JP2006506211A - ペースメーカリード線の取付け方法及び装置 - Google Patents

ペースメーカリード線の取付け方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】
ペースメーカリード線(18)を、2アンカー系を使ってインプラントする。まず、一つのアンカー(16)で、中を通してペースメーカリード線をインプラントする導入器(14)の箇所を確保し、次いで第二のアンカー(20)を使ってペースメカーリード線(18)の遠位先端をインプラントする。これらアンカーの例としては、吸引アンカー、有刺針、又は針とバルーンの組合せ物などの各種の機械式アンカー又は機械式アンカーの組合せ物がある。これらアンカーは、細長器具を心臓の静脈系の中へと配置して、その静脈系の予め定められた箇所を穿刺し、その細長器具を心膜腔の中へ入れて心膜腔内の予め定められた位置に配置し、そして予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントすることによって、心臓の心膜腔内で使用することができる。

Description

この発明は、心臓病学の分野に関し、詳しくはペースメーカをインプラントする装置及び方法に関する。
この出願は、2002年11月15日出願の米国仮特許出願第60/426,773号、2003年6月6日出願の同第60/476,487号、2003年6月18日出願の同第60/479,399号、及び2003年4月22日出願の同第60/464,437号に関連しており、これら仮特許願の各々をここに援用し、かつこれらに基づいて米国特許法第119条による優先権を主張する。
多くの場合、ペースメーカの導入器は、冠状静脈洞内における舵取り性(進めたい方向に向けること)及び使用のために予め湾曲させてある。予め湾曲させてあるため、このような導入器は、回される間にその遠位端部がふらつくのを制御できないので、ねじ込みアンカーを心筋層の中へセットする目的で、回転させることができない。それにも拘わらず、導入器を碇着する(繋留する、アンカー留めする)ことは、可撓性がずっと高いペースメーカリード線を同様にインプラント又は碇着する場合に、有利である。ペースメーカリード線が所定位置に固定された導入器によって支持されていない場合は、そのペースメーカリード線自体は、導入器を押し戻して移動させる可能性があり、その結果、そのペースメーカリード線は、外科医が選んだ心筋の位置に制御しながら駆動推進させたり中へインプラントしたりできず、間違った場所にインプラントされたり、又は単に「スパゲッティ」になる、つまり予想できないようにそれ自体の上に重なって折りたたまれたりする。
図1に線図で示す左心室14を電気刺激で鼓動調整するには、通常は、図2の冠状静脈16の切欠き図に線図で示すように冠状静脈系12の中にワイヤ又はリード線10を配置又はインプラントすることによって実施される。しかし、図2の簡易斜視図に描写された冠状静脈系12と冠状動脈系18の血管解剖図解によって容易に分かるように、電気刺激で鼓動調整する必要のある左心室14の壁の全ての部位に、冠状静脈系12を通ってリード線が近づける訳ではない。
この発明は、導入器の遠位端部を組織の中へ取り付けるため導入器の遠位端部に設けられたアンカーを備えてなる遠位端部を有する導入器である。そのアンカーは、例えば、血管腔(vascular space)又はより詳しくは心臓腔(cardial space)の中において、体腔の表面の位置に又はその近傍に取り付けられる。導入器が心臓腔に碇着されると、導入器が心臓腔内に碇着された状態で、ペースメーカリード線がその導入器を通して案内されて心臓腔内に碇着される。
この発明は、心膜腔(pericardial space)のように、血管系に通常密接に関連している心室や心房のどの壁の中へも、いずれの血管部位の中へも、そして体腔の中へと、取り付けることをも含む、血管腔のあらゆる箇所に亘って、導入器とリード線を碇着することに向けられている。この碇着は、ねじアンカー、有刺アンカー、逆とげ(barb)もしくは遠位の膨張式バルーンを有する貫通用具、掴み器具又は吸引アンカーなどの複数の異なる手段で実現できる。
一実施態様では、この発明は、ペースメーカリード線を心臓の心膜腔又は微小血管系の中へインプラントする方法と定義され、その方法は、細長器具を心臓の静脈系の中へ配置するステップと、静脈系から出るステップと、その細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて予め定められた位置に配置するステップと、予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントするステップとを含んで構成される。
予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントする前記ステップは、左心室の表面に隣接する箇所、左心室の表層上の箇所又は左心室の表層内の箇所にリード線をインプラントするステップを含んでいる。
好ましくは、予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントする前記ステップは、鼓動調整効能の最適化される箇所にリード線をインプラントするステップを含んでいる。
一実施態様では、細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて予め定められた箇所に配置する前記ステップは、前記細長器具又は異なる細長器具を微小血管系を通して心膜腔の中へ配置するステップを含んでいる。
別の実施態様では、細長器具又は異なる細長器具を前記心膜腔又は微小血管系の中へ入れて配置する前記ステップは、前記細長器具又は異なる細長器具を第一静脈床(first venous bed)の中へ配置するステップを含んでいる。
別の実施態様では、細長器具又は異なる細長器具を前記心膜腔又は微小血管系の中へ入れて配置する前記ステップは、前記細長器具又は異なる細長器具を血管網(vascular mesh)の中へ配置するステップを含んでいる。
さらに別の実施態様では、細長器具又は異なる細長器具を前記心膜腔又は微小血管系の中へ入れて配置する前記ステップは、前記細長器具又は異なる細長器具を、前記第一静脈床から前記血管網を通って第二静脈床の中へ配置するステップを含んでいる。
この方法は、さらに、インプラントされたペースメーカリード線を前記心膜腔又は微小血管系の中に碇着するステップを含んでいる。
一実施態様では、ペースメーカリード線をインプラントする前記ステップは、ペースメーカリード線を微小血管系の中にインプラントするステップを含み、さらに、そのペースメーカリード線を微小血管系の中にインプラントするに先だって、その微小血管系を拡張するステップを含んでいる。
別の実施態様では、前記静脈系から出るステップは、その静脈系内の静脈を穿刺するステップを含んでいる。
さらに別の実施態様では、前記静脈系から出るステップは、その静脈系と連通している血管系に入るステップを含んでいる。
さらに別の実施態様では、前記静脈系から出るステップは、その血管系から出て次いで心膜腔に入るステップを含んでいる。
細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて予め定められた位置に配置する前記ステップは、導入器、カテーテル、ガイドワイヤ、バルーン、拡張器、針及び/又はリード線を配置するステップを含んでいる。
この発明は、また、上記各ステップを別々に又はいずれかを組み合わせて実施するための装置又は外科用器具キットと定義される。
この発明は、さらに、心臓の中へ舵取り誘導される内側導入器と、その導入器の遠位端部に設けられた第一のアンカーと、前記内側導入器を通ってテレスコピック式に配置されたペースメーカリード線と、そのペースメーカリード線の遠位端部に設けられた第二のアンカーを備えてなる、ペースメーカリード線を心臓組織の中へインプラントする装置、と定義される。
前記第一のアンカーは、その中を通して第二のアンカーとペースメーカリード線をテレスコピック式に配置できるほどに充分大きい内径を有する。
前記装置は、いくつかの実施態様では、さらに、前記内側導入器がテレスコピック式に配置されてインプラント部位に舵取り誘導される、バイアスされた外側導入器を備えてなることもできる。
