JP2006521352A - トリートメント組成物 - Google Patents

トリートメント組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006521352A
JP2006521352A JP2006506537A JP2006506537A JP2006521352A JP 2006521352 A JP2006521352 A JP 2006521352A JP 2006506537 A JP2006506537 A JP 2006506537A JP 2006506537 A JP2006506537 A JP 2006506537A JP 2006521352 A JP2006521352 A JP 2006521352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eraser
particles
composition
dental treatment
treatment composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006506537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006521352A5 (ja
Inventor
ピエール ロシャ,
Original Assignee
エクサ エスアー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from PCT/EP2003/003052 external-priority patent/WO2004084850A1/en
Application filed by エクサ エスアー filed Critical エクサ エスアー
Publication of JP2006521352A publication Critical patent/JP2006521352A/ja
Publication of JP2006521352A5 publication Critical patent/JP2006521352A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0241Containing particulates characterized by their shape and/or structure
    • A61K8/0275Containing agglomerated particulates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q11/00Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F11/00Compounds of calcium, strontium, or barium
    • C01F11/18Carbonates
    • C01F11/185After-treatment, e.g. grinding, purification, conversion of crystal morphology
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/60Particulates further characterized by their structure or composition
    • A61K2800/65Characterized by the composition of the particulate/core
    • A61K2800/651The particulate/core comprising inorganic material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/50Agglomerated particles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/61Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer

Abstract

本発明は、微粒子消去剤を含むデンタルトリートメント組成物であって、この消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにある組成物に関する。これらの粒子は、30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有し、炭酸カルシウムの沈殿物からなる。これらの粒子は丸いので、歯の表面に塗布された時、これらの粒子はその表面を回転して動き、歯の表面を損傷することなく、表面から食べかす、汚れ、歯垢、歯石などをつまみ上げる。本発明のデンタルトリートメント組成物を用いた、歯のトリートメント方法も開示する。

