JP2007010035A - リニアガイド - Google Patents
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Abstract
【課題】 リニアガイドの各転動体の摩耗量の差を低減すること。
【課題を解決するための手段】 リニアガイドの案内レール1の幅方向の各側それぞれで、一の転動体転動路3A、3Bの一端から出た転動体が他の転動体転動路3B、3Aの他端に入るように第1及び第2の転動体転動路3A、3Bを連通するようにした。そのため、第1及び第2の転動体転動路3A、3Bを転動して移動する各鋼球3に同じように負荷をかけることができるため、スライダの移動時に、各鋼球3の摩耗量の差を低減することができ(各鋼球3の摩耗量を均一とすることができ)、その結果、鋼球3の摩耗による隙間発生を遅延させることができる(鋼球3の摩耗寿命を延ばすことができる)。
【選択図】 図1
【課題を解決するための手段】 リニアガイドの案内レール1の幅方向の各側それぞれで、一の転動体転動路3A、3Bの一端から出た転動体が他の転動体転動路3B、3Aの他端に入るように第1及び第2の転動体転動路3A、3Bを連通するようにした。そのため、第1及び第2の転動体転動路3A、3Bを転動して移動する各鋼球3に同じように負荷をかけることができるため、スライダの移動時に、各鋼球3の摩耗量の差を低減することができ(各鋼球3の摩耗量を均一とすることができ)、その結果、鋼球3の摩耗による隙間発生を遅延させることができる(鋼球3の摩耗寿命を延ばすことができる)。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スライダが案内レールの長手方向に直線運動するリニアガイドに関する。
従来、この種のリニアガイドとしては、例えば、スライダと案内レールとの間に形成された複数の転動体転動路に配置された複数のボールにより、前記スライダが前記案内レールの長手方向に直線運動するものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなリニアガイドにあっては、通常、各転動体転動路は、それぞれ戻し路や湾曲路を介して両端が連通され、転動体を無限循環するようになっている。
特開2000−120825号公報
このようなリニアガイドにあっては、通常、各転動体転動路は、それぞれ戻し路や湾曲路を介して両端が連通され、転動体を無限循環するようになっている。
ところで、上記従来のリニアガイドにあっては、各転動体転動路毎に転動体にかかる負荷が異なる。そのため、負荷が比較的小さい転動体転動路を循環する転動体に比べ、負荷が比較的大きい転動体転動路を循環する転動体で摩耗量が増大し、その結果、転動体の摩耗による隙間発生(使用限界)が早まってしまう恐れがあった。
本発明は、上記従来の技術の未解決の問題点を解決することを課題とするものであって、各転動体の摩耗量の差を低減可能なリニアガイドを提供することを課題とする。
本発明は、上記従来の技術の未解決の問題点を解決することを課題とするものであって、各転動体の摩耗量の差を低減可能なリニアガイドを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のリニアガイドは、案内レールと、前記案内レールによって案内されるスライダと、前記案内レール及び前記スライダ間に形成された複数の転動体転動路に転動自在に配置される複数の転動体と、を備え、前記複数の転動体転動路のうち少なくとも2つの転動体転動路を、一の転動体転動路の一端から出た転動体が他の転動体転動路の他端に入るように連通する連通部を備えたことを特徴とする。
また、前記転動体転動路は、前記案内レールの幅方向の各側に複数列形成され、前記連通部は、前記各側それぞれで前記複数列の転動体転動路を連通するようにしてもよい。
さらに、前記転動体転動路は、前記案内レールの幅方向の各側に形成され、前記連通部は、前記案内レールの幅方向の両側の転動体転動路を連通するようにしてもよい。
このような構成によれば、連通された転動体転動路を転動する各転動体に同じように負荷をかけることができるため、各転動体の摩耗量の差を低減することができる。
さらに、前記転動体転動路は、前記案内レールの幅方向の各側に形成され、前記連通部は、前記案内レールの幅方向の両側の転動体転動路を連通するようにしてもよい。
このような構成によれば、連通された転動体転動路を転動する各転動体に同じように負荷をかけることができるため、各転動体の摩耗量の差を低減することができる。
