JP2006349290A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数種類の製品間で構成要素の共通化を図った場合でも、製造段階等で組立誤りが発生した際にはその誤りの発生を容易に認識できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】 電子レンジ本体1a前面の略全領域が加熱室2の開口部であり、その開口部を開閉する扉3の下方に操作パネル部6を配置し、操作用マイコンは、分圧回路により設定された機種情報を加熱用マイコンに送信し、加熱用マイコンは、送信された機種情報が予め設定されている機種情報と一致するか否かを判断し、両者が異なる場合はマグネトロン及びヒータによる加熱動作を禁止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電子レンジ本体1a前面の略全領域が加熱室2の開口部であり、その開口部を開閉する扉3の下方に操作パネル部6を配置し、操作用マイコンは、分圧回路により設定された機種情報を加熱用マイコンに送信し、加熱用マイコンは、送信された機種情報が予め設定されている機種情報と一致するか否かを判断し、両者が異なる場合はマグネトロン及びヒータによる加熱動作を禁止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、本体前面の略全領域が前記加熱室に被加熱物を出し入れするための開口部であり、その開口部を開閉する扉の下方に、調理の設定入力を行うと共にその設定内容の表示を行うための操作パネル部を配置してなる加熱調理器に関する。
例えば電子レンジなどの加熱調理器において、加熱室の横幅寸法を大きく取り、より大きな、或いはより多くの調理物を加熱することを目的として、機械室を本体の背面側や底面側に配置することで、本体前面の略全領域を加熱室の開口とするものがある。斯様な構成の場合、入力操作を行うためのキーや表示部などを備える操作パネル部は、上記開口部を開閉するための扉に設けることになる。
すると、本体内を引き回される回路配線数の増加や配線長の延伸、また、断線故障率の増加を抑制するには、操作パネル部における入力情報を取り込んだり、表示部の表示を制御する制御回路を上記操作パネル部側に設け、マグネトロンやヒータなどの加熱手段を制御する制御回路は本体側に設けて、両者の間は通信によりデータを送受信する構成とするのが好ましい。例えば、特許文献1には、上記構成を採用した加熱調理器の一例が開示されている。
特開平11−325479号公報
すると、本体内を引き回される回路配線数の増加や配線長の延伸、また、断線故障率の増加を抑制するには、操作パネル部における入力情報を取り込んだり、表示部の表示を制御する制御回路を上記操作パネル部側に設け、マグネトロンやヒータなどの加熱手段を制御する制御回路は本体側に設けて、両者の間は通信によりデータを送受信する構成とするのが好ましい。例えば、特許文献1には、上記構成を採用した加熱調理器の一例が開示されている。
ところで、現在の多様化した市場のニーズに対応するには、多くの機種を開発して市場に投入する必要がある。このような開発状況下において、開発コストの上昇を抑制するため、ハードウエアやソフトウエアで共通化できる部分は極力共通化して、機種毎に異なる部分のみを新規に設計するように対応を行っている。例えば、上記のような加熱調理器の場合には、本体サイズは同一で、操作パネル部におけるスイッチや操作キーの配置が異なったり、表示部の大きさや配置が異なるものが存在することになる。
しかしながら、複数の機種において製品の本体サイズが同じである場合には、製品の製造段階において組立て間違いが発生する可能性が高くなるおそれがある。即ち、本体と扉との組合せが本来とは異なる製品が組み上がる可能性がある。すると、ソフトウエアの少なくとも一部が共通化されている場合には、異なる組み合わせでも制御回路間の通信が成立してしまい、操作キーを操作すると本来の製品仕様とは異なる動作を実行してしまうことも想定される。尚、上記のような組立ての間違いは製造段階に限ることなく、例えば一旦出荷された製品をサービスマンが修理する場合においても発生し得る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数種類の製品間で構成要素の共通化を図った場合でも、製造段階等で組立誤りが発生した際にはその誤りの発生を容易に認識することができる加熱調理器を提供することにある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数種類の製品間で構成要素の共通化を図った場合でも、製造段階等で組立誤りが発生した際にはその誤りの発生を容易に認識することができる加熱調理器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の加熱調理器は、被加熱物を収容する加熱室と、この加熱室内に配置され、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、本体前面の略全領域が前記加熱室に被加熱物を出し入れするための開口部であり、その開口部を開閉する扉とを有し、当該扉の下方に調理の設定及びその設定内容の表示を行うための操作パネル部を配置してなるものにおいて、
前記加熱手段を制御する加熱制御回路と、
前記操作パネル部の制御を行う操作パネル部制御回路と、
