JP2006342674A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Shuji Hasegawa
修士 長谷川
Mutsunori Matsunaga
睦憲 松永
Satoshi Nakamura
聡 中村
Masaru Otawara
優 太田原
Yoshinobu Yosuke
義信 除補
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Abstract

【課題】 本発明は冷凍および空調用等のスクロール圧縮機に関し、本発明の課題は、油上り低減を図った信頼性の高い圧縮機を提供することにある。
【解決手段】 前記課題は、密閉容器内に圧縮機機構部と電動機部と油溜め部を備えた圧縮機において、圧縮機機構部を駆動するための駆動軸に取付けられたバランスウエイトと、圧縮機機構部と電動機部の間に位置する吐出管を仕切る仕切り板を設けることによって達成され、本発明によれば、バランスウエイトと吐出管との間の空間に水平な仕切り板を設けることで、圧縮機構部と電動機部との間の中部空間において、仕切り板より下のバランスウエイトの位置する中部下部空間と、仕切り板より上に位置する吐出管の位置する中部上部空間とに分割することができ、バランスウエイトによる下部空間の気流の乱れが吐出管に影響を与えないため、油上りを抑えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はスクロール圧縮機構を有する密閉型スクロール流体機械に関する。
駆動軸を電動機部両端の主軸受部と副軸受部で支持した構造のスクロール流体機械において、圧縮機構部と電動機部との間の空間に駆動軸に連結されたバランスウエイト周りの気流の乱れを抑えるためのカバーを取付けられた構造は特開2004−293530号公報に記載されているものが知られている。
特開2004−293530号公報
特願2004−293530号公報に記載の構造は、主軸受と電動機部の間に位置する駆動軸に連結されたバランスウエイトにより冷媒ガスと油の流れを乱さないために、バランスウエイトカバーをバランスウエイトの周りに設けている。本構造により、バランスウエイトによる気流の乱れが抑えられ油上り低減に効果がある。しかしながら、本構造ではバランスウエイトカバー外側の気流の乱れにより吐出管より油が出ていく構造となっている。また、バランスウエイトとバランスウエイトカバーが近接しているため、バランスウエイトとバランスウエイトカバーの間に撹拌損失が生まれる。
本発明では、バランスウエイトと吐出管との間の空間に水平な仕切り板を設けることで、圧縮機構部と電動機部との間の中部空間において、仕切り板より下のバランスウエイトの位置する中部下部空間と、仕切り板より上に位置する吐出管の位置する中部上部空間とに分割することができ、バランスウエイトによる下部空間の気流の乱れが吐出管に影響を与えないため、油上りを抑えることができる。
本発明によれば、油上り低減を図った信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することが可能となる。
以下、本発明のスクロール圧縮機の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例である、スクロール圧縮機の断面図である。密閉容器7内には、上方に圧縮機構部120、中央に電動機部6、下方に油溜め703が配設されている。したがって、圧縮機構部120と電動機部6とにより密閉容器7内は、圧縮機構部120より上の上部空間704と、圧縮機構部120と電動機部6との間の中部空間705と、電動機部6より下の下部空間706との三つの空間に分割される。
圧縮機構部120では、台板101に渦巻き状のラップ102を直立した固定スクロール1と、台板201に渦巻き状のラップ202を直立した旋回スクロール2を、ラップ102、202を互いに噛み合わせて圧縮機構が形成され、固定スクロール1には吸入口103、吐出口104が設けられている。固定スクロール1はフレーム4にボルトにより締結されている。
電動機部6は密閉容器7に固定されたステータ601と駆動軸3に締結されたロータ602よりなる。
駆動軸3は先端にクランクピン301を備え、該クランクピン301が旋回スクロール2の台板201の下方に突設したボスに挿入されている。ボス内には旋回軸受210が設けられており、クランクピン301と摺動する構造となっている。駆動軸3は、電動機上部に備えた主軸受401及び電動機下部に備えた副軸受8に支持されており、下端部には給油ポンプ9が取付られている。給油ポンプ9は、ポンプ下端から油溜め703の油を吸い込み、駆動軸3内に形成されている油通路302へ連通する構造となっている。
密閉容器内壁に密着しているフレーム4には主軸受401が嵌合されており、主軸受401はスラスト受け部材403と共に覆われている。スラスト受け部材403は主軸受下から押えるようにフレーム4に取付けられている。本発明の実施例である仕切り板405は、スラスト受部材403と共にフレーム4にボルト404にて締結しており着脱可能となっている。仕切り板405は水平で密閉容器内壁近くまで伸びている。フレーム4下部の主軸受下には、給油ポンプ9により駆動軸内部の油通路302を通った油が軸受に供給したあと、油溜め703に返るための排油パイプ402が、フレームに嵌合されている。したがって仕切り板405は、外周部に排油パイプ402を通すための切り欠きを持っている。図3に本発明の実施例である、仕切り板の図を示す。