以下、本発明のリニアガイドの実施形態を、図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態であるリニアガイドの構成図であって、(a)は左側面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は正面図である。このリニアガイドは、図1に示すように、断面略矩形状の案内レール1と、案内レール1の長手方向に移動可能な横断面略コ字状のスライダ2と、このスライダ2に形成された鋼球軌道溝及び案内レール1に形成された鋼球軌道溝によって形成された第1及び第2の転動体転動路3A、3B間に転動自在に配置された複数の鋼球3とから構成されている。そして、この鋼球3が、第1及び第2の転動体転動路3A、3Bに沿って転がり運動をすることによって、スライダ2が案内レール1の長手方向に直線運動をするようになっている。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態であるリニアガイドの構成図であって、(a)は左側面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は正面図である。このリニアガイドは、図1に示すように、断面略矩形状の案内レール1と、案内レール1の長手方向に移動可能な横断面略コ字状のスライダ2と、このスライダ2に形成された鋼球軌道溝及び案内レール1に形成された鋼球軌道溝によって形成された第1及び第2の転動体転動路3A、3B間に転動自在に配置された複数の鋼球3とから構成されている。そして、この鋼球3が、第1及び第2の転動体転動路3A、3Bに沿って転がり運動をすることによって、スライダ2が案内レール1の長手方向に直線運動をするようになっている。
具体的には、案内レール1の上面と両側面とが交差する稜線部には、断面略1/4円弧形状の凹溝である第1の鋼球軌道溝がそれぞれ軸方向に形成されている。
また、案内レール1の両側面の中央部には、断面略半円形の凹溝である第2の鋼球軌道溝がそれぞれ軸方向に形成されている。
さらに、スライダ2の本体2aの両袖部の内側のコーナ部には、案内レール1の第1の鋼球軌道溝に対向する断面略半円形の第3の鋼球軌道溝がそれぞれ形成されている。
また、案内レール1の両側面の中央部には、断面略半円形の凹溝である第2の鋼球軌道溝がそれぞれ軸方向に形成されている。
さらに、スライダ2の本体2aの両袖部の内側のコーナ部には、案内レール1の第1の鋼球軌道溝に対向する断面略半円形の第3の鋼球軌道溝がそれぞれ形成されている。
また、スライダ2の本体2aの両袖部の内側面の中央部には、案内レール1の第2の鋼球軌道溝に対向する断面略半円形の第4の鋼球軌道溝がそれぞれ形成されている。
そして、この案内レール1の第1の鋼球軌道溝とスライダ2の第3の鋼球軌道溝とで第1の転動体転動路3A、3Aが構成され、案内レール1の第2の鋼球軌道溝とスライダ2の第4の鋼球軌道溝とで第2の転動体転動路3B、3Bが構成されている。
そして、この案内レール1の第1の鋼球軌道溝とスライダ2の第3の鋼球軌道溝とで第1の転動体転動路3A、3Aが構成され、案内レール1の第2の鋼球軌道溝とスライダ2の第4の鋼球軌道溝とで第2の転動体転動路3B、3Bが構成されている。
また、スライダ2の本体2aの両袖部の上部肉厚内には、第1の転動体転動路3Aと同一の水平面内に、第1の転動体転動路3Aと平行な軸方向に伸びている断面円形の貫通孔からなる第1の転動体戻し路3Cがそれぞれ形成されている。
さらに、スライダ2の本体2aの両袖部の下部肉厚内には、第2の転動体転動路3Bと同一の水平面内に、第2の転動体転動路3Bと平行な軸方向に伸びている断面円形の貫通孔からなる第2の転動体戻し路3Dがそれぞれ形成されている。
さらに、スライダ2の本体2aの両袖部の下部肉厚内には、第2の転動体転動路3Bと同一の水平面内に、第2の転動体転動路3Bと平行な軸方向に伸びている断面円形の貫通孔からなる第2の転動体戻し路3Dがそれぞれ形成されている。
また、スライダ2には、その軸方向両端部それぞれに、着脱自在に第1及び第2のエンドキャップ41、42が設けられている。この第1及び第2のエンドキャップ41、42は、プラスチック材料の射出成型品であり、断面略コ字状に形成されている。そして、第1のエンドキャップ41の両袖部には、図1(a)に示すように、スライダ2の本体2aとの接合面に開口するように、側面視で、互いに交差する方向に傾斜した断面円形で半ドーナツ状経路を形成する第1及び第2の湾曲路41a、41bが距離を隔てて(交わることなく)形成されている。
さらに、第2のエンドキャップ42の両袖部には、図1(b)に示すように、スライダ2の本体2aとの接合面に開口するように、互いに水平方向に配された断面円形で半ドーナツ状経路を形成する第3及び第4の湾曲路42a、42bが鉛直方向に一定距離を隔てて形成されている。