この操作パネル部制御回路に対して、機種情報を設定入力するための機種情報設定手段とを備え、
前記加熱制御回路と前記操作パネル部制御回路との間は、通信によりデータの送受信を行うように構成され、
前記操作パネル部制御回路は、前記機種情報設定手段により設定された機種情報を前記加熱制御回路に送信し、
前記加熱制御回路は、前記機種情報が予め設定されている機種情報と一致するか否かを判断することを特徴とする。
斯様に構成すれば、加熱調理器の本体と扉とが異なる機種の組み合わせで製造されたとしても、加熱制御回路は、操作パネル部制御回路より送信された機種情報に基づいて、扉が自身とは異なる機種に対応したものであることを判別可能であるから、製造段階等で組立誤りが発生したことを認識して対処することができる。
前記加熱手段を制御する加熱制御回路と、
前記操作パネル部の制御を行う操作パネル部制御回路と、
この操作パネル部制御回路に対して、機種情報を設定入力するための機種情報設定手段とを備え、
前記加熱制御回路と前記操作パネル部制御回路との間は、通信によりデータの送受信を行うように構成され、
前記操作パネル部制御回路は、前記機種情報設定手段により設定された機種情報を前記加熱制御回路に送信し、
前記加熱制御回路は、前記機種情報が予め設定されている機種情報と一致するか否かを判断することを特徴とする。
斯様に構成すれば、加熱調理器の本体と扉とが異なる機種の組み合わせで製造されたとしても、加熱制御回路は、操作パネル部制御回路より送信された機種情報に基づいて、扉が自身とは異なる機種に対応したものであることを判別可能であるから、製造段階等で組立誤りが発生したことを認識して対処することができる。
本発明の加熱調理器によれば、複数種類の製品間で構成要素の共通化を図った結果、発生することが想定される製造段階等での組立誤りを検出して対処できるので、組立てが間違ったまま加熱調理器に想定外の動作をさせてしまったり、製品を出荷してしまうことを回避できる。
以下、本発明をオーブン機能付き電子レンジに適用した場合の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、電子レンジ1の正面図である。矩形箱状に形成されている電子レンジ本体1aの内部には、被調理物を収容して加熱調理する加熱室2が形成されている。この加熱室2は、左右方向に幅広とし、その大きな前面開口を開閉するための扉3が設けられている。従って、該扉3は本体1a前面の略領域に亘る大きさ及び形状をなしており、その下端部が回動自在に軸支されている。
そして、扉3は、上端側に開閉操作用のハンドル4を備えると共に、加熱室2の内部を透視可能な窓部5を備えている。そして、窓部5の下方には、調理メニューや時間等の調理条件を設定入力する共に制御内容に応じた表示を行うための操作パネル部6が配置されている。操作パネル部6は、調理メニューや加熱時間、加熱温度等を設定したり加熱の開始、中止を指示したりするための操作キー7,スタートキー8,操作つまみ9、加熱時間や加熱温度等を表示する液晶表示器10やLED11を備えている。
そして、扉3は、上端側に開閉操作用のハンドル4を備えると共に、加熱室2の内部を透視可能な窓部5を備えている。そして、窓部5の下方には、調理メニューや時間等の調理条件を設定入力する共に制御内容に応じた表示を行うための操作パネル部6が配置されている。操作パネル部6は、調理メニューや加熱時間、加熱温度等を設定したり加熱の開始、中止を指示したりするための操作キー7,スタートキー8,操作つまみ9、加熱時間や加熱温度等を表示する液晶表示器10やLED11を備えている。
図2は、扉3の内部に配置され、操作パネル部6に関する入出力制御を行うための操作用マイクロコンピュータ(マイコン)12を中心とする構成を示すものである。操作用マイコン(操作パネル部制御回路)12には、操作キー7,スタートキー8,操作つまみ9などの操作信号が入力されていると共に、電子レンジの機種情報を与えるための抵抗素子13及び14からなる分圧回路(機種情報設定手段)15の分圧電位Vsが入力されている。また、操作用マイコン12は、液晶表示器10の表示やLED11の点消灯を制御するようになっている。
操作キー7,スタートキー8は、操作用マイコン12に対してマトリクス接続されており、操作用マイコン12は、それらのオンオフ状態をダイナミックスキャンして読込むようになっている。尚、図1に示すように、9個の操作キー7にスタートキー8を加えて、マトリクス上に配置されるキーは計10個となっている。また、操作用マイコン12は、操作つまみ9より与えられる2相パルス信号に基づいて、操作つまみ9の回転方向及び回転操作量を読込み、分圧回路15の分圧電位VsをA/D変換器16を介して読込むようになっている。この分圧電位Vsは、電子レンジの機種に応じて夫々異なる値に設定される。
操作キー7,スタートキー8は、操作用マイコン12に対してマトリクス接続されており、操作用マイコン12は、それらのオンオフ状態をダイナミックスキャンして読込むようになっている。尚、図1に示すように、9個の操作キー7にスタートキー8を加えて、マトリクス上に配置されるキーは計10個となっている。また、操作用マイコン12は、操作つまみ9より与えられる2相パルス信号に基づいて、操作つまみ9の回転方向及び回転操作量を読込み、分圧回路15の分圧電位VsをA/D変換器16を介して読込むようになっている。この分圧電位Vsは、電子レンジの機種に応じて夫々異なる値に設定される。
