JP2006513286A - 感光性高分子網目 - Google Patents

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Abstract

本発明は、無定形感光性網目に関する。この網目は、良好な形状記憶特性を特徴とする。

Description

発明の分野
本発明は、感光性高分子網目、感光性高分子網目の製造に好適な感光性成分、ならびにプログラム方法に関する。
先行技術
古典的な網目材料、例えば金属、セラミックおよび木材は、それらの物理的特性が限られているために最早十分とはいえず、広範囲な用途で、高分子網目が重要な構築材料となっている。特に、高分子網目のモノマー単位を変えることにより網目材料の特性を変えることができるために、高分子網目は広い応用分野を獲得している。
近年開発された高分子網目の特に魅力的な一群は、いわゆる形状記憶高分子(以下、形状記憶高分子;SMP、SMP材料という)であり、それらの実際の目に見える形状に加えて、一種以上の形状を記憶しておくことができ、温度の変化等の特殊な外部刺激を与えた後にのみこれらの形状が回復される高分子網目である。所望の形状変化を実現するために、これらの材料は、例えばサイズの変化が望まれる広範囲な分野で非常に重要である。これは、とりわけ診療用インプラントに適用できるが、当該インプラントは仕向先で最終サイズしなければならないことから、最小限の侵襲性外科処置のみで当該インプラントを導入することができる。かかる材料は、例えば国際公開WO−A−99−42528パンフレットやWO−A−99−42147パンフレットに開示されている。
これまでに開示されている形状記憶高分子の多くは、熱的刺激に敏感である。しかし、幾つかの応用分野では、温度変化が望ましくないので、光等の別の刺激がより好適であると考えられる。生体互換性のSMPを生存生体に使用するには、例えば体温より数度高い温度増加しか許容されない。これより高温では周囲の組織に有害である。さらに、材料の多くは自然の温度変化に暴露される。そのような自然の温度変化のために、SMP材料のいわゆる転移またはトリガー温度を超えると、望ましくないにも関わらず、形状記憶効果が誘起されてしまう。
この欠点を解決する一つとして、感光性SMP材料が使用できる。しかしながら、公知の感光性高分子は、そのほとんどがゲル材料であり、光の影響によりそれらの膨潤度が変化することがある(O. Pieroni, F. Ciardelli, Trends Polym. Sci. 3, 282 (1995)、Y. Osada, J.-P. Gong, Adv. Mater, 10, 827 (1996)、A. Suzuki, T. Tanaka, Nature 346, 345 (1990))。例えば、光の影響により感光性ゲルのゾル/ゲル転移を開始することができる(F.M. Andreopoulos, C.R. Deible, M.T. Stauffer, S.G. Weber, W.R. Wagner, E.J. Beckmann, A.J. Russel, J. Am. Chem. Soc, 118, 6235 (1996)。
もう一つの例は、感光性ヒドロゲルから製造されたメンブランの浸透性であり、光により影響を及ぼすことができる(F.M. Andreopoulos, E.J. Beckmann, A.J. Russel, Biomaterials 19, 1343 (1998)。
しかしながら、この方法は、単なる三次元的等方性可逆的体積変化であり、限定された形状変化を起こすには不適当である。さらに、ゲルはそれらの機械的安定性が低いために、多くの応用分野で不十分である。
国際公開WO−A−99−42528パンフレットやWO−A−99−42147パンフレットに開示されているSMP材料は、断片から製造される。それらの部分的に結晶性の形態は、表面で光を散乱させ、材料中の光反応を妨害する。このような特徴により、かかる材料は光により刺激を受けることはできない。
本発明の目的
従って、本発明の目的は、先行技術の欠点を解決できる高分子網目、すなわち、とりわけ温度に影響されないトリガーに敏感である高分子網目を提供することである。ヒドロゲルとは対照的に、これらの材料は、高い機械的強度を有する。さらに、これらの高分子網目は、所望の特性を有する材料を目的に合わせて製造できるように、組成を変えることにより、特性を設計し、目的に合わせることができる。
