JP2007009514A - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作部を操作し続けなくても接続状態または遮断状態に維持できるようにして、クラッチ装置の操作性を向上させることである。
【解決手段】 スライドドア14には車体に固定されるケーブル23が掛け渡されるドラム27とドラム27を回転駆動してスライドドア14を開閉動作させる電動モータ34とが設けられ、ドラム27と電動モータ34との間にはクラッチ装置41が設けられている。クラッチ装置41は軸方向に係合・離脱自在に設けられる駆動側ディスクと従動側ディスクとを有し、駆動側ディスクを軸方向に駆動するためのインデックス板44が上側ケース18a上に設けられている。インデックス板44は切替え機構61により駆動されて所定角度毎に回転し、所定角度回転する毎に駆動側ディスクを軸方向に駆動して、クラッチ装置41を接続状態と遮断状態とに交互に切り替える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両に設けられた開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置に関し、特に、開閉体の手動開閉操作を容易にするために駆動源と開閉体との間にクラッチ装置を設けたものに関する。
自動車等の車両に設けられるドア等の開閉体を電動モータ等の駆動源により駆動して自動的に開閉させるようにした車両用自動開閉装置では、電動モータとドアとの間にクラッチ装置を設け、ドアが手動で開閉操作されるときには、クラッチ装置により電動モータとドアとの間の動力伝達経路を遮断して、手動によるドアの開閉操作を容易に行い得るようにしている。また、ドアを全開位置と全閉位置との間の途中位置で停止させるときには、クラッチ装置を接続状態に切り替えることによりドアに制動力を付加し、ドアを途中位置に保持するようにしている。
このような開閉装置に用いられるクラッチ装置としては、電動モータにより回転駆動される駆動側回転体とドアの開閉動作に連動して回転する従動側回転体とを有し、これらの回転体をクラッチコイルが生じる磁気吸引力により互いに圧着させて接続状態に切り替えるようにした電磁クラッチが知られており、この場合、クラッチコイルはドアハンドルや開閉スイッチからの指令信号に応じて制御装置により通電状態が制御され、これによりクラッチ装置は接続状態と遮断状態とに切り替えられる。しかしながら、車両の停止中に電磁クラッチに通電して接続状態としておくと、車両のバッテリの消耗を早めてしまうという課題がある。また、車両が傾斜地に停車している場合に、バッテリが消耗していたりすると、電磁クラッチの接続保持力が弱まって、開閉体の自動開閉作動中に開閉体が自重で傾斜下方向に滑ることも考えられる。さらに、このような電磁クラッチはクラッチコイルや制御装置などを必要とするので、一般的に高価であり、開閉装置のコストを高めることになる。そこで、クラッチ装置の断続操作を手動により行うようにした機械式のクラッチ装置を用いることにより、電磁クラッチを用いた場合に比べてコストを低減させるようにした開閉装置が開発されている。
特許文献1には、電動モータとドアとの間に設けられるクラッチ装置に、このクラッチ装置を接続状態から遮断状態に切り替えるためのアームを設け、このアームをワイヤによりドアハンドルに接続し、ドアハンドルを操作することによりアームを作動させるようにした自動開閉装置が記載されている。この自動開閉装置によれば、操作者によりドアハンドルが操作されるとクラッチ装置は遮断状態に切り替えられるので、操作者はドアハンドルを操作した状態のままドアを開閉方向に移動させることにより、ドアを手動で開閉操作することができる。また、ドアハンドルの操作が解除されるとクラッチ装置は接続状態に切り替えられるので、操作者はドアハンドルから手を離すことにより、ドアを任意の途中位置に停止させることができる。
特開平5−113074号公報
しかしながら、特許文献1に示されるクラッチ装置では、操作者がドアハンドルを操作している間のみクラッチ装置が遮断状態とされる構造となっているので、ドアを手動で開閉操作するためには、操作者はドアハンドルを操作した状態のままでドアを動かす必要があり、その操作性の改善が望まれていた。
本発明の目的は、操作部を操作し続けなくてもクラッチ装置を接続状態または遮断状態に維持させるようにして、開閉体を手動で操作する際の操作性を向上させることにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、車両に設けられた開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、前記開閉体を開閉駆動する駆動源と、前記駆動源と前記開閉体との間に設けられ、前記駆動源と前記開閉体との間の動力伝達を断続するクラッチ装置と、操作者により操作され、前記開閉体を手動で開閉動作させる操作手段とを有し、前記操作手段が操作される毎に、前記クラッチ装置が接続状態と遮断状態とに交互に切り替えられることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記クラッチ装置と前記操作手段とを前記開閉体に設けたことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記車両の側部に固定され前記開閉体を車両前後方向に移動自在に案内するガイドレールと、両端がそれぞれ前記ガイドレールの両端側において前記車両に固定される索条体と、前記索条体が掛け渡され前記駆動源により回転駆動される回転体とを有し、前記駆動源と前記操作部と前記回転体とを前記開閉体に設け、前記駆動源と前記回転体との間に前記クラッチ装置を設けたことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉体に固定され前記ガイドレールに案内されるアーム部材に前記駆動源と前記クラッチ装置と前記回転体とを設けたことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記駆動源により回転駆動される駆動側回転体と、前記駆動側回転体に軸方向に係合・離脱自在に設けられ前記開閉体の開閉動作に連動して回転する従動側回転体と、所定角度回転する毎に軸方向に相違する第1と第2の位置に交互に移動し前記駆動側回転体または前記従動側回転体を軸方向に駆動するインデックス部材と、前記操作手段に連携される操作部が操作されたときに前記インデックス部材を所定角度回転させ前記操作部の操作が解除されたときには前記インデックス部材の位置を保持する切替え機構とを前記クラッチ装置に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、操作部を操作する毎にクラッチ装置を接続状態と遮断状態とに交互に切り替えることができ、また、操作部が再度操作されるまで、クラッチ装置を接続状態または遮断状態に保持することができる。したがって、開閉体を手動で開閉操作する際に操作部を操作し続ける必要がなく、開閉体を手動で開閉操作する際の操作性を高めることができる。また、手動により開閉体を開閉操作した後、操作部を再度操作することにより、開閉体を任意の途中位置で容易に停止保持させることができる。さらに、接続状態に切り替えられたときには、クラッチ装置は機械的に接続状態に保持されるので、この装置への電源供給等が遮断されても、クラッチ装置が不意に遮断状態に切り替えられることがない。
また、本発明によれば、操作部を開閉体に設けるようにしたので、操作部を操作することによりクラッチ装置の操作と開閉体の手動開閉操作とを行うことができ、これにより開閉体を手動で開閉操作する際の操作性をさらに向上させることができる。
さらに、本発明によれば、開閉体に固定されてガイドレールに案内されるアーム部材に駆動源とクラッチ装置とを設けるようにしたので、駆動源やクラッチ装置を開閉体側に設ける自走式としても、駆動源やクラッチ装置が開閉体の内部に配置される他の装置等と干渉することがなく、これらの装置等のレイアウト性を高めることができる。また、開閉体を車両に装着した後に駆動源やクラッチ装置をアーム部材に装着することができるので、この車両用自動開閉装置の車両への装着性が向上する。さらに、開閉体を車両に装着した後に駆動源やクラッチ装置をアーム部材に装着することができるので、車両用自動開閉装置が搭載される車両と搭載されない車両との仕様分けを容易にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置が搭載された車両の概略を示す側面図であり、この車両11には、その車体12の側部に設けられた乗降口13を開閉するために開閉体としてのスライドドア14が設けられている。
図2は図1に示すスライドドアの車体への取付構造を示す説明図であり、スライドドア14の車両後方側の端部にはセンターアーム15が固定され、乗降口13の車両後方側には車両上下方向の略中間部分に位置してセンターレール16が固定されており、センターアーム15はセンターレール16に案内されて車両前後方向に移動自在となっている。また、スライドドア14の車両前方側には、その上端部に位置して図示しないアッパーアームが固定され、車体12には乗降口13の上縁部に位置してアッパーレール17が固定されており、アッパーアームはアッパーレール17に案内されて車両前後方向に移動自在となっている。さらに、スライドドア14の車両前方側には、その下端部に位置してアーム部材としてのロワーアーム18が固定され、車体12の側部には乗降口13の下縁部に位置してガイドレールとしてのロワーレール19が固定されており、ロワーアーム18はロワーレール19に案内されて車両前後方向に移動自在となっている。このように、スライドドア14は、その後端部においてセンターレール16に案内されるとともに前端部においてアッパーレール17とロワーレール19とに案内されて、図2中に実線で示す全開位置と破線で示す全閉位置との間で車両前後方向に移動自在つまり開閉自在となっている。また、各レール16,17,19の車両前方側には、車体12の内側に向けて曲がる引き込み部が設けられており、スライドドア14が全閉位置に閉じるときには、各アーム15,18が引き込み部に案内されてスライドドア14は車体12の内側に引き込まれて閉じられるようになっている。
図3は車両用自動開閉装置を示す一部切り欠き斜視図であり、スライドドア14を自動的に開閉するために、この車両11には車両用自動開閉装置21(以下、開閉装置21とする。)が設けられている。この開閉装置21は、スライドドア14の側に設けられる駆動ユニット22と両端が車体12に固定される索条体としてのケーブル23とを有し、ケーブル23を駆動ユニット22で引くことでスライドドア14を開閉動作させるようにした所謂自走式となっている。