また、操作用マイコン12は、シリアルインターフェイス(I/F)17を内蔵しており、図3に示す加熱用マイコン18との間でシリアル通信を行い、操作キー7,スタートキー8,操作つまみ9などの操作状態に関するデータ等を加熱用マイコン(加熱制御回路)18側に送信する。一方、操作用マイコン12は、加熱用マイコン18より送信される表示制御用のデータを受信すると、そのデータに応じて液晶表示器10やLED11による表示制御を行うようになっている。尚、シリアルインターフェイス(I/F)17におけるPTはシリアルデータの送信ポート,PRはシリアルデータの受信ポートである。
図3において、加熱用マイコン18は、シリアルインターフェイス19を介して操作用マイコン12より送信された操作データ等を受信すると、その操作データ等に応じてマグネトロン(加熱手段)20やヒータ(加熱手段)21を駆動することで加熱調理を制御する。その制御時には、加熱室2内の温度を検出するサーミスタなどの温度センサ22の検出信号を参照して加熱温度を所定の値に制御する。また、加熱用マイコン18は、ユーザに対して報知を行う必要がある場合にブザー(報知手段)23を駆動して鳴動させる。
次に、本実施例の作用について図4乃至図7も参照して説明する。図4は、操作用マイコン12による制御内容を、本発明の要旨に係る部分について示すフローチャートである。操作用マイコン12は、先ず、A/D変換器16を介して分圧電位VsのデータRD7を取得する(ステップA1)。尚、以降の各データサイズは1バイトとする。それから、加熱用マイコン18より送信されたデータを受信せず(ステップA2,「NO」)、且つデータの送信タイミングが到来しなければ(ステップA3,「NO」)、ステップA4〜A7において操作データの取得処理を行なう。
ステップA4において、操作用マイコン12はキースキャンをディジット1〜5について行い、キー入力データRD1〜RD5を取得し、内部の図示しないRAM上の送信バッファ領域にセットする(ステップA4)。但し、図2に示すように、この機種では、ディジット1〜3(D1〜D3)までしか存在しないため、データRD4,RD5は常に「0」(キーOFFを示す)となる。例えば、キースキャン入力ポートC1〜C4は操作用マイコン12の内部でプルアップされており、操作用マイコン12が出力ポートD1〜D3を順次ロウレベルにドライブした場合に、入力ポートC1〜C4がロウレベルになれば、両者の交点に位置するキーが操作されたこと(ON)を示す。
続いて、操作用マイコン12は、操作つまみ9が操作されたか否かを判断し(ステップA5)、入力信号が変化して操作ありと判断すると(「YES」)、送信バッファ領域のつまみ入力データRD6を更新する(ステップA6)。つまみ入力データRD6は、回転量及び回転方向を符号付データとして表す。例えば、操作つまみ9が右に1クリック回転された場合のデータ値は「0x01」、左に1クリック回転された場合のデータ値は「0xff」と表される。また、つまみ入力データRD6は、加熱用マイコン18にデータが送信された時点でクリアされるようになっている(ステップA20)。即ち、加熱用マイコン18に対しては、送信タイミング毎の操作量の差分値が送信される。
次に、操作用マイコン12は、取得したデータRD1〜RD7を1バイトずつ加算し、更に送信データフォーマットの種類を示すデータ値DF1(例えば、0x11)を加え、その総和の下位1バイトをチェックサム値RD8として、RAMにセットする(ステップA7)。図6(a)は、操作用マイコン12によって送信される通信データフォーマットを示すものである。
そして、データの送信タイミングは、例えば20ms周期に設定されており、内部のタイマなどにより20msが経過すると(ステップA3,「YES」)、操作用マイコン12は、RAM上の送信バッファ領域にセットされているデータの送信処理を行なう(ステップA8)。
一方、操作用マイコン12が加熱用マイコン18より送信されたデータを受信した場合(ステップA2,「YES」)は、ステップA9〜A15のデータ受信処理を行なう。操作用マイコン12は、図6(b)に示すフォーマットの受信データTD1〜TD8を取得すると(ステップA9)、それらのデータTD1〜TD7を1バイトずつ加算し、更に、自身が予め保持しているデータフォーマットの種類を示すデータ値DF1を加えたものをチェックサムデータCSとする(ステップA10)。
そして、操作用マイコン12は、続くステップA11において、上記データCSと受信データにセットされているチェックサム値TD8とを比較する。両者が一致している場合は(「YES」)、通信エラーが発生しなかっただけでなく、操作用マイコン12と加熱用マイコン18との機種設定が一致したことにもなる(この場合、データフォーマットに対応するデータ値DF1のみに依存する)。従って、操作用マイコン12は、受信したデータTD1〜TD6により液晶表示器10の表示制御を行い(ステップA12)、エラーカウンタをクリアすると(ステップA11a)データTD7によりLED11の点灯制御を行う(ステップA13)。
一方、ステップA11において、データCSとチェックサム値TD8とが一致しなかった場合は(「NO」)通信エラーが発生したと判断されるのでエラー発生回数をカウントするカウンタをインクリメントする(ステップA14)。そして、そのエラー発生回数が「5」未満であれば(ステップA15,「NO」)ステップA2に戻り、エラー発生回数が「5」に達した場合は(「YES」)一時的に発生した通信エラーではなく、データ値DF1が異なっており、操作用マイコン12と加熱用マイコン18との機種設定が相違していると判断する。従って、この場合、操作用マイコン12は、液晶表示器10の各表示部分を全て表示させると共に、LED11を点滅させて作業者に報知を行う(ステップA16)。尚、図8には、液晶表示器10を全表示させた状態の一例を示す。