発明の概要
本発明は、請求項1に記載の感光性高分子網目を提供することにより、この目的を達成する。好ましい実施態様は、従属請求項に記載する。特に、この感光性高分子網目はヒドロゲルではない。
さらに、本発明は、例えば本願明細書中に記載した方法で高分子無定形網目を製造するのに好適な感光性成分を提供する。
最後に、本発明は、感光性SMP材料をプログラム方法を提供する。好ましい実施態様は、やはり従属請求項に記載する。
本発明のさらなる態様は、請求項ならびに下記の説明に記載する。
発明の詳細な説明
以下に、本発明をより詳細に説明する。
本発明の感光性高分子網目は、共有結合により架橋した高分子(無定形網目)を含んでなり、該高分子は、光誘発される形状記憶特性を与える光反応性基(無定形網目に共有結合しているか、または物理的に混合されている)を備えてなるものである。高分子の主骨格(main scaffold)は、光反応用に獲得した波長を吸収しない。この網目はさらに、実質的に無定形であり、均質かつ透明である。
図1は、巨視的および分子レベルでの感光性網目の機能的原理を示す。網目の主鎖に沿って、末端に光反応性基を備えた置換基が存在する。UV放射により、これらの基は、共有結合を生じることができる。この材料を変形させ、好適な波長λ1の光で照射すると、最初の網目がさらに架橋される。この追加架橋により、材料が変形された形状で一時的に固定される(プログラム化)。この光架橋は可逆的であるので、別の波長λ2の光で照射することにより、追加架橋を解消(回復)し、材料の初期形状を回復することができる。そのような光機械的サイクルは、所望により頻繁に繰り返すことができる。
所望の特性を与えるには、本発明の感光性高分子網目は、形状を変化させるために設計された放射線に対して実質的に透明でなければならない。それによってのみ、上記の目的を達成することができる。典型的には、この放射線はUV領域内にあるが、これは、通常の生活では完全に排除することがほとんど不可能な可視領域にある光による形状変化の誘発を阻止できるためである。その上、従来の光源のほとんどに含まれるUV放射線の含有量は、本発明の材料で形状変化を誘発するのに不十分である。従って、好ましくは、本発明の材料は、特に200〜400nm、より好ましくは250〜350nmの領域内にあるUV放射線に対して透明である。
網目成分
1. マトリックス
網目の基礎は、上記のように形状変化を誘発するように設計された放射線に対して透明であるマトリックス、すなわち好ましくはUVに対して透明なマトリックスにより形成される。さらに、このマトリックスは、ある程度の弾性および可撓性(エラストマー特性)を示すべきである。さらに、マトリックスは無定形であることが必要である。さらに、ある程度の機械的安定性、ならびに本発明の所望の形状記憶特性を与えるためには、マトリックスが架橋していることが重要である。原則的に、上に規定するマトリックスの製造に好適であれば、すべての重合可能な化合物を本発明により使用することができる。好ましくは、これらの化合物は、バルク重合し得るべきである。
本発明により、本発明の網目の基礎が、ラジカル機構により重合し得る低分子量アクリレートおよびメタクリレート、特にC1〜C6(メタ)アクリレートおよびそれらのヒドロキシ誘導体を基材とするマトリックスであるのが好ましく、その際、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ポリ(エチレングリコール)メタクリレートおよびn−ブチルアクリレート、特にn−ブチルアクリレートおよびヒドロキシエチルメタクリレートが好ましい。
マトリックス成分として好ましいn−ブチルアクリレートには、単独重合体が−55℃の低いガラス転移温度を有するので、この成分を基材とする網目に弾性を期待できる、という利点がある。コモノマー、特にヒドロキシエチルメタクリレート、は、所望により熱的および機械的特性を目的に合わせるのに役立つ。これらの2種類の化合物は、どのような比でも重合させることができ、その際、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)が存在する場合、n−ブチルアクリレートが主要部分を構成すべきである。n−ブチルアクリレートとHEMAとの好ましい比は、10:0.1〜10:5、好ましくは10:1〜10:3、特に約10:2である。
