JP2007009630A - 免振構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な装置を用い、地震時に想定される揺れを低減できる上、想定外の大きな地震に見舞われた場合でも、隣地内に移動したり、住人が恐怖に襲われるのを回避できる免振構造を提供する。
【解決手段】軸組家屋を構築する土台と基礎との間に、すべり支承と積層ゴム支承とを介在させた免振構造において、形鋼で形成された土台に固定されたすべり支承のすべり部材と、コンクリート打ちされた基礎上の板状部材とが摺接自在に当接し、土台に加わる鉛直荷重を支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸組家屋の免震構造に関し、特に新築時等に基礎と土台との間に積層ゴム支承やすべり支承などを介在させて軸組家屋の地震時の揺れを低減させる免振構造に関する。
平成7年に発生した阪神・淡路大震災は、6400名の死者と10万棟を越える建物が全壊するという被害をもたらしたが、それを契機として国に地震調査研究推進本部が設置され、地震被害の軽減に関する調査研究が推進されている。
特に、全国を概観した地震動予測地図を作成する取り組みがなされ、活断層で発生する地震と海溝型地震の長期的な地震発生可能性が評価され、平成17年3月に結果が公表された。それによれば、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる可能性が高い地域は、人口密度が比較的高い、東京、関東、東海、近畿や、四国、北海道の太平洋側に集中していることがわかる(非特許文献1参照)。
一方、建築業界では、これまで「耐震」を主体にして地震対策を行ってきており、この家屋の耐震補強により耐久性の高い家屋が年々増加しているものと思われる。
しかしながら、阪神・淡路大震災における死者の90%以上は、倒壊した家屋の下敷きとなったことや、転倒した家具の下敷きになったことが原因とされ、耐震による地震対策のみでは不十分である。その上、家屋の補強によりその分地震動が家屋に誘導され、大きな振動が家屋に伝達されるため、家具や電化製品などが完全に固定されている場合を除き、揺れの方向によっては、却って家具や電化製品が移動、転倒する可能性が高まってしまう。
そこで、主として中高層ビルを対象に開発された積層ゴム支承などの柔性基部構造やすべり支承などの機械的絶縁法を改良することにより一般住宅の下部と基礎との間を絶縁し、地震入力が建物に入らないようにした免震構造が開発されている。
例えば、鉛直荷重の小さい軽量な一般住宅などにおいて、積層ゴム支承本来のばね特性を損なうことなく同程度の水平移動量を確保するため、積層ゴム構造の断面積に比べて丈を高くすると座屈が生じやすくなるという課題があり、それを解決するため、複数のゴム層相互間に挿入されるプレートにゴムよりも外形が大きく形成され、周方向に鉛直方向に突き出した突出部を有する延出部を設け、水平方向に変形したときの鉛直方向荷重を、突出部を介して下部側に伝達するようにしたものがある(特許文献1参照)
また、地震などによる家具などの倒壊や構造物へのダメージによる被害を小さくするためには、質量とばね定数で定まる免振対象物の固有振動周期を長期化する必要があり、積層ゴム支承のみでそれを実現させるには、構造物の重量を重くしつつ、柔軟な材質のゴムによってばね定数を小さくする必要があり、ゴムによる負担過重との関係で限界がある。
そこで、多数の小球からなる転がり支承により固有振動周期の長期化を図る一方、摩擦ダンパを併設することにより制動を加える方法が考えられるところ、それらを個別に設置する際の手間や設置スペース上の制約があることから、転がり支承の外周囲に、すべり板に摺接するリング状の摩擦材と、摩擦材をすべり板に向けて付勢する付勢手段とからなる摩擦ダンパ機構とを一体化させたものがある(特許文献2参照)。
特開平9−88189号公報 特開2000−55117号公報 「全国を概観した地震動予測地図」報告書;地震調査研究推進本部・地震調査委員会(H17年3月23日)
しかしながら、摩擦材とすべり板とによる摩擦係数は、一般的に摩擦材がすべり板を摺接する速度に応じて変化するので、予期せぬ大きな揺れに見舞われたときには、制動がきかなくなる恐れがある。
また、恐怖感を体験した人の中には、心的外傷後ストレス障害(Post Trauma Stress Disorder;PTSD)を受け、以後、それほど大きくない地震に対しても過敏に反応するなど、長期にわたり苦痛を強いられる場合もある。
