JP2006342909A - 回転体連結構造及び電動ドアミラー装置 - Google Patents

回転体連結構造及び電動ドアミラー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ケースとベースとの間の摩擦を軽減できて、しかも、最終ギヤやクラッチ等の装着が容易な電動ドアミラー装置及びこれを実現できる回転体連結構造を得る。
【解決手段】 ウオームホイール84のリング部86の内周部とシャフト18の外周部との間でシャフト18の軸方向に対して平行な軸周り方向の付勢力によってウオームホイール84をシャフト18に対して相対回転不能に連結するクラッチばね94は、ウオームホイール84を組み付ける際にリング部86の内周部に形成された斜面状のガイド部106に押圧されることでクラッチばね94はその付勢力に抗して弾性変形してギヤ側係合部100が係合凹部104に嵌合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、支持軸と回転体とをクラッチ手段を介して連結する際の回転体連結構造及びこのような回転体連結構造を用いた電動ドアミラー装置に関する。
車両のドアパネルの近傍に設けられるドアミラーは、車両の後方を確認するためにミラーの反射面が略車両後方に向けられているが、駐車時等にミラーの反射面が略車幅方向室内側を向くようにドアミラーのバイザを回動させて折り畳めるようになっている。
また、このようなドアミラー装置には、モータの駆動力でバイザを回動させる所謂「電動ドアミラー装置」があり、その一例が下記特許文献1に開示されている。
この種の電動ドアミラー装置は、ドアパネルの近傍にベースが設けられており、このベース上にモータアクチュエータが設けられている。モータアクチュエータはケースを備えており、ベースに立設されたシャフトがケース内に入り込んでいる。
また、ケースの内部にはモータが固定されており、モータの駆動力はケース内の減速ギヤ列を介してシャフトに対して同軸的に設けられた最終ギヤに伝えられる。最終ギヤはシャフトの軸方向に沿った所定位置ではシャフトに対して相対回転不能に設けられており、減速ギヤ列を介してモータの駆動力が最終ギヤに伝わると、減速ギヤ列のうち、最終ギヤに噛み合うギヤが最終ギヤからの反力を受けて最終ギヤの周囲を回動する。これにより、減速ギヤ列全体とモータ、ひいてはケースがシャフト周りに回動する。
ケースにはブラケットが固定されており、このブラケットにミラーやバイザが取り付けられる。したがって、上記のようにモータが作動することでケースがシャフト周りに回動すると、ミラーやバイザが回動する。
一方、上記の最終ギヤは、過剰な回転力が作用した際にシャフトとの連結が解除されてシャフト周りに回転できるようになっており、これにより、ケースやモータ、減速ギヤ列、最終ギヤ等の破損を防止している。
このような最終ギヤとシャフトとの連結部分の構造に関して特許文献1に開示された電動ドアミラー装置では、シャフトに対して回転可能に軸支された最終ギヤよりもシャフトの先端側には、プレートクラッチがシャフトに対して相対回転不能で且つシャフトの軸方向にはスライド可能に取り付けられている。プレートクラッチの最終ギヤ側の面には凹部が形成されており、最終ギヤに形成された凸部が嵌合している。
このため、基本的に最終ギヤはプレートクラッチに対するシャフト周りの相対回転が不能で、上記のようにプレートクラッチがシャフトに対して相対回転不能であることから最終ギヤはシャフトに対して相対回転不能とされている。
但し、シャフト周りの回転力により最終ギヤの凸部がクラッチプレートの凹部の内壁を押圧してクラッチプレートを押し上げ、凸部と凹部との嵌合が解消されるとクラッチプレートを介した最終ギヤとシャフトとの機械的な連結が解除され、最終ギヤはシャフト周りに回転できる。
また、プレートクラッチはシャフトの軸方向に沿って最終ギヤとは反対側からコイルばねが設けられており、コイルばねはその付勢力でシャフトの軸方向に沿って最終ギヤにプレートクラッチを押し付けている。したがって、シャフト周りの回転力により最終ギヤの凸部がクラッチプレートの凹部の内壁を押し上げる力が、コイルばねの付勢力を上回った場合にクラッチプレートを介した最終ギヤとシャフトとの機械的な連結が解除される。
特開2001−287593の公報
ところで、上記のコイルばねはクラッチプレートを最終ギヤに押し付けているため、当然、最終ギヤにはクラッチプレートを介してコイルばねの付勢力が作用し、最終ギヤを収容しているケースの内底に最終ギヤが押し付けられる。さらに、このようにして最終ギヤに押圧されたケースは、外底がベースに押し付けられる。
ベースに設けられたシャフトに回転可能にケースが設けられていることから、ケースの外底とベースとの間には摩擦が生じ、上記のモータは、当然のことながらこの摩擦に抗するトルクを有していなくてはならない。
しかしながら、上記のようにコイルばねの付勢力に基づいて最終ギヤがケースをベースに押し付けることでケースの外底とベースとの間の摩擦も大きくなるため、モータの小型化が難しかった。
