JP2006524584A - 乾燥粒子材料を用いる不織研磨物品の製造方法 - Google Patents

乾燥粒子材料を用いる不織研磨物品の製造方法 Download PDF

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    • B24D11/005Making abrasive webs

Abstract

不織研磨物品(17)の製造方法は、可融性バインダ粒子(5)を含有する乾燥粒子材料と接触された三次元不織繊維ウェブ(3)を形成するステップと、バインダ粒子が流動可能な液体バインダを形成するような条件にウェブをさらし、次に液体バインダを凝固させてウェブの繊維間に結合を形成し、それにより予備結合ウェブ(11)を提供するステップと、予備結合ウェブに研磨粒子を適用し、予備結合ウェブの繊維に研磨粒子を結合させて研磨物品を提供するステップとを含む。可融性バインダ粒子(5)は、例えば静電粉体スプレーガン(8)を用いてバインダ粒子をウェブに噴霧することによって、ウェブが形成された後に不織繊維ウェブ(3)に適用することができる。研磨粒子は、粒子とメイクコートバインダ樹脂とを混合して形成されたスラリー(13)中で、予備結合ウェブに塗布されてもよく、メイクコートバインダ樹脂は次に硬化されて、研磨粒子を予備結合ウェブの繊維に結合させる。

Description

本発明は、不織研磨物品の製造に関する。
研磨粒子が付いた不織繊維ウェブを含む不織研磨物品が知られており、様々な表面における洗浄、研磨、仕上げおよび磨き仕上げ用途のために広く使用されている。このような不織研磨物品およびこれらを製造することができる方法の例は、特許文献1に記載されている。1つの方法は、目の粗い(open)エアレイド繊維ウェブを形成し、ウェブの一方の表面に樹脂−研磨剤スラリーを噴霧することを含み、該スラリーは次に硬化される。次に、ウェブの他方の表面に、同じ樹脂−研磨剤スラリー(これも硬化される)が噴霧される。特許文献1には、樹脂−研磨剤スラリーを塗布する代替方法としてロールコーティングおよび浸漬コーティングが言及されており、樹脂および研磨粒子が別々に塗布され得ることにも言及されている。さらに、ウェブ繊維を一緒に粘着結合させてウェブを統合および一体化するための1つのタイプのバインダ(例えば、エラストマーの光処理)と、統合および一体化されたウェブに鉱物粒を結合させるための異なる組成のグリットバインダとを用いることが望ましいこともあると記載されている。
その他の不織研磨物品およびその製造方法は、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、および特許文献9に記載されている。
特許文献10は不織研磨物品の製造方法を説明しており、バインダ材料および研磨粒子が乾燥粒子材料の形態で不織ウェブに適用され、製造プロセス中の液体有機溶媒の使用を削減し、これにより揮発性有機化合物(VOC)の放出に関連する環境問題に対処する。任意選択的に、ウェブの繊維は、研磨粒子および粒子状バインダ材料が適用される前に、その相互接触点で一緒に予備結合される。その予備結合は、(i)液体予備結合樹脂をウェブに塗布して、後で硬化させるか、あるいは(ii)溶融結合可能な繊維をウェブの構造内に含有させて、溶融させてから再度凝固させるかのいずれかによってもたらされ得る。
また本発明は、不織研磨剤製造の環境的な態様(液体有機溶媒の使用、およびVOCが大気中に逃げるというそれに伴う危険、製造プロセスのエネルギー必要量、ならびに生成される廃棄物を含む)にも関し、さらに、以前はその目的のために適切でないと考えられていた代替材料からの不織研磨物品の製造を可能にすることに関する。
米国特許第2,958,593号明細書 米国特許第2,327,199号明細書 米国特許第2,375,585号明細書 米国特許第3,175,331号明細書 米国特許第4,227,350号明細書 米国特許第4,355,489号明細書 米国特許第4,486,200号明細書 米国特許第4,991,362号明細書 米国特許第5,363,604号明細書 米国特許第5,681,361号明細書
本発明は、
(i)可融性バインダ粒子を含有する乾燥粒子材料と接触された三次元不織繊維ウェブを形成するステップと、
(ii)バインダ粒子が流動可能な液体バインダを形成するような条件にウェブをさらし、次に液体バインダを凝固させてウェブの繊維間に結合を形成し、それにより予備結合ウェブを提供するステップと、
(iii)予備結合ウェブに研磨粒子を適用し、研磨粒子を予備結合ウェブの繊維に結合させて研磨物品を提供するステップと、
を含む研磨物品の製造方法を提供する。
本発明に従う方法では、予備結合ウェブは、乾燥材料のみを用いて製造される。その結果、該方法のこの部分の間は、VOCが放出される必要がなく、エネルギー必要量は、液体予備結合樹脂が使用される場合よりも少ない。ウェブに適用された過剰のバインダ粒子は廃棄する必要がなく、回収して再使用することができる。予備結合段階の間に、ウェブに液体予備結合樹脂がロールコーティングまたは噴霧される場合に要求されるよりも少数の、または弾力性が低い繊維を用いて、不織研磨物品で使用するのに適切な構造強度を有する目の粗い嵩高ウェブ(open,lofty web)を製造することができる。
「目の粗い(open)」および「嵩高(lofty)」という用語は、予備結合ウェブが比較的低密度であり、多くの比較的大きい相互に連通する空隙の網目を有し、これらの空隙がウェブにより占有される容積のうちのより多くの量(50%よりも多い、好ましくは実質的に50%よりも多い)を含むことを示す。本発明との関連では、これらの用語は、結合ウェブが50kg/m以下、好ましくは30kg/m以下の密度を有することを示す(特に、ウェブが合成繊維を含む場合)。
単なる一例として、本発明に従う不織研磨材料の製造方法がここで説明される。
本発明に従う第1の方法は、
(i)(a)繊維を三次元不織ウェブに形成し、そして次に、
(b)ウェブと、可融性バインダ粒子を含有する乾燥粒子材料とを接触させるステップと、
