JP2007005256A - 照明システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 照明器具の光源の点灯状態を変化させる各機能の操作を簡易な構成で行なうことができ、且つ安価で施工性に優れた照明システムを提供する。
【解決手段】 主スイッチ1をオンした状態で、補助スイッチ2を1回操作すると、補助スイッチ2は、点灯装置3へ供給する電源の導通・遮断を所定時間内に複数回繰り返し、制御回路43は、この点灯装置3へ供給される電源の導通・遮断状態を電源回路44を介して検出し、検出した電源の導通・遮断の繰り返し動作が、補助スイッチ2の動作による電源の導通・遮断の繰り返し動作と一致する場合に、ランプLaの累積点灯時間のカウント値をリセットし、このカウント値に応じてランプLaの劣化による光束減退を補正する。
【選択図】図1
【解決手段】 主スイッチ1をオンした状態で、補助スイッチ2を1回操作すると、補助スイッチ2は、点灯装置3へ供給する電源の導通・遮断を所定時間内に複数回繰り返し、制御回路43は、この点灯装置3へ供給される電源の導通・遮断状態を電源回路44を介して検出し、検出した電源の導通・遮断の繰り返し動作が、補助スイッチ2の動作による電源の導通・遮断の繰り返し動作と一致する場合に、ランプLaの累積点灯時間のカウント値をリセットし、このカウント値に応じてランプLaの劣化による光束減退を補正する。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明システムに関するものである。
近年、省エネルギーのニーズの高まりとともに、照明分野においても高効率なインバータ回路を採用した点灯装置が提供されており、その中でも、ランプの累積点灯時間をカウントし、その累積点灯時間のカウント値に応じて放電ランプの光束減退特性を利用してランプへの供給電力を変化させ、ランプ点灯初期には余剰光束を抑えることによって、照度を一定に保ちながら消費電力を低減させる照度補正機能を内蔵した放電灯点灯装置が提供されている。この照度補正機能によってランプの点灯状態を変化させる点灯装置を搭載した照明器具は照明制御用の信号伝送線が不要であり、電力線のみを接続すればよいため、省施工で安価な照明システムを構築できる。
また、この種の照明器具には、ランプを交換した際にランプ累積点灯時間のカウント値を初期値にリセットする必要があり、このため、照明器具の本体にリセットスイッチを設けて、このリセットスイッチが操作された場合にランプ累積点灯時間のカウント値をリセットする機能が設けられていた。
しかし、照明器具は通常、天井面に取り付けられるため、このリセット作業も天井付近で行わなければならず、作業性に問題があった。また、事務所のように複数台の照明器具が取り付けられたフロアにおいて、すべての照明器具のランプを新品のランプに交換する場合、ランプ累積点灯時間のリセット作業を各照明器具毎に行わなければならず、作業性はさらに悪化していた。
このような問題点に対し、例えば、電源スイッチをオン・オフすることで所定時間内に電源の導通・遮断を繰り返すとランプ累積点灯時間をリセットできる照明システムがあり、照明器具毎にリセット作業を行う必要がなく、同一の電源系統に接続された複数の照明器具の累積点灯時間を一括してリセットできる。(例えば、特許文献1参照)。
また、ランプ累積点灯時間のリセット作業の確実性を向上させるために、ワイアレスリモコンや伝送信号線を用いてリセット信号を送信し、このリセット信号を受信した照明器具ではランプ累積点灯時間をリセットする照明システムもある。(例えば、特許文献2参照)。
上記例では、ランプ累積点灯時間のリセット機能について説明したが、他にも、調光機能や、照度補正機能等のように、ランプの点灯状態を変化させる様々な機能を備えた照明システムがある。
特開2000−223296号公報
特開2004−55424号公報
しかしながら、上記特許文献1では、電源環境の異常による瞬時停電等とリセット動作による電源遮断とを区別し、誤動作を防止するために、リセットする際に電源の導通・遮断の繰り返し回数を増やす等、電源スイッチの操作を複雑にする必要がある。このため、使用者が操作方法の混乱をきたす恐れがあった。
また、上記特許文献2では、照明器具毎にリセット信号を受信する手段が必要であるため照明器具が高価になり、さらに伝送信号線を用いる場合は信号線の配線が必要となって、施工性に問題があった。
また、調光機能や、照度補正機能等の様々な機能についても、操作に必要な構成が複雑、高価であったり、施工性等に問題があった
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、照明器具の光源の点灯状態を変化させる各機能の操作を簡易な構成で行なうことができ、且つ安価で施工性に優れた照明システムを提供することにある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、照明器具の光源の点灯状態を変化させる各機能の操作を簡易な構成で行なうことができ、且つ安価で施工性に優れた照明システムを提供することにある。
請求項1の発明は、少なくとも1つの光源を点灯させる点灯装置を具備した少なくとも1つの照明器具と、点灯装置への電源供給を導通・遮断する主スイッチと、操作部と、操作部からの入力に応じて点灯装置へ供給する電源の状態を所定の状態に変化させる切替判定部とを具備した補助スイッチとを備え、点灯装置は、点灯装置へ供給される電源の状態を検出する電源検出手段と、検出した電源の状態変化が補助スイッチの動作による前記所定の状態変化と一致する場合に光源の点灯状態を変化させる点灯制御手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、補助スイッチを1回操作するだけで点灯装置へ供給する電源の状態を所定の状態に変化させ、この電源状態の変化を検出した点灯装置が光源の点灯状態を変化させるので、照明器具の光源の点灯状態を変化させる各機能の操作を簡易な構成で行なうことができ、且つ安価で施工性に優れた照明システムを提供することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記補助スイッチは、点灯装置への電源供給を導通・遮断する接点を備え、前記切替判定部は、前記操作部を1回操作されると、前記接点をオン・オフすることで前記点灯装置へ供給する電源の導通・遮断を所定時間内に複数回繰り返し、前記電源検出手段は、点灯装置へ供給される電源の導通・遮断状態を検出し、前記点灯制御手段は、検出した電源の導通・遮断の繰り返し動作が、前記補助スイッチの動作による電源の導通・遮断の繰り返し動作と一致する場合に光源の点灯状態を変化させることを特徴とする。
この発明によれば、簡易な構成で点灯装置へ供給する電源の状態を所定の状態に変化させることができる。
請求項3の発明は、請求項1において、前記補助スイッチは、前記点灯装置への電源供給を導通・遮断する接点と、前記接点のオフ時に電源電圧の位相角に応じて前記点灯装置へ電源を供給する位相制御手段を備え、前記切替判定部は、前記操作部を1回操作されると、前記接点のオン・オフを所定時間内に複数回繰り返し、前記電源検出手段は、前記接点のオン時に点灯装置へ供給される電源の状態と、前記接点のオフ時に点灯装置へ供給される位相制御された電源の状態とを検出し、前記点灯制御手段は、検出した電源の状態変化が、前記補助スイッチの動作による電源の状態変化と一致する場合に光源の点灯状態を変化させることを特徴とする。
この発明によれば、接点オフの間でも位相制御手段を介して位相制御電圧が点灯装置に供給されるため、接点オフ時に点灯装置の制御用電源を生成するのに必要な電源を容易に得ることができる。
請求項4の発明は、請求項1において、前記補助スイッチは、前記点灯装置への電源供給を導通・遮断する接点と、前記接点のオフ時に電源を半波整流して点灯装置へ供給するダイオードとを備え、前記切替判定部は、前記操作部を1回操作されると、前記接点のオン・オフを所定時間内に複数回繰り返し、前記電源検出手段は、前記接点のオン時に点灯装置へ供給される電源の状態と、前記接点のオフ時に点灯装置へ供給される半波整流された電源の状態とを検出し、前記点灯制御手段は、検出した電源の状態変化が、前記補助スイッチの動作による電源の状態変化と一致する場合に光源の点灯状態を変化させることを特徴とする。
この発明によれば、接点オフの間でもダイオードを介して半整流電圧が点灯装置に供給されるため、接点オフ時に点灯装置の制御用電源を生成するのに必要な電源を容易に得ることができる。
請求項5の発明は、請求項1において、前記補助スイッチは、前記操作部の操作に応じて、前記点灯装置へ供給する電源電圧の振幅を変化させる手段を備え、前記切替判定部は、前記操作部を1回操作されると、前記電源電圧の振幅を所定時間内に複数回変化させ、前記電源検出手段は、前記点灯装置へ供給される電源電圧の振幅変化を検出し、前記点灯制御手段は、検出した電源の振幅変化が、前記補助スイッチの動作による電源の振幅変化と一致する場合に光源の点灯状態を変化させることを特徴とする。
この発明によれば、点灯装置の制御用電源を生成するのに必要な電源を常に容易に得ることができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかにおいて、前記補助スイッチは、前記操作部から入力があった時点から計時を開始するタイマー部と、前記点灯装置への電源供給を導通・遮断する接点を具備したリレーとを備え、前記切替判定部はタイマー部の計時動作および前記主スイッチの操作に基づいてリレーの接点をオン・オフすることを特徴とする。
