JP2006503072A - ワクチン接種用組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、第1の態様では、a)少なくとも1つの免疫原、b)遮蔽ビヒクル、及びc)PosIntro又はISCOMの形態の免疫原送達系を含有する、少なくとも1つの免疫原の個体への経皮送達用の組成物に関する。
本発明の組成物中の遮蔽ビヒクルは、圧力感受性接着物質であることが好ましく、吸収性の圧力感受性接着物質であることがより好ましい。そのような接着物質は、具体的には、親水コロイド接着物質、ヒドロゲル接着物質、又は架橋ヒドロゲルの群に見出すことができるが、限定するものではない。これらの接着物質系を以下でさらに説明する。
親水コロイド接着物質は、ヒトの体への固定が意図される医用装置に広範に用いられる接着物質のカテゴリーである。接着物質は、吸収性の親水性ポリマー粒子、いわゆる親水コロイドが埋包されている接着物質マトリクスからなる二相材料である。粒子状親水コロイドの量及びタイプは意図する用途に従って合わせることができ、ベース接着物質はアグレッシブであるか容易に除去可能することができ、さらに好適な増強剤とともに充填することができるので、原理は非常に柔軟である。非常に多種のタイプの接着物質原料も親水コロイド接着物質に用いることができる。そのような接着物質原料は、当業者によく知られているポリアクリレート、ポリイソブチレン、スチレンエンドブロックを有するブロックコポリマー、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニルなどを含む化合物又はブレンドであることができる。
親水コロイド接着物質とは対照的に、ヒドロゲル接着物質はほぼ完全に水分感受性である。このことは、接着物質の性質の変わる下で環境中に存在する水分を接着物質が継続的に吸収することを意味する。具体的には、最初の吸収によって水分のある表面に良好に接着する。これは、多くの目的のために、その使用に有害であろう。しかしながら、1回のみの適用のためであり、かつ、重量のあるものを担わないことが求められている場合、水分のある環境中でも該接着物質は良好な代替物である。
3つ目の主な薬物送達用接着物質の群は、架橋されていることが好ましいが必ずしも必要ではないヒドロゲルに基づく。この群は、ある程度、ヒドロゲル接着物質に対応する。しかしながら、最も重要なことは、ヒドロゲルの可塑剤は専らあるいは主に水であるが、例えば、グリセロール、ポリエチレングリコール、及びポリプロピレングリコールなどの多価アルコールも含むことができることである。さらに、分子骨格は化学的に架橋されていることが好ましい。
本発明の関連におけるワクチン接種は、個体へのワクチン投与によって非病原状態下の該個体で免疫応答を誘導する方法である。
本発明の組成物はいくつかの成分を含むことができるが、少なくとも1つの免疫原を常に含む。誘導される免疫応答が、例えば病原微生物に由来する1つ以上の抗原に対して指向されるような形式で免疫原を選択することが好ましい。しかしながら、免疫応答が指向される抗原は非微生物起源であり、そのような抗原の例は合成抗原、該個体に由来する抗原、又は任意の種に由来する抗原である。
免疫原及び/又は抗原に対する免疫応答は、本発明による組成物又はワクチン製剤を治療固体へに与える前に個体において存在していてもよい。例えば、そのような免疫応答は該個体が感染された後に生じていてもよい。したがって、本発明による方法には、現在又は将来の作用形式(例えば、細胞性応答、対してホルモン応答)、組成物(例えば、抗体クラス、抗体サブクラスなど)、特異性(例えば、免疫原及び/又は抗原の新しい又は異なるサブ部分の認識)、及び/又は親和性に関して、存在する免疫応答を増強する方法及び/又は存在する免疫応答を偏らせる方法が含まれる。
本発明による免疫原送達系は、個体の標的細胞を標的とすることができる(該標的細胞は標的とされ及び/又は排除されることが望ましい)任意の免疫原送達標的系であることができる。多くの異なる免疫原送達標的系が当業者に既知であり、特定の必要性に応じて好適な免疫原送達標的系を選択することができる。