一実施態様では、前記ペースメーカリード線は、前記内側導入器内で回転可能であり、そして前記第二のアンカーは、インプラント部位において心臓組織の中へねじ込まれ、そして前記第一のアンカーは、前記第二のアンカーがインプラント部位において心臓組織の中へねじ込まれたままで、前記内側導入器を定位置に維持する。前記第一のアンカーは、前記第二のアンカーと前記ペースメーカリード線を取り除くことなく前記第二のアンカーをインプラントした後に、当該インプラント部位において心臓組織から取り外すことができる。
第一の実施態様では、第一のアンカーは、ねじの進む向きが第一の向きであるねじアンカーであり、そして第二のアンカーは、ねじの進む向きが第一の向きとは逆の第二の向きであるねじアンカーである。
全ての実施態様において、前記外側導入器と内側導入器は、スライス可能、分割可能、引剥し可能又は引裂き可能を含めて、分離可能である。
さらに別の実施態様では、第二のアンカーは、内側導入器上で回転可能でありかつ内側導入器に捕獲されており、そして細長器具によって駆動可能である。この場合、その装置は、さらに、前記細長器具を備えてなり、そして中を通って細長器具が配置される内側導入器を通って画成された管腔を有している。第二のアンカーは、典型的には、内側導入器の遠位端部からテレスコピック式に配置可能であるが、必ずしもそうではない。
この装置は、さらに、内側導入器に連結された複数の第一のアンカーを備えている。
この発明は、内側もしくは外側又は両方の導入器がバイアスされ(変形するための内部応力が蓄えられ)ていてもよいことを意図している。
具体的に詳解された実施態様では、前記第一のアンカーは、釣り針形アンカーである。
この第一のアンカーは、内側導入器に移動可能に連結されていて、そして内側導入器が外側導入器の遠位端部からテレスコピック式に進み出たときに展開される。この第一のアンカーは、内側導入器内に弾力的に配置され、そして内側導入器が外側導入器の遠位端部からテレスコピック式に進み出たときに自動的に弾力的に展開される。一つの実現態様では、この装置は、さらに、第一のアンカーに連結されたワイヤを備え、そのワイヤは、そのアンカーを回転させるように操作されると、内側導入器から延び出したり又は内側導入器内に後退したり作動する。前記第一のアンカーは、常時は内側導入器内に後退するように弾力的にバイアスされており、そして前記ワイヤが引張り力を加えることによって第一のアンカーを回転させるように操作されると、内側導入器から出て延びた配置構成になる。
さらに別の実施態様では、この装置は、さらに、細長器具と、中を通ってその細長器具が配置される内側導入器を通して画成された管腔とを備えてなり、その第一のアンカーは、前記細長器具の遠位端部に連結され、かつその上に少なくとも一つの逆とげを有する貫通用具である。前記第一のアンカーは、前記貫通用具上に複数の逆とげを有し、その逆とげは、前記貫通用具上に配置された複数の剛性ある傾斜繊維の形状であってもよい。
別の実施態様では、第一のアンカーは、先端に膨張可能なバルーンを有する中空針を備えている。
さらに別の実施態様では、第一のアンカーは、作動的に引っ張られて湾曲することができて、一時的な遠位フックを形成するバイメタルワイヤを備えている。
全ての実施態様において、この装置は、さらに、前記内側導入器に連結された止血弁を備えていてもよい。
また、多くの実施態様において、第一のアンカーは、吸引器具である。一実施例では、その吸引器具は、内側導入器内に画成された吸引空洞を有し、その空洞には心臓組織に対する吸引結合を助ける周縁リップが付いている。その吸引空洞は、内側導入器の横の表面上に位置していてもよい。
前記内側導入器は、管腔を有し、そして前記吸引器具は、前記管腔を吸引しその吸引を内側導入器の遠位先端に位置する管腔の遠位オリフィスに連通させる手段を備えている。その吸引を内側導入器の遠位先端に位置する管腔の遠位オリフィスに連通させる手段は、内側導入器を通って画成された中央管腔を有し、その管腔を通ってペースメーカリード線が配置される。別の実施態様では、前記管腔は、内側導入器を通って画成された補助管腔であり、そして吸引を内側導入器の遠位先端に位置する管腔の遠位オリフィスに連通させる手段は、前記管腔と内側導入器の遠位先端に位置する前記管腔の遠位オリフィスとの連通部分を備えている。
この発明の装置と方法は、文法的な流暢さのために作用面からの説明でもって記述してきたし、また記載していくが、請求の範囲は、米国特許法第112条でことさらに規定されていない限り、いかなる形でも「手段」又は「ステップ」の限定解釈により必然的に限定して解釈されるべきでないこと、請求の範囲により規定される定義の意味及び均等の全範囲が司法上の均等論の下に与えられるべきであること、そして請求の範囲が米国特許法第112条の下で明言的に規定されている場合は、米国特許法第112条の下で全法定均等物が与えられるべきであることを、まさにその旨理解されたい。ここで図面に移ることにより、この発明はよりよく思い描くことができ、そこでは同じ要素は同じ番号で参照されている。
次に、請求の範囲に定義されるこの発明の具体的な詳解例として提示する好適な実施態様についての以下の詳細な説明に移ることにより、この発明及びその種々の実施態様をよりよく理解することができよう。請求の範囲により定義される発明は、以下に記述する具体的に詳解された実施態様よりも範囲が広くあり得ると、ここでは正にそのように理解されたい。
図1は、バイアスされてない又はしなやか(可撓性)であるが回転方向には剛いテレスコピック式の内側導入器14を有する通常の予め湾曲した又はバイアスされた外側導入器12で構成された導入器10の遠位端部の側面断面図である。これに代わって、内側導入器14がバイアスされていてもよい。テレスコピック式の内側導入器14は、その遠位端に又はその近傍に、通常のねじ込みアンカー16を備えている。アンカー16は、ペースメーカリード線18がその対応する遠位アンカー20とともに内側導入器14の軸方向管腔42を通ってテレスコピック式に配置されるとき、遠位アンカー20が、心筋の中への固定中に、アンカー16に係合することなく、アンカー16を通り抜けてテレスコピック式に配置できるように、充分に大きい内径を有している。
好ましい実施態様においてバイアスされていないので、内側導入器14は、テレスコピック式の内側導入器14が回転されるとき、外側導入器12の遠位端部が規定する位置に容易に定置される。次いで、ペースメーカリード線18が回転されて碇着(anchor)(アンカー留め)されると、碇着された導入器14により支持されるため、ペースメーカリード線18が、外側導入器12の遠位端部によって規定される位置に支持され同様に定置される。
一旦、ペースメーカリード線18がインプラントされると、内側導入器14は、アンカー20を外すことなく、ねじを弛めて取り出すことができる。アンカー20をアンカー16の内側で同軸方向に隣接してインプラントするときの適合性を高めるため、アンカー20とアンカー16は反対向きの螺旋とすることができる。例えば、アンカー20が右ねじであれば、アンカー16は左ねじとする。この要領で、アンカー16を弛めるときは、それを導入器10の近位端部から見て右回りに回わす。アンカー16により何らかの具合で右回りの回転がアンカー20に伝達されても、それはアンカー20をねじ込む又は締め付けるように働く。
導入器12と14は、現在知られている又は今後工夫されるいかなる方法ででも、スライス可能、引裂き可能、引剥し可能又は分離可能であり、その結果、ペースメーカリード線18の近位端部におけるペースメーカのハブ又はコネクタ(図示せず)を越えて容易に取り外せると解すべきである。
図2は、バイアスされた導入器22含んでなる第二の実施態様のテレスコピック式導入器10の遠位端部の側面断面図であり、そのバイアスされた導入器22を通って、遠位アンカー20付きのペースメーカリード線18がインプラントされる。平行管腔32が導入器22の壁の中に画成され、その管腔を通って捩りワイヤ30が配置されている。ワイヤ30は、遠位アンカー24を有する係留ねじ34に連結されているか又は連結できる末端28を有している。ねじ34は、展開されるまで管腔32内に保持され、展開時に、ワイヤ30によって押されて遠位方向に延び出し、次いでワイヤ30によって回されてアンカー24を隣接する心筋に固定する。この実施態様では、アンカー20と24は、テレスコピック式ではなく、平行に展開する。