2. 架橋剤
本発明の高分子網目は、マトリックス用の材料に加えて、マトリックスの架橋を誘起する成分も含んでなる。この成分の化学的性質は、明らかにマトリックス材料の性質に依存する。したがって、マトリックス材料に合わせて、広範囲な化合物を使用することができる。
好ましい実施態様として上記したアクリレート材料を基剤とする網目では、好適な架橋剤は二官能性アクリレート化合物であり、これはマトリックス用出発材料との好適な反応性を有するので、一緒に反応させることができる。そのような架橋剤は、短鎖二官能性架橋剤、例えばエチレンジアクリレート、低分子量の二または多官能性架橋剤、オリゴマー状、線状ジアクリレート架橋剤、例えばポリ(オキシエチレン)ジアクリレートまたはポリ(プロピレン)ジアクリレートおよび分岐鎖状オリゴマーまたはアクリレート末端を有する重合体を含んでなる。
架橋剤としては、分子量が300〜1,000g/モル、好ましくは約560g/モルであるジメタクリレート、特にポリ(プロピレン)ジメタクリレートを使用するのが好ましい。架橋剤は、弾性網目を得るために、網目に重合させるべき材料の総量に対して約0.3〜3モル%の比較的低い濃度で使用する。多量の架橋剤を使用すると、弾性の低い材料または脆くさえある材料が形成される。
本発明では、架橋剤をマトリックス用出発材料に単に混合し、続いて、好ましくはバルクで、好適な開始剤を使用して重合させることにより、網目に架橋剤を導入する。
3. 光反応性成分
本発明の網目は、他の成分として、やはり制御可能な形状変化を誘起する光反応性成分(基)を含んでなる。この光反応性基は、好適な光照射、好ましくはUV照射によって刺激することにより可逆的反応(第二の光反応性基との)が起こり、共有結合の形成または解離を可能にする。好ましい光反応性基は、可逆的光二量体化を誘起できる光反応性基である。
光反応性成分は、適切な官能化により、ラジカル反応を使用して上記のモノマーと直接共重合させるか、または相互侵入網目(IPN)の相互侵入性部分を形成することができる。
好適な光反応性成分は、上記した特性を有し、網目中に共重合させる(例えば、光活性基をアクリレートモノマーまたはアクリレートオリゴマー中に導入することにより、アクリレート含有網目中に)ことができるか、または膨潤方法等を用いて、例えば適切に官能化された重合体またはオリゴマーの形態で、すでに確立した網目中に導入することができる光反応性成分である。
光反応性成分として、本発明の感光性網目に、ケイ皮酸エステル(シンナメート、CA)およびシンナミル酸アシルエステル(シンナミルアシレート、CAA)を使用するのが好ましい。
ケイ皮酸およびその誘導体は、約300nmのUV光の影響下で二量体化し、シクロブタンを形成することが知られている。これらの二量体は、より短い約240nmの波長のUV光で照射すると、再び開裂し得る。吸収極大は、例えばフェニル環における置換基により変えることができるが、吸収極大は常にUV領域内に止まる。光二量体化を示すことができる他の誘導体は、1,3−ジフェニル−2−プロペン−1−オン(カルコン(chalkon))、シンナミルアシル酸、4−メチルクマリン、各種オルト置換されたケイ皮酸、シンナミルオキシシラン(ケイ皮アルコールのシリルエーテル)である。
ケイ皮酸およびこれに類似する誘導体の光二量体化は、二重結合の[2+2]シクロ付加であり、シクロブタン誘導体を生じる。I−ならびにZ−異性体がこの反応を示すことができる。照射により、E/Z異性化が同時に起こり、シクロ付加が完了する。しかし、結晶性状態では、E/Z異性化は抑制される。異性体配列の様々な可能性から、11種類の理論的に異なった立体異性体生成物が可能である(トルキシル酸、トルキシン酸)。反応に必要な間隔(2個のシンナム基の二重結合間の)は約4Åである。図2は、ケイ皮酸および/またはシンナミルアシレートの光反応を示す。