本発明は、上記事情に鑑み、比較的簡単な装置を用い、地震時に想定される揺れを低減できる上、万一、想定外の大きな地震に見舞われた場合でも、横揺れの制動が利かないことにより、家屋が隣地内に移動してしまうことや、突然の大きな揺れにより住人が恐怖に襲われることなどを回避可能な木造軸組家屋の免振構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の免振構造は、軸組家屋を構築する土台と基礎との間に、すべり部材が基板に保持されたすべり支承と積層ゴムが一対のフランジ板に挟持された積層ゴム支承とを介在させ、該軸組家屋の地震時の揺れを低減させる免振構造において、形鋼で形成された前記土台の一の面に固定された複数の前記すべり支承のすべり部材それぞれと、コンクリート打ちされた上記基礎上の、該すべり支承それぞれと対向する各位置に固定された板状部材それぞれとが摺接自在に当接し、上記土台に加わる鉛直荷重を支持することを特徴とする。
このように、土台が形鋼で形成され、その形鋼にすべり支承と積層ゴム支承とが取り付けられた上、コンクリート打ちされた基礎のすべり板に当接、又は基礎に固定され、土台に加わる鉛直荷重を全てすべり支承で支持するので、積層ゴム支承のせん断変形を大きくすることができる上、比較的簡単な免振装置を用いて構築するのができる。
また、各家屋の想定震度の横揺れをカバーできる変形性能の積層ゴム支承を選択すると共に、板状部材に所定サイズの金属板を嵌装し、その金属板を円形又は外接多角形とし、その円の半径を選択された積層ゴム支承の水平方向変形能力に設定すれば、たとえ想定震度を超える地震に見舞われても、すべり部材が金属板から外れ、むき出しの基礎部分と摺接して制動を受けると共に、積層ゴム支承による張力も受けて、基礎に対する土台の相対変位は自ずと制限される。この場合、金属板とすべり部材とを一括して弾性シートで覆うことにより、金属板に汚れが付着するのを防止することが好ましい。
一方、各家屋の想定震度が大きい場合には、土台の、基礎に対する相対変位を制限する変位制限部材を備えることにより、横揺れの制動が利かないために、家屋が隣地内に移動してしまうことや、突然の大きな揺れで住人が恐怖に襲われることは避けることができる。
この場合、変位制限部材は、弾性部及び剛性部が長さ方向に隣接する中空の筒状部材と、その筒状部材の中空部分より底面が大きい円錐台状の移動部材と、その筒状部材を貫通した一端に移動部材が固定されたシャフトとにより構成し、筒状部材を土台に固定し、シャフトの他端を基礎に固定する。したがって、シャフトが所定範囲を超えて所定方向に移動したとき、その移動部材が筒状部材の弾性部を押拡げて弾性部を通過し、剛性部で強制停止するので相対変位が制限される。なお、シャフトは、積層ゴム支承が破断するときのせん断変形量に基づいて所定方向への移動範囲を設定することができる。
また、上記の目的を達成する本発明の免震構造は、軸組家屋を構築する土台と基礎との間に、すべり部材が基板に保持されたすべり支承と積層ゴムが一対のフランジ板に挟持された積層ゴム支承とを介在させ、該軸組家屋の地震時の揺れを低減させる免振構造において、上記基礎に対する上記土台の相対変位が、上記積層ゴム支承のせん断限界を超えて更に大きくなるのを制限する変位制限部材を備えたことを特徴とする。
なお、変位制限部材は、上記と同様に構成することができる。
ここで、土台を型鋼で形成し、その土台の一の面に複数の板状部材を固定し、コンクリート打ちされた基礎上の、板状部材それぞれと対向する位置に複数のすべり支承を固定することにより、すべり支承のすべり部材とすべり板が摺接自在に当接するように構成すると共に、板状部材は、積層ゴム支承が破断したときのせん断変形量に基づいて半径が設定された円、又は該円に外接する多角形と寸法が同等のものとすることができる。
本発明の免震構造によれば、想定震度の横揺れを半分以下に低減することができる上、想定外の大地震に見舞われ、復元機能やばね機能を担う積層ゴム支承が破断しても、基礎に対する土台の相対変位が制限されるので、家屋が隣地内に移動してしまうことや、突然の大きな揺れで住人が恐怖に襲われるのを防げる。
以下に、本発明の軸組家屋の免振構造の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の免振構造は、主として震度5弱程度以下の地震が想定される地域に用いる。本実施形態における木造軸組家屋の基礎には、複数のすべり板(本発明の板状部材に相当する。)が設置され、H型鋼で形成された土台には、複数のすべり支承と複数の積層ゴム支承とが固定され、基礎上のすべり板それぞれと、土台に固定された各すべり支承のすべり部材それぞれが当接している。また、積層ゴム支承は、当該家屋の想定震度の横揺れがあったときに、その変形性能でカバーできるものが選択され、すべり板は、すべり部材と摺接可能な範囲がその想定震度の横揺れによる変位と同じ大きさとなるものが選択される。したがって、たとえ想定震度を超える地震に見舞われても、すべり部材がすべり板から外れてむき出しの基礎部分と摺接し、制動を受けると共に、積層ゴム支承のばね機能により、基礎に対する土台の相対変位が制限される。
