JP2006347003A - タイヤの製造方法およびベルト形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スチールコードの傾斜角度がタイヤ幅方向両端部と中央部とで異なるベルトを有するタイヤの製造方法およびベルト形成装置を提供する。
【解決手段】 拡縮径可能な剛体セグメントよりなる拡縮コア体51上に、ゴム付スチールコードを1本以上配列した所定長さの複数のベルトストリップSを、スチールコードが前記傾斜角度に向くよう貼付けて前記ベルトを形成し前記ベルトストリップSを拡縮コア体51上に貼付けるに当たって、連続したベルトストリップSを、その先端部から後端部に向かって順次拡縮コア体51に押圧し、押圧の途中で、ベルトストリップSを前記所定長さに切断し、もしくは、所定長さに切断されたベルトストリップSをその先端部から後端部に向かって順次拡縮コア体51に押圧し、押圧の途中で押圧済み部分に対する未押圧部分の向きを変えることにより、スチールコードの前記傾斜角度を幅方向両端部と中央部とで変化させる。
【選択図】図15

Description

本発明は、スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を、タイヤ幅方向両端部と中央部とで変化させたベルトを有するタイヤの製造方法おびベルトの形成装置に関し、傾斜角度の変化を大きくすることができ、しかもその角度変化を精度よく形成することのできるものに関する。
スチールコードの、タイヤ周方向に対する傾斜角度を、タイヤ幅方向両端部と中央部とで異ならせたベルトを有するタイヤは、従来から知られており、例として、スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を、タイヤ幅方向両端部で大きく、中央部で小さくしたものが提案されていて(例えば特許文献1参照。)、このタイヤによれば、スチールコードの、周方向に対する傾斜角度の小さい中央部分によってベルトのタガ効果を確保しつつ、タイヤ幅方向両端部におけるスチールコードの傾斜角度を大きくすることにより、両端部でのスチールコードの周方向間隔を広げ、これによりベルトエンドセパを防止することができるとされている。
そして、この従来技術に係る特許文献1によれば、中央部と両端部とにおけるスチールコードの傾斜角度を変化させる第一の方法として、加硫時のモールドを最適設計する方法が、第二の方法として、タイヤ成型時、未加硫ベルトトリート貼付け後、金属ローラを押し付け、生タイヤ本体を回転させながら、その押し付け圧をコントロールし、金属ローラの幅方向へ移動する方法が記載されている。
特開平6−55907号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されている方法では、スチールコードに、幅方向中央部と両端部とにおけるスチールコードの角度差を大きくすることができず、また、この角度差はベルトを一旦形成したあと変化させるものであるから、無理な力を加えてこれを変化させることとなり、角度差を高精度に得ることが難しかった。
本発明は、ベルト部材の形成におけるこのような問題点に鑑みてなされたものであり、スチールコードの傾斜角度がタイヤ幅方向両端部と中央部とで異なるベルトを有するタイヤの製造方法に関し、これらの間の、スチールコードの傾斜角度の変化を大きくすることができ、しかもその角度差を精度よく形成することのできるタイヤの製造方法およびこれに用いられるベルト形成装置を提供することを目的とする。
<1>は、スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を、タイヤ幅方向両端部と中央部とで異ならせたベルトを有するタイヤの製造方法において、
拡縮径可能な剛体セグメントよりなる拡縮コア体上に、ゴム付スチールコードを1本以上配列した所定長さのベルトストリップの複数枚を、スチールコードが前記傾斜角度に向くよう貼付けて前記ベルトを形成し、
前記ベルトストリップを拡縮コア体上に貼付けるに当たっては、
連続したベルトストリップを、その先端部から後端部に向かって順次拡縮コア体に押圧し、押圧の途中で、ベルトストリップを前記所定長さに切断し、
もしくは、所定長さに切断済みのベルトストリップをその先端部から後端部に向かって順次拡縮コア体に押圧し、
押圧の途中で押圧済み部分に対する未押圧部分の向きを変えることにより、スチールコードの前記傾斜角度を幅方向両端部と中央部とで変化させるタイヤの製造方法である。
ここで、「拡縮コア体上」とは、拡縮コア体上に直接的に貼付ける場合と、拡縮コア体上に既に貼付されている他のタイヤ構成部材の上に貼付けることにより、拡縮コア体上に間接的に貼付ける場合との両方を含むものとする。また、ベルトストリップは、ゴム付スチールコードの1本だけよりなるものも含むものとする。
<2>は、<1>において、前記未押圧部分の、前記拡縮コア体周面への進入角度を制御することにより、前記押圧済み部分に対する未押圧部分の向きを変える請求項1に記載タイヤの製造方法である。
<3>は、<1>もしくは<2>において、1本のゴム付スチールコードよりなるベルトストリップを拡縮コア体上に貼付けて前記ベルトを形成するタイヤの製造方法である。
<4>は、<1>もしくは<2>において、ベルト形成時のベルト周長が互いに異なる2種類を含む複数種類のベルトを形成するに際し、複数のゴム付コードよりなるベルトストリップを用い、ベルト形成時のスチールコードの周方向に対する最小傾斜角度をαとしたとき、各種類のベルトに対して求めた、前記ベルト周長とsinαとの積の集まりに対する公約数に所定調整代を加減した値を前記ベルトストリップの幅とするタイヤの製造方法である。
<5>は、<1>〜<4>のいずれかにおいて、前記連続したベルトストリップを、その先端部の拡縮コア体上への貼付けと並行して、コードリールから巻きだしたスチールコードにゴムを被覆して、連続したベルトストリップを形成するタイヤの製造方法である。
<6>は、<1>〜<5>のいずれかにおいて、縮径した拡縮コア体の周上にカーカスバンドを貼付け、カーカスバンド中央部の両側をビードコアで係止したあと、拡縮コア体を拡径し、拡縮コア体によって膨出されたカーカスバンド中央部の周上に前記ベルトを形成するタイヤの製造方法である。
<7>は、<1>〜<6>のいずれかのタイヤの製造方法に用いられるベルト形成装置であって、
連続したベルトストリップの前記所定長さ部分を切断して拡縮コア体上に貼付けるストリップ貼付け機と、ストリップ貼付け機を拡縮コア体の軸線方向に変位させる貼付け機制御手段とを具え、ストリップ貼付け機に、前記ベルトストリップの所定長さ部分を拡縮コア体に押圧する押圧ローラと、連続したベルトストリップの所定長さ部分を切断するカッタとを配設し、
