JP2006342660A - フローリング用板材 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工時には整然とした接合部を形成することができ、経時的に収縮または膨張しても前記接合部に問題を生じることのないフローリング用板材を提供する。
【解決手段】複数の凹溝部5,13を備える第1の板材2aと、各凹溝部5,13に噛合される複数の凸条部18,27を備える第2の板材2bとからなる。板材2aは板材表面3a側から該板材の裏面側に向けて所定の角度で傾斜する第1の傾斜面4を備え、板材2aの凹溝部5は、第1の傾斜面4の上側の空間により形成されている。板材2bは板材表面3b側から該板材の裏面側に向けて前記所定の角度よりも小さな角度で傾斜する第2の傾斜面17を備え、板材2bの凸条部18は、板材表面3bと第2の傾斜面17とに挟まれる部分により形成され、板材2aの第1の傾斜面4の上側の空間により形成された凹溝部5に噛合される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フローリング用板材に関するものである。
従来、図6(a)に示すように、相互に隣接する一方の板材111aに単一の凹溝部(雌実)112を形成すると共に、他方の板材111bに単一の凸条部(雄実)113を形成したフローリング用板材114が知られている。フローリング用板材114を施工する際には、凸条部113の基端部上側から下地材に釘115等を打ち込んで板材111bを下地材に固定すると共に、図6(a)に仮想線で示すように、板材111aの凹溝部112を板材111bの凸条部113に噛合させることにより、板材111a,111bを突き合わせた状態で接合する。
前記フローリング用板材114は施工直後には整然とした接合状態を呈するものの、経時的に含水率が変化すると、収縮あるいは膨張し、接合部116に問題を生じる。即ち、前記フローリング用板材114は乾燥した環境下では含水率の低下により、図6(b)に矢示するように収縮して接合部116に間隙Sを生じ、間隙Sに堆積した埃や釘115等が露見して美観を損ねる。一方、前記フローリング用板材114は高湿度の環境下では含水率の増加により膨張し、図6(c)に矢示するように接合部116が水平面Lから浮き上がる突き上げ117を生じ、美観を損ねるばかりか、歩行の障害となることもある。前記接合部116に生じる問題は、特に床暖房を行う場合に顕著である。
そこで、前記木材の膨張により生じる接合部116の突き上げ117を防止するために、前記接合部116に予め間隙を設けておき、該膨張を吸収するようにすることが考えられる。ところが、前記接合部116に予め間隙を設けると、釘115により固定されていない凹溝部112側でガタツキや段差が生じやすい。
前記接合部116に予め間隙を設ける場合の前記問題を解決するために、例えば、図7(a)に示すように、板材121aに単一の凹溝部122を形成すると共に、板材121bに単一の凸条部123を形成したフローリング用板材124において、板材121bの凸条部123の上側に、凸条部123の先端部から板材121bの表面に向けて次第に***する傾斜面125aを形成すると共に、板材121aの凹溝部122の上側に、傾斜面125aに対応する形状を備え凹溝部122の基端部と板材121aの表面とを接続する傾斜面125bを形成したものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
前記フローリング用板材124は、凹溝部122の下面126から下地材に釘127等を打ち込むことにより、板材121aが下地材に固定される。また、図7(a)に仮想線示するように、板材121a,121bを接合したときに、凹溝部122の下面126の先端部126aと、凸条部123の基端部123aとの間に間隙Sが形成されるようになっている。前記フローリング用板材124は、板材121a,121bを接合したときには、傾斜面125a,125bが密着するので、板材121a,121bを水平方向、垂直方向共にガタツキ無く緊密に接合できるとされている。
しかしながら、前記フローリング用板材124は、図7(b)に矢示するように、板材121bが板材121a方向に食い込み過ぎると、楔状の凸条部123が凹溝部122に圧入されて凹溝部122上側の傾斜面125bの先端128が上方に捲れ上がるという不都合がある。また、板材121a,121bの接合が緩いと、図7(c)に矢示するように、固定されていない凸条部123が浮き上がり接合部129に段差130が形成されるという不都合がある。