図1は、第1の実施形態が適用される木造軸組家屋の免振構造を基礎側から見た平面配置図である。
図1に示すように土台10は、H型鋼で形成されている。H型鋼の、基礎側の面には、複数のすべり支承1と、複数の積層ゴム支承2とが固定され、それとは反対側の面には、図示しない柱が構築される。
すべり支承1は、金属製の基板1bにプラスチック製のすべり部材1aが保持された構造をなし、基礎側にすべり部材1aを向け、H型鋼の面に金属製の基板1bが溶接されることにより、土台10にすべり支承1が固定される。
積層ゴム支承2は、水平方向荷重が加えられたときに変形し、荷重がなくなると復元する、復元・減衰機能を持ち、金属性の一対のフランジ板2aの間に、ゴムと鋼板とを交互に積み重ねた積層ゴム構造2bが挟持された構造をなし、H型鋼の面に一方のフランジ板2aが溶接されることにより、土台10に積層ゴム支承2が固定される。
また、ここでは図示されていないが、基礎20は、コンクリートをべた打ちすることにより形成されたもので、基礎20上の所定位置には、アンカーボルト21が打ち込まれている。そして、図示されていないすべり板22は、土台10に固定されている各すべり支承1と対向する各位置において、打ち込まれたアンカーボルト21で基礎20に固定される。
したがって、基礎20上の所定位置に土台10が構築されると、各すべり支承1のすべり部材1aそれぞれは、各すべり板22の中央部と当接する。
本実施形態においては、すべり支承1は、火打土台12に5箇所、間仕切土台13に5箇所それぞれ設置され、側土台11には設置されていない。また、積層ゴム支承2は、対向する側土台11の近傍の間仕切土台13にそれぞれ2箇所ずつ、合わせて4箇所に設置される。
10箇所に設置されるすべり支承1それぞれは、対応する柱の設計荷重に基づいて、必要な支持力が求められ、基板1bのサイズに応じて規格化された規格番号の中から支持力が適合するものを選択する。
また、4箇所に設置される積層ゴム支承2は、ゴムの材質などによって決まるせん断弾性係数、積層ゴム外径、1次形状係数(積層ゴムの拘束面積と自由表面積との比)、2次形状係数(積層ゴム径とゴム総厚との比)などに応じて規格化されているので、せん断歪が線形限界範囲内の、例えば200%に設定し、想定震度における水平方向の変位に基づいて、適合する型式および規格番号のものを選択する。
この構成により、本実施形態が適用される木造軸組家屋の土台10に加わる鉛直荷重は、すべり支承1によって支えられ、積層ゴム支承2に鉛直荷重が加わらないようにレベル調整がなされている。また基礎20に加わる水平荷重は、積層ゴム支承2によって減衰され、土台10には殆ど伝わらないように構成されている。
図2−1は、間仕切土台に固定されたすべり支承を基礎側から見た平面図であり、図2−2は、H型鋼により形成された間仕切土台に固定され、すべり板に当接するすべり支承を正面から見た図である。
図2−1に例示するように、すべり支承1は、側土台11に90度をなして接合された間仕切土台13の、側土台11近傍において、図の手前側にすべり部材を向け、間仕切土台13に基板を溶接して固定される。また、ここには図示されていないが、側土台11相互が交わる隅近傍にすべり支承1を設置する場合には、火打土台12を設け、その火打土台12に基板を溶接して固定される。
このように、すべり支承1は、側土台11よりも内側の間仕切土台13や火打土台12に固定されるので、すべり板22が基礎20からはみ出さない位置に設置できる。
また、図2−2に示すように、すべり支承1は、間仕切土台13を形成するH型鋼に基板1bを固定するので、すべり部材1aは、基礎20側を向いている。そして、基礎20に打ちこまれたアンカーボルト21により固定されたすべり板22にそのすべり部材1aが当接する。さらに、すべり板22とすべり部材1aとは、ビニール・カバー23で覆われている。
このように、本実施形態のすべり板22は、上向きに設置されているので、そのすべり面にはごみや泥が付着し、汚れやすい。そこで、すべり板22とすべり部材1aとを共通のビニール・カバー23で覆うことにより、すべり面が汚れない。