貼付け機制御手段を、スチールコードの前記傾斜角度がタイヤ幅方向両端部と中央部とで変化するよう、拡縮コア体の回転速度に同期して、ストリップ貼付け機に配設された押圧ローラの変位速度、押圧ローラの拡縮コア体の周方向に対する方向、および、ベルトストリップの押圧ローラへの進入方向を制御するよう構成してなるベルト形成装置である。
<8>は、<7>において、コードリールから1本以上のスチールコードを繰り出し、ストリップ貼付け機に前記ベルトストリップを送出す中継ドラム、コードリールと中継ドラムとの間でスチールコードにゴムを連続的に被覆するゴム被覆機、および、ストリップ貼付け機と中継ドラムとの間で発生するベルとストリップの過不足を調整するフェスツーンを有する連続ストリップ成形手段を具えてなるベルト形成装置である。
<1>によれば、拡縮コア体上に、ベルトストリップを、曲げながら押圧し、これらを周方向に配列してベルト部材を形成するので、スチールコードが既に傾斜配置されているベルト部材を、拡縮コア体上に周方向に巻回して形成する場合に対比して、スチールコードの曲げ変形を、容易にしかも正確に行うことができるので、スチールコードの傾斜角度がタイヤ幅方向両端部と中央部とで大きく異なるベルトでも、これを精度よく形成することができ、さらに、拡縮コア体は、剛体のセグメントよりなるので、スチールコードの曲げ変形を一層精度よく行うことができる。
<2>によれば、前記未押圧部分の、前記拡縮コア体周面への進入角度を制御することにより、前記押圧済み部分に対する未押圧部分の向きを変えるので、スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を確実に制御することができる。
<3>によれば、1本のゴム付スチールコードよりなるベルトストリップを拡縮コア体上に貼付けて前記ベルトを形成するので、鋭角に屈曲したスチールコードよりなるベルトであっても、これを、簡易に、しかも、精度よく形成することができる。
<4>によれば、用いるベルトストリップを、複数のゴム付スチールコードよりなるものとしたので、ベルトストリップの貼付回数を少なくすることができ、効率よくベルトを形成することができ、また、ベルト形成時のベルト周長が互いに異なる2種類を含む複数種類のベルトを形成するに際し、ベルト形成時のスチールコードの周方向に対する最小傾斜角度をαとしたとき、各種類のベルトに対して求めた、前記ベルト周長とsinαとの積の集まりに対する公約数に所定調整代を加減した値を前記ベルトストリップの幅としたので、後述するように、これら複数のサイズを、同一の幅のベルトストリップで形成することができ、生産を効率化するとともに工程を単純化することができる。
<5>によれば、拡縮コア体上に貼付けられる連続スチールコードを、このスチールコード先端部の貼付けと並行して、コードリールから巻きだしたスチールコードにゴムを被覆して形成するので、ホットな状態のゴムで被覆されたスチールコードをつなげて配列することができ、ゴム同士を良好に接着させることができる。
<6>によれば、縮径した拡縮コア体の周上にカーカスバンドを貼付け、カーカスバンド中央部の両側をビードコアで係止したあと、拡縮コア体を拡径し、拡縮コア体によって膨出されたてカーカスバンド中央部の周上に前記ベルト部材を形成するので、別途準備したベルトとトレッドとよりなるベルトトレッドバンドをカーカスバンド外周上に移送してこれらを合体させる従来の成型方法に対比して、直接ベルトを精度よくカーカスバンドに形成することにより、ベルトとカーカスバンドとの相対位置精度を大幅に向上させることができる。
<7>の発明によれば、前述のように構成したので、<1>〜<6>のいずれかのタイヤの製造方法を簡易な装置で実現することができる。
<8>の発明によれば、フェスツーンを介して、連続ラインと間欠ラインとを直結したので、<1>〜<6>のいずれかのタイヤの製造方法におけてこれらのラインの能力を個々に高めることができ、生産性を高いものにすることができる。
本発明の実施形態について、図に基づいて説明する。図1は、第一実施形態のタイヤの製造方法により形成したタイヤの四半部を示す断面図であり、タイヤ9は、両側部をビードコアBの周りに折り返したカーカスCと、カーカスCの幅方向中央部の内側に設けられたインナーライナILとを具え、カーカスCの幅方向中央部の半径方向外側にスチールコードで補強されたベルト1B、2B、トレッドTR、および、サイドウォールSWを配設して構成される。また、これらの部材のほか、ビードコア周辺の補強のための、キャンバスチェーファCFやビードフィラFも設けられる。
2層のベルト1B、2Bのスチールコードは、相互に、タイヤ周方向に関して反対向きに傾斜しており、いずれのベルトにおいても、スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は、幅方向中央で高く、幅方向両端部で大きくなるよう構成される。図2は、半径方向内側のベルト1Bを例にとって、スチールコードの配置態様を示すベルト1Bの展開図であり、図示の場合、スチールコードの、周方向Yに対する傾斜角度は、中央部でθ、両端部でθであり、θがθより大きいという関係が成り立つ。
このようなタイヤにおいては、スチールコードSCの、周方向Yに対する傾斜角度の小さい中央部分によってベルトのタガ効果を確保しつつ、タイヤ幅方向両端部におけるスチールコードの傾斜角度を大きくすることにより、両端部でのスチールコードの周方向間隔を広げ、これによりベルトエンドセパレーションを防止することができる。
図2に示したスチールコードの配置態様において、両端部から中央部への角度の変化は段階的であるが、これを徐々に変化するようにしても同様の効果を得ることができる。
本発明のタイヤの製造方法ならびにベルトの形成装置は、幅方向両端部と中央部とで、周方向に対するスチールコード角度が変化するベルトであれば、この角度変化が段階的であっても、連続的であっても、そのベルトを形成するのに有利に適用することができ、さらには、対周方向角度が、両端部でよりも中央部で小さい場合だけではなく、この逆の場合や、さらには、スチールコードの対周方向角度が、幅方向位置に応じて複雑に変化する場合にも適用することができる。
図3〜図6は、図1に示したタイヤ9を構成する未加硫の部材を、成型ドラム上に組み付けてゆく状態を示す断面図であり、これらの図を参照して、生タイヤを成型する方法を説明する。まず、図3(a)に示すように、拡縮径可能な円筒状ドラム50の周上に、キャンバスチェーファCF、インナーライナIL、および、カーカスCをこの順に貼付け、カーカスバンドCBを形成する。