また、図5は、加熱用マイコン18による制御内容を、本発明の要旨に係る部分について示すフローチャートである。加熱用マイコン18は、操作用マイコン12より送信されたデータを受信した場合は(ステップB1,「YES」)、ステップB2〜B16の受信処理及び送信データの設定処理を行ない、20ms毎の送信タイミングが到来した場合は(ステップB17,「YES」)データ送信処理を行う(ステップB18)。
ステップB2〜B4における処理は、操作用マイコン12が行うステップA9〜A11の処理に対応するもので、図6(a)に示すフォーマットの受信データRD1〜RD8を取得すると、データRD1〜RD7を1バイトずつ加算し、自身が予め保持しているデータ値DF1を加えたものをチェックサムデータCSとして、当該データCSと受信データにセットされているチェックサム値RD8とを比較する。
ステップB2〜B4における処理は、操作用マイコン12が行うステップA9〜A11の処理に対応するもので、図6(a)に示すフォーマットの受信データRD1〜RD8を取得すると、データRD1〜RD7を1バイトずつ加算し、自身が予め保持しているデータ値DF1を加えたものをチェックサムデータCSとして、当該データCSと受信データにセットされているチェックサム値RD8とを比較する。
両者が一致している場合は(ステップB4,「YES」)通信エラーが発生しておらず受信は正常に行われているので、加熱用マイコン18は、データRD7と、自身が予め保持している電子レンジの機種データに対応するデータ値K1とを比較する(ステップB5)。ここで、データRD7は、操作用マイコン12が分圧回路15による分圧電位VsをA/D変換した値であるから、抵抗素子13及び14の精度によっては多少ばらつきが生じる。従って、データ値K1にはそのバラつきを吸収するように幅を持たせておく。
即ち、図7に示すように、A/D変換を8ビットで行うものとし、5つの機種を判別することを前提とした場合には、例えば各機種A〜Eに対応するA/D変換値の範囲を以下のように設定しておく。
機種 A/D変換値
A 0〜49
B 50〜99
C 100〜149
D 150〜199
E 200〜255
そして、各機種に対応させる分圧電位Vsは、対応するA/D変換値の範囲の中央付近を示すように設定する。例えば、機種Dの場合は、A/D変換値が「175」程度を示す電位を目指して分圧抵抗比を設定する。
機種 A/D変換値
A 0〜49
B 50〜99
C 100〜149
D 150〜199
E 200〜255
そして、各機種に対応させる分圧電位Vsは、対応するA/D変換値の範囲の中央付近を示すように設定する。例えば、機種Dの場合は、A/D変換値が「175」程度を示す電位を目指して分圧抵抗比を設定する。
ステップB5において、データRD7とデータ値K1とが一致した場合は(「YES」)、操作用マイコン12と加熱用マイコン18との機種設定が一致したことになる。従って、加熱用マイコン18は、エラーカウンタをクリアすると(ステップB5a)受信したデータRD1〜RD3により操作キー7,スタートキー8がオン操作されたか否かを判定し(ステップB6)、データRD6によりつまみ9が回動操作されたか判定する(ステップB7)。
それから、加熱用マイコン18は、キー入力データRD1〜RD3及びRD5を参照して、特定の操作パターンが入力されたか否かを判断する(ステップB20)。ここでの「特定の操作パターン」とは、例えば複数の操作キー7を同時にオン操作する、といったような通常の操作形態は想定していない特殊な操作パターンを言う。そして、キー入力データ等が特定の操作パターンでなければ(「NO」)それらの操作内容に応じた加熱制御等の処理を実行する(ステップB8)。
それから、加熱用マイコン18は、キー入力データRD1〜RD3及びRD5を参照して、特定の操作パターンが入力されたか否かを判断する(ステップB20)。ここでの「特定の操作パターン」とは、例えば複数の操作キー7を同時にオン操作する、といったような通常の操作形態は想定していない特殊な操作パターンを言う。そして、キー入力データ等が特定の操作パターンでなければ(「NO」)それらの操作内容に応じた加熱制御等の処理を実行する(ステップB8)。
一方、ステップB20において、特定の操作パターンが入力されたと判断すると(「YES」)、加熱用マイコン18は、機種データRD7を、操作パネル部6に例えば16進数の即値で表示させるための表示データを生成し(ステップB21)、ステップB9に移行する。
続くステップB9において、加熱用マイコン18は、その実行結果に対応する表示データTD1〜TD7を生成し、内部のRAMの送信バッファ領域にセットする。更に、それらのデータTD1〜TD7を1バイトずつ加算し、送信データフォーマット種類に応じたデータ値DF1を加え、その総和の下位1バイトをチェックサム値TD8として、RAMにセットすると(ステップB10)ステップB1に戻る。
続くステップB9において、加熱用マイコン18は、その実行結果に対応する表示データTD1〜TD7を生成し、内部のRAMの送信バッファ領域にセットする。更に、それらのデータTD1〜TD7を1バイトずつ加算し、送信データフォーマット種類に応じたデータ値DF1を加え、その総和の下位1バイトをチェックサム値TD8として、RAMにセットすると(ステップB10)ステップB1に戻る。