(ii)バインダ粒子が流動可能な液体バインダを形成するような条件にウェブをさらし、次に液体バインダを凝固させてウェブの繊維間に結合を形成し、それにより予備結合ウェブを提供するステップと、
(iii)予備結合ウェブに研磨粒子を適用し、研磨粒子を予備結合ウェブの繊維に結合させて研磨物品を提供するステップと、
を含む。
これらのステップはそれぞれ、ここでより詳細に説明される。
ステップ(i)(a) 繊維を目の粗い嵩高三次元不織ウェブへ形成する
不織ウェブを形成するために使用することができる繊維は、天然繊維および合成繊維の両方、ならびにこれらの混合物を含む。繊維は、通常、ステープル形態であり、テンシライズされてもよい。繊維は、カールしていても、捲縮性でも直線的でもよい。適切な合成繊維としては、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、ポリアミド(例えば、ヘキサメチレンアジパミド、ポリカプロラクタムおよびアラミド)、ポリプロピレン、アクリル(アクリロニトリルのポリマーから形成される)、レーヨン、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマー、および塩化ビニル−アクリロニトリルコポリマーから製造されるもの、ならびに炭素繊維およびガラス繊維があげられる。適切な天然繊維としては、綿、羊毛、ジュート、ココヤシ、サイザル麻、亜麻および麻の繊維があげられる。繊維の選択において考慮すべき重要な点は、後でさらされ得るプロセス温度に耐えられることである(以下を参照)。使用される繊維は、未使用繊維でも、衣類の裁断、カーペットの製造、繊維の製造、または布地の加工などから再生された廃棄繊維でもよい。
使用される繊維の繊度または線密度は、所望される結果に応じて広範に変わり得る。太い繊維は一般に、粗い研磨作業のための研磨物品の製造をより助長するが、より細い繊維は一般に、攻撃性のより低い磨き用途のためにより適切である。有用な繊維は、一般に、約6〜300デニール(より特別には、10〜200デニール)の線密度を有するものであるが、例えば、完成した研磨物品に対して想定される用途に応じて、これより細いまたは太い繊維(もしくはこれらの混合物)が使用されてもよい。
繊維がベール(bale)形態で提供される場合には、ベールは使用の前に開繊されなければならない。選択された繊維は、次に、適切な方法で目の粗い嵩高三次元不織繊維ウェブに乾式積層させることができる。ウェブは、例えば、エアレイまたはカーディングおよびクロスラップされてもよく、さらに、ニードル留めされてもよい。このようなウェブの製造プロセスはよく知られている。好ましいタイプの不織ウェブは、米国特許第2,958,593号明細書に記載されるようなエアレイドウェブである。
エアレイド不織ウェブは、ニューヨーク州マセドンのランド・マシーン社(Rando Machine Co.,Macedon,N.Y.)から市販されている「ランド−ウェバー(Rando−Webber)」機によって形成することができる。このような処理装置では、様々な繊維長さを使用することができるが、約10cmの平均繊維長さが最も普通である。しかしながら、この装置では、他のタイプの従来のウェブ形成装置と同様に、異なる長さの繊維またはそれらの組み合わせを用いて不織ウェブを形成することもできる。既に記載したように、得られるウェブにおいて最終的に所望される弾力性および靭性に対して当然の注意が払われる限りは、繊維の厚さには特定の制限はない(考慮すべき処理上の問題により課せられる制限を除いて)。
この段階におけるウェブの物理的な特徴は、製造すべき研磨物品の所望の特性を考慮して選択されなければならない。いくつかの場合には、非常に目の粗い低密度ウェブが必要とされ得る(例えば、研磨物品が家庭用の磨きパッドである場合)が、このような場合には、細い繊維を用いて製造されるエアレイドウェブが好ましいであろう。他の場合には、目の粗さが劣る、より高密度のウェブが必要とされ得るが、このような場合には、より太い繊維を用いてカーディング、クロスラップおよびニードル留めされたウェブが好ましいであろう。いずれの場合にも、ウェブの厚さは、ウェブが製造される方法と、繊維の性質および単位面積あたりの使用量とに依存し得る。
ステップ(i)(b) ウェブと可融性バインダ粒子を含有する乾燥粒子材料との接触
上記ステップ(i)(a)で記載したように形成された不織ウェブは、次に、可融性バインダ粒子を含有する乾燥粒子材料と接触される。バインダは、続いて、以下に説明するように活性化され、ウェブの繊維間に結合を形成し、従って、予備結合ウェブを提供し得る。予備結合ウェブには、続いて研磨粒子が適用される。そのため、バインダ粒子は、ウェブ繊維の性質と、予備結合ウェブが受けるその後の処理ステップとを考慮すると共に、製造すべき研磨物品の所望の特性も考慮して選択されなければならない。
不織ウェブの結合における使用に適する粒子状材料は既知であり、熱により活性化される熱硬化性および熱可塑性粉体、ならびに他の方法(例えば、水分によって)で活性化される粉体が含まれる。様々な目的で不織ウェブを結合するのに適切な粒子状材料は、例えば、米国特許第4,053,674号明細書、同第4,457,793号明細書、同第5,668,216号明細書、同第5,886,121号明細書、同第5,804,005号明細書、同第5,9767,244号明細書、同第6,039,821号明細書、同第6,296,795号明細書、同第6,458,299号明細書および同第6,472,462号明細書に記載されている。研磨物品の製造における使用に最も適する粒子状バインダ材料は、良好な強度および耐水性/耐熱性を有する研磨物品を提供できるものであり、上記のような不織ウェブと共に使用するために、粒子状バインダ材料は、ウェブ繊維に損傷を与えることなく活性化することが可能でなければならない。
不織研磨物品の製造における使用のために提唱されている熱硬化性粒子状バインダ材料としては、フェノールホルムアルデヒド、ノボラックフェノール、特に、架橋剤(例えば、ヘキサメチレンテトラミン)が添加されたもの、フェノプラスト、およびアミノプラストなどのホルムアルデヒド含有樹脂と、不飽和ポリエステル樹脂と、ビニルエステル樹脂と、アルキド樹脂と、アリル樹脂と、フラン樹脂と、エポキシドと、ポリウレタンと、ポリイミドと、熱硬化性アクリレートとがあげられる。
