JP2007001889A - シャンプー組成物 - Google Patents

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郁子 桑田
Misao Tsubakihara
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Abstract

【課題】 頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れを十分に除去できる洗浄力を有しつつも、頭皮へ刺激を与えずに潤いを与えることができ、しかも毛髪に優れた仕上り感をも付与することのできるシャンプー組成物を提供。
【解決手段】 (A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩及び/又はポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、(B)スルホコハク酸アルキル塩及び/又はスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩、(C)アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤及び/又はアミノ酢酸ベタイン型の両性界面活性剤、(D)脂肪酸アルキロールアミド、(E)陽イオン性ポリマー、及び(F)アミノ酸及び/又はその塩を含有してなるシャンプー組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、シャンプー組成物に関する。更に詳しくは、洗浄力に優れるとともに、頭皮に潤いを与えるシャンプー組成物に関する。
近年のシャンプーは、毛髪や頭皮の汚れを単に除去するだけでなく、洗髪後の毛髪にしなやかさや平滑性などの仕上り感を付与する機能が求められている。また、洗髪頻度の増加により、より髪に優しく、頭皮への刺激が少ないマイルドなシャンプーが好まれている。
従来、シャンプーの洗浄基剤としては、洗浄性および起泡性の観点から、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩などの陰イオン性界面活性剤が汎用されている。これらの中でも、N−アシルアミノ酸塩などのアミノ酸系陰イオン性界面活性剤は低刺激であることから、他成分との併用により使用感の改善を図ったシャンプー組成物が多数提案されている。例えば、アミノ酸系界面活性剤とアシル化ペプタイドとアミノアルカンスルホン酸塩とを含有したシャンプー組成物(特許文献1を参照)、アミノ酸系界面活性剤とアミドアミン型両性界面活性剤とを含有した洗浄剤組成物(特許文献2を参照)、アミノ酸系界面活性剤とポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油とを含有した洗浄剤組成物(特許文献3を参照)などが開示されている。
しかしながら、これら試みに拠り、マイルド感や使用感は改善されるものの、毛穴に詰まった皮脂や汚れまでも十分に除去できないといった問題がある。特に、育毛剤の効果を効率的に発揮させるためには、頭皮の毛穴に詰まった皮脂などを十分に除去でき、頭皮などにマイルドなシャンプーが望まれている。
特開昭62−298515号公報 特開昭63−161080号公報 特開平2−32008号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れを十分に除去できる洗浄力を有しつつも、頭皮へ刺激を与えずに潤いを与えることができ、しかも毛髪に優れた仕上り感をも付与することのできるシャンプー組成物を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、
〔1〕(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩および/又はポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、(B)スルホコハク酸アルキル塩および/又はスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩、(C)アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤および/又はアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、(D)脂肪酸アルキロールアミド、(E)陽イオン性ポリマー、および(F)アミノ酸および/又はその塩を含有してなるシャンプー組成物、
〔2〕前記(E)成分が、第4級窒素含有セルロースエーテル誘導体および/又は第4級窒素含有グァーガム誘導体である前記〔1〕に記載のシャンプー組成物、並びに
〔3〕(G)グリチルリチン酸ジカリウムを含有してなる前記〔1〕又は〔2〕に記載のシャンプー組成物、
に関する。
本発明のシャンプー組成物は、起泡力に優れ、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れを十分に除去することができるという優れた洗浄力を発揮することができる。また、洗浄効果が高いにもかかわらず、頭皮への刺激を抑制し、洗浄後の頭皮に適度な潤いを付与することができるうえ、毛髪に滑らかな仕上り感をも付与することができるという、優れた効果を発揮することができる。
本発明のシャンプー組成物は、(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩および/又はポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、(B)スルホコハク酸アルキル塩および/又はスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩、(C)アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤および/又はアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、(D)脂肪酸アルキロールアミド、(E)陽イオン性ポリマー、および(F)アミノ酸および/又はその塩を含有してなる。