係留ねじ34の代わりに、ワイヤ30とアンカー24を一体にして単純に補助管腔32を通して送り出してもよいと解すべきである。複数のこのような補助管腔32とワイヤ30/アンカー24の結合物を設けて、導入器22の遠位端において放射状パターンで採用してもよい。
図2は、非テレスコピック式システムとして上記に説明した。しかし、図2に示すように、導入器22は、バイアスされていても又はバイアスされていなくてもよく、そしてバイアスされている外側導入器12の軸方向管腔44を通って同様にテレスコピック式に配置してもよい、と解すべきである。図1の場合のように、外側導入器12を使用して内側導入器22をインプラント部位のほぼ近くへと舵取り誘導し、内側導入器22は導入器12からテレスコピック式に前進し定位置に碇着される。次いで、ペースメーカリード線18が管腔42内をテレスコピック式に前進して、アンカー20を使ってインプラントされる。
図3は、予めバイアスされた導入器36で構成された第三の実施態様のテレスコピック式導入器10の側面断面図であり、その導入器36を通って遠位アンカー20付きのペースメーカリード線18がインプラントされている。導入器36の遠位部分又は遠位端部には、一つ又は複数の逆とげ無しの鉤又は「釣り針形の鉤」が設けられ、それらフックは、常時は、導入器36の壁内に画成された凹所の中に弾性的に保持されている。フック38は、これらフック38に連結された引っ張りワイヤ40を引っ張って、フック38を導入器36内の凹所からそれらフックが隣接する心筋又は血管組織を半径方向に貫通できる状態に回転させることによって、展開することができる。ワイヤ40を引っ張ることによってフック38が展開されると、ペースメーカリード線18は、碇着された導入器36の端部から出て碇着される。ペースメーカリード線18が碇着されると、ワイヤ40の張力が解除されて、フック38に取り付けられたばねなどの弾性手段を導入器36内の凹所で未展開の配置構成に戻すことができる。
さらに、図3の実施態様は、非テレスコピック式システムとして上記に説明されているが、別の実施態様では、導入器36は、バイアスされた外側導入器12内の軸方向管腔44を通って配置された予めバイアスされている又はバイアスされていないテレスコピック式導入器であってもよい、と解すべきである。図1の場合のように、外側導入器12を使って内側導入器36をインプラント部位のほぼ近傍へ舵取り誘導し、内側導入器36は導入器12からテレスコピック式に前進させて定位置に碇着される。次いで、ペースメーカリード線18が管腔42の中をテレスコピック式に前して、アンカー20を使ってインプラントされる。それぞれ図2と3に示す平行管腔のねじアンカー及びフックは、図1の遠位ねじアンカー16及び単一管腔の導入器14の代わりに使用することができる。
図4は、バイアスされている外側導入器12を使って心臓内のおおよその部位へ舵取り誘導する別の実施態様に向けられている。次いで、バイアスされている又はバイアスされていない内側導入器36が、テレスコピック式に導入器12内の軸方向管腔44を通って配置され、ペースメーカをインプラントすべき心臓壁52上の箇所の近く又はその箇所に隣接して置かれる。具体的に詳解するこの実施態様では、右心房から心房内中隔52の中へインプラントが行われる。ワイヤ48が内側導入器36中の平行のすなわち補助の管腔46内に配置され、導入器36の末端から遠位の方向へ延び出ている。ワイヤ48の遠位末端は、心房内中隔52の平滑な壁を穿刺して突き通せる中実の針56になっているか又はそのような針が取り付けられている。ワイヤ48には、さらに、複数の可撓性であるが剛性の繊維又はフィラメント50などの一つ又は複数の可撓性の逆とげが設けられ又は取り付けられ、それらはブラシのようにワイヤ48に対し近位方向に傾斜するようにバイアスされている。したがって、針54とフィラメント50は、遠位方向に容易に前進して、心房内中隔52を通り抜けて心房内中隔52に対する内側導入器36の一時的アンカーとして働くことができる。針54は、心房内中隔52を完全に貫通して左心房の中へと入れることができる。ワイヤ48は、逆とげとして働くフィラメント50の手前向きのバイアスにより、中隔52から元に戻る又は引っ張り出されることに抵抗する。しかし、その固定力は、ワイヤ48を、後に、針54及びフィラメント50とともに手作業で引き出すことができないほど強力ではない。
内側導入器36が心房内中隔52に一時的に碇着された状態で、遠位ねじアンカー20の付いたペースメーカリード線18は、導入器36内の軸方向管腔42から遠位方向に延び出て、心房内中隔52の中へとねじ込まれる。その碇着された内側導入器36は、ペースメーカリード線18が後退したり又は単純に曲がったりして中隔52にぶつかって折りたたまれることなく、アンカー20を心房内中隔52の中へとねじ込めるように、充分な支点又は支持を提供する。フィラメント50の剛性、バイアスの程度及び本数は、管腔46内でワイヤ48に摩擦力で連結されている内側導入器36が、管腔42内で内側導入器36に摩擦力で連結されているペースメーカリード線18に加わる反力で後退することができない程度に充分な碇着力を、ペースメーカリード線18のアンカー20を中隔52の中へとねじ込む作用によって提供するように、選択される。ペースメーカリード線18が中隔52の中へ又は中隔52を通ってしっかり碇着されると、ワイヤ48、フィラメント50及び針54は、ワイヤ48にその近位端から充分な張力を加えることによって引っ張り出すことができる。
複数本のフィラメント50によるワイヤ48の一時的な碇着を示してあるが、ワイヤ48の一時的碇着を達成できる多くの他の均等なやり方があると解すべきである。例えば、針54を中空にしてかつ膨張可能そして収縮可能な小さい先端バルーンを担持させてもよいし、又はワイヤ48及び/又は針54をバイメタルワイヤにして、そのバイメタルワイヤの電流と抵抗による加熱によって又は単に体熱に対する暴露によって、差動的に引っ張られて湾曲し一時的な遠位フックを形成するようにしてもよい。
図18は、図4に類似の別の実施態様であり、管腔46の中の細長の用具つまりワイヤ48の代わりに、末端に掴み用具58の付いたスタイレットその他の用具56を使用している。この具体的に詳解する実施態様において、掴み用具58は、管腔46内にテレスコピック式に配置できるとともに、スタイレット56で操作して開いたり閉じたりされる一つ又は二つの可動ジョー(挟持部)を有する一組のペンチを備えている。この用具58を操作するのに使用される機構は、一つ以上の対向するジョーを駆動するための現在知られている又は後に工夫されるいかなるタイプの駆動装置でもよく、例えば、テレスコピック式に出入りする中実の内側芯線を有する中空ワイヤで、一つのジョーがその中空ワイヤに固定され、第二のジョーが、第一のジョーの周りを回転しかつ第一のジョー上に位置する第二のジョーの枢支点を中心に第二のジョーを回転させるために前記芯線に連結されている、タイプのものがある。あるいはまた、掴み用具58は、第一のジョーが導入器36の遠位端部に固定されていて、第二のジョーが、同じく導入器36の遠位端部に又は第一のジョーに固定されている枢支点を中心に回転可能であるものであってもよい。これら二つのジョーは、閉じた状態に弾性的にバイアスされていてもよい。そうすると、スタイレット56がテンションワイヤ56の形態をとって、第二のジョーを第一のジョーに対して回転させて掴み用具58を開閉する。いずれの実施態様でも、掴み用具58は、心臓又は血管の組織の一部を一時的に挟み、くわえ又は掴んで導入器36を定位置に一時的に固定するように作動する。スタイレット56が管腔46内をテレスコピック式に摺動可能である場合、スタイレット56を血管中に配置し、次いで掴み用具58を駆動してスタイレット56を定位置に固定できる。このとき、導入器36は、導入器36の遠位端がリード線18をインプラントすべき組織部位に近づくか又は隣接するまで、碇着されたスタイレット56を越えて所定箇所の中へと案内される。次いで、スタイレット56を、例えば近位のロック装置又は挟み装置(図示せず)によって導入器36に長手方向に固定して、次いで、導入器36をしっかりとしかし一時的に所定位置の中へと固定する通常のやり方で、リード線18をインプラントしてもよい。
