JP2006516938A

JP2006516938A - 輪転機構造

Info

Publication number: JP2006516938A
Application number: JP2006502688A
Authority: JP
Inventors: チュンチョウ
Original assignee: チョウ，チュン
Priority date: 2003-02-06
Filing date: 2004-01-19
Publication date: 2006-07-13
Also published as: US20060048658A1; DE112004000202B4; CN100396483C; US7334519B2; WO2004069540A1; CN1747835A; KR20040071387A; DE112004000202T5; KR100501959B1

Abstract

【課題】印刷画像の色泣き現象の発生を防止して輪転機の出力印刷物を鮮明にし、片面カラー印刷用輪転機から両面カラー印刷用輪転機への構造変更を容易いにして、より汎用的に使えるようにした輪転機構造を提供する。
【解決手段】一面に１色を印刷するための一対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーと、他面に１色と２色を印刷するため、前記ブランケットシリンダーと対向するように配設された２対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーとを含む第１印刷ユニットと;前記第１印刷ユニットを通過した印刷用紙の両側に位置する一対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーからなり、印刷用紙の一面に２色を、他面に３色を印刷する第２印刷ユニットと;前記第２印刷ユニットを通過した印刷用紙の他面に４色を印刷するための一対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーと、前記シリンダーと対向するように配設された２対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーとを含み、印刷用紙の一面に３色と４色を印刷する第３印刷ユニットと;を含んでなる。

Description

本発明は輪転機構造に係り、特に、印刷ユニットを通過する用紙の張力を常に一定に維持するとともに各ユニットの印刷ピンの位置を一致させることで、印刷画像の色泣き現象の発生を防止し、これにより輪転機の出力印刷物を鮮明にし、かつ片面カラー印刷用輪転機から両面カラー印刷用輪転機への構造変更を容易いにして、より汎用的に使えるようにした輪転機構造に関するのである。

一般に、輪転機とは、新聞、雑誌、パンフレットなどのような印刷物を高速で印刷する装置を言う。

図６〜図８は従来の輪転機を示すもので、図６は主に新聞を高速で印刷される新聞印刷用両面カラー輪転機を示すものであり、図７は雑誌またはパンフレットなどの印刷物を高速で印刷する商業用両面カラー輪転機を示すものであり、図８は新聞印刷用片面カラー輪転機を示すものである。

従来の両面カラー輪転機は、図６および図７に示すように、印刷用紙の両面にそれぞれ相違した色の字または絵を印刷する第１〜第４印刷ユニット１〜４から構成される。それぞれの印刷ユニット１〜４には、相違した面を印刷するための一対のプレートシリンダー５、６およびブランケットシリンダー７、８が対向するように設置され、互いに当接しているブランケットシリンダー７、８の間で印刷用紙９が通過するように構成されている。

このように構成された従来の輪転機は、印刷用紙９が各印刷ユニット１〜４のブランケットシリンダー７、８の間を通過する時、それぞれのブランケットシリンダー７、８によって、印刷用紙９の両面に相違した色の字または絵が印刷される。

すなわち、印刷用紙９が第１印刷ユニット１を通過する時、第１印刷ユニット１を構成するブランケットシリンダー７、８により、印刷用紙９の両面に第１色の字および絵が印刷され、第１印刷ユニット１を通過した印刷用紙９がさらに第２印刷ユニット２を通過する時は、この第２印刷ユニット２で第２色の字と絵が印刷され、以後、第３および第４印刷ユニット３、４を通過する時、印刷用紙９の両面に第３および第４色の字と絵が印刷されるようになったものである。

また、図８に示す片面カラー輪転機は、第１印刷ユニット１に、印刷用紙の両面にそれぞれ１色を印刷するためのブランケットシリンダー７、８とプレートシリンダー５、６が設けられ、第２〜第４印刷ユニット２〜４には、印刷用紙の片面にそれぞれ２色、３色、４色を順次印刷されるための一対のブランケットシリンダー７とプレートシリンダー５が設けられたものである。

しかし、従来の輪転機構造は、それぞれの印刷ユニットを印刷用紙が通過する時、印刷用紙がブランケットシリンダーの間を線接触しながら通過するため、給紙される印刷用紙の速度変化または張力変化の時、印刷用紙の揺れによってカラーピンが離脱して、印刷用紙に印刷される他の色相の字および絵等の位置正確度が低下し、これにより、最終的に印刷される印刷内容の焦点がずれるかまたは色泣きが発生するなど、印刷が正確になされない問題点が発生した。