本発明は、上記事実を考慮して、ケースとベースとの間の摩擦を軽減できて、しかも、最終ギヤやクラッチ等の装着が容易な電動ドアミラー装置及びこれを実現できる回転体連結構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る回転体連結構造は、支持軸が貫通可能に形成されて前記支持軸に対する所定の取付位置で前記支持軸周りに回転可能な回転体と、前記支持軸と前記回転体との間に設けられ、前記回転体に設けられた回転体側係合部及び前記支持軸に設けられた支持軸側係合部の双方に対して付勢力で係合し、当該係合によって前記回転体を前記支持軸に連結すると共に、前記付勢力に抗して前記回転体側係合部又は前記支持軸側係合部に対する係合が解除されることで前記回転体の回転を許容するクラッチ手段と、を含めて構成される回転体連結構造であって、前記回転体側係合部及び前記支持軸側係合部のうち予め定められた何れか一方に前記クラッチ手段が係合した状態で前記取付位置から所定距離離間した位置に前記回転体を配置した際に前記クラッチ手段に干渉し、前記取付位置へ前記回転体が移動することで前記付勢力に抗して前記クラッチ手段を変形又は変位させ、前記取付位置に前記回転体が到達した際に前記回転体側係合部及び前記支持軸側係合部の何れか他方に前記クラッチ手段を係合させるガイド手段を備える、ことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係る回転体連結構造によれば、回転体を支持軸が貫通して支持軸に対する所定の取付位置に回転体が到達した状態では、回転体と支持軸との間にクラッチ手段が介在し、このクラッチ手段が回転体の回転体側係合部と支持軸の支持軸側係合部の双方に付勢力で係合することで回転体が支持軸に機械的に連結される。この状態では、回転体が支持軸周りに回転することができない。
但し、クラッチ手段の付勢力に抗してクラッチ手段と回転体側係合部又は支持軸側係合部との係合が解除されると、クラッチ手段による回転体と支持軸との機械的な連結が解除される。この状態で回転体に支持軸周りの回転力が付与されていれば、回転体が支持軸周りに回転する。
一方、回転体を支持軸に装着するにあたっては、回転体側係合部及び支持軸側係合部のうち、予め定められた何れか一方にクラッチ手段が係合させられる。この状態で回転体に支持軸を貫通させ、上記の取付位置から所定距離離間した位置に回転体が到達すると、ガイド手段がクラッチ手段に干渉する。
次いで、この状態から回転体を取付位置の側へ移動させると、クラッチ手段の付勢力に抗してガイド手段がクラッチ手段を変形又は変位させる。このように、クラッチ手段の付勢力に抗してクラッチ手段が変形又は変位させられた状態で、回転体を取付位置の側へ移動させると、回転体側係合部及び支持軸側係合部の何れか他方にクラッチ手段が係合する。
このように、本発明に係る回転体連結構造では、クラッチ手段が付勢力によって回転体側係合部及び支持軸側係合部に係合して支持軸に回転体を連結する構造であるが、支持軸に回転体を取り付ける作業で回転体側係合部及び支持軸側係合部の何れか他方に対してクラッチ手段を係合させることができる。
これにより、回転体及びクラッチ手段の双方の組付作業を容易にできる。
請求項2に記載の本発明に係る回転体連結構造は、請求項1に記載の本発明において、前記クラッチ手段の付勢力の付勢方向を、前記支持軸の軸方向に対して傾けた、ことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係る回転体連結構造によれば、クラッチ手段はその付勢力により回転体と支持軸とを機械的に連結する。
ここで、クラッチ手段の付勢力の付勢方向は、支持軸の軸方向に対して傾いている。このため、支持軸の軸方向に沿ったクラッチ手段の付勢力の大きさは、当然のことながらクラッチ手段の付勢力全体よりも小さくなる。これにより、クラッチ手段の付勢力のうち、支持軸の軸方向に沿った成分が回転体を介して他の部材の回転等の抵抗になる場合には、このような抵抗を軽減できる。
請求項3に記載の本発明に係る回転体連結構造は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記回転体側係合部よりも前記取付位置への前記回転体の移動方向側で前記回転体の内周部に形成されて、前記回転体の回転半径方向内方側への向きに対して前記取付位置への前記回転体の移動方向側に傾斜し、前記支持軸側係合部に係合した前記クラッチ手段に対して前記支持軸の軸方向に沿って接近することで前記クラッチ手段に干渉し、前記クラッチ手段の付勢力に抗して前記回転体側係合部へ係合可能な状態まで前記クラッチ手段を弾性的に変位又は変形させる斜面を、前記ガイド手段とした、ことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係る回転体連結構造では、クラッチ手段に対して特に外力が付与されていない状態で支持軸側係合部にクラッチ手段が係合させられる。さらに、この支持軸側係合部へのクラッチ手段の係合に前後して、回転体が支持軸の軸方向に沿って取付位置に接近させられる。
このように、回転体が取付位置に接近すると、回転体に形成されたガイド手段としての斜面にクラッチ手段が当接する。ここで、この斜面は回転体の回転半径方向内方側への向きに対して前記取付位置への前記回転体の移動方向側に傾斜している。