ここでの開示は、カテーテル又は導入器の碇着に向けられているが、開示されたカテーテルつまり導入器は、その範囲内に、現在知られている又は後に工夫されるスライス可能な、分割可能な、引き剥がし可能な、引き裂き可能な又は分離可能なカテーテル又は導入器、並びにこれらのやり方では分離できないカテーテル又は導入器を含んでいると、正にその旨理解すべきである。加えて、この発明のカテーテル又は導入器に止血弁が関連づけられているかいないか、そしてそうなっている場合に、その止血弁がカテーテル又は導入器とともに又は別個に分離可能であるかないかは、全てここに開示された発明の範囲に含まれることを、ここに明言する。
例えば、Lee の米国特許第5,125,904号(1992年)及び同第5,312,355号(1994年)「Splittable Hemostatic Valve and Sheath and the Method for Using the Same」に開示されているタイプの分割可能な弁が含まれる。なお、これらの特許は、ここに援用するものである。カテーテルと導入器としては、下記の諸特許に開示されたタイプのものが含まれる。すなわち、Kurth の米国特許第5,792,118号(1998年)「Permanent Catheter with an Exterior Balloon Valve and Method of Using the Same」、米国特許出願第09/708,150号(2000年)「Method and Apparatus for Insertion of Elongate Instruments Within a Body Cavity」、米国特許出願第10/365,890号(2003年)「A Temporarily Secured Guidewire and Catheter for Use in the Coronary Venous System and Method of Using the Same」、米国仮特許出願第60/464,437号(2003年)「A Method and Apparatus for a Suction-Anchored Introducer for Pacemaker Implantation」、米国仮特許出願第60/426,773号(2002年)「Method and Apparatus for Implantation of Left Ventricular Pacing Leads Between the Epicardium and Pericardium」、及び米国仮特許出願第60/408,385号(2002年)「A Tool for Placement of Dual Angioplasty Wires in the Coronary Sinus Vasculature」、Worley 他の米国特許出願第10/139,551号(2002年)「Introducer for Accessing the Coronary Sinus of a Heart 」、米国特許出願第10/139,554号(2002年)「A Telescopic, Peel-Away Introducer and Method of Using the Same」、米国特許出願第10/139,554号(2002年)「A Telescopic Peel-Away Introducer and Method of Using the Same」、米国特許出願第10/202,158号「A Telescopic Introducer with a Compound Curvature for Inducing Alignment and Method of Using the Same」、並びに Kurth 他の米国特許出願第10/234,686号(2002年)「Introducer and Hemostatic Valve Combination and Method of Using the Same」、米国特許出願第10/277,476号(2002年)「A Compression Fitting for an Introducer Coupled to a Hemostatic Valve」に記載されたものが含まれる。なお、これら特許は、全てここに援用する。
ここで、心膜腔内でのペースメーカの碇着について考察する。図5の線図に示すように、ヒトの心臓128は、一般にヒトや脊椎動物の心臓及び大血管根を収容する、心膜嚢又は単に心膜124と呼称される漿膜からなる円錐形の嚢の中に入っている。心外膜126は、心臓を密に包囲している心膜124の内臓部分である。心外膜126と心筋及び心臓血管系の外表面との間に、冠状血管系112、118の上に位置して心膜腔(pericardial space)(心膜間隙)122と呼称される隙間がある。この心膜腔122は、空隙であるか又は部分的にが潤滑性流体で満たされていることがある。罹病状態では、心膜は相当量の流体を含んでいることがある。
ペースメーカリード線は、細長の器具を心臓の静脈系の中へ配置し、その静脈系の予め定められた箇所で系を穿刺するか又は静脈系の微小血管系に入るかし、その細長器具を心膜内の予め定められた位置で心膜腔の中へ、心外膜の中へ、又は微小血管系の中に配置し、そしてペースメーカリード線を当該予め定められた箇所にインプラントすることによって、心膜腔の中へ、心外膜の上もしくは中に、又は微小血管系の中にと、心臓内にインプラントされる。前記リード線は、心膜腔の中へでも、又は心膜腔に隣接する心臓壁表面層の中もしくは上の血管網の中へでも、いずれにもインプラントできることが分かるであろう。
予め定められた箇所でペースメーカリード線をインプラントするステップは、当該リード線を、左心室表面上の箇所で鼓動調整効能が最適化される箇所に、当該心室表面上の又は心膜腔内の静脈微小血管系を通って、インプラントすることを含んでいる。
一実施態様では、当該心室表面又は隣接する心膜腔に又はそれらの近傍に最適に配置するため、前記細長器具は、血管網を通って第一静脈床の中へ次いで第二静脈ドレナージ床の中へと配置することができる。
いずれの場合も、インプラントされたペースメーカリード線は、次いで該心室表面上又は心膜腔内の静脈微小血管系の中に碇着される。
その微小血管系は、前記案内器具又はリード線がアクセスできるようにするため、ペースメーカリード線をインプラントする前に拡張されることもあってもよい。
最初に、リード線を心膜腔122の中へインプラントすることについて検討する。この実施態様では、この発明は、ワイヤ、カテーテル、リード線、導入器その他の器具110を、冠状静脈系112の中へ入れて、図6に描写されているように冠状静脈系112の穿刺が行える前記静脈系112内の箇所120に、通常の手段で血管内配置する方法と装置に向けられている。
この箇所120において、冠状静脈116は、穿刺されるか又は別のやり方で開かれて、ワイヤ、カテーテル、リード線、導入器その他の器具110の配置を許容して、静脈116を通って配置させ、次いで心膜腔122内に挿入、舵取り誘導又は配置して心臓表面上の所望の位置に、すなわちこの場合は、左心室130の近傍に配置する。このような器具は、定位置に配置され次第、通常の手段により心膜腔122内に碇着される。
静脈116の壁を通して切開又は穿刺を達成できるには、多数の手段がある。図7と8に示す中空の又は中実の針134を、カテーテル110を通して配置し選択された静脈の部位120に配置することができる。針134がカテーテル110の遠位先端を越えて前進すると、静脈116を所望の位置120で穿刺することができる。静脈116は、また、抵抗加熱、レーザー光、無線周波数もしくはマイクロ波による加熱、超音波その他のエネルギー源を利用する切断プローブ又は穿刺プローブを採用して穿刺することもでき、バルーン又は先端の丸いプローブも静脈を開いて心膜腔の中へ入れるのに使用できる。
静脈116が穿刺され次第、心膜腔122の中へちゃんと入ったことを確認しなければならない。この確認は、造影剤を穿刺部位120を通して心膜腔122の中へ注入して手術部位の超音波画像を得るか又はガイドワイヤその他の放射線不透過手段を穿刺部位120の中へ挿入して蛍光透視法による確認を行うことによって実行できる。