Description

本発明は、表面を処理するためのトリートメント組成物に関する。特に本発明は、歯および家庭の掃除表面のトリートメント組成物に関する。
背景
非常に多くの練り歯磨きが、今や数年前から開発され、市場に出されている。
練り歯磨き調合物は、様々な成分、特に水、湿潤剤(例えばグリセロール、ソルビトール、キシリトール、またはポリエチレングリコールなど)、増粘剤(例えばキサンタンガム)、フッ化物源(通常、フッ化ナトリウムまたはナトリウムモノフルオロホスフェート(虫歯予防剤)、着色料、風味料、甘味料、香料、防腐剤、界面活性剤、および/または添加剤などを含有しうることは公知である。
これら調合物には研磨剤も含有されている。この研磨剤はその機械的作用によって歯垢を除去するはずだが、同時に歯自体が許容しえない磨耗を受けることはあり得ない。
通常用いられる研磨剤のうち、炭酸水素ナトリウムおよびリン酸カルシウム、メタリン酸ナトリウム、アルミナ、および近年ではシリカを挙げることができる。
しかしながら、先行技術の作用物質、特に練り歯磨き組成物中のシリカおよびアルミナ研磨剤は、常に望ましい屈折率または多孔度を有するとはかぎらない。
上記の欠点の少なくともいくつかを克服することが、本発明の1つの目的である。
発明の説明
本発明によれば、微粒子消去剤を含むトリートメント組成物であって、この消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにある組成物が提供される。1実施形態において、このトリートメント組成物は、身体の手入れ用トリートメント組成物、例えばデンタルケアトリートメント組成物である。ほかの型の身体の手入れ用トリートメントには、皮膚の剥離および身体洗浄が含まれる。
本明細書において、「微粒子消去剤(Particulate erasing agent)」という用語は、1つの表面を回転して動かされるような大きさにあり、かつこのような回転作用の間、食べかす(debris)、汚れ、歯垢、歯石などを、表面、特に歯および歯茎表面から、消しゴムが鉛筆の書き跡をページからこすり消すような方法でつまみ上げる、多数の比較的軟らかい粒子のことを言うものと理解すべきである。
本発明の特に好ましい実施形態において、このデンタルトリートメント組成物は、練り歯磨きまたは歯磨きジェルを含む。典型的にはこの微粒子消去剤は、この練り歯磨きまたは歯磨きジェル組成物の20%〜40%を構成する。これに代わる1つの実施形態において、このデンタルトリートメント組成物は粉末形態にある微粒子消去剤を含むが、どのようにしてこの組成物が歯へ投与されるかは以下で述べる。
本発明はまた、デンタルトリートメント組成物における微粒子消去剤の使用であって、この消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにある使用にも関する。
本発明はまた、歯のトリートメント方法であって、
本発明によるデンタルトリートメント組成物の適量を、この組成物に適したアプリケーター上に塗布するステップと、
この消去剤の粒子の少なくともいくらかが、歯の少なくとも一部分を回転して動くように、この組成物を歯の表面上にこすりつけるためにアプリケーターを用いるステップと、
場合により歯からこの組成物を濯ぎ流すステップと
を含む方法に関する。
典型的にはこのアプリケーターは、歯ブラシ、歯間ブラシ、またはソフトラバーカップである。このアプリケーターがブラシである時、これは手動で、または機械的に、または電気的に操作されてもよい。
本発明はまた、歯のブラッシング、歯のホワイトニング、歯の洗浄、歯垢および歯石の除去、および歯の一般的洗浄または研磨からなる群から選択された、1つまたはそれ以上の歯科用途における本発明の方法の使用にも関する。本明細書において、歯という用語は、歯茎、および口腔の粘膜、および人工的補助部分、例えば歯冠、ブリッジ、および総入れ歯または部分入れ歯を包含すると考えるべきである。したがって、本方法は、この処理剤の、なんらかの形態の粒子加速剤を用いた噴射塗布(blast application)、または手動塗布を包含してもよい。手動塗布には、従来のブラッシング、こすりつけ、研磨などが含まれる。
本発明はまた、骨の治療、または皮膚の剥離処理における本発明の方法の使用にも関する。
もう1つの実施形態において、このトリートメント組成物は、家庭の手入れ処理用組成物である。したがって、例えばこのトリートメント組成物は、微粒子固体、ジェル、または流体、例えばクリームの形態を取る硬質表面クリーナーであってもよい。もう1つの実施形態において、この硬質表面処理用組成物は、表面、例えば浴槽、シャワー、流し台、タイル表面などの洗浄への使用に適している。別の実施形態において、この硬質表面処理用組成物は、台所用品、例えばポット、鍋、およびほかの調理器具、および食器の洗浄に適している。他の実施形態において、この硬質表面処理用組成物は、真鍮製品、銀製品、およびほかの金属物体の洗浄および/または研磨に適している。