本発明に用いられる(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩としては、ポリオキシエチレンデシルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンウンデシルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレントリデシルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸マグネシウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸モノエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ジエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸モノイソプロパノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ジエタノールアミン、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸アンモニウムなどを例示することができる。また、(A)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸カリウムなどを例示することができる。本発明においては、洗浄・起泡力の観点および頭皮への刺激抑制の観点から、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムなどを用いるのが好ましい。尚、これら(A)成分は、単独で用いてもよく、また、適宜組合わせて用いてもよい。
本発明に用い得る市販の(A)成分は、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとしては、例えば、シノリン SPE−300(商品名,新日本理化社製)、エマール 20C(商品名,花王社製)などを例示することができる。また、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムとしては、例えば、ビューライト LCA(商品名,三洋化成工業社製)などを例示することができる。
(A)成分の含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、洗浄・起泡力および泡持続力の観点から、組成物中、3重量%以上が好ましく、より好ましくは5重量%以上である。また、毛髪や頭皮のべたつき感および皮膚刺激を抑制する観点から、組成物中、20重量%以下が好ましく、より好ましくは15重量%以下である。これらの観点から、(A)成分の含有量は、3〜20重量%が好ましく、より好ましくは5〜15重量%である。
本発明に用いられる(B)成分のスルホコハク酸アルキル塩としては、例えば、スルホコハク酸イソデシル二ナトリウム、スルホコハク酸イソステアリル二ナトリウム、スルホコハク酸オレイル二ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク酸セトステアリル二ナトリウム、スルホコハク酸ジアミルナトリウム、スルホコハク酸ジイソブチルナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ジカプリルナトリウム、スルホコハク酸ジトリデシルナトリウム、スルホコハク酸ジヘキシルナトリウム、スルホコハク酸ジヘプチルナトリウムなどが挙げられる。また、(B)成分のスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩としては、例えば、ポリオキシエチレンスルホコハク酸デシル二ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ノニルフェニル二ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウムなどを挙げることができる。これらのうち、起泡力や泡持続力、安全性の観点から、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウリル二ナトリウムなどを用いるのが好ましい。尚、これら(B)成分は、単独で用いてもよく、また、適宜組合わせて用いてもよい。
本発明に用い得る市販の(B)成分は、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウムとしては、例えば、コハクール L−40(商品名,東邦化学工業社製)、ビューライト SSS(商品名,三洋化成工業社製)などを例示することができる。また、スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウリル二ナトリウムとしては、例えば、リカマイルド ES−100(商品名,新日本理化社製)、Texapon SB−3(商品名,コグニスジャパン社製)などを例示することができる。
(B)成分の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、起泡力および泡持続力の観点から、組成物中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.1重量%以上である。また、べたつき感および皮膚刺激を抑制する観点から、5重量%以下が好ましく、より好ましくは3重量%以下である。これらの観点から、(B)成分の含有量は、0.01〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3重量%である。
本発明に用いられる(C)成分のアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタインなどを例示することができる。また、(C)成分のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタインなどを例示することができる。これらのうち、洗浄力および起泡力や泡持続力の観点から、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどを好ましく用いることができる。尚、これら(C)成分は、単独で用いてもよく、また、適宜組合わせて用いてもよい。
本発明に用い得る市販の(C)成分は、ラウリン酸アミドプロピルベタインとしては、例えば、アンホレックス LB−2(商品名,ミヨシ油脂社製)、リカビオン B−300(商品名,新日本理化社製)、ソフタゾリン LPB(商品名,川研ファインケミカル社製)などを例示することができる。また、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインとしては、例えば、オバゾリン LB−SF(商品名,東邦化学工業社製)、アンヒトール 20BS(商品名,花王社製)、リカビオン A−100(商品名,新日本理化社製)などを例示することができる。
(C)成分の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、洗浄力および起泡力や泡持続力の観点から、組成物中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、べたつき感や皮膚刺激の抑制の観点から、組成物中、10重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらの観点から、(C)成分の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%である。