この発明によれば、簡易な構成で点灯装置へ供給する電源の状態を所定の状態に変化させることができる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかにおいて、前記点灯装置は、光源の累積点灯時間をカウントし、累積点灯時間のカウント値に応じて光源の劣化による光束減退を補正する手段を備え、前記電源検出手段で検出した電源の状態変化が前記補助スイッチの動作による所定の状態変化と一致する場合に、光源の累積点灯時間のカウント値をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、光源を交換して新品の光源を装着した場合に、補助スイッチを1回操作するだけで光源の累積点灯時間のカウント値を容易にリセットすることができ、光束減退を適切に補正することができる。
請求項8の発明は、請求項7において、前記補助スイッチは、リセット動作が完了したことを音により報知する手段を前記操作部の近傍に備えることを特徴とする。
この発明によれば、リセットが完了したか否かを離れたところにいる使用者も音で確認でき、システムとしての信頼性を向上させることができる。
請求項9の発明は、請求項1乃至6いずれかにおいて、前記光源は放電ランプであり、前記点灯装置は、前記電源検出手段で検出した電源の状態変化が前記補助スイッチの動作による所定の状態変化と一致する場合に、放電ランプの照度補正カーブを、補助スイッチの動作に対応した照度補正カーブに切り替えて、放電ランプの光色の違いによる照度補正のずれを補正することを特徴とする。
この発明によれば、照明器具で使用している放電ランプの光色に応じて照度補正カーブを選択することができ、よりきめ細かい最適な照度補正制御を行なうことができる。
請求項10の発明は、請求項1乃至6いずれかにおいて、前記光源は放電ランプであり、前記点灯装置は、複数の放電ランプに対応可能で、前記電源検出手段で検出した電源の状態変化が前記補助スイッチの動作による所定の状態変化と一致する場合に、放電ランプの照度補正カーブを、補助スイッチの動作に対応した照度補正カーブに切り替えて、放電ランプの種類の違いによる照度補正のずれを補正することを特徴とする。
この発明によれば、照明器具で使用している放電ランプの種類に応じて照度補正カーブを選択することができ、よりきめ細かい最適な照度補正制御を行なうことができる。
請求項11の発明は、請求項1乃至6いずれかにおいて、前記光源は放電ランプであり、前記点灯装置は、前記電源検出手段で検出した電源の状態変化が前記補助スイッチの動作による所定の状態変化と一致する場合に、放電ランプの照度補正値を、補助スイッチの動作に対応した照度補正値に切り替えることを特徴とする。
この発明によれば、照明器具の使用環境に応じて照度補正値を選択することができ、よりきめ細かい最適な照度補正制御を行なうことができて、省エネ効果を高めることが可能となる。
以上説明したように、本発明では、補助スイッチを1回操作するだけで点灯装置へ供給する電源の状態を所定の状態に変化させ、この電源状態の変化を検出した点灯装置が光源の点灯状態を変化させるので、照明器具の光源の点灯状態を変化させる各機能の操作を簡易な構成で行なうことができ、且つ安価で施工性に優れた照明システムを提供することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態の照明システムの構成を示しており、照明システムは、交流電源Vacの一方の出力に直列接続された主スイッチ1と補助スイッチ2との直列回路と、主スイッチ1,補助スイッチ2を介して交流電源Vacに接続された照明器具3とから構成される。
図1は本実施形態の照明システムの構成を示しており、照明システムは、交流電源Vacの一方の出力に直列接続された主スイッチ1と補助スイッチ2との直列回路と、主スイッチ1,補助スイッチ2を介して交流電源Vacに接続された照明器具3とから構成される。
照明器具3は、点灯装置4と、点灯装置4によって点灯電力を供給されるランプLaとから構成される。図2は照明器具3の分解斜視図を示しており、照明器具3は、本体31、反射板32を備え、本体31には、点灯装置4,電源端子台33,ランプソケット34とが取り付けられている。交流電源Vacから照明器具3に電源を供給する電源線は電源端子台33に接続され、電源端子台33から点灯装置4に電源を供給している。本体31の両端にはランプソケット34が取り付けられてランプLa,Laを保持するとともに、点灯装置4からの電力をランプLa,Laへ供給している。また、本体31には取り付け孔35が設けられており、天井面に設置されたボルト90を取り付け孔35に挿通させて、座金91,ナット92で本体31を天井面に固定する。さらに、照明器具3の意匠性や配光性を向上させるために反射板32をツマミねじ93で本体31に取り付けた後、ランプLa,Laをランプソケット34に装着する。
点灯装置4は、整流回路40と、チョッパ回路41と、インバータ回路42と、制御回路43と、電源回路44と、無負荷検出回路45と、カウンタ46と、記憶回路47とから構成され、交流電源Vacに主スイッチ1,補助スイッチ2を介して接続される。そして、ダイオードブリッジで構成される整流回路40が主スイッチ1,補助スイッチ2を介して入力される交流電源Vacの出力を全波整流し、チョッパ回路41はスイッチング素子を具備して該スイッチング素子をオン・オフすることで整流出力を所望の直流電圧に変換し、インバータ回路42はスイッチング素子を具備して該スイッチング素子を高周波でオン・オフさせることでチョッパ回路41が出力する直流電圧を高周波電圧に変換してランプLaに供給して点灯させる。
制御回路43は、電源回路44、無負荷検出回路45、カウンタ46、記憶回路47からの各信号に応じてチョッパ回路41、インバータ回路42が具備する各スイッチング素子のスイッチング動作を制御することで、チョッパ回路41、インバータ回路42の各出力を制御しており、例えば、インバータ回路42のスイッチング素子のスイッチング周波数を変化させることでランプLaの調光比を制御する。
無負荷検出回路45は、負荷であるランプLaが点灯装置4の出力に取り付けられているか否かを検出しており、ランプLaが点灯装置4の出力に取り付けられていない無負荷状態を検出すると、制御回路43は、チョッパ回路41、インバータ回路42の各スイッチング動作を停止させる。
この照明システムでは、主スイッチ1の1回の操作毎に、交流電源Vac−照明器具3間の電源線の導通と遮断とを交互に切り替え、ランプLaの点灯・消灯を制御する。
そして、制御回路43は、電源回路44からの電源供給があり、且つ無負荷検出回路45が負荷を検出している期間をランプ累積点灯時間として計時し、記憶回路47にランプ累積点灯時間を記憶させておく。この計時動作はカウンタ46のカウント値に基づいて行われる。なお、電源回路44からの電源供給が無いとき、あるいは無負荷検出回路45が無負荷状態を検出しているときは、ランプ累積点灯時間の計時を停止する。
ランプLaが、例えば蛍光ランプのような放電灯の場合、放電管内に塗布された蛍光体の劣化によって、ランプLaの使用時間とともにランプLaの光束が減退し、照明器具3の明るさは徐々に低下していく。制御回路43は、上記ランプ累積点灯時間に基づいて調光比を決定し、その調光比でランプLaが点灯するようにインバータ回路42のスイッチング動作を制御する。調光比の決定は、制御回路43においてランプ累積点灯時間と調光比とを関連付けたデータテーブルを用いてもよいし、あるいは所定の演算式により算出してもよく、ランプ累積点灯時間に応じて減少する放電灯の光束(光束減退)を補うように、徐々に調光比を上げていくように制御すればよい。このようにして、ランプLaの累積点灯時間に依らず、光出力を一定にしており、点灯装置4が行うこの動作を、以下、初期照度補正動作と呼ぶ。
電源回路44は、交流電源Vacからの電源供給の有無を検出すると同時に、交流電源Vacが供給されている状態では制御回路43を動作させるための制御用電源Vccを供給し、制御回路43は、電源回路44から制御用電源Vccの供給が無くなればチョッパ回路41、インバータ回路42の各スイッチング動作を停止させる。また、電源回路44は、交流電源Vacからの電源供給が途絶えても、制御回路43,記憶回路47がある程度の時間は動作可能な容量を備えており、この時間は、後述する記憶回路47へのデータ書き込み動作が完了する時間よりも長くする必要がある。制御回路43は、計時したランプ累積点灯時間を記憶回路47へ随時書き込み、主スイッチ1をオフ操作しても、電源回路44の容量によって、それまで計時したランプ累積点灯時間を記憶回路47に書き込み、保持することができる。そして、主スイッチ1をオン操作すると、制御回路43は記憶回路47からランプ累積点灯時間を読み出し、そのランプ累積点灯時間に基づいて初期照度補正動作を継続する。
図3は電源回路44の構成例を示し、電源回路44は、整流回路40の高圧側出力と低圧側出力(グランドレベル)との間に接続したダイオード44aと抵抗44bとツェナダイオード44cとの直列回路と、ツェナダイオード44cに並列接続したコンデンサ44dと、整流回路40の高圧側出力とグランドレベルとの間に接続した抵抗44e,44fの直列回路と、コンデンサ44dに並列接続した抵抗44g,44hの直列回路と、抵抗44e,44fの接続中点を非反転入力端子に接続し、抵抗44g,44hの接続中点を反転入力端子に接続したコンパレータ44iと、コンパレータ44iの出力端子とグランドレベルとの間に接続した抵抗44jとコンデンサ44kとの直列回路と、コンデンサ44dに並列接続した抵抗44l,44mの直列回路と、抵抗44l,44mの接続中点を非反転入力端子に接続し、コンデンサ44kの両端電圧を反転入力端子に接続したコンパレータ44nとから構成される。
以下、図4(a)〜(g)に示す各部の波形図を用いて、電源回路44の動作を説明する。まず、整流回路40の全波整流出力からツェナダイオード44cによって生成された所定の直流電圧はコンデンサ44dで平滑され、制御用電源Vccとして制御回路43,記憶回路47に供給されるとともに、抵抗44g,44h、抵抗44l,44mによって分圧されて、基準電圧Vref1,Vref2を各々生成し、コンパレータ44i,44nに入力される。