本発明はまた、硬質表面の処理方法であって、
本発明による硬質表面処理用組成物の適量を、この組成物に適したアプリケーター上に塗布するステップと、
この消去剤の粒子の少なくともいくらかが、硬質表面の少なくとも一部分を回転して動くように、この組成物を硬質表面上にこすりつけるためにアプリケーターを用いるステップと、
場合により硬質表面からこの組成物を濯ぎ流すステップと
を含む方法に関する。
本発明はまた、皮膚の剥離方法であって、本発明による剥離処理用組成物の適量を、この組成物に適したアプリケーター上に塗布するステップと、この消去剤の粒子の少なくともいくらかが、皮膚の少なくとも一部分を回転して動くように、この組成物を皮膚上にこすりつけるためにアプリケーターを用いるステップと、場合により皮膚からこの組成物を濯ぎ流すステップとを含む方法に関する。
1つの好ましい実施形態において、剥離処理用組成物を手で塗布し、このような場合、アプリケーターは、使用者の手であってもよい。あるいはまた、粒子加速剤が、この組成物を塗布するために用いられてもよい。
本発明はまた、身体および家庭の手入れ処理用組成物、特に身体および家庭の手入れ用洗浄組成物における消去剤としての、沈殿または凝集アルカリ金属炭酸塩の使用にも関する。
本発明はまた、デンタルトリートメント、身体洗浄、皮膚剥離、および家庭の掃除用組成物における、沈殿または凝集アルカリ金属炭酸塩の使用にも関する。
典型的には、沈殿または凝集アルカリ金属炭酸塩は、沈殿または凝集炭酸カルシウム(PCC)である。典型的にはこのPCCは、30〜1,000ミクロンの平均粒子サイズを有する。好ましくはこのPCCは、30〜500ミクロン、より好ましくは30〜100ミクロンの平均粒子サイズを有する。典型的にはこのPCCは、70〜90ミクロンの平均粒子サイズを有する。適切にはこのPCCは、特にこれがデンタルトリートメントに用いられる時、好ましくは50ミクロン超である平均粒子サイズを有する。粒子のサイズ分類(sizing)方法は、当業者に周知であろう。例えば、所定の範囲内、例えば70〜90ミクロンの粒子を分離するために、振動ふるいが用いられてもよい。
本発明の1つの実施形態において、このデンタルトリートメント組成物は、少なくとも3%の水(w/w)、一般に少なくとも5%の水(w/w)を含む。
好ましくはこの消去剤の粒子は、不溶性アルカリ金属塩の沈殿物または凝集体を含む。典型的には、この塩は炭酸塩である。適切には、このアルカリ土類金属はカルシウムである。最も好ましくは消去剤の粒子は、不溶性炭酸カルシウムの沈殿物または凝集体を含む。典型的には、不溶性炭酸カルシウムの沈殿物または凝集体は、硝酸方法または酸化カルシウム方法によって得られる。1つの好ましい実施形態において、消去剤の粒子は、結晶化の間に丸い形状に形成されたカルサイト結晶の凝集体を含む。
好ましくはこれらの粒子は、略球形である。本明細書において、粒子に適用される「略球形」という用語は、粒子が表面を移動する時に容易に回転運動をすることを可能にする粒子のあらゆる形状を意味すると理解すべきである。したがって、この用語は主として球形粒子について言うものであるが、1つの態様においてこれは、ほかの型のスフェロイド、例えば長円または楕円形状を有する球を除外するものではない。理想的にはこれらの粒子は丸い。典型的にはこれらの粒子は不規則表面構成を有する。
理想的にはこれらの粒子は比較的軟らかい。一般にこれらの粒子は、10モース未満、典型的には8モース未満、好ましくは6モース未満の平均硬度を有する。典型的にはこれらの粒子は、少なくとも1モース、好ましくは少なくとも2モースの平均硬度を有する。本発明の好ましい実施形態において、これらの粒子は、約3モースの平均硬度を有する。典型的にはこれらの粒子は30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する。モース硬度の適切な測定方法は当業者には周知であろう。
本発明の1つの実施形態において、これらの粒子は、30〜1,000ミクロン、好ましくは60〜120ミクロン、最も好ましくは70〜80ミクロンの平均最大直径を有する。
典型的にはこれらの微粒子消去剤は、総組成物の1〜75%(w/w)を構成する。好ましくはこれらの微粒子消去剤は、総組成物の20〜40%、最も好ましくは25〜35%(w/w)を構成する。
本発明の1つの実施形態において、このデンタルトリートメント組成物は、ペーストまたはジェルを含む。好ましくはこのデンタルトリートメント組成物は、練り歯磨きである。あるいはまた、このデンタルトリートメント組成物は、歯のホワイトニング組成物、歯垢除去組成物、歯磨きジェル、研磨ペーストなどを含んでいてもよい。
