JP2007010082A - スライドアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な構成でスライド部材をスライドさせるための付勢手段の付勢力を十分に発揮できるスライドアクチュエータを得る。
【解決手段】 モータ84を正転駆動させて巻取プーリ102を正方向に回転させると、保持プレート106がストッパ112を押圧して正方向に回転させる。これにより、巻取プーリ102にワイヤ110が巻き取られながら引っ張られると、コントロールパイプ34、ひいてはインナパイプ28がアウタパイプ16に収容される。インナパイプ28がアウタパイプ26に収容されてロックプレート54にインナパイプ28が保持されると、モータ84が逆転駆動して巻取プーリ102と共に保持プレート106が逆方向に回転してストッパ112から遠ざかる。この状態ではストッパ112が保持プレート106に接するまでワイヤ110はその一端側へ移動でき、ひいてはインナパイプ28及びコントロールパイプ34が上昇できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スプリング等の付勢手段の付勢力でスライド部材をスライドさせるスライドアクチュエータに関する。
近年、走行する車両に衝突した歩行者を保護するために、前方監視装置等による歩行者の接近の検出結果に基づいて、アクチュエータによってバンパを前方へ所定量スライドさせたり、エンジンフードを所定量浮上させたりする保護装置が提案されている。
また、このような保護装置においてバンパをスライドさせたりエンジンフードを浮上させたりするためのアクチュエータには、スライドアクチュエータが適用されている(一例としては下記特許文献1を参照。
この種のスライドアクチュエータはスライド部材を備えている。通常、スライド部材はスプリング等の付勢手段により付勢された状態で保持されており、歩行者等までの距離が一定値未満となったことを上記の前方監視装置が検出した際にスライド部材の保持が解除される。
スライド部材には、上記のバンパやエンジンフードが連結されており、付勢手段の付勢力でスライド部材がスライドすることでバンパが前方へスライドしたり、エンジンフードが浮上したりする。
特開平6−64489号公報
一方で、上記のスライド部材は、バンパやエンジンフードに歩行者が接しなかった際には、スライド前の状態に復帰させておかなくてはならない。このため、スライド部材はモータ等に連結されて、スライド部材を付勢手段の付勢力でスライドざせたものの、バンパやエンジンフードに歩行者が接しなかった際には、モータの駆動力でスライド前の状態に復帰させる。
ここで、モータの出力軸とスライド部材とが機械的に連結されたままの状態では、付勢手段の付勢力でスライド部材をスライドさせる際にあたって、付勢力を十分に発揮させることができない。このため、モータの出力軸とスライド部材との間にはクラッチを介在させ、スライド部材をスライドさせる際にはクラッチを操作してはモータの出力軸とスライド部材との機械的な連結を解除することが考えられている。
しかしながら、このようなクラッチは、構造が複雑であるため、スライドアクチュエータ全体が大型化して重量が増加してしまうという問題がある。
本発明は、上記事実を考慮して、簡素な構成でスライド部材をスライドさせるための付勢手段の付勢力を十分に発揮できるスライドアクチュエータを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るスライドアクチュエータは、一端が開口した中空筒状のアウタパイプと、前記アウタパイプの内側で前記アウタパイプの一端側へスライド可能に収容されたスライド部材と、前記アウタパイプへの前記スライド部材の収容状態で、前記スライド部材を前記アウタパイプの一端側へ付勢する付勢手段と、前記アウタパイプに収容された前記スライド部材に直接又は間接的に係合することで、前記付勢手段の付勢力に抗して前記スライド部材を保持する保持手段と、一端側が前記スライド部材に直接又は間接的に連結され、前記アウタパイプの開口側へ前記スライド部材がスライドした際に前記スライド部材と共に移動する第1連結部材と、正逆双方へ移動可能で、前記第1連結部材に係合した状態で正逆何れか一方に移動することで前記第1連結部材を他端側へ引っ張って移動させると共に、前記保持手段により前記スライド部材が保持された状態で正逆何れか他方へ移動することにより、少なくともその移動量に応じた距離だけ前記第1連結部材の一端側への移動を許容する第1牽引手段と、正逆双方に駆動可能で前記第1牽引手段に機械的に連結され、正転駆動力及び逆転駆動力の双方を前記第1牽引手段に付与する駆動手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るスライドアクチュエータによれば、スライド部材はアウタパイプの内側に収容された状態で保持手段に保持される。このように、スライド部材がアウタパイプに収容された状態では、付勢手段の付勢力によりアウタパイプの一端側へスライド部材が付勢される。
このため、保持手段によるスライド部材の保持が解除されると、付勢手段の付勢力でアウタパイプの一端側へスライド部材がスライドし、これにより、スライド部材がアウタパイプの一端からアウタパイプの外側へ突出する。
一方、このようにスライド部材がアウタパイプの一端から突出した状態で、駆動手段を正逆何れか一方に駆動させると、第1牽引手段が正逆何れか一方に移動する。この状態で第1牽引手段が第1連結部材に係合すると、第1牽引手段により第1連結部材がその他端側へ引っ張られて移動する。
このように第1連結部材がその他端側へ引っ張られて移動すると、第1連結部材の一端側へ直接又は間接的に連結されたスライド部材がアウタパイプの内方へ引っ張られる。これにより、スライド部材がアウタパイプに収容される。
次いで、アウタパイプに収容されたスライド部材が保持部材に保持され、この状態で、駆動手段が正逆何れか他方に駆動すると第1牽引手段が正逆何れか他方に移動する。このように、第1牽引手段が正逆何れか他方に移動した状態では、少なくともこの正逆何れか他方への第1牽引手段の移動量に応じた距離だけ第1連結部材はその一端側への移動が許容される。