一方、前記木材の膨張により図6(b)に示す接合部116に間隙Sを生じる問題を解決するために、図8(a)に示すように、板材131aに単一の凹溝部132を形成すると共に、板材131bに単一の凸条部133を形成したフローリング用板材134において、板材131bの凸条部133の基端部上側から板材131bの表面に向けて次第に***する傾斜面135aを形成すると共に、傾斜面135aに対応する形状を備え板材131aの凹溝部132の先端部と板材131aの表面とを接続する傾斜面135bを形成したものが提案されている(例えば特許文献2参照)。
前記フローリング用板材134によれば、図8(b)に矢示するように、板材131a,131bが収縮しても、傾斜面135bが傾斜面135aの上方に位置しているので、凸条部133の上側基端部から下地材に打ち込まれた釘136等が露見することがなく、また接合部137に生じる間隙Sを目立たなくすることができるとされている。
しかしながら、前記フローリング用板材134は、膨張したときには、図8(c)に矢示するように、接合部137が水平面Lから浮き上がる突き上げ138を生じるという不都合がある。
特開2000−17814号公報 特開2001−311298号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、施工時には整然とした接合部を形成することができ、経時的に収縮または膨張しても前記接合部に問題を生じることのないフローリング用板材を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、端部に凹溝部を備える第1の板材と、端部に凸条部を備える第2の板材とからなり、第1の板材の凹溝部に第2の板材の凸条部を噛合させることにより両板材を突き合わせて接合するフローリング用板材において、複数の凹溝部を備える第1の板材と、各凹溝部に噛合される複数の凸条部を備える第2の板材とからなり、第1の板材は該板材の表面に連接し、該表面側から該板材の裏面側に向けて所定の角度で傾斜する第1の傾斜面を備え、第1の板材の前記凹溝部の1つは、第1の傾斜面の上側の空間により形成されており、第2の板材は該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて前記所定の角度よりも小さな角度で傾斜する第2の傾斜面を備え、第2の板材の前記凸条部の1つは、該板材の表面と第2の傾斜面とに挟まれる部分により形成され、第1の板材の第1の傾斜面の上側の空間により形成された凹溝部に噛合されることを特徴とする。
本発明のフローリング用板材によれば、第1の板材の端部に形成された複数の凹溝部を、第2の板材の端部に形成された複数の凸条部に噛合させるので、水平方向、垂直方向共にガタツキが無く、段差も無い整然とした接合部を形成することができる。
ところで、フローリング用板材は、厚さが3〜30mm程度と薄いため、その端部に複数の凹溝部、凸条部を形成すると、所望の強度が得られないことがある。例えば、図5に示すように、端部に複数の凹溝部101a、101bを備える第1の板材102aと、端部に複数の凸条部103a、103bを備える第2の板材102bとを、凹溝部101a、101bを凸条部103a、103bに噛合させて接合する際に、凸条部103aの基端部から下地材に釘104を打ち込むと、該凸条部103aが折れたり、割れたりする。
そこで、本発明のフローリング用板材において、第1の板材は前記第1の傾斜面を備え、第1の板材の前記凹溝部の1つは、第1の傾斜面の上側の空間により形成されており、第2の板材は前記第2の傾斜面を備え、第2の板材の前記凸条部の1つは、該板材の表面と第2の傾斜面とに挟まれる部分により形成されている。前記構成とすることにより、第1の傾斜面の下側の部分の強度を確保することができる。
また、本発明のフローリング用板材では、第2の板材の表面と第2の傾斜面とに挟まれる部分により形成される前記凸条部が、第1の板材の第1の傾斜面の上側の空間により形成された凹溝部に噛合されて接合部を形成する。従って、第1の傾斜面の上側には第2の傾斜面を備える前記凸条部があり、第1、第2の板材が経時的に収縮して前記接合部に間隙が生じたとしても、該間隙を目立たなくすることができる。
さらに、本発明のフローリング用板材では、第2の傾斜面は、第1の傾斜面よりも板材表面に対する角度が小さく形成されているので、第2の板材の表面と第2の傾斜面とに挟まれる部分により形成される前記凸条部が、第1の板材の第1の傾斜面の上側の空間により形成される前記凹溝部に噛合されたときに、少なくとも第1、第2の両傾斜面間に間隙が形成される。従って、第1、第2の板材が経時的に膨張したときには、前記間隙により該膨張を吸収することができ、前記接合部に突き上げが生じることを防止することができる。