図4は図3に示すロワーアームの詳細を示す斜視図であり、図5は図4に示す駆動ユニットのレイアウトを示す正面図であり、図6は図5に示すA−A線に沿う断面図である。
図4、図6に示すように、ロワーアーム18は鋼板等によりバスタブ状に形成された上側ケース18aと下側ケース18bとを組み合わせて構成されており、その基端部(スライドドア側)に設けられたフランジ部18cにおいて溶接や締結部材等によりスライドドア14に固定されている。また、ロワーアーム18の先端部(スライドドアとは反対側)にはロワーアーム18をロワーレール19に案内させるためのローラアッシー24が設けられ、このローラアッシー24はベースブラケット24aとベースブラケット24aに回転自在に装着される一対の案内用ローラ24bと走行用ローラ24cとを有し、ベースブラケット24aは上側ケース18aと下側ケース18bとの間にピン部材25により支持されてロワーアーム18に対して揺動自在となっている。案内用ローラ24bはベースブラケット24aに上方を向いて支持されており、一方、ロワーレール19は開口を下側に向けた断面コの字形状に形成されており、案内用ローラ24bはロワーレール19に組み込まれてロワーレール19に沿って回転するようになっている。走行用ローラ24cはベースブラケット24aに側方を向いて支持され、一方、車体12にはロワーレール19に対向する走行用パネル26が設けられており、走行用ローラ24cは走行用パネル26上を走行するようになっている。このように、ロワーアーム18はローラアッシー24がロワーレール19に案内されながら走行用パネル26上を走行することによりロワーレール19に沿って移動するようになっている。また、ベースブラケット24aはロワーアーム18に対して水平面内で揺動自在となっているので、ローラアッシー24がロワーレール19の引き込み部に達しても、ロワーアーム18はロワーレール19に追従することができる。
ロワーアーム18の上側ケース18aと下側ケース18bとの間つまりロワーアーム18の内部は中空状に形成されており、駆動ユニット22はロワーアーム18の内部に組み込まれてロワーアーム18と一体的に構成されている。
駆動ユニット22は回転体としてのドラム27を有し、図6に示すように、このドラム27の軸心に形成された装着孔27aには滑り軸受28が圧入により固定されており、滑り軸受28の内側には回転軸29が相対回転自在、且つ軸方向に移動自在に装着されている。回転軸29はロワーアーム18の内部に回転自在に支持されており、つまり、ドラム27は滑り軸受28を介して回転軸29に相対回転自在に支持された状態でロワーアーム18の内部に収容されている。ドラム27の外周面には螺旋状の案内溝27bが形成され、ドラム27にはこの案内溝27bに沿って索条体としてのケーブル23が複数回掛け渡され、つまり巻き付けられている。ケーブル23の一端は下側ケース18bに回転自在に支持された案内プーリ31aを介して車両前方側に案内され、ロワーレール19の一端側つまり車両前方側の端部において車体12に固定されている。また、ケーブル23の他端は下側ケース18bに回転自在に支持された案内プーリ31bを介して車両後方側に案内され、ロワーレール19の他端側つまり車両後方側の端部において車体12に固定されている。
なお、図3に示すように、ケーブル23の両端にはそれぞれケーブル23に所定の張力を発生させるためのテンショナー32,33が設けられ、ケーブル23の両端はこれらのテンショナー32,33を介して車体12に固定されている。
スライドドア14を開閉駆動するために、駆動ユニット22には駆動源としての電動モータ34が設けられている。図示する場合では、電動モータ34としてはブラシ付き直流モータが用いられ、その出力軸34aは正逆回転自在となっている。電動モータ34の作動を制御するために、電動モータ34にはCPUやメモリ等を備えた図示しない制御装置が接続されており、運転席や携帯端末等に設けられる図示しない開閉スイッチからの操作信号に応じて制御装置により電動モータ34の作動が制御されるようになっている。
図6に示すように、電動モータ34は上側ケース18aに固定され、その出力軸34aはロワーアーム18の内部に突出し、出力軸34aの先端部には駆動プーリ35が固定され、駆動プーリ35にはベルト36が掛け渡されている。一方、回転軸29にはドラム27よりも下側に位置して駆動プーリ35よりも大径の従動プーリ37が装着され、この従動プーリ37にベルト36が掛け渡されている。これにより、電動モータ34が作動すると、出力軸34aの回転が駆動プーリ35とベルト36および従動プーリ37を介して所定の減速比で減速されて回転軸29に伝達され、回転軸29が回転する。また、図6に示すように、駆動ユニット22には、回転軸29とドラム27との間(つまり電動モータ34とドラム27との間であるとともに電動モータ34とスライドドア14との間)に位置してクラッチ装置41が設けられており、回転軸29の回転はクラッチ装置41を介してドラム27に伝達され、これにより、ドラム27は電動モータ34により回転駆動される。なお、クラッチ装置41の詳細については後述する。