上記のように、第1連結部材は一端側でスライド部材に直接又は間接的に連結されているため、この状態では、正逆何れか他方への第1牽引手段の移動量に応じた距離だけスライド部材のスライドが可能となる。したがって、この状態で保持手段によるスライド部材の保持を解除すれば、付勢手段の付勢力でスライド部材がスライドする。
このように、本発明に係るスライドアクチュエータでは、クラッチのような複雑な構成を用いなくても、保持手段によるスライド部材の保持状態で予め駆動手段を正逆何れか他方へ駆動させておくことで、保持手段によるスライド部材の保持を解除した際に駆動手段を構成する部材の影響を受けることなく、付勢手段の付勢力を十分に発揮して円滑で且つ素早くスライド部材をスライドさせることができる。
請求項2に記載の本発明に係るスライドアクチュエータは、請求項1に記載の本発明において、一端側が前記保持手段に直接又は間接的に連結されて、他端側へ移動することで前記保持手段による前記スライド部材の保持を解除する方向へ前記保持手段を移動させる第2連結部材と、前記駆動手段に機械的に連結され、前記駆動手段の駆動力によって正逆双方へ移動可能で、前記第2連結部材に係合した状態で正逆何れか一方に移動することで前記第2連結部材を他端側へ引っ張って移動させると共に、前記保持手段により前記スライド部材が保持された状態で正逆何れか他方へ移動することにより、少なくともその移動量に応じた距離だけ前記第2連結部材の一端側への移動を許容する第2牽引手段と、を備える、ことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るスライドアクチュエータによれば、駆動手段が正逆何れか一方に駆動すると、第2牽引手段が正逆何れか一方へ移動する。このように第2牽引手段が移動すると、第2牽引手段に係合する第2連結部材が引っ張られてその他端側へ移動する。
第2牽引手段はその一端側で保持手段に直接又は間接的に連結されていることから、第2連結手段が他端側へ引っ張られることで、保持手段が引っ張られ、スライド部材の保持を解除する方向へ保持手段が移動する。これにより、保持手段によるスライド部材の保持が解除され、スライド部材が付勢手段の付勢力によってスライドする。
さらに、この状態から駆動手段が正逆何れか他方に駆動すると、第2牽引手段が正逆何れか他方に移動する。第2連結部材は少なくともこの正逆何れか他方への第2牽引手段の移動量に応じた距離だけその一端側への移動が許容される。したがって、この状態では、スライド部材を保持する際の移動方向へ保持手段が移動できる。
このように、本発明に係るスライドアクチュエータでは、駆動手段の駆動方向の切り替えで、保持手段の制御も行なえる。
なお、第2牽引手段の正逆何れか一方へ移動する際の駆動手段の駆動方向と、第1牽引手段の正逆何れか一方へ移動する際の駆動手段の駆動方向とは同じ向きであってもよいし、逆向きであってもよい。
請求項3に記載の本発明に係るスライドアクチュエータは、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、所定の軸周りに回転可能で、前記駆動手段の駆動力を受けて正逆双方に回転する回転体を含めて前記第1牽引手段及び前記第2牽引手段の少なくとも何れか一方を構成すると共に、前記第1牽引部材及び前記第2牽引部材のうち、前記回転体を含めて構成された方に対応した前記第1連結部材又は前記第2連結部材を、長尺状に形成すると共に可撓性を付与し、前記回転体の正逆何れか一方への回転で前記回転体が巻き取りつつ引っ張る、ことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係るスライドアクチュエータによれば、第1牽引手段及び第2牽引手段の少なくとも何れか一方は回転体を含めて構成される。駆動手段の正逆何れか一方の駆動力を受けて回転体が正逆何れか一方に回転すると、第1連結部材又は第2連結部材(すなわち、第1牽引手段及び第2牽引手段のうち、回転体を含めて構成された方に対応した連結部材)が回転体に巻き取られつつ引っ張られる。
ここで、第1牽引手段や第2牽引手段が直線的に移動して第1連結部材や第2連結部材を引っ張る構成とした場合には、第1牽引手段や第2牽引手段が直線的に移動できるだけのスペースを予め確保しておかなくてはならない。
これに対して、本発明に係るスライドアクチュエータでは、上記のように回転体が回転することで第1連結部材又は第2連結部材が回転体に巻き取られつつ引っ張られるため、回転体が回転できるだけのスペースを確保できればよい。
これにより、省スペース化を図ることが可能になり、全体的に装置の小型化が可能になる。
請求項4に記載の本発明に係るスライドアクチュエータは、請求項3に記載の本発明において、前記回転体に対して同軸的に相対回転可能で、前記回転体の外周部の側方で前記第1連結部材又は前記第2連結部材に係合可能に設けられ、正逆何れか一方への前記回転体の回転で前記回転体に押圧されて回転すると共に、正逆何れか他方への前記回転体の回転状態では空転し、正逆何れか他方への前記回転体の回転量に応じて正逆何れか他方への回転が許容される係合部材を備える、ことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明に係るスライドアクチュエータによれば、回転体が正逆何れか一方へ回転すると、回転体によって係合部材がその回転方向側へ押圧され、回転体と共に係合部材が回転する。このように係合部材が回転すると、第1連結部材及び第2連結部材のうち、回転体に対応して設けられて係合部材が係合している方が係合部材によって引っ張られて回転体の外周部に巻き掛けられる。
このように、係合部材が第1連結部材又は第2連結部材を伴って回転した後、回転体が正逆何れか他方の側へ回転すると、係合部材は本来回転体に対して同軸的に相対回転可能であり、しかも正逆何れか他方の側へは係合部材が回転体に押圧されないため、回転体が回転しても係合部材は空転する。