実用的な使用のため、本発明の構造物は被覆フィルム及び/又は放出用ライナーを含む。免疫原又はワクチン成分を含有する被覆、例えば、パッチ、パッド、又は包帯は、組織に接触しない側にバリアを含む。そのようなバリアは、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルアルコールなどの高分子材料のフィルムであることができるが、それらに限定すべきではない。バリアは、金属箔又はさらに薄いセラミクスで作成されたものであることができる。したがって、バリアフィルムの選択は本発明に非常に重要である。薄い高分子フィルムが好ましいために、該バリア材料に要求されるものは可撓性及び適合性が典型的であろう。
ワクチン(免疫原/免疫原送達系)の調製
(実験用破傷風ワクチン)
メガ(Mega)10(N−デカノイル−N−メチルグルカミド)をシグマ・アルドリッチ社(Sigma−Aldrich)(ミズーリ州セント・ルイス)から購入し、20%保存溶液として用いた。コレステロール、DC−コレステロール(シグマ・アルドリッチ、ミズーリ州セント・ルイス)及びホスファチジルコリン(エピクロン(Epikuron)200S、ルーカス・メイヤーGmbh社(Lucas Meyer Gmbh)、ドイツ)を各成分に関して1%w/vの濃度で20%メガ10に溶解し、−20℃で保存した。QuilAサポニンをスーパーフォス・バイオセクター社(Superfos Biosector)(フリズリクソン(Frederikssund)、デンマーク)から得た。QuilAをミリQ水(15mg/ml)に溶解し、濾過滅菌し、使用するまで−20℃で溶液中で保存した。
破傷風−PosIntro(商標)の精製
ショ糖勾配をリン酸緩衝生理食塩水(PBS)(pH7.2)中の25%(w/v)ショ糖から調製した。ポリアロマー(Polyallomer)(商標)遠心管(サイズ13×51mm、ベックマン・インストラメンツ社(Beckmann Instruments))にショ糖溶液4.5mlを充填し、−20℃で保存した。使用する際、必要な数の管を、4℃において、典型的には一晩、ゆくっくり解凍して、勾配を形成した。破傷風−PosIntro(商標)調製物を0.5ml未満の体積で塗布する前に、勾配を少なくとも1時間室温で平衡にした。遠心を、ベックマン・インストラメンツロータータイプSW55Ti中で20℃において50,000rpmにて3時間行った。無傷の微粒子をダイオードアレイUV検出器(パーキン・エルマー社(Perkin Elmer))により回収し、210nmでモニタリングした。
アミノ酸分析
ウオーター・コーポレーション社(Water Corporation)のピコ・タッグ系(Pico-Tag System)(商標)をPosIntro(商標)微粒子のタンパク質含有量の決定に用いた。ピコ・タッグ・ワークステーションにて、6N HCl及びフェノールを用い、150℃で1時間加水分解を行い、続いてピコ・タッグプロトコルに従ってフェニルイソチオシアナート(PITC)で誘導体化した。定量測定を得るために、1:1のジクロロメタン(DCM)及びアセトニトリル(ACN)によって室温で10分間処理し、その後、溶媒/希釈剤を真空中で蒸発させることにより、PosIntro(商標)構造を破壊した。
ワクチン用ビヒクルとしての親水コロイド接着物質(免疫原及び送達系)
親水コロイドビヒクルを以下の通りに作成する:Z型ブレードのミキサーに、粘着付与性樹脂(アルコン(Arkon)P90、アラカワ社(Arakawa))45gを140℃で導入する。5分間混合した後、ブロックコポリマーであるスチレン−イソプレンエラストマー(クラトン(Kraton)TR1107、シェル社)32.5g及びアジピン酸ジオクチル5gを添加する。さらに10分後、アジピン酸ジオクチル7gをさらに添加し、混合物を均一になるまでブレンドする。最後に、カルボキシメチルセルロース(アクアソーブ(Aquasorb)、ヘラクレス社(Hercules))30gを添加する。混合物をシリコーン紙にコーティングされたポリウレタンフィルム(30μm)にホットメルトコーティングによって0.5mm厚にコーティングする。
ワクチン用ビヒクルとしての親水コロイド接着物質
アジピン酸ジオクチルを以下のように換えること、すなわち、アジピン酸エステルの最初の添加をパラフィン油10gに換え、2番目の添加をパラフィン油15gに換えることを除いて実施例4に記載されるようにして、親水コロイド接着物質を作成する。均一な塊状物を、放出紙に積層化されたポリウレタンフィルムにおいて400μm厚にホットメルトコーティングする。実施例1に記載されるようにして調製したワクチン溶液を、接着物質の目の荒い表面に対して10mmの円形領域中に0.100mg/cm2と等価な量でムラなく噴霧する。