ドラム27が電動モータ34により回転駆動されると、ケーブル23の車両前方側または後方側のいずれか一方側がドラム27に巻き取られるとともに他方側がドラム27から巻き戻され、これにより、駆動ユニット22によりケーブル23が引かれてスライドドア14は開閉動作する。たとえば、開閉スイッチの開側が操作されたときには、制御装置は電動モータ34を正転させ、これによりケーブル23の車両後方側がドラム27に巻き取られるとともに前方側がドラム27から巻き戻され、ケーブル23に引かれてスライドドア14は自動開動作する。反対に、開閉スイッチの閉側が操作されたときには、制御装置は電動モータ34を逆転させ、これによりケーブル23の車両前方側がドラム27に巻き取られるとともに後方側がドラム27から巻き戻され、ケーブル23に引かれてスライドドア14は自動閉動作する。このように、スライドドア14はロワーアーム18に設けられた電動モータ34により開閉駆動されて自動開閉動作するようになっている。
図7はクラッチ装置の詳細を示す断面図であり、このクラッチ装置41は電動モータ34とスライドドア14との間、つまり電動モータ34の出力をスライドドア14に伝達してスライドドア14を開閉駆動させるための動力伝達経路上に設けられており、電動モータ34とスライドドア14との間の動力伝達を断続することにより、スライドドア14を電動モータ34により自動的に開閉させるとともに、スライドドア14を手動で開閉操作する際の操作力を低減させるようにしている。
図7に示すように、クラッチ装置41は、回転軸29の一端にこの回転軸29と一体に形成された駆動側回転体としての駆動側ディスク42と、滑り軸受28の一端にこの滑り軸受28と一体に形成された従動側回転体としての従動側ディスク43とを有しており、駆動側ディスク42は回転軸29とともに電動モータ34により回転駆動され、従動側ディスク43はドラム27とともにスライドドア14の開閉動作に連動して回転するようになっている。また、回転軸29は従動プーリ37に軸方向に移動自在に装着されるとともに滑り軸受28に対しても軸方向に移動自在となっており、これにより、駆動側ディスク42は従動側ディスク43に対して軸方向に相対移動自在となっている。
駆動側ディスク42と従動側ディスク43は、互いに同軸状となって軸方向に並べて配置され、その摩擦面は互いに対向しており、駆動側ディスク42が回転軸29とともに従動側ディスク43に向けて軸方向に移動すると、駆動側ディスク42の摩擦面と従動側ディスク43の摩擦面とが係合する。各摩擦面が互いに係合すると、クラッチ装置41は接続状態に切り替えられ、電動モータ34の動力がスライドドア14に伝達される。反対に、駆動側ディスク42が回転軸29とともに従動側ディスク43から離れる方向に移動すると、駆動側ディスク42の摩擦面と従動側ディスク43の摩擦面との係合が解除される。各摩擦面の係合が解除されると、クラッチ装置41は遮断状態となり、電動モータ34とスライドドア14との間の動力伝達は遮断される。このように、駆動側ディスク42と従動側ディスク43は互いに軸方向に係合・離脱自在となっており、これにより、クラッチ装置41は電動モータ34とスライドドア14との間の動力伝達を断続することができる。
駆動側ディスク42を軸方向に駆動してクラッチ装置41を接続状態と遮断状態とに切り替えるために、このクラッチ装置41にはインデックス部材としてのインデックス板44が設けられている。
図8は図7に示すインデックス板の詳細を示す正面図であり、このインデックス板44は例えば鋼板等により円板状に形成されており、駆動側ディスク42や従動側ディスク43を収容するロワーアーム18の上側ケース18aの外側に配置されている。このインデックス板44の外周部には周方向に所定角度毎(45度毎)に並ぶ8つのインデックスギヤ45が形成されており、各インデックスギヤ45には径方向に沿う係止面45aと係止面45aに対して傾斜する逃がし面45bとが設けられている。また、インデックス板44の上側ケース18aの外面と対向する側の表面には、例えばエンボス加工等により、上側ケース18aに向けて突出する半球状の突起46が周方向に90度毎に並べて4つ形成されている。
上側ケース18aには駆動側ディスク42や従動側ディスク43と同軸状に、可動体としての可動軸47が回転自在、且つ、軸方向に移動自在に支持されており、インデックス板44はその軸心に形成された取付孔44aにおいて可動軸47の先端部に相対回転自在、且つ、軸方向には可動軸47と一体的に移動するように装着されている。つまり、図示する場合では、インデックス板44と駆動側ディスク42と従動側ディスク43とは同軸上に配置されており、これによりこのクラッチ装置41の構成を簡素化させている。
図7に示すように、可動軸47の基端部にはフランジ部47aが形成され、可動軸47はこのフランジ部47aにおいて駆動側ディスク42の背面に若干の隙間を空けて軸方向から対向している。また、フランジ部47aと駆動側ディスク42との間には金属製のボール48が挟み込まれており、これにより可動軸47は駆動側ディスク42に対して相対回転自在となっている。したがって、駆動側ディスク42が電動モータ34により回転駆動されても、可動軸47にはその回転が伝達されない。
可動軸47のフランジ部47aと上側ケース18aとの間には動力伝達用弾性体としてのリターンスプリング51が装着され、このリターンスプリング51の弾性力により可動軸47は従動側ディスク43に近づく方向(図7中下向き)に付勢されており、これにより、インデックス板44もリターンスプリング51の弾性力により上側ケース18aに近づく方向に付勢されている。また、回転軸29と下側ケース18bとの間には動力遮断用弾性体としてのリターンスプリング52が装着され、このリターンスプリング52の弾性力により回転軸29は上側ケース18aに向けて付勢されている。つまり、駆動側ディスク42は従動側ディスク43から離れて可動軸47に接する方向に付勢され、これにより、駆動側ディスク42は常に可動軸47とともに軸方向に移動するようになっている。したがって、可動軸47を軸方向に移動させることにより、駆動側ディスク42を従動側ディスク43に係合させるとともに、従動側ディスク43との係合を解除させることができる。なお、リターンスプリング51の弾性力はリターンスプリング52の弾性力より強く設定されている。