本発明の1つの実施形態において、このデンタルトリートメント組成物は、場合により1つまたは複数のほかの成分中の添加剤として用いられる粉末を含む。
本発明はまた、この組成物用のディスペンサーの中に入れられている、本発明によるデンタルトリートメント組成物の組合わせにも関する。典型的には、このディスペンサーは、変形可能なチューブを含む。ほかの型のデンタルケア組成物ディスペンサーも考えられる。例えばピストンポンプである。
本発明はまた、デンタルトリートメント組成物における微粒子消去剤の使用であって、この微粒子消去剤が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、かつ理想的には30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する粒子を含む微粒子消去剤の使用にも関する。
本発明はまた、液体炭化水素吸収剤としての、アルカリ金属炭酸塩、典型的には沈殿または凝集アルカリ金属炭酸塩の使用にも関する。
本発明はまた、液体炭化水素の吸収方法であって、アルカリ金属炭酸塩を、液体炭化水素と接触させるステップと、このアルカリ金属炭酸塩に液体炭化水素を吸収させるステップと、このアルカリ金属炭酸塩を除去するステップとを含む方法にも関する。
本明細書において、「液体炭化水素」という用語は、油、石油、およびディーゼルを包含するものと理解すべきである。
適切には、この方法および使用は、こぼれた油を掃除するのに適している。
本発明は、次の図面を参照して、例としてのみ示されている本発明のいくつかの実施形態の以下の説明から、より明確に理解されるであろう。
詳細な説明
図面を参照して、最初に図1を参照すると、本発明の方法において用いられる、一般的に参照番号1で示されている粒子が図解されている。この粒子は、沈殿炭酸カルシウムの粒子であり、略球形であり、わずかに不規則な形状、および粗くて不規則な表面構成を有する。
図2を参照すると、本発明の方法が図解されており、この場合、粒子1が、除去されることになる歯垢のコーティング3を有する歯の表面2に沿ってこすられる。粒子1の性質および丸い形状によって、衝撃を受けた時、粒子1は、表面を回転して動き、この表面をこすり、コーティング3を粒子の表面上に吸収する。このことは、表面に損傷を引起こすことなく、表面からコーティングを除去するという正味の効果を有する。
[実施例1]
微粒子消去剤の生成方法(酸化カルシウム方法)
不溶性炭酸カルシウム粒子の生成は、酸化カルシウムを水中に溶解して、pH7以上の液体中に遊離Ca++を供給することによって実施する。
COの添加は、結果として沈殿CaCOを生じる。
Ca+++2OH+CO→CaCO+H
プラスチック、金属、およびポリマーを包含する様々な型の支持体(substrate)を用いて、本発明による処理剤の一部をなす粒子の様々なほかの生成方法が研究されてきた。これらの方法の例には、次のものが含まれる:
化学的方法
微粒子消去剤を生成するための、多くの化学的方法がある。一般的に、化学的方法は、結果として非常に細かい粉末粒子サイズを生じる。このような方法には、ゲルゾル、化学沈殿、反応、還元(金属塩を金属へ還元するためのオートクレーブ中の水素)、分解(例えば金属カルボニル)、および電気分解が含まれる。
[実施例2]
1つの特別な方法は、硝酸中にアパタイトを溶解するステップを包含する(硝酸方法)。このようにして形成された液体を冷却し、硝酸カルシウムを晶出させる。ついで硝酸カルシウム結晶を、遠心分離または濾過によってこのように形成されたスラリーから分離する。ついでNHおよびCOを、硝酸カルシウムに添加し、その結果CaCOおよび硝酸アンモニウム液体の沈殿を生じる。ついでこの沈殿CaCOを、濾過によって分離する。
噴霧乾燥
これは、粒子形成および乾燥を包含する、最も広く用いられている工業方法である。これは、液体供給原料、例えば溶液、エマルジョン、およびポンプ可能な縣濁液からの、粉末、または粒状、またはアグロメレート形態における乾燥固体の連続生産に非常に適している。
凝集
凝集の最も一般的な方法は、成分が、有機バインダーとともに物理的に混合される場合である。ついで溶媒が追い出され、その結果生じた材料がサイズ分類される。バインダーは、噴霧の間に燃焼除去されるべきである。この方法は、NiAl、AlSi、またはポリエステル粉末の製造に用いられる。アグロメレーションの最も一般的な方法は、成分が、有機バインダーとともに物理的に混合される場合である。ついで溶媒が追い出され、その結果生じた材料がサイズ分類される。バインダーは、噴霧の間に燃焼除去されるべきである。この方法は、NiAl、AlSi−ポリエステル粉末の製造に用いられる。