心膜腔122の中へ入ったことが確認されると、ガイドワイヤ又はプローブ138は、次いで、カテーテル110を通って心膜腔122の中へと進められ、そしてそのカテーテル110は、取り出されて、次いで、必要な場合、図10に示すように、左心室の壁の所望位置に隣接し又はその位置に対し近位の心膜腔122内の所望位置に舵取り可能又は誘導可能な導入器その他の導入用の器具140がその後から入れられてもよい。
最後に、次いで、鼓動調整用リード線142が導入器その他の導入用の器具140を使って所望の位置に持って来られもしくは配置され、又は、図11に示すように、鼓動調整用リード線142自体が自己案内されてもよい。所望の位置にアクセスしたならば、鼓動調整用リード線142がその部位に通常のやり方で碇着されるよう、意図されている。通常の碇着手段144を採用することができ、又は心膜腔の特別な環境に対し最適化された機構を採用することができる。心臓バイパス手術を受けている患者の場合、その心膜腔122は癒着性組織を有していることが多く、これら組織は自然に癒着性又は包埋性の組織領域を提供するので、心膜・心外膜アンカー144は必要でないか又は余り重要でない。
ワイヤ、カテーテル、リード線その他の器具110、138、140又は142を舵取り誘導できる手段、静脈116を穿刺する手段、静脈をワイヤ、カテーテル、リード線、他の器具110、138、140もしくは142又はインプラントされた鼓動調整用リード線142の周りを封止する手段、又はインプラントされた鼓動調整用リード線142を所望位置に碇着する手段の範囲を如何様にも減じるであろう制限又は限定が存在することは全く考えられない。
ここで、血管網の中へのリード線のインプラントについて考察する。心臓の心室の表層内及び/又は表層上に、図7に線図で示すように微小血管系132が、血管網を含む部分を形成する動脈系118と静脈系112の間に位置している。その血管網は、冠状静脈系のより遠位の部分から放射状に広がる多数の小血管からなっている。その血管網は、ますます細い多分枝血管へと細分されていき、終局的には、心臓壁の毛細血管系に連通する。血液は、心筋から血管網の中へ、次いで冠状静脈の中へ流れ出る。一般に、冠状静脈系の一血管を冠状静脈系の別の一血管と連通する血管網を通る流路が見られる。
微小血管系132もまた、微小血管系132の遠位部分をバルーン136又は先の丸い器具で開くか又は拡張して、カテーテルその他の器具110を前進させるようにしてもよい。バルーン136を引き出してもよいし、又はバルーンカテーテル110の中を通る中央チャネルを使って針134を引き出してもよく、それにより別のカテーテル、リード線その他の器具110を微小血管系132の中へ展開することができる。
一実施態様では、冠状静脈洞を通っての静脈系112へのアクセスは、細くて可撓性の0.36mm(0.014インチ)のガイドワイヤ138を使ってなされる。そのガイドワイヤ138は、選択された静脈路を通って図12に示す静脈床146の最末端へと舵取り誘導される。静脈床146の端部のところで、血管系112、118は、心外膜126上に位置する血管網132を通って隣接の血管床と連通し、また一つ又は複数の他の静脈床146’とも連通している。論理的には、経路は、心臓血管系112、118全体の中の任意の二つの静脈床146と146’の間の血管網132を通って辿ることができる。理屈では、ワイヤ138は、血管網132を通って隣接の又は別の静脈床146の中へと前進させることができ、終局的にはぐるっと回って冠状静脈洞に戻って来ることができる。
このようにして、ワイヤ138は、次いで第一静脈床146から第二静脈床146’の選択された箇所へと舵取り誘導することができ、その箇所146は、冠状静脈洞を通ってアクセス可能又は容易にアクセス可能であるかも知れないが、第二静脈床146’の方は、実際問題として、冠状静脈洞112、第一静脈床146、血管網132を通って第二静脈床146’の中へという経路でのみアクセス可能である。したがって、鼓動調整用リード線142にとっての理想的な又は望まれる箇所は、たとえ、第二静脈床146’に位置していても、第一静脈床146を通ってアクセス可能になる。
ペースメーカリード線142は、その第一静脈床146の終端及び血管網132との摩擦係合又は密着性(intimacy)によって、その所定の箇所に碇着される。必要であれば、
第一静脈床146の端と血管網132は、ガイドワイヤ138上の血管形成術用バルーン136を第一静脈床146と第二静脈床146’の末端狭窄部の箇所と血管網132の中に配置することによって、開くことができる。これによって、次いでペースメーカリード線142が第一静脈床146と第二静脈床146’の末端狭窄部及び血管網132を通って容易に通過できるようになる。場合によっては、導入器140を、第一静脈床146と第二静脈床146’の末端狭窄部及び血管網132に通して配置して、ペースメーカリード線142を送達するのに利用できる。導入器140を取り外すと、リード線142は、第一静脈床146と第二静脈床146’の末端狭窄部及び/又は血管網132の中に包埋されているために、第二静脈床146'内の所定箇所に碇着された状態で残る。
同様に、鼓動調整用リード線142にとって理想的な又は望ましい箇所が、たまたまいずれの静脈床の近傍にも存在しない場合は、ペースメーカリード線先端上の心膜・心外膜アンカー144を使って、第一静脈床146から血管網132を通って直接アクセスできるようになる。上述したような血管形成術用バルーン136を使うと、血管網132へのアクセスを開いて、舵取り誘導可能な導入器140又はリード線142を前記血管網中に選択的に配置できるようにする。
さらに、バルーン136の使用は、微小血管系132を意図的に破裂させてリード線142を心膜腔122に入らせ、上述したように静脈穿刺と似たやり方でその中に碇着させることに使用してもよい。
図13は、導入器214を血管内を通して配置された房室212を有する心臓210の簡略側面断面図である。導入器214は、体腔又は血管系の一部の中で用いることができる。導入器214は、図13の点々を打った部分の中に同定されるその遠位端部に吸引アンカー部分218を有している。なお、この部分218は、図14において拡大簡略側面断面図に示してある。
導入器214は、中を通してペースメーカリード線228が配置され又は配置され得る軸方向管腔226を備えている。図13に示すように、ペースメーカリード線228は、その遠位末端に、心臓210の壁の中へ取付け又は包埋するために組織アンカー又は組織ねじ216を有している。現在知られている又は将考え出される如何なるタイプの遠位の又はその他の碇着器具は、この発明の精神と範囲から逸脱することなく、ペースメーカリード線228とともに使用することができる。一般に、いかなるタイプの碇着器具216がペースメーカリード線228とともに使用されるかに拘わらず、それは、ペースメーカリード線228を、したがって、導入器214を、押す傾向にあり、そして導入器214を意図されたインプラント箇所又は配置構成から離れる方向に外すか又は移動する傾向がある。
導入器214の遠位端部の非侵襲の又は非外傷性の碇着に備えて、この発明は、図14に最もよく示されているように、導入器214の遠位端部に吸引アンカー218を設ける。導入器214は、その遠位端部が、そこに吸引空洞220があって導入器214の一方の側に開いているように形成されている。管腔222が、当該空洞220と連通して、空洞220に吸引を生じ維持する手段を設けている。空洞220の周囲には、図15の側面図に最もよく見えるように、心臓の壁の表面に僅かな凹凸があっても、心臓210の壁に対する封止と吸引取付けを容易にするように、取り囲むリップ224が設けられている。空洞220に加えられる吸引の大きさは、外科医が吸引ポンプ(図示せず)により手元で制御する。したがって、導入器214は、取付けが実行されところの組織に外傷性損傷を与えることなく、コバンザメのように体腔壁に一時的に取り付くことができる。それにも拘わらず、取付きの程度は堅固であって、しかし選択的にかつ迅速に解除できる。