なお、ここではビニール・カバー23を用いているが、必ずしもビニール製である必要はなく、防塵性や柔軟性などがあるものであればよい。
図3は、本実施形態のすべり板を示す図である。
図3に示すすべり板22は、正方形をなし、その4辺それぞれと接する大きさの円形のステンレス板(本発明の金属板に相当する。)22aが嵌装されており、正方形のすべり板22の隅には穴22bが設けられている。すべり板22は、基礎20に打ち込まれているアンカーボルト21をこの穴22bに貫通させて、ナットで締結されて基礎20に固定される。
なお、ステンレス板22aの半径は、積層ゴム支承2の水平方向の変形能力の範囲内において、想定震度における水平方向の相対変位よりも大きくなるように設定される。
ここで、ステンレス板22aは、必ずしも円形である必要はなく、その円形に外接する多角形であってもよい。さらに、必ずしもステンレス製である必要はないが、木造軸組家屋の鉛直荷重がすべり部材1aを介して加わっても耐えられる強度を持ち、すべり部材1aとの摩擦抵抗が小さい部材であればよい。
この構成により、ステンレス板22aとすべり支承のすべり部材1aとは自在に摺接するので、想定震度の地震に見舞われたときの家屋の横揺れを半分以下に低減できる一方、基礎20と土台10との間に設置された積層ゴム支承2が復元自在に変形して、基礎20に対する土台10の相対変位に追随するので、地震が収まった後には、基礎20上の所定位置に土台10を復元することができる。
図4−1は、間仕切土台に固定された積層ゴム支承を基礎側から見た平面図であり、図4−2は、H型鋼により形成された間仕切土台及び基礎双方に固定された積層ゴム支承を正面から見た図である。
図4−1に例示する積層ゴム支承2は、側土台11に90度をなして接合された間仕切土台13の、側土台11近傍に、一方のフランジ板2aが溶接されて固定される。
図4−2に例示する積層ゴム支承2は、一対のフランジ板2aに積層ゴム構造2bが挟持され、一方のフランジ板2aが、H型鋼で形成された間仕切土台13に溶接され、他方のフランジ板2aが、ベースプレート2cを介して基礎20に固定されている。
図5−1は、すべり支承の平面図であり、図5−2は、すべり支承の正面図(一部は断面図)である。
図5−1及び図5−2に示すように、すべり支承1は、中央に円形の凹部が形成された正方形の基板1bと、凹部の底に挿入される円形の圧縮ゴム1cと、圧縮ゴム1cよりも小径のすべり部材1aと、すべり部材1aと圧縮ゴム1cとの間に介在してすべり部材1aを保持し、凹部に嵌合される円形金属部材1dと、からなる。そして、基礎20に設置されたすべり板22にすべり部材1aが当接している。
ここで、本実施形態におけるすべり支承1は、支持力が100乃至200(kN)程度、基板のサイズが110mm平方乃至140mm平方程度のものを用いることができる。
また、基板1bは、例えば一般構造用圧延鋼(SS400)により形成され、圧縮ゴム1cは、例えばクロロプレンゴムにより形成され、すべり部材1aは、摩擦係数の比較的小さい、例えばポリアミド又はフッ素樹脂により形成され、円形金属部材1dは、例えば一般構造用圧延鋼(SS400)により形成されているが、必ずしもこれに限定されない。
このようなすべり支承1を用いることにより、基板1b、圧縮ゴム1c、円形金属部材1d、及びすべり部材1aにより鉛直荷重を支持する一方、風圧による水平荷重に対しては、すべり板22とすべり部材1aとの摩擦抵抗で制動し、想定震度に対しては、すべり板22とすべり部材1aとが自在に摺接して家屋の横揺れを半分以下に低減することができる。
図6は、積層ゴム支承の断面図である。
図6に示す積層ゴム支承2は、一対のフランジ板2aと、一対のフランジ板2aによって挟持された積層ゴム構造2bと、からなる。積層ゴム構造2bは、薄いゴムシート2dと内部鋼板2eとを交互に重ね合わせ、外周を耐候性に優れた被覆ゴム2fで覆い、端部鋼板2gでその端部を押さえて一体加硫し、接着させて形成される。
ここでは、端部鋼板2gを用いて積層ゴム構造2bを一体加硫しているが、端部鋼板2gを省略し、一対のフランジ板2aと一体加硫してもよい。
フランジ板2aには、固定用ボルト穴2hが設けられており、この穴2hと被固定体の穴双方に貫通させたボルトをナットで締めることにより積層ゴム支承2を被固定体に固定できるようになっている。ただし、必ずしもこれに限定されず、本実施形態のように、フランジ板2aの一方を被固定体に溶接して固定することもできる。