また、補助スイッチ2のリレーの接点24がオン状態であれば、主スイッチ1,補助スイッチ2を介して交流電源Vac(図4(a))を入力された整流回路40は全波整流電圧を出力し、コンパレータ44iは全波整流電圧を抵抗44e,44fで分圧した検出電圧Vs1と基準電圧Vref1とを比較し(図4(d))、その出力は、検出電圧Vs1が基準電圧Vref1より大きい期間だけHレベルとなる交流電源Vacの位相に同期した矩形波信号となる(図4(e))。コンパレータ44nは、コンパレータ44iの出力を抵抗44j,コンデンサ44kで平滑した略Hレベルの電圧Vs2と基準電圧Vref2とを比較し(図4(f))、Lレベルの信号を出力する(図4(g))。
次に、補助スイッチ2の切替判定部22の出力がHレベルとなって(図4(b))、リレーの接点24がオフ状態となると、点灯装置4への電源供給が遮断されて入力電圧はゼロとなり(図4(c))、検出電圧Vs1,Vs2もゼロとなって、コンパレータ44nはHレベルの信号を出力する(図4(f))。リレーの接点24がオン状態となると、コンパレータ44nはLレベルの信号を再び出力する。
このように、交流電源Vacからの電源供給が導通状態であるか、あるいは遮断状態であるかをコンパレータ44nで検出し、電源供給状態を制御回路43に伝達することができる。
なお、コンデンサ44dとして、アルミ電解コンデンサのような容量が大きな部品を使用することによって、交流電源Vacからの電源供給が遮断された場合でも、制御用電源Vccは、制御回路43と記憶回路47に必要な電圧を所定期間だけ維持することができる。
また、記憶回路47には、ランプLaを交換して新品のランプを装着した場合に上記ランプ累積点灯時間をリセットするためのリセット条件回数Nrも、ランプ累積点灯時間とともに記憶されており、以下、このランプ累積点灯時間のリセットを既存のスイッチである主スイッチ1で行う場合について、図5(a)〜(d)を用いて説明する。
まず、図5(a)に示すステップ1において、ランプLaが点灯装置4に取り付けられている状態で、主スイッチ1をオンすると(時間t0)、制御回路43は記憶回路47からランプ累積点灯時間とともにリセット条件回数Nrを読み出す。このとき、リセット条件回数Nrは「0」が書き込まれているとする。制御回路43は、リセット条件回数Nrが「0」であるので、上述の初期照度補正動作を開始するとともに、制御回路43に電源が供給されている電源供給時間Ton1の計時を行う。この電源供給時間Ton1の計時も、ランプ累積点灯時間と同様にカウンタ46によって行われ、電源供給時間Ton1が予め制御回路43に設定されている所定時間T1にまで達した場合、電源供給時間Ton1の計時を停止し、所定時間T1以降は初期照度補正動作を継続する。そして、主スイッチ1をオフすると(時間t1)、記憶回路47に、リセット条件回数Nr=「0」を書き込む。電源回路44への電源供給がなくなっても、電源回路44の容量によって制御回路43、記憶回路47はある程度の時間は動作を継続できる。
次に、図5(b)のステップ2に示すように、電源供給時間Ton1が所定時間T1に達する前に主スイッチ1をオフした場合(時間t1’)、制御回路43はリセット条件回数Nrとして「1」を記憶回路47に書き込む。そして、主スイッチ1を再度オンすると(時間t2)、制御回路43は記憶回路47からランプ累積点灯時間とともにリセット条件回数Nr「1」を読み出し、初期照度補正動作を開始するとともに、制御回路43に電源が供給されている電源供給時間Ton2の計時を行う。電源供給時間Ton2が予め制御回路43に設定されている所定時間T2にまで達した場合、電源供給時間Ton2の計時を停止し、所定時間T2以降は初期照度補正動作を継続する。そして、主スイッチ1をオフすると(時間t3)、記憶回路47に、リセット条件回数Nr=「0」を書き込む。
次に、図5(c)のステップ3に示すように、電源供給時間Ton2が所定時間T2に達する前に主スイッチ1をオフした場合(時間t3’)、制御回路43はリセット条件回数Nrとして「2」を記憶回路47に書き込む。そして、主スイッチ1を再度オンすると(時間t4)、制御回路43は記憶回路47からランプ累積点灯時間とともにリセット条件回数Nr「2」を読み出し、初期照度補正動作を開始するとともに、制御回路43に電源が供給されている電源供給時間Ton3の計時を行う。電源供給時間Ton3が予め制御回路43に設定されている所定時間T3にまで達した場合、電源供給時間Ton3の計時を停止し、所定時間T3以降は初期照度補正動作を継続する。そして、主スイッチ1をオフすると(時間t5)、記憶回路47に、リセット条件回数Nr=「0」を書き込む。
次に、図5(d)のステップ4に示すように、電源供給時間Ton3が所定時間T3に達する前に主スイッチ1をオフした場合(時間t5’)、制御回路43はリセット条件回数Nrとして「3」を記憶回路47に書き込む。そして、主スイッチ1を再度オンすると(時間t6)、制御回路43は記憶回路47からランプ累積点灯時間とともにリセット条件回数Nr「3」を読み出す。ここで、制御回路43は、予めリセット成立条件回数を「3」に設定しており、読み出したリセット条件回数Nrに一致する。よって、制御回路43は、ランプ累積点灯時間およびリセット条件回数Nrを「0」にリセットして記憶回路47に書き込む(時間tr1)。
このように、既存の主スイッチ1をオン・オフし、制御回路43が電源供給の導通・遮断をカウントすることで、ランプ累積点灯時間をリセットすることができるが、主スイッチ1のオン・オフ操作の繰り返し回数、タイミング等が複雑となる。
しかし、本実施形態は、補助スイッチ2を用いて容易にランプ累積点灯時間をリセットできるものであり、以下説明する。
補助スイッチ2は、図6に示すように、操作部21と、切替判定部22と、タイマー部23と、接点24を具備したリレーとを備え、リレーの接点24は、交流電源Vac−照明器具3間の電源線に挿入される。また、図7に示すようにプレートPから操作部21が露出したプッシュ式のスイッチで構成され、切替判定部22およびタイマー部23は、汎用の4ビットマイコン等を用いれば容易に構成することができる。そして、通常はリレーの接点24をオン状態にしておき、操作部21を押下することで、図8に示す動作を行う。
まず、操作部21を押下して1回オンすると(ステップS1)、切替判定部22はタイマー部23に計時動作をスタートさせ(ステップS2)、リレーの接点24をオフ状態にする(ステップS3)。タイマー部23は、操作部21がオンされてからの時間を計時し、計時時間が所定の時間Taを経過すると(ステップS4)、リレーの接点24をオン状態にする(ステップS5)。さらに計時動作を継続し、計時時間が所定の時間Tb(>Ta)を経過すると(ステップS6)、切替判定部22はタイマー部23の計時動作をリセットするとともに(ステップS7)、内部のカウンタを1つカウントアップする(ステップS8)。そして、このカウント値を判定し(ステップS9)、カウント値が4未満であれば、ステップS2に戻ってタイマー部23の計時動作を再度スタートさせて上記同様の接点24のオフ・オン動作を繰り返し、カウント値が4であればカウンタをリセットして(ステップS10)、ステップS1に戻って操作部21がオンされるまで待機する。すなわち、補助スイッチ2は、操作部21を1回オンするだけで、リレーの接点24のオン・オフを4回繰り返して切り替えることができる。
そして、図5(a)〜(d)の所定時間T1,T2,T3を、補助スイッチ2で設定される電源供給時間Tb−Taより長い値に設定した場合、図9(a)〜(e)に示すように、補助スイッチ2をオン・オフし、制御回路43が電源供給の導通・遮断をカウントすることで検出した電源の導通・遮断の繰り返し動作が、補助スイッチ2のオン・オフ動作による電源の導通・遮断の繰り返し動作と一致する場合に、ランプ累積点灯時間をリセットすることができる。
すなわち、主スイッチ1をオンした状態で、補助スイッチ2の操作部21を操作すると、交流電源Vac−照明器具3間の電源線に挿入されたリレーの接点24が、時間Taのオフ状態を周期Tbで4回繰り返し、このときの電源供給時間Tb−Taは図5(a)〜(d)の所定時間T1,T2,T3より短いので、4回目にリレーの接点24がオンした時点tr2で、制御回路43は記憶回路47からランプ累積点灯時間とともにリセット条件回数Nr「3」を読み出す。そして、リセット条件回数Nrが予め設定されているリセット成立条件回数「3」と一致するので、制御回路43は、ランプ累積点灯時間をA時間から0時間にリセットするとともにリセット条件回数Nrも「0」にリセットして、記憶回路47に書き込む(時間tr2)。
このように、補助スイッチ2を1回操作するだけで、ランプ累積点灯時間を容易にリセットすることができる。
なお、本実施形態では交流電源Vacを用いているが直流電源であってもよく、さらに主スイッチ1および補助スイッチ2は片切りスイッチで構成しているが両切りスイッチであっても同様の効果を得ることができる。
また、交流電源Vacの引き込み口、補助スイッチ2、照明器具3の互いの距離が離れている場合、補助スイッチ2のリレーを照明器具3の近傍に配置し、切替判定部22とリレーとを信号線で接続すると、交流電源Vacの引き込み口から照明器具3への配線を短くすることができ、施工性が向上するとともに、補助スイッチ2による照明器具3の遠隔操作も可能になる。
さらに、点灯装置4はチョッパ回路41,インバータ回路42を備えているが、本実施形態は、ランプ累積点灯時間のリセット動作を要旨とするものであって、ランプLaを調光可能な点灯装置4であれば、同様の効果を得ることができる。
また、ランプ累積点灯時間のリセット動作のために、補助スイッチ2のオン・オフ繰り返し回数を4回、リセット成立条件回数を3回に設定しているが、これらの回数に限るものではない。
(実施形態2)