本発明のフローリング用板材の第1の形態は、例えば、板材の表面に連接し該表面側から該板材の裏面側に向けて15〜60°の範囲の角度で傾斜する第1の傾斜面の上側の空間により形成される第1の凹溝部と、第1の傾斜面と、第1の傾斜面に対向し該表面と平行な第1の非傾斜面とに挟まれる部分により形成される第1の凸条部と、第1の非傾斜面と、第1の非傾斜面に対し所定の間隔を存して該表面と平行に形成された第2の非傾斜面とに挟まれる空間により形成される第2の凹溝部と、第2の非傾斜面と、該板材の裏面とに挟まれる部分により形成され、該板材の1/4〜1/2の範囲の厚さを備え、かつ、第1の凸条部の先端部から4〜25mmの範囲の長さで該板材の幅方向に延在する第2の凸条部とを備える第1の板材と、板材の表面と、該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と同方向に、第1の傾斜面よりも小さな角度で傾斜する第2の傾斜面とに挟まれる部分により形成され、第1の凹溝部に噛合される第3の凸条部と、第2の傾斜面と、第2の傾斜面に対向し該表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と逆方向に1〜5°の範囲の角度で傾斜する第3の傾斜面とに挟まれる空間により形成されて第1の凸条部が噛合される第3の凹溝部と、第3の傾斜面と、第3の傾斜面に対向し該表面と平行な第3の非傾斜面とに挟まれる部分により形成されて第2の凹溝部に噛合される第4の凸条部と、第3の非傾斜面の下側の空間により形成され、第2、第3の両非傾斜面間に間隔を存して、第2の凸条部が噛合される第4の凹溝部とを備える第2の板材とからなる。
前記構成のフローリング用板材によれば、第1の板材の1/4〜1/2の範囲の厚さを備える第2の凸条部の、第1の凸条部の先端部から4〜25mmの範囲の長さで該板材の幅方向に延在する部分を、下地材に釘を打ち込む釘打ち部として利用することができるので、他の凸条部の強度を確保する上で有利である。このとき、第2の凸条部は、第1の板材の1/4未満の厚さでは釘打ち部として所要の強度が得られないことがあり、1/2を超える厚さとすると、第1の凸条部等の他の構成に所要の強度を確保できなくなることがある。また、第2の凸条部は、第1の凸条部の先端部から第1の板材の幅方向に延在する部分の長さが4mm未満ではこの部分に釘を打ちにくく、また25mmを超える長さとしてもそれ以上の効果は得られない。
また、前記構成のフローリング用板材によれば、第1、第2の両傾斜面間の他、第1の非傾斜面と第3の傾斜面との間、第2、第3の傾斜面の間にも、間隙を確保することができ、第1、第2の板材が経時的に膨張したときに、その膨張を吸収することができる。
また、本発明のフローリング用板材の第2の形態は、例えば、板材の表面に連接し該表面側から該板材の裏面側に向けて15〜60°の範囲の角度で傾斜する第1の傾斜面と、第1の傾斜面に連接し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と同方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第2の傾斜面との上側の空間により形成される第1の凹溝部と、第1、第2の両傾斜面と、該両傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と逆方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第3の傾斜面とに挟まれる部分により形成される第1の凸条部と、第3の傾斜面と、第3の傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と同方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第4の傾斜面とに挟まれる空間により形成される第2の凹溝部と、第4の傾斜面と、第4の傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と逆方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第5の傾斜面とに挟まれる部分により形成される第2の凸条部と、第5の傾斜面の下側の空間により形成される第3の凹溝部とを備える第1の板材と、板材の表面と、該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と同方向に、第1の傾斜面よりも小さな角度で傾斜する第6の傾斜面と、第6の傾斜面に連接し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第6の傾斜面と同方向に、第2の傾斜面よりも小さな角度で傾斜する第7の傾斜面とに挟まれる部分により形成され、第1の凹溝部に噛合される第3の凸条部と、第6、第7の両傾斜面と、該両傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第6の傾斜面と逆方