さらに、このようにして回転体が正逆何れか他方の側へ回転した状態では、この回転の回転量に応じて係合部材は正逆何れか他方への回転が許容される。したがって、例えば、第1連結部材が係合部材に引っ張られた後であれば、スライド部材の保持が解除されてスライド部材がスライドすることで第1連結部材に伴われて係合部材が正逆何れか他方へ回転する。
また、例えば、第2連結部材が係合部材に引っ張られた後であれば、スライド部材を保持する方向へ保持手段が移動し、これにより、第2連結部材が移動することで、第2連結部材に伴われて係合部材が正逆何れか他方へ回転する。
ここで、本発明に係るスライドアクチュエータでは、上記のように正逆何れか一方へ回転体と共に係合部材が回転した後に正逆何れか他方へ回転体が回転しても係合部材が回転しない。このため、上記のように回転部材が正逆何れか他方の側へ回転しても、係合部材に伴われた第1連結部材又は第2連結部材は回転部材に巻き取られた状態で維持される。
請求項5に記載の本発明に係るスライドアクチュエータは、請求項3又は請求項4に記載の本発明において、前記第2牽引手段を構成する前記回転体が、前記第1牽引手段を構成する前記回転体に対して同軸的且つ一体的に連結した、ことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明に係るスライドアクチュエータでは、第2牽引手段を構成する回転体が第1牽引手段を構成する回転体に対して同軸的且つ一体的に連結している。このため、装置構成を更に簡素化でき、装置全体を小型化できると共に、コストを安価にできる。
以上説明したように、本発明に係るスライドアクチュエータは、付勢手段の付勢力でスライド部材をスライドさせるにあたって、駆動手段の構成部品等が付勢手段の付勢力に抗することがないため、簡素な構成で付勢手段の付勢力を十分に発揮できる。
<第1の実施の形態の構成>
図1には本発明の第1の実施の形態に係るスライドアクチュエータ10の構造が概略的に示されている。この図に示されるように、スライドアクチュエータ10は、スライド機構部12と駆動制御部14とにより構成されている。
(スライド機構部12の構成)
先ず、本スライドアクチュエータ10のスライド機構部12について説明する。
図2にはスライド機構部12の構成が分解斜視図により示されており、図5にはスライド機構部12の構成が縦断面図によって示されている。これらの図に示されるように、スライド機構部12はアウタパイプ16を備えている。
アウタパイプ16は図5において上下方向に貫通した円筒形状に形成されている。なお、本スライドアクチュエータ10を使用する際の取付姿勢等により当然アウタパイプ16の貫通方向は変わるが、本実施の形態を説明するにあたっては、アウタパイプ16が上下方向に貫通しているものとして説明する。
アウタパイプ16の下端部には底蓋18が嵌め込まれており、この底蓋18によってアウタパイプ16の下端部が閉止されている。一方、アウタパイプ16の上端側には固定ストッパ20が設けられている。固定ストッパ20は、外径寸法がアウタパイプ16の上端部近傍における内径寸法よりも極僅かに小さく、アウタパイプ16の上端部よりも僅かに下方でアウタパイプ16に対して同軸的に嵌挿されている。
さらに、固定ストッパ20の上側には上蓋22が設けられている。上蓋22は、外径寸法が固定ストッパ20の内径寸法よりも極僅かに小さな円筒状の筒部24を備えている。筒部24の上端部からは、リング状のフランジ部26が筒部24の半径方向外方側へ延出するように形成されている。
上蓋22は、フランジ部26の下面が固定ストッパ20の上面に当接するまで筒部24が固定ストッパ20の内側に嵌挿された状態で、例えば、アウタパイプ16に固定されている。
また、アウタパイプ16の内側には、スライド部材としてのインナパイプ28が設けられている。インナパイプ28は、上端が上底30により閉止されて下端が開口した有底円筒形状に形成されている。インナパイプ28の外径寸法は、上記の上蓋22の筒部24の内径寸法よりも極僅かに小さく、図6に示されるように、アウタパイプ16の上方へスライドすることで筒部24を通過してアウタパイプ16の外側(上側)へ突出できる。
図2に示されるように、インナパイプ28の下端部からは、一対のフランジ部32がインナパイプ28の半径方向外方へ向けて延出されている。これらのフランジ部32はインナパイプ28の軸心を介して互いに対向するように形成されている。
また、これらのフランジ部32は、インナパイプ28の軸方向(上下方向)に沿って固定ストッパ20と対向しており、インナパイプ28が上方ヘ一定量スライドすると、フランジ部32が固定ストッパ20に当接し、それ以上のインナパイプ28のスライドが規制される。
さらに、インナパイプ28の内側にはコントロールパイプ34が設けられている。コントロールパイプ34は、外径寸法がインナパイプ28の内径寸法よりも極僅かに小さな円筒形状に形成されており、その上端は上底36により閉止されている。
また、コントロールパイプ34の内側には、外径寸法がコントロールパイプ34の内径寸法よりも十分に小さな円筒形状の筒体38が設けられている。筒体38は、上方へ向けて開口した有底の円筒形状で、コントロールパイプ34に対して同軸の状態で上端が上底36に形成された円孔の縁に連続している。
筒体38の内側には、圧縮コイルスプリング40が収容されている。圧縮コイルスプリング40は、その一端(下端)が筒体38の底部に接しており、他端(上端)が上底36に接して、インナパイプ28及びコントロールパイプ34の軸方向に沿って上底36を筒体38から離間させる方向にインナパイプ28を付勢している。
さらに、コントロールパイプ34の内側には、支持筒42が設けられている。支持筒42は、外径寸法がコントロールパイプ34の内径寸法よりも十分に小さく、コントロールパイプ34に対して同軸的に配置された本体44を備えている。本体44は下端が開口した有底円筒形状に形成されており、その下端には上記の底蓋18に形成された嵌挿部46が入り込んで嵌挿部46により支持されている。
本体44に形成されたリング状の上底48からは、連続して支持部50が形成されている。支持部50は上端が閉止された有底円筒形状に形成されており、その外径寸法は、本体44の外径寸法よりも十分に小さい。支持部50の外側には、付勢手段としての圧縮コイルスプリング52が設けられている。