好ましい実施態様を図16の側面断面線図に示す。この実施態様では、管腔226とペースメーカリード線228の間の間隙の主管腔226を通してか、又はオリフィス234の位置又はその近傍で管腔226と遠位で連通するカテーテル214の中に画成された補助管腔230を通って、カテーテル214の遠位オリフィス234に対して吸引を行う。これらの代替実施態様を明瞭にするため、図17は、吸引を軸方向管腔226を通してのみ行う実施態様の側面断面線図である。いずれの場合も、吸引は、組織又は心臓壁232に接触させて置かれているカテーテル214の遠位オリフィス234のところで行われる。図16に見られるように、その吸引は、壁232の組織236のいくらかをオリフィス234の中へ引き込んで壁232で直接封止してもよい。次いで、アンカー216は、管腔226中を前進してオリフィス234を通って、通常のやり方で組織236の中へ固定してもよい。固定する操作中、連続した吸引を管腔に加えて、壁232の組織236がオリフィス234の中又はオリフィス234に隣接して所定箇所に保持される。従来どおりにリード線228を固定した後、吸引を停止し、組織236を開放し、そしてカテーテル214を取り外す。
図13〜15の実施態様は、カテーテルの遠位先端にある吸引アンカーの外形が不規則であるため、器具を組織面を通って円滑に導入して血管系の中へ挿入できるように、追加の円筒形の導入器を必要とする場合がある。滑らかな円筒形エンベロープから離れた如何なる構造でも、非常に柔軟な又はしなやかな材料で作ることができるが、それでも、それらは容易に導入するのにはある程度の抵抗を呈する。他方、図16〜17の実施態様は、その外側エンベロープが完全にかつ滑らかに円筒形であるから、追加の導入器を必要とせずにワイヤ技術を越えるために適用できる点で、好ましい。カテーテル214の最も遠位の末端は、組織との吸引封止を達成するのに有利な、前方に突き出たリップその他のいずれの構造体を含むように改変されてもよい。
多くの変更や修正が、この発明の精神及び範囲から逸脱することなしに、当業者によってなし得るであろう。したがって、ここに具体的に詳解した実施態様は、単に例示を目的として記載されたものであり、前掲の特許請求の範囲により定義される発明を制限するものと受け取ってはいけない、と理解されなければならない。例えば、ある請求項の複数要素が特定の組合せで記載されているという事実に拘わらず、この発明は、より少ない要素、より多い要素、又は異なる要素での他の組合せをも、たとえそのような組合せが当初請求されていなくても、上記に開示されているものは含むものであるということを、篤と理解しなければならない。
この発明及びその各種実施態様を述べるためにこの明細書で使用された用語は、その一般的に定義された意味においてだけでなく、この明細書における特別の定義により、その一般的に定義されている意味の範囲を超えた構造、材料又は働きを含むと理解すべきである。したがって、ある要素がこの明細書の文脈の中で二つ以上の意味を含むと理解できる場合には、特許請求の範囲でのその使用は、この明細書及びその語自体により裏付けられる全ての可能な意味について包括的であると理解しなければならない。
したがって、前掲の特許請求の範囲の語及び要素の定義は、この明細書において、文言どおりに記載された要素の組合せだけでなく、実質的に同一の要領で実質的に同一の作用をして実質的に同一の結果を得る全ての均等な構造、材料又は働きを包含するものとして、定義されている。したがって、この意味で、前掲の特許請求の範囲におけるどの一つの要素を二つ以上の要素で等価的に置換してもよいこと、又は特許請求の範囲における二つ以上の要素を単一の要素で置き換えてもよいことを、筆者は意図している。複数の要素が特定の組合せで働くように上述され、そのように当初請求されているかも知れないが、請求された組合せからの一つ又は複数の要素は、場合によっては、その組合せから外すことができ、また請求された組合せは部分的組合せに又は部分的組合せの変形に向けられてもよいことを、篤と理解されたい。
当業者から見て、請求された主題からの非実質的な変更は、現在知られているものでも今後案出されるものでも、特許請求の範囲内の均等物であると意識的に意図している。したがって、当業者にとって現在知られており又は今後知られる自明の置換は、定義された要素の範囲内であるものと定義されている。
したがって、特許請求の範囲は、上記に具体的に図解及び記述されたもの、概念的に均等なもの、自明に置き換えできるもの、及びこの発明の必須の思想を本質的に取り込んでいるものをも包含していると理解されるべきである。
バイアスされていない又は可撓性の、しかし回転に対して剛性の内側のテレスコピック式導入器を有して通常の予め湾曲している又はバイアスされている外側導入器で構成された外側導入器の遠位端部の側面断面図である。 中を通って遠位アンカー付きのペースメーカリード線がインプラントされる、バイアスされた導入器で構成されたテレスコピック式導入器の第二実施態様の遠位端部の側面断面図である。 中を通って遠位アンカー付きのペースメーカリード線がインプラントされる、予めバイアスされた導入器で構成されたテレスコピック式導入器の第三実施態様の遠位端部の側面断面図である。 バイアスされた外側導入器を使って心臓内の目標近くの部位へと舵取り誘導する別の実施態様を示す。 心膜腔を図解するヒトの心臓の簡略側面断面線図である。 心臓の血管系を図解するヒトの心臓の一部切欠き簡略側面線図である。 心室表面の静脈血管網の簡略線図である。 バルーンによる微小血管系の拡張を示す、図7における円形破線で囲んだ領域の簡略拡大側面断面線図である。 微小血管系中へのカテーテルの配置を示す図4の簡略側面断面線図である。 微小血管系中へのガイドワイヤ付き導入器の配置を示す図5の簡略側面断面線図である。 微小血管系中へのペースメーカリード線の配置を示す図5の簡略側面断面線図である。 細長器具を、第一静脈床から静脈血管網を通して配置し、次いで第二静脈流出領域にインプラントした場合の簡略側面線図である。 中を通って吸引アンカー付き導入器が血管内に配置されたチャンバを有する心臓の簡略側面断面図である。 図13の導入器の遠位先端の簡略拡大側面断面図である。 図14の導入器の遠位先端の側面図である。 吸引アンカーの別の実施態様の側面断面線図であり、その吸引は、管腔とペースメーカリード線の間の主管腔、又はオリフィスの位置もしくはその近傍で管腔と遠位で連通しているカテーテル内に画成された補助管腔のいずれかを通して、カテーテルの遠位オリフィスに対して行われる。 吸引が軸方向管腔を通してのみ行われる実施態様の側面断面線図である。 軸方向管腔を通してのアンカーとして掴み器具が設けられた実施態様の側面断面線図である。

Claims (64)

  1. 組織の中へ導入器の遠位端部を取り付けるために導入器の遠位端部に設けたアンカーを備えてなる
    遠位端部を有する導入器。
  2. 請求項1に記載の導入器において、
    前記アンカーが体腔の表面に又はその近傍に取り付けられる
    ことを特徴とする導入器。
  3. 請求項2に記載の導入器において、
    前記体腔が血管腔で構成されている
    ことを特徴とする導入器。
  4. 請求項3に記載の導入器において、
    前記血管腔が心臓腔である
    ことを特徴とする導入器。
  5. 請求項4に記載の導入器であって、
    さらに、ペースメーカリード線を備えてなり、
    そのペースメーカリード線が前記導入器を通って前記心臓腔に導入され、その心臓腔中に固定されて、前記導入器が心臓腔内に固定される
    ことを特徴とする導入器。
  6. ペースメーカリード線を心臓の心膜腔又は微小血管系の中へインプラントする方法であって、
    細長器具を心臓の静脈系の中へ配置するステップと、
    その静脈系から出るステップと、
    前記細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて予め定められた位置に配置するステップと、
    ペースメーカリード線を予め定められた箇所にインプラントするステップと
    を含んでなる方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、
    前記予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントするステップが、前記リード線を左心室の表面に隣接した箇所、表面の上の箇所又は表面の中の箇所にインプラントするステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  8. 請求項6に記載の方法において、