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第8の傾斜面とに挟まれる空間により形成され、第1の凸条部が噛合される第4の凹溝部と、第8の傾斜面と、第8の傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第6の傾斜面と同方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第9の傾斜面とに挟まれる部分により形成され、第2の凹溝部に噛合される第4の凸条部と、第9の傾斜面と、該傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第6の傾斜面と逆方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第10の傾斜面とに挟まれる空間により形成され、第2の凸条部が噛合される第5の凹溝部と、第10の傾斜面と、該板材の裏面とに挟まれる部分により形成され、第4の凸条部の先端部から4〜25mmの範囲の長さで該板材の幅方向に延在し、第3の凹溝部に噛合される第5の凸条部とを備え、第5の凸条部は先端部が該板材の1/5〜1/2の範囲の厚さを備える第2の板材とからなる。
前記構成のフローリング用板材によれば、第5の凸条部の上面であり、第4の凸条部の先端部から4〜25mmの範囲の長さで該板材の幅方向に延在する第10の傾斜面を、下地材に釘を打ち込む釘打ち部として利用することができる。ここで、第5の凸条部は、その先端部が第1の板材の1/5〜1/2の範囲の厚さを備えるので、基端部側ではさらに厚くなり、前記釘打ち部として十分な強度を確保することができる。また、第5の凸条部は、その先端部が前記範囲の厚さを備えるので、他の凸条部の強度を確保する上で有利である。
第5の凸条部は、その先端部が第1の板材の1/5未満の厚さでは、基端部側でも釘打ち部として所要の強度が得られないことがあり、1/2を超える厚さとすると、第4の凸条部等の他の構成に所要の強度を確保できなくなることがある。また、第5の凸条部は、第4の凸条部の先端部から第1の板材の幅方向に延在する部分の長さが4mm未満ではこの部分に釘を打ちにくく、また25mmを超える長さとしてもそれ以上の効果は得られない。
また、前記構成のフローリング用板材によれば、第1の板材の端部に第1〜第3の凹溝部と、第1、第2の凸条部とを形成すると共に、第2の板材の端部に第4、第5の凹溝部と、第3〜第5の凸条部とを形成し、前記第1の形態に比較して噛合する部分の数を増加したので、第1、第2の板材をさらに緊密に接合することができ、該板材の厚さ方向のずれを低減することができる。また、前述のように噛合する部分の数を増加することにより、位置矯正または位置決めする接点が増加するので、加工精度に対する許容度を増大させることができる。
また、前記構成のフローリング用板材によれば、第1〜第5の凸条部をそれぞれ少なくとも1つの傾斜面により形成しているので該凸条部の先端が尖頭形状となり、第1〜第5の凸条部が第1〜第5の凹溝部の奥まで容易に進入することができる。従って、第1、第2の板材が膨張したときにも前記接合部に突き上げを生じ難くすることができる。このとき、第2の板材の第6〜第10の傾斜面の角度は、第1の板材の第1〜第5の傾斜面の角度よりも小さくされているので、第1の板材に形成されている第1、第2の凸条部が、第2の板材に形成されている第4、第5の凹溝部に深く侵入するほど、該凸条部の基端部が緊く締め付けられ、第1、第2の板材のガタツキを低減することができる。
また、本発明のフローリング用板材において、第3の凸条部は、第1の凹溝部に噛合されたときに、第1の傾斜面との間に装飾溝部を形成する面取り部を備えるものであってもよい。前記第3の凸条部は、前記面取り部を備えることにより、前記装飾溝部を形成することができると共に、該面取り部が第1の傾斜面の途中に当接することになるので、各凸条部と各凹溝部との噛合の程度を規制して、第1、第2、第4の各凸条部の先端部と、第2〜第4の各凹溝部の基端部との間に間隙を確保することができる。この結果、前記構成のフローリング用板材によれば、第1、第2の板材が経時的に膨張したときに、その膨張をさらに有利に吸収することができる。
また、本発明のフローリング用板材において、前記第1、第2の板材は、それぞれ一方の端部に前記複数の凹溝部を備え、他方の端部に前記複数の凸状部を備えることが好ましい。前記構成のフローリング用板材によれば、1枚の板材の一方の端部に前記第1の板材としての機能を付与すると共に、他方の端部には前記第2の板材としての機能を付与することができる。