ここで、本実施形態における積層ゴム支承2は、せん断弾性係数が0.48(N/平方ミリメートル)又は0.96(N/平方ミリメートル)、ゴムシート外径が120、150、270(mm)、ゴムシートの総厚が198、241.5、460(mm)、1次形状係数が2.5、2次形状係数が0.5、限界歪が294(%)に規格化されているが、必ずしもこれに限定されない。
また、フランジ板2a及び端部鋼板2gは、一般構造用圧延鋼(SS400)又は建築構造用圧延鋼(SN400)により、内部鋼板2eは、SS400、SN400のほか熱間圧延鋼板(SPHC)、又は冷間圧延鋼板(SPCC)により、ゴムシート2dは、天然ゴム又は高減衰ゴム(合成ゴム使用)により、被覆ゴム2fは、特殊合成ゴムにより形成することができるが、必ずしもそれらに限定されない。
本実施形態における積層ゴム支承2は、圧縮荷重が殆どかからないように構成されているので、せん断変形が大きくなるという特徴がある。また、特に、ゴムシート2dに高減衰ゴムを用いたもの(高減衰ゴム支承)は、復元力を発生させる水平ばね機能とエネルギーを吸収する減衰機能とを併有するので、通常はダンパの設置が不要となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の免振構造は、主として震度6弱以上の地震が想定される地域に用いる。基礎20には、複数のすべり板(本発明の板状部材に相当する。)22が設置され、H型鋼で形成された土台10には、複数のすべり支承1が固定され、すべり板22それぞれと、すべり支承1それぞれのすべり部材1aとが当接している。また、積層ゴム支承2は、当該家屋の想定震度の横揺れがあったときに、その変形性能でカバーできるものが選択され、すべり板22は、すべり部材1aとの摺接範囲が想定震度の横揺れ時の相対変位と同じ大きさのものが選択される点は、第1の実施形態の場合と同様である。
しかしながら、本実施形態においては想定震度が6弱以上と大きい上、予想もつかない大地震が発生した場合には、積層ゴム支承2がせん断限界を超えて変形すること、更に、すべり部材がすべり板22から外れてコンクリートむき出しの基礎20と摺接しても制動が利かない恐れがある。そこで本実施形態においては、基礎20に対する土台10の相対変位を制限する変位制限部材30を、基礎20と土台10との間の少なくとも2箇所以上に設置する。
以下に、第1の実施形態と相違する変位制限部材についてのみ説明し、それ以外の重複する説明は省略する。
図7は、本発明の軸組家屋の免振構造の第2の実施形態に適用される変位制限部材を示す図である。
図7に示す変位制限部材30は、中空の筒状部材31と、円錐台状の移動部材32と、移動部材32が一端に固定されたシャフト33と、により構成されている。
そして、筒状部材31が係止具35により土台10に固定され、シャフト33の他端が係止具36により基礎20に固定される
筒状部材31は、伸縮自在なゴムにより形成された中空の弾性部31aと、その弾性部31aに接合され中空の金属パイプ31bとからなる。
移動部材32は、筒状部材31の中空部分よりも底面が大きい円錐台形の金属からなり、中心を貫通したシャフト33の一端に、底面側がナット34で固定されている。
また、シャフト33は、基礎20が矢印A方向に移動して土台10の相対変位が、積層ゴム支承のせん断限界に達したときに、矢印A方向に移動する移動部材32が筒状部材31の弾性部31aに到達するように、筒状部材31から突き出す部分の長さが調整されている。さらに、シャフト33の筒状部材31を移動する部分は、剛性部材により形成され、それ以外の部分は、自在に曲がるワイヤで形成されている。
したがって、地震に見舞われたときに、土台10の相対変位が、積層ゴム支承のせん断限界以内であるときは、移動部材32は、筒状部材31の外を矢印A方向及びそれとは反対方向に自由移動するので、木造軸組家屋は、すべり支承1及び積層ゴム支承2によって免振され、横揺れが低減される。
しかし、基礎20が矢印A方向に移動して相対変位が、積層ゴム支承のせん断限界を超えたときは、矢印A方向に移動する移動部材32が筒状部材31の弾性部31aを押拡げながら弾性部31aを通過し、金属パイプ31bに達すると強制停止する。したがって、積層ゴム支承2が破断し、すべり部材1aがむき出しの基礎20を制動が利かない状態で摺接する場合であっても、この変位制限部材30により土台10の相対変位が一定限度に制限される。