このように、リターンスプリング51は駆動側ディスク42と従動側ディスク43とを係合させる方向にインデックス板44を付勢し、リターンスプリング52は駆動側ディスク42を従動側ディスク43との係合を解除する方向に付勢するようになっており、可動軸47を軸方向に移動させることによりクラッチ装置41を断続させることができる。
図9は上側ケースに形成された凹部を示す正面図であり、図10(a)〜(c)はインデックス板の回転に伴う突起と大径凹部または小径凹部との位置関係を示す説明図である。また、図11(a)はクラッチ装置の遮断状態を示す断面図であり、同図(b)はクラッチ装置の接続状態を示す断面図である。
図9に示すように、上側ケース18aの外面には、凹部としての大径凹部53が周方向に90度毎に並べて4つ形成されるとともに、それぞれ大径凹部53の中間に位置するように4つの小径凹部54が周方向に90度毎に並べて形成されている。図10(a)に示すように、インデックス板44が所定位置にあるときには、インデックス板44の4つの突起46の全てが小径凹部54に係合し、図10(a)に示す状態からインデックス板44が可動軸47を軸心として所定角度(45度)回転したときには、図10(b)に示すように、インデックス板44の4つの突起46の全てが大径凹部53に係合し、さらにインデックス板44が可動軸47を軸心として所定角度(45度)回転したときには、図10(c)に示すように、インデックス板44の4つの突起46の全てが再度小径凹部54に係合するようになっている。このように、インデックス板44の突起46は、インデックス板44が可動軸47を軸心として所定角度毎(45度毎)回転することにより、大径凹部53と小径凹部54とに交互に係合する、つまりインデックス板44が所定角度回転する毎に突起46が大径凹部53に係合・離脱するようになっている。また、突起46が各凹部53,54に係合することにより、インデックス板44は所定角度毎にその回転位置に保持される。
なお、大径凹部53と小径凹部54は、それぞれ半球状の窪みとして形成され、大径凹部53の外径は小径凹部54の外径よりも大きくされており、これにより大径凹部53の深さ、つまり軸方向への凹み量は小径凹部54よりも大きくなっている。
インデックス板44の突起46が小径凹部54に係合すると、図11(a)に示すように、インデックス板44はリターンスプリング51の弾性力により突起46が小径凹部54に押し付けられた状態で、上側ケース18aの外面から軸方向に所定距離離れた第1の位置に保持される。これにより、可動軸47は従動側ディスク43から離れた位置に保持され、リターンスプリング52の弾性力により可動軸47に押し付けられる駆動側ディスク42も従動側ディスク43から離れた位置に保持される。このように、インデックス板44の突起46が小径凹部54に係合したときには、駆動側ディスク42と従動側ディスク43の係合が解除され、クラッチ装置41は遮断状態とされる。
一方、図11(a)に示す状態からインデックス板44が所定角度回転し、図11(b)に示すように、インデックス板44の突起46が小径凹部54よりも深い大径凹部53に係合すると、突起46が大径凹部53に支持される位置が小径凹部54に支持される位置よりも従動側ディスク43により近づくことにより、インデックス板44は、第1の位置に対して上側ケース18aの外面に近く方向に向けて軸方向に相違する第2の位置に移動する。インデックス板44が第2の位置に移動すると、その変位は可動軸47を介して駆動側ディスク42に伝達され、これにより駆動側ディスク42はインデックス板44により軸方向に駆動されて従動側ディスク43と係合する。
このように、インデックス板44は、所定角度回転する毎に突起46が大径凹部53と係合、離脱して第1と第2の位置とに交互に移動し、これにより、駆動側ディスク42を軸方向に駆動してクラッチ装置41を接続状態と遮断状態とに切り替えるようになっている。
図12は切替え機構の詳細を示す正面図であり、図13(a)〜(f)は切替え機構によりインデックス板が所定角度回転される過程を示す正面図である。
インデックス板44を所定角度毎に回転させるために、クラッチ装置41には切替え機構61が設けられている。図12に示すように、この切替え機構61はロワーアーム18の上側ケース18aの外側に配置されており、一対のピン部62により上側ケース18a上に直線往復動自在に支持される操作部としてのスライダ63を有している。スライダ63にはフィンガー64がピン部材65により図中実線で示す係止位置と図中一点鎖線で示す逃げ位置との間で揺動自在に装着されており、また、フィンガー64を係止位置に向けて付勢するための図示しない弾性部材がスライダ63に装着されている。