図10,図11は、本実施形態の照明システムで用いる主スイッチ1と補助スイッチ2の構成を示しており、他の構成は実施形態1と同様であって説明は省略する。
図10,図11は、本実施形態の照明システムで用いる主スイッチ1と補助スイッチ2の構成を示しており、他の構成は実施形態1と同様であって説明は省略する。
本実施形態では、主スイッチ1を補助スイッチ2の操作部21の近傍に設け、切替判定部22には主スイッチ1の出力も接続している。切替判定部22は、主スイッチ1の状態も判定し、主スイッチ1がオン状態のときはリレーの接点24をオン状態とし、主スイッチ1がオフ状態のときはリレーの接点24をオフ状態に制御する。したがって、照明器具3への電源供給・遮断は全てリレーの接点24によって切り替えることができ、交流電源Vacから照明器具3へ流れる電流が主スイッチ1の接点には流れなくなるため、主スイッチ1には定格電流の大きい接点が不要となる。つまり、定格電流が大きい接点は補助スイッチ2が備えていればよく、主スイッチ1を安価に構成することができる。
また、リレーの配置は、実施形態1と同様に照明器具3の近傍に配置すれば、簡易な構成で照明器具3の遠隔操作が可能となる。
(実施形態3)
本実施形態の照明システムで用いる補助スイッチ2の動作を図12に示す。補助スイッチ2の構成は実施形態2と同様であり、照明器具3の構成は実施形態1と同様であって説明は省略する。
本実施形態の照明システムで用いる補助スイッチ2の動作を図12に示す。補助スイッチ2の構成は実施形態2と同様であり、照明器具3の構成は実施形態1と同様であって説明は省略する。
実施形態1,2において、補助スイッチ2の動作期間中に主スイッチ1が操作された場合、補助スイッチ2によるランプ点灯累積時間のリセット動作が中断され、リセットできない恐れがある。そこで、本実施形態では、補助スイッチ2の動作中には主スイッチ1によるオン・オフ動作を禁止し、補助スイッチ2の動作が確実に行われるようにした。
図11に示す補助スイッチ2の構成で、主スイッチ1がオン状態で補助スイッチ2の操作部21が操作された場合には、リレーの接点24のオン・オフを繰り返して電源供給の導通・遮断を繰り返すが、切替判定部22は、その動作期間中には主スイッチ1の操作による入力を無視して、リレーの接点24を制御すればよい。
本実施形態の補助スイッチ2は図12に示すように、まず、切替判定部22が操作部21の操作を判定し(ステップS20)、操作部21を押下して1回オンすると、主スイッチ1がオン状態であるか否かを判定し(ステップS21)、主スイッチ1がオン状態であれば、切替判定部22はタイマー部23に計時動作をスタートさせ(ステップS22)、リレーの接点24をオフ状態にする(ステップS23)。タイマー部23は、操作部21がオンされてからの時間を計時し、計時時間が所定の時間Taを経過すると(ステップS24)、リレーの接点24をオン状態にする(ステップS25)。さらに計時動作を継続し、計時時間が所定の時間Tb(>Ta)を経過すると(ステップS26)、切替判定部22はタイマー部23の計時動作をリセットするとともに(ステップS27)、内部のカウンタを1つカウントアップする(ステップS28)。そして、このカウント値を判定し(ステップS29)、カウント値が4未満であれば、ステップS22に戻ってタイマー部23の計時動作を再度スタートさせて上記同様の動作を繰り返し、カウント値が4であればカウンタをリセットする(ステップS30)。
そして、ステップS30でカウンタがリセットされる、あるいはステップS20で操作部21からの入力がなければ、主スイッチ1がオン状態であるか否かを判定する(ステップS31)。ステップS21あるいはステップS31で主スイッチ1がオフ状態であれば、リレーの接点24をオフ状態にし、ステップS31で主スイッチ1がオン状態であれば、リレーの接点24をオン状態にして、ステップS20に戻って操作部21がオンされるまで待機する。
上記動作によって、補助スイッチ2による電源供給の導通・遮断動作は、一旦開始されると、動作が完了するまで主スイッチ1の状態を判定することが無いため、この動作中に主スイッチ1をオフ操作してもリレーの接点24による電源供給の導通・遮断動作が中断されることはなく、この導通・遮断動作の完了後にリレーの接点24がオフされる。
したがって、補助スイッチ2を操作すれば、電源供給の導通・遮断動作が点灯装置4に確実に伝達されるため、ランプ累積点灯時間のリセットを確実に行なうことができる。
(実施形態4)
本実施形態の照明システムは、実施形態1において、ランプ累積点灯時間がランプLaの定格時間を超えた場合に限り、ランプ累積点灯時間のリセット手段が機能するものであり、そのブロック構成は実施形態1と同様であって説明は省略する。
本実施形態の照明システムは、実施形態1において、ランプ累積点灯時間がランプLaの定格時間を超えた場合に限り、ランプ累積点灯時間のリセット手段が機能するものであり、そのブロック構成は実施形態1と同様であって説明は省略する。
まず、ランプLaが点灯装置4に取り付けられている状態で、主スイッチ1をオンすると、制御回路43は記憶回路47からランプ累積点灯時間を読み出す。このランプ累積点灯時間が予め設定されたランプLaの定格時間よりも短ければ、以後は、ランプ累積点灯時間リセット動作を行わず、初期照度補正動作のみを行う。
ランプ累積点灯時間がランプLaの定格時間よりも長ければ、制御回路43は記憶回路47からリセット条件回数Nrを読み出す。このとき、リセット条件回数Nrは「0」が書き込まれているとする。以後は実施形態1と同様のランプ累積点灯時間リセット動作を行う(図5参照)。
したがって、ランプ累積点灯時間が予め設定されたランプLaの定格時間よりも短ければ、ランプ累積点灯時間はリセットされることはない。すなわち、ランプ累積点灯時間に依らず無条件にリセットされることはない。例えば、1つの補助スイッチ2を介して複数の照明器具3に電源を供給している場合には、定格寿命を超えたランプLaが取り付けられている照明器具3のランプ累積点灯時間のみをリセットすることができ、新しいランプLaが取り付けられている照明器具3についてはランプ累積点灯時間をリセットしないので、使用者は全てのランプLaを定格寿命まで使用することができ、ランプLaに要する費用を抑えることができる。
実施形態2,3においても上記同様の構成すれば、同様の効果を得ることができる。
(実施形態5)
図13は、本実施形態の照明システムで用いる補助スイッチ2の構成を示しており、実施形態1乃至4の構成に報知部25を設けたもので、他の構成は実施形態1乃至4いずれかと同様であって説明は省略する。
図13は、本実施形態の照明システムで用いる補助スイッチ2の構成を示しており、実施形態1乃至4の構成に報知部25を設けたもので、他の構成は実施形態1乃至4いずれかと同様であって説明は省略する。
本実施形態の補助スイッチ2は、操作部21の近傍に報知部25を配置し、報知部25は切替判定部22によって制御される。報知部25は、例えばLED等を用いたモニタランプであり、切替判定部22は、補助スイッチ2の操作によるランプ累積点灯時間のリセット動作が完了したときに、報知部25であるLEDに電流を流して所定時間点灯させ、リセット動作が完了した旨を視覚で報知する。
このような構成を採用することで、例えば、主スイッチ1の操作を誤ったとき、あるいは電源環境の異常等で照明器具3への電源供給が瞬間的に繰り返し遮断されたとしても、報知部25のLEDを見ればランプ累積点灯時間のリセットが完了したか否かを確認でき、システムとしての信頼性を向上させることができる。
なお、実施形態2と同様に主スイッチ1を補助スイッチ2の操作部21の近傍に設けた場合の本実施形態の補助スイッチ2の外観を図14に示す。
(実施形態6)
本実施形態では、実施形態5の報知部25をブザー等の音声装置で構成したものである。LED等のモニタランプを用いた場合は、使用者が補助スイッチ2から離れたところにいる場合、モニタランプを確認することが困難となる。そこで、モニタランプの代わりにブザー等の音声装置を採用し、切替判定部22は、補助スイッチ2の操作によるランプ累積点灯時間のリセット動作が完了したときに、ブザーを鳴動させる信号を報知部25に出力して所定時間鳴動させ、リセット動作が完了した旨を音で報知する。
本実施形態では、実施形態5の報知部25をブザー等の音声装置で構成したものである。LED等のモニタランプを用いた場合は、使用者が補助スイッチ2から離れたところにいる場合、モニタランプを確認することが困難となる。そこで、モニタランプの代わりにブザー等の音声装置を採用し、切替判定部22は、補助スイッチ2の操作によるランプ累積点灯時間のリセット動作が完了したときに、ブザーを鳴動させる信号を報知部25に出力して所定時間鳴動させ、リセット動作が完了した旨を音で報知する。
したがって、補助スイッチ2の操作によるランプ累積点灯時間のリセット動作完了を音によって確認できるため、補助スイッチ2から離れたところにいる使用者にもその旨を報知することができる。
(実施形態7)
実施形態1乃至6では、補助スイッチ2の操作をランプ累積点灯時間のリセットに利用したが、補助スイッチの操作に応じて照明器具3の明るさを複数段に変化させることも可能である。なお、本実施形態の照明システムのブロック構成は実施形態1と同様であって説明は省略する。
実施形態1乃至6では、補助スイッチ2の操作をランプ累積点灯時間のリセットに利用したが、補助スイッチの操作に応じて照明器具3の明るさを複数段に変化させることも可能である。なお、本実施形態の照明システムのブロック構成は実施形態1と同様であって説明は省略する。
本実施形態では、図15に示すように、補助スイッチ2の操作部21を3ポジションのロータリースイッチで構成して主スイッチ1の近傍に設け、切替判定部22は、操作部21を回動させたときに、操作部21のポジションに応じてリレーの接点24のオン・オフ回数を互いに異なる回数に設定し、点灯装置4の制御回路44では、電源供給の導通・遮断回数を検出し、この検出回数に応じてランプLaに供給する電力を変化させれば、補助スイッチ2の操作に応じて照明器具3の明るさを変化させることができる。