そして、この第1のエンドキャップ41がスライダ2の一端に取り付けられると、第1の湾曲路41aによって、本体2aの第1の転動体転動路3Aの一端と第2の転動体戻し路3Dの一端が連通され、第2の湾曲路41bによって、第2の転動体転動路3Bの一端と第1の転動体戻し路3Cの一端とが連通される。また、第2のエンドキャップ42がスライダ2の他端に取り付けられると、第3の湾曲路42aによって、本体2aの第1の転動体転動路3Aの他端と第1の転動体戻し路3Cの他端が連通され、第4の湾曲路42bによって、第2の転動体転動路3Bの他端と第2の転動体戻し路3Dの他端とが連通される。即ち、第1及び第2のエンドキャップ41、42によって、3A→41a→3D→42b→3B→41b→3C→42a→3A→・・・という無限循環経路が構成される。
そして、この第1のエンドキャップ41がスライダ2の一端に取り付けられると、第1の湾曲路41aによって、本体2aの第1の転動体転動路3Aの一端と第2の転動体戻し路3Dの一端が連通され、第2の湾曲路41bによって、第2の転動体転動路3Bの一端と第1の転動体戻し路3Cの一端とが連通される。また、第2のエンドキャップ42がスライダ2の他端に取り付けられると、第3の湾曲路42aによって、本体2aの第1の転動体転動路3Aの他端と第1の転動体戻し路3Cの他端が連通され、第4の湾曲路42bによって、第2の転動体転動路3Bの他端と第2の転動体戻し路3Dの他端とが連通される。即ち、第1及び第2のエンドキャップ41、42によって、3A→41a→3D→42b→3B→41b→3C→42a→3A→・・・という無限循環経路が構成される。
また、上記の転動体転動路3A、3B、転動体戻し路3C、3D、湾曲路41a〜42bで構成される無限循環経路に、多数の鋼球3が転動自在に装填される。
そして、案内レール1上をスライダ2が移動すると、図1(c)、図2に示すように、鋼球3は、まず、第1の転動体転動路3A内を転動して移動し、一端側の第1の湾曲路41aでUターンして第2の鋼球戻し路3Dを逆方向に転動して移動し、他端側の第4の湾曲路42bで再度Uターンして第2の転動体転動路3B内を転動して移動する。次いで、一端側の第2の湾曲路41bでUターンして第1の転動体戻し路3Cを逆方向に転動して移動し、他端側の第3の湾曲路42aで第1の転動体転動路3A内に戻る循環を繰り返す。
そして、案内レール1上をスライダ2が移動すると、図1(c)、図2に示すように、鋼球3は、まず、第1の転動体転動路3A内を転動して移動し、一端側の第1の湾曲路41aでUターンして第2の鋼球戻し路3Dを逆方向に転動して移動し、他端側の第4の湾曲路42bで再度Uターンして第2の転動体転動路3B内を転動して移動する。次いで、一端側の第2の湾曲路41bでUターンして第1の転動体戻し路3Cを逆方向に転動して移動し、他端側の第3の湾曲路42aで第1の転動体転動路3A内に戻る循環を繰り返す。
このように、本実施形態のリニアガイドにあっては、案内レール1の幅方向の各側それぞれで、一の転動体転動路3A、3Bの一端から出た転動体が他の転動体転動路3B、3Aの他端に入るように第1及び第2の転動体転動路3A、3Bを連通するようにした。そのため、第1及び第2の転動体転動路3A、3Bを転動して移動する各鋼球3に同じように負荷をかけることができるため、スライダの移動時に、各鋼球3の摩耗量の差を低減することができ(各鋼球3の摩耗量を均一とすることができ)、その結果、鋼球3の摩耗による隙間発生を遅延させることができる(鋼球3の摩耗寿命を延ばすことができる)。
次に、本発明のリニアガイドの第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図3は、本発明のリニアガイドの第2実施形態の概略構成を示す構成図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は平面図である。
この第2実施形態は、図3に示すように、第1及び第2のエンドキャップ41、42として、両袖部の形状が異なるものを共通に用いている点が前記第1実施形態と異なる。
図3は、本発明のリニアガイドの第2実施形態の概略構成を示す構成図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は平面図である。
この第2実施形態は、図3に示すように、第1及び第2のエンドキャップ41、42として、両袖部の形状が異なるものを共通に用いている点が前記第1実施形態と異なる。
具体的には、第1及び第2のエンドキャップ41、42の両袖部のうち、一方の袖部には、図3(a)に示すように、スライダ2の本体2aとの接合面に開口するように、側面視で、互いに交差する方向に傾斜した断面円形で半ドーナツ状経路を形成する第1及び第2の湾曲路41c、41d、又は42c、42dが距離を隔てて(交わることなく)形成されている。
また、前記両袖部のうち、他方の袖部には、スライダ2の本体2aとの接合面に開口するように、互いに水平方向に配された断面円形で半ドーナツ状経路を形成する第3及び第4の湾曲路41e、41f、又は42e、42fが鉛直方向に一定距離を隔てて形成されている。