一方、図1、図2に示すように、スライドドア14を手動で開閉操作するために、スライドドア14にはスライダ63を直線往復動させる操作手段としてのドアハンドル66が設けられており、スライダ63はワイヤ67を介してドアハンドル66に接続されている。ドアハンドル66が操作されると、スライダ63はドアハンドル66に連携して図12中に示す位置(原位置)から矢印で示す方向に移動し、ドアハンドル66の操作が解除つまりドアハンドル66から手が離されるとスライダ63は上側ケース18aとの間に装着されるリターンスプリング68の弾性力により原位置にまで移動するようになっている。このように、乗員等の操作者によりドアハンドル66が操作されると、スライダ63は直線往復動するようになっている。
フィンガー64は、ドアハンドル66が操作されてスライダ63が原位置から矢印方向にするとインデックス板44のインデックスギヤ45に係合し、インデックスギヤ45を回転方向に押してインデックス板44を所定角度回転させるようになっている。また、ドアハンドル66の操作が解除されてスライダ63が原位置に戻るときには、フィンガー64はインデックスギヤ45に係合せず、インデックス板44の回転位置が保持されるようになっている。つまり、図13(a)に示すように、スライダ63が原位置にあるときにドアハンドル66が操作されると、スライダ63は矢印方向に移動し、図13(b)に示すようにフィンガー64がインデックスギヤ45の係止面45aに係合する。この状態からさらにスライダ63が移動すると、図13(c)に示すように、インデックス板44はフィンガー64を介してスライダ63に駆動され、所定角度回転する。このとき、インデックス板44の突起46は大径凹部53または小径凹部54に係合し、これによりインデックス板44はその位置が保持される。この状態からドアハンドル66の操作が解除されると、スライダ63はリターンスプリング68の弾性力により原位置に向けて移動し、図13(d)に示すようにフィンガー64がインデックスギヤ45の逃がし面45bに接触する。しかし、インデックスギヤ45の逃がし面45bは係止面45aに対して傾斜しており、また、逃がし面45bに接するフィンガー64の端面も逃がし面45bに合わせて傾斜しているので、フィンガー64は逃がし面45bに押されて逃げ位置にまで揺動する。これにより、図13(e)に示すように、フィンガー64をインデックスギヤ45に係合させることなくインデックスギヤ45を超えさせることができ、図13(f)に示すように、インデックス板44の位置を保持したままスライダ63を原位置に復帰させることができる。
このように、この切替え機構61により、ドアハンドル66の操作、解除のワンアクションでインデックス板44を所定角度回転させることができ、これにより、インデックス板44を第1の位置と第2の位置とに交互に移動させてクラッチ装置41を接続状態と遮断状態とに切り替えることができる。つまり、ドアハンドル66を操作する毎にクラッチ装置41を接続状態と遮断状態とに交互に切り替えることができる。なお、ドアハンドル66の操作量の大きさに関わらず、インデックスギヤ45は所定角度(45度)ずつ確実に回転するように設定されている。
次に、このようなクラッチ装置41を備えた開閉装置21の作動について説明する。
スライドドア14が閉じた状態のもとで、車両11または携帯端末等に設けられる図示しない開閉スイッチの開側が操作されると、電動モータ34が正転してスライドドア14は自動開動作し、反対に、開閉スイッチの閉側が操作されると、電動モータ34が逆転してスライドドア14は自動閉動作する。
一方、スライドドア14を手動で開閉操作する際には、スライドドア14に設けられたドアハンドル66を操作してクラッチ装置41を接続状態から遮断状態に切り替え、ドアハンドル66を開閉方向に動かすことでスライドドア14を開閉させることができる。このとき、ドアハンドル66の操作を解除しても、クラッチ装置41は遮断状態に維持されるので、スライドドア14の開閉操作が容易となる。また、スライドドア14が開閉途中位置にあるときに、ドアハンドル66を再度操作することによりクラッチ装置41を遮断状態から接続状態に切り替えて、スライドドア14を任意の途中位置で停止させることができる。
このように、この開閉装置21では、ドアハンドル66を操作する毎にクラッチ装置41を接続状態と遮断状態とに切り替えることができ、また、ドアハンドル66が再度操作されるまで、クラッチ装置41は接続状態または遮断状態に維持されるので、スライドドア14を手動で開閉操作する際にドアハンドル66を操作し続ける必要がなく、スライドドア14を手動で開閉操作する際の操作性を高めることができる。また、接続状態に切り替えられたときには、クラッチ装置41は機械的に接続状態に保持されるので、この開閉装置21への電源供給等が遮断されても、クラッチ装置41が不意に遮断状態に切り替えられることがない。
また、この開閉装置21では、スライドドア14に設けられるドアハンドル66を操作することによりクラッチ装置41を断続することができるので、操作者はドアハンドル66を握れば、クラッチ装置41の断続操作とスライドドア14の手動により開閉操作との両方を行うことができ、スライドドア14を手動で開閉する際の操作性をさらに向上させることができる。特に、スライドドア14の外側に設けられたドアハンドル66に対しては、その操作性の面で効果的である。