特に、新聞印刷用輪転機の場合、印刷時に供給されるインクと水気によって新聞用紙が最大１/１０００程度膨張することになり、これにより印刷効果がさらに落ちることになる問題点が発生した。

また、片面カラー輪転機の場合、両面カラー輪転機のように四つの印刷ユニットで構成されているため、その構造が不要に複雑になる問題点があり、片面カラー輪転機を両面カラー輪転機に構造変更しにくくて、片面カラー輪転機を備えている状態で別に両面カラー輪転機を購入しなければならないため、使用者に経済的な負担が加重される問題点が発生した。

そこで、本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、印刷ユニットを通過する用紙の張力を常に一定に維持するとともに各ユニットの印刷ピンの位置を一致させることで、印刷画像の色泣き現象の発生を防止し、これにより輪転機の出力印刷物を鮮明にし、かつ片面カラー印刷用輪転機から両面カラー印刷用輪転機への構造変更を容易いにして、より汎用的に使えるようにした輪転機構造を提供することを目的とする。

上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、一面に１色を印刷するための一対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーと、他面に１色と２色を印刷するため、前記ブランケットシリンダーと対向するように配設された２対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーとを含み、前記ブランケットシリンダーは前記ブランケットシリンダーに対して一定角度で配設された状態で接触することにより、前記ブランケットシリンダーの間を通過する印刷用紙がシリンダーと面接触するようにする第１印刷ユニットと;前記第１印刷ユニットを通過した印刷用紙の両側に位置する一対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーからなり、印刷用紙の一面に２色を、他面に３色を印刷する第２印刷ユニットと;前記第２印刷ユニットを通過した印刷用紙の他面に４色を印刷するための一対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーと、前記シリンダーと対向するように配設された２対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーとを含み、印刷用紙の一面に３色と４色を印刷し、前記ブランケットシリンダーはブランケットシリンダーに対して一定角度で配設された状態で接触することにより、前記ブランケットシリンダーを通過する印刷用紙がシリンダーと面接触するようにする第３印刷ユニットと;を含んでなることを特徴とする、輪転機構造が提供される。

また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、一つのブランケットシリンダーを中心にその外周面に直刷シリンダーおよびブランケットシリンダーが順次接触するようにし、前記ブランケットシリンダーの一側にそれぞれプレートシリンダーを形成し、印刷用紙が前記ブランケットシリンダーと直刷シリンダーとの間に進入してブランケットシリンダーの間を通過し後段に排出されるようにすることにより、印刷用紙の一面に１色、２色、３色を印刷する第１印刷ユニットと;前記第１印刷ユニットを通過した印刷用紙の両側に位置する一対のブランケットシリンダーおよびプレートシリンダーを含み、印刷用紙の一面に４色を、他面に１色を印刷する第２印刷ユニットと;を含んでなることを特徴とする輪転機構造が提供される。

一つのブランケットシリンダーを中心にその外周面にブランケットシリンダーおよび直刷シリンダーが順次接触するようにし、前記ブランケットシリンダーの一側にそれぞれプレートシリンダーを形成し、第２印刷ユニットを通過した印刷用紙がブランケットシリンダーの間を通過した後、ブランケットシリンダーと直刷シリンダーとの間を通過して排出されるようにすることにより、印刷用紙の他面に２色、３色、４色を印刷する第３印刷ユニットをさらに含むことができる。

以上で説明したように、本発明は、印刷ユニットを通過する用紙の張力を常に一定に維持するとともに各ユニットの印刷ピンの位置を一致させることで、印刷画像の色泣き現象の発生を防止し、これにより輪転機の出力印刷物を鮮明にし、かつ片面カラー印刷用輪転機から両面カラー印刷用輪転機への構造変更を容易いにして、より汎用的に使えるようにすることができる。

以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

図１は本発明の４色両面カラー印刷用輪転機を示すものであり、この輪転機は、第１〜第３印刷ユニット２０〜４０から構成される。

前記第１印刷ユニット２０は、印刷用紙９の一面に１色を印刷するためのブランケットシリンダー２１とプレートシリンダー２２を含み、前記ブランケットシリンダー２１に対して一定角度で配設された二つのブランケットシリンダー２３、２５が接触して結合され、前記それぞれのブランケットシリンダー２３、２５にはプレートシリンダー２４、２６が結合されることにより、前記２対のブランケットシリンダー２３、２５およびプレートシリンダー２４、２６により、印刷用紙９の他面に１色と２色が順次印刷される。