このため、クラッチ手段が斜面に干渉した状態で更に支持軸の軸方向に沿って回転体をクラッチ手段に接近させると、クラッチ手段が回転体の回転体側係合部に係合可能な状態まで、回転体の斜面がクラッチ手段の付勢力に抗してクラッチ手段を弾性的に変位又は変形させる。
これにより、クラッチ手段が回転体側係合部に係合し、クラッチ手段の装着が完了する。
このように、本発明に係る回転体連結構造では、クラッチ手段が付勢力によって回転体側係合部及び支持軸側係合部に係合して支持軸に回転体を連結する構造であるが、支持軸に回転体を取り付ける作業で回転体側係合部に対してクラッチ手段を係合させてクラッチ手段を装着することができる。
これにより、回転体及びクラッチ手段の双方の組付作業を容易にできる。
請求項4に記載の本発明に係る電動ドアミラー装置は、車体に設けられると共に支持軸が立設されたベースプレートと、前記支持軸を貫通して設けられると共に、前記支持軸周りに前記支持軸に対して相対回転可能な回転体と、前記回転体と前記支持軸の双方に係合することで前記回転体を前記支持軸に機械的に連結して前記支持軸に対する前記回転体の相対回転を規制すると共に、自らの付勢力に抗する前記支持軸周りの回転力が前記回転体に付与されることで前記連結を解除するクラッチ手段と、前記ベースプレート上に設けられ、前記支持軸周りに回動可能に軸支された装置本体と、前記装置本体の内部で前記装置本体に取り付けられ、前記クラッチ手段による前記支持軸への前記回転体の連結状態で、駆動力を前記回転体に付与することで前記装置本体を伴い前記支持軸周りに回動する駆動手段と、前記支持軸及び前記回転体の何れか一方に設けられ、前記支持軸に対する所定位置へ移動する際に前記支持軸及び前記回転体の何れか他方に予め係合させられた前記クラッチ手段に係合し、前記クラッチ手段の付勢力に抗して前記クラッチ手段を変位又は変形させ、前記何れか他方に前記クラッチ手段を係合可能な状態とするガイド手段と、を備えている。
請求項4に記載の本発明に係る電動ドアミラー装置によれば、ベースプレート上の装置本体内に取り付けられた駆動手段が駆動すると、この駆動力はベースプレート上に立設された支持軸に設けられた回転体に伝わる。
駆動手段の駆動力は回転体を回転させようとするが、回転体はクラッチ手段を介して支持軸に機械的に連結され、支持軸周りの回転が規制されている。このため、駆動手段の駆動力が回転体に付与されると、回転体からの反力で駆動手段が装置本体を伴って回転体周りに回動する。
このように装置本体が回動することで、ドアミラーの使用状態(展開状態)か及び格納状態(折畳状態)の何れか一方の状態から他方の状態に切り替えることができる。
一方で、例えば、駆動手段が駆動していない状態で支持軸周りの外力が装置本体に作用した場合には、駆動手段の駆動力に応じた回転体からの反力が駆動手段に作用するわけではないため、駆動手段が回転体周りに回動することはなく、したがって、基本的に装置本体が回動することはない。
しかしながら、このような外力がクラッチ手段の付勢力を上回ると、回転体及び支持軸の少なくとも何れか一方とのクラッチ手段の係合が解除され、クラッチ手段を介した回転体と支持軸との機械的連結が解消される。
このように、回転体と支持軸との機械的連結が解消されると、上記の外力で装置本体が回転体を伴い支持軸周りに回動する。これにより、上記の外力による回転体や駆動手段の破損等が防止される。
ところで、本発明に係る電動ドアミラー装置において、回転体を支持軸に装着するに際には、支持軸及び回転体の何れか他方にクラッチ手段が予め係合させられる。この状態で、回転体を支持軸に対する所定位置へ移動させると、支持軸及び回転体の何れか一方に設けられたガイド手段がクラッチ手段に係合する。この状態で更に回転体を支持軸に対する所定位置へ移動させると、支持軸及び回転体の何れか一方に対して係合可能な状態までガイド手段がクラッチ手段の付勢力に抗してクラッチ手段を変位又は変形させる。このように、ガイド手段により支持軸及び回転体の何れか他方に係合可能な状態までクラッチ手段が弾性的に変形又は変位させられることで、支持軸及び回転体の何れか他方にクラッチ手段が係合し、これにより、支持軸と回転体とがクラッチ手段を介して機械的に連結される。
しかも、このように、回転体を支持軸に対する所定位置まで移動させることで、上記のようにクラッチ手段を弾性的に変形又は変位させるため、所定位置への回転体の配置作業(特に、所定位置が回転体の装着位置であれば回転体の装着作業)でクラッチ手段の装着作業も行なえる。
請求項5に記載の本発明に係る電動ドアミラー装置は、請求項4に記載の本発明において、前記クラッチ手段の付勢力の付勢方向を、前記支持軸の軸方向に対して直交させた、ことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明に係る電動ドアミラー装置によれば、クラッチ手段はその付勢力により回転体と支持軸とを機械的に連結する。
ここで、クラッチ手段の付勢力の付勢方向は、支持軸の軸方向に対して直交している。このため、クラッチ手段の付勢力は基本的に支持軸の軸方向に沿った成分を有しない。したがって、クラッチ手段の付勢力が回転体を支持軸の軸方向に押圧することがなく、クラッチ手段の付勢力で回転体が装置本体をベースプレートに押し付けることもない。