また、ステップB4において、チェックサムデータCSと、受信データにセットされているチェックサム値RD8とが不一致の場合は(「NO」)、通信エラーが発生したと判断してエラー発生回数のカウンタをインクリメントする(ステップB14)。そして、そのエラー発生回数が「5」未満であれば(ステップB15,「NO」)ステップB1に戻り、エラー発生回数が「5」に達した場合は(「YES」)ブザー23を鳴動させてチェックサムエラー報知を行う(ステップB16)。
また、ステップB5において、データRD7と機種データ値K1とが一致しなかった場合は(「NO」)通信エラーが一時的に発生した可能性があるので、ステップB14と同様にエラー発生回数のカウンタをインクリメントする(ステップB11)。そして、そのエラー発生回数が「5」未満であれば(ステップB12,「NO」)ステップB1に戻り、エラー発生回数が「5」に達した場合は(「YES」)ブザー23を鳴動させて機種情報エラー報知を行う(ステップB13)。ここで、機種情報エラー報知は、ステップB16におけるチェックサムエラー報知と区別ができるように、鳴動パターンを変化させるなどする。
尚、ステップB13でエラー報知を行うケースでは、ステップB8が実行されることはなく、結果としてマグネトロン20やヒータ21による加熱調理が不用意に実施されることはない。
尚、ステップB13でエラー報知を行うケースでは、ステップB8が実行されることはなく、結果としてマグネトロン20やヒータ21による加熱調理が不用意に実施されることはない。
<組付け誤りを想定した例(1)>
ここで、図9乃至図11は、図1に示す電子レンジ1とは操作パネル部の構成が異なる電子レンジ(加熱調理器)24についての図1,図2,図6相当図である。即ち、操作パネル部25に配置されている操作キー7の数は1個多く10個となっており、また、操作パネル部25にはLED11が配置されていない。そして、図10に示す操作用マイコン(操作パネル部制御回路)26に対しては、分圧回路(機種情報設定手段)27における抵抗素子28及び29(R3及びR4)による分圧比が異なるように設定されている。
例えば、分圧回路27がR3=10kΩ,R4=30kΩであるとすると、機種データRD7は0xc0(=192)となり、図7の設定では「機種D」と判断される。これに対して、電子レンジ1の分圧回路15がR1=R2=10kΩであるとすれば、機種データRD7は0x80(=128)となり、図7の設定では「機種C」と判断される。
ここで、図9乃至図11は、図1に示す電子レンジ1とは操作パネル部の構成が異なる電子レンジ(加熱調理器)24についての図1,図2,図6相当図である。即ち、操作パネル部25に配置されている操作キー7の数は1個多く10個となっており、また、操作パネル部25にはLED11が配置されていない。そして、図10に示す操作用マイコン(操作パネル部制御回路)26に対しては、分圧回路(機種情報設定手段)27における抵抗素子28及び29(R3及びR4)による分圧比が異なるように設定されている。
例えば、分圧回路27がR3=10kΩ,R4=30kΩであるとすると、機種データRD7は0xc0(=192)となり、図7の設定では「機種D」と判断される。これに対して、電子レンジ1の分圧回路15がR1=R2=10kΩであるとすれば、機種データRD7は0x80(=128)となり、図7の設定では「機種C」と判断される。
ところが、この場合でも、電子レンジ24の通信データフォーマット設定は、図11に示すように電子レンジ1と同じDF1となっている。従って、例えば製造工程において、電子レンジ24の扉30を電子レンジ1の本体1aに誤って組み付けてしまった場合を想定すると、図5のフローチャートではステップB4で「YES」、ステップB5で「NO」と判断され続け、ステップB13において機種情報エラー報知を行うことになる。
但し、電子レンジ本体1a側の加熱用マイコン18と、扉30側の操作用マイコン26とで通信データフォーマットは一致しているので、ステップB13において、加熱用マイコン18が操作用マイコン26に機種情報エラー表示用のデータを送信すれば、操作用マイコン26は、ステップA12において液晶表示器10にエラー表示(例えば、「H69」など)を行うことができる。
但し、電子レンジ本体1a側の加熱用マイコン18と、扉30側の操作用マイコン26とで通信データフォーマットは一致しているので、ステップB13において、加熱用マイコン18が操作用マイコン26に機種情報エラー表示用のデータを送信すれば、操作用マイコン26は、ステップA12において液晶表示器10にエラー表示(例えば、「H69」など)を行うことができる。
<組付け誤りを想定した例(2)>
また、図12乃至図14も、図1に示す電子レンジ1とは操作パネル部の構成が異なる電子レンジ(加熱調理器)31についての図1,図2,図6相当図である。即ち、操作パネル部32に配置されている操作キー7の数は6個となっており、操作つまみ33が1個追加されている。また、LED11は配置されていない。更に、液晶表示器10に替えて、よりサイズが大きな液晶表示器34が配置されている。