    前記予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントするステップが、鼓動調整効能の最適化される箇所に前記リード線をインプラントするステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  9. 請求項6に記載の方法において、
    細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて予め定められた位置に配置するステップが、その細長器具又は異なる細長器具を、微小血管系を通して心膜腔の中へ配置するステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  10. 請求項6に記載の方法において、
    細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて配置するステップが、その細長器具又は異なる細長器具を、第一の静脈床の中へ配置するステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  11. 請求項6に記載の方法において、
    細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて配置するステップが、その細長器具又は異なる細長器具を、血管網の中へ配置するステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  12. 請求項10に記載の方法において、
    細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて配置するステップが、その細長器具又は異なる細長器具を、血管網の中へ配置するステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  13. 請求項12に記載の方法において、
    細長器具又は異なる細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて配置するステップが、その細長器具又は異なる細長器具を、前記第一の静脈床から血管網を通して第二の静脈床の中へ配置するステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  14. 請求項6に記載の方法であって、
    さらに、前記インプラントされるペースメーカリード線を心膜腔又は微小血管系の中に碇着するステップを含んでなる
    ことを特徴とする方法。
  15. 請求項6に記載の方法において、
    前記ペースメーカリード線をインプラントするステップが、そのペースメーカリード線を微小血管系の中にインプラントするステップを含み、
    そしてさらに、前記微小血管系の中に前記ペースメーカリード線をインプラントする前にその微小血管系を拡張するステップを含んでなる
    ことを特徴とする方法。
  16. 請求項6に記載の方法において、
    前記静脈系から出るステップが、その静脈系の中の静脈を穿刺するステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  17. 請求項6に記載の方法において、
    前記静脈系から出るステップが、その静脈系と連通する血管系に入るステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  18. 請求項17に記載の方法において、
    前記静脈系から出るステップが、その血管系から出て心膜腔に入るステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  19. 請求項6に記載の方法において、
    前記細長器具又は異なる細長器具を前記心膜腔又は微小血管系の中へ入れて予め定められた位置に配置するステップが、導入器、カテーテル、ガイドワイヤ、バルーン、拡張器、針及びリード線のいずれか一種又は複数種を配置するステップを含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  20. 心臓内の心膜腔又は微小血管系中にペースメーカリード線をインプラントする装置であって、
    細長器具と、
    前記細長器具を予め定められた位置に配置するのを許容するために、予め定められた箇所で静脈系又は微小血管系から出る手段と、
    予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントする手段と
    を備えてなる装置。
  21. 請求項20に記載の装置において、
    前記予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントする前記手段が、前記リード線を左心室の表面に隣接した箇所、上の箇所又は中の箇所にインプラントする手段を含んでいる
    ことを特徴とする装置。
  22. 請求項20に記載の装置において、
    前記予め定められた箇所にペースメーカリード線をインプラントする前記手段が、前記リード線を鼓動調整効能の最適化される箇所にインプラントする手段を含んでいる
    ことを特徴とする装置。
  23. 請求項20に記載の装置であって、
    さらに、前記細長器具を、微小血管系を通して心膜腔の中へ配置する手段を備えてなる
    ことを特徴とする装置。
  24. 請求項20に記載の装置であって、
    さらに、前記細長器具を心膜腔又は微小血管系の中へ入れて予め定められた位置に配置する手段を備えてなり、前記細長器具を第一の静脈床の中へ配置する手段を含んでいる
    ことを特徴とする装置。
  25. 請求項20に記載の装置であって、
    さらに、前記細長器具を血管網の中へ配置する手段を備えてなる
    ことを特徴とする装置。
  26. 請求項24に記載の装置において、
    細長器具を前記第一の静脈床の中へ配置する前記手段が、前記細長器具を血管網の中へ配置する手段を含んでいる
    ことを特徴とする装置。
  27. 請求項26に記載の装置において、
    前記細長器具を前記第一静脈床と前記血管網の中へ配置する手段が、前記細長器具を第二の静脈床の中へ配置する手段を含んでいる
    ことを特徴とする装置。
  28. 請求項20に記載の装置であって、
    さらに、インプラントされるペースメーカリード線を心膜腔又は血管系の中に碇着する手段を備えてなる
    ことを特徴とする装置。
  29. 請求項16に記載の装置において、
    前記ペースメーカリード線をインプラントする前記手段が、前記ペースメーカリード線を微小血管系中にインプラントする手段又は微小血管系を通して心膜腔の中へインプラントする手段を含み、
    そしてさらに、前記微小血管系の中に前記ペースメーカリード線をインプラントする前にその微小血管系を拡張する手段を備えてなる
    ことを特徴とする装置。
  30. ペースメーカリード線を心臓組織の中へインプラントするための装置であって、
    心臓の中へ舵取り誘導される内側導入器と、
    前記導入器の遠位端部に設けられた第一のアンカーと、
    前記内側導入器を通してテレスコピック式に配置されるペースメーカリード線と、
    前記ペースメーカリード線の遠位端部に設けられた第二のアンカーと
    を備えてなる装置。
  31. 請求項30に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが、その中を通して前記第二のアンカーと前記ペースメーカリード線をテレスコピック式に配置できるように充分大きい内径を有している
    ことを特徴とする装置。
  32. 請求項30に記載の装置であって、
    さらに、中を通って前記内側導入器がテレスコピック式に配置されてインプラント部位へ舵取り誘導されるバイアスされた外側導入器を備えてなる
    ことを特徴とする装置。
  33. 請求項30に記載の装置において、