これにより、駆動手段の駆動力で装置本体が回動するにあたり、クラッチ手段の付勢力が装置本体とベースプレートとの間の摩擦を大きくすることがないため、駆動手段の駆動力を小さくしても、装置本体を円滑に回動させることができる。
以上説明したように、本発明に係る回転体連結構造では、支持軸に回転体を取り付ける作業で回転体側係合部及び支持軸側係合部の何れか他方に対してクラッチ手段を係合させることができる。また、本発明に係る電動ドアミラー装置では、ケースとベースとの間の摩擦を軽減でき、しかも、最終ギヤやクラッチ手段を容易に装着できる。
<本実施の形態の構成>
図7には、本発明の一実施の形態に係る車両用ミラー装置としての電動ドアミラー装置10が分解斜視図にて示されている。
本実施の形態の要部の説明に先立ち、先ず、本電動ドアミラー装置10の全体的な概略構成について説明する。
(本電動ドアミラー装置10の全体的な概略構成)
図7に示されるように、本電動ドアミラー装置10はスタンド12を備えている。このスタンド12は、所定の大きさ以上の剛性を有する金属材料等により、車両(図示省略)の略上下方向に沿って厚さ方向とされた略板状に形成されており、車両の運転席若しくは助手席に対応したドアパネルの前端側側方に配置される。
スタンド12の車幅方向略室内側にはステー14が一体的に形成されている。ステー14はスタンド12と同じ材料によって略車幅方向に沿って厚さ方向の板状に形成されており、ドアパネルへ一体的に連結され、これによってスタンド12が車両へ固定される。
また、スタンド12の上面上には、支持軸としての円筒状のシャフト16が立設されている。シャフト16は装置本体を構成する略箱状のモータケース18の底壁20(図6参照)を貫通した状態でモータケース18を自らの軸周りに回動自在に軸支している。
さらに、図6及び図7に示されるように、モータケース18の外周一部からは板状の支持片22が延出されている。支持片22の板厚方向一方の側には支持片22と厚さ方向が同じ板状のブラケット24が配置されており、ボルト等の締結手段によって支持片22とブラケット24とが一体的に固定されている。
ブラケット24の厚さ方向一方の側には、図7に示される角度調整アクチュエータ26のハウジング28が取り付けられている。ハウジング28の内部には1乃至複数のモータ並びに各モータに対応して設けられた1乃至複数の減速ギヤが収容されている。
また、ブラケット24の厚さ方向一方の側には、バイザ30を構成するバイザリム32が配置されている。バイザリム32はブラケット24の厚さ方向一方と略同方向へ向けて開口した浅底の略箱形状若しくは略椀形状に形成されており、その内側にはバイザリム32の略開口方向側が反射方向とされた板状のミラー本体34が収容されている。
ミラー本体34はバイザリム32の底壁部36に形成された孔38を貫通したハウジング28の支持シャフト(図示省略)に保持されており、ハウジング28のモータの駆動力がハウジング28の減速ギヤを介して支持シャフトへ伝えられることで、略車幅方向及び略車両上下方向を軸方向としてこれらの軸周りにミラー本体34が回動し、ミラー本体34の反射角度を適宜に変更できるようになっている。
一方、本電動ドアミラー装置10はバイザリム32と共にバイザ30を構成するバイザカバー40を備えている。このバイザカバー40はバイザリム32よりも深底の略箱形状若しくは略椀形状とされている。
バイザカバー40の内側にはバイザリム32が嵌合し、更に、バイザカバー40の底壁部42から立設された複数の連結リブ44がブラケット24に形成された連結孔46に嵌合することでバイザリム32及びブラケット24へ機械的に連結されて一体となり、バイザカバー40はその内側にモータケース18、ブラケット24、角度調整アクチュエータ26、バイザリム32、及びミラー本体34を収容する。
このように、これらのブラケット24、角度調整アクチュエータ26、バイザリム32、ミラー本体34、及びバイザカバー40は、上記のようにモータケース18へ機械的に連結されているため、モータケース18がシャフト16周りに回動することでブラケット24、角度調整アクチュエータ26、バイザリム32、ミラー本体34、及びバイザカバー40が共に回動する。
(本電動ドアミラー装置10の要部の構成)
次に、電動ドアミラー装置10の要部の構成、すなわち、本発明の一実施の形態に係る回転体連結構造について説明する。
図6には、本電動ドアミラー装置10の要部の構成が縦断面図によって示されている。上述したように、本電動ドアミラー装置10にあっては、モータケース18が略箱形状に形成されているが、より詳細には図6に示されるように、モータケース18は上端が開口した略箱形状である。
また、モータケース18の内側には内径寸法がシャフト16の外径寸法に略等しい(厳密にはシャフト16を嵌挿可能な程度に極僅かに大きい)円筒状の支持筒52が設けられている。支持筒52は底壁20に形成されたシャフト16が貫通する円孔54に対して略同軸的に底壁20から立設されており、円孔54を貫通したシャフト16が支持筒52に嵌挿されることで、支持筒52、ひいてはモータケース18が回転自在に軸支される。