光反応性成分は、本発明の網目中に、上述したような二種類の方法を使用して導入される。第一に、光反応性基(成分)を網目のマトリックス中に共重合させ、網目自体を光反応性にすることができる。これによって、1回の重合後に重合体状感光性網目が得られるので、製造方法をある程度簡素化することができる。その際、別の所望により行なう反応工程は、精製工程のみであるか、または他の所望により使用する成分を導入する工程である。同時に、これによって、簡易な方法で、本発明の網目の特性を目的に合わせることができるが、これは、実質的に重合混合物がすでにこれらの特性を確保しているためである。選択し得る第二の方法では、網目自体に光反応性基を与えるのではなく、光反応性基が物理的処理により網目マトリックス中に導入される。その典型的な例は、架橋した重合体マトリックス(上記したものでよい)を、適切に官能化された第二の重合体またはオリゴマー(光反応性基を与え、網目中に侵入し得る)と共に使用してIPNを作製することである。この別の方法の利点は、網目マトリックスを作製する際に、敏感な、時として有害でさえある光反応性基が存在しないので、高分子網目マトリックスの製造が、苛酷な制限を受けないことである。例えば、この場合、網目マトリックスを、UV開始により重合させることができるが、これは第一の方法では、光反応性成分の光反応性基が重合を妨害する恐れがあるので、不可能である。
光反応(シクロ付加)を証明するには、様々な分光法を利用することができる。UV分光法を使用して、ベンゼン環のπ電子の共役がアルケン−カルボニル基によって失われるために起こる、275nmにおける吸収極大の増加を観察することができる。
3.1 光反応性成分の共重合
光反応性成分を網目中に導入する一つの方法は、光反応性基を網目マトリックスの出発材料に結合させることである。アクリレート系の好ましい網目に関して、例えば、対応するケイ皮酸塩化物またはシンナミルアシル酸塩化物を、ヒドロキシアルキルアクリレートまたはヒドロキシアルキルメタクリレートでエステル化することができる。それによって、ラジカル反応を使用して他のモノマーと容易に共重合させることができる光反応性エステルが得られる。ケイ皮酸(CA)またはシンナミルアシル酸(CAA)とのエステル化に好適なヒドロキシアクリレートおよびヒドロキシメタクリレートは、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、ヒドロキシプロピルメタクリレート(HPMA)、ヒドロキシプロピルアクリレート(HPA)、ポリ(エチレングリコール)メタクリレート(PEGMA)である。エステル化は、先行技術から当業者には公知の条件下で行う(Schotten-Baumannによる方法、ヒドロキシアルキルアクリレートまたはヒドロキシメタクリレートをジエチルエーテルに溶解させ、先ずケイ皮酸と、次いでトリエチルアミンと反応させる)。
網目を製造するための上記成分のラジカル重合は、好ましくは熱に敏感な開始剤を使用するバルクで行う。好適な開始剤は、過酸化物、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ジ−tert−ブチル、ならびにアゾ化合物、例えばアゾビスイソブチロニトリル(AiBN)である。好ましくは、AiBNを濃度0.1〜1重量%で使用する。
光反応性成分の量は、1.〜3.の混合物全体に対して1〜30モル%、好ましくは2〜20モル%、より好ましくは4〜12モル%である。
共重合により、分光法検査により証明されるように、高分子網目中に光反応性成分が不規則(統計的)に分布する。これによって形状記憶特性が確保されるが、これは、総網目中に光反応性成分が一様に分布している場合にのみ、均質で、再現性がある、信頼性のある形状記憶特性を確立するためである。
3.2 その後に行う装填(物理的混合)
網目に光反応性基を与えるための別の方法は、官能化されていない網目に対して、その後に行う物理的な装填である。網目の装填は、網目を光反応性成分の溶液中に入れて網目を膨潤させ、続いて乾燥させることにより行うことができる。光反応性成分は網目全体に浸透する。次いで、装填された網目をUV光で照射すると、光反応性基が二量体化し、可逆的な網目が永久的な網目の中に形成される。相互侵入網目(IPN)が製造される。
この実施態様の官能化されていない網目は、好ましくは上記の、マトリックス成分および架橋剤を含んでなる無定形網目に対応する。上記した好ましい実施態様は、本実施態様に関しても好ましい。
可逆的網目を形成するには、光反応性成分は少なくとも分子1個あたり3個の光架橋し得る基を含んでなることが必要である。従って、永久的網目の装填には、星形の分岐した重合体またはオリゴマーが好適であるか、または櫛状または棒状のグラフト重合体またはグラフトオリゴマーが好適である。各鎖末端(分岐)に光反応性基を含んでなる星形マクロモノマーが好ましい。分岐は、好ましくはアルキレングリコール単位からなる。
