ等しい外径を有しており、図2に詳細を示すように光透過率の高くかつ屈折率を異にしたガラスや透明な合成樹脂によって成形したコアとクラッドとからなる光導波路17と、この光導波路17を被覆する金属製の円筒形ホルダ(シース部)18とから構成される。なお、中継光ファイバ16は、例えば光ファイバを中継光ファイバ取付孔11の長さに切断したものを代替えとして用いることも可能である。中継光ファイバ16は、この場合に光ファイバのガラス又は合成樹脂製の芯線部が光導波路17に相当する機能を奏する。
中継光ファイバ16は、中継光ファイバ取付孔11に対して、例えば素子収容凹部9側の開口部より嵌合されて取り付けられる。中継光ファイバ16は、先端部がフェルール突当て面12と略同一面を構成するようにして中継光ファイバ取付孔11に嵌合される。中継光ファイバ16は、中継光ファイバ取付孔11に嵌合された状態で、図2に示すように中央領域19が各係合凸部14によって外周部を押圧されて内部に弾性変形した凹形の状態となる。また、中継光ファイバ16は、この中央領域19を挟む両側領域20A、20Bが、各係合凸部14によって中央領域19を押圧されることによって外周方向にやや膨出した状態となり中継光ファイバ取付孔11の内周壁に密着する。
中継光ファイバ16は、中継光ファイバ取付孔11内に嵌合されることにより、上述したように軸方向の中央領域19の外周部に係合凸部14が食い込むことによってその内部に圧入状態で固定される。中継光ファイバ16は、例えばフェルール嵌合孔10側に押し出される方向の力が加えられた場合に、内周壁に密着した一方領域20Aに弾性変形が生じてさらに内周壁に密着力を作用させてストッパ作用を奏することで抜け止めが図られるようになる。中継光ファイバ16は、同様にして素子収容凹部9側に押し出される方向の力が加えられた場合でも、内周壁に密着した他方領域20Bに弾性変形が生じてさらに内周壁に密着力を作用させてストッパ作用を奏することで抜け止めが図られるようになる。
中継光ファイバ16は、上述したように中継光ファイバ取付孔11内に嵌合する簡易な操作によって嵌合筒部7への取り付けを行うことが可能である。中継光ファイバ16は、接着剤を用いることなく、中継光ファイバ取付孔11内に強固に固定される。中継光ファイバ16は、中継光ファイバ取付孔11内において、中央領域19を係合凸部14によって押圧されるとともに軸方向の作用力に対して側方領域20A、20Bがそれぞれストッパ作用を奏する。したがって、中継光ファイバ16は、中継光ファイバ取付孔11内に圧入固定されるとともにガタツキの発生も防止される。中継光ファイバ16は、中継光ファイバ取付孔11内に互いに対角位置に形成された複数個の係合凸部14A乃至14Dによって外周部を等間隔で押圧されることによって安定した状態で保持される。
光コネクタ1には、図1に示すようにプラグ嵌合空間部6内に突出して、プラグ嵌合口5から嵌合された光プラグ2を抜け止めした状態で保持する抜止め凸部21がコネクタハウジング3に一体に形成されている。光コネクタ1には、プラグ嵌合口5から嵌合される光プラグ2をガイドする複数のガイドリブ22が形成されている。
光コネクタ1においては、上述した中継光ファイバ16の取り付けを行った後に、素子
収納凹部9内にそれぞれ光素子モジュール8の取り付けが行われる。光コネクタ1においては、光素子モジュール8を被覆するようにしてコネクタハウジング3にキャップ部材4が組み付けられる。光素子モジュール8は、例えば一方の素子収納凹部9A側に収納される発光素子モジュール8Aと、他方側の素子収納凹部9B側に収納される受光素子モジュールとからなる。
光素子モジュール8は、詳細を省略するが、例えば中継光ファイバ16の皮下の導波路17と同等の光透過率を有する合成樹脂材により成形されたモールド部に発光ダイオード等の発光素子或いはフォトダイオード等の受光素子を埋設してパッケージ化されたものである。光素子モジュール8は、光学面を中継光ファイバ取付孔11の開口部に対向させて素子収納凹部9内に取り付けられる。光素子モジュール8は、光学面が中継光ファイバ取付孔11内に収納固定された中継光ファイバ16の端部と近接して対向する。
キャップ4は、例えばコネクタハウジング3と同一のPBTにより成形され、詳細を省略する係合爪と係合孔との構造によってコネクタハウジング3に脱落防止が図られて組み付けられる。キャップ4は、その他の適宜の構造によってコネクタハウジング3に組み付けられるように構成してもよいことは勿論である。キャップ4には、各光素子モジュール8の接続端子を外方へと引き出す端子孔が適宜形成されている。