不織研磨物品の製造における使用のために提唱されている熱可塑性粒子状バインダ材料としては、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂と、ポリエステルおよびコポリエステル樹脂と、ポリ(塩化ビニル)および塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマーなどのビニル樹脂と、ポリビニルブチラールと、酢酸セルロースと、アクリロニトリル−スチレンコポリマーなどのポリアクリル酸およびアクリル酸コポリマーを含むアクリル樹脂と、ポリアミド(例えば、ヘキサメチレンアジパミド、ポリカプロラクタム)およびコポリアミドとがあげられる。
上記の熱硬化性および熱可塑性の粒子状バインダ材料の混合物が使用されてもよい。
粒子状バインダ材料を不織ウェブに適用するために有用な方法および装置は、必要とされる量のバインダ材料の均一な分配をウェブ全体にわたって達成するために適切であることが分かっているどんなものから選択されてもよい。適切な方法には、粉体散乱またはドロップコーティングならびに粉体噴霧またはシフティングが含まれる。ある場合には、粒子状バインダ材料を不織ウェブに適用した後、含浸ステップが行なわれてもよく、ウェブは交流電場を通過され、バインダ材料をウェブの厚さ全体にわたって分配させる。粒子状バインダ材料を不織ウェブに適用する好ましい方法は、粉体コーティング用途で使用することが知られているタイプの静電粉体スプレーガンを用いて、帯電したバインダ粒子をウェブの方向に下方に向ける。後者は、接地した導電性オープンメッシュコンベヤ上を搬送されている。静電引力と、スプレーガンからの霧状空気の流動と、重力との結合した効果の下で、バインダ粒子はウェブの厚さ全体に侵入し、ウェブを通過する過剰のバインダ材料は、コンベヤの下で捕集して再使用することができる。ある場合には、ウェブは、その中に保持されるバインダ粒子の量を増大させるために予め湿潤させることができる。
バインダ粒子のサイズは、バインダ材料を不織ウェブに適用する方法に適合するように、そして粒子がウェブの繊維間の隙間の空間内に侵入するために十分に小さいことを保証するように選択される。一般に、バインダ粒子の粒度は約1mm未満であり、好ましくは約500マイクロメートル未満である。バインダ粒子が静電粉体スプレーガンを用いてウェブに適用される場合には、バインダ粒子は、好ましくは、200マイクロメートル以下の粒度を有する。浪費を最小限にするために、不織ウェブに適用されるバインダ材料の量は、ウェブが受けるその後の処理、および結合ウェブが使用される研磨物品の性質を考慮し、ウェブの適切な結合を提供することと一致して最少量に調整されなければならない。
バインダ材料は、充填剤、触媒促進剤、流動助剤、顔料粉体、粉砕助剤、およびスメアリング防止剤などの非樹脂性の粉体物質と混合してウェブに適用されてもよい。
ステップ(ii) ウェブ繊維の結合
上記のステップ(i)(a)および(b)で記載したように形成された、バインダ粒子を含有する不織ウェブは、次に、バインダ粒子に流動可能な液体を形成させ得る条件にさらされる。バインダ液はウェブ繊維に沿って流れてコーティングする傾向があるので、バインダ液がその後凝固すると、ウェブ繊維はその相互接触点において一緒に結合され得ることが分かる。
例えば、バインダ材料が熱で活性化される熱硬化性粉体(例えば、粉体エポキシ樹脂)である場合には、バインダ材料を含有する不織ウェブは、少なくとも樹脂の硬化温度まで加熱される。ウェブの熱損傷または変形を防止するために、樹脂の硬化温度は、ウェブ繊維の融点(当てはまる場合)よりも低くなければならない。樹脂のガラス転移温度よりも十分に高い温度上昇の第1の効果は、バインダ材料が流動可能な流体様の状態に軟化することであり、これにより、樹脂は、ウェブ繊維の表面を湿潤させる、あるいはウェブ繊維の表面と接触することが可能になる。次に、十分に高い温度に長期にわたってさらされると、樹脂に化学反応が引き起こされ、架橋された三次元の分子網目が形成され、これは硬質プラスチックに相当し、ウェブ繊維をその相互接触点で一緒に結合させる。
例えば、バインダ材料が半結晶性の熱可塑性粒子(例えば、ポリオレフィン、ヘキサメチレンアジパミド、ポリカプロラクタム)を含む場合には、バインダ材料を含有する不織ウェブを少なくともバインダ材料の融点まで加熱するのが好ましく、この温度では熱可塑性粒子は溶融して流動可能な流体を形成する。ウェブの熱損傷または変形を防止するために、バインダ材料の融点は、ウェブ繊維の融点(当てはまる場合)よりも低くなければならない(あるいは、可塑剤の取込みによりこの範囲にされる)。バインダ材料として非結晶性熱可塑性粒子が使用される場合(例えば、ビニル樹脂、アクリル樹脂)には、バインダ材料を含有する不織ウェブは、流体流動領域が達成されるまでバインダ材料のガラス転移点およびゴム状領域点よりも高温に加熱される。いずれの場合にも、流動可能なバインダ流体が生成された後、不織ウェブは冷却されるので、バインダ流体は凝固して、ウェブ繊維をその相互接触点で一緒に結合させる。
例えば、水分で活性化されるバインダ材料(例えば、ビニルエステルコポリマーに基づく材料)の場合には、粒子状バインダ材料を含有する不織ウェブは、水が噴霧されて、流動可能なバインダ流体を生成する。その後、ウェブは、繊維に損傷を与えることなく水分を除去するのに十分な温度に加熱され、従って、その相互接触点において一緒に結合された繊維が残される。
この段階の予備結合ウェブは、特定の最小厚さを有することが所望され得る。例えば、ウェブが天然繊維を含み、家庭用磨きパッドを形成するために使用される場合、5mmの最小厚さが好まれ得る。
ステップ(iii) 研磨粒子の予備結合ウェブへの適用および結合
適切な方法を使用し、予備結合ウェブおよび製造すべき研磨物品の性質を考慮して、上記ステップ(ii)に記載したように生成された予備結合ウェブに研磨粒子を適用および結合させることができる。