ついで、ビードコアBにビードフィラFを予め組み付けたプリセットビードPBを保持してCBの半径方向外側に配置したあと、図3(b)に示すように、円筒状ドラム50を拡径してカーカスバンドCBとプリセットビードPBとを組立て、その後、プリセットビードPBを保持したまま、図3(c)に示すように、円筒状ドラム50を縮径することにより、カーカスバンドCBを円筒状ドラム50から取り外し、このプリセットビードPB付カーカスバンドCBを、図4(a)に示すように、成型ドラム21の半径方向外側に貼付ける。
成型ドラム21は、半径方向内外に拡縮径可能に設けられ剛体よりなる複数のセグメント51aを円環状に配置した拡縮コア体51、拡縮コア体51をカバーするセンタブラダ52、ビードコアBを半径方向内側から支持固定するそれぞれのビードロック機構53、および、カーカスバンドCBの、ビードコアBより外側に位置する両側部CBSをビードコアB周りに折り返す折り返し機構54とを備えて構成され、ビードロック機構53を拡径することにより、図4(b)に示すように、成型ドラム21上に配置されたプリセットビードPB付カーカスバンドCBを成型ドラム21上に位置決め保持する。
次に、センタブラダ52の内部に内圧を供給するとともに、両側のビードロック機構53の間隔を狭めることにより、図4(c)に示すように、両ビードコアB間のカーカスバンド中央部CBCをトロダル状に膨出させ、次いで、折り返し機構54を用いて、図5(a)に示すように、カーカスバンド両側部CBSを折り返し、この折り返しの完了後、図5(b)に示すように、ステッチャ55を作動させてカーカスバンド両側部CBSをカーカスバンド中央部CBCに圧着する。
続いて、拡縮コア体51を拡径し、拡縮コア体51で、カーカスバンド中央部CBCの頂部を支持したあと、図6(a)に示すように、カーカスバンド中央部CBCの頂部外周上に内側ベルト1Bを貼付け、同様にして外側ベルト2Bを貼付け(図6(b)参照)、最後に、トレッドTRとサイドウォールSWとを、図6(c)に示すように貼付けて生タイヤの成型を完了する。このあと、タイヤは加硫されて完成品となる。
ここで、生タイヤを成型する方法として、通例に従って、ベルト1B、2BとトレッドゴムTRとを予め組み立ててベルトトレッドバンドとし、このベルトトレッドバンドを、膨出されたカーカスバンド中央部CBSの外側に配置することで行うこともできるが、これに対比して、先に詳述した、生タイヤの成型方法は、膨出されたカーカスバンドにベルトやトレッドゴムを直接組み付けるので、ベルトトレッドバンドを搬送する際のカーカスバンドに対する位置ずれをなくし、高精度なタイヤを形成することができ、しかも、ベルトやトレッドゴムをカーカスバンド上に組み付けるに当たって、剛体よりなる拡縮コア体51を土台にして貼付けるので、それらの貼付け自体も高精度に行うことができ、好ましい。
本発明は、以上に説明した生タイヤの成型方法において、ベルト1B、2BをカーカスバンドCBに組み付ける際、拡縮コア体51上に、ゴム付スチールコードを1本以上配列した所定長さの複数のベルトストリップを、順次貼付けて前記ベルトを形成し、それぞれのベルトストリップを貼付ける途中でその傾斜方向を変えることにより、スチールコードの傾斜角度をベルトの幅方向両端部と中央部とで変化させる点に特徴があり、その点について、第1〜第4の実施形態を例にとって説明する。
図7は、本発明に係る第一の実施形態のベルト形成装置1を示す平面図、図8(a)はその斜視図、図8(b)は図8(a)におけるb−b矢視に対応する側面図であり、図中、22は成型台車を、21は成型台車22に回転可能に支持された成型ドラムを、そして、51はカーカスCを外周上に保持した拡縮コア体を示す。
この実施形態では、ベルトストリップを1本のゴム付スチールコードよりなるものとして、ゴム付スチールコードGを拡縮コア体51上に貼付けるものであり、ベルト形成装置1は、連続したゴム付スチールコードGの前記所定長さ部分を、拡縮コア体51上に貼付けて切断するストリップ貼付け機10、ストリップ貼付け機10を拡縮コア体51の軸線方向に変位させる貼付け機制御手段30、連続したゴム付スチールコードGを成形してこれをストリップ貼付け機10に供給する連続ストリップ成形手段20を具えて構成される。
そして、ストリップ貼付け機10は、ゴム付スチールコードGの所定長さ部分の先端部から後端部まで拡縮コア体51に押圧する押圧ローラ13と、ゴム付スチールコードGの所定長さ部分を切断するカッタ12と、ゴム付スチールコードGを導入するガイドローラ18とを取付板11に取り付けて構成される。
取付板11は、連結棒36を介して揺動板33に連結され、揺動板33は、横行板31上を走行するように構成されていて、揺動板33の走行軌道は、横行板31に設けられたカム溝32に、揺動板33に取り付けられた2個のカムフォロア35を係合させることによって特定される。より具体的には、カム溝32は、押圧ローラ13を中心に揺動板33が揺動するよう設けられていて、このことにより、モータ34を駆動して、揺動板33を、横行板31上で走行させることにより、押圧ローラ13とガイドローラ18の間に張り渡されて拡縮コア体51上に進入するゴム付スチールコードGの周方向に対する向きを変え、あわせて押圧ローラ13の軸心の向きを進入するゴム付スチールコードGと直交させるように変えることができる。
さらに、横行板31は、図示しない手段によって、拡縮コア体51の軸線と平行な方向、すなわちX方向に往復変位することができるよう構成されている。そして、制御装置(図示せず)が設けられ、この制御装置は、横行板31を駆動するモータ(図示せず)駆動して、押圧ローラ13の拡縮コア体51の軸線方向(X方向)位置を成形ドラム21の回転位置に同期して制御するとともに、モータ34を駆動して、押圧ローラ13の軸心の方向、および、ゴム付スチールコードGの押圧ローラ13への進入方向を成形ドラム21の回転位置に同期して制御するよう構成される。
上記に示した、横行板31、カム溝32、揺動板33、モータ34、カムフォロア35、連結棒36は、および、前記制御装置(図示せず)は、貼付け機制御手段30を構成する。
また、連続ストリップ成形手段20は、コードリール4を回転自在に支持するリールスタンド5、コードリール4からゴムが被覆されていないスチールコードUを繰り出すとともにストリップ貼付け機10にゴム付スチールコードGを連続的に送出す中継ドラム6、コードリール4と中継ドラム6との間でコードUにゴムを連続的に被覆するゴム被覆機7、および、断続的に作動するストリップ貼付け機10と連続的に作動する中継ドラム6との間で発生するゴム付スチールコードGの過不足を調整するフェスツーン8を具える。