噴霧乾燥の使用は、粉末の凝集のためのもう1つの一般的な方法になっている。この場合、これらの成分とともにスラリーが形成され、ついでこれは、回転スプレーヘッドの中に供給される。ここでスラリーは、微粒化された雲(atomised cloud)を形成し、これは、反対側の温かい空気流によって固化され、粉末を生じる。この方法は、セラミック、例えばジルコニア、およびサーメット、例えばWC−コバルトのために用いられる。この粉末は大部分球形であるが、噴霧乾燥された状態のままの場合、多孔質で砕けやすいことがある。この材料は多くの場合、焼結および/または噴霧緻密化によって緻密化され、安定化される。
同様に機械的凝集方法(例えばホソカワ方法)であって、例えば硬質成分が、機械的により軟質なマトリックス粒子中に駆動され、複合粉末を形成する方法がある。実際、単純ボール磨砕を用いて、2種以上の成分を互いに機械的に混合する(alloy)ことができる。
焼結は、噴霧乾燥方法の一部として用いることができるが、これはまた、粉末の製造方法として単独で用いることもできる。これらの成分は互いに混合され、加熱されて、いくつかの固体状態拡散を進行させ、ついでその結果生じた生成物が粉砕される。いくつかの反復サイクルを用いて、さらなる混合を促進することができ、その場合、この粉末は、「反応された」粉末と呼ばれる。
微粒化(atomisation)
すべて、供給源としての溶融プールの生産に依存する、いくつかの微粒化技術がある。微粒化方法には、回転電極、振動電極(アーク)、遠心分離(溶融物から)、および急速固化(例えばアルミニウムリボン)が含まれる。しかしながら、これまで最も一般的に用いられてきた方法は、水またはガス微粒化である。
その他
・固体状態還元
・電気分解
・電着
機械的粉砕
商品として入手しうる沈殿炭酸カルシウム源、および1つの製造手段が、「化学経済学ハンドブック(Chemical Economics Handbook)」(1996−SRI International)において公開された、Larisa Gorbaty、Andreas Leder、およびYuka Yoshidaによる、「細かく磨砕され、沈殿された炭酸カルシウム(Fine−Ground and Precipitated Calcium Carbonate)」というタイトルの論文において記載されている。
練り歯磨き組成物
上記のように、本発明のデンタルトリートメント組成物は、練り歯磨きの形態を取ってもよい。これに関して、微粒子消去剤(実施例2において形成された沈殿炭酸カルシウム)が、この練り歯磨き組成物の30%(w/w)の量で、練り歯磨き組成物に添加されてもよい。消去剤の添加前に、これは、これらの粒子が確実に約70ミクロンの平均直径を有するように、振動ふるいを用いてサイズ分類される。ほかの適切なサイズ分類方法は、当業者には明白であろう。練り歯磨き調合物の詳細は、デンタルトリートメント組成物の分野の業者には周知であり、本明細書において詳細に記載しない。
身体洗浄用組成物
実施例2において生成された微粒子消去剤(沈殿炭酸カルシウム)は、身体洗浄用組成物の調合物、例えば石鹸、シャワージェル、ボディーウオッシュなどにおいて用いられてもよい。これらの組成物へ添加される微粒子消去剤の量は、製品の型に応じて様々に変えることができる。あるいはまた、このような身体洗浄用組成物の組成は、身体洗浄用調合物の分野の業者に公知であろう。本発明による身体洗浄用組成物は、皮膚およびほかの物体からの油および炭化水素ベースの汚れを洗浄するのに特に適している。
皮膚剥離組成物
実施例2において生成された微粒子消去剤(沈殿炭酸カルシウム)は、例えば石鹸、シャワージェル、ボディーウオッシュなどの組成物として皮膚の剥離において用いられてもよい。これらの組成物へ添加される微粒子消去剤の量は、製品の型に応じて様々に変えることができる。あるいはまた、このような皮膚剥離組成物の組成は、身体洗浄用調合物の分野の業者に公知であろう。
家庭の手入れ用組成物
クリームおよび微粒子固体の形態にある硬質表面クリーナーを包含する、家庭の手入れ用組成物の調合物は、家庭の掃除および艶出し用組成物調合物の分野の業者には周知であろう。
液体炭化水素の吸収
約70ミクロンの(上で調製されたような)粒子サイズを有する沈殿炭酸カルシウム(PCC)は、地面にこぼれた油を除去するために用いられる。このPCCは、油を覆うのに十分な量で油の上に注がれる。ついでPCCは、油を吸収するために放置される。適当な時間の後に、ついでPCCは拭い取られ、これによって油を除去する。
本発明は、上に記載されている実施形態に限定されない。これらは、本発明から逸脱することなく、構成および工程段階の両方において様々に変えることができる。
本発明による処理剤の粒子を示す図である。 本発明の方法を示す図である。