本発明に用いられる(D)成分の脂肪酸アルキロールアミドは、特に限定されないが、例えば、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノイソプロパノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミドなどが挙げられる。また、用いられる脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸などの炭素数12〜22の高級脂肪酸;ヤシ油、パーム油などの植物性油脂;牛脂などの動物性油脂などが挙げられる。本発明においては、起泡力や泡安定性およびい洗浄力の観点から、ステアリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなどを好ましく用いることができる。尚、これら(D)成分は、単独で用いてもよく、また、適宜組合わせて用いてもよい。
本発明に用い得る市販の(D)成分は、例えば、ステアリン酸ジエタノールアミドとしては、アミゾールSDE(商品名,川研ファインケミカル社製)などを、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドとしては、アミゾールCDE(商品名,川研ファインケミカル社製)、アミコールCDE−1(商品名,ミヨシ油脂社製)などをそれぞれ例示することができる。
(D)成分の含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、起泡力や泡安定性および洗浄力の観点から、組成物中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、洗浄後のべたつき感を抑制し使用感を向上させる観点から、10重量%以下が好ましく、より好ましくは7重量%以下である。これらの観点から、(D)成分の含有量は、組成物中、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは1〜7重量%である。
本発明に用いられる(E)成分の陽イオン性ポリマーとしては、特に限定されないが、例えば、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースなどの第4級窒素含有セルロースエーテル誘導体、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガムなどの第4級窒素含有グァーガム誘導体、カチオン性澱粉、ジアリル第4級アンモニウム塩重合物、ジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、第4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、アジピン酸・ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合物、カチオン化デキストランなどを例示することができる。なかでも、優れたコンディショニング効果を付与する観点から、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースなどの第4級窒素含有セルロースエーテル誘導体や塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガムなどの第4級窒素含有グァーガム誘導体を用いるのが好ましい。
本発明に用い得る市販の(E)成分は、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースとしては、例えば、カチナール HC−200(商品名,東邦化学工業社製)を例示することができる。また、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガムとしては、カチナール CG−100(商品名,東邦化学工業社製)などを例示することができる。
(E)成分の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、コンディショニング効果の観点から、組成物中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.1重量%以上である。また、洗浄後のべたつき感を抑制し使用感を向上させる観点から、1重量%以下が好ましく、より好ましくは0.7重量%以下である。これらの観点から、(E)成分の含有量は、好ましくは0.01〜1重量%、より好ましくは0.1〜0.7重量%である。
本発明に用いられる(F)成分のアミノ酸は、例えば、アスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、イソロイシン、グリシン、グルタミン、グルタミン酸、システイン、セリン、チロシン、トリプトファン、トレオニン、バリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、プロリン、メチオニン、ロイシンなどが挙げられる。また、アミノ酸の塩としては、特に限定されないが、例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩などを挙げることができる。
(F)成分のアミノ酸やアミノ酸塩は、単独で又は2種以上を適宜組合わせて使用することもできる。また(F)成分の含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、頭皮の乾燥を防ぎ潤いある状態に保つ観点から、組成物中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.02重量%以上である。また、頭皮のべたつき感を抑制する観点から、0.3重量%以下が好ましく、より好ましくは0.1重量%以下である。これらの観点から、(F)成分の含有量は、組成物中、0.01〜0.3重量%が好ましく、より好ましくは0.02〜0.1重量%である。
更に、本発明のシャンプー組成物には、所望により(G)成分を含有させることができる。これにより、頭皮の古い角質(フケ)の異常発症による痒みや炎症を抑制するとともに、頭皮を清潔に保たせることができる。
(G)成分の含有量は特に限定されないが、頭皮の痒みや炎症を抑制する観点から、組成物中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.05重量%以上である。また、頭皮のべたつき感を抑制する観点から、0.5重量%以下が好ましく、より好ましくは0.3重量%以下である。これらの観点から、(G)成分の含有量は、0.01〜0.5重量%が好ましく、より好ましくは0.05〜0.3重量%である。
また、本発明のシャンプー組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、陽イオン界面活性剤、動植物由来油脂、シリコーン類、低級アルコール、清涼剤、増粘剤、動植物由来抽出エキス、紫外線吸収剤、金属封鎖剤、ビタミン類、酸化防止剤、防腐・殺菌剤、pH調整剤、抗酸化剤、着色剤、香料などを目的に応じて適宜含有させることができる。
尚、本発明において、シャンプー組成物の全量が100重量%となるように、残部に水が用いられる。かかる水の種類には限定がなく、一般に、精製水を用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物は、常法により製造することができ、その剤型としては、液状、ジェル状、クリーム状などに適用することができる。