予備結合ウェブへ適用するのに適切な研磨粒子には、全ての既知の研磨粒子材料、ならびにこのような材料の組み合わせおよび凝集体が含まれる。研磨粒子は、1マイクロメートル未満から、2mmまたはそれより大きいどんなサイズでもよい。適切な研磨材料の中には、無機材料の粒子、例えば、セラミック酸化アルミニウム、熱処理酸化アルミニウムおよび白色溶融酸化アルミニウムを含む酸化アルミニウムと、炭化ケイ素と、炭化タングステンと、アルミナジルコニアと、ダイアモンドと、セリアと、立方晶窒化ホウ素と、窒化ケイ素と、ガーネットと、上記の組み合わせとが含まれる。米国特許第4,652,275号明細書および同第4,799,939号明細書に記載されるものなど、研磨剤凝集体も使用され得ることが予想される。また適切な研磨粒子は、熱硬化性または熱可塑性ポリマー粒子などのより軟らかくて攻撃性の低い材料、ならびに例えば、砕いた木の実の殻などの砕いた天然品も含む。研磨粒子に適切な高分子材料は、ポリアミド、ポリエステル、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(メタクリル)酸、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、ポリスチレンおよびメラミン−ホルムアルデヒド縮合物を含む。粒子組成および粒度の選択は、物品で処理すべきワークピース表面の性質と、所望される研磨効果とを考慮して、完成研磨物品の予想される最終用途に依存し得る。研磨粒子は、粒子が予備結合不織ウェブの隙間に侵入するのを可能にするように十分小さい粒度を有するべきである。また、ポリ(塩化ビニル)を含むものなどの粉砕助剤として有効であることが知られている粒子と、リチウムおよび亜鉛のステアリン酸塩、ステアリン酸などを含むものなどの完成物品に有効な潤滑特性を提供する粒子とを含む化学的に活性な粒子が、上記の研磨粒子と組み合わせて使用されてもよい。
研磨粒子は液体バインダ組成物と混合されてスラリーを形成してもよく、スラリーは次に、適切な方法(例えば、噴霧またはロールコーティングによる)で予備結合不織ウェブに塗布される。スラリーは不織ウェブの一方の面にだけ塗布されてもよいし、あるいは、同時または順番に両方の面に塗布されてもよい。バインダ組成物は次に硬化されて、研磨粒子をウェブの繊維に結合させる。
代替案として、液体バインダ組成物は予備結合ウェブに単独で塗布されてもよく(例えば、噴霧またはロールコーティングによる)、その後、例えば研磨粒子ディスペンサーの下方でウェブを搬送することによって、研磨粒子のドロップコーティング、散布、噴霧などを乾燥状態でウェブ表面に行なうことができる。次に、バインダ組成物は硬化されて、研磨粒子をウェブの繊維に結合させる。
更なる代替案として、研磨粒子は粉体樹脂バインダとブレンドされ、次に、ブレンドが乾燥形態で予備結合不織ウェブに適用されてもよい。
研磨粒子を予備結合不織ウェブに結合するために使用されるバインダは、研磨剤の製造でメイクコートとして使用するのに適することが知られている水性樹脂を含むどの樹脂または接着剤でもよい。不織研磨材料の製造において使用するのに適するメイクコート組成物の例は、米国特許第5,591,239号明細書、同第5,919,549号明細書、EP−A−0776733および国際公開第01/62442号パンフレットに記載されている。好ましいバインダは、フェノール樹脂(より特別には、より耐摩耗性の研磨物品のため)およびラテックス樹脂(より特別には、より柔らかい研磨物品のため、例えば浴室の洗浄用に非スクラッチ性)を含み、これらは、充填剤、潤滑剤、粉砕助剤、湿潤剤または界面活性剤、泡消し剤、および顔料または染料などの添加剤を含有し得る。
所望されるなら、研磨粒子が付けられた後に、更なる樹脂層がウェブに適用されてもよい。この任意選択の樹脂層(サイズコートとしても知られる)は不織研磨製品を強固にする働きをして、その耐摩耗性を増大させることができる。
上記に従う本発明の典型的な方法は、添付図面を参照してこれから説明されるであろう。
図1に示される方法では、繊維1は、ウェブ形成装置2、例えば「ランド−ウェバー(Rando−Webber)」機に供給されて不織繊維ウェブ3を生成する。不織繊維ウェブ3は、粉体塗装ブース4内に送り込まれ、流動化ホッパー6から供給される粒子状の予備結合樹脂5と接触される。この段階で不織ウェブに適用すべき任意選択的な乾燥粒子添加剤(顔料粉体および流動助剤など)は、ホッパー6内で予備結合樹脂5と予め混合させることができる。不織ウェブ3は、接地された金属性のオープンメッシュコンベヤベルト7上で、粉体塗装ブース4を通って搬送され、粒子状樹脂は、静電粉体スプレーガン8により上方からウェブに向けられる。ウェブ3およびコンベヤベルト7を通過する樹脂はブース4の底部で捕集され、再使用することができる。
所望されるなら、ウェブ3はここで反転され、粉体塗装ブース4を通って2回目の搬送を行なうことができ、この段階でウェブに装填される樹脂粉体5の量が増大される。
粉体含有不織ウェブ9は、次に、樹脂粒子を流動可能な状態に液化できる条件にさらされ、その後樹脂は硬化されて、ウェブ繊維間に結合を形成する。この例では、ウェブはオーブン10を通過され、そこで加熱されて、まずウェブ繊維をコーティングするように樹脂を液化し、次に繊維をその相互接触点において一緒に結合させるように樹脂を硬化させる。予備結合ウェブ11はオーブン10を出て行き、冷却される。
予備結合ウェブ11は、次に第1のスプレーブース12を通過され、そこでウェブの一方の表面は、液体メイクコートバインダ樹脂と混合された研磨粒子のスラリー13が噴霧される。これは次に、ウェブにオーブン14を通過させることによって硬化される。次に、ウェブは第2のスプレーブース15を通過し、そこでウェブの他方の表面は、同じ研磨剤−樹脂スラリー13が噴霧される。次に、第2の樹脂コーティングは、第2のオーブン16中で硬化される。
今説明した構成の代替案では、第2のスプレーブース15および第2のオーブン16は省略され、その代わりに、ウェブ11はオーブン14を出たら反転され、もう1度スプレーブース12を通って搬送されるので、ウェブの他方の面にスラリー13が噴霧され得る。次にウェブは、オーブン14を2回目に通過される。
