JP2006352277A - 広帯域誘電体フィルタ - Google Patents

広帯域誘電体フィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2006352277A
JP2006352277A JP2005172950A JP2005172950A JP2006352277A JP 2006352277 A JP2006352277 A JP 2006352277A JP 2005172950 A JP2005172950 A JP 2005172950A JP 2005172950 A JP2005172950 A JP 2005172950A JP 2006352277 A JP2006352277 A JP 2006352277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonator
dielectric filter
filter
dielectric
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005172950A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Konishi
良弘 小西
Kenji Endo
謙二 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005172950A priority Critical patent/JP2006352277A/ja
Publication of JP2006352277A publication Critical patent/JP2006352277A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】 比帯域が20%を超えるような広帯域誘電体フィルタを提供する。
【解決手段】 入出力部の共振器を外部と直接結合するように設定し、内部の共振器間の結合も共振器同士が結合線路(カプラ)として動作させることにより無駄なく広い通過帯域を得る誘電体フィルタを得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、UWB等広帯域を取り扱う誘電体帯域通過フィルタに関する。
従来、携帯電話やそれらの基地局等に使用されている高周波用帯域フィルタは通常該当する周波数の信号を通さない信号伝達回路上に共振器を設置して所望する周波数帯の信号を通過させる帯域通過フィルタを形成している。例えば該当する周波数に於いて信号を遮断する導波管中に当該周波数近くで共振する誘電体共振器を設置している。携帯電話等の移動端末に使用される超小型の誘電体フィルタにおいても複数の誘電体共振器をキャパシタ、又はインダクタを形成させた事によるそれだけでは信号を伝達しない結合線路上に配置して結合させ、入出力部においてもキャパシタ、インダクタ、或いは相互誘導によるインダクタを利用して外部と整合を得ている。
以上のような従来の共振器及びこれによりフィルタを形成する場合の共振器の結合方法には、次のような問題点があった。
従来の方式では帯域を広く設計しようとしても、その比帯域が30%を超えるような帯域通過フィルタは外部との整合が取れない、共振器間の結合強度が得られない、無理矢理定数の大きな結合素子を適用しようとしても共振器と結合素子の整合が得られなくなる、等の限界があり、実際に広帯域のフィルタを得ることは不可能であった。
本発明の課題は、以上の点を鑑み、所望する周波数帯域で信号を伝達しない伝達回路を用いることなく、新しい構成により広帯域フィルタを得ることである。
上述した課題を解決するため、本発明は、入出力部の共振器を外部と直接結合するように設定し、内部の共振器間の結合も共振器同士が結合線路(カプラ)として動作させる。
上記構成によれば、従来実現し得なかった広帯域の誘電体通過フィルタを得ることができる。