圧縮コイルスプリング52は、その形状を円筒形状とみなした場合、内径寸法が支持部50の外径寸法よりも僅かに大きく本体44の外径寸法よりも小さい。圧縮コイルスプリング52は、その内側に支持部50が入り込んだ状態で一端(下端)が本体44の上底に接している。
このように、圧縮コイルスプリング52の内径寸法よりも僅かに小さな円筒状の支持部50が、圧縮コイルスプリング52の内側に入り込んでいることで、圧縮コイルスプリング52の座屈が防止されている。圧縮コイルスプリング52の他端(上端)は、コントロールパイプ34の上底36に接して、コントロールパイプ34の下端を底蓋18から離間する方向、すなわち、上方へコントロールパイプ34を付勢している。
圧縮コイルスプリング52の付勢力を受けたコントロールパイプ34が上方へスライドすることで、コントロールパイプ34によりインナパイプ28が押圧されて上方へスライドし、上記のように筒部24を通過してアウタパイプ16の外側(上側)へインナパイプ28が突出する。
一方、支持筒42の内側には保持手段としてのロックプレート54が設けられている。ロックプレート54は、一部が嵌挿部46を貫通して嵌挿部46の内側に入り込んでいる。ロックプレート54の嵌挿部46に入り込んだ部分に対応して嵌挿部46の内側にはシャフト56が架け渡されている。
シャフト56は嵌挿部46の軸方向に対して直交する方向に沿って軸方向とされており、ロックプレート54を貫通してロックプレート54を支持している。シャフト56に支持されたロックプレート54は、その先端側が支持筒42の半径方向内方及び外方へ変位するように揺動可能であると共に、図示しない捩じりコイルスプリング等の付勢部材の付勢力によって、支持筒42の半径方向外方へ付勢されている。
また、ロックプレート54の先端には、ロック爪58が形成されている。このロック爪58に対応して支持筒42には切欠60が形成されおり、ロック爪58が支持筒42の外側へ変位するようにロックプレート54が回動した場合には、ロック爪58が切欠60を通過して支持筒42の外側へ突出する。
さらに、支持筒42の外側へ突出したロック爪58に対応して、コントロールパイプ34には切欠62が形成されており、インナパイプ28にはロック孔64が形成されている。支持筒42の外側へ突出したロック爪58は、切欠62及びロック孔64の双方を通過できる。
切欠62とは異なりロック孔64はインナパイプ28の半径方向に貫通しているだけであり、インナパイプ28の下端では開口していない。したがって、ロック爪58がロック孔64を貫通した状態では、ロック爪58がロック孔64の内周部に干渉することでインナパイプ28の上方へのスライドが規制される。
また、ロック爪58に対応してコントロールパイプ34の下端部には当接部66が形成されている。当接部66は、コントロールパイプ34の軸方向(上下方向)に沿ってロック爪58の上端に形成された斜面に対向しており、コントロールパイプ34が下降すると、当接部66がロック爪58の斜面に当接し、ロックプレート54を付勢する付勢部材の付勢力に抗してロックプレート54をシャフト56周りに回動させる。
一方、アウタパイプ16の内側には、ガイドパイプ68が設けられている。ガイドパイプ68は、外径寸法がアウタパイプ16の内径寸法よりも極僅かに小さく、内径寸法はインナパイプ28の一方のフランジ部32の外周部から他方のフランジ部32の外周部までのインナパイプ28の半径方向に沿った寸法よりも僅かに大きい。
ガイドパイプ68は、両端が開口した円筒形状に形成されており、下端は底蓋18に嵌合して固定されている。ガイドパイプ68の上側には干渉筒70が設けられている。干渉筒70は、外径寸法がアウタパイプ16の内径寸法よりも極僅かに小さく、内径寸法がガイドパイプ68の内径寸法よりも僅かに大きな円筒形状に形成されている。
干渉筒70に対応してアウタパイプ16の上端部から下方への一定範囲には、他の部分よりも薄肉の薄肉部72がアウタパイプ16に形成されており、更に干渉筒70の外周部には外径寸法が薄肉部72におけるアウタパイプ16の内径寸法よりも極僅かに小さく、アウタパイプ16の薄肉部72以外の部位での内径寸法よりも大きなリング状の干渉部74が形成されている。
干渉筒70は、アウタパイプ16に案内されて下方へスライド可能であるが、薄肉部72と薄肉部72以外の部位との境に干渉部74が到達すると、基本的にはそれ以上アウタパイプ16の下側にスライドすることはできない。しかしながら、干渉筒70に作用する下方への加重が一定の大きさを超えると、干渉部74がアウタパイプ16の薄肉部72よりも下側の部分を塑性変形させつつ、上記のガイドパイプ68の上端部に干渉筒70の下端部が当接するまで干渉筒70が下降できる。
一方、上記のフランジ部32には一対のロックピース76が設けられている。ロックピース76はインナパイプ28の軸方向(上下方向)を軸方向とする軸周りに回動可能にフランジ部32に取り付けられており、インナパイプ28が上下にスライドした際には、これらのロックピース76も共に移動する。また、ロックピース76は、捩じりコイルスプリング等の付勢部材によって、その回転中心周りの一方であるロック方向に付勢されている。
また、ロックピース76の回転中心を境とする一端側は干渉片78とされている。インナパイプ28がアウタパイプ16の上方へ突出した状態では、図12に示されるように、干渉片78はロックピース76が上記のロック方向へ回動した際に、その一部がフランジ部32の外側へ突出し、インナパイプ28の軸方向(上下方向)に沿って上記の干渉筒70の上端部と対向する。
したがって、この状態でインナパイプ28に上方からの圧縮コイルスプリング52の付勢力に抗した荷重が作用して、インナパイプ28が下方へスライドしようとすると、フランジ部32の外側へ突出した干渉片78の一部が干渉筒70の上端部に当接する。これにより、インナパイプ28の下方へのスライドが規制される。