補助スイッチ2は、通常はリレーの接点24をオン状態にしておき、操作部21を回動させることで、図16に示す動作を行う。操作部21のポジションを右からX1,X2,X3とすると、ポジションX1では全点灯(100%点灯)、ポジションX2では調光1(50%調光)、ポジションX3では調光2(25%調光)の3段階に変化する。そして、切替判定部22は内部にメモリを備えており、操作部21のポジションに応じた指示値をそのメモリに格納する。具体的には、指示値として全点灯時は「3」、調光1時には「2」、調光2時には「1」をメモリに格納し、電源投入時には初期値として「0」をメモリに格納しておく。
そして、切替判定部22は、操作部21の現在の指示値を確認し(ステップS40)、現在の指示値とメモリに格納されている指示値とを比較して、操作部21のポジションに変更があったか否かを判定する(ステップS41)。現在の指示値とメモリに格納されている指示値とが異なる場合には操作部21のポジションが変更されたとして、照明器具3の明るさを以下のように変更する。また、電源投入時において、メモリには指示値として「0」が格納されているので、操作部21の指示値とは一致せず、必ず照明器具3の明るさ変更処理が実行される。
切替判定部22は、変更後のポジションがX1であれば全点灯であると判定して(ステップS42)、リレーの接点24のオン・オフ回数Naを3に設定する(ステップS43)。また、変更後のポジションがX2であれば50%調光であると判定して(ステップS44)、リレーの接点24のオン・オフ回数Naを4に設定する(ステップS45)。また、変更後のポジションがX3であれば25%調光であると判定して(ステップS46)、リレーの接点24のオン・オフ回数Naを5に設定する(ステップS47)。
そして、切替判定部22はタイマー部23に計時動作をスタートさせ(ステップS48)、リレーの接点24をオフ状態にする(ステップS49)。タイマー部23は、操作部21のポジションが変更されてからの時間を計時し、計時時間が所定の時間Taを経過すると(ステップS50)、リレーの接点24をオン状態にする(ステップS51)。さらに計時動作を継続し、計時時間が所定の時間Tb(>Ta)を経過すると(ステップS52)、切替判定部22はタイマー部23の計時動作をリセットするとともに(ステップS53)、内部のカウンタを1つカウントアップする(ステップS54)。そして、このカウント値を判定し(ステップS55)、カウント値がステップS43またはS45またはS47で設定したオン・オフ回数Na未満であれば、ステップS48に戻ってタイマー部23の計時動作を再度スタートさせて上記同様の動作を繰り返し、カウント値が設定したオン・オフ回数Naであればカウンタをリセットして(ステップS56)、ステップS40に戻って操作部21のポジション確認を行う。すなわち、補助スイッチ2は、リレーの接点24を、操作部21のポジションに応じた回数繰り返して切り替えることができる。
また、切替判定部22が内部に備えるメモリにEEPROM等を用いれば、主スイッチ1の状態に関わらず、メモリに格納されたデータを保持することができるので、主スイッチ1をオン・オフする度に電源供給の導通・遮断が繰り返されて照明器具3が点滅し、使用者に不快感を与えることはなくなる。
そして、上記動作を行う補助スイッチ2を用いて、図17(a)〜(d),図18(a)〜(d),図19(a)〜(d)に示すように、照明器具3の明るさを変化させることができる。
まず、図17(a)〜(d)は全点灯から50%調光に切り替える場合の動作を示し、主スイッチ1をオンし、補助スイッチ2の操作部21をポジションX1にして全点灯させているときに、操作部21をポジションX2に変更すると、交流電源Vac−照明器具3間の電源線に挿入されたリレーの接点24が、時間Taのオフ状態を周期Tbで4回繰り返し、制御回路43は、内部のカウンタで実施形態1と同様に電源供給の導通・遮断回数をカウントし、このカウント値を記憶回路47に書き込む。但し、実施形態1では、この導通・遮断時の電源供給時間が予め制御回路43に設定されている所定時間にまで達した場合、カウント値を「0」にリセットしていたが、本実施形態では、所定時間を経過したときのカウント値を調光指示値として記憶回路47に書き込む。そして、制御回路43は、調光指示値を読み出し、調光指示値に応じてインバータ回路42の発振周波数を決定する。この場合、調光指示値が4であるので、照明器具3の明るさが50%になる発振周波数とする。
次に、図18(a)〜(d)は全点灯から25%調光に切り替える場合の動作を示し、主スイッチ1をオンし、補助スイッチ2の操作部21をポジションX1にして全点灯させているときに、操作部21をポジションX3に変更すると、リレーの接点24が、時間Taのオフ状態を周期Tbで5回繰り返し、制御回路43は、内部のカウンタで実施形態1と同様に電源供給の導通・遮断回数をカウントし、このカウント値を記憶回路47に書き込む。そして、制御回路43は、調光指示値を読み出し、調光指示値が5であるので、インバータ回路42の発振周波数を照明器具3の明るさが25%になる周波数に設定する。
次に、図19(a)〜(d)は25%調光から全点灯に切り替える場合の動作を示し、主スイッチ1をオンし、補助スイッチ2の操作部21をポジションX3にして25%調光させているときに、操作部21をポジションX1に変更すると、リレーの接点24が、時間Taのオフ状態を周期Tbで3回繰り返し、制御回路43は、内部のカウンタで実施形態1と同様に電源供給の導通・遮断回数をカウントし、このカウント値を記憶回路47に書き込む。そして、制御回路43は、調光指示値を読み出し、調光指示値が3であるので、インバータ回路42の発振周波数を照明器具3の明るさが100%になる周波数に設定する。
このように、本実施形態では簡易な構成で照明器具3の明るさを変化させることができ、省エネ効果を期待できる照明システムを提供することができる。
また、実施形態1乃至6では、ランプLaは放電灯であり、点灯装置4は初期照度補正機能を内蔵したものであったが、本実施形態において、点灯装置4は、所望の明るさが得られるようにランプLaへの供給電力を可変とするものであればどのような構成でもよく、初期照度補正機能を内蔵する必要はない。さらに、ランプLaは放電灯である必要はなく、白熱灯や発光ダイオード(LED)であってもよく、供給電力の変化に伴って光出力が変化するものであればどのような光源でもよい。
さらに本実施形態では、明るさの設定を3段階としているが、他の段階数、例えば4段階以上であってもよい。
(実施形態8)
実施形態7の照明システムは、電源供給の導通・遮断回数によって、照明器具3の明るさを切り替えていたが、本実施形態では電源供給の導通・遮断時の電源遮断時間を変化させることによって、照明器具3の明るさを切り替えるものである。以下、実施形態7と同様に全点灯、50%調光(調光1)、25%調光(調光2)の3段階に切り替える場合について説明する。
実施形態7の照明システムは、電源供給の導通・遮断回数によって、照明器具3の明るさを切り替えていたが、本実施形態では電源供給の導通・遮断時の電源遮断時間を変化させることによって、照明器具3の明るさを切り替えるものである。以下、実施形態7と同様に全点灯、50%調光(調光1)、25%調光(調光2)の3段階に切り替える場合について説明する。
切替判定部22では、操作部21のポジションに変化があると、リレーの接点24に対して、時間Taのオフ状態を周期Tbで3回繰り返すように制御するが、この遮断時間Taを操作部21の指示値(操作部21のポジション)に応じてTa1,Ta2,Ta3(Ta1<Ta2<Ta3)の3段階に設定可能であり、図22(a)〜(d)に示すように操作部21のポジションを全点灯に切り替えれば遮断時間Ta1、図20(a)〜(d)に示すように調光1に切り替えれば遮断時間Ta2、図21(a)〜(d)に示すように調光2に切り替えれば遮断時間Ta3となるように、タイマー部23の設定時間を切り替える。
そして、点灯装置4には、遮断時間を計時するタイマ回路を設け、計時した遮断時間を記憶回路47に書き込む。制御回路43は、遮断時間が3回ともTa1の場合、インバータ回路42の発振周波数を照明器具3の明るさが100%になる周波数に設定し、遮断時間が3回ともTa2の場合、インバータ回路42の発振周波数を照明器具3の明るさが50%になる周波数に設定し、遮断時間が3回ともTa3の場合、インバータ回路42の発振周波数を照明器具3の明るさが25%になる周波数に設定する。遮断時間がTa1,Ta2,Ta3以外の場合は、照明器具3の明るさを変化させずに現状の状態を維持する。さらに、3回の遮断時間が互いに異なる場合や、遮断回数が3回に足りない場合も、補助スイッチ2以外の動作によるものと考えて、照明器具3の明るさを変化させずに現状の状態を維持する。
本実施形態では、実施形態7と同様の効果を期待でき、さらには供給電源の導通・遮断動作が補助スイッチ2によるものか否かを、遮断時間と遮断回数との両方で判断できるため、誤動作する恐れが少なくなり、より信頼性を高めることができる。
(実施形態9)
実施形態7の照明システムは、電源供給の導通・遮断回数によって、照明器具3の明るさを切り替えていたが、本実施形態では電源供給の導通・遮断時の電源導通時間を変化させることによって、照明器具3の明るさを切り替えるものである。以下、実施形態7と同様に全点灯、50%調光(調光1)、25%調光(調光2)の3段階に切り替える場合について説明する。
実施形態7の照明システムは、電源供給の導通・遮断回数によって、照明器具3の明るさを切り替えていたが、本実施形態では電源供給の導通・遮断時の電源導通時間を変化させることによって、照明器具3の明るさを切り替えるものである。以下、実施形態7と同様に全点灯、50%調光(調光1)、25%調光(調光2)の3段階に切り替える場合について説明する。