ワクチン用ビヒクルとしての架橋ヒドロゲル
ポリビニルピロリドン(プラスドン(Plasdone)K120、ISP)15g、ポリエチレングリコール5g、及び脱鉱化水80gの均一ブレンドを皿に注ぎ込んで0.5mm厚の層とする。目の荒い構造のポリエステル不織布をこの層の最上部に置き、0.5mmの均一ブレンドの層をさらに加える。最後に、30μm厚のポリウレタンフィルムの層を構造物の最上部に塗布する。次いで、架橋のため、皿を30kGyでベータ照射する。
ワクチン用ビヒクルとしての架橋ヒドロゲル
20/15/65の比のPVPK90(プラスドン(Plasdone))、グリセロール、及び水の均一化ブレンドに、エトキシ化(4)ペンタエリスリトールテトラアクリレート(サルトマー社(Sartomer)から購入)1.0部及び0.5%の量の架橋光開始剤(CIBA社から購入したダロキュア(Darocure)1173)をさらに添加する。該ブレンドに、実施例1に記載されるようにして調製され、かつ、乾燥体で決定される0.05%に対応するワクチンをさらに導入する。
ワクチン用ビヒクルとしての凍結乾燥された架橋ヒドロゲル
実施例4で作成したパッチを標準の実験室設備で凍らし(−40℃)、凍結乾燥する(24時間)。得られた多孔性パッドを実施例1のワクチンを含んでいない親水コロイド接着パッチの中心に適用すると、少なくとも5mmの接着物質を含まない周囲が残る。該パッチの一方の外側の表面をポリウレタンフィルムで被覆し、他方を放出用ライナーで被覆する。
ワクチン用ビヒクルとしての凍結乾燥したセルロース誘導体
実施例1に記載されるようにして調製したワクチン(0.025%)を、ヒドロキシエチルセルロース(ナトロソル(Natrosol)250M、ヘラクレス製薬社(pharm, Hercules, Inc))の5%水溶液、及び0.5%PEG300、さらに0.1%グリセロールと混合する。得られたブレンドを直径15mmのウェル中に注入して0.5mm厚の層とする。ウェル及び注入物を有するトレイをフリーザー(−20℃)に移し、凍結後(24時間)、トレイを凍結乾燥するために凍結乾燥機に移す。
水収容物でパッキングされたワクチン用ビヒクルとしての凍結乾燥されたセルロース誘導体
実施例9に記載されるパッチを2つの区画を有する構造物中にパッキングする。第1の区画は放出用ライナーを有するパッチを含むが、いずれの場合も、放出用ライナーは、ワクチンを含有する凍結乾燥されたパッドを有する中心領域を被覆しない。第2の区画は水収容物である。2つの区画は、分離している被覆フィルムが区画の間に破壊可能な窪みを含む形で一緒に密封される。水区画が加圧されると、窪みが破壊され、凍結乾燥されたパッド中に水が拡散する。
ワクチン用ビヒクルとしてのヒドロゲル接着物質
ヒドロゲル接着物質を以下のようにして作成する。PVP K−90 100gをエタノール400gに溶解する。溶液にプロピレングリコール20g、及び通常の乾燥ポテトスターチ60g、さらに水40gを加熱下でさらに添加する。混合物が均一になったと思われるときに、該混合物をポリビニルアルコール(50μm)のフィルム裏地において1mmの層でコーティングし、乾燥する。得られたフィルムは300μmの範囲内である。
ワクチン用ビヒクルとしてのヒドロゲル接着物質
ヒドロゲル接着物質をホットメルト混合原理に従って作成する。PVPK25 30g、PVA(デュ・ポン・ド・ヌムール・アンド・カンパニー(DuPont de Nemours & Co)から購入したエルバノール(Elvanol)HV)4.0g、及びグリセロール36gをz型ブレードミキサー中で100℃においてブレンドする。混合物が均一になったと思われるときに、脱鉱化水30gをさらに添加する。最終ブレンドを放出紙及び50μmのポリエチレンフィルムの間で300μm厚にプレスする。
ワクチン用ビヒクルとしてのヒドロゲル接着物質
ポリビニル−ピロリドン(PVPK90)20gを0.1Mクエン酸/クエン酸塩緩衝液(pH6.0)75g中のポリエチレングリコールジメタクリレート1000(PEG−DMA1000)(架橋剤)4g及びペルオキソ二硫酸ナトリウム(NaPS)1g(光開始剤)と混合した。プロピレングリコールは可塑剤として添加することができた(以下の組成物表を参照のこと)。