さらに、モータケース18の内側で且つ底壁20よりもモータケース18の開口端側には、モータベース56が配置されている。このモータベース56は略平板状のベース板58を備えている。
ベース板58はシャフト16の周壁部60の周方向に沿って連続若しくは断続的に周壁部60に形成された嵌合台62上に載置されている。また、ベース板58の外周形状は周壁部60の内周形状に対応しており、ベース板58は周壁部60に嵌合していると共にねじ等の締結手段(図示省略)によりベース板58とモータケース18とが一体的に結合されている。
ベース板58上にはモータ保持筒66が形成されている。このモータ保持筒66は内周形状が駆動手段としてのモータ68の外周形状に対応した略小判形状とされており、モータ68はその回転軸70が下方を向くようにモータ保持筒66内に収容され、これによりモータ68がモータ保持筒66に保持される。
また、モータ68がモータ保持筒66に収容された状態での回転軸70に対応してベース板58には円孔72が形成されており、回転軸70は円孔72を貫通してベース板58を介してモータ保持筒66とは反対側へ突出し、更に、底壁20に形成された軸受孔74に軸支されている。さらに、ベース板58を介してモータ保持筒66とは反対側では回転軸70に減速ギヤとしてのウオームギヤ76が同軸的且つ一体的に固定されている。
ウオームギヤ76の側方には減速ギヤとしてのウオームホイール78が配置されウオームギヤ76に噛み合っている。ウオームホイール78の軸芯には連結シャフト80が嵌挿されている。連結シャフト80には更に減速ギヤとしてのウオームギヤ82が同軸的且つ一体的に嵌め込まれており、連結シャフト80を介して回転軸70とは反対側のウオームギヤ82の側方に設けられた回転体としてのウオームホイール84へ噛み合っている。
図1及び図6に示されるように、このウオームホイール84に対応してモータケース18にはギヤ載置部85が形成されている。ギヤ載置部85はシャフト16に対して同軸のリング状に形成されており、その上面にウオームホイール84が載置されている。
また、図1に示されるように、ウオームホイール84はリング部86を備えている。リング部86は内径寸法がシャフト16の外径寸法よりも十分に大きなリング状に形成されており、その外周部にウオームギヤ82の外歯が噛合可能な外歯が形成されている。リング部86は、シャフト16に対して同軸的にもうけられており、底壁20とは反対側の軸方向端部には上底壁88が形成されている。
上底壁88には円孔90がリング部86に対して同軸的に形成されている。円孔90の内径寸法はシャフト16の外径寸法に略等しく円孔90を貫通したシャフト16により、ウオームホイール84はシャフト16周りに回転自在に軸支されている。
また、リング部86の内周部のうち、リング部86の軸方向に沿った中間部よりも上底壁88側はクラッチ装着部92とされている。クラッチ装着部92とシャフト16の外周部との間には、各々がクラッチ手段としての複数のクラッチばね94が設けられている。
これらのクラッチばね94は、細幅板状の金属板材を、その幅方向(シャフト16への装着状態ではシャフト16の軸方向)を軸方向とする軸周りに湾曲又は屈曲させることで予め定められた形状に成形された金属板ばねとされている。詳細には、クラッチばね94は支持軸側係合部としてのシャフト側係合部96を備えている。シャフト側係合部96は、シャフト16の軸方向に対して平行な軸周りに略半円形状に湾曲しており、その開口方向はシャフト16とは反対方向を向いている。
シャフト側係合部96の両端からは弾性部98が連続して形成されている。各弾性部98はシャフト側係合部96からの延出方向を長手方向とする略直方体形状に形成されており、その幅方向を軸方向とする軸周りに弾性変形して湾曲することができる。
各弾性部98のシャフト側係合部96とは反対側の端部からは連続して回転体側係合部としてのギヤ側係合部100が形成されている。ギヤ側係合部100はシャフト16の軸方向に対して平行な軸周りに略半円形状に湾曲しており、その開口方向はシャフト16の側へ向いている。
以上の構成のクラッチばね94に対応してモータケース18にはクラッチ載置部101が形成されている。クラッチ載置部101はシャフト16に対して同軸のリング状で、ギヤ載置部85から連続して形成されている。クラッチ載置部101の外径寸法はリング部86の内径寸法よりも十分に小さく、仮に、クラッチ載置部101がリング部86の内側に同軸的に入り込んでも、クラッチ載置部101の外縁がリング部86の外周部に干渉しない構成となっている。
一方、シャフト16の外周部には上記のシャフト側係合部96に対応して係合凹部102が形成されており、シャフト側係合部96が入り込む。これに対して、クラッチ装着部92にはギヤ側係合部100に対応して一対の係合凹部104が複数組形成されている。互いに対を成す係合凹部104の一方にはクラッチばね94の一方のギヤ側係合部100が入り込み、他方の係合凹部104には他方のギヤ側係合部100が入り込む。
ここで、図2の(A)及び(B)に示されるように、クラッチばね94に外力が作用していない自然状態においては、係合凹部102の最深部を中心として互いに対を成す係合凹部104の一方に対して他方が成す角度θ1が、シャフト側係合部96の先端を中心とした一方のギヤ側係合部100に対して他方のギヤ側係合部100が成す角度θ2よりも大きくなるように係合凹部104が形成されている。