Claims (24)

  1. 微粒子消去剤を含むデンタルトリートメント組成物であって、前記消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、前記粒子が30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する組成物。
  2. 前記消去剤の粒子が、不溶性アルカリ金属炭酸塩の沈殿物または凝集体を含む、請求項1に記載のデンタルトリートメント組成物。
  3. 前記消去剤の粒子が、不溶性炭酸カルシウムの沈殿物または凝集体を含む、請求項2に記載のデンタルトリートメント組成物。
  4. 前記粒子が、1〜10モースの平均硬度を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のデンタルトリートメント組成物。
  5. 前記粒子が、2〜4モースの硬度を有する、請求項5に記載のデンタルトリートメント組成物。
  6. 前記粒子が略球形である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のデンタルトリートメント組成物。
  7. 前記微粒子消去剤が、総組成物の3〜75%(w/w)を構成する、デンタルトリートメント組成物。
  8. ペースト、ジェル、または粉末の形態にある、請求項1〜7のいずれか1項に記載のデンタルトリートメント組成物。
  9. 練り歯磨き、歯磨きジェル、研磨ペースト、または粉末添加剤である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のデンタルトリートメント組成物。
  10. 前記組成物のためのディスペンサーまたはパッケージの中に入れられている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のデンタルトリートメント組成物の組合わせ。
  11. 前記ディスペンサーが変形可能なチューブを含む、請求項10に記載の組合わせ。
  12. 前記消去剤の微粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、かつ30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する、デンタルトリートメント組成物における微粒子消去剤の使用。
  13. 前記消去剤の微粒子が、不溶性アルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸カルシウムの沈殿物または凝集体を含む、請求項12に記載の使用。
  14. 前記デンタルトリートメント組成物が、練り歯磨き、歯磨きジェル、研磨ペースト、または粉末添加剤である、請求項12または13に記載の使用。
  15. 歯のトリートメント方法であって、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載のデンタルトリートメント組成物の適量を、前記組成物に適したアプリケーター上に塗布するステップと、
    前記消去剤の粒子の少なくともいくらかが、歯の少なくとも一部分を回転して動くように、前記組成物を歯の表面上にこすりつけるためにアプリケーターを用いるステップと、
    歯から前記組成物を濯ぎ流すステップと
    を含む方法。
  16. 前記アプリケーターが、歯ブラシ、歯間ブラシ、またはソフトラバーカップである、請求項15に記載の方法。
  17. 硬質表面を洗浄するための微粒子消去剤の使用であって、前記消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、かつ30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する微粒子消去剤の使用。
  18. 微粒子消去剤および前記消去剤用のキャリヤーを含む硬質表面洗浄用組成物であって、前記消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、かつ30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する組成物。
  19. 液体、クリーム、ジェル、またはペーストの形態にある、請求項18に記載の硬質表面洗浄用組成物
  20. 皮膚を剥離するための微粒子消去剤の使用であって、前記消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、かつ30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する微粒子消去剤の使用。
  21. 微粒子消去剤および前記消去剤用のキャリヤーを含む皮膚剥離組成物であって、前記消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、かつ30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する組成物。
  22. 液体、クリーム、ジェル、または固体の形態にある、請求項21に記載の皮膚剥離組成物。
  23. シャワージェルまたは液体ボディーウオッシュ製品における微粒子消去剤の使用であって、前記消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、かつ30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する微粒子消去剤の使用。
  24. 液体炭化水素を吸収するための微粒子消去剤の使用であって、前記消去剤の粒子が、1つの表面を回転して動くような大きさにあり、かつ30〜1,000ミクロンの平均最大直径を有する微粒子消去剤の使用。
JP2006506537A 2003-03-24 2004-03-24 トリートメント組成物 Pending JP2006521352A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2003/003052 WO2004084850A1 (en) 2003-03-24 2003-03-24 A dental treatment composition
IE20030560 2003-07-29
PCT/IB2004/001284 WO2004084851A2 (en) 2003-03-24 2004-03-24 A treatment composition