即ち、図1に示したように、 フィルタの一方の入出力には1/4波長先端短絡共振器が直接接続されている。更にこの共振器に並んでもう一つの1/4波長先端短絡共振器が平行且つ逆向きに配置され結合している。該もう一つの1/4波長先端短絡共振器はもう一方の入出力に直接接続されている。共振器の特性そのもので外部と整合され、且つ共振器同士の結合が得られているので無駄なく広い通過帯域を得ることができる。
以上説明した本発明の広帯域誘電体フィルタは次のような効果がある。
(a)入出力部や共振器の段間部部に通過帯域となる周波数の電気信号を遮断する構成を持たないので効率よく広帯域のフィルタを形成することができる。
(b)従来のフィルタではその比帯域が20%を超えることは不可能であったのに対し、50%以上の比帯域を持つものであっても容易に作ることができる。
以下、本発明を図の具体例を用いて詳細に説明する。
(第1の具体例)
図1に、本発明の誘電体共振器の第1の具体例斜視図を示す。
本例は比誘電率εr=42で縦×横×厚さが14×5×1mmなる誘電体基板の一方の主面を入出力端部分近傍を除きほぼ全面接地電極とし、他方の主面に2本の先端部分の導体を前記全面アース電極まで延ばした先端短絡となる幅0.2mmのマイクロストリップラインを0.08mmの間隔で向き合うように配置した。これらの共振器の他端はそのまま入出力部となる。図2に本具体例の電気特性を示す。
(第2の具体例)
図3に、本発明の誘電体フィルタの第2の具体例分解斜視図、図4に具体例斜視図を示す。
本具体例においては4枚の誘電体層を接地電極となる全面に形成された導体を介して積層し、また最低面、最上面にも全面接地電極を設け、それぞれの誘電体層中にストリップラインを設置することにより構成されている。
各誘電体層の大きさは縦×横×厚さが30×8×0.5mmで、図中下から第1層はεr=7.7、第2層はεr=75、第3層はεr=75、第4層はεr=7.7である。第1層には入出力より延び、先端がスルーホールにて上下の導体層に接続されて長さ27mm、幅0.05mmの凡そ1GHzにて1/4波長先端短絡共振器となる第1の線路が、該線路と並び0.02mmの間隔をおいて先端開放となる同じ長さの第2の線路が設置してある。該第2の線路は入出力部の直ぐ隣で誘電体の側面で上方に延出され第2の誘電体層に入る。第2の誘電体層に入り、幅0.18mm、長さ8.7mmの第3の線路を経由し、スルーホールにて上下の導体に接地される。該第3の線路の隣には0.02mmの間隔をおいて同じく幅0.18mm、長さ8.7mmの第4の線路が先端開放状態で併設されている。
第2の誘電体層は比誘電率が高いので長さ8.7mmで第1の誘電体層と同様の共振周波数が得られる。該第4の導体は誘電体の側面で上方に延出され、第3の誘電体層に入る。
本願のフィルタは第2の誘電体層と第3の誘電体層の間の導体層を中心に全くの面対称構造になっており、第3,第4の誘電体層中に合計4本の線路が形成され他方の入出力に連なる。
図5に本具体例の等価回路を、図6に電気特性を示す。
本発明は以上の具体例に限定されるものではない。
共振器や結合線路が得られる構成であればマイクロストリップライン、ストリップラインに拘る物ではない。基板を基本とする物ではなく誘電体ブロック中に共振器や結合線路を形成したものであっても構わない。更に従来のフィルタと同様に更に共振器や線路を追加して通過帯域の近傍に減衰極を設置して減衰特性を改善する事も可能である。
また何本の線路を組み合わせて何段のフィルタを作ろうともそれらは設計事項である。上に挙げた具体例においては先端短絡部は線路を全面接地電極まで延出したり、スルーホールにより接地電極に接続したが線路と同一面に接地電極を形成しても良い。
本願発明のフィルタの第1の具体例の斜視図を示す。 本願発明のフィルタの第1の具体例の電気特性を示す。 本願発明のフィルタの第2の具体例の分解斜視図を示す。 本願発明のフィルタの第2の具体例の斜視図を示す。 本願発明のフィルタの第2の具体例の等価回路を示す。 本願発明のフィルタの第2の具体例の電気特性を示す。
符号の説明
1 接地電極
2 入出力部電極
3 第1の線路
4 第2の線路
5 第3の線路孔
6 第4の線路
7 第5の線路
8 第6の線路
9 第7の線路
10 第8の線路
11 第1の誘電体層
12 第2の誘電体層
13 第3の誘電体層
14 第4の誘電体層
15 側面接地電極