いずれの場合も、得られる不織研磨ウェブ17は、次に、例えば、本出願人らの同一日付の対応する特許出願(出願人参照番号57906GB002)に記載される手で使用するための研磨パッドまたは家庭用磨きパッドなどの研磨物品に加工することができる(必要であれば、保存の後)。
この方法の変更版では、粒子状予備結合樹脂5は、ウェブ形成装置2における不織ウェブの形成の前に、ウェブ繊維1と混合され得る。その場合、粉体塗装ブース4は省略される。さらにもう1つの変更版では、粉体塗装ブース4は、粉体散乱ユニット20および粉体含浸ユニット21を含む図2に示される装置で置き換えることができる。その場合、ウェブ形成装置2からのウェブ3はユニット20に移動し、粒子状予備結合樹脂5(任意選択の乾燥粒子添加剤と一緒に)がディスペンサー22からウェブの上側表面全体に均等に分配される。ウェブを通過することになる樹脂はユニット20の底部で捕集され、再使用することができる。次に、ウェブは含浸ユニット21内に移動し、交流電圧が印加される2つの電極板23の間を通過する。この効果は、ウェブの厚さ全体にわたって樹脂粉体5を分配させることであり、その後ウェブは、図1のようなオーブン10へ移動する。ウェブの上側表面および下側表面と接触するブラシ24は、含浸ユニット21の下流側に配置されて過剰な樹脂粉体を除去する。過剰な樹脂粉体は、捕集して再使用することができる。
図2に示されるタイプの方法は、EP−A−0 914 916号明細書に記載されており、繊維ウェブと粉体とを接触させる更なる代替方法は、EP0 025 543号明細書に記載されている。
本発明の実施形態は、以下の非限定的な実施例において説明され、全ての部および割合は、別途指示されない限りは重量による。
実施例では、以下の材料、装置および試験方法が使用される。
材料
エポキシ樹脂粉体:仏国モンブリゾンのデュポン(Dupont of Montbrison,France)からの「ベックリーポックス(Beckrypox)AF4」低温硬化の黒色熱硬化性粉体(平均粒度35ミクロン)。
コポリアミド樹脂粉体:独国マールのデグサ(Degussa of Marl,Germany)からの「ベスタメルト(Vestamelt)350P1」熱可塑性粉体、0〜80ミクロン。
粉体流動助剤:独国マールのデグサからの「アエロジル(Aerosil)200」親水性ヒュームドシリカ粉体。
ナイロン20デシテックスステープル繊維:独国ノイミュンスターのロディア(Rhodia of Neumunster,Germany)からの中程度のテナシティのナイロン6.6ステープル繊維タイプ「RT174MT」。
ナイロン80デシテックスステープル繊維:仏国アラスのロディア(Rhodia of Arras,France)からのナイロン6.6ステープル繊維タイプ「R130」。
サイザル麻繊維:独国エベルスドルフのカルーソ(Caruso of Ebersdorf,Germany)からのカット繊維。
ココヤシ繊維:独国エベルスドルフのカルーソからのカット繊維。
ポリ(塩化ビニル)粒子:スペインのアイスコンデル(Aiscondel,Spain)からの「エティノックス(Etinox)631」。
コランダム粒子:仏国のペシネー(Pechiney,France)からの微細等級(約50ミクロンの平均粒度)のブロー溶融された酸化アルミニウム。
ラテックス樹脂:スペインのBASFからの「スチロファン(Styrofan)ED609」。
架橋剤:ノルウェーのダイノ・サイテック(Dyno Cytec,Norway)からの(i)サイメル(Cymel)303および(ii)サイメル307。
フェノール樹脂:独国イーゼルローン−レットマテのベークライト社(Bakelite AG of Iserlohn−Letmathe,Germany)からの「7983SW」。
充填剤:炭酸カルシウム。
顔料:要求に応じて赤または黒。
装置
開繊機(fiber opener):仏国コース・ラ・ビルのラロッシュ(Laroche of Cours La Ville,France)から。
「ランド−ウェバー(Rando−Webber)」:米国ニューヨーク州マセドンのランド・マシーン社(Rando Machine Co.,Macedon,N.Y.USA)からのエアレイ不織ウェブ形成機。
ウェブ加湿器:仏国シャンテロープ・レ・ヴィーニュのハイドロフォグ(Hydrofog of Chanteloup les Vignes,France)から入手可能な部屋の加湿に使用されるタイプの散水ヘッド。
粉体塗装装置:粉体塗装ブース(これも、ノードソンから入手可能)に搭載され、電気的に接地されている30cm幅の水平の金属製のオープンメッシュコンベヤベルトに向かって下方に向けられた米国オハイオ州ウェストレークのノードソン(Nordson of Westlake,Ohio,USA)からの「バーサスプレー(Versaspray)II」静電スプレーガン(単数または複数)。そのガン/それぞれのガンには、2.5mmのフラットなスプレーノズルが取り付けられる。粉体塗装ブースには、粉体を含有するための流動化ホッパー(ホッパーには、ガンに粉体を供給するためのベンチュリポンプが取り付けられる)と、ブース底部で廃棄粉体を捕集するための回収ドラムと、ホッパーへの流動化空気の供給、ならびにポンプおよびガンへの流動および霧状空気の供給を調節するためのエアコントロールユニットとが備えられる。ホッパー、ポンプおよび回収ドラムは全て、ノードソンから入手可能である。粉体ブースは、細かい粉体の安全な取扱いを可能にする特徴を取り込んでいた(カートリッジおよびHEPAフィルタによる空気抽出、ならびに火災検知器を含む)。
赤外線オーブン:英国タインアンドウィア州サンダーランドのトリスク(Trisk of Sunderland,Tyne and Wear,UK)から入手可能な3つの1kW短波赤外線ヒーターを有する「キュアマスター・スーパー(Curemaster Super)」オーブン。