本実施形態においては、この変位制限部材30が間仕切土台13と基礎20との間に3箇所設置されているが、設置箇所数は、必ずしも3箇所である必要はない。また、この変位制限部材30は、主に、水平方向の相対変位を制限するものであるが、上下方向の相対変位を制限することもできる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の免振構造は、主として震度5弱以上の地震が想定される地域に用いる。本実施形態における基礎には、複数のすべり支承が固定され、H型鋼で形成された土台には、複数のすべり板(本発明の板状部材に相当する。)22が設置され、すべり板22それぞれと、すべり支承1のすべり部材1aそれぞれとが当接している。また、積層ゴム支承2は、当該家屋の想定震度の横揺れがあったときに、その変形性能でカバーできるものが選択されるが、すべり板22は、すべり部材1aと摺接可能な範囲が、積層ゴム支承2の破断時のせん断変形量を半径とする円、又は外接多角形よりも大きくなるように、寸法が設定されること、さらに、土台10の相対変位が、すべり板22の摺接可能範囲よりも小さくなるように、変位制限部材30が設置される点が相違する。ただし、積層ゴム支承2、すべり板22の構造は、第1の実施形態で説明したものと同じであり、変位制限部材30は、第2の実施形態で説明したものと同じであることから、重複する説明は省略する。
図8は、第3の実施形態が適用される木造軸組家屋の免振構造を基礎側から見た平面配置図である。
図8に示すように土台10は、H型鋼で形成されている。H型鋼の、基礎側の面には、複数のすべり板22と、複数の積層ゴム支承2とが固定され、それとは反対側の面には、図示しない柱が構築される。また、土台10と基礎20との間に、変位制限部材30が設置される。
すべり板22は、正方形をなし、その4辺それぞれと接する大きさの円形のステンレス板22aが嵌装されており、ステンレス板22aが嵌装されたのと反対側の面が土台10を形成するH型鋼の面に溶接されて固定されている。
なお、ステンレス板22aの半径は、積層ゴム支承2の破断時のせん断変形量よりも大きくなるように設定される。また、ここでは、すべり板22にステンレス板22aが嵌装されたものを用いているが、必ずしもステンレス板22aが嵌装されている必要はなく、すべり部材1aに対する摩擦抵抗が小さく、かつ、すべり支承1との間に大きな鉛直荷重がかかっても、それに耐えられる部材であればよい。さらに、ステンレス板22aは必ずしも円形である必要はない。
積層ゴム支承2は、水平方向荷重が加えられたときに変形し、荷重がなくなると復元する、いわゆる減衰機能を持ち、金属性の一対のフランジ板2aの間に、ゴムと鋼板とを交互に積み重ねた積層ゴム構造2bが挟持された構造をなし、H型鋼の面に一方のフランジ板2aが溶接され、土台10に積層ゴム支承2が固定される。
また、ここでは図示されていないが、基礎20は、コンクリートをべた打ちすることにより形成されたもので、土台10に固定されている各すべり板22と対向する各位置の基礎20にはすべり支承1が設置されている。
したがって、基礎20上の所定位置に土台10が構築されると、各すべり板22は、中央部で各すべり支承1のすべり部材1aに当接する。
これにより、本実施形態が適用される木造軸組家屋の土台10に加わる鉛直荷重は、すべり板22とすべり支承1とによって支えられ、積層ゴム支承2には鉛直荷重が加わらないようにレベル調整がなされている。また基礎20に加わる水平荷重は、積層ゴム支承2によって減衰されたものが土台10に伝えられるように構成されている。
また、変位制限部材30それぞれは、基礎20が特定の方向に移動し、土台10の相対変位が積層ゴム支承2のせん断限界に達したときに、該当する変位制限部材30の移動部材32が筒状部材31の弾性部31aに到達するように、筒状部材31から突き出す部分の長さが調整される。また、シャフト33のうち筒状部材31を移動する部分は、剛性部材により、それ以外の部分は、自在に曲がるワイヤにより形成されている。
本実施形態においては、すべり板22は、火打土台12と側土台11の隅とにかけて5箇所、間仕切土台13に2箇所、側土台11と間仕切土台とにかけて3箇所、設置されている。また、積層ゴム支承2は、側土台11の近傍に位置する間仕切土台13に2箇所ずつ、合わせて4箇所に設置されている。さらに、変位制限部材30は、間仕切土台13相互が交差する位置に放射状に4つ設置されているが、これらに限定されない。
基礎に10箇所設置されるすべり支承1それぞれは、土台10上の対応する柱の設計荷重に基づいて、必要な支持力が求められ、基板1bのサイズに応じて規格化された規格番号の中から適合する支持力のものが選択される。
また、4箇所に設置される積層ゴム支承2は、ゴムの材質などによって決まるせん断弾性係数、積層ゴム外径、1次形状係数(積層ゴムの拘束面積と自由表面積との比)、2次形状係数(積層ゴム径とゴム総厚との比)などに応じて規格化されているので、せん断歪が線形限界以下となる、例えば200%に設定し、想定震度における水平方向の変位に基づいて、適合する型式および規格番号のものを選択する。