一方、ロックピース76の回転中心を境とする他端側は解除片80とされている。インナパイプ28がアウタパイプ16の上方へ突出した状態でロックピース76が上記のロック方向へ回動した際に、解除片80はその一部がインナパイプ28の内側へ突出してインナパイプ28の軸方向(上下方向)に沿ってコントロールパイプ34の下端部と対向する。
また、図2に示されるように、このように解除片80のうちインナパイプ28の内側へ突出する部分には斜面82が形成されている。斜面82は上方、すなわち、コントロールパイプ34の下端部への向きに対してインナパイプ28の半径方向内方側へ傾斜しており、下降するコントロールパイプ34の下端部が斜面82に当接して押圧すると、解除片80がインナパイプ28の外方側へ変位する構成になっている。
(駆動制御部14の構成)
次に、本スライドアクチュエータ10の駆動制御部14について説明する。
図1に示されるように、駆動制御部14はモータ84を備えている。図4のブロック図に示されるように、モータ84は、ドライバ86を介してバッテリー88に電気的に接続されている。また、ドライバ86は、制御装置90に電気的に接続されており、制御装置90から出力された駆動制御信号に基づいてモータ84に対する通電を制御する。
制御装置90は、リミットスイッチ92に電気的に接続されている。リミットスイッチ92は、上記のロックプレート54の近傍に設けられており、ロック爪58がロック孔64に入り込んだ状態ではリミットスイッチ92における通電が解除され(OFF状態)、ロック爪58がロック孔64から抜け出るまでロックプレート54が揺動した状態ではリミットスイッチ92が通電状態(ON状態)になる。制御装置90にはリミットスイッチ92の通電状態が電気信号として入力される。
また、制御装置90は、スイッチ94及びスイッチ96に電気的に接続されており、このスイッチ94、96の通電状態が電気信号として入力される。なお、本スライドアクチュエータ10が、例えば、車両前方の障害物までの距離が一定値未満になった場合に車両のエンジンフードを一定量跳ね上げたり、可動バンパを車両前方へ一定ストローク突出させるための装置に適用される場合には、スイッチ94が車両前方の障害物までの距離を検出する測距センサ(又は、前方監視装置)等に置き換わる。
一方、図1に示されるように、モータ84の出力軸は図1では図示を省略した減速ギヤ列等の減速機構を介して巻取軸100に機械的に連結されている。図3に示されるように、巻取軸100には、第1牽引手段を構成する回転体としての巻取プーリ102が同軸的且つ一体的に連結されている。
巻取プーリ102の外周部には、ガイド溝104が一様に形成されている。ガイド溝104の部分における巻取プーリ102の外周長は、アウタパイプ16内に収容されたインナパイプ28及びコントロールパイプ34が、アウタパイプ16の上側に突出した際のフルストロークの長さよりも十分に長く設定されている。
また、巻取プーリ102には保持片106が設けられている。保持片106は巻取プーリ102の周方向に沿って厚さ方向とされた板状部材で、その本体部分が巻取プーリ102の外周部の外側へ突出している。
保持片106には、その厚さ方向に貫通した貫通孔108が形成されており、第1連結部材としてのワイヤ110の長手方向一端側が貫通孔108を通過している。ワイヤ110の長手方向一端部にはストッパ112がワイヤ110に対して一体的に設けられている。
ストッパ112は、その外周形状が貫通孔108の内周形状よりも十分に大きく、ストッパ112は貫通孔108を通過できない構造になっている。一方、図5に示されるように、ワイヤ110の長手方向中間部よりも他端側は、上記の底蓋18及び支持筒42の内側を通過してコントロールパイプ34の内側に入り込んでいる。
さらに、ワイヤ110の長手方向他端部は、コントロールパイプ34に形成された筒体38の底部に係止されている。したがって、巻取プーリ102が巻取軸100周りの一方である正方向に回転して、保持片106がストッパ112を引っ張り、巻取プーリ102がワイヤ110を巻き取ると、コントロールパイプ34が引っ張られて下降する構造になっている。
一方、図3に示されるように、巻取プーリ102の軸方向側方には、第2牽引手段を構成する回転体としての巻取プーリ114が巻取軸100に対して同軸的且つ一体的に連結されている。
巻取プーリ114は、巻取プーリ102よりも小径とされている。また、巻取プーリ114の外周部には、ガイド溝116が一様に形成されており、巻取プーリ102のガイド溝104に対するワイヤ110の巻き掛け方向とは反対方向から第2連結部材としてのワイヤ118がガイド溝116に巻き掛けられている。
さらに、巻取プーリ114には、保持片106と同様の保持片120が設けられている。保持片120は巻取プーリ114の周方向に沿って厚さ方向とされた板状部材で、その本体部分が巻取プーリ114の外周部の外側へ突出している。保持片120には、その厚さ方向に貫通した貫通孔122が形成されており、上記の貫通孔108に対するワイヤ110の通過方向とは反対方向からワイヤ118の長手方向一端側が貫通孔122を通過している。
ワイヤ118の長手方向一端部には、ストッパ124がワイヤ118に対して一体的に設けられている。ストッパ124はその外周形状が貫通孔122の内周形状よりも十分に大きく、ストッパ124は貫通孔122を通過できない構造になっている。一方、図5に示されるように、ワイヤ118の長手方向中間部よりも他端側は、上記の底蓋18を通過して支持筒42の内側に入り込んでいる。
さらに、ワイヤ118の長手方向他端部は、上記のシャフト56を介してロック爪58とは反対側でロックプレート54に係止されている。したがって、巻取プーリ114が巻取軸100周りの他方である逆方向に回転して、保持片120がストッパ124を引っ張り、巻取プーリ114がワイヤ118を巻き取ると、ロックプレート54を付勢する付勢部材の付勢力に抗してロックプレート54をシャフト56周りに支持筒42の半径方向内方側へ回動させる構造になっている。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本スライドアクチュエータ10の動作の説明を通して、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本スライドアクチュエータ10の作動前は、待機状態として、図5に示されるように、インナパイプ28及びコントロールパイプ34がアウタパイプ16内に収容され、ロック孔64を通過したロック爪58によりインナパイプ28が保持されている。