光コネクタ1は、コネクタハウジング3の外周部に少なくともプラグ嵌合口5を除いて外周部を覆うシールドケースを組み合わせるようにしてもよい。シールドケースは、金属薄板材、例えば銅合金を素材としてプレス加工等を施して製作され、表面には耐防錆性を向上させる錫めっき層が形成される。
以上のように構成された光コネクタ1には、プラグ嵌合口5から光プラグ2がプラグ嵌合空間部6内に嵌合される。光プラグ2は、例えばPBT等の合成樹脂材によってプラグ嵌合空間部6とほぼ同等の外形に成形されたプラグハウジング23を有し、このプラグハウジング23の一方側面から一対の光ケーブル24A、24B(以下、個別に説明する場合を除いて光ケーブル24と総称する。)が内部に引き込まれ、それぞれの先端部にフェルール13が取り付けられている。
光プラグ2は、プラグハウジング23の光ケーブル24を引き込む側面と対向する側面側に、上述した光コネクタ1側の嵌合筒部7とそれぞれ対向させてフェルール13が設けられる。光プラグ2には、プラグハウジング23の外周部に、上述したコネクタハウジング3側の抜止め凸部21が相対係合するとともに、光コネクタ1から取り外す際に操作されるロック凸片25が一体に形成されている。なお、光プラグ2には、図示を省略するがプラグハウジング23の外周部に、上述したコネクタハウジング3側のガイドリブ22が相対係合される複数個のガイド溝が形成されている。
光プラグ2は、フェルール13側の側面を嵌合側として光コネクタ1のプラグ嵌合口5に嵌合される。光プラグ2は、ガイド溝とガイドリブ22との組み合わせによって位置決めされた状態でプラグ嵌合空間部7内に押し込まれて光コネクタ1に結合される。光コネクタ1は、光プラグ2がプラグ嵌合空間部7内に押し込まれるにしたがって、嵌合筒部7のフェルール嵌合孔10内にフェルール13を嵌合させる。光コネクタ1には、光プラグ2が、フェルール13をフェルール嵌合孔10のフェルール突当て面12に突き当たるまで嵌合される。
光コネクタ1は、この状態で抜止め凸部21にロック凸片25が相対係合して弾性力を蓄勢し、この弾性力がフェルール13をフェルール突当て面12に突き当てた状態に保持する方向に作用させる。したがって、光コネクタ1においては、プラグ嵌合空間部7内に
おいて光プラグ2がガタツキの発生を抑制されて嵌合状態を保持され、同様にフェルール嵌合孔10内においてフェルール13がガタツキの発生を抑制されて嵌合状態を保持される。光コネクタ1においては、コネクタハウジン3やプラグハウジング23等の構成各部材の寸法精度のバラツキが吸収されて、光プラグ2が結合されるようにする。
光コネクタ1においては、光プラグ2がプラグ嵌合空間部7に嵌合されてフェルール嵌合孔10内においてフェルール突当て面12と突き合わされフェルール13が、中継光ファイバ取付孔11内に収納された中継光ファイバ16を軸方向に押圧する。光コネクタ1においては、嵌合筒部7内において中継光ファイバ16とフェルール13とが相対する端部を互いに突き合わされることによって、突き合わせ部位において光漏出が防止されて効率的な光信号の授受が行われるようにする。
光コネクタ1においては、上述したように中継光ファイバ16が、中継光ファイバ取付孔11の内周壁に形成した係合凸部14によって中央領域19を押圧されてその両側の側方領域20を内周壁に密着させることによってガタツキの無い状態で収納される。光コネクタ1においては、中継光ファイバ16が、その先端部にフェルール13を突き当てられても中継光ファイバ取付孔11内にしっかりと保持されて軸方向に移動することは無い。また、光コネクタ1においては、大きな振動や衝撃が加えられても、中継光ファイバ取付孔11内において中継光ファイバ16が、移動することは無い。
したがって、光コネクタ1においては、プラグ嵌合口5から嵌合される光プラグ2や振動或いは衝撃等に対して中継光ファイバ16が軸方向に移動してその先端によって光学素子モジュール8を損傷させたり、先端部が損傷する等の不都合の発生が防止される。光コネクタ1においては、光学素子モジュール8や中継光ファイバ16の損傷或いは中継光ファイバ16の脱落といった不都合の発生が確実に防止され、信頼性の向上が図られる。
光コネクタ1においては、上述したように中継光ファイバ取付孔11の内周壁に中継光ファイバ16の中央領域19を押圧するリブ状の係合凸部14を形成したが、かかる構成に限定されるものでは無い。図4に示した嵌合筒部30は、中継光ファイバ取付孔11の内周壁に、フェルール突当て面12側を略垂直面とした断面が略直角三角形を呈する楔状凸部からなる係合凸部31を一体に形成する。係合凸部31も、中継光ファイバ取付孔11の内周壁に円周方向に互いに所定の間隔を以って複数個が一体に形成される。