この構成により、土台10の特定方向の相対変位が、積層ゴム支承2のせん断限界以内であるときは、移動部材32は、筒状部材31の外を自由移動するので、木造軸組家屋は、すべり支承1及び積層ゴム支承2によって免振され、横揺れが半分以下に低減される。
しかし、特定方向の相対変位が、積層ゴム支承2のせん断限界を超えたときは、変位制限部材30の移動部材32が筒状部材31の弾性部31aを押拡げながら弾性部31aを通過し、金属パイプ31bに達して強制停止する。したがって、積層ゴム支承2が破断した場合でも、この変位制限部材30により土台10の相対変位が一定限度に制限され、すべり支承1のすべり部材1aがすべり板22から逸脱することはない。
図9−1は、側土台と間仕切土台とにかけて固定されたすべり板を基礎側から見た平面図であり、図9−2は、基礎に固定されたすべり支承を正面から見た図である。
図9−1に例示するすべり板22は、側土台11に90度をなして接合された間仕切土台13の、側土台11近傍において、図の手前側にステンレス板を向けた反対側が間仕切土台13に溶接され、固定されている。
このように、すべり板22は、側土台と間仕切土台とにかけて、側土台11の外縁よりも内側に設置するので、すべり板22が土台10はみ出さないようにすることができる。
また、図9−2に示すすべり板22は、間仕切土台13を形成するH型鋼に、ステンレス板と反対側の面で溶接され、ステンレス板22aは、基礎20側を向いている。そして、すべり部材1aを上にして基礎20に設置されたすべり支承1のすべり部材1aに、すべり板22のステンレス板22aが当接している。
図10−1は、すべり支承の平面図であり、図10−2は、すべり支承の正面図(一部は断面図)である。
図10−1及び図10−2に示すように、すべり支承1は、中央に円形の凹部が形成された正方形の基板1bと、基板1bが溶接され、ボルトの貫通する穴1fが設けられたベースプレート1eと、凹部の底に挿入される円形の圧縮ゴム1cと、圧縮ゴム1cよりも小径のすべり部材1aと、すべり部材1aと圧縮ゴム1cとの間に介在してすべり部材1aを保持し、凹部に嵌合される円形金属部材1dとにより形成されている。
すべり支承1は、基礎20に打ち込まれたボルト25を、ベースプレート1eの穴1fに貫通させてナット26で締結され、基礎20に固定される。そして、図示していない土台に固定されたすべり板22にすべり部材1aが当接している。
なお、すべり支承1の支持力、使用部材などは第1の実施形態で説明したのと同じであるから、説明は省略する。
第1の実施形態が適用される木造軸組家屋の免振構造を基礎側から見た平面配置図である。 間仕切土台に固定されたすべり支承を基礎側から見た平面図である。 H型鋼により形成された間仕切土台に固定され、すべり板に当接するすべり支承を正面から見た図である。 本実施形態のすべり板を示す図である。 間仕切土台に固定された積層ゴム支承を基礎側から見た平面図である。 H型鋼により形成された間仕切土台と基礎との双方に固定された積層ゴム支承を正面から見た図である。 すべり支承の平面図である。 すべり支承の正面図(一部は断面図)である。 積層ゴム支承の断面図である。 本発明の軸組家屋の免振構造の第2の実施形態に適用される変位制限部材を示す図である。 第3の実施形態が適用される木造軸組家屋の免振構造を基礎側から見た平面配置図である。 側土台と間仕切土台とにかけて固定されたすべり板を基礎側から見た平面図である。 間仕切土台に固定されたすべり板に当接する、基礎に固定されたすべり支承を正面から見た図である。 すべり支承の平面図である。 すべり支承の正面図(一部は断面図)である。
符号の説明
1 すべり支承
1a すべり部材
1b 基板
1c 圧縮ゴム
1d 金属板
1e、2c ベースプレート
1f、22b 穴
2 積層ゴム支承
2a フランジ板
2b 積層ゴム構造
2d ゴムシート
2e 内部鋼板
2f 被覆ゴム
2g 端部鋼板
2h 固定用ボルト穴
10 土台
11 側土台
12 火打土台
13 間仕切土台
20 基礎
21 アンカーボルト
22 すべり板
22a ステンレス板
23 ビニール・カバー
25 ボルト
26、34 ナット
30 変位制限部材
31 筒状部材
31a 弾性部
31b 金属パイプ
32 移動部材
33 シャフト
35、36 係止具










Claims (15)