蛍光顕微鏡による角質層のPosIntro透過の可視化
胸を小さくする手術をインフォームド・コンセント後に行った37歳の女性から、ヒトの皮膚を得た(地方の倫理委員会により承認済み)。バイオプシーパンチを用いて、皮膚を8mmの生検に切断した。各外植片を、12ウェルの型式用の細胞培養物挿入物に注入されたアガロースゲル中で直径8mmの孔あけ中に置いた。アクリジン染色されたPosintro粒子(10μl、300μg/ml)を表皮層(角質層)の最上部に球状の小滴として注意深く塗布した。ダルベッコー修飾イーグル培地(DMEM)及び10%FCSを用い、37℃、5%CO2、気相液相界面で外植片を3日間培養した。生検をOCT(ティシュー・テック社(Tissue Tek))中で凍結固定し、4μMの切片を凍結ミクロトーム(ライカ社(Leica)、ドイツ)中で切断した。UMWIB2広帯域干渉バリアフィルターを用いたオリンパスBX60蛍光顕微鏡中で蛍光シグナル(緑)が検出された。
表皮中のランゲルハンス細胞へのPosIntroホーミングの可視化
上記のように実験を繰り返し、TRITC標識したCD1a抗体(ダコ社(Dako)、デンマーク)によってランゲルハンス細胞を可視化した。図12に示す通り、表皮中のランゲルハンス細胞の位置は、Posintroの蓄積領域と非常に相関している。
角質層を介するPosIntro透過の共焦点顕微鏡を用いた可視化
インキュベーションの1日後、蛍光標識したPosIntroが上皮側に塗布された外植片を、氷冷イソペンタン中で、99%エタノール中のドライアイス上に凍結固定した。凍結した外植片を半分に分け、凍結金型中のO.C.T.化合物(ティシュー・テック社、サクラ(Sakura))に埋包した。
GFP−PosIntroによる線維芽細胞培養物のトランスフェクション
L929線維芽細胞を2ウェルのチャンバースライド(Nunc、Roskilde(ロスキレ)、デンマーク)上に置き、90%ダルベッコー修飾イーグル最低必須培地及び10%ウシ胎児血清を含有する培地中で増殖した。セミ・コンフルエント細胞を、2.5μg/mlGFP−プラスミド(gW1Z)及び10μg/mlDC−PosIntroを含有する無血清トランスフェクション培地(オプチメム(Optimem)−1、ギブコ(Gibco)BRL−インビトロゲン社(Invitrogen)、英国)中で3時間トランスフェクションした。調整培地をGFP−プラスミド単独で又はGFP−プラスミド及び10μg/mlリポフェクチン(ギブコ−インビトロゲン社、英国)でトランスフェクションした。トランスフェクションした細胞を、蛍光顕微鏡によって評価する前に24時間培養した。
経皮B型肝炎表面抗原ワクチン接種
Poslintroが配合された組換えB型肝炎表面抗原(HBsAg)を3匹のウサギに接種した。免疫感作後3週間して、バイオメリユークス社(bioMerieux)のバイダス(Vidas)HBs抗原修飾in vitro診断系に基づく競合アッセイにより、HBsAg特異的抗体について静脈血液試料を測定した。
B型肝炎表面抗原(HBsAg)の力価。抗体力価は、HBs抗原の特異的な検出が少なくとも50%阻害される血清の最高希釈である100倍希釈として与える。試験値は、最大値を1.14とする任意単位である。
経皮破傷風ワクチン接種
ウサギの群(動物5匹)に、サポニンが配合された経皮破傷風ワクチン、又は実施例2に例示される通りPosintro粒子に埋包された経皮破傷風ワクチン、及び実施例13に示された寸法を有するヒドロゲル2パッチに埋包された経皮破傷風ワクチンを接種した。免疫感作後3週間して血液試料をELISAより測定し、抗体力価を決定した。力価は、吸光度の読み取りが5倍希釈での力価の50%未満に減少する最高希釈(5倍)として、図15に示されている。
Claims (40)
- a)少なくとも1つの免疫原、b)遮蔽ビヒクル、及びc)Posintro又はISCOMの形態の免疫原送達系を含有する、少なくとも1つの免疫原の個体への経皮送達用の組成物。
- 前記遮蔽ビヒクルが圧力感受性接着物質である、請求項1に記載の組成物。