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006521352A true JP2006521352A (ja) 2006-09-21
JP2006521352A5 JP2006521352A5 (ja) 2007-05-24

Family

ID=33099598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006506537A Pending JP2006521352A (ja) 2003-03-24 2004-03-24 トリートメント組成物

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20060188452A1 (ja)
JP (1) JP2006521352A (ja)
CA (1) CA2519030A1 (ja)
NO (1) NO20054849L (ja)
WO (1) WO2004084851A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020510629A (ja) * 2017-02-24 2020-04-09 カリフォルニア インスティチュート オブ テクノロジー ウーイド含有微小研磨剤組成物

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2100642A1 (en) 2008-03-13 2009-09-16 3M Innovative Properties Company Composition containing a water-miscible liquid and water-soluble particles, method of production and use thereof
US7902134B1 (en) * 2008-11-24 2011-03-08 The Clorox Company Natural personal cleanser compositions
US10518113B2 (en) 2009-04-02 2019-12-31 Colgate-Palmolive Company Dentifrice composition and method of use
CN103327965B (zh) 2011-01-25 2017-07-18 宝洁公司 脂质体和包含脂质体的个人护理组合物
US20140178314A1 (en) 2012-12-19 2014-06-26 The Procter & Gamble Company Compositions and/or articles with improved solubility of a solid active
US9511144B2 (en) 2013-03-14 2016-12-06 The Proctor & Gamble Company Cosmetic compositions and methods providing enhanced penetration of skin care actives
US20170340527A1 (en) * 2016-05-27 2017-11-30 Corning Incorporated Biodegradable microbeads
US20170342383A1 (en) 2016-05-27 2017-11-30 Corning Incorporated Lithium disilicate glass-ceramic compositions and methods thereof
EP3381516A1 (en) * 2017-03-29 2018-10-03 Koninklijke Philips N.V. Oral care particles and system for the administration thereof
CN111417601A (zh) 2017-11-28 2020-07-14 康宁股份有限公司 化学强化的生物活性玻璃陶瓷
CN111405913A (zh) 2017-11-28 2020-07-10 康宁股份有限公司 生物活性玻璃组合物和牙本质超敏性修复
EP3717427A1 (en) 2017-11-28 2020-10-07 Corning Incorporated High liquidus viscosity bioactive glass