また、前記両袖部のうち、他方の袖部には、スライダ2の本体2aとの接合面に開口するように、互いに水平方向に配された断面円形で半ドーナツ状経路を形成する第3及び第4の湾曲路41e、41f、又は42e、42fが鉛直方向に一定距離を隔てて形成されている。
そして、この第1のエンドキャップ41がスライダ2の一端に取り付けられると、本体2aの両袖部のうち一方の袖部で、第1の湾曲路41cによって、第1の転動体転動路3Aの一端と第2の転動体戻し路3Dの一端が連通され、第2の湾曲路41dによって、第2の転動体転動路3Bの一端と第1の転動体戻し路3Cの一端とが連通される。また、前記両袖部のうち他方の袖部で、第3の湾曲路41eによって、第1の転動体転動路3Aの一端と第1の転動体戻し路3Cの一端が連通され、第4の湾曲路41fによって、第2の転動体転動路3Bの一端と第2の転動体戻し路3Dの一端とが連通される。
また同様に、第2のエンドキャップ42がスライダ2の一端に取り付けられると、両袖部のうち一方の袖部で、第3の湾曲路42eによって、本体2aの第1の転動体転動路3Aの他端と第1の転動体戻し路3Cの他端が連通され、第4の湾曲路42fによって、第2の転動体転動路3Bの他端と第2の転動体戻し路3Dの他端とが連通される。また、前記両袖部のうち他方の袖部で、第1の湾曲路42cによって、本体2aの第1の転動体転動路3Aの他端と第2の転動体戻し路3Dの他端が連通され、第2の湾曲路42dによって、第2の転動体転動路3Bの他端と第1の転動体戻し路3Cの他端とが連通される。即ち、第1及び第2のエンドキャップ41、42によって、3A→41c→3D→42f→3B→41d→3C→42e→3A→・・・という無限循環経路が構成される。
そして、案内レール1上をスライダ2が移動すると、図3(b)(c)、図4に示すように、鋼球3は、まず、第1の転動体転動路3A内を転動して移動し、一端側の第1の湾曲路41cでUターンして第2の鋼球戻し路3Dを逆方向に転動して移動し、他端側の第4の湾曲路42fで再度Uターンして第2の転動体転動路3B内を転動して移動する。次いで、一端側の第2の湾曲路41dでUターンして第1の転動体戻し路3Cを逆方向に転動して移動し、他端側の第3の湾曲路42eで第1の転動体転動路3A内に戻る循環を繰り返す。
次に、本発明のリニアガイドの第3実施形態を、図面に基づいて説明する。
図5は、本発明のリニアガイドの第3実施形態の概略構成を示す構成図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は平面図である。
この第3実施形態は、図5に示すように、第1及び第2の転動体戻し路3C、3Dとして、正面視で、互いに交差する方向に傾斜してスライダ2の幅方向に一定距離を隔てた(交わらない)貫通孔を用い、第1及び第2のエンドキャップ41、42として、両袖部の形状が異なるものを共通に用いている点が、前記第1実施形態と異なる。
図5は、本発明のリニアガイドの第3実施形態の概略構成を示す構成図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は平面図である。
この第3実施形態は、図5に示すように、第1及び第2の転動体戻し路3C、3Dとして、正面視で、互いに交差する方向に傾斜してスライダ2の幅方向に一定距離を隔てた(交わらない)貫通孔を用い、第1及び第2のエンドキャップ41、42として、両袖部の形状が異なるものを共通に用いている点が、前記第1実施形態と異なる。
具体的には、スライダ2の本体2aの袖部の幅方向内側の肉厚内には、矩形状の第1の循環プレート2bが配置され、本体2aの一端側から他端側に下がる方向に傾斜して伸びている断面半円形の貫通孔からなる第1の転動体戻し路3Cがそれぞれ形成されている。
また、本体2aの両袖部の幅方向外側の肉厚内には、矩形状の第2の循環プレート2cが配置され、本体2aの一端側より他端側に上がる方向に傾斜して伸びている断面半円形の貫通孔からなる第2の転動体戻し路3Dがそれぞれ形成されている。さらに、第1の循環プレート2bと第2の循環プレート2cとの間には、隔壁板2dが配置されている。
また、第1及び第2のエンドキャップ41、42の両袖部には、スライダ2の本体2aとの接合面に開口するように、互いに水平方向に配された断面円形で半ドーナツ状経路を形成する第1〜第4の湾曲路41g、41h、又は42g、42hが鉛直方向に一定距離を隔てて形成されている。
また、本体2aの両袖部の幅方向外側の肉厚内には、矩形状の第2の循環プレート2cが配置され、本体2aの一端側より他端側に上がる方向に傾斜して伸びている断面半円形の貫通孔からなる第2の転動体戻し路3Dがそれぞれ形成されている。さらに、第1の循環プレート2bと第2の循環プレート2cとの間には、隔壁板2dが配置されている。
また、第1及び第2のエンドキャップ41、42の両袖部には、スライダ2の本体2aとの接合面に開口するように、互いに水平方向に配された断面円形で半ドーナツ状経路を形成する第1〜第4の湾曲路41g、41h、又は42g、42hが鉛直方向に一定距離を隔てて形成されている。
そして、この第1のエンドキャップ41がスライダ2の一端に取り付けられると、第1の湾曲路41gによって、本体2aの第1の転動体転動路3Aの一端と第1の転動体戻し路3Cの一端が連通され、第2の湾曲路41hによって、第2の転動体転動路3Bの一端と第4の転動体戻し路3Dの一端とが連通される。また、第2のエンドキャップ42をスライダ2の他端に取り付けると、第3の湾曲路42gによって、本体2aの第1の転動体転動路3Aの他端と第1の転動体戻し路3Cの他端が連通され、第4の湾曲路42hによって、第2の転動体転動路3Bの他端と第2の転動体戻し路3Dの他端とが連通される。即ち、第1及び第2のエンドキャップ41、42によって、3A→41g→3C→42h→3B→41h→3D→42g→3A→・・・という無限循環経路が構成される。
従って、案内レール1上をスライダ2が移動すると、図5(b)(c)、図6に示すように、鋼球3は、まず第1の転動体転動路3A内を転動して移動し、一端側の第1の湾曲路41gでUターンして第1の鋼球戻し路3Cを逆方向に転動して移動し、他端側の第4の湾曲路42hで再度Uターンして第2の転動体転動路3B内を転動して移動する。次いで、一端側の第2の湾曲路41hでUターンして第2の転動体戻し路3Dを逆方向に転動して移動し、他端側の第3の湾曲路42gで第1の転動体転動路3A内に戻る循環を繰り返す。
以上、上記実施形態では、図1〜図6の第1及び第2の転動体戻し路3C、3D、第1〜第4の湾曲路41a〜42hが特許請求の範囲に記載の連通部を構成する。
なお、本発明のリニアガイドは、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、案内レール1の幅方向の各側それぞれで第1及び第2の転動体転動路3A、3Bを連通する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図7(a)に模式的に示すように、案内レール1の幅方向の両側の転動体転動路3A、3Bを連通して、鋼球3を循環可能としてもよい。そのようにすれば、図7(b)に模式的に示すように、スライダ2が幅方向に作用する横荷重を受ける場合に好適である。
また、リニアガイドの転動体として鋼球3を用いる例を示したが、これに限られるものではない。例えば、転動体としては、ころを用いるようにしてもよい。
なお、本発明のリニアガイドは、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、案内レール1の幅方向の各側それぞれで第1及び第2の転動体転動路3A、3Bを連通する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図7(a)に模式的に示すように、案内レール1の幅方向の両側の転動体転動路3A、3Bを連通して、鋼球3を循環可能としてもよい。そのようにすれば、図7(b)に模式的に示すように、スライダ2が幅方向に作用する横荷重を受ける場合に好適である。
また、リニアガイドの転動体として鋼球3を用いる例を示したが、これに限られるものではない。例えば、転動体としては、ころを用いるようにしてもよい。
1は案内レール、2はスライダ、2aは本体、2b、2cは循環プレート、2dは隔壁板、3は鋼球、3A、3Bは転動体転動路、3C、3Dは転動体戻し路、41、42はエンドキャップ、41a〜42gは湾曲路
Claims (3)
- 案内レールと、前記案内レールによって案内されるスライダと、前記案内レール及び前記スライダ間に形成された複数の転動体転動路に転動自在に配置される複数の転動体と、を備え、
前記複数の転動体転動路のうち少なくとも2つの転動体転動路を、一の転動体転動路の一端から出た転動体が他の転動体転動路の他端に入るように連通する連通部を備えたことを特徴とするリニアガイド。 - 前記転動体転動路は、前記案内レールの幅方向の各側に複数列形成され、前記連通部は、前記各側それぞれで前記複数列の転動体転動路を連通することを特徴とする請求項1に記載のリニアガイド。
- 前記転動体転動路は、前記案内レールの幅方向の各側に形成され、前記連通部は、前記案内レールの幅方向の両側の転動体転動路を連通することを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアガイド。
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2005
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