係合凸部31は、略直角三角形状を呈することから、中継光ファイバ16が素子収納凹部9側へと押圧される場合に、楔作用を奏して中継光ファイバ16の移動をさらに確実に防止して光素子モジュール8との衝合を抑制することを可能とする。係合凸部31は、突出量をやや大きくして形成しても中継光ファイバ16の押圧領域が小さいことから、この中継光ファイバ16に対するストレスを軽減するとともに、樹脂歪みの発生が抑制された精度の高い中継光ファイバ取付孔11をけいせいすることを可能とする。なお、係合凸部31は、中継光ファイバ取付孔11の内周壁にリング状の凸部として形成するようにしてもよい。
図5に示した嵌合筒部35は、中継光ファイバ取付孔11の内周壁に、上述したリブ状の係合凸部14と、楔状の係合凸部31とを組み合わせて一体に形成される。嵌合筒部35には、上述したように互いに円周方向に対して90°の間隔を以って係合凸部31が形成されるとともに、これら係合凸部31の間に位置するようにして係合凸部31が形成される。嵌合筒部35は、かかる構成によって円周方向の各位置で中継光ファイバ16を確実に保持することが可能である。
なお、本発明は、構成各部が上述した構造に限定されないことは勿論である。
実施の形態として示す光コネクタの断面図であり、光プラグが嵌合される態様を示す。 同光コネクタに形成される中継光ファイバ取付孔と中継光ファイバとの構成を示す断面図である。 同光コネクタに形成される光プラグのフェールが嵌合される嵌合筒部の断面図である。 他の嵌合筒部を示す断面図である。 さらに他の嵌合筒部を示す側面図である。
符号の説明
1 光コネクタ
2 光プラグ
3 コネクタハウジング
5 プラグ嵌合口
6 プラグ嵌合空間部
7 嵌合筒部
8 光素子モジュール
9 素子収納凹部
10 フェルール嵌合孔
11 中継光ファイバ取付孔
12 フェルール突当て面
13 フェルール
14 係合凸部
16 中継光ファイバ
17 光導波路
18 シース部
19 中央領域
20 側方領域
23 プラグハウジング
24 光ケーブル
30 嵌合筒部
31 係止凸部
35 嵌合筒部

Claims (5)

  1. 光プラグが嵌合されるプラグ嵌合口が開口されるとともに、このプラグ嵌合口と対向位置して開口されて嵌合された前記光プラグのフェルールが嵌合される大径のフェルール嵌合孔と、このフェルール嵌合孔とフェルール突当て面を構成して連通するやや小径の中継光ファイバ取付孔とを有する嵌合筒部が形成されたコネクタハウジングと、
    前記中継光ファイバ取付孔の内径とほぼ同径の外径を有し、一端部を前記フェルール嵌合孔に臨ませて前記中継光ファイバ取付孔内に収納固定された中継光ファイバと、
    前記中継光ファイバの他端部と対向して前記コネクタハウジング内に配置された光学素子モジュールとを備え、
    前記中継光ファイバ取付孔が、その内周壁に、それぞれ先端部を前記フェルール嵌合孔との連通部位を構成する前記フェルール突当て面よりも内側に位置されて周方向に並んで複数個の係合凸部を形成し、これら係合凸部が外周部に食い込むことによって前記中継光ファイバを圧入状態で固定することを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記係合凸部が、前記中継光ファイバ取付孔の内周壁に、対角線上に位置する少なくとも2個が形成されることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記係合凸部が、断面略台形に形成された軸方向の凸部によって構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記係合凸部が、前記フェルール突当て面側を略垂直面とした断面略直角三角形状に形成された凸部によって構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光コネクタ。
  5. 前記係合凸部が、断面略台形に形成された軸方向の凸部と、前記フェルール突当て面側を垂直面とした断面略直角三角形状に形成された凸部とを組み合わせて構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光コネクタ。

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