従って、図13に示す操作用マイコン(操作パネル部制御回路)35においては、キーマトリクスの入力端子はC1〜C3の3つとなっており、分圧回路(機種情報設定手段)36における抵抗素子37及び38(R5及びR6)による分圧比が異なるように設定されている。そして、この場合は、電子レンジ31の機種情報が異なることは勿論、図14に示すように通信データフォーマットも異なっている(DF2,例えば0x22とする)。
また、図12乃至図14も、図1に示す電子レンジ1とは操作パネル部の構成が異なる電子レンジ(加熱調理器)31についての図1,図2,図6相当図である。即ち、操作パネル部32に配置されている操作キー7の数は6個となっており、操作つまみ33が1個追加されている。また、LED11は配置されていない。更に、液晶表示器10に替えて、よりサイズが大きな液晶表示器34が配置されている。
従って、図13に示す操作用マイコン(操作パネル部制御回路)35においては、キーマトリクスの入力端子はC1〜C3の3つとなっており、分圧回路(機種情報設定手段)36における抵抗素子37及び38(R5及びR6)による分圧比が異なるように設定されている。そして、この場合は、電子レンジ31の機種情報が異なることは勿論、図14に示すように通信データフォーマットも異なっている(DF2,例えば0x22とする)。
即ち、図14(a)に示す操作用マイコン35の送信データにおいては、RD1〜RD4が「キー入力データ」であり、RD5,RD6が操作つまみ9,33に対応する「つまみ1入力データ」,「つまみ2入力データ」となっている。そして、図14(b)に示す図示しない加熱用マイコンの送信データにおいては、サイズが大きい液晶表示器34についてより多くの表示制御データが必要となっているため、TD1〜TD7が「液晶表示データ」となっている。
従って、電子レンジ31の扉39を電子レンジ1の本体1aに誤って組み付けてしまった場合を想定すると、図5のフローチャートではステップB4で「NO」と判断され続け、ステップB16においてチェックサムエラー報知を行うことになる。そして、ステップB16において、加熱用マイコンが操作用マイコン35に適当なデータを送信すれば、操作用マイコン35は、DF1,DF2の不一致によりステップA11で「NO」と判断し続けるので、ステップA16において機種情報不一致のエラー表示を行うことになる。
以上のように本実施例によれば、電子レンジ本体1a前面の略全領域が加熱室2の開口部であり、その開口部を開閉する扉3の下方に操作パネル部6を配置し、操作用マイコン12は、分圧回路15により設定された機種情報を加熱用マイコン18に送信し、加熱用マイコン18は、送信された機種情報が予め設定されている機種情報と一致するか否かを判断し、両者が異なる場合はマグネトロン20及びヒータ21による加熱動作を禁止するようにした。
従って、ハードウエアの共通化を図ることで本体1aと扉とが異なる機種の組み合わせで製造されたとしても、その段階で組立誤りが発生したことを認識して対処することができるので、組立てが間違ったまま電子レンジ1に想定外の動作をさせてしまったり、製品を出荷してしまうことを回避できる。また、異なる機種間においてソフトウエアを共通化しても、それらの機種の相違を判別できるので、データの送受信やチェックサムの計算など、マイコン12,18のプログラムを極力共通に利用して開発にかかる負荷を軽減することができる。
従って、ハードウエアの共通化を図ることで本体1aと扉とが異なる機種の組み合わせで製造されたとしても、その段階で組立誤りが発生したことを認識して対処することができるので、組立てが間違ったまま電子レンジ1に想定外の動作をさせてしまったり、製品を出荷してしまうことを回避できる。また、異なる機種間においてソフトウエアを共通化しても、それらの機種の相違を判別できるので、データの送受信やチェックサムの計算など、マイコン12,18のプログラムを極力共通に利用して開発にかかる負荷を軽減することができる。
そして、加熱用マイコン18は、双方の機種情報が異なる場合はその旨の報知をブザー23により行わせるので、作業者は、本体1aと扉との組み合わせを間違えたことを容易に認識できる。例えば、異なる機種間で仕様の相違が比較的少ない場合は、通信データフォーマットが同一であれば2つのマイコンの組み合わせが間違った状態でも通信を行うことができる場合も想定されるが、機種情報に基づいて、作業者に両者の相違を明確に認識させることができる。
また、操作用マイコン12と加熱用マイコン18との間で転送される通信データには、通信エラーを検出するためのチェックサムデータを含み、そのチェックサムの計算には、通信データのフォーマットを特定するためのデータDF1を加えて行うので、当該データDF1を独立して送信する必要がなく、通信データサイズを小さくすることができる。
また、操作用マイコン12と加熱用マイコン18との間で転送される通信データには、通信エラーを検出するためのチェックサムデータを含み、そのチェックサムの計算には、通信データのフォーマットを特定するためのデータDF1を加えて行うので、当該データDF1を独立して送信する必要がなく、通信データサイズを小さくすることができる。
そして、加熱用マイコン18は、操作用マイコン12より受信したデータのチェックサムが計算値と一致しなかった場合は、その旨の報知をブザー23に行わせ、操作用マイコン12は、加熱用マイコン18より受信したデータのチェックサムが計算値と一致しなかった場合は、その旨を操作パネル部6の液晶表示器10に表示させるようにした。