また、この状態において巻取軸100及び巻取プーリ102、114は、図8に示される基準位置に位置しており、保持片106の貫通孔108からストッパ112までのワイヤ110の長さは、上記のアウタパイプ16に収容されたコントロールパイプ34がアウタパイプ16の上側へ突出した際のコントロールパイプ34のフルストローク以上となっている。
この状態で、スイッチ94が操作されると、制御装置90がドライバ86に対して逆転駆動信号を出力する。この逆転駆動信号が入力されたドライバ86は、モータ84を通電状態にし、モータ84を逆転駆動させる。モータ84が逆転駆動することで、図9に示されるように、巻取軸100、ひいては、巻取プーリ102、114が逆方向に回転する。これにより、保持片120がストッパ124を引っ張り、巻取プーリ114がロックプレート54を付勢する付勢部材の付勢力に抗してワイヤ118を巻き取りつつ引っ張る。
このように、ワイヤ118が引っ張られると、ロックプレート54がシャフト56周りに支持筒42の半径方向内方側へ回動させられ、これにより、ロック爪58がロック孔64から抜け出る。
ロック爪58がロック孔64から抜け出ることで、ロック爪58による保持が解消されたインナパイプ28及びコントロールパイプ34は、図6に示されるように、インナパイプ28のフランジ部32が固定ストッパ20に当接するまで、圧縮コイルスプリング52の付勢力によってアウタパイプ16の上方へ向けてスライドする。
また、このようにコントロールパイプ34がスライドすることで、図9に示されるように、ワイヤ110が移動してストッパ112が保持片106に接近する。さらに、フランジ部32が固定ストッパ20に当接するまでインナパイプ28がアウタパイプ16の上方へ向けてスライドすると、ロックピース76の干渉片78に対するガイドパイプ68や干渉筒70の干渉が解消される。
これにより、図11に示される状態から付勢部材の付勢力によってロックピース76がロック方向へ回動させられ、図12に示されるように、干渉片78がフランジ部32の外方へ突出する。
この状態で、インナパイプ28の上端に荷重が作用すると、干渉片78が干渉筒70の上端に干渉される。干渉筒70は干渉部74がアウタパイプ16に干渉されていることで下降が規制されているため、干渉片78の下降もまた規制され、ひいては、インナパイプ28の下降が規制される。
このため、基本的にはインナパイプ28の上端に荷重が作用しても、インナパイプ28が下降することはない。但し、インナパイプ28の上端に作用する荷重が一定の大きさを超えると、干渉部74が薄肉部72よりも下側のアウタパイプ16の内周部を塑性変形させつつガイドパイプ68の上端部に当接するまで下降する。
このため、上記のようにインナパイプ28の上端に作用する荷重が一定の大きさを超えた場合には、インナパイプ28が下降すると共に、インナパイプ28の上端に作用した荷重の衝撃がアウタパイプ16の内周部を塑性変形により吸収される。
したがって、例えば、上記のように本スライドアクチュエータ10が、例えば、車両前方の障害物までの距離が一定値未満になった場合に車両のエンジンフードを一定量跳ね上げたり、可動バンパを車両前方へ一定ストローク突出させるための装置に適用された場合には、跳ね上げられたエンジンフードや車両前方へ突出した可動バンパに障害物が衝突した際の衝撃が緩和される。
一方、上記のようにインナパイプ28がアウタパイプ16から突出した状態でスイッチ96が操作されると、制御装置90がドライバ86に対して正転駆動信号を出力する。この正転駆動信号が入力されたドライバ86は、モータ84を通電状態にし、モータ84を正転駆動させる。モータ84が正転駆動することで、巻取軸100、ひいては、巻取プーリ102、114が正方向に回転する。
巻取プーリ102が正方向に回転することで保持片106によりストッパ112が引っ張られ、巻取プーリ102が圧縮コイルスプリング52の付勢力に抗してワイヤ110を巻き取りつつ引っ張る。これにより、コントロールパイプ34が下降する。
ここで、ワイヤ110が引っ張られてコントロールパイプ34が下降した当初は、コントロールパイプ34が下降しても、圧縮コイルスプリング40の付勢力でインナパイプ28が上方へ付勢されるため、図7に示されるように、インナパイプ28は下降しない。
このように、コントロールパイプ34のみが先ず下降すると、コントロールパイプ34の下端部がロックピース76の解除片80に形成された斜面82を押圧する。このように、コントロールパイプ34の下端部に斜面82が押圧されることで、ロックピース76を付勢する付勢部材の付勢力に抗して解除片80がインナパイプ28の外方側へ変位するようにロックピース76が回動する。
このように、ロックピース76が回動すると、干渉片78がインナパイプ28の半径方向内方側へ回動し、干渉片78と干渉筒70の上端部との対向状態が解消される。
次いで、圧縮コイルスプリング40が伸びきると、コントロールパイプ34の下降に伴いインナパイプ28が下降する。さらに、図10に示されるように、巻取プーリ102がワイヤ110を巻き取りつつ引っ張ることで、コントロールパイプ34の下端部が底蓋18に当接するまで下降する直前になると、インナパイプ28の当接部66がロック爪58の上端の斜面に当接する。
この状態で更にインナパイプ28が下降すると当接部66に押圧されたロック爪58、ひいては、ロックプレート54が付勢部材の付勢力に抗して支持筒42の内方側へ回動する。このロックプレート54の回動によりリミットスイッチ92が通電状態になる。
さらに、図5に示されるように、インナパイプ28がアウタパイプ16に収容されるまでインナパイプ28が下降すると、ロック爪58とロック孔64とが対向し、ロックプレート54を付勢する付勢部材の付勢力でロックプレート54が回動し、ロック爪58がロック孔64に入り込み、インナパイプ28が再びロック爪58に保持される。