ゴム被覆機7は、スチールコードUを通過させる貫通孔を有し貫通孔内でコードにゴムを連続的に被覆するインシュレーションヘッド15と、この貫通孔に直交する方向から被覆ゴムを連続的に供給するゴム押出機16とを具える。
図9、図10は、ゴム付スチールコードGを、1本ずつ、拡縮コア体51上に貼付ける際の手順を示す模式図であり、これらの図を参照して、上記のベルト形成装置1を用いてベルト1Bもしくは2Bを形成する方法について説明する。これの図において、紙面は、拡縮コア体51の周面を平面に展開した面を表し、直線TPは、拡縮コア体51の軸線を通る面と周面との交線を表し、直線Lは、拡縮コア体51の赤道面と周面とがなす交線を表す。
また、これらの図において、押圧ローラ12は、横行板31をX方向に横行させることにより直線TP上を移動し、また、カム溝32にガイドされた揺動板33を、モータ34を駆動して横行板31上で走行させることにより、直線TP上の一点に位置したまま向きを変えることができるよう構成されていて、図9(a)に示した状態においては、押圧ローラ12は、ベルト1Bの左端面上に位置するよう横行板31が位置決めされ、拡縮コア体51上に進入するゴム付スチールコードGの周方向に対する向きがθとなるよう揺動板33が位置決めされている。
ここで、所定長さに切断した後に残った連続ゴム付スチールコードGの先端は、カッタ12に、例えばそのゴム接着力により保持されているが、連続ゴム付スチールコードGの先端の拡縮コア体51への移載に先立って、カッタ12を、ベルト1Bの左端面上の、図示の位置に移動させておき、その位置で、カッタ12を下降させてゴム付スチールコードGの先端を拡縮コア体51上のカーカスバンドCBに移載したあと、成型ドラム21を、押圧ローラ13がゴム付スチールコードGの先端と対向する位置まで回転させ、次いで、押圧ローラ13を下降させて、ゴム付スチールコードGの先端を押圧することにより、図9(a)に示した状態を得ることができる。
次いで、拡縮コア体51を矢印CWの方に回転させ、この回転と同期して走行板31を、拡縮コア体51の軸線と平行な方向Xに移動させる。このときの移動量xは、ベルト1Bを形成する周面のCW方向の移動量をyとすると、式(1)の関係が成立する。

x=(y/tanθE) (1)
そして、押圧ローラ13がスチールコードの対周方向角度変化点に到達した時点、すなわち、x=xとなった時点で、図9(b)に示すように、拡縮コア体51上に進入するゴム付スチールコードGの周方向に対する向きがθCとなるよう、モータ34を駆動して揺動板33を移動させ、その後、横行板31をさらにX方向に移動させ(図9(b)参照)、このときの移動量x1が式(2)を満足するよう、横行板31の移動量を制御する。

(y1−y)/(x1−x)=tanθC (2)
次いで、ベルト1BをCW方向にさらに移動させるとともに、これに同期させて横行板31をX方向に移動させ、押圧ローラ13が、スチールコードの第2の対周方向角度変化点に到達した時点、すなわち、x=xとなった時点で、図10(a)に示すように、拡縮コア体51上に進入するゴム付スチールコードGの周方向に対する向きがθとなるよう、モータ34を駆動して揺動板33を移動させる。
続いて、ゴム付スチールコードGの拡縮コア体51上に進入する対周方向角度をθに保持したまま、ベルト1BをCW方向に移動させるとともに、これに同期させて横行板31をX方向に移動させ、拡縮コア体51上に貼付けるべき1本分の長さのゴム付スチールコードGを押圧し終えた時点、すなわち、x=xとなった時点で、拡縮コア体51の回転を停止し、所定長さのゴム付スチールコードGの終端をカッタ12で切断する。
その後、切断されて残った連続ゴム付スチールコードGの先端をカッタ12で保持して待機し、成型ドラム21を移動させて、ベルト1Bの形成が完了した拡縮コア体51を次ステーションへ退出させ、ベルト1Bが形成されていない拡縮コア体51を前ステーションから進入させてベルト1Bの形成に備える。その後、連続ゴム付スチールコードGの先端を、ベルト1Bの左端面上の位置、すなわち、x=0の位置に移動させて、一巡のサイクルを完了する。
以上に説明した、ゴム付スチールコードGを拡縮コア体51上に貼付ける過程において、ゴム付スチールコードGの貼付けに伴って、フェスツーン8のウエート14は上昇し、フェスツーン8でのコード貯蓄量は減少する一方、フェスツーン8へのゴム付きコードGへの供給は、中継ドラム6によって行われ、中継ドラム6は、ゴム付きコードGを巻き取ると同時に巻き取ったゴム付きコードGを放出するように構成されていて、放出されたゴム付きコードGはフェスツーン8のウエート14により引き込まれフェスツーン8内に貯蔵される。中継ドラム6に巻き取られるゴム付きコードGのコードはコードリール4に直結しているので、中継ドラム6の巻き取りによりコードリール4からはコードUが繰り出されるが、コードUはコードリール4から繰り出されたあと、ゴム被覆機7のインシュレーションヘッド15に設けられた貫通孔を通過し、このときゴム押出機16から供給されたゴムがコードUの周りに被覆される。
以上、ベルト形成装置1を用いて、1本のゴム付スチールコードGよりなるベルトストリップを拡縮コア体51上に周方向に順次貼付けてベルトを形成する第一実施形態のベルトの形成方法について説明したが、ベルト形成装置1と同様の装置を用いて、複数のゴム付きスチールコードよりなるベルトストリップを、拡縮コア体51上に周方向に順次貼付けてベルトを形成することもでき、この実施形態について以下に説明する。
図11(a)は、第二の実施形態のベルト形成装置41を示す概略斜視図、図11(b)は、図11(a)におけるb−b矢視に対応する矢視図であり、図において、第一実施形態のベルト形成装置1の構成要素と同様の構成要素には、図8に示すところと同じ符号を用いた。
ベルト形成装置41は、複数のゴム付きスチールコードよりなる幅DのベルトストリップSを、拡縮コア体51上に貼付け、これらのベルトストリップSを調整代δ(図示の場合は重ね代)をもって周方向に並べるよう構成され、連続したベルトストリップSの前記所定長さ部分を、拡縮コア体51上に貼付けて切断するストリップ貼付け機10A、ストリップ貼付け機10Aを拡縮コア体51の軸線方向に変位させる貼付け機制御手段30、連続したベルトストリップSを成形してこれをストリップ貼付け機10Aに供給する連続ストリップ成形手段40を具える。
そして、ストリップ貼付け機10は、取付板11Aに、ベルトストリップSの所定長さ部分の先端部から後端部まで拡縮コア体51に押圧する押圧ローラ13Aと、ベルトストリップSの所定長さ部分を切断するカッタ12Aと、ベルトストリップSを導入するガイドローラ18Aを取り付けてなり、そして、これらのカッタ12A、押圧ローラ13A、およびガイドローラ18Aは、複数のゴム付スチールコードGよりなるベルトストリップSを取り扱うよう構成されていて、この点だけが、1本のゴム付スチールコードGよりなるベルトストリップを取り扱う第一の実施形態のストリップ貼付け機10と異なっている。