この時、前記ブランケットシリンダー２１、２３、２５の間を通過する印刷用紙９はＤ点とＥ点との間で面接触することになる。

一方、第２印刷ユニット３０は、第１印刷ユニット２０を通過した印刷用紙９の一面に２色を、他面に３色を印刷するための一対のブランケットシリンダー３１、３３とプレートシリンダー３２、２４が互いに対向するように取り付けられている。

前記第３印刷ユニット４０は、印刷用紙９の他面に４色を印刷するためのブランケットシリンダー４５とプレートシリンダー４６を含み、前記ブランケットシリンダー４５に対して一定角度で配設された二つのブランケットシリンダー４３、４１が接触して結合され、前記それぞれのブランケットシリンダー４１、４３にはプレートシリンダー４２、４４が結合されることにより、前記２対のブランケットシリンダー４１、４３とプレートシリンダー４２、４４によって印刷用紙９の一面に３色と４色が順次印刷される。

ここで、前記ブランケットシリンダー４１、４３、４５の間を通過する印刷用紙９はＦ点とＧ点との間で面接触することになる。

前述したような本発明の輪転機は、総三つの印刷ユニット２０〜４０によって両面印刷が可能になるので、輪転機の全体構造を単純化することができ、また第１印刷ユニット２０と第３印刷ユニット４０を印刷用紙９が通過する時、ブランケットシリンダーと面接触して印刷用紙の張力を一定に維持するので、それぞれの印刷ユニット２０〜４０で印刷される相違した色のカラーピンのセット位置がずれなくて色泣きが減少し、印刷画像の正確度が向上し、損紙の発生量を減少させる効果を期待することができることになる。

一方、図２は本発明の片面カラー印刷用輪転機の構造を示すものである。

片面カラー印刷とは、言葉とおりに、印刷用紙の一面には４色カラーで印刷し他面には１色で印刷するものを言う。

本発明の片面カラー印刷用輪転機は、第１印刷ユニット５０と第２印刷ユニット６０に大別して構成される。

前記第１印刷ユニット５０は印刷用紙の一面に１色、２色、３色を順次印刷するものであって、ブランケットシリンダー５１を中心として、その外周縁に、印刷用紙９に１色を印刷する直刷シリンダー５２と２対のブランケットシリンダー５３、５５とプレートシリンダー５４、５６とからなる。ここで、印刷用紙９は案内ローラー５７を介して第１印刷ユニット５０の後端に進入され前記ブランケットシリンダー５１と直刷シリンダー５２との間に供給され、前記直刷シリンダー５２を通過した印刷用紙９がブルラングケトシリンダー５１、５３、５５の間を通過するように構成される。

前記のような第１印刷ユニット５０を印刷用紙が通過すると、直刷シリンダー５２で１色が印刷され、後段のブランケットシリンダー５３、５５によって２色と３色が順次印刷され、印刷用紙９が中心のブランケットシリンダー５１を取り囲んで面接触した状態で通過することになるので、印刷用紙９の張力が一定に維持されて印刷画像の鮮明度が向上する効果を期待することができる。

一方、前記第２印刷ユニット６０は、前記第１印刷ユニット５０を通過した印刷用紙９の一面に４色を印刷し、他面に１色を印刷するブランケットシリンダー６１、６３とプレートシリンダー６３、６４とからなるものである。ここで、第２印刷ユニット６０を通過した印刷用紙は案内ローラー６５を介して排出される。

このように、片面カラー印刷のための輪転機の構造が、従来の四つの印刷ユニットから二つの印刷ユニットに単純化していることが分かる。

一方、図３は本発明の４色両面カラー印刷用輪転機（図１）の他の方法による印刷例を示すもので、前述した片面カラー印刷用輪転機に第３印刷ユニット７０を付け加えて両面カラー印刷用輪転機を構成したものである。

前記第３印刷ユニット７０は、第２印刷ユニット６０を通過した印刷用紙９を巻き付けて案内ローラー７７を介して排出するブランケットシリンダー７１を含み、前記ブランケットシリンダー７１の外周縁に、印刷用紙９の他面に２色と３色を印刷するためのブランケットシリンダー７２、７４とプレートシリンダー７３、７５をさらに含み、その後段には、印刷用紙９の他面に４色を印刷するための直刷シリンダー７６が接触して結合された構成である。