このため、係合凹部102にシャフト側係合部96が嵌り込んだ状態で、互いに対を成す係合凹部104の各々にギヤ側係合部100が入り込むと、クラッチばね94が上記のθ2が大きくなるように弾性部98が弾性変形する。
さらに、図1及び図3に示されるように、本実施の形態では、クラッチばね94が、クラッチ載置部101上でシャフト16の軸心を中心として対称的に設けられており、全てのクラッチばね94のシャフト側係合部96及びギヤ側係合部100が、係合凹部102、104に嵌り込んだ状態では、シャフト16の軸心を中心として全ての弾性部98が略等しい大きさの弾性力で係合凹部104の内周部をウオームホイール84の半径方向外方側へ押圧する。
これにより、シャフト16周りの回転力がウオームホイール84に作用しても、係合凹部104に嵌り込んだギヤ側係合部100が係合凹部104の内周部に干渉し、ウオームホイール84の回転が規制される。このため、基本的には、上記のクラッチばね94によってシャフト16とウオームホイール84とが略一体的に連結される。
一方、図6に示されるように、クラッチ装着部92を介して上底壁88とは反対側ではリング部86の内側に特許請求の範囲で言うところの「ガイド手段」又は「斜面」に相当するガイド部106が形成されている。ガイド部106とされた部分ではリング部86の内径寸法が、上底壁88とは反対側へ向けて漸次大きくなっており、上底壁88とは反対側でのガイド部106の内周縁部106Aで内径寸法が最大になる。
ここで、図2の(A)に示されるように、内周縁部106Aの内径寸法(半径寸法)は、クラッチばね94の自然状態で係合凹部102にシャフト側係合部96を入り込ませた際のシャフト16の中心からギヤ側係合部100までの寸法よりも大きい。
なお、本実施の形態では、ウオームホイール84の軸方向に沿ってガイド部106を切った際のガイド部106の断面形状は、直線的な斜面となるが、ガイド部106の断面形状がこのような直線的な斜面に限定されるものではなく、任意の曲線的な斜面(曲面)としてもよい。
一方、図6に示されるように、上記のウオームホイール84を介して底壁20とは反対側には圧縮コイルスプリング108が設けられており、更に、圧縮コイルスプリング108を介してウオームホイール84とは反対側には係止リング110がシャフト16に固定されている。圧縮コイルスプリング108は一端が係止リング110に当接していると共に他端がウオームホイール84に当接して、ウオームホイール84を底壁20側へ付勢している。
但し、従来のドアミラー装置に適用されていたクラッチ用のスプリングとは異なり、付勢力が十分に小さい。この圧縮コイルスプリング108は、その付勢力でウオームホイール84がシャフト16の軸方向にがたつくことを防止するために設けられている。
したがって、この圧縮コイルスプリング108は、ウオームホイール84のがたつきを防止する「規制手段」として把握できる構成であり、この意味でも従来のクラッチ用のスプリングとは構成が異なる。
さらに言えば、シャフトの軸方向に沿ったウオームホイール84のがたつきを防止するための構成は、上記のような圧縮コイルスプリング108に限定されるものではないし、また、構造上、ウオームホイール84ががたつかない場合や、ウオームホイール84のがたつきが極めて小さくなる構成の場合には、圧縮コイルスプリング108等の規制手段を設けなくても構わない。
<本実施の形態の作用並びに効果>
(電動ドアミラー装置10の基本的な動作)
上記構成の電動ドアミラー装置10では、車両に搭載されたバッテリーの電力がモータ68に供給されて、回転軸70が回転を開始すると、回転軸70の回転がウオームギヤ76、ウオームホイール78、連結シャフト80、ウオームギヤ82を介して減速されつつウオームホイール84に伝えられる。
上述したように、ウオームホイール84はシャフト16に対して相対回転可能に設けられているが、クラッチばね94のシャフト側係合部96が係合凹部102に嵌合し、ギヤ側係合部100が係合凹部104に嵌合していることで、ウオームホイール84はシャフト16に対して一体的に連結され、シャフト16に対するウオームホイール84の相対回転が不能になっている。
このため、図3に示される状態でモータ68の回転力を減速してウオームホイール84に付与しても、ウオームホイール84を回転させることができず、図4に示されるように、ウオームギヤ82はウオームホイール84に付与した回転力に応じた反力でシャフト16周りに回動する。
また、モータ68はモータ保持筒66に保持されることでモータベース56と基本的に一体である。また、モータベース56はモータケース18へ一体的に結合されている。このため、モータ68がシャフト16周りに回動すると、モータケース18がシャフト16周りに回動し、更に、モータケース18の支持片22へ連結されたブラケット24が回動し、これにより、角度調整アクチュエータ26、ミラー本体34、及びバイザ30が一体に回動する。