ここで、貼付け機制御手段30は、図8に示した、第一の実施形態における貼付け機制御手段30と全く同様のものを用いることができ、押圧ローラ13Aの拡縮コア体51の軸線方向(X方向)位置を成形ドラム21の回転位置に同期して制御するとともに、押圧ローラ13Aの軸心の方向、および、ベルトストリップSの押圧ローラ13Aへの進入方向を成形ドラム21の回転位置に同期して制御するよう構成される。
また、複数のゴム付スチールコードよりなるベルトストリップSの連続体を成形する連続ストリップ成形手段40は、スチールコードを収容する複数のコードリール44、これらのコードリール44からゴムが被覆されていないスチールコードUを繰り出すとともにストリップ貼付け機10AにベルトストリップSを連続的に送出す中継ドラム46、コードリール44と中継ドラム46との間でそれらのスチールコードUの束にゴムを連続的に被覆するゴム被覆機47、および、断続的に作動するストリップ貼付け機10Aと連続的に作動する中継ドラム46との間で発生するベルトストリップSの過不足を調整するフェスツーン48を具えて構成される。
ゴム被覆機47は、複数本のスチールコードUを通過させる貫通孔を有し、貫通孔内において、一列に並べられ束になったスチールコードにゴムを連続的に被覆するインシュレーションヘッド45と、この貫通孔に直交する方向から被覆ゴムを連続的に供給するゴム押出機49とを具える。
以上のように構成されたベルト形成装置41を用いて、拡縮コア体51上にベルトストリップSを貼付けるには、第一実施形態においてゴム付スチールコードGに対して行ったと同様にして貼付ければよく、第一実施形態についての先の説明におけるゴム付スチールコードGをベルトストリップSに置き換えればよい。
図12、図13は、このようにして複数の所定長さのゴム付スチールコードよりなるベルトストリップSを拡縮コア体51上に貼付け、これらを周方向に並べてできたベルトを示す展開図であり、図12は、ベルトの幅方向両端部における周方向に対する傾斜角度θEを幅方向中央における傾斜角度θCより大きくした場合を示し、ベルトストリップSの周方向延在幅Wは、ベルトの幅方向両端において短く、ベルトの幅方向中央において長いため、両端部において、周方向に隣接するベルトストリップS間に隙間dが形成され、スチールコードの平均密度は幅方向中央におけるそれよりも疎となり、その分ゴムの弾性効果を増加させることができ、その結果、ベルト端部における局所剪断ひずみを抑えて高速耐久性を向上させることができ、しかも、幅方向中央部のスチールコードの傾斜角度θCは小く保っているのでベルトのタガ効果を保持することができる。
一方、図13は、ベルトの幅方向両端部における周方向に対する傾斜角度θEを幅方向中央における傾斜角度θCより小さくした場合を示し、この場合、傾斜角度θCを大きくすることにより、幅方向中央部での周方向剛性を低減させ、ここでの周方向剛性に伴って変化する通過騒音を抑えるとともに、幅方向両端部で傾斜角度θEを小さくすることにより、ベルト全体としてのタガ効果を保持することができる。
ここで、ベルト形成時のベルト周長が互いに異なる2種類を含む複数種類のベルトを形成するに際しては、図12、図13に示したいずれの場合においても、ベルトストリップSの幅Dは、周方向に対する傾斜角度の最小値(図12に示したものの場合にはθC、図13に示したものの場合にはθE)をαとして、各種類のベルトに対して求めた、ベルト周長とsinαとの積の集まりに対する公約数に所定調整代(図11(b)に示すところの重ね代δ)を加減した値とするのが好ましく、このことにより、すべての種類のベルトに対して、単一の幅DのベルトストリップSを用いることができ、製造工程をきわめて簡素なものにするとともに、ベルト形成に係るサイズ切替え時間をほぼゼロにしてこれらの種類のベルトを有するタイヤの混流生産を可能にすることができる。
次に、第三の実施形態について説明する。この実施形態のベルト形成装置は、第二の実施形態と同様に、複数のゴム付スチールコードよりなるベルトストリップSを拡縮コア体51上に貼付けて、先に示した、図12、もしくは図13の形態のベルトを形成するものであるが、第二の実施形態とは異なる構成のストリップ貼付け機と貼付け機制御手段とを有し、図14は、このベルト形成装置を示す平面図、図15は、その斜視図、図16は、ストリップ貼付け機を示す斜視図、図17、図18は、互いに異なる状態における、ストリップ貼付け機の内部構造を示す模式図、図19は、図17における矢視X−Xに対応する矢視図、そして、図20は、図17における矢視Y−Yに対応する矢視図であり、図中、22は成型台車を、21は成型台車22に回転可能に支持された成型ドラムを、そして、51はカーカスCを外周上に保持した拡縮コア体を示す。
ベルト形成装置61は、図11(b)に断面構造を示した、複数のゴム付きスチールコードよりなる幅DのベルトストリップSを、拡縮コア体51上に貼付け、各ベルトストリップSを調整代δ(図示の場合は重ね代)をもって周方向に並べるよう構成され、連続したベルトストリップSの前記所定長さ部分を、拡縮コア体51上に貼付けて切断するストリップ貼付け機60、ストリップ貼付け機60を拡縮コア体51の軸線方向に変位させる貼付け機制御手段80、連続したベルトストリップSを成形してこれをストリップ貼付け機60に供給する連続ストリップ成形手段40を具える。ここで、この連続ストリップ成形手段40は、第二の実施形態で説明した同符号の連続ストリップ成形手段と全く同様の構成とすることができる。
ストリップ貼付け機60は、円筒ケース62と、その下端に一体的に設けられ左右に延出する矩形ケース63とを具え、一方、貼付け機制御手段80は、水平軸受部82bを介して、円筒ケース62を回動自在に支持する走行台82と、水平軸受部82bに対してL字状に取り付けられた、走行台82の鉛直基部82aを、拡縮コア体51の軸線と平行な方向(X方向)に往復変位可能に支持する2条のレール81と、円筒ケース62の回動、および走行台82の走行の両方を、拡縮コア体51の回転に同期して制御する制御装置(図示せず)とで構成される。
鉛直基部82a内には図示されないが旋回用モータと走行用モータが内蔵されており、旋回用モータの駆動により、バックラッシュレスのギヤ機構(またはタイミングベルト)を介して矩形ケース63を円筒ケース62と一体に円筒ケース62の中心軸を中心に旋回させることができ、一方、走行用モータの駆動によりレール81に沿ってストリップ貼付け機60を往復走行させることができ、そして、前記制御装置(図示せず)は、上記の旋回用モータと走行用モータとの回転位置や回転速度を制御するよう構成されている。