切替判定部22では、操作部21のポジションに変化があると、リレーの接点24に対して、時間Taのオフ状態を周期Tbで3回繰り返すように制御するが、この導通時間Tc=(Tb−Ta)を操作部21の指示値(操作部21のポジション)に応じてTc1,Tc2,Tc3(Tc1<Tc2<Tc3)の3段階に設定可能であり、図25(a)〜(d)に示すように操作部21のポジションを全点灯に切り替えれば導通時間Tc1、図23(a)〜(d)に示すように調光1に切り替えれば導通時間Tc2、図24(a)〜(d)に示すように調光2に切り替えれば導通時間Tc3となるように、タイマー部23の設定時間を切り替える。
そして、点灯装置4には、導通時間を計時するタイマ回路を設け、計時した導通時間を記憶回路47に書き込む。制御回路43は、導通時間が2回ともTc1の場合、インバータ回路42の発振周波数を照明器具3の明るさが100%になる周波数に設定し、導通時間が2回ともTc2の場合、インバータ回路42の発振周波数を照明器具3の明るさが50%になる周波数に設定し、導通時間が2回ともTc3の場合、インバータ回路42の発振周波数を照明器具3の明るさが25%になる周波数に設定する。導通時間がTc1,Tc2,Tc3以外の場合は、照明器具3の明るさを変化させずに現状の状態を維持する。さらに、2回の導通時間が互いに異なる場合や、導通回数が2回に足りない場合も、補助スイッチ2以外の動作によるものと考えて、照明器具3の明るさを変化させずに現状の状態を維持する。
本実施形態では、実施形態7と同様の効果を期待でき、さらには供給電源の導通・遮断動作が補助スイッチ2によるものか否かを、導通時間と導通回数との両方で判断できるため、誤動作する恐れが少なくなり、より信頼性を高めることができる。
(実施形態10)
蛍光灯は、管内に塗布される蛍光体の配合によって光色を変化させている。例えば、直管の高周波点灯専用型蛍光灯FHF32の場合、3波長域発光形昼白色(EX−N)、3波長域発光形昼光色(EX−D)、3波長域発光形電球色(EX−L)等、複数の光色が存在する。これら蛍光灯の光束減退特性は、蛍光体の配合が互いに異なることから、ランプLaに蛍光灯を用いた場合、図26に示すように、光色が互いに異なる蛍光灯La1,La2,La3によって若干変化する。つまり、光束減退特性が互いに異なる蛍光灯に対して同一の照度補正制御を行うと、互いに異なる光束で点灯することになり、蛍光灯によっては所定の光束とは異なってしまう場合がある。この光色の違いによる照度補正制御のずれを小さくするには、光色によって照度補正カーブを変更する必要がある。しかし、蛍光灯の光色が変わっても、ランプ電圧やランプ電流等の電気的特性は変化しないため、点灯装置4の点灯特性から蛍光灯の光色を判断することは不可能である。
蛍光灯は、管内に塗布される蛍光体の配合によって光色を変化させている。例えば、直管の高周波点灯専用型蛍光灯FHF32の場合、3波長域発光形昼白色(EX−N)、3波長域発光形昼光色(EX−D)、3波長域発光形電球色(EX−L)等、複数の光色が存在する。これら蛍光灯の光束減退特性は、蛍光体の配合が互いに異なることから、ランプLaに蛍光灯を用いた場合、図26に示すように、光色が互いに異なる蛍光灯La1,La2,La3によって若干変化する。つまり、光束減退特性が互いに異なる蛍光灯に対して同一の照度補正制御を行うと、互いに異なる光束で点灯することになり、蛍光灯によっては所定の光束とは異なってしまう場合がある。この光色の違いによる照度補正制御のずれを小さくするには、光色によって照度補正カーブを変更する必要がある。しかし、蛍光灯の光色が変わっても、ランプ電圧やランプ電流等の電気的特性は変化しないため、点灯装置4の点灯特性から蛍光灯の光色を判断することは不可能である。
そこで、本実施形態では、蛍光灯の光色の違いによる照度補正制御のずれを補助スイッチ2の操作によって補正可能とする。ここでは、補助スイッチ2による電源供給の導通・遮断動作条件によって点灯装置4の照度補正カーブを変更すればよいため、補助スイッチ2の構成は実施形態7と同様でよく、点灯装置4の構成は実施形態7の構成に実施形態1の初期照度補正機能を付加したものとなる。
3ポジションのロータリースイッチで構成した補助スイッチ2の操作部21を回動させたときに、切替判定部22は、操作部21のポジションに応じてリレーの接点24のオン・オフ回数を互いに異なる回数に設定する。
点灯装置4では、記憶回路47に各光色に対応した照度補正カーブを格納しておき、制御回路44では、操作部21操作時の電源供給の導通・遮断回数を検出し、この検出回数に対応した照度補正カーブを記憶回路47から読み出して、この照度補正カーブに沿って照度補正制御を行う。すなわち、蛍光灯の光色に応じて操作部21を操作することで、光色の違いによる照度補正制御のずれを小さくすることができる。
したがって、照明器具3で使用している蛍光灯の光色に応じて照度補正カーブを選択することができ、よりきめ細かい最適な照度補正制御を行なうことができる。
また、本実施形態では、電源供給の導通・遮断回数によって照度補正カーブを切り替えるが、実施形態8または9と同様に電源遮断時間または電源導通時間によって照度補正カーブを切り替えてもよい。
(実施形態11)
近年、放電灯点灯装置の分野では、種類の異なる複数の放電灯を1台の放電灯点灯装置で点灯可能としたランプフリーと呼ばれる装置が提供されている。例えば、ランプ形状や定格電力が似ている直管形40W系のFL40,FLR40、およびFHF32のランプを同一の点灯装置で点灯可能なものがある。
近年、放電灯点灯装置の分野では、種類の異なる複数の放電灯を1台の放電灯点灯装置で点灯可能としたランプフリーと呼ばれる装置が提供されている。例えば、ランプ形状や定格電力が似ている直管形40W系のFL40,FLR40、およびFHF32のランプを同一の点灯装置で点灯可能なものがある。
しかし、このようなランプフリーの点灯装置で照度補正制御を行う場合、ランプの種類が異なると、実施形態10と同様、図26に示すように光束減退特性が変わるため、照度補正制御にずれが生じることになる。
そこで、本実施形態では、上記ランプフリー形の点灯装置4を用い、記憶回路47に適合可能な全てのランプLaの照度補正カーブを格納して、ランプ種類の違いによる照度補正制御のずれを補助スイッチ2の操作によって補正可能とする。ここでは、補助スイッチ2による電源供給の導通・遮断動作条件によって点灯装置4の照度補正カーブを変更すればよいため、補助スイッチ2の構成は実施形態7と同様でよく、点灯装置4の構成は実施形態7の構成に実施形態1の初期照度補正機能を付加したものとなる。
3ポジションのロータリースイッチで構成した補助スイッチ2の操作部21を回動させたときに、切替判定部22は、操作部21のポジションに応じてリレーの接点24のオン・オフ回数を互いに異なる回数に設定する。
点灯装置4の制御回路44では、操作部21操作時の電源供給の導通・遮断回数を検出し、この検出回数に対応した照度補正カーブを記憶回路47から読み出して、この照度補正カーブに沿って照度補正制御を行う。すなわち、ランプ種類に応じて操作部21を操作することで、ランプ種類の違いによる照度補正制御のずれを小さくすることができる。
したがって、照明器具3で使用しているランプ種類に応じて照度補正カーブを選択することができ、よりきめ細かい最適な照度補正制御を行なうことができる。
また、本実施形態では、電源供給の導通・遮断回数によって照度補正カーブを切り替えるが、実施形態8または9と同様に電源遮断時間または電源導通時間によって照度補正カーブを切り替えてもよい。
(実施形態12)
初期照度補正制御の照度補正値は、通常の使用環境の保守率が0.7であることから、通常70%に設定される。つまり、点灯装置4は、ランプ点灯初期の定格光束に対して70%の光束になるようにランプLaへの供給電力を制御する。しかし、使用環境によっては保守率を0.7より小さい値で照明設計している環境があり、そのような条件では、照度補正値をさらに下げることができる。例えば、図27に示すように、照度補正値を70%(ランプ光束特性Yf1)から60%(ランプ光束特性Yf2)に下げた場合、ランプ電力特性Yp1からランプ電力特性Yp2として、ランプLaに供給される電力も下げることができ、ランプLaの消費電力を削減して省エネ効果を高めることが可能となる。
初期照度補正制御の照度補正値は、通常の使用環境の保守率が0.7であることから、通常70%に設定される。つまり、点灯装置4は、ランプ点灯初期の定格光束に対して70%の光束になるようにランプLaへの供給電力を制御する。しかし、使用環境によっては保守率を0.7より小さい値で照明設計している環境があり、そのような条件では、照度補正値をさらに下げることができる。例えば、図27に示すように、照度補正値を70%(ランプ光束特性Yf1)から60%(ランプ光束特性Yf2)に下げた場合、ランプ電力特性Yp1からランプ電力特性Yp2として、ランプLaに供給される電力も下げることができ、ランプLaの消費電力を削減して省エネ効果を高めることが可能となる。
そこで、本実施形態では、照明器具3が設置された使用環境等による照度補正制御のずれを補助スイッチ2の操作によって補正可能とする。ここでは、補助スイッチ2による電源供給の導通・遮断動作条件によって点灯装置4の照度補正カーブを変更すればよいため、補助スイッチ2の構成は実施形態7と同様でよく、点灯装置4の構成は実施形態7の構成に実施形態1の初期照度補正機能を付加したものとなる。
3ポジションのロータリースイッチで構成した補助スイッチ2の操作部21を回動させたときに、切替判定部22は、操作部21のポジションに応じてリレーの接点24のオン・オフ回数を互いに異なる回数に設定する。