スルーエアオーブン:いずれもスイス、ミュンヒウィレンのキャビテック(Cavitec of Munchwilen,Switzerland)から入手可能なガスオーブン(4メートル長さ)および電気オーブン(2メートル長さ)。
研磨剤スプレー装置:仏国グルノーブルのシャボー(Charvot of Grenoble,France)から入手可能な1つの往復スプレーガンを備えたスプレーブース、ならびに米国イリノイ州のビンクス・マニュファクチャリング・カンパニー(Binks Manufacturing Company,of Illinois,USA)からモデル21として入手可能な2つのスプレーガンを備えたスプレーブース。
試験方法
シーファー(Schiefer)カット試験:この試験は、湿潤条件下で、研磨物品によるカット(ワークピースから除去された材料)の尺度を提供する。10.16cm直径の円形試験片を試験すべき研磨材料から切断し、感圧型接着剤によって、水に浸漬して予めコンディショニングしたバックアップパッドに固定した。研磨材料も予め湿潤させた。バックアップパッドは、湿潤試験のために垂直にしたシーファー磨耗試験機(メリーランド州ゲーサーズバーグのフレーザー・プレシジョン・カンパニー(Frazier Precision Company.Gaithersburg,Md)から入手可能)の駆動プレートに固定した。「ポリキャスト(POLYCAST)」アクリルプラスチックとしてミネソタ州ブルーミントンのシーリー・プラスチックス(Seelye Plastics,Bloomington,Min)から入手可能なアクリルプラスチックの円形ワークピース(直径10.16cm×厚さ1.27cm)を用いた。磨耗試験機のワークピースホルダに取り付ける前に、各ワークピースの初期重量を最も近いミリグラムで記録した。水の滴下速度は、1分あたり60±6滴に設定した。4.55Kgの負荷を磨耗試験機のおもり台上に置き、取り付けた研磨剤試験片をワークピース上に低下させた。5000サイクルで実行されるように試験機を設定し、次に、自動的に停止させた。それぞれの5000サイクルの試験の後、水および破片がないようにワークピースを拭き取り、重さを量った。それぞれの5000サイクル試験で累積するカットは、初期重量と各試験後の重量との差であった。引裂試験:この試験は研磨物品の引裂強度の尺度を提供し、米国特許第1,423,841号明細書および同第1,423,842号明細書に記載されるようにして、エルメンドルフ(ELMENDORF)機において実行された。
破断時の負荷:この試験は研磨材料の51×135mmサンプルを破断させるのに必要とされる力(機械方向)の尺度を提供し、米国マサチューセッツ州のインストロン社(Instron Corp.of Massachusetts,USA)から入手可能な「タイプ1101ダイナモメータ」を用いて実行された。
実施例1
重さが130g/mであり、20デシテックスのナイロンステープル繊維を含む30cm幅のエアレイド不織ウェブを「ランド・ウェバー」機において2m/分の速度で形成した。繊維ベールは、ラロッシュ(Laroche)開繊機を用いて予め開繊済みであった。水平な金属製のオープンメッシュコンベヤベルト上で粉体塗装ブースを通って、ウェブをインラインで搬送した。ここで、ウェブの30cm上方に配置された単一の「バーサスプレー(Versaspray)II」スプレーガンによって、エポキシ樹脂粉体をウェブに向けた。粉体をホッパーからスプレーガンに供給し、0.5バールの圧力の空気を用いて静かに泡立つまで流動化した。スプレーガンの空気圧の設定は、流動(一次空気)のためには2〜3バールであり、霧状(二次)空気のためには1〜1.5バールであり、最大電圧(100kV)を印加した。樹脂粉体を約58g/mの重量でウェブ内に堆積させ、ウェブを通過するエポキシ樹脂粉体を、オープンメッシュコンベヤベルトの下方に位置決めした回収ドラム内に捕集した。次に、ガスオーブンにおいて粉体化ウェブを170℃で2分間加熱し、再循環空気のために低速の設定を用いて樹脂を溶融および硬化させて、樹脂粉体の除去を回避した。
次に、以下のようにして結合ウェブに研磨粒子を適用した。コランダム粒子(55%)、フェノール樹脂(20%)、水(20%)、充填剤(4%)および顔料(1%)を一緒に十分に混合することによって、研磨剤−樹脂スラリーを調製した。次に、スラリーを、1つの往復スプレーガンを備えたスプレーブースの供給タンクに移した。2m/分の速度で結合ウェブにスプレーブースを通過させ、ウェブの一方の面に、約180〜220g/mの範囲の重量のスラリーを噴霧した。次に、ウェブにガスオーブンを通過させ、180℃で約2分間加熱してフェノール樹脂を硬化させた。次に、ウェブを反転させて、ウェブの他方の表面を一番上にして、スプレーブースおよびガスオーブンを通って再度搬送した。得られた不織研磨ウェブを、約150×225mmの寸法を有する研磨ハンドパッドに切断した。
実施例2
20デシテックスおよび80デシテックスのナイロンステープル繊維(それぞれ50%)の混合物からエアレイドウェブを形成し、ウェブに堆積された樹脂粉体の量が47g/mであった点を除いて、実施例1を繰り返した。
実施例3
エポキシ樹脂粉体の代わりにコポリアミド樹脂粉体を用いて実施例2を繰り返した。0.5%の粉体流動助剤を添加し、振動テーブルを用いてホッパーを振動させることによって、樹脂粉体の流動性および均一性を改善した。1バールの圧力で流動化空気をホッパーに供給し、ガンの空気圧の設定は、流動空気のためには3バールであり、霧状空気のためには4バールであった。ウェブに堆積された樹脂粉体の量は28g/mであった。
実施例4