さらに、この開閉装置21では、電動モータ34とクラッチ装置41とをスライドドア14に固定されるロワーアーム18に設けるようにしたので、クラッチ装置41の断続を操作するための操作部をスライドドア14に設けられるドアハンドル66とした場合であっても、ドアハンドル66とクラッチ装置41との接続構造を簡素化することができる。また、電動モータ34やクラッチ装置41とスライドドア14の内部に配置される他の装置等との干渉をなくすることができるので、これらの装置等のレイアウト性を高めることができる。さらに、スライドドア14を車両11に装着した後に電動モータ34やクラッチ装置41をロワーアーム18に装着することができるので、この開閉装置21の車両11への装着性を向上させることができ、さらに、開閉装置21が搭載される車両11と搭載されない車両との仕様分けを容易にすることができる。
図14は、図3に示す車両用自動開閉装置の変形例を示すレイアウト図である。
図14に示す車両用自動開閉装置71(以下、開閉装置71とする)は、図3に示す開閉装置21ではドラム27とされていた回転体として駆動プーリ72を用い、ロワーレール19の両端側に一対の反転プーリ73,74を設け、駆動プーリ72と各反転プーリ73,74に索条体であるベルト75を掛け渡し、このベルト75を車体12に固定された電動モータ34により作動させてスライドドア14を開閉動作させるようになっている。つまり、この開閉装置71では、駆動源としての電動モータ34は車体12に固定され、回転体としての駆動プーリ72はスライドドア14のロワーアーム18に設けられている。
そして、この開閉装置71では、クラッチ装置41は駆動プーリ72とスライドドア14との間つまりベルト75を介して駆動プーリ72を回転駆動する電動モータ34とスライドドア14との間に設けられており、クラッチ装置41が接続状態に切り替えられたときには駆動プーリ72はロワーアーム18に固定された状態となってその回転が規制され、これにより電動モータ34の動力が駆動プーリ72を介してスライドドア14に伝達され、スライドドア14は電動モータにより開閉駆動されて自動開閉動作する。反対に、クラッチ装置41が遮断状態に切り替えられると、駆動プーリ72は回転自在となり、電動モータ34と駆動プーリ72との間の動力伝達が遮断され、つまりはスライドドア14が電動モータ34から切り離され、スライドドア14を手動により容易に開閉操作することができる。
なお、図14においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本実施の形態おいては、操作部はスライドドア14に設けられたドアハンドル66とされているが、これに限らず、例えば車室内や携帯端末等に操作部を設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、開閉体は車両前後方向に開閉するスライドドア14とされているが、これに限らず、例えば乗降用の横開きドアやバックドア等としてもよい。
さらに、本実施の形態においては、従動側ディスク43に対して駆動側ディスク42が軸方向に移動してクラッチ装置41の断続が行われるようになっているが、これに限らず、駆動側ディスク42に対し従動側ディスク43を軸方向に移動させるようにしてもよく、この場合、インデックス板44は従動側ディスク43を駆動することになる。
さらに、本実施の形態においては、駆動側ディスク42と従動側ディスク43との係合形態は摩擦係合式とされているが、これに限らず、例えば噛み合い式等としてもよい。
さらに、本実施の形態においては、スライダ63はワイヤ67を介してドアハンドル66に連結されているが、これに限らず、ドアハンドル66の操作に連動して作動する電磁ソレノイド等によりスライダ63を直線往復動させるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態おいては、駆動ユニット22をロワーレール19に案内されるロワーアーム18に設けるようにしているが、これに限らず、センターアーム15やアッパーアーム、または車体12に設けるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、1本のケーブル23の両端を車体12に固定するとともにその中間部分をドラム27に掛け渡すようにしているが、これに限らず、ドラムの両端面に形成される係合溝に開側ケーブルと閉側ケーブルの基端部をそれぞれ固定し、これらのケーブルを相互に逆向きにドラムの案内溝に複数回巻き付け、開側ケーブルの先端をロワーレール19の車両後方側において車体12に固定し、閉側ケーブルの先端をロワーレール19の車両前方側において車体12に固定するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、ケーブル23の両端をそれぞれ車体12に直接固定するようにしているが、これに限らず、ロワーレール19の両端部やロワーレール19の両端部に固定されるブラケット等を介して、車体12にケーブル23の両端部を固定するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、索条体としてはケーブル23に限らず、例えばベルトやチェーン等を用いるようにしてもよく、回転体としてはドラム27や駆動プーリに限らず、例えば歯付プーリやスプロケット等を用いるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置が搭載された車両の概略を示す側面図である。 図1に示すスライドドアの車体への取付構造を示す説明図である。 車両用自動開閉装置を示す一部切り欠き斜視図である。 図3に示すロワーアームの詳細を示す斜視図である。 図4に示す駆動ユニットのレイアウトを示す正面図である。 図5に示すA−A線に沿う断面図である。 クラッチ装置の詳細を示す断面図である。 図7に示すインデックス板の詳細を示す正面図である。 上側ケースに形成された凹部を示す正面図である。 (a)〜(c)はインデックス板の回転に伴う突起と大径凹部または小径凹部との位置関係を示す説明図である。 (a)はクラッチ装置の遮断状態を示す断面図であり、(b)はクラッチ装置の接続状態を示す断面図である。 切替え機構の詳細を示す正面図である。 (a)〜(f)は切替え機構によりインデックス板が所定角度回転される過程を示す正面図である。 図3に示す車両用自動開閉装置の変形例を示すレイアウト図である。