また、このようにロック孔64にロック爪58が入り込むようにロックプレート54が回動すると、一旦は通電状態になったリミットスイッチ92が再び通電解除状態になる。制御装置90はこのようにリミットスイッチ92が再び通電解除状態になったことに基づいてモータ84を逆転駆動させる。
これにより、巻取軸100及び巻取プーリ102、114が図8に示される基準位置まで回転する。これにより、保持片106がストッパ112から離間して、保持片106の貫通孔108からストッパ112までのワイヤ110の長さがコントロールパイプ34のフルストローク以上になる。
したがって、上述したように、この状態では巻取プーリ114が逆方向に回転してロックプレート54を回動させ、ロック爪58によるインナパイプ28の保持を解消させるだけで圧縮コイルスプリング52の付勢力によりインナパイプ28を上方へスライドさせることができる。
また、ロック爪58によるインナパイプ28の保持を解消させた際に、巻取軸100とモータ84との機械的な連結を解消しなくてもよいため、巻取軸100とモータ84との間にクラッチ機構を設けなくてもよい。
このため、モータ84と巻取軸100との間の駆動力の伝達機構の構成を簡素化でき、この結果、この駆動力の伝達機構を小型化、軽量化できると共に、コストを大幅に低減できる。
さらに、ワイヤ110、118を引っ張るにあたっては、直線的に引っ張る構成としても構わないが、このような構成では、例えば、アウタパイプ16から突出したインナパイプ28がアウタパイプ16に収容されるまでのフルストロークの長さにと同じ程度のストッパ112を引っ張れるだけのスライドスペースを確保しなくてはならない。
これに対して、本実施の形態では、ワイヤ110を巻取プーリ102、114がワイヤ110、118を引っ張りつつ巻き取る構成であるため、巻取プーリ102を回転させることができるだけのスペースを確保すればよく、これによっても、装置全体の小型化を図ることができる。
<第2の実施の形態の構成>
次に、本発明の第2の実施の形態ついて説明する。なお、本実施の形態を説明するにあたって、上記の第1の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図13には、本発明の第2の実施の形態に係るスライドアクチュエータ140の駆動制御部142の要部の構成が斜視図によって示されている。
この図に示されるように、本スライドアクチュエータ140の駆動制御部142を構成する巻取プーリ102、114には、各々が係合部材としての保持片106、120が設けられておらず、代わりに巻取プーリ102の軸方向一方の側には保持プレート144が設けられており、巻取プーリ114の軸方向一方の側には保持プレート146が設けられている。
保持プレート144、146の各々は、巻取プーリ102、114の半径方向に沿って長手方向で且つ巻取軸100の軸方向に沿って厚さ方向とされた板状に形成されており、巻取軸100に回転自在に軸支されている。保持プレート144の長手方向一端側はその幅方向を軸方向として鉤状に屈曲しており、巻取プーリ102の回転半径方向に沿って巻取プーリ102の外周部と対向している。
この保持プレート144の巻取プーリ102の外周部と対向した部分には、係止片148が取り付けられている。係止片148は、一部が連続しない欠円環状に形成されており、その両端が保持プレート144に固定されている。
係止片148の環状部分は内径寸法が、ワイヤ110は通過できストッパ112は通過できない程度の大きさに設定されており、前記第1の実施の形態における保持片106の貫通孔108と同様にワイヤ110が通過している。
また、本実施の形態では、巻取プーリ102の軸方向一方の面からは押圧ピン150が突出形成されており、上記の基準位置では押圧ピン150が保持プレート144に対して巻取プーリ102の回転方向逆方向側で接している。
一方、保持プレート146の長手方向一端側は、その幅方向を軸方向として鉤状に屈曲しており、巻取プーリ114の回転半径方向に沿って巻取プーリ114の外周部と対向している。この保持プレート146の巻取プーリ114の外周部と対向した部分には、係止片152が取り付けられている。
係止片152は、一部が連続しない欠円環状に形成されており、その両端が保持プレート146に固定されている。係止片152の環状部分は内径寸法が、ワイヤ118は通過できストッパ124は通過できない程度の大きさに設定されており、前記第1の実施の形態における保持片120の貫通孔122と同様にワイヤ118が通過している。
また、本実施の形態では、巻取プーリ114の軸方向一方の面からは押圧ピン154が突出形成されており、上記の基準位置では押圧ピン154が保持プレート146に対して巻取プーリ114の回転方向正方向側で接している。
<第2の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本実施の形態では、上記の基準位置に巻取プーリ102、114が位置した状態でモータ84の正転駆動力を受けた巻取軸100、ひいては巻取プーリ102が正方向に回転すると、押圧ピン150が保持プレート144を正方向に押圧して巻取プーリ102と共に保持プレート144を正方向に回転させる。
この状態で、インナパイプ28及びコントロールパイプ34がアウタパイプ16から突出していれば、係止片148にストッパ112が引っ張られ、巻取プーリ102のガイド溝104にワイヤ110が巻き取られつつ引っ張られる。
インナパイプ28がアウタパイプ16に収容されて、モータ84が逆転駆動させられると、巻取プーリ102が逆方向に回転する。ここで、保持プレート144は巻取軸100に回転自在に軸支されているため、巻取プーリ102が逆方向に回転しても、保持プレート144は回転しない。
このため、係止片148がストッパ112に干渉した状態で維持され、ワイヤ110は巻取プーリ102に巻き取られた状態で維持される。このため、インナパイプ28が上方へスライドする際に、ワイヤ110がガイド溝104の縁部等に干渉されることなくガイド溝104に沿って保持プレート144を伴いつつ円滑に移動できる。