円筒ケース62内には、1本の鉛直軸を共通にして上方に引込みローラ73、下方に送出しローラ64が配設され、引込みローラ73と送出しローラ64との間にカッタ65が設けられている。
カッタ65は、鉛直軸に対してθ°の角度にベルトストリップSを切断できるように貼付されている(図19参照)。なおカッタ65は、切断角度を切替え可能な構造となっている。ここで角度θ°は、拡縮コア体51上に貼付されたベルトのスチールコードの、両端部における周方向に対する傾斜角度、すなわち、図12、図13に示したθEに設定する。
矩形ケース63内には左右対称にガイドローラ67a、67bと押圧ローラ66a、66bを貼付けたインナケース69が左右に摺動自在に設けられている。図17、図18に示すように、複数のローラからなるガイドローラ67a、67bは、上方中央部から左右に徐々に分かれるように下方へ連なり左右の各押圧ローラ66a、66bの下部に向かって延びている。
矩形ケース63内にはインナケース69を左右に移動する切替え手段(図示せず)が備えられており、図17に示すように、インナケース69を左方向に移動した状態では、ストリップ貼付け機60の上方から挿入されるベルトストリップSは、引込みローラ73により引き込まれ、送出しローラ64によりインナケース69の右側のガイドローラ67aに進入し、右側の押圧ローラ66aに案内され、図20に実線で示すように先端が斜めに切断されたベルトストリップSが表(おもて)面を上にしてストリップ貼付け機60の左方向の走行により移動中の拡縮コア体51上に貼付けられる。
また、図18に示すように切替え手段によりインナケース69を右方向に移動すると、送出しローラ64より左側のガイドローラ67bに進入し、左側の押圧ローラ66bに案内され、図18に2点鎖線で示すようにベルトストリップSが裏面を上にしてストリップ貼付け機60の右方向の走行により移動中の拡縮コア体51上に貼付けられる。
図20に示すようにベルトストリップSが表面を上にして貼付けられるときと、裏面を上にして貼付けられるときとでは、先端の斜めの切断角度が逆となる。なお先端の斜めの切断角度が逆である以外は、ベルトストリップSの裏と表の相違はない。
以上のようなストリップ貼付け機60により拡縮コア体51上にベルトストリップSを貼付ける工程を、拡縮コア体51周面を平面に展開して示した図21〜図26に従って説明する。図中、51はコア体を示すが、実際には、拡縮コア体51上にはカーカスCがすでに貼付けられており、この工程においては、カーカスC上にベルトストリップSを貼付けることになる。なお、図中、拡縮コア体51上に示した矢印CW、CCWは、拡縮コア体51の回転に伴ってその周面の変位する向きを示す。
また、図21〜図26においてストリップ貼付け機60は、ガイドローラ67a、67bと押圧ローラ66a、66bのみで示しており、ストリップ貼付け機60の走行を案内するレール81は、図示されないが、拡縮コア体51の軸線に平行な方向に指向しており、ストリップ貼付け機60はこれと平行な方向に往復走行するよう構成されていて、ベルトストリップSの拡縮コア体51への貼付に先立って、ガイドローラ67a、67bがベルトストリップSを案内して送出す方向を、ストリップ貼付け機60の走行方向に対して(90°−θ°)の傾斜角になるようにストリップ貼付け機60の旋回位置を設定しておく(θは、スチールコードの、ベルト幅方向端における対周方向傾斜角度)。
また、図21〜図24に示した工程においては、ベルトストリップSがガイドローラ67aに案内されて押圧ローラ66aにより表(おもて)面を上にして貼付けられる状態にインナケース69を切り替えておく。
図21は、ベルトストリップSの複数本をすでに拡縮コア体51に貼付けた作業途中の図であり、この工程において、拡縮コア体51のCCW方向への回転に同期して、ストリップ貼付け機60は左方向に変位させ、押圧ローラ66aで、ストリップ貼付け機60から引き出されるベルトストリップSを押圧しながらベルトストリップSを拡縮コア体51上に貼付けてゆくが、このとき、ベルトストリップS上の幅方向位置をx(ベルト端でx=0)としたとき、ベルトストリップSの各位置における対周方向傾斜角度があらかじめ定められた関数θ(x)となるよう、ストリップ貼付け機60の往行速度と対周方向傾斜角度とを制御する。
拡縮コア体51を一定の回転速度ω(ラジアン/s)で回転する場合、ベルト周長をL(m)として、ストリップ貼付け機60の変位速度v(m/s)が、式(3)を満足するように制御すればよく、また、ストリップ貼付け機60の傾斜角度は、これがθ(x)と一致するように制御すればよく、ベルト幅法後端からxだけ離れた部分を貼付けるストリップ貼付け機60は、例えば、図22に二点差線で示す位置と姿勢とを取るよう制御する。
Figure 2006347003
なお、先端の貼付に際しては、先に貼付けられたベルトストリップSに対して先端の切り口を揃えるとともに、幅方向端縁同士が所定の重ね代δとなるようこれを貼付ける。
そして往行終了近傍の時点で、カッタ65によりベルトストリップSを角度θCで所定長さに切断さし、引込みローラ73,送出しローラ64の駆動を停止してさらなる往行によりベルトストリップSの後端を押圧配置して、往行を終了する。
なお、上記の貼付方法に代えて、ベルトストリップSを先に所定長さに切断しておき、この切断済みのベルトストリップSを、拡縮コア体上に押圧配置してもよいが、この場合においても、ベルトストリップSの各位置における対周方向傾斜角度があらかじめ定められた関数θ(x)となるよう、ストリップ貼付け機60の往行速度と対周方向傾斜角度とを上記のように制御する必要がある。
次いで、拡縮コア体51の回転を停止して図22に示すようにストリップ貼付け機60を180°旋回させる。
そして、拡縮コア体51を所定角度だけ回転させて、ベルトストリップSの貼付位置を次のものに変更し、図23に示すようにベルトストリップSの先端を、切り口を合わせて貼付け、今度は、図24に示すように、ストリップ貼付け機60を右方向に復行すると同時に拡縮コア体51をCWの方向に回転させて、押圧ローラ66aにより、ベルトストリップSを、拡縮コア体51の周方向に対して角度θ(x)となるよう、そして、貼付済みのベルトストリップSに対して重ね代がδとなるよう、拡縮コア体51上に表(おもて)面を上にして貼付けていく。
以上の工程を繰り返してタイヤ1本分に相当する枚数のベルトストリップSを順次拡縮コア体51上に貼付け、表(おもて)面を上にした状態のベルトを形成する。