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB479054A (en) * 1936-07-30 1938-01-31 Pittsburgh Plate Glass Co Improvements in or relating to the production of finely divided calcium carbonate
BE1003441A5 (fr) * 1990-07-24 1992-03-24 Lhoist Rech & Dev Sa Procede de fabrication de derives calciques, derives calciques et uti lisation de tels derives.
NO175807C (no) * 1992-09-25 1994-12-14 Norsk Hydro As Fremgangsmåte for fjerning av belegg samt blåsemiddel for fjerning av belegg
EP0829259A1 (en) * 1996-09-04 1998-03-18 Warner-Lambert Company Foam/gel with microbeads and/or fine particles
JPH1179963A (ja) * 1997-09-01 1999-03-23 Yusaku Takahashi 制酸剤入り歯みがき用ペースト状食品
GB9904872D0 (en) * 1999-03-04 1999-04-28 Gagemark Limited Abrasive blasting apparatus
KR100401957B1 (ko) * 2000-12-27 2003-10-17 주식회사 태평양 연마제로 탄산칼슘을 함유하는 구강용 조성물에서불소이온을 안정화하는 방법 및 이 방법에 의해 안정화된불소이온을 함유하는 구강용 조성물
CA2473732A1 (en) * 2002-01-24 2003-07-31 Exa Sa A process for treating a surface

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020510629A (ja) * 2017-02-24 2020-04-09 カリフォルニア インスティチュート オブ テクノロジー ウーイド含有微小研磨剤組成物
JP7118065B2 (ja) 2017-02-24 2022-08-15 カリフォルニア インスティチュート オブ テクノロジー ウーイド含有微小研磨剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CA2519030A1 (en) 2004-10-07
US20070281033A1 (en) 2007-12-06
WO2004084851A2 (en) 2004-10-07
NO20054849L (no) 2005-10-20
WO2004084851A3 (en) 2004-11-11
US20060188452A1 (en) 2006-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070281033A1 (en) Skin exfoliation
TWI397431B (zh) 含有奈米鑽石之保健與化妝組合物
JPH03503762A (ja) 歯のホワイトナー
BRPI0620350B1 (pt) Composição oral
KR20110112438A (ko) 치아 표면에 지속적 전달을 하기 위해 화학적으로 개질된 실리카 또는 실리케이트 물질들을 포함하는 구강 린스 조성물
TW201008588A (en) Tubule-blocking silica materials for dentifrices
JP7195308B2 (ja) 新規組成物
CN102368994B (zh) 包含氟离子和增稠***的洁齿剂组合物
CN107624064B (zh) 口腔护理组合物
JP2014526542A (ja) 歯科パウダーブラスト用粉末
JP2013544810A (ja) 亜鉛含有フィルムを含むオーラルおよびパーソナルケア組成物
JP2006521352A5 (ja)
EP3294260B1 (en) Oral care composition
GB2272640A (en) Oral compositions
EP1724239A1 (en) A treatment composition
JP2004513973A5 (ja)
JP2004238321A (ja) 口腔用組成物
RU2580636C1 (ru) Порошковая композиция для профессиональной гигиены полости рта и способ её использования
EP1467841B1 (en) A process for treating a surface
WO2004084850A1 (en) A dental treatment composition
US6660250B1 (en) Tooth cleaning composition and applicator
EP3352723B1 (en) Oral care composition
EP2572699A1 (en) Powder for use in a method for tooth treatment
JPH11152216A (ja) 歯磨き剤
JP4683767B2 (ja) 歯磨組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070323

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091027