点灯装置4では、記憶回路47に各使用環境の照度補正値に対応した照度補正カーブを格納しておき、制御回路44では、操作部21操作時の電源供給の導通・遮断回数を検出し、この検出回数に対応した照度補正カーブを記憶回路47から読み出して、この照度補正カーブに沿って照度補正制御を行う。すなわち、使用環境の照度補正値に応じて操作部21を操作することで、使用環境の照度補正値の違いによる照度補正制御のずれを小さくすることができる。
したがって、照明器具3の使用環境の照度補正値に応じて照度補正カーブを選択することができ、よりきめ細かい最適な照度補正制御を行なうことができ、省エネ効果を高めることが可能となる。
また、上記同様の構成で、使用環境において絶対照度が不足するような条件であった場合に、照度補正値を大きくする(例えば、照度補正値を70%よりも大きい値)ことによって必要な照度を確保して、使用者の不快感を無くすとともに、その環境に応じた初期照度補正が可能となり、省エネ効果も発揮することができる。
さらに、本実施形態では、照度補正値を2段階に切り替えているが、3段以上に設定すればよりきめ細かい初期照度補正が可能になる。
また、本実施形態では、電源供給の導通・遮断回数によって照度補正カーブを切り替えるが、実施形態8または実施形態9と同様に電源遮断時間または電源導通時間によって照度補正カーブを切り替えてもよい。
(実施形態13)
実施形態1〜12は補助スイッチ2の動作が周期的にリレーの接点24のオン・オフを繰り返すだけのものであり、電源供給が遮断されている間は制御用電源Vccが生成されず、図3に示す電源回路44は、電源供給遮断時に必要な電源容量をコンデンサ44dに蓄えておかなければならないため、補助スイッチ2による交流電源Vacの遮断時間が長くなるほど、コンデンサ44dの容量を大きくしなければならず、点灯装置4の小型化には不利であった。
実施形態1〜12は補助スイッチ2の動作が周期的にリレーの接点24のオン・オフを繰り返すだけのものであり、電源供給が遮断されている間は制御用電源Vccが生成されず、図3に示す電源回路44は、電源供給遮断時に必要な電源容量をコンデンサ44dに蓄えておかなければならないため、補助スイッチ2による交流電源Vacの遮断時間が長くなるほど、コンデンサ44dの容量を大きくしなければならず、点灯装置4の小型化には不利であった。
そこで、本実施形態では、図28に示すように、補助スイッチ2に位相制御回路26を設けたもので、リレーの接点24がオフ状態の間は、交流電源Vacからの入力を位相制御した電圧を点灯装置4に供給することによって、補助スイッチ2のオン・オフによる電源状態の変化を確実に検出し、且つ補助スイッチ2がオフしている間の制御用電源Vccの確保も容易に行うことができるものである。
以下、図28,図29(a)〜(g)を用いて、本実施形態の動作について説明する。補助スイッチ2は、リレーの接点24と並列に位相制御回路26を接続したものであり、位相制御回路26は、リレーの接点24に並列接続されたトライアック26a、ダイオード26cと抵抗26dとの直列回路、コンデンサ26fと可変抵抗26gと抵抗26hとの直列回路、ダイオード26jと抵抗26kとの直列回路と、コンデンサ26fと可変抵抗26gとの接続中点とトライアック26aの制御端子との間に接続されたダイアック(トリガダイオード)26bと、ダイオード26cと抵抗26dとの接続中点とコンデンサ26fと可変抵抗26gとの接続中点との間に接続されるダイオード26eと、コンデンサ26fと可変抵抗26gとの接続中点とダイオード26jと抵抗26kとの接続中点との間に接続されるダイオード26iとから構成される。
そして、補助スイッチ2が操作されてリレーの接点24がオフ状態になると、位相制御回路26には交流電源Vacの電圧(図29(a))が印加され(ここでは、正極性とする)、コンデンサ26fに可変抵抗26g,抵抗26hを介して電荷が供給される。コンデンサ26fの電圧がダイアック26bのブレークオーバ電圧を超えると、ダイアック26bが導通状態となる。ダイアック26bが導通状態となると、トライアック26aにトリガ電流が供給され、トライアック26aが導通状態となって順方向電流を流すことが可能となり、コンデンサ26fに充電された電荷は、トライアック26a、抵抗26k、ダイオード26iを介して放電され、次のトリガタイミングが一定となるようにしている。トライアック26aは一度導通状態になると、交流電源Vacの極性が反転して順方向電流がなくなるまで導通状態を継続する。
交流電源Vacの極性が負になると、トライアック26aは一度遮断状態となり、コンデンサ26fに再度電荷が供給される。このとき、コンデンサ26fには、交流電源Vacの極性が正の場合とは逆方向の電荷が供給されることになるが、トライアック26a,ダイアック26bともに双方向に極性を持った素子であるため、交流電源Vacの極性が正である場合と同様に、コンデンサ26fの電圧がダイアック26bのブレークオーバ電圧を超えると、ダイアック26bが導通状態となり、トライアック26aも導通状態となる。
したがって、交流電源Vacの供給時に(図29(a)参照)、補助スイッチ2が操作されて補助スイッチ2の切替判定部22の出力がHレベルとなり(図29(b))、リレーの接点24がオフ状態になると、上記動作を繰り返すことによって、位相制御された電圧を点灯装置4へ供給する(図29(c))。電源が遮断される位相角は、トライアック26aがトリガされるタイミングによって決まるため、コンデンサ26fの充電電圧の立ち上がりを変化させることによって位相角を変えることができる。つまり、可変抵抗26gの抵抗値を小さくすればコンデンサ26fの充電電圧の立ち上がりが速くなって位相角が小さくなり、可変抵抗26gの抵抗値を大きくすればコンデンサ26fの充電電圧の立ち上がりが遅くなって位相角が大きくなる。このように可変抵抗26gによって位相角を調整できるが、この調整機能が必要ない場合は可変抵抗26gを省いて抵抗26hのみで位相角を設定してもよい。
リレーの接点24がオフ状態となって、点灯装置4に図29(c)に示す位相制御電圧が供給される場合、電源回路44のコンパレータ44iは整流回路40によって全波整流された位相制御電圧が入力され(図29(d))、その位相制御電圧を抵抗44e,44fで分圧した検出電圧Vs1と基準電圧Vref1とを比較し(図29(d))、その出力は、検出電圧Vs1が基準電圧Vref1より大きい期間だけHレベルとなる交流電源Vacの位相に同期した矩形波信号となる(図29(e))。
図29(e)に示す矩形波信号は、リレーの接点24のオフ時において、リレーの接点24がオンであるときに比べて、電源が遮断される位相角の分だけLレベルの時間が長くなり、コンパレータ44iの出力を抵抗44j,コンデンサ44kで平滑した電圧Vs2は低くなる。したがって、コンパレータ44nの基準電圧Vref2を、リレーの接点24がオン時の電圧Vs2とオフ時の電圧Vs2との中間の電圧に設定すれば(図29(f))、コンパレータ44nによってリレーの接点24の状態を判定可能となり(図29(g))、点灯装置4で補助スイッチ2の動作を確実に検出することができる。
また、電源回路44には、リレーの接点24がオフ状態であっても、図29(d)に示す整流された位相制御電圧が供給されるため、実施形態1〜12のように電源供給が完全に遮断される場合に比べて、制御用電源Vccを生成するのに必要な電源を容易に供給することができ、電源回路44の小型化を図ることができる。
また、電源回路44のコンパレータ44nの基準電圧Vref2を切替可能に複数設け、さらに可変抵抗26gの抵抗値を変化させることによる位相角の変化に応じて電圧Vs2を変化させることによって、実施形態7〜12に示す調光モードの切替や、照度補正の切替を行なうことができる。
なお、本実施形態の補助スイッチ2を実施形態1〜12に用いても実施形態1〜12と同様の効果を奏することができる。
(実施形態14)
実施形態13では、補助スイッチ2の接点24がオフ状態の間、位相制御電圧が電源回路44に供給されているが、位相制御電圧でなく半波整流電圧を供給しても同様の効果を得ることができる。
実施形態13では、補助スイッチ2の接点24がオフ状態の間、位相制御電圧が電源回路44に供給されているが、位相制御電圧でなく半波整流電圧を供給しても同様の効果を得ることができる。
そこで、本実施形態では、図30に示すように、補助スイッチ2の接点24にダイオード27を並列接続したもので、リレーの接点24がオフ状態の間は、交流電源Vacからの入力を半波整流した電圧を点灯装置4に供給することによって、補助スイッチ2のオン・オフによる電源状態の変化を確実に検出し、且つ補助スイッチ2がオフしている間の制御用電源Vccの確保も容易に行うことができるものである。
以下、図31(a)〜(g)を用いて、本実施形態の動作について説明する。まず、交流電源Vacの供給時に(図31(a)参照)、補助スイッチ2が操作されて補助スイッチ2の切替判定部22の出力がHレベルとなり(図31(b))、リレーの接点24がオフ状態となると、交流電源Vacをダイオード27によって半波整流した電圧を点灯装置4へ供給する(図31(c))。
リレーの接点24が遮断状態となって、点灯装置4に図31(c)に示す半波整流電圧が供給される場合、電源回路44のコンパレータ44iにも半波整流電圧が入力され(図31(d))、その半波整流電圧を抵抗44e,44fで分圧した検出電圧Vs1と基準電圧Vref1とを比較し(図31(d))、その出力は、検出電圧Vs1が基準電圧Vref1より大きい期間だけHレベルとなる矩形波信号となる(図31(e))。
図31(e)に示す矩形波信号は、リレーの接点24のオフ時において、リレーの接点24がオンであるときに比べて、交流電源Vacの半サイクル分だけLレベルの時間が長くなり、コンパレータ44iの出力を抵抗44j,コンデンサ44kで平滑した電圧Vs2は低くなる。したがって、コンパレータ44nの基準電圧Vref2を、リレーの接点24がオン時の電圧Vs2とオフ時の電圧Vs2との中間の電圧に設定すれば(図31(f))、コンパレータ44nによってリレーの接点24の状態を判定可能となり(図31(g))、点灯装置4で補助スイッチ2の動作を確実に検出することができる。