従って、加熱用マイコン18側に、表示器10のような表示手段が存在しない場合でも、ブザー23により異常報知を行うことができる。また、操作パネル部6の回路部品搭載基板や操作用マイコン12自体の故障によって表示が行われなかったり、操作キー7の操作などを受け付けなかった場合とを容易に区別することができる。また、データフォーマットが異なるデータを受信した場合は、加熱用マイコン18側からの指示によるエラー表示用のデータを受信することはできないが、操作用マイコン12自身の判断によってエラー表示を行うことができる。よって、そのエラー表示により、操作パネル部6の動作が正常であることを確認できる。
従って、加熱用マイコン18側に、表示器10のような表示手段が存在しない場合でも、ブザー23により異常報知を行うことができる。また、操作パネル部6の回路部品搭載基板や操作用マイコン12自体の故障によって表示が行われなかったり、操作キー7の操作などを受け付けなかった場合とを容易に区別することができる。また、データフォーマットが異なるデータを受信した場合は、加熱用マイコン18側からの指示によるエラー表示用のデータを受信することはできないが、操作用マイコン12自身の判断によってエラー表示を行うことができる。よって、そのエラー表示により、操作パネル部6の動作が正常であることを確認できる。
そして、操作用マイコン12に対しては、分圧回路15で設定される分圧電位Vsにより機種情報を設定し、操作用マイコン12は、その分圧電位VsをA/D変換して読取るので、1つのアナログ信号入力ポートP1によって多くの機種情報を設定することができる。また、操作用マイコン12は、分圧電位VsのA/D変換値が所定の範囲内にある場合に1つの機種情報を特定するので、抵抗素子13,14の抵抗値に多少ばらつきがある場合でも、そのバラつきを吸収して機種情報を特定できる。
加えて、加熱用マイコン18は、操作パネル部6において特定の入力操作が行われると、特定した機種情報データを操作用マイコン12を介して操作パネル部6に表示させるので、例えば製造段階において、機種情報を判定するための有効範囲がどの程度のところにあるのかを検証できる。また、例えば、使用している抵抗素子に、ばらつきの想定範囲を外れたものが混入していたような場合も認識することができる。
加えて、加熱用マイコン18は、操作パネル部6において特定の入力操作が行われると、特定した機種情報データを操作用マイコン12を介して操作パネル部6に表示させるので、例えば製造段階において、機種情報を判定するための有効範囲がどの程度のところにあるのかを検証できる。また、例えば、使用している抵抗素子に、ばらつきの想定範囲を外れたものが混入していたような場合も認識することができる。
本発明は上記し図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
データの送信周期は20msに限ることなく、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。また、周期的にデータを送信する方式に限らず、2つのマイコンの一方をマスタ、他方をスレーブとして、マスタがデータの送受信を管理するように構成しても良い。
チェックサムの計算は、各データの排他的論理和をとって行うようにしても良い。
チェックサムが一致しなかった場合の報知は、操作用マイコン12,加熱用マイコン18の何れか一方のみで行っても良い。
また、チェックサムは個別の製品に応じて必要な場合に使用すれば良い。
機種情報設定手段は、抵抗分圧回路で構成するものに限ることなく、例えば、ディップスイッチなどを用いて機種情報を設定しても良く、操作パネル部制御回路は、そのスイッチによる設定データを読み込むようにしても良い。
通信フォーマットを特定するデータは、必要に応じて使用すれば良い。
抵抗素子の精度が高い場合、或いは、事前に分圧電位を実測して確認しているような場合には、A/D変換値に範囲を持たせずに機種情報を特定しても良い。
オーブン機能付き電子レンジに限ることなく、電子レンジや電気オーブンなど、要は電気的な加熱手段を備えた調理器であれば広く適用することができる。
データの送信周期は20msに限ることなく、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。また、周期的にデータを送信する方式に限らず、2つのマイコンの一方をマスタ、他方をスレーブとして、マスタがデータの送受信を管理するように構成しても良い。
チェックサムの計算は、各データの排他的論理和をとって行うようにしても良い。
チェックサムが一致しなかった場合の報知は、操作用マイコン12,加熱用マイコン18の何れか一方のみで行っても良い。
また、チェックサムは個別の製品に応じて必要な場合に使用すれば良い。
機種情報設定手段は、抵抗分圧回路で構成するものに限ることなく、例えば、ディップスイッチなどを用いて機種情報を設定しても良く、操作パネル部制御回路は、そのスイッチによる設定データを読み込むようにしても良い。
通信フォーマットを特定するデータは、必要に応じて使用すれば良い。
抵抗素子の精度が高い場合、或いは、事前に分圧電位を実測して確認しているような場合には、A/D変換値に範囲を持たせずに機種情報を特定しても良い。
オーブン機能付き電子レンジに限ることなく、電子レンジや電気オーブンなど、要は電気的な加熱手段を備えた調理器であれば広く適用することができる。