「ランド・ウェバー」機において、2m/分の速度で、サイザル麻繊維から190g/mの重量の30cm幅のエアレイド不織ウェブを形成した。繊維ベールは、ラロッシュ開繊機を用いて予め開繊済みであった。オープンメッシュコンベヤベルト上で粉体塗装ブースを通ってウェブをインラインで搬送した。ここで、ウェブの30cm上方に固定され、20°〜30°の範囲の角度で鉛直方向の反対側に傾斜され、並んで配置された2つの「バーサスプレーII」スプレーガンによって、コポリアミド樹脂粉体(0.5重量%の流動助剤とブレンドした)をウェブに向けた。樹脂粉体をホッパーからガンに供給し、1.5バールの圧力の空気を用いて静かに泡立つまで流動化した。ガンの空気圧の設定は、流動空気のために2バールであり、霧状空気のために1バールであり、最大電圧(100kV)を印加した。樹脂粉体を約60g/mの重量でウェブ内に堆積させ、ウェブを通過する樹脂粉体を、オープンメッシュコンベヤベルトの下方に位置決めした回収ドラム内に捕集した。次に、まず樹脂粉体を予備硬化させるためにウェブの3cm上に位置決めされたヒーターを有する150〜160℃の範囲の温度の赤外線オーブンにおいて、次に再循環空気のための低速設定を用いる160℃の温度の電気オーブンにおいて、粉体化ウェブをインラインで加熱した。オーブン中の全滞留時間は1分であった。
次に、ウェブを反転させて、ウェブの他方の表面を一番上にして、粉体塗装ブースおよびオーブンを通って再度搬送した。
次に、以下のようにしてポリ(塩化ビニル)粒子を結合ウェブに適用した。粒子(25%およびラテックス樹脂(68.5%)を架橋剤(1.2%の(i)および5.3%の(ii))と一緒に十分に混合することによって研磨剤−樹脂スラリーを調製した。次に、スラリーを、単一のスプレーガンを有するスプレーブースの供給タンクに移した。2m/分の速度で結合ウェブにスプレーブースを通過させ、ウェブを横切って往復運動をするガンから一方の面にスラリーを噴霧して、約300g/mのコーティング重量のスラリーによるウェブの均一な被覆を保証した。次に、ウェブにガスオーブンを通過させ、180℃で2分間加熱してラテックス樹脂を硬化させた。次に、ウェブを反転させ、同じようにして、他方の面にスラリーが噴霧されるように再度スプレーブース内を搬送した。次に、再度ガスオーブンを通過させた。
得られた不織研磨ウェブは150g/mのポリ(塩化ビニル)粒子を含有し、約75×90mmの寸法を有する家庭用磨きパッドに切断した。
実施例5
以下の点を変更して、実施例4を繰り返した。不織ウェブは150〜170g/mの重量であり、「ランド、ウェバー」機において、樹脂粉体の硬化時間が増大されるのを可能にするために(後を参照)より低速(1m/分)で、ココヤシ繊維から形成した。粉体塗装器に入る前にウェブを加湿して、その導電率、およびそれによる樹脂粉体の取り込みを増大させた。1バールの圧力の水および2.5バールの圧力の霧状空気が供給される散水ヘッドを用いてウェブを加湿した。粉体塗装器は、単一の「バーサスプレーII」スプレーガンを使用して、エポキシ樹脂粉体を30cmの距離からウェブに向けた。1.8バールの圧力の空気を用いて、樹脂粉体を粉体塗装器のホッパー内で流動化した。ガンの空気圧の設定は、流動空気のために1バール、霧状空気のために0.8バールであった。樹脂粉体を250g/mの重量でウェブ内に堆積させた。赤外線ヒーターは省略し、再循環空気のための低速設定を用いて、170℃の温度で2分間、電気オーブンのみで粉体化ウェブを加熱した。
次に、以下のようにして、コランダム粒子を結合ウェブに適用した。粒子(25%)およびフェノール樹脂(75%)を一緒に十分に混合することによって、研磨剤−樹脂スラリーを調製した。次に、スラリーを、4つのスプレーガンを有するスプレーブースの供給タンクに移した。2m/分の速度で結合ウェブにスプレーブースを通過させ、ガンから一方の面にスラリーを噴霧して、約230〜260g/mのコーティング重量のスラリーによるウェブの均一な被覆を提供した。次に、ウェブにガスオーブンを通過させ、ウェブを180℃で2分間加熱してフェノール樹脂を硬化させた。次に、ウェブを反転させ、同じようにして、スラリーが他方の面に噴霧されるように再度スプレーブースを通って搬送した。次に、再度ガスオーブンを通過させ、不織布磨きウェブを得て、家庭用磨きパッドに切断した。
結果(実施例1〜3)
実施例1〜3から得られる研磨ハンドパッドサンプル(それぞれ、サンプル1〜3)を研磨性能について試験した。上記のように適用したエポキシ樹脂粉体ではなくロールコーティングで塗布した液体フェノール樹脂を用いて予備結合ウェブを調製したことを除いて実施例1に記載したように調製されたリファレンスサンプル(REF)の結果と共に、結果は以下の表に示される。
Figure 2006524584
上記の表は、サンプル1〜3が良好な物理特性/機能特性を有しており、リファレンスサンプルに匹敵していたことを示す。サンプル1〜3の引裂強度は特に良好であり、リファレンスサンプルの約2倍であった。サンプル2および3と比べてサンプル1のカット試験結果が低いのは、使用される繊維から得られるこのサンプルのたわみ性が高いためであると考えられた。
また表は、サンプル1〜3が、初期繊維重量はほぼ同じであるが約20%厚いので、リファレンスサンプルよりも低い密度を有していた(すなわち、より目が粗かった)ことも示す。このことは次に、削減された量の繊維を用いて有効な研磨製品を製造する可能性を示す。さらに、サンプル1〜3のより目の粗い構造は、使用中に、目詰まりする可能性が低いことを意味する。目の粗い構造は、ウェブが圧力を受ける(例えば、ローラーとの接触の結果)ことを必要としない方法で、サンプル1〜3を作成するウェブが予備結合されているという事実の結果であると考えられる。
結果(実施例4および5)
擬似家庭環境で汚れた食器をきれいにするために、実施例4および5から得られた家庭用磨きパッドのサンプルを使用し、視覚的な評価に基づいて、少なくとも従来の合成磨きパッドと同様に、一般に、天然繊維から製造した伝統的な磨きパッドよりも良好に機能することがわかった。
実施例4および5のプロセスにより製造される磨きパッドは、天然植物繊維を用いて形成されるので、使用後に、より容易にリサイクルすることができるという利点を提供する。それにもかかわらず、磨きパッドの均一性は、伝統的な天然繊維磨き剤と比較して高く、環境に優しいが比較的規格化された製品を消費者に提供することを可能にする。さらに、磨きパッドは、伝統的な天然繊維磨き剤および従来の合成磨き剤の両方の有利な目の粗さを、後者の研磨性能と共に示す。これらの利点は、ウェブ繊維を不可逆的に圧縮または損傷し得る圧力(例えば、ローラーによる接触の結果)をウェブが受けることを必要としない方法で予備結合された天然繊維の機械形成(乾式積層)ウェブを、磨きパッドが含むという事実の結果であると考えられる。