次に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、含有量は、特記しない限り「重量%」を表す。
実施例1〜6および比較例1〜4
表1および2に記載した組成に従い、各成分を常法により混合してシャンプー組成物を調製し、下記評価試験に供した。結果を表1および2に記す。尚、表中、スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウリル二ナトリウムは、リカマイルド ES−100(商品名,新日本理化社製)を、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムは、エマール 20C(商品名,花王社製)を、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムは、ビューライト LCA(商品名,三洋化成工業社製)を、ラウリン酸アミドプロピルベタインは、ソフタゾリン LPB(商品名,川研ファインケミカル社製)を、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドは、アミコールCDE−1(商品名,ミヨシ油脂社製)をそれぞれ用いた。
(試験例1:起泡力の評価)
各実施例および各比較例で得られたシャンプー組成物の2%水溶液50mLを目盛り付き容器(250mL)に封入し、25℃の条件下で卓上ミキサーにより5秒間攪拌後、洗浄液の体積の増加率(%)を起泡力として測定し、以下の評価基準に従って評価した。
<起泡力の評価基準>
○:増加率300%以上
△:増加率200%〜300%未満
×:増加率200%未満
(試験例2:洗浄力(脱脂力)の評価)
加温した人工皮脂にケラチン布(3cm×3cm)を浸して汚染布とし、このものを各実施例および各比較例で得られたシャンプー組成物の30%水溶液に50℃で1時間それぞれ浸漬後、水洗した。各試料の洗浄力(%)は、人工皮脂の除去率を汚染布の重量変化から下記式により算出し、以下の評価基準に従って評価した。

洗浄力(%)=(塗布時人工皮脂量−洗浄後人工皮脂量)÷(塗布時人工皮脂量)×100
<洗浄力の評価基準>
○:70%以上
△:30%〜70%未満
×:30%未満
尚、人工皮脂は、豚脂40重量%、オレイン酸13重量%、豚ミリスチン12重量%、スクワレン12重量%、パラフィンワックス10重量%、ステアリン酸モノグリセリン3重量%、コレステロール2重量%、赤色202号残分の組成のものを調製して用いた。
(試験例3:使用性の評価)
各実施例および各比較例で得られた洗浄剤組成物料を、男性専門パネル10名により、シャンプーの態様による使用試験を行い、頭皮への刺激、乾燥後の頭皮の潤い、毛髪の滑らかさを以下の評価基準に従って官能評価した。
<頭皮への刺激の評価基準>
○:良好(10名中8名以上が刺激なしと回答)
△:普通(10名中4〜7名が刺激なしと回答)
×:不良(10名中3名以下が刺激なしと回答)
<頭皮の潤いの評価基準>
○:良好(10名中8名以上が良いと回答)
△:普通(10名中4〜7名が良いと回答)
×:不良(10名中3名以下が良いと回答)
<毛髪の滑らかさの評価基準>
○:良好(10名中8名以上があると回答)
△:普通(10名中4〜7名があると回答)
×:不良(10名中3名以下があると回答)
Figure 2007001889
Figure 2007001889
表1〜2に示される結果から、各実施例で得られたシャンプー組成物は、比較例で得られたものと比べ、起泡力に優れるとともに、脱脂する洗浄力に優れていることが分かる。また、頭皮への刺激を抑制し、乾燥後の頭皮の潤いや毛髪の滑らかさにおいて優れた効果を奏することが分かる。
以下、本発明に係るシャンプー組成物の処方例を示す。尚、含有量は重量%である。
(処方例1)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 8.0
ラウリン酸アミノプロピルベタイン 2.5
ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム 1.0
ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム 0.5
ヤシ油脂肪酸ジアタノールアミド 5.0
塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]
ヒドロキシエチルセルロース 0.2
ロイシン 0.02
イソロイシン 0.02
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2
メントール 1.0
精製水 残 部
合計 100.0
(処方例2)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 6.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 2.0
ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム 3.0
スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム 1.0
ヤシ油脂肪酸ジアタノールアミド 5.0
塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]
グァーガム 0.1
アルギニン 0.01
ロイシン 0.01
イソロイシン 0.01
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2
メントール 1.0
精製水 残 部
合計 100.0

Claims (3)

  1. (A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩および/又はポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、(B)スルホコハク酸アルキル塩および/又はスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩、(C)アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤および/又はアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、(D)脂肪酸アルキロールアミド、(E)陽イオン性ポリマー、および(F)アミノ酸および/又はその塩を含有してなるシャンプー組成物。
  2. 前記(E)成分が、第4級窒素含有セルロースエーテル誘導体および/又は第4級窒素含有グァーガム誘導体である請求項1に記載のシャンプー組成物。
  3. (G)グリチルリチン酸ジカリウムを含有してなる請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。
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