マクロモノマーは、上記の光反応性酸塩化物でエステル化される末端OH基を有する星形分子から形成することができる。好ましくは、分子量400〜1000g/モル、好ましくは約560g/モルの4分岐したポリエチレングリコールを使用するが、これは市販されている。しかし、分子量および分岐の数は決定的ではない。しかし、少なくとも3個の分岐は必要である。エステル化は、文献から公知の条件下で行う。
光反応性成分の溶液中で網目を膨潤させることにより、網目に光反応性成分を装填する。好ましい4分岐星形光反応性成分を装填したアクリレート系の好ましい網目では、装填量は、混合物全体に対して好ましくは5〜45重量%、より好ましくは15〜35重量%、特に25〜25重量%、最も好ましくは約30重量%である。
本発明で好ましいIPNでも、光反応性成分は網目中に実質的に一様な分布で存在するが、これによって、上記のように形状記憶特性が確保される。
感光性網目
単純網目
上記のようなケイ皮酸エステルを上記のようなアクリレートまたはメタクリレートでラジカル重合させることにより、光反応性網目を準備することができ、この網目は2種類の網目系列を参照して実証できる。第一の系列では、ケイ皮酸エステルを2種類の成分(n−ブチルアクリレートおよびポリ(プロピレングリコール)ジメタクリレート)と共重合させているのに対し、第二の系列では、共重合を3種類の成分(ヒドロキシエチルメチルアクリレートHEMAを追加)で行っている。ケイ皮酸エステルの濃度は、各系列内で異なっている。混合物中の光反応性成分の含有量は、0.075〜1.27mmol/gである。
得られた網目のゲル含有量、すなわち抽出できない成分の含有量に関する値は、90%を超えることが多く、さらにほとんどの場合で高収率(turnover)に相当する95%をも超える。従って、モノマー混合物および対応する網目は等しい組成を示すと考えられる。
IPN
感光性成分(マクロモノマー)を物理的に装填するのに好適な網目は、好ましくはn−ブチルアクリレートおよびポリ(プロピレングリコール)ジメタクリレートからなる。網目は、マクロモノマーのTHF溶液中で膨潤させ、続いて乾燥させる。装填程度は、溶液濃度の調節により変えることができる。試料の乾燥後、10重量%のマクロモノマーを含んでなる溶液で、例えば30%の重量増加を検出することができる。これは、網目中の光反応性基の含有量0.32mmol/g(0.32mmol/gx末端基の85%官能化=0.27mmol/g)に相当する。本発明の感光性網目は、下記の特性により特徴付けられる。
網目はすべて透明であり、これは、形態学的に均質で無定形であることを意味する。例外は網目10A−Cであり、これは僅かに不透明である。
網目は、ガラス転移温度が低いことが特徴である。HEMAを含まない系列の網目では、これらの温度は−46.1〜−10.9℃(DSC)である。HEMAを含む場合、これらの温度は−11.9〜16.1℃である。傾向として、光反応性成分の含有量が増加するにつれて、ガラス転移温度は増加すると言える。
ガラス転移温度より上では、網目は弾性である。室温では、HEMAを含まない網目の破壊応力は0〜45%になるのに対し、HEMAを含む網目は60%までの値を示す。E−モジュラスは、網目中の光反応性コモノマー量の増加と共に、4.2MPa(HEMAを含まない網目)および120MPa(HEMAを含む)までの値にそれぞれ増加する、すなわち弾性が低下する。相互浸透性網目は、100%まで破壊せずに伸長させることができる。
光反応により、材料の機械的特性が変化する。λ1のUV照射により、光反応性基が共有結合によって架橋し、Eモジュラスを18%増加させることができる(IPNの例)。他の固有波長λ2のUV光で照射することにより、この架橋が解消し、Eモジュラスが再び低下する。
照射前における網目の高い弾性により、材料を単純に変形させ、一時的形状をプログラム化することができる。本発明の無定形網目は回復度が高い、すなわち形状変化を数サイクル行った後でも、本来の形状が高い精度で回復する、良好なSMP材料である。百分率で表して、回復率は、通常90%を超える。また、機械的特性の不利な損失も起こらないと言える。
本発明の材料の形状記憶特性は、下記のように定義される。