上記実施例の全てにおいて記載されるプロセスの利点は、後で樹脂/研磨剤スラリーが塗布される予備結合ウェブの形成において、揮発性有機化合物(VOC)が生成されないことである。さらに、予備結合ウェブを製造するためにこれらのプロセスで必要とされるエネルギーは、液体予備結合樹脂が使用される場合に必要とされるよりも少なくてよい。従って、プロセスの環境効果は、合成磨き材料を製造するために従来使用されるプロセスよりも実質的に低くてよい。
上記の実施例は研磨ハンドパッドおよび家庭用磨きパッドの製造を説明するが、本発明に従う方法は、使用される材料およびプロセス工程を必要に応じて適切に変えて、例えば、研磨機で使用するための研磨剤ディスクおよびフロアパッドを含むその他の研磨物品を製造するために使用されることが認識されるであろう。
研磨物品の製造方法の略図である。 図1の方法の一部の変更を説明する。

Claims (23)

  1. 研磨物品の製造方法であって、
    (i)可融性バインダ粒子を含有する乾燥粒子材料と接触された三次元不織繊維ウェブを形成するステップと、
    (ii)前記バインダ粒子が流動可能な液体バインダを形成するような条件に前記ウェブをさらし、次に前記液体バインダを凝固させて前記ウェブの繊維間に結合を形成し、それにより予備結合ウェブを提供するステップと、
    (iii)前記予備結合ウェブに研磨粒子を適用し、前記研磨粒子を前記予備結合ウェブの繊維に結合させて前記研磨物品を提供するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記ステップ(i)が、繊維を三次元不織ウェブに形成し、そして次に、前記ウェブを前記乾燥粒子材料と接触させることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(i)が、繊維を前記乾燥粒子材料と混合し、そして次に、前記混合物を三次元不織ウェブに形成することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ウェブの繊維が、合成繊維または天然繊維もしくはこれらの混合物を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記ウェブの繊維がポリアミド繊維を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ウェブの繊維が、ココヤシ、サイザル麻および/または麻の繊維を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記可融性バインダ粒子が、熱硬化性材料または熱可塑性材料を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記バインダ粒子が、エポキシ樹脂、コポリアミドおよびコポリエステルからなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記バインダ粒子が200μm未満の粒度を有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記バインダ粒子が、前記ウェブに圧縮力をかけることなく前記ウェブに適用される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記バインダ粒子が、静電気力の作用下で前記ウェブの厚さ全体を横切って堆積される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記バインダ粒子に静電荷が付加され、次に前記バインダ粒子が前記ウェブの方向に向けられ、その間、前記ウェブが電気的に接地された支持表面に配置される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記ウェブが熱および/または水分にさらされて、前記バインダ粒子に前記流動可能な液体バインダを形成させる、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記研磨粒子が、少なくともメイクコートバインダ樹脂によって前記予備結合ウェブの繊維に結合される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記メイクコートバインダ樹脂が、液体状で前記予備結合ウェブに塗布される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記研磨粒子が、前記メイクコートバインダ樹脂と同時に前記予備結合ウェブに適用される、請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記研磨粒子および前記メイクコートバインダ樹脂が、スラリーとして一緒に前記予備結合ウェブに塗布される、請求項15に記載の方法。
  18. 前記スラリーが、前記予備結合ウェブ上に噴霧される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記メイクコートバインダ樹脂が、ラテックス樹脂およびフェノール樹脂からなる群から選択される、請求項14〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記予備結合ウェブが、50kg/mの最大密度を有する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記予備結合ウェブが、30kg/mの最大密度を有する、請求項20に記載の方法。
  22. 前記予備結合ウェブが、5mmの最小厚さを有する、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記不織繊維ウェブが、乾式積層プロセスにより形成される、請求項1〜22のいずれか1項に記載の方法。
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