JP2007010034A - 二列組み合わせ軸受、及びサポートユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 調心動作時に、シール体の接触圧の増加を防止することができる。
【課題を解決するための手段】 二列組み合わせ軸受2の軸方向端部の内輪4と外輪5との間に、当該内輪4と外輪5との間の開口部を覆う環状の接触形ゴムシール体8を配した。そのため、ハウジング3の軸方向両端部とねじ軸10との間に接触形シール体を配する方法に比べ、アンギュラ玉軸受2aの転動体6と接触形ゴムシール体8が配されている場所との間の距離を短くすることができる。それゆえ、調心動作時に、接触形ゴムシール体8が配されている空間が狭くなることを抑制することができ、接触形ゴムシール体8の接触圧の増加を防止することができ、その結果、軸受トルクの上昇やシール性の低下を防止することができ、二列組み合わせ軸受2の寿命を長くすることができる。
【選択図】 図1
【課題を解決するための手段】 二列組み合わせ軸受2の軸方向端部の内輪4と外輪5との間に、当該内輪4と外輪5との間の開口部を覆う環状の接触形ゴムシール体8を配した。そのため、ハウジング3の軸方向両端部とねじ軸10との間に接触形シール体を配する方法に比べ、アンギュラ玉軸受2aの転動体6と接触形ゴムシール体8が配されている場所との間の距離を短くすることができる。それゆえ、調心動作時に、接触形ゴムシール体8が配されている空間が狭くなることを抑制することができ、接触形ゴムシール体8の接触圧の増加を防止することができ、その結果、軸受トルクの上昇やシール性の低下を防止することができ、二列組み合わせ軸受2の寿命を長くすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子部品実装装置や工作機械等で使用される精密位置決め用ボールねじの支持に好適な二列組み合わせ軸受、及びサポートユニットに関する。
従来、この種の二列組み合わせ軸受としては、例えば、二列組み合わせ軸受の周囲を密封するハウジングと、そのハウジングの軸方向両端部と回転軸との間に設けられた接触形のオイルシールとを含んで構成されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、このような二列組み合わせ軸受を、精密位置決め用ボールネジを支持するサポートユニットに用いる場合には、通常、正面組み合わせされたアンギュラ玉軸受を用いることで、ボールねじの振れに対して調心性をもたせるようになっている。
特開平15―172343号公報の図20
また、このような二列組み合わせ軸受を、精密位置決め用ボールネジを支持するサポートユニットに用いる場合には、通常、正面組み合わせされたアンギュラ玉軸受を用いることで、ボールねじの振れに対して調心性をもたせるようになっている。
しかしながら、上記従来の二列組み合わせ軸受にあっては、ボールねじがベルト駆動されて軸端にラジアル荷重が作用、またはサポートユニットとBS(ボールスクリュー)ナットの取り付け誤差によりねじ軸にラジアル荷重が作用する等によりねじ軸が傾くと、ハウジングとねじ軸との間に間隔が狭いところが現れ、オイルシールの接触圧が増加する恐れがあった。そのため、摩擦トルクの増大によって軸受トルクの上昇を招き、摩耗量の増大によってシール性が低下し、その結果、寿命が短くなってしまう恐れがあった。
本発明は、上記従来の技術の未解決の問題点を解決することを目的とするものであって、調心動作時に、シール体の接触圧の増加を防止することができる二列組み合わせ軸受、及びサポートユニットを提供することを課題とする。
本発明は、上記従来の技術の未解決の問題点を解決することを目的とするものであって、調心動作時に、シール体の接触圧の増加を防止することができる二列組み合わせ軸受、及びサポートユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の二列組み合わせ軸受は、2つのアンギュラ玉軸受が正面組み合わせされてなる二列組み合わせ軸受であって、当該二列組み合わせ軸受の軸方向端部における前記アンギュラ玉軸受の内輪と外輪との間に、当該内輪と外輪との間の開口部を覆う環状の接触シール体を配したことを特徴とする。
また、前記アンギュラ玉軸受の内輪幅を外輪幅より狭くし、前記アンギュラ玉軸受の内輪間に隙間を設けるようにしてもよい。
また、前記アンギュラ玉軸受の内輪幅を外輪幅より狭くし、前記アンギュラ玉軸受の内輪間に隙間を設けるようにしてもよい。
さらに、前記接触シール体は、前記アンギュラ玉軸受の内輪の外周の端部又は外輪の内周の端部に一端を固定し、当該一端が固定された端部と対向する当該外輪の内周の端部又は内輪の外周の端部に設けられた摺接部に他端を摺接し、前記摺接部は、前記二列組み合わせ軸受の軸受中心を中心とする円弧面であってもよい。
一方、本発明のサポートユニットは、請求項1から3のいずれか1項に記載の二列組み合わせ軸受を備えたことを特徴とする。
一方、本発明のサポートユニットは、請求項1から3のいずれか1項に記載の二列組み合わせ軸受を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、ハウジングの軸方向両端部と回転軸との間に接触シール体を配する方法に比べ、アンギュラ玉軸受の転動体とシール体が配されている場所との間の距離が短いため、調心動作時に、接触シール体が配されている空間が狭くなることを抑制することができ、シール体の接触圧の増加を防止することができる。
以下、本発明の二列組み合わせ軸受を、精密位置決め用ボールねじを支持するサポートユニットに適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のサポートユニットの概略構成を示す構成図である。この図1に示すように、サポートユニット1は、二列組み合わせ軸受2、及びその二列組み合わせ軸受2の周囲を密封する軸受ハウジング3を含んで構成される。
図1は、本実施形態のサポートユニットの概略構成を示す構成図である。この図1に示すように、サポートユニット1は、二列組み合わせ軸受2、及びその二列組み合わせ軸受2の周囲を密封する軸受ハウジング3を含んで構成される。
二列組み合わせ軸受2は、2つのアンギュラ玉軸受2aから構成される。アンギュラ玉軸受2aは、内輪4、内輪4より幅広の外輪5、内輪4と外輪5との間に転動自在に配された複数の転動体6、内輪4と外輪5との間に複数の転動体6を保持する保持器7、及び環状の板状部材の接触形ゴムシール8を含んで構成される。