このように、第３印刷ユニット７０を第２印刷ユニット６０の上端に付け加えることで、片面カラー印刷用輪転機を両面カラー印刷用輪転機に簡便に構造変更することができ、反対に、図３のような両面カラー印刷用輪転機を片面カラー印刷用輪転機に転換させようとする時は、第３印刷ユニット７０のみを分離することで、簡便に具現することができる。

一方、図４は本発明が適用された両面カラー印刷用輪転機を商業用輪転機に適用したものを示すものであり、図５は本発明の他の印刷応用例として、商業用輪転機に適用したものを示すものである。これら図に示すように、本発明の輪転機構造は、新聞印刷用輪転機または雑誌やパンフレットを印刷する商業用輪転機のいずれにも汎用的に適用することができるものである。

以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

本発明は、印刷画像の色泣き現象の発生を防止して輪転機の出力印刷物を鮮明にし、かつ片面カラー印刷用輪転機から両面カラー印刷用輪転機への構造変更を容易いにして、より汎用的に使えるようにした輪転機構造に適用可能である。

本発明の４色両面印刷用輪転機構造を示す概略図である。本発明の４色片面印刷用輪転機構造を示す概略図である。本発明の他の実施例を示す概略図である。本発明の４色両面印刷用輪転機が商業用輪転機に適用された状態を示す概略図である。本発明の他の実施例が商業用輪転機に適用された状態を示す概略図である。従来の新聞印刷用輪転機を示す概略図である。従来の商業用輪転機を示す概略図である。従来の片面印刷用輪転機を示す概略図である。

Claims

一面に１色を印刷するための一対のブランケットシリンダー２１およびプレートシリンダー２２と、他面に１色と２色を印刷するため、前記ブランケットシリンダー２１と対向するように配設された２対のブランケットシリンダー２３、２５およびプレートシリンダー２４、２６とを含み、前記ブランケットシリンダー２３、２５は前記ブランケットシリンダー２１に対して一定角度で配設された状態で接触することにより、前記ブランケットシリンダー２１、２３、２５の間を通過する印刷用紙がシリンダーと面接触するようにする第１印刷ユニット２０と;
前記第１印刷ユニット２０を通過した印刷用紙９の両側に位置する一対のブランケットシリンダー３１、３３およびプレートシリンダー３２、３４からなり、印刷用紙の一面に２色を、他面に３色を印刷する第２印刷ユニット３０と;
前記第２印刷ユニット３０を通過した印刷用紙９の他面に４色を印刷するための一対のブランケットシリンダー４５およびプレートシリンダー４６と、前記シリンダー４５と対向するように配設された２対のブランケットシリンダー４１、４３およびプレートシリンダー４２、４３とを含み、印刷用紙の一面に３色と４色を印刷し、前記ブランケットシリンダー４１、４３はブランケットシリンダー４５に対して一定角度で配設された状態で接触することにより、前記ブランケットシリンダー４１、４３、４５を通過する印刷用紙がシリンダーと面接触するようにする第３印刷ユニット４０と;
を含んでなることを特徴とする、輪転機構造。
一つのブランケットシリンダー５１を中心にその外周面に直刷シリンダー５２およびブランケットシリンダー５３、５５が順次接触するようにし、前記ブランケットシリンダー５３、５５の一側にそれぞれプレートシリンダー５４、５６を形成し、印刷用紙が前記ブランケットシリンダー５１と直刷シリンダー５２との間に進入してブランケットシリンダー５３、５５の間を通過し後段に排出されるようにすることにより、印刷用紙の一面に１色、２色、３色を印刷する第１印刷ユニット５０と;
前記第１印刷ユニット５０を通過した印刷用紙９の両側に位置する一対のブランケットシリンダー６１、６３およびプレートシリンダー６２、６４を含み、印刷用紙９の一面に４色を、他面に１色を印刷する第２印刷ユニット６０と;
を含んでなることを特徴とする輪転機構造。
一つのブランケットシリンダー７１を中心にその外周面にブランケットシリンダー７２、７４および直刷シリンダー７６が順次接触するようにし、前記ブランケットシリンダー７２、７４の一側にそれぞれプレートシリンダー７３、７５を形成し、第２印刷ユニット６０を通過した印刷用紙９がブランケットシリンダー７１、７２、７４の間を通過した後、ブランケットシリンダー７１と直刷シリンダー７６との間を通過して排出されるようにすることにより、印刷用紙９の他面に２色、３色、４色を印刷する第３印刷ユニット７０をさらに含むことを特徴とする請求項２に記載の輪転機構造。