本発明の形状記憶重合体は、それらの化学的−物理的構造のために、所望の形状変化を受けることができる材料である。これらの材料は、それらの第一の永久的な形状に加えて、一時的に付与できる別の形状を有する。そのような材料は2つの点で特徴付けられる。これらの材料は、光の刺激により誘起される転移を開始することができる、いわゆる光反応性基を含んでなる。さらに、これらの材料は、いわゆる永久的形状をもたらす共有結合による架橋点を含んでなる。この永久的形状は、網目の三次元的構造により特徴付けられる。本発明の網目中に存在する架橋点は、共有結合的性質を有し、本発明の好ましい実施態様では、アクリレート末端基またはメタクリレート末端基の重合により得られる。光誘起される転移(形状変化)の引き金となる光反応性基は、本発明の好ましい実施態様では、シンナメート基またはシンナミルアシル基に存在する。
光機械的サイクルは、下記の段階、すなわち試料の伸長、λ1による照射(固定、プログラム化)、試料の弛緩、λ2による照射(回復)、を含んでなる。適切な応力ひずみ実験により、形状記憶効果を立証することができる。そのような応力ひずみ測定の例として、図3は、3回の光機械的サイクルの際の感光性網目の機械的挙動を示す。
図3において、SMPホイルを10%(εIからεmへ)伸長し、λ1>250nmで90分間(片側45分間)照射した。一時的形状を固定できる精度を形状固定Rfと呼ぶ。次いで、クランプを初期の距離(εu)に合わせ、(曲がったホイル)をこの応力緩和した状態で90分間λ2<250nmで照射した。この照射中に、ホイルは再び収縮するが(形状記憶効果)、第一のサイクルでは性格に元の長さが得られず、材料中に小さな残留伸長(εp)が残る(第一サイクル中の平衡化)。初期の形状が回復する精度を回復率Rrと呼ぶ。
RfおよびRrは、
(a)Rf=εu/εmx100 および
(b)Rr(N)=(εm−εp(N))/εm−εp(N−1)x100
として計算することができる(式中、N=サイクル数である)。
伸長した試料の照射は、長さを調整しながら(一定試料長さで)、または応力を調整しながら(一定応力で)行うことができる。照射の際に伸長を一定に維持する場合、応力は増加する。一定応力では、通常、試料の収縮を検出することができる。図4は、方法の選択が、形状記憶特性に対してほんの小さな影響しか及ぼさないことを示す。形状記憶特性は、図4から分かるように、網目中の光反応性基の濃度によって異なる。RrおよびRf(5回目のサイクルを関連サイクルとして採用した)は、約18%の濃度で限界に達する。
本発明の感光性高分子網目は、温度と異なる刺激を使用して誘起することができる形状記憶材料が初めて提供された、という特徴を有する。これによって、本発明は、形状記憶材料の新しい分野を開き、温度により誘起される形状記憶材料が使用できない応用分野でその当該材料を使用する新しい可能性を開くものである。本発明の好ましい網目は、さらに、狭い波長領域(適切な照射源が存在し、さらにこの波長領域が他の材料に有害とならないので、ほとんどの用途で問題を引き起こさない領域)のUV光で誘起することができる。
本発明の無定形網目は、上記した必須成分に加えて、網目の機能が損なわれない限り、他の化合物も含んでもよい。かかる追加の材料は、種々の目的に使用される、例えば着色剤、充填材または追加の重合体材料であってよい。特に、医療目的に使用する本発明の無定形網目は、薬用活性成分および診断剤、例えば造影剤を含んでなることができる。これらの成分は、通常の方式で網目中に導入することができる。
下記の例により本発明をさらに説明する。
星形感光性マクロモノマーの製造
4個の分岐を有する星形ポリエチレングリコール(分子量2000g/モル)を無水THFおよびトリエチルアミンに溶解させる。この溶液に、シンナミリデンアセチルクロライドを無水THFに入れた溶液を加える。反応混合物を室温で12時間、次いで50℃で3日間攪拌する。沈殿した塩を濾別し、濾液を濃縮し、得られた生成物をジエチルエーテルで洗浄する。H−NMR測定により、収率85%が示される。UV分光法は、このマクロモノマーが、光反応前には310nmに吸収極大を有し、光反応の後には254nmに吸収極大を有することを示している。
網目の製造