一方、保持プレート146は基準位置から逆方向に巻取プーリ114が回転した際に、上記の保持プレート144の作用と同様の作用を奏する。このため、ロックプレート54が回動する際に、ワイヤ118がガイド溝116の縁部等に干渉されることなくガイド溝116に沿って保持プレート146を伴いつつ円滑に移動できる。
本発明の第1の実施の形態に係るスライドアクチュエータの構成の概略を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスライドアクチュエータのスライド機構の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスライドアクチュエータの駆動制御機構の要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスライドアクチュエータの駆動制御機構のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスライドアクチュエータのスライド機構の構成を示す断面図である。 スライド部材がスライドした状態を示す図5に対応した断面図である。 スライド部材の収容開始直後の状態を示す図5に対応した断面図である。 スライドアクチュエータの駆動制御機構の要部の構成が基準位置にある状態を示す図である。 保持手段によるスライド部材の保持を解除してスライド部材がスライドした際の駆動制御機構の要部の構成を示す図8に対応した図である。 スライド部材を収容した状態での駆動制御機構の要部の構成を示す図8に対応した図である。 ロックピースと他の部材との位置関係を示す底面図である。 ロックピースがロック方向に回動した状態を示す図11に対応した底面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスライドアクチュエータの駆動制御機構の要部の構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 スライドアクチュエータ
16 アウタパイプ
28 インナパイプ(スライド部材)
52 圧縮コイルスプリング(付勢手段)
54 ロックプレート(保持手段)
84 モータ(駆動手段)
102 巻取プーリ(第1牽引手段、回転体)
110 ワイヤ(第1連結部材)
114 巻取プーリ(第2牽引手段、回転体)
118 ワイヤ(第2連結部材)
140 スライドアクチュエータ
144 保持プレート(係合部材)
146 保持プレート(係合部材)

Claims (5)

  1. 一端が開口した中空筒状のアウタパイプと、
    前記アウタパイプの内側で前記アウタパイプの一端側へスライド可能に収容されたスライド部材と、
    前記アウタパイプへの前記スライド部材の収容状態で、前記スライド部材を前記アウタパイプの一端側へ付勢する付勢手段と、
    前記アウタパイプに収容された前記スライド部材に直接又は間接的に係合することで、前記付勢手段の付勢力に抗して前記スライド部材を保持する保持手段と、
    一端側が前記スライド部材に直接又は間接的に連結され、前記アウタパイプの開口側へ前記スライド部材がスライドした際に前記スライド部材と共に移動する第1連結部材と、
    正逆双方へ移動可能で、前記第1連結部材に係合した状態で正逆何れか一方に移動することで前記第1連結部材を他端側へ引っ張って移動させると共に、前記保持手段により前記スライド部材が保持された状態で正逆何れか他方へ移動することにより、少なくともその移動量に応じた距離だけ前記第1連結部材の一端側への移動を許容する第1牽引手段と、
    正逆双方に駆動可能で前記第1牽引手段に機械的に連結され、正転駆動力及び逆転駆動力の双方を前記第1牽引手段に付与する駆動手段と、
    を備えるスライドアクチュエータ。
  2. 一端側が前記保持手段に直接又は間接的に連結されて、他端側へ移動することで前記保持手段による前記スライド部材の保持を解除する方向へ前記保持手段を移動させる第2連結部材と、
    前記駆動手段に機械的に連結され、前記駆動手段の駆動力によって正逆双方へ移動可能で、前記第2連結部材に係合した状態で正逆何れか一方に移動することで前記第2連結部材を他端側へ引っ張って移動させると共に、前記保持手段により前記スライド部材が保持された状態で正逆何れか他方へ移動することにより、少なくともその移動量に応じた距離だけ前記第2連結部材の一端側への移動を許容する第2牽引手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のスライドアクチュエータ。
  3. 所定の軸周りに回転可能で、前記駆動手段の駆動力を受けて正逆双方に回転する回転体を含めて前記第1牽引手段及び前記第2牽引手段の少なくとも何れか一方を構成すると共に、
    前記第1牽引部材及び前記第2牽引部材のうち、前記回転体を含めて構成された方に対応した前記第1連結部材又は前記第2連結部材を、長尺状に形成すると共に可撓性を付与し、前記回転体の正逆何れか一方への回転で前記回転体が巻き取りつつ引っ張る、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスライドアクチュエータ。
  4. 前記回転体に対して同軸的に相対回転可能で、前記回転体の外周部の側方で前記第1連結部材又は前記第2連結部材に係合可能に設けられ、正逆何れか一方への前記回転体の回転で前記回転体に押圧されて回転すると共に、正逆何れか他方への前記回転体の回転状態では空転し、正逆何れか他方への前記回転体の回転量に応じて正逆何れか他方への回転が許容される係合部材を備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載のスライドアクチュエータ。
  5. 前記第2牽引手段を構成する前記回転体が、前記第1牽引手段を構成する前記回転体に対して同軸的且つ一体的に連結した、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のスライドアクチュエータ。
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