  1. 軸組家屋を構築する土台と基礎との間に、すべり部材が基板に保持されたすべり支承と積層ゴムが一対のフランジ板に挟持された積層ゴム支承とを介在させ、該軸組家屋の地震時の揺れを低減させる免振構造において、
    形鋼で形成された前記土台の一の面に固定された複数の前記すべり支承のすべり部材それぞれと、コンクリート打ちされた前記基礎上の、該すべり支承それぞれと対向する各位置に固定された板状部材それぞれとが摺接自在に当接し、前記土台に加わる鉛直荷重を支持することを特徴とする免振構造。
  2. 前記板状部材それぞれは、所定サイズの金属板が嵌装されたものであり、
    前記すべり支承は、前記基板上に形成された凹部に、前記すべり部材が嵌合されたものであることを特徴とする請求項1記載の免振構造。
  3. 前記基礎に対する前記土台の相対変位を制限する変位制限部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の免振構造。
  4. 前記金属板は、円形又は該円形に外接する多角形をなし、前記積層ゴム支承の水平方向の変形能力に基づき該円の半径が設定されたものであることを特徴とする請求項2記載の免振構造。
  5. 前記変位制限部材は、弾性部及び剛性部が長さ方向に隣接する中空の筒状部材と、該筒状部材の中空部分より底面が大きい円錐台状の移動部材と、該筒状部材を貫通した一端に該移動部材が固定されたシャフトとを備え、該シャフトの他端が所定範囲を超えて所定方向に移動したとき、該移動部材が該筒状部材の弾性部を押拡げて該弾性部を通過し、該剛性部で強制停止するものであることを特徴とする請求項3記載の免振構造。
  6. 前記金属板と該金属板に当接する前記すべり部材とを一括して覆う弾性シートを備えたことを特徴とする請求項4記載の免振構造。
  7. 前記変位制限部材は、前記土台に前記筒状部材が固定され、前記基礎に前記シャフトの他端が固定されることにより前記土台の相対変位を制限することによりを特徴とする請求項5記載の免振構造。
  8. 前記シャフトは、前記積層ゴム支承が破断するときのせん断変形量に基づいて該シャフトが自由移動する前記所定範囲が設定されることを特徴とする請求項7記載の免振構造。
  9. 軸組家屋を構築する土台と基礎との間に、すべり部材が基板に保持されたすべり支承と積層ゴムが一対のフランジ板に挟持された積層ゴム支承とを介在させ、該軸組家屋の地震時の揺れを低減させる免振構造において、
    前記基礎に対する前記土台の相対変位が、前記積層ゴム支承のせん断限界を超えて更に大きくなるのを制限する変位制限部材を備えたことを特徴とする免振構造。
  10. 前記変位制限部材は、弾性部及び剛性部が長さ方向に隣接する中空の筒状部材と、該筒状部材の中空部分より底面が大きい円錐台状の移動部材と、該筒状部材を貫通した一端に該移動部材が固定されたシャフトとを備え、該シャフトの他端が所定範囲を超えて所定方向に移動したとき、該移動部材が該筒状部材の弾性部を押拡げて該弾性部を通過し、該剛性部で強制停止するものであることを特徴とする請求項9記載の免振構造。
  11. 型鋼で形成された前記土台の一の面に固定された複数の板状部材それぞれと、コンクリート打ちされた前記基礎上の、該板状部材それぞれと対向する各位置に固定された複数の前記すべり支承のすべり部材それぞれとが摺接自在に当接し、前記土台に加わる鉛直荷重を支持することを特徴とする請求項9記載の免振構造。
  12. 前記変位制限部材は、前記土台に前記筒状部材が固定され、前記基礎に前記シャフトの他端が固定されることにより前記土台の相対変位を制限することを特徴とする請求項10記載の免振構造。
  13. 前記シャフトは、前記積層ゴム支承が破断するときのせん断変形量に基づいて該シャフトが自由移動する前記所定範囲が設定されることを特徴とする請求項10記載の免振構造。
  14. 前記板状部材それぞれは、前記積層ゴム支承が破断するときのせん断変形量に基づいて半径が設定された円、又は該円に外接する多角形と寸法が同等のものであることを特徴とする請求項11記載の免振構造。
  15. 前記板状部材それぞれは、前記土台の外縁よりも内側に固定されることを特徴とする請求項11記載の免振構造。
































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* Cited by examiner, † Cited by third party
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