n−ブチルアクリレート(BA)10mmol、ケイ皮酸エステル(0.1〜3mmol)および所望によりヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)2mmolをガラス製フラスコ中で混合する。この混合物に、AiNB1モル%およびポリ(プロピレングリコール)ジメタクリレート(Mn=560)0.3モル%を加える。混合物を注射器で、2枚のシラン処理した(silated)ガラス板により形成され、それらの間に厚さ0.5mmのテフロンリングを備えた型の中に導入する。混合物の重合を、80℃で18時間行う。
架橋が起こる形状は、永久的形状に対応する。混合物は、他のどのような、所望の形状に架橋させることもできる。
重合の後、網目を型から取りだし、ヘキサン150mlで覆う。その後、少量のクロロホルムを加える。この溶剤混合物を次の24時間にわたって数回交換し、低分子量化合物および未架橋成分を除去する。最後に、網目をヘキサンで洗浄し、真空中、30°で一晩乾燥させる。初期重量に対する抽出した試料の重量は、ゲル含有量に相当する。下記の2つの表は、使用するモノマーの量ならびにクロロホルム中での網目の膨潤、および網目のゲル含有量を示す。
Figure 2006513286
別の系列で、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)2mmolを2元重合体系に加え、このコモノマーが重合体網目の機械的特性を制御できることについても試験する。
Figure 2006513286
相互侵入網目IPNの調製
上記のように、n−ブチルアクリレートを、AiBN0.1重量%の存在下で、ポリ(プロピレングリコール)ジメタクリレート(分子量560g/モル)3重量%で架橋させる。得られたフィルムを、THF中で膨潤させて未反応モノマーを除去し、次いで乾燥させる。その後、そのフィルムを、星形光反応性マクロモノマーをTHFに入れた溶液(10重量%)中に入れて網目を膨潤させ、続いて乾燥させる。これによって、網目中への光反応性成分の装填量は約30重量%になる。重合体状無定形網目を、それらの熱的および機械的特性に関して評価を行う。これらの評価結果を下記の表に示す。
Figure 2006513286
Figure 2006513286
形状記憶特性を光照射サイクルによる機械的実験により評価した。これらの実験では、厚さ0.5mm、長さ10mm、幅3mmの打ち抜いたダンベル形試料を使用した。
所望により、光照射サイクルによる機械的実験を開始する前に、λ2で照射することにより材料を前処理し、好ましくはすべての光反応性基がそれらの単量体状形態で存在するように、材料中に存在し得るシクロブタン環を開裂させる。試料の伸長は、10mm/分の速度で行う。一時的形状を固定するために、試料を30%伸長し、一定応力で照射する。形状記憶効果を誘発させるために、外部応力を加えずに、試料を再度照射する。
試料の照射は、UVランプを使用して行った。フィルターを使用して適切な波長を選択する。
CAを含む通常網目:λ1=>250nm、λ2=<250nm
CAaを含むIPN:λ1=>300nm、λ2=254nm
試料までの距離は、200ワットのランプ(>300nm)を使用した場合は10cmであり、4ワットのランプ(254nm)を使用した場合は3cmであり、40ワットのランプ(>および<250nm)を使用した場合は10cmである。
最適な照射持続時間は、例えばランプから試料までの距離および光強度によって異なる。通常の網目には、片側30分間の照射時間で、RfおよびRrに対する最大値を得るのに十分である。IPNの場合、Rfに対する最大値21%は4時間の照射後に得られる。
これらの実験は、本発明の無定形網目の優れた特性を立証している。これらの網目は、5サイクル後の完全回復に良好な値を与えることに特徴を有し、これはSMP特性に特徴的な特性である。これを下記の表に示す。先行技術の材料は、80%未満の値を示すことが多い。
本発明の網目の単純な構築ブロックにより、合成が複雑になりすぎることは決してない。上に立証したように、組成を変えることにより、特性の所望の組合せを特徴とする重合体状材料を自在に製造することができる。
本発明の材料は、医薬分野において、標的に対して設計された刺激に応じて薬剤を放出するためのインプラントとして、靱帯用の補強(argumentation)材料として、または円盤の交換材料として、特に好適である。さらに、無定形の網目は、ガラス転移温度以上で透明であり、これは特定の応用分野でさらに有利である。