Claims (4)

  1. 入力端及び/又は出力端に他端を接地する並列共振器となる伝送線を直接接続してなる比帯域20%を越える広帯域誘電体フィルタ。
  2. 更に入力端及び/又は出力端からフィルタ内部に向けて直列共振器となる結合線路が直接接続されている請求項1に記載の広帯域誘電体フィルタ。
  3. 前記並列共振器及び直列共振器はストリップラインにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の広帯域誘電体フィルタ。
  4. 前記並列共振器及び直列共振器はマイクロストリップラインにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の広帯域誘電体フィルタ。
JP2005172950A 2005-06-13 2005-06-13 広帯域誘電体フィルタ Pending JP2006352277A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005172950A JP2006352277A (ja) 2005-06-13 2005-06-13 広帯域誘電体フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005172950A JP2006352277A (ja) 2005-06-13 2005-06-13 広帯域誘電体フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006352277A true JP2006352277A (ja) 2006-12-28

Family

ID=37647679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005172950A Pending JP2006352277A (ja) 2005-06-13 2005-06-13 広帯域誘電体フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006352277A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07249902A (ja) * 1994-03-09 1995-09-26 Mitsubishi Electric Corp ストリップ線路フィルタおよびストリップ線路フィルタとマイクロストリップ線路の接続手段
JPH0865010A (ja) * 1994-08-22 1996-03-08 Fuji Elelctrochem Co Ltd 広帯域誘電体フィルタ
JPH0878906A (ja) * 1994-08-30 1996-03-22 Mitsubishi Electric Corp 誘電体フィルタ
JP2005269321A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Ykc:Kk インターディジタルフィルター

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07249902A (ja) * 1994-03-09 1995-09-26 Mitsubishi Electric Corp ストリップ線路フィルタおよびストリップ線路フィルタとマイクロストリップ線路の接続手段
JPH0865010A (ja) * 1994-08-22 1996-03-08 Fuji Elelctrochem Co Ltd 広帯域誘電体フィルタ
JPH0878906A (ja) * 1994-08-30 1996-03-22 Mitsubishi Electric Corp 誘電体フィルタ
JP2005269321A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Ykc:Kk インターディジタルフィルター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zhu et al. Ultra-wideband (UWB) bandpass filters using multiple-mode resonator
Chen et al. Design of miniaturized filtering power dividers for system-in-a-package
KR101294707B1 (ko) 가변 공진기 또는 전송선로로서 동작 가능한 다기능 회로 소자 및 그것을 사용한 가변 필터
KR20060111850A (ko) 밴드패스 필터, 고주파 모듈 및 무선통신기기
KR20060113539A (ko) 대역통과 필터 및 이것을 사용한 무선통신기기
US20100231324A1 (en) Monoblock dielectric multiplexer capable of processing multi-band signals
JP4565145B2 (ja) 超広帯域バンドパスフィルタ
KR20090016484A (ko) 대역 통과 필터 및 그것을 이용한 고주파 모듈 및 그것들을 이용한 무선 통신 기기
JP3632597B2 (ja) フィルタ、デュプレクサおよび通信装置
JP4849959B2 (ja) バンドパスフィルタおよびそれを用いた高周波モジュールならびにそれらを用いた無線通信機器
JP2005260570A (ja) マイクロストリップ線路導波管変換器
KR100893496B1 (ko) 서스펜디드 기판 구조의 광대역 여파기
JP5153246B2 (ja) バンドパスフィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器
JP4550915B2 (ja) フィルタ回路及びフィルタ回路素子、これを備えた多層回路基板並びに回路モジュール
WO2009107532A1 (ja) 複合共振器、バンドパスフィルタ、ダイプレクサならびにそれらを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器
JP2005333392A (ja) 共振器フィルタ
JP5213419B2 (ja) バンドパスフィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器
JP4889539B2 (ja) バンドパスフィルタおよびそれを用いた高周波モジュールならびにそれらを用いた無線通信機器
JP4610587B2 (ja) バンドパスフィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器
JP4610585B2 (ja) バンドパスフィルタおよびそれを用いた高周波モジュールならびにそれらを用いた無線通信機器
JP2006352277A (ja) 広帯域誘電体フィルタ
WO2010035611A1 (ja) 分波器ならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器
JP2006253877A (ja) 高周波フィルタ
JP4610584B2 (ja) バンドパスフィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器
JP2009206545A (ja) バンドパスフィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080331

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090924

A521 Written amendment

Effective date: 20091125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A072 Dismissal of procedure

Effective date: 20100324

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100602

A521 Written amendment

Effective date: 20100622

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100804

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20101020

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02