そして、二列組み合わせ軸受2は、軸受ハウジング3に組み込まれ、一端側の外輪5の軸方向位置が固定された後、他端側の外輪5の端部が押え蓋9で軸方向に押圧されることで、アンギュラ玉軸受2aの各外輪5の軸方向端部が互いに当接する。また、二列組み合わせ軸受2は、ボールねじのねじ軸10に嵌合され、一端側の内輪4の軸方向位置が固定された後、他端側の外輪5の端部がカラー11を介してBSナット12で軸方向に押圧され、二列組み合わせ軸受2の軸方向の位置が調節されることで、各内輪4間に適切な隙間が形成されて正面組み合わせとなる。そのため、二列組み合わせ軸受2は、二列組み合わせ軸受2の軸受中心を中心として外輪5に対して内輪4が傾動可能となり、ボールねじのねじ軸10の振れに対して調心性をもつようになる。
また、接触形ゴムシール8は、図2に示すように、外輪5の内周面の一端部(二列組み合わせ軸受2の軸方向端部を形成する端部)に外輪5の全周にわたって設けられているシール溝13に外周縁部を嵌入し、内輪4の外周面の前記一端部に内輪4の全集にわたって設けられている摺接部14に内周縁部を摺接することにより、接触形ゴムシール8が外輪5の内周面と内輪4の外周面との間の開口部分を覆っている。
このように、本実施形態のサポートユニット1にあっては、二列組み合わせ軸受2の軸方向端部の内輪4と外輪5との間に、当該内輪4と外輪5との間の開口部を覆う環状の接触形ゴムシール体8を配した。そのため、ハウジング3の軸方向両端部とねじ軸10との間に接触形シール体を配する方法に比べ、アンギュラ玉軸受2aの転動体6と接触形ゴムシール体8が配されている場所との間の距離を短くすることができる。それゆえ、調心動作時に、接触形ゴムシール体8が配されている空間が狭くなることを抑制することができ、接触形ゴムシール体8の接触圧の増加を防止することができ、その結果、軸受トルクの上昇やシール性の低下を防止することができ、寿命を長くすることができる。
また、接触形ゴムシール8を摺接する摺接部14を二列組み合わせ軸受2の軸受中心を中心とする円弧面とした。そのため、調心動作が行われ、二列組み合わせ軸受2の軸受中心を中心として外輪5に対して内輪4が傾動しても、接触形ゴムシール体8の外周縁部と摺接部14の外面との位置関係を一定に保持することができ、接触形ゴムシール体8の外周縁部分と摺接部14との接触圧の増加をより適切に防止することができる。
さらに、アンギュラ玉軸受2の内輪4幅を外輪5幅より狭く形成した。そのため、BSナット12で二列組み合わせ軸受2の軸方向の位置が調節することで、アンギュラ玉軸受2aの各外輪5の軸方向端部が互いに当接し、各内輪4間に適切な隙間を形成でき、その結果、間座による隙間調整が不要となり、製造コストを低減することができる。
なお、本発明の二列組み合わせ軸受及びサポートユニットは、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
なお、本発明の二列組み合わせ軸受及びサポートユニットは、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1はサポートユニット、2は二列組み合わせ軸受、2aはアンギュラ玉軸受、3は軸受ハウジング、4は内輪、5は外輪、6は転動体、7は保持器、8は接触形ゴムシール、9は押え蓋、10はねじ軸、11はカラー、12はBSナット、13はシール溝、14は摺接部
Claims (4)
- 2つのアンギュラ玉軸受が正面組み合わせされてなる二列組み合わせ軸受であって、
当該二列組み合わせ軸受の軸方向端部における前記アンギュラ玉軸受の内輪と外輪との間に、当該内輪と外輪との間の開口部を覆う環状の接触シール体を配したことを特徴とする二列組み合わせ軸受。 - 前記アンギュラ玉軸受の内輪幅を外輪幅より狭くし、前記アンギュラ玉軸受の内輪間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1に記載の二列組み合わせ軸受。
- 前記接触シール体は、前記アンギュラ玉軸受の外輪の内周の端部に外周縁部を固定し、前記アンギュラ玉軸受の内輪の外周の端部に設けられた摺接部に内周縁部を摺接し、
前記摺接部は、前記二列組み合わせ軸受の軸受中心を中心とする円弧面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の二列組み合わせ軸受。 - 前記請求項1から3のいずれか1項に記載の二列組み合わせ軸受を備えたことを特徴とするサポートユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005191324A JP2007010034A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | 二列組み合わせ軸受、及びサポートユニット |
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JP2005191324A JP2007010034A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | 二列組み合わせ軸受、及びサポートユニット |
Publications (1)
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JP2007010034A true JP2007010034A (ja) | 2007-01-18 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2005191324A Pending JP2007010034A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | 二列組み合わせ軸受、及びサポートユニット |
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JP (1) | JP2007010034A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105290859A (zh) * | 2014-07-22 | 2016-02-03 | 陆如东 | 一种机床丝杠固定座 |
CN107165940A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-09-15 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种自适应高精度的轴承端面固定零件 |
-
2005
- 2005-06-30 JP JP2005191324A patent/JP2007010034A/ja active Pending
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