巨視的ならびに分子レベルでの感光性網目の機能的原理を示す。 ケイ皮酸およびシンナミルアシレートの光反応を示す。 光照射サイクルによる機械的実験の際の、感光性網目の機械的特性を示す。 光反応性成分の含有量に対する形状記憶特性の依存性を立証する。

Claims (20)

  1. 無定形網目と光反応性成分とを含んでなる感光性高分子網目。
  2. 前記無定形網目がマトリックス成分と架橋成分とを含んでなる、請求項1に記載の感光性高分子網目。
  3. 前記光反応性成分が無定形網目と共重合したものである、請求項2に記載の感光性高分子網目。
  4. 前記光反応性成分が無定形網目と共重合したものではない、請求項2に記載の感光性高分子網目。
  5. 前記高分子網目が、無定形網目と、その無定形網目と物理的に混合された光反応性成分とを含んでなる、請求項4に記載の感光性高分子網目。
  6. 前記マトリックス成分がアクリレート材料および/またはメタクリレート材料であり、前記架橋成分がジアクリレート化合物および/またはジメタクリレート化合物である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の感光性高分子網目。
  7. 前記光反応性成分が、可逆的光二量体化し得る成分である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の感光性高分子網目。
  8. 前記光反応性成分が、ケイ皮酸エステル化合物またはシンナミル酸エステル化合物である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の感光性高分子網目。
  9. 前記光反応性化合物が、アクリレート化合物の形態で無定形網目と共重合したものであるか、または前記光反応性成分が、少なくとも3個の光反応性基を有する高分子またはオリゴマーの形態で無定形網目と物理的に混合されてなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の感光性高分子網目。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の感光性高分子網目の製造方法であって、
    マトリックス成分が、架橋成分および光反応性成分と重合したものであるか、または
    マトリックス成分が、架橋成分と重合し、次いで光反応性成分を無定形網目と混合したものである、方法。
  11. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の感光性高分子網目の医療用材料としての使用であって、とりわけ薬剤または診断剤を移送および標的に向けて放出するための、感光性高分子網目の使用。
  12. 少なくとも3個の末端を有する、オリゴマーまたは高分子の骨格を含んでなり、各末端が光反応性基を含んでなる、光反応性成分。
  13. 前記光反応性基が、可逆的光二量体化し得る基である、請求項12に記載の光反応性成分。
  14. 前記光反応性基が、ケイ皮酸エステル化合物またはシンナミル酸エステル化合物である、請求項13に記載の光反応性成分。
  15. 前記骨格が3〜6の、好ましくは分岐(鎖末端)を有する星形骨格である、請求項12〜14のいずれか一項に記載の光反応性成分。
  16. 前記骨格が、ポリアルキレングリコール骨格、好ましくはポリエチレングリコール骨格である、請求項15に記載の光反応性成分。
  17. 請求項12〜16のいずれか一項に記載の光反応性成分の、感光性高分子網目の製造への使用。
  18. 感光性高分子網目をプログラムする方法であって、
    光反応性基が光二量体化していない形態にある感光性高分子網目の試料を準備する工程、
    前記試料を変形させる工程、
    前記試料を、前記光反応性成分の光二量体化を開始する波長の光で照射する工程、および
    前記試料を緩和させる工程、
    を含んでなる、方法。
  19. 前記光反応性成分が、ケイ皮酸エステル化合物またはシンナミル酸エステル化合物である、請求項18に記載の感光性高分子網目のプログラム方法。
  20. 前記光が、>250nmの領域にある波長のUV放射線である請求項18または19に記載の感光性高分子網目のプログラム方法。
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