電動機部6の回転により駆動軸3のクランクピン301が偏心回転すると、旋回スクロール2は背面に位置するオルダム継手5の自転防止機構により固定スクロール1に対し自転せずに旋回運動を行う。その旋回運動により生じる不釣り合い力を打ち消すため、駆動軸3には主軸受401と電動機部6の間にバランスウエイト303を、駆動軸3に締結されているロータ602下部にはロータバランスウエイト304が取り付けられている。
バランスウエイト303は、前記仕切り板405の下方に位置している。
旋回運動により固定スクロール1と旋回スクロール2のラップにより形成された密閉室は中央部へ移動しながら容積を減少してガスを圧縮し、圧縮ガスを吐出口104より吐出室に吐出する。吐出室に吐出されたガスは、圧縮機構部120及び電動機部6の周囲を循環したのち、密閉容器に取付けられている吐出管701から圧縮機外へ放出される。
吐出管701は、圧縮機構部120と電動機部6の間に位置しており、前記仕切り板405よりも上方に位置している。
副軸受8は、圧縮機構部120に対し電動機部6を挟んだ反対側に位置しており、ハウジング801に副軸受8を備えた構造となっている。副軸受8は下フレーム801を介して密閉容器7に固定されている。
次に図2において圧縮機構部120より吐出されたガスと油の流れについて説明する。
冷媒ガスは、吸入管702より固定スクロール1の吸入口103より圧縮機構部120へ流入する。圧縮機構部120にて圧縮された冷媒ガスは吐出口104から上部空間704へ放出され、フレーム4外周と密閉容器7内壁の隙間から中部空間705へ移行する。中部空間705の冷媒ガスの一部は、仕切り板405外周と密閉容器7との隙間より中部下部空間708及び下部空間706へ移動し電動機部6の冷却に使われるが、大部分は中部上部空間707に位置する吐出管701より圧縮機外へ放出される。
油溜め703にある油は、駆動軸3の回転により給油ポンプ9から吸い上げられ、油通路302を通り旋回軸受210へ給油される。旋回軸受210を通過したあと、主軸受410へ給油され、大部分は排油パイプ402により油溜め703へ返油される。また一部の油はスラスト受部材403内径と駆動軸3外径との隙間を通り、仕切り板405下のバランスウエイト303の位置する中部下部空間708へ移動する。
したがって、仕切り板405下の中部下部空間708では冷媒ガスと油がバランスウエイト303により撹拌され気流の乱れを作っている。また電動機部下部の下部空間706では密閉容器7内壁とステータ外周通路603を通過した冷媒ガスの勢いで、油溜め703より油が吹き上げられている。吹き上げられた冷媒ガス及び油は、ロータバランスウエイト304及びバランスウエイト303により撹拌されている。以上の撹拌により、仕切り板405下の空間では、気流の乱れが様々な形で発生している。
本構造では、仕切り板405を水平に密閉容器7の内壁近くまで設けることにより、中部下部空間708及び下部空間706で発生する気流の乱れは、仕切り板405により遮られ、比重の軽い冷媒ガスのみが前記仕切り板外周と密閉容器内壁の間を通過し、中部上部空間707へ移行し、吐出管701より排出され、比重の重い油は下部空間706に留まることとなる。したがって、吐出管701の位置する中部上部空間707においては、中部下部空間708及び下部空間706でのバランスウエイト303及びロータバランスウエイト304による冷媒ガスと油による気流の乱れの影響を非常に少なくすることができ、冷媒ガスと共に流出する、油を減らし、いわゆる油上りを低減できる。
その結果、油上り低減により信頼性の高い圧縮機を提供することが可能となる。
本発明の第一の実施例であり、スクロール圧縮機の断面図を示す。 本発明の第一の実施例であり、スクロール圧縮機の図であり、冷媒ガスと油の流れを示す。 本発明の第一の実施例であり、仕切り板の図を示す。
符号の説明
1…固定スクロール、101…台板、102…ラップ、103…吸入口、104…吐出口、120…圧縮機構部、2…旋回スクロール、201…台板、202…ラップ、210…旋回軸受、3…駆動軸、301…クランクピン、302…油通路、303…バランスウエイト、304…ロータバランスウエイト、4…フレーム、401…主軸受、402…排油パイプ、403…スラスト受部材、404…ボルト、405…仕切り板、5…オルダム継手、6…電動機部、601…ステータ、602…ロータ、603…ステータ外周通路、7…密閉容器、701…吐出管、702…吸入管、703…油溜め、704…上部空間、705…中部空間、706…下部空間、707…中部上部空間、708…中部下部空間、8…副軸受、801…ハウジング、802…下フレーム、9…給油ポンプ。

Claims (1)

  1. 密閉容器内部に、固定スクロール、旋回スクロール及びフレームを組合わせてなる圧縮機構部と、コイルエンドを有するステータ及びロータからなる電動機部とを配置し、駆動軸のクランク部を旋回スクロールに連結し、電動機と旋回スクロールの間に主軸受部と、電動機部より下端に設けた副軸受部により駆動軸を支持し、主軸受下に駆動軸に連結されたバランスウエイトが配置され前記バランスウエイトより上側に圧縮ガス流体が吐出される吐出管を備えたスクロール圧縮機において、前記バランスウエイトと吐出管との間に仕切り板を設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
JP2005166322A 2005-06-07 2005-06-07 スクロール圧縮機 Pending JP2006342674A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101251105B (zh) * 2007-02-19 2011-11-30 堀技研工业株式会社 压缩机

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