符号の説明
11 車両
12 車体
13 乗降口
14 スライドドア(開閉体)
15 センターアーム
16 センターレール
17 アッパーレール
18 ロワーアーム(アーム部材)
18a 上側ケース
18b 下側ケース
18c フランジ部
19 ロワーレール(ガイドレール)
21 車両用自動開閉装置
22 駆動ユニット
23 ケーブル(索条体)
24 ローラアッシー
24a ベースブラケット
24b 案内用ローラ
24c 走行用ローラ
25 ピン部材
26 走行用パネル
27 ドラム(回転体)
27a 装着孔
27b 案内溝
28 滑り軸受
29 回転軸
31a,31b 案内プーリ
32,33 テンショナー
34 電動モータ(駆動源)
34a 出力軸
35 駆動プーリ
36 ベルト
37 従動プーリ
41 クラッチ装置
42 駆動側ディスク(駆動側回転体)
43 従動側ディスク(従動側回転体)
44 インデックス板(インデックス部材)
44a 取付孔
45 インデックスギヤ
45a 係止面
45b 逃がし面
46 突起
47 可動軸
47a フランジ部
48 ボール
51 リターンスプリング
52 リターンスプリング
53 大径凹部
54 小径凹部
61 切替え機構
62 ピン部
63 スライダ(操作部)
64 フィンガー
65 ピン部材
66 ドアハンドル(操作手段)
67 ワイヤ
68 リターンスプリング
71 車両用自動開閉装置
72 駆動プーリ
73,74 反転プーリ
75 ベルト

Claims (5)

  1. 車両に設けられた開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    前記開閉体を開閉駆動する駆動源と、
    前記駆動源と前記開閉体との間に設けられ、前記駆動源と前記開閉体との間の動力伝達を断続するクラッチ装置と、
    操作者により操作され、前記開閉体を手動で開閉動作させる操作手段とを有し、
    前記操作手段が操作される毎に、前記クラッチ装置が接続状態と遮断状態とに交互に切り替えられることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用自動開閉装置において、前記クラッチ装置と前記操作手段とを前記開閉体に設けたことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用自動開閉装置において、前記車両の側部に固定され前記開閉体を車両前後方向に移動自在に案内するガイドレールと、両端がそれぞれ前記ガイドレールの両端側において前記車両に固定される索条体と、前記索条体が掛け渡され前記駆動源により回転駆動される回転体とを有し、前記駆動源と前記操作部と前記回転体とを前記開閉体に設け、前記駆動源と前記回転体との間に前記クラッチ装置を設けたことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  4. 請求項3記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉体に固定され前記ガイドレールに案内されるアーム部材に前記駆動源と前記クラッチ装置と前記回転体とを設けたことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記駆動源により回転駆動される駆動側回転体と、前記駆動側回転体に軸方向に係合・離脱自在に設けられ前記開閉体の開閉動作に連動して回転する従動側回転体と、所定角度回転する毎に軸方向に相違する第1と第2の位置に交互に移動し前記駆動側回転体または前記従動側回転体を軸方向に駆動するインデックス部材と、前記操作手段に連携される操作部が操作されたときに前記インデックス部材を所定角度回転させ前記操作部の操作が解除されたときには前記インデックス部材の位置を保持する切替え機構とを前記クラッチ装置に設けたことを特徴とする車両用自動開閉装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100819973B1 (ko) * 2003-12-24 2008-04-07 엘에스전선 주식회사 크라운 에테르를 포함하는 액정 배향제 조성물, 이를 이용한 액정 배향막 및 그 제조방법
KR100837631B1 (ko) * 2005-01-07 2008-06-12 김충환 매운맛 원두커피의 제조방법 및 매운맛 원두커피
KR100861410B1 (ko) * 2006-07-18 2008-10-08 (주)이우테크놀로지 엑스선 촬영장치 및 이를 이용한 두부계측 촬영방법

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