このように、角度調整アクチュエータ26、ミラー本体34、及びバイザ30が回動することで、ミラー本体34の反射面が略車幅方向室内側へ向いた格納(折畳)状態から略車両後方側へ向いた展開(使用)状態及びこの展開状態から格納状態に変更できる。
(動作面での特徴的な作用、効果)
一方、上記の展開状態で略車両前方側からの外力がバイザ30に付与されると、バイザ30は略車両後方側へ押される。また、このような押圧力がバイザ30に付与されることでウオームギヤ82は、バイザ30が展開位置から格納位置へ移動する際の回動方向へウオームホイール84周りに回動しようとする。
但し、この状態ではモータ68が駆動しておらず、したがって、ウオームギヤ82自体が自らの軸心周りに回転していないため、ウオームギヤ82は自らの歯でウオームホイール84の歯をシャフト16周りの回動方向へ押圧する。このウオームホイール84の歯に付与された押圧力(回転力)がクラッチばね94の弾性力を上回ると、図5に示されるように、弾性部98が弾性変形して係合凹部104からギヤ側係合部100が抜け出る。
これにより、クラッチばね94を介したウオームホイール84とシャフト16との機械的連結が解消され、ウオームギヤ82からの押圧力でウオームホイール84がシャフト16周りに回動する。ウオームホイール84が回動することで、ウオームギヤ82、ひいては、バイザ30がシャフト16周りに回動する。
このように、所定の大きさ以上の上記の外力がバイザ30に付与された際には、クラッチばね94による。ウオームホイール84とシャフト16との機械的連結が解消されて格納位置へ向けてバイザ30がシャフト16周りに回動する。このため、上記の外力がバイザ30に付与されることによるウオームギヤ82やウオームホイール84の破壊等を効果的に防止できる。
ところで、本実施の形態では、上記のように、クラッチばね94によってウオームホイール84とシャフト16とが連結される構成である。ここで、クラッチばね94によるウオームホイール84とシャフト16との連結が解消される際のクラッチばね94の弾性変形は、弾性部98の幅方向、すなわち、シャフト16の軸方向とする軸周り方向である。
すなわち、本実施の形態においてクラッチばね94の弾性がシャフト16の軸方向に沿っていない。このため、クラッチばね94がウオームホイール84をモータケース18の底壁20に押し付けることはなく、クラッチばね94の付勢力がウオームホイール84と底壁20との間の摩擦を大きくすることがない。
この点に関して従来の電動ドアミラー装置のモータアクチュエータに比べると、本実施の形態ではウオームホイール84と底壁20との間の摩擦を小さくできる。このウオームホイール84と底壁20との間の摩擦は、モータケース18の回転を妨げるように作用するため、ウオームホイール84と底壁20との間の摩擦を小さくできることでモータ68の駆動力(トルク)を小さくでき、この結果、モータ68の小型化が可能になる。
(組み立て面での特徴的な作用、効果)
本実施の形態では、シャフト16の先端からシャフト16がウオームホイール84の上底壁88に形成された円孔90を貫通するようにウオームホイール84がシャフト16に装着される。ここで、ウオームホイール84がシャフト16に装着される際には、クラッチばね94のシャフト側係合部96がシャフト16の係合凹部102に予め嵌合させられる。
この状態で、円孔90をシャフト16の先端が貫通したウオームホイール84がシャフト16の基端側へ接近移動させられると、リング部86の上底壁88とは反対側においてガイド部106がクラッチばね94のギヤ側係合部100に当接する。上記のようにガイド部106は上底壁88とは反対側へ向けて漸次大きくなる錐形状の斜面であるため、この状態で更にウオームホイール84をシャフト16の基端側へ接近移動させると、ガイド部106がクラッチばね94を押し広げる、すなわち、図2における角度θ2を広げるようにクラッチばね94を弾性変形させる。
クラッチばね94は、ウオームホイール84がシャフト16の基端側へ接近するにつれて一方のギヤ側係合部100に対して他方のギヤ側係合部100が離間するように弾性変形させられる。さらに、ウオームホイール84がシャフト16の基端側へ接近すると両ギヤ側係合部100がガイド部106からクラッチ装着部92に移る。
この状態で、ウオームホイール84をシャフト16周りに回転させて、ウオームホイール84の回転半径方向に沿って各クラッチばね94のギヤ側係合部100の各々が、対応する係合凹部104に対向すると、クラッチばね94の弾性力(復元力)により係合凹部104にギヤ側係合部100が嵌合する。これにより、ウオームホイール84の組み付けが終了すると共に、クラッチばね94の装着が終了して、クラッチばね94を介してウオームホイール84がシャフト16に連結される。
このように、本実施の形態では、特にクラッチばね94を弾性変形させておかなくてもウオームホイール84をシャフト16に組み付けるだけでクラッチばね94を装着でき、クラッチばね94でウオームホイール84とシャフト16とを連結できる。このため、クラッチばね94の装着作業が簡単になる。
しかも、予めシャフト側係合部96を係合凹部102に嵌合させておけば、基本的にはウオームホイール84をシャフト16の基端側へ移動させればよい。このような、動作的にも単純(極端に言えば、一次元的な動作)であるため、ウオームホイール84の組み付け及びクラッチばね94の装着を容易に構成で機械化(自動化)できる。