図面中、1は電子レンジ(加熱調理器)、1aは本体、2は加熱室、3は扉、6は操作パネル部、10は液晶表示器、12は操作用マイクロコンピュータ(操作パネル部制御回路)、15は分圧回路(機種情報設定手段)、18は加熱用マイクロコンピュータ(加熱制御回路)、20はマグネトロン(加熱手段)、21はヒータ(加熱手段)、23はブザー(報知手段)、24は電子レンジ(加熱調理器)、24aは本体、25は操作パネル部、26は操作用マイクロコンピュータ(操作パネル部制御回路)、27は分圧回路(機種情報設定手段)、30は扉、31は電子レンジ(加熱調理器)、31aは本体、32は操作パネル部、34は液晶表示器、35は操作用マイクロコンピュータ(操作パネル部制御回路)、36は分圧回路(機種情報設定手段)、39は扉を示す。
Claims (9)
- 被加熱物を収容する加熱室と、この加熱室内に配置され、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、本体前面の略全領域が前記加熱室に被加熱物を出し入れするための開口部であり、その開口部を開閉する扉とを有し、当該扉の下方に調理の設定及びその設定内容の表示を行うための操作パネル部を配置してなる加熱調理器において、
前記加熱手段を制御する加熱制御回路と、
前記操作パネル部の制御を行う操作パネル部制御回路と、
この操作パネル部制御回路に対して、機種情報を設定入力するための機種情報設定手段とを備え、
前記加熱制御回路と前記操作パネル部制御回路との間は、通信によりデータの送受信を行うように構成され、
前記操作パネル部制御回路は、前記機種情報設定手段により設定された機種情報を前記加熱制御回路に送信し、
前記加熱制御回路は、前記機種情報が予め設定されている機種情報と一致するか否かを判断することを特徴とする加熱調理器。 - 前記加熱制御回路は、前記機種情報が予め設定されている機種情報と異なる場合は、前記加熱手段の動作を禁止することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記加熱制御回路は、
ユーザに対する報知を行うための報知手段の動作を制御し、
前記機種情報が予め設定されている機種情報と異なる場合は、その旨の報知を前記報知手段に行わせるように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。 - 前記通信データには、通信エラーを検出するためのチェックサムデータを含み、
前記チェックサムの計算には、前記通信データのフォーマットを特定するためのデータを加えて行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。 - 前記加熱制御回路は、
ユーザに対する報知を行うための報知手段の動作を制御し、
前記操作パネル部制御回路より受信したデータのチェックサムが計算値と一致しなかった場合は、その旨の報知を前記報知手段に行わせるように制御することを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。 - 前記操作パネル部制御回路は、前記加熱制御回路より受信したデータのチェックサムが計算値と一致しなかった場合は、その旨を前記操作パネル部に表示させるように制御することを特徴とする請求項4又は5記載の加熱調理器。
- 前記機種情報設定手段は、抵抗素子を用いた分圧回路で構成され、分圧電位により機種情報を設定するものであり、
前記操作パネル部制御回路は、前記分圧電位をA/D変換して読取ることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の加熱調理器。 - 前記操作パネル部制御回路は、前記分圧電位のA/D変換値が所定の範囲内にある場合に、1つの機種情報を特定することを特徴とする請求項7記載の加熱調理器。
- 前記加熱制御回路は、前記操作パネル部において特定の入力操作が行われると、特定した機種情報データを、前記操作パネル部制御回路を介して前記操作パネル部に表示させるように制御することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005178083A JP2006349290A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 加熱調理器 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010040176A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Toshiba Corp | 加熱調理器 |
JP2010251164A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
JP2015017752A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-01-29 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 加熱調理器 |
JP2016205759A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 株式会社ノーリツ | コンロ |
-
2005
- 2005-06-17 JP JP2005178083A patent/JP2006349290A/ja active Pending
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