上記のように形成されたベルトをタイヤの半径方向内側に位置するベルト1Bとして、ベルト1Bが貼付けられた生タイヤを次の貼付けステーションに移動させて、別のベルト形成装置を用いて、上記と同様にして、半径方向外側に位置するベルト2Bを形成することもできるが、同じベルト形成装置61を用いて、引き続き、ベルト2Bを形成する場合には、以下の工程を経ればよい。すなわち、ストリップ貼付け機60を2θE°旋回するとともに、インナケース69を移動して使用するガイドローラ及び押圧ローラを、それぞれ、67b及び66bに切り替える。
そして図25に示すようにストリップ貼付け機60の走行と拡縮コア体51の回転とにより、今度は、押圧ローラ66bで、ベルトストリップSの裏面を上にして、これを拡縮コア体51上に押圧配置してゆく。
前述したのと同様に、切断されたベルトストリップSの後端を貼付け終わると、図26に示すようにストリップ貼付け機60を180°旋回させ(一方向貼りの場合は旋回させなくてもよい)、拡縮コア体51を所定角度だけ回転させて次のベルトストリップSの周方向貼付け位置を変更したあと、同様にして、ベルトストリップSを、先に貼付け済みのベルトストリップSに対して端縁どうしが重ね代δでもって重なるよう、拡縮コア体51上に裏面を上にして貼付けてゆく。
以上の工程を繰り返してタイヤ1本分に相当する枚数のベルトストリップSを順次拡縮コア体51に貼付け、これらを周方向に隙間なく整列させたところで、裏面を上にした状態のベルト2Bの形成を終了する。
なお、ベルトストリップSを拡縮コア体51上に裏面を上にして貼付けてゆく以上の工程においても、ベルトストリップSの、拡縮コア体51の周方向に対する角度がθ(x)となるよう、ストリップ貼付け機60の往行速度と傾斜角度とを、拡縮コア体51の回転速度に同期させて制御することは、同様である。
以上のようにして、タイヤ赤道面に対して、スチールコードの傾斜角度が対象な2層のベルト1B、2Bを形成することができる。
ここで、先に説明したように、この実施形態においても、ベルト形成時のベルト周長が互いに異なる2種類を含む複数種類のベルトを形成するに際しては、ベルトストリップSの幅Dを、周方向に対する傾斜角度の最小値をαとして、各種類のベルトに対して求めた、ベルト周長とsinαとの積の集まりに対する公約数に所定調整代を加減した値とするのが好ましく、このことにより、すべての種類のベルトに対して、単一の幅DのベルトストリップSを用いることができ、製造工程をきわめて簡素なものにするとともに、ベルト形成に係るサイズ切替え時間をほぼゼロにしてこれらの種類のベルトを有するタイヤの混流生産を可能にすることができる。
次に、第四の実施形態について説明する。この実施形態のベルト形成装置は、第三の実施形態と同様の構成のストリップ貼付け機と貼付け機制御手段とを有するが、第三の実施形態のものが、複数のゴム付スチールコードよりなるベルトストリップSを拡縮コア体51上に貼付けるのに対し、ゴム付スチールコードGを一本ずつ拡縮コア体51上に貼付けてゆくよう構成されており、この点だけが第三の実施形態のものとは異なっている。
図27は、このベルト形成装置を示す斜視図であり、ベルト形成装置71は、1本のゴム付スチールコードGを、拡縮コア体51上に貼付け、各ゴム付スチールコードGを周方向に並べることができるよう構成されていて、連続したゴム付スチールコードGの前記所定長さ部分を、拡縮コア体51上に貼付けて切断するストリップ貼付け機60A、ストリップ貼付け機60Aを拡縮コア体51の軸線方向に変位させる貼付け機制御手段80、および、連続したベルトストリップSを成形してこれをストリップ貼付け機60Aに供給する連続ストリップ成形手段20を具える。
ストリップ貼付け機60Aは、第三実施形態のストリップ貼付け機60と同様に、円筒ケース62Aと、その下端に一体的に設けられ左右に延出する矩形ケース63Aとを具えて構成され、一方、貼付け機制御手段80、第三実施形態について説明した通り、円筒ケース62Aを回動自在に支持する走行台82と、走行台82を、拡縮コア体51の軸線と平行な方向(X方向)に往復変位可能に支持する2条のレール81と、円筒ケース62Aの回動、および走行台82の走行の両方を、拡縮コア体51の回転に同期して制御する制御装置(図示せず)とで構成される。
また、ストリップ貼付け機60Aの内部構造は、先に、ストリップ貼付け機60について説明したのと同様であり、詳細の説明は省略するが、ゴム付スチールコードGを所定長さに切断するカッタは、ゴム付スチールコードGの進行方向に対して傾斜する必要はない。
連続ストリップ成形手段20は、第一実施形態ついて説明したのと同じものを用いることができ、コードリール4を回転自在に支持するリールスタンド5、コードリール4からゴムが被覆されていないスチールコードUを繰り出すとともにストリップ貼付け機10にゴム付スチールコードGを連続的に送出す中継ドラム6、コードリール4と中継ドラム6との間でスチールコードUにゴムを連続的に被覆するゴム被覆機7、および、断続的に作動するストリップ貼付け機10と連続的に作動する中継ドラム6との間で発生するゴム付スチールコードGの過不足を調整するフェスツーン8を具え、ゴム被覆機7は、スチールコードUを通過させる貫通孔を有し貫通孔内でスチールコードUにゴムを連続的に被覆するインシュレーションヘッド15と、この貫通孔に直交する方向から被覆ゴムを連続的に供給するゴム押出機16とを設けて構成される。
以上のように構成されたベルト形成装置71を用いて、図2に示したように、ゴム付スチールコードGを、ベルト両端部における周方向に対する傾斜角度θEと、中央における傾斜角度θCとが異なるよう、拡縮コア体51上に貼付けるが、この貼付方法については、第三の実施形態について説明したところに従えばよく、例えば、拡縮ドラム51の回転速度に同期させて、ストリップ貼付け機60Aの変位速度と方向とを制御する必要がある点等、第三の実施形態と同様であり、詳細の説明を省略する。
本発明は、ベルトを有する種々の用途のタイヤに適用することができる。