また、電源回路44には、リレーの接点24がオフ状態であっても、図31(d)に示す半波整流電圧が供給されるため、実施形態1〜12のように電源供給が完全に遮断される場合に比べて、制御用電源Vccを生成するのに必要な電源を容易に供給することができる。
また、ダイオード27を付加するだけなので、実施形態13よりも簡易な構成で電源回路44のさらなる小型化を図ることができる。
なお、本実施形態の補助スイッチ2を実施形態1〜12に用いても実施形態1〜12と同様の効果を奏することができる。
(実施形態15)
本実施形態は、補助スイッチ2のオン・オフに応じて点灯装置4に供給する電圧の振幅を変動させることにより、点灯装置4で補助スイッチ2の動作を確実に検出し、且つ電源遮断中においても制御用電源Vccの生成を容易に行うものである。
本実施形態は、補助スイッチ2のオン・オフに応じて点灯装置4に供給する電圧の振幅を変動させることにより、点灯装置4で補助スイッチ2の動作を確実に検出し、且つ電源遮断中においても制御用電源Vccの生成を容易に行うものである。
図32に示すように、補助スイッチ2は、巻数比1:1の電源トランス28、および2つの接点24a,24bを具備したリレーを備えており、電源トランス28の1次巻線n1は主スイッチ1を介して交流電源Vacが接続される。電源トランス28の2次巻線n2はリレーの接点24a,24bを介して照明器具3に接続され、2次巻線n2の一端に設けたタップは接点24aに接続され、2次巻線n2の中点に設けたタップは接点24bに接続され、2次巻線n2の他端は照明器具3に直接接続される。
以下、図33(a)〜(g)を用いて、本実施形態の動作について説明する。まず、交流電源Vacの供給時に(図33(a)参照)、補助スイッチ2が操作されて補助スイッチ2の切替判定部22の出力がHレベルになると(図33(b))、接点24a,24bが交互に切り替わり、接点24bに切り替えたときの点灯装置4(照明器具3)に供給される電圧は、接点24aに切り替えたときの1/2の電圧となる(図33(c))。このような電圧が点灯装置4に供給されると、電源回路44の検出電圧Vs1も接点24bに切り替えたときは接点24aに切り替えたときの1/2となる。このとき、コンパレータ44iの基準電圧Vref1を、接点24b切替時の検出電圧Vs1のピーク値よりも高く、且つ接点24a切替時の検出電圧Vs1よりも低く設定すれば(図33(d))、コンパレータ44iの出力は接点24b切替時にLレベルとなり(図33(e))、後はコンパレータ44nによってリレーの接点24a,24bの状態を判定可能となり(図33(f)(g))、点灯装置4で補助スイッチ2の動作を確実に検出することができる。
また、電源回路44には、リレーの接点24の動作中でも、通常の1/2の電圧が供給されるため、実施形態1〜12のように電源供給が完全に遮断される場合に比べて、制御用電源Vccを生成するのに必要な電源を容易に供給することができる。
また、補助スイッチ2が動作中の電源供給を通常の電圧の1/2としているが、補助スイッチ2の動作を確実に検出でき、且つその間の制御用電源Vccが確実に供給可能な電圧であれば1/2に限定するものではなく、逆に補助スイッチ2が動作中の電圧を通常時より高くしてもよい。
なお、本実施形態の補助スイッチ2を実施形態1〜12に用いても実施形態1〜12と同様の効果を奏することができる。
Vac 交流電源
1 主スイッチ
2 補助スイッチ
3 照明器具
4 点灯装置
40 整流回路
41 チョッパ回路
42 インバータ回路
43 制御回路
44 電源回路
46 カウンタ
47 記憶回路
La ランプ
1 主スイッチ
2 補助スイッチ
3 照明器具
4 点灯装置
40 整流回路
41 チョッパ回路
42 インバータ回路
43 制御回路
44 電源回路
46 カウンタ
47 記憶回路
La ランプ
Claims (11)
- 少なくとも1つの光源を点灯させる点灯装置を具備した少なくとも1つの照明器具と、
点灯装置への電源供給を導通・遮断する主スイッチと、
操作部と、操作部からの入力に応じて点灯装置へ供給する電源の状態を所定の状態に変化させる切替判定部とを具備した補助スイッチとを備え、
点灯装置は、点灯装置へ供給される電源の状態を検出する電源検出手段と、検出した電源の状態変化が補助スイッチの動作による前記所定の状態変化と一致する場合に光源の点灯状態を変化させる点灯制御手段とを備えることを特徴とする照明システム。 - 前記補助スイッチは、点灯装置への電源供給を導通・遮断する接点を備え、前記切替判定部は、前記操作部を1回操作されると、前記接点をオン・オフすることで前記点灯装置へ供給する電源の導通・遮断を所定時間内に複数回繰り返し、前記電源検出手段は、点灯装置へ供給される電源の導通・遮断状態を検出し、前記点灯制御手段は、検出した電源の導通・遮断の繰り返し動作が、前記補助スイッチの動作による電源の導通・遮断の繰り返し動作と一致する場合に光源の点灯状態を変化させることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
- 前記補助スイッチは、前記点灯装置への電源供給を導通・遮断する接点と、前記接点のオフ時に電源電圧の位相角に応じて点灯装置へ電源を供給する位相制御手段を備え、前記切替判定部は、前記操作部を1回操作されると、前記接点のオン・オフを所定時間内に複数回繰り返し、前記電源検出手段は、前記接点のオン時に点灯装置へ供給される電源の状態と、前記接点のオフ時に点灯装置へ供給される位相制御された電源の状態とを検出し、前記点灯制御手段は、検出した電源の状態変化が、前記補助スイッチの動作による電源の状態変化と一致する場合に光源の点灯状態を変化させることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
- 前記補助スイッチは、前記点灯装置への電源供給を導通・遮断する接点と、前記接点のオフ時に電源を半波整流して点灯装置へ供給するダイオードとを備え、前記切替判定部は、前記操作部を1回操作されると、前記接点のオン・オフを所定時間内に複数回繰り返し、前記電源検出手段は、前記接点のオン時に点灯装置へ供給される電源の状態と、前記接点のオフ時に点灯装置へ供給される半波整流された電源の状態とを検出し、前記点灯制御手段は、検出した電源の状態変化が、前記補助スイッチの動作による電源の状態変化と一致する場合に光源の点灯状態を変化させることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
- 前記補助スイッチは、前記操作部の操作に応じて、前記点灯装置へ供給する電源電圧の振幅を変化させる手段を備え、前記切替判定部は、前記操作部を1回操作されると、前記電源電圧の振幅を所定時間内に複数回変化させ、前記電源検出手段は、前記点灯装置へ供給される電源電圧の振幅変化を検出し、前記点灯制御手段は、検出した電源の振幅変化が、前記補助スイッチの動作による電源の振幅変化と一致する場合に光源の点灯状態を変化させることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
- 前記補助スイッチは、前記操作部から入力があった時点から計時を開始するタイマー部と、前記点灯装置への電源供給を導通・遮断する接点を具備したリレーとを備え、前記切替判定部はタイマー部の計時動作および前記主スイッチの操作に基づいてリレーの接点をオン・オフすることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の照明システム。
- 前記点灯装置は、光源の累積点灯時間をカウントし、累積点灯時間のカウント値に応じて光源の劣化による光束減退を補正する手段を備え、前記電源検出手段で検出した電源の状態変化が前記補助スイッチの動作による所定の状態変化と一致する場合に、光源の累積点灯時間のカウント値をリセットすることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の照明システム。
- 前記補助スイッチは、リセット動作が完了したことを音により報知する手段を前記操作部の近傍に備えることを特徴とする請求項7記載の照明システム。
- 前記光源は放電ランプであり、前記点灯装置は、前記電源検出手段で検出した電源の状態変化が前記補助スイッチの動作による所定の状態変化と一致する場合に、放電ランプの照度補正カーブを、補助スイッチの動作に対応した照度補正カーブに切り替えて、放電ランプの光色の違いによる照度補正のずれを補正することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の照明システム。
- 前記光源は放電ランプであり、前記点灯装置は、複数の放電ランプに対応可能で、前記電源検出手段で検出した電源の状態変化が前記補助スイッチの動作による所定の状態変化と一致する場合に、放電ランプの照度補正カーブを、補助スイッチの動作に対応した照度補正カーブに切り替えて、放電ランプの種類の違いによる照度補正のずれを補正することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の照明システム。
- 前記光源は放電ランプであり、前記点灯装置は、前記電源検出手段で検出した電源の状態変化が前記補助スイッチの動作による所定の状態変化と一致する場合に、放電ランプの照度補正値を、補助スイッチの動作に対応した照度補正値に切り替えることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の照明システム。
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