本発明の一実施の形態に係る電動ドアミラー装置(本発明の一実施の形態に係る回転体連結構造を適用した電動ドアミラー装置)の要部の構成を示す分解斜視図である。 回転体、支持軸、及びクラッチ手段の各部位の寸法関係や位置関係を示す平面図である。 回転体、支持軸、及びクラッチ手段の平面断面図である。 クラッチ手段により回転体と支持軸とが連結された状態で回転体に噛み合うウオームギヤが回動した状態を示す図3に対応した平面断面図である。 クラッチ手段による回転体と支持軸との連結が解消された状態で回転体が回動した状態を示す図3に対応した平面断面図である。 本発明の一実施の形態に係る電動ドアミラー装置(本発明の一実施の形態に係る回転体連結構造を適用した電動ドアミラー装置)の要部の構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る電動ドアミラー装置(本発明の一実施の形態に係る回転体連結構造を適用した電動ドアミラー装置)の全体構成を示す概略的な分解斜視図である。
符号の説明
10 電動ドアミラー装置
16 シャフト(支持軸)
18 モータケース(装置本体)
68 モータ(駆動手段)
84 ウオームホイール(回転体)
94 クラッチばね(クラッチ手段)
96 シャフト側係合部(支持軸側係合部)
100 ギヤ側係合部(回転体側係合部)
102 係合凹部
104 係合凹部
106 ガイド部(ガイド手段、斜面)

Claims (5)

  1. 支持軸が貫通可能に形成されて前記支持軸に対する所定の取付位置で前記支持軸周りに回転可能な回転体と、
    前記支持軸と前記回転体との間に設けられ、前記回転体に設けられた回転体側係合部及び前記支持軸に設けられた支持軸側係合部の双方に対して付勢力で係合し、当該係合によって前記回転体を前記支持軸に連結すると共に、前記付勢力に抗して前記回転体側係合部又は前記支持軸側係合部に対する係合が解除されることで前記回転体の回転を許容するクラッチ手段と、
    を含めて構成される回転体連結構造であって、
    前記回転体側係合部及び前記支持軸側係合部のうち予め定められた何れか一方に前記クラッチ手段が係合した状態で前記取付位置から所定距離離間した位置に前記回転体を配置した際に前記クラッチ手段に干渉し、前記取付位置へ前記回転体が移動することで前記付勢力に抗して前記クラッチ手段を変形又は変位させ、前記取付位置に前記回転体が到達した際に前記回転体側係合部及び前記支持軸側係合部の何れか他方に前記クラッチ手段を係合させるガイド手段を備える、
    ことを特徴とする回転体連結構造。
  2. 前記クラッチ手段の付勢力の付勢方向を、前記支持軸の軸方向に対して傾けた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転体連結構造。
  3. 前記回転体側係合部よりも前記取付位置への前記回転体の移動方向側で前記回転体の内周部に形成されて、前記回転体の回転半径方向内方側への向きに対して前記取付位置への前記回転体の移動方向側に傾斜し、前記支持軸側係合部に係合した前記クラッチ手段に対して前記支持軸の軸方向に沿って接近することで前記クラッチ手段に干渉し、前記クラッチ手段の付勢力に抗して前記回転体側係合部へ係合可能な状態まで前記クラッチ手段を弾性的に変位又は変形させる斜面を、前記ガイド手段とした、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転体連結構造。
  4. 車体に設けられると共に支持軸が立設されたベースプレートと、
    前記支持軸を貫通して設けられると共に、前記支持軸周りに前記支持軸に対して相対回転可能な回転体と、
    前記回転体と前記支持軸の双方に係合することで前記回転体を前記支持軸に機械的に連結して前記支持軸に対する前記回転体の相対回転を規制すると共に、自らの付勢力に抗する前記支持軸周りの回転力が前記回転体に付与されることで前記連結を解除するクラッチ手段と、
    前記ベースプレート上に設けられ、前記支持軸周りに回動可能に軸支された装置本体と、
    前記装置本体の内部で前記装置本体に取り付けられ、前記クラッチ手段による前記支持軸への前記回転体の連結状態で、駆動力を前記回転体に付与することで前記装置本体を伴い前記支持軸周りに回動する駆動手段と、
    前記支持軸及び前記回転体の何れか一方に設けられ、前記支持軸に対する所定位置へ移動する際に前記支持軸及び前記回転体の何れか他方に予め係合させられた前記クラッチ手段に係合し、前記クラッチ手段の付勢力に抗して前記クラッチ手段を変位又は変形させ、前記何れか他方に前記クラッチ手段を係合可能な状態とするガイド手段と、
    を備える電動ドアミラー装置。
  5. 前記クラッチ手段の付勢力の付勢方向を、前記支持軸の軸方向に対して直交させた、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電動ドアミラー装置。
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