本発明のタイヤの製造方法により形成されたタイヤの四半部を示す断面図である。 ベルトにおける、スチールコードの配置態様を示すベルトの展開図である。 タイヤ構成部材を成型ドラム上に組み付けられる工程を説明する成型途中の生タイヤの断面図である。 図3の続く工程を説明する生タイヤの断面図である。 図4の続く工程を説明する生タイヤの断面図である。 図5の続く工程を説明する生タイヤの断面図である。 本発明に係る第一実施形態のベルト形成装置を示す平面図である。 ベルト形成装置を示す斜視図および側面図である。 第一実施形態において、1本分のゴム付スチールコードを拡縮コア体上に貼付ける際の手順を示す模式図である。 図9に示した工程に続く手順を示す模式図である。 第二実施形態のベルト形成装置を示す斜視図である。 ベルトストリップを配列して形成されたベルトを示す展開図である。 ベルトストリップの別の配列態様にて形成されたベルトを示す展開図である。 第三実施形態のベルト形成装置を示す平面図である。 第三実施形態のベルト形成装置を示す斜視図および側面図であるである。 ストリップ貼付け機を示す斜視図である。 ストリップ貼付け機の内部構造を示す模式図である。 他の状態における、ストリップ貼付け機の内部構造を示す模式図である。 図17のX−X矢視に対応する矢視図である。 図17のY−Y矢視に対応する矢視図である。 ベルトストリップを貼付ける工程を説明するための、拡縮コア体周面の平面展開図である。 図21に続く工程を説明するための平面展開図である。 図22に続く工程を説明するための平面展開図である。 図23に続く工程を説明するための平面展開図である。 図24に続く工程を説明するための平面展開図である。 図25に続く工程を説明するための平面展開図である。 第四実施形態のベルト形成装置を示す斜視図であるである。
符号の説明
1 ベルト形成装置
4 コードリール
5 リールスタンド
6 中継ドラム
7 ゴム被覆機
8 フェスツーン
9 タイヤ
10、10A ストリップ貼付け機
11、11A 取付板
12、12A カッタ
13、13A 押圧ローラ
14 ウエート
15 インシュレーションヘッド
16 ゴム押出機
18、18A ガイドローラ
20 連続ストリップ成形手段
21 成型ドラム
22 成型台車
30 ストリップ貼付け機制御手段
31 横行板
32 カム溝
33 揺動板
34 モータ
35 カムフォロア
36 連結棒
40 連続ストリップ成形手段
41 ベルト形成装置
44 コードリール
45 インシュレーションヘッド
46 中継ドラム
47 ゴム被覆機
48 フェスツーン
49 ゴム押出機
50 円筒状ドラム
51 拡縮コア体
52 センタブラダ
53 ビードロック機構
54 折り返し機構
55 ステッチャ
60、60A ストリップ貼付け機
61 ベルト形成装置
62、62A 円筒ケース
63、63A 矩形ケース
64 送出しローラ
65 カッタ
66a、66b 押圧ローラ
67a、67b ガイドローラ
69 インナケース
71 ベルト形成装置
73 引込みローラ
80 ストリップ貼付け機制御手段
81 レール
82 走行台
1B、2B ベルト
B ビードコア
C カーカス
CB カーカスバンド
CF キャンバスチェーファ
F ビードフィラ
G ゴム付スチールコード
IL インナーライナ
PB プリセットビード
S ベルトストリップ
SW サイドウォール
TR トレッド
U ゴム未被覆スチールコード
θE ベルト幅方向両端部におけるスチールコードの傾斜角度
θC ベルト幅方向中央におけるスチールコードの傾斜角度

Claims (8)

  1. スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を、タイヤ幅方向両端部と中央部とで異ならせたベルトを有するタイヤの製造方法において、
    拡縮径可能な剛体セグメントよりなる拡縮コア体上に、ゴム付スチールコードを1本以上配列した所定長さのベルトストリップの複数枚を、スチールコードが前記傾斜角度に向くよう貼付けて前記ベルトを形成し、
    前記ベルトストリップを拡縮コア体上に貼付けるに当たっては、
    連続したベルトストリップを、その先端部から後端部に向かって順次拡縮コア体に押圧し、押圧の途中で、ベルトストリップを前記所定長さに切断し、
    もしくは、所定長さに切断済みのベルトストリップをその先端部から後端部に向かって順次拡縮コア体に押圧し、
    押圧の途中で押圧済み部分に対する未押圧部分の向きを変えることにより、スチールコードの前記傾斜角度を幅方向両端部と中央部とで変化させるタイヤの製造方法。
  2. 前記未押圧部分の、前記拡縮コア体周面への進入角度を制御することにより、前記押圧済み部分に対する未押圧部分の向きを変える請求項1に記載タイヤの製造方法。
  3. 1本のゴム付スチールコードよりなるベルトストリップを拡縮コア体上に貼付けて前記ベルトを形成する請求項1もしくは2に記載のタイヤの製造方法。
  4. ベルト形成時のベルト周長が互いに異なる2種類を含む複数種類のベルトを形成するに際し、複数のゴム付コードよりなるベルトストリップを用い、ベルト形成時のスチールコードの周方向に対する最小傾斜角度をαとしたとき、各種類のベルトに対して求めた、前記ベルト周長とsinαとの積の集まりに対する公約数に所定調整代を加減した値を前記ベルトストリップの幅とする請求項1もしくは2に記載のタイヤの製造方法。
  5. 前記連続したベルトストリップを、その先端部の拡縮コア体上への貼付けと並行して、コードリールから巻きだしたスチールコードにゴムを被覆して、連続したベルトストリップを形成する請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤの製造方法。
  6. 縮径した拡縮コア体の周上にカーカスバンドを貼付け、カーカスバンド中央部の両側をビードコアで係止したあと、拡縮コア体を拡径し、拡縮コア体によって膨出されたカーカスバンド中央部の周上に前記ベルトを形成する請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤの製造方法に用いられるベルト形成装置であって、
    連続したベルトストリップの前記所定長さ部分を切断して拡縮コア体上に貼付けるストリップ貼付け機と、ストリップ貼付け機を拡縮コア体の軸線方向に変位させる貼付け機制御手段とを具え、ストリップ貼付け機に、前記ベルトストリップの所定長さ部分を拡縮コア体に押圧する押圧ローラと、連続したベルトストリップの所定長さ部分を切断するカッタとを配設し、
    貼付け機制御手段を、スチールコードの前記傾斜角度がタイヤ幅方向両端部と中央部とで変化するよう、拡縮コア体の回転速度に同期して、ストリップ貼付け機に配設された押圧ローラの変位速度、押圧ローラの拡縮コア体の周方向に対する方向、および、ベルトストリップの押圧ローラへの進入方向を制御するよう構成してなるベルト形成装置。
  8. コードリールから1本以上のスチールコードを繰り出し、ストリップ貼付け機に前記ベルトストリップを送出す中継ドラム、コードリールと中継ドラムとの間でスチールコードにゴムを連続的に被覆するゴム被覆機、および、ストリップ貼付け機と中継ドラムとの間で発生するベルとストリップの過不足を調整するフェスツーンを有する連続ストリップ成形手段を具えてなる請求項7に記載のベルト形成装置。

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