- a)少なくとも1つの免疫原、b)圧力感受性接着物質の形態の遮蔽ビヒクル、並びにc)少なくとも1つのサポニン及び少なくとも1つのステロールを含有する免疫原送達系を含有する、少なくとも1つの免疫原の個体への経皮送達用の組成物。
- 前記経皮送達が皮膚表面又は粘膜組織を介する送達を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記遮蔽ビヒクルが吸収性の圧力感受性接着物質である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記遮蔽ビヒクルが親水コロイド接着物質である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記遮蔽ビヒクルがヒドロゲル接着物質である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記遮蔽ビヒクルが架橋ヒドロゲル接着物質である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記免疫原及び前記免疫原送達系が前記遮蔽ビヒクル中に好ましくは均一に分散している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記免疫原及び前記免疫原送達系が前記遮蔽ビヒクルの表面上に分散している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記遮蔽ビヒクルが非接着性遮蔽ビヒクルであり、該ビヒクルから分離している皮膚固定用の第2の接着物質をさらに含有する、請求項1に記載の組成物。
- 前記遮蔽ビヒクルが乾燥又は凍結乾燥され、親水性ポリマー物質又は油脂様組成物を含有する担体を含有する、請求項11に記載の組成物。
- 前記遮蔽ビヒクル又は前記第2の接着物質がパッド、パッチ、又は包帯などの被覆である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
- 水又は他の適切な溶媒/希釈剤のリザーバーをさらに含有する、請求項12又は13に記載の組成物。
- 前記水リザーバーは破壊することができ、前記水又は溶媒/希釈剤は前記遮蔽ビヒクルに吸収することができる、請求項14に記載の組成物。
- 速度調節膜をさらに含有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記免疫原及び/又は前記免疫原送達系が互いに分離している、請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物。
- 経皮薬物送達用の増強剤をさらに含有する、請求項1〜17のいずれか一項に記載の組成物。
- 誘導される免疫応答が1つ以上の抗原に対して指向されるように前記少なくとも1つの免疫原を選択する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記1つ以上の抗原が、微生物、好ましくは、ウイルス、細菌、寄生生物、及び/又は真菌などの病原微生物に由来する、あるいは非微生物、例えば、脊椎動物などの動物に由来する、請求項19に記載の組成物。
- 前記免疫原及び/又は抗原がウイルスに由来する、請求項19又は20に記載の組成物。
- 前記1つ以上の抗原が合成抗原、前記個体に由来する抗原、又は任意の種に由来する抗原である、請求項21に記載の組成物。
- 前記誘導される免疫応答により、前記抗原が一部である病原微生物に対する前記個体での保護が与えられる、請求項19又は20に記載の組成物。
- 前記誘導される免疫応答が、前記病原微生物への前記個体の後の暴露に作用してもよい、請求項19〜20又は23のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記誘導される免疫応答が、前記個体の感染中に前記病原微生物により産生される病原成分、例えば、破傷風毒素などの細菌毒素に対して指向される、請求項19〜20又は23〜24のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記免疫原及び/又は抗原が、i)1つ以上の同一又は異なるポリペプチド及び/又はペプチド(該ポリペプチド及び/又はペプチドは任意選択により翻訳後修飾を含む)、ii)脂質基に化学結合したポリペプチド及び/又はペプチドなどの1つ以上の同一又は異なるリポペプチド、iii)ポリペプチド及び/又はペプチドをコードすることができる1つ以上の同一又は異なる核酸配列、又はiv)1つ以上の同一又は異なる多糖類及び/又はオリゴ糖、あるいはそれらの組み合わせを含む又はからなり、該免疫原及び/又は抗原はさらに処理してフラグメントとすることができる、請求項1〜25のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記免疫原及び前記免疫原送達系がワクチン製剤内に含有される、請求項1〜26のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記免疫原送達系がPosintro又はISCOMである、請求項3に記載の組成物。
- 前記免疫原送達系が、i)少なくとも1つの第1のステロール及び/又は少なくとも1つの第2のステロール(前記少なくとも1つの第2のステロールは、静電的相互作用及び疎水性相互作用から選択される相互作用により、外来抗原、好ましくは核酸と接触することができ、前記少なくとも1つの第1のステロール及び/又は前記少なくとも1つの第2のステロールは、少なくとも1つの第1のサポニン及び/又は少なくとも1つの第2のサポニンと複合体を形成することができる)、及びii)少なくとも1つの第1のサポニン及び/又は少なくとも1つの第2のサポニン(前記少なくとも1つの第2のサポニンは、静電的相互作用及び疎水性相互作用から選択される相互作用により、遺伝的決定基と接触することができ、前記少なくとも1つの第1のサポニン及び/又は前記少なくとも1つの第2のサポニンは、少なくとも1つの第1のステロール及び/又は少なくとも1つの第2のステロールと複合体を形成することができる)、及び任意選択によりiii)静電的相互作用及び疎水性相互作用から選択される相互作用によって遺伝的決定基と接触するのための少なくとも1つの接触基(但し、第2のステロールが前記複合体中に存在しない場合、前記少なくとも1つの接触基が存在する)、さらに任意選択によりiv)少なくとも1つの親油性部分を含有する複合体である、請求項1〜28のいずれか一項に記載の組成物。
- 任意選択によりワクチン製剤内に含有される前記免疫原及び前記免疫原送達系を、前記遮蔽ビヒクルの溶液に分散又は浸漬するか表面に塗布することにより、前記遮蔽ビヒクルのマトリクス中又は表面上に導入する工程、及び任意選択により前記組成物を滅菌及び/又は乾燥及び/又は密封する工程を含む、前記請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物の調製方法。
- 前記免疫原及び前記免疫原送達系を前記ビヒクルへの導入前に乾燥又は凍結乾燥する工程をさらに含有する、請求項30に記載の方法。
- 1つ以上の経皮薬物送達用の増強剤及び/又は1つ以上の可塑剤を添加する工程をさらに含む、請求項30又は31に記載の方法。
- 請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物を含有する構造物。
- 1つ以上の区画を有する、請求項33に記載の構造物。
- 少なくとも2つの区画を有し、第1の区画は、前記免疫原及び前記免疫原送達系を含有する凍結乾燥されたパッドを含有し、第2の区画は、水又は他の適切な溶媒/希釈剤を含有する、請求項33又は34に記載の構造物。
- 少なくとも2つの分離した構成要素を含有する、請求項33〜35のいずれか一項に記載の構造物。
- 請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物を前記個体に投与する、個体での免疫応答の生成方法。
- 請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物を前記個体に投与する、個体での病気状態、例えば、病原微生物による前記個体の感染によって引き起こされる疾患の治療又は予防方法。
- 請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物を前記個体に投与する、個体のワクチン接種方法。
- 遮蔽ビヒクルを含有する免疫原経皮送達用組成物の調製のための免疫原の使用。
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