    前記ペースメーカリード線が前記内側導入器内で回転可能であり、そして前記第二のアンカーが心臓組織のインプラント部位にねじ込まれ、そしてその第二のアンカーがインプラント部位で心臓組織にねじ込まれた状態で前記第一のアンカーが前記内側導入器を所定箇所に保持する
    ことを特徴とする装置。
  34. 請求項33に記載の装置において、
    前記第二のアンカーをインプラントした後、前記第二のアンカーとペースメーカリード線を取り外すことなく、前記インプラント部位において心臓組織から前記第一のアンカーを取り外すことができる
    ことを特徴とする装置。
  35. 請求項33に記載の装置において、
    前記第一のアンカーは、ねじの進む向きが第一の向きであるねじアンカーであり、そして前記第二のアンカーは、ねじの進む向きが前記第一の向きとは逆の第二の向きであるねじアンカーである
    ことを特徴とする装置。
  36. 請求項32に記載の装置において、
    前記外側導入器と内側導入器が、スライス可能、分割可能、引剥がし可能又は引裂き可能であることを含めて分離可能である
    ことを特徴とする装置。
  37. 請求項30に記載の装置において、
    前記第二のアンカーが、前記内側導入器上で回転可能でありかつ前記内側導入器に捕獲されており、そして細長器具によって駆動可能である
    ことを特徴とする装置。
  38. 請求項37に記載の装置であって、
    さらに、前記細長器具を備えてなり、そして中を通って前記細長器具が配置される内側導入器を通って画成された管腔を有する
    ことを特徴とする装置。
  39. 請求項37に記載の装置において、
    前記第二のアンカーが、前記内側導入器の遠位端部からテレスコピック式に配置できる
    ことを特徴とする装置。
  40. 請求項30に記載の装置であって、
    さらに、前記内側導入器に連結された複数の第一のアンカーを備えてなる
    ことを特徴とする装置。
  41. 請求項30に記載の装置において、
    前記内側導入器がバイアスされている
    ことを特徴とする装置。
  42. 請求項30に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが釣り針型アンカーで構成されている
    ことを特徴とする装置。
  43. 請求項33に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが、前記内側導入器に移動可能に連結されており、そして前記内側導入器が前記外側導入器の遠位端部からテレスコピック式に進み出たときに展開される
    ことを特徴とする装置。
  44. 請求項43に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが、前記内側導入器内に弾力的に配置され、そして前記内側導入器が前記外側導入器の遠位端部からテレスコピック式に進み出たときに自動的に弾力的に展開される
    ことを特徴とする装置。
  45. 請求項43に記載の装置であって、
    さらに、前記第一のアンカーに連結されたワイヤを備え、そのワイヤは、前記アンカーを回転させるように操作されると、前記内側導入器から延び出したり又は前記導入器内に後退したり作動する
    ことを特徴とする装置。
  46. 請求項45に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが、常時は内側導入器内に後退するように弾力的にバイアスされており、そして前記ワイヤが引張り力を加えることによって前記第一のアンカーを回転させるように操作されると、前記内側導入器から出て延びた配置構成になる
    ことを特徴とする装置。
  47. 請求項30に記載の装置であって、
    さらに、細長器具と、中を通ってその細長器具が配置される内側導入器を通して画成された管腔とを備えてなり、前記第一のアンカーが前記細長器具の遠位端部に連結されている
    ことを特徴とする装置。
  48. 請求項47に記載の装置において、
    前記細長器具がスタイレット含む
    ことを特徴とする装置。
  49. 請求項47に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが掴み用具を含んでいる
    ことを特徴とする装置。
  50. 請求項47に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが吸引アンカーを含んでいる
    ことを特徴とする装置。
  51. 請求項47に記載の装置において、
    前記細長器具が、その遠位端部に前記第一のアンカーを担持しており、かつ前記内側導入器の遠位端部から延び出すことができる
    ことを特徴とする装置。
  52. 請求項47に記載の装置において、
    第一のアンカーが前記内側導入器に連結され、そして前記細長器具が第一のアンカーに連結されていて、第一のアンカーを、心臓の組織に碇着するか又は碇着しないかそれぞれに対応する少なくとも第一と第二の配置構成の間で操作する
    ことを特徴とする装置。
  53. 請求項47に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが前記細長器具の遠位端部に連結された貫通用具を有し、その貫通用具がその上に配置された少なくとも一つの逆とげを有している
    ことを特徴とする装置。
  54. 請求項53に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが前記貫通用具上に複数の逆とげを有する
    ことを特徴とする装置。
  55. 請求項54に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが前記貫通用具上に配置された複数の剛性ある斜めの繊維を有している
    ことを特徴とする装置。
  56. 請求項30に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが膨張可能な先端バルーンを有する中空針を有している
    ことを特徴とする装置。
  57. 請求項30に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが、差動的に引っ張られて湾曲することができて、一時的な遠位フックを形成するバイメタルワイヤを有している
    ことを特徴とする装置。
  58. 請求項30に記載の装置であって、
    さらに、前記内側導入器に連結された止血弁を備えてなる
    ことを特徴とする装置。
  59. 請求項30に記載の装置において、
    前記第一のアンカーが吸引器具である
    ことを特徴とする装置。
  60. 請求項58に記載の装置において、
    前記吸引器具が、前記内側導入器内に画成された吸引空洞を有し、その空洞には心臓組織に対する吸引連結を助ける周縁リップが付いている
    ことを特徴とする装置。
  61. 請求項59に記載の装置において、
    吸引空洞が前記内側導入器の横表面上に位置している
    ことを特徴とする装置。
  62. 請求項59に記載の装置において、
    内側導入器が管腔を有し、そして前記吸引器具が、前記管腔に対して吸引をしてその吸引を前記内側導入器の遠位先端において前記管腔の遠位オリフィスに連通させる手段を有している
    ことを特徴とする装置。
  63. 請求項62に記載の装置において、
    前記吸引を前記内側導入器の遠位先端において前記管腔の遠位オリフィスに連通する手段が、中を通ってペースメーカリード線が配置される、前記内側導入器を通って画成された中央管腔を有している
    ことを特徴とする装置。
  64. 請求項62に記載の装置において、
    前記管腔が前記内側導入器を通って画成された補助管腔であり、そして前記内側導入器の遠位先端において前記吸引を前記管腔の遠位オリフィスに連通する手段が、前記管腔と前記内側導入器の遠位先端における前記管腔の遠位オリフィスとの連通手段を有している
    ことを特徴とする装置。
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