従って、一つのフローリング用板材の前記第1の板材としての機能を有する端部には、他のフローリング用板材の前記第2の板材としての機能を有する端部を接合し、前記第2の板材としての機能を有する端部には、さらに他のフローリング用板材の前記第1の板材としての機能を有する端部を接合するというようにして、同一形状の多数のフローリング用板材を相互に接合して連結することができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態の第1の形態のフローリング用板材の端部の構成を示す説明的断面図であり、図2は図1に示すフローリング用板材の全体の構成を示す説明的断面図である。また、図3は本実施形態の第2の形態のフローリング用板材の端部の構成を示す説明的断面図であり、図4は図3に示すフローリング用板材の全体の構成を示す説明的断面図である。
図1(a)に示すように、本実施形態の第1の形態のフローリング用板材1は、第1の板材2aと第2の板材2bとからなる。第1の板材2aと第2の板材2bとは、例えば、3〜30mmの範囲の同一の厚さDを備える薄板であり、下地材上で接合したときにそれぞれの板材表面3a,3bが面一となってフローリングを形成するようになっている。
次に、板材2a,2bの構成について説明する。
前記第1の板材2aは、第2の板材2bに対向する端部に、板材表面3aに連接し、板材表面3aから板材2aの裏面側に向けて角度θで傾斜する第1傾斜面4を備えている。第1傾斜面4の板材表面3aに対する角度θは、15〜60°の範囲で設定することができ、例えば45°とされている。この結果、第1傾斜面4の上側の空間により第1凹溝部5が形成されており、第1凹溝部5は板材表面3a側と、第2の板材2b方向とに開口している。
第1傾斜面4の先端部は第1垂直面6となっており、第1傾斜面4は第1垂直面6を介して、板材表面3aと平行な第1非傾斜面7に接続されている。第1非傾斜面7は、第1垂直面6から板材2aの内方に向かって、第1傾斜面4に対向して形成されている。この結果、第1非傾斜面7と第1傾斜面4とに挟まれる部分に第1凸条部8が形成されている。即ち、第1凸条部8は、第1傾斜面4、第1垂直面6、第1非傾斜面7からなり、第2の板材2b方向に突出している。
第1非傾斜面7の基端部は、第1曲面部9を介して第2垂直面10に接続しており、第2垂直面10は、第2曲面部11を介して、板材表面3aと平行な第2非傾斜面12に接続されている。第2非傾斜面12は、板材2aの幅方向に沿って、第1非傾斜面7に対向して形成されており、第1非傾斜面7との間に、第1曲面部9、第2垂直面10、第2曲面部11に相当する間隔を存して形成されている。この結果、第1非傾斜面7と第2非傾斜面12とに挟まれる空間により第2凹溝部13が形成されている。即ち、第2凹溝部13の外縁は、第1非傾斜面7、第1曲面部9、第2垂直面10、第2曲面部11、第2非傾斜面12からなり、第2凹溝部13は第2の板材2b方向に開口している。
第2非傾斜面12は、第1凸条部8の先端部である第1垂直面6の直下の位置からさらに長さLだけ板材2aの幅方向に延在して形成されており、先端部で第3垂直面14を介して板材裏面15に接続されている。この結果、第2非傾斜面12と板材裏面15とに挟まれる部分により第2凸条部16が形成されている。即ち、第2凸条部16は、第2非傾斜面12、第3垂直面14、板材裏面15からなり、第2の板材2b方向に突出している。
ここで、第2非傾斜面12の板材2aの幅方向に延在する長さLは、4〜25mmの範囲で設定することができ、例えば5mmとされている。また、第2凸条部16の厚さdは、板材2aの厚さDに対して、1/4〜1/2の範囲で設定することができ、例えば板材2aの厚さDの1/3弱とされている。
次に、第2の板材2bは、第1の板材2aに対向する端部に、板材表面3b側から板材2bの裏面側に向けて、第1傾斜面4と同方向に角度θで傾斜する第2傾斜面17を備えている。第2傾斜面17の板材表面3bに対する角度θは、第1傾斜面4の板材表面3aに対する角度θよりも小さな角度に設定され、例えば39°とされている。この結果、板材表面3bと第2傾斜面17とに挟まれる部分により第3凸条部18が形成されている。
ここで、第3凸条部18は、その先端部の一部を切除して形成された面取り部19を備えている。面取り部19は、板材表面3bから板材2bの裏面側に向けて、第2傾斜面17と逆方向に角度θで傾斜する傾斜面として形成されており、板材表面3bに対する角度θは、例えば45°に設定される。
即ち、第3凸条部18は、板材表面3b、面取り部19、第2傾斜面17からなり、第1の板材2a方向に突出している。
第2傾斜面17の基端部は第4垂直面20となっており、第2傾斜面17は第4垂直面20を介して、第3傾斜面21に接続されている。第3傾斜面21は、板材表面3b側から板材2bの裏面側に向けて、第2傾斜面17と逆方向に角度θで傾斜しており、第2傾斜面17に対向して形成されている。第3傾斜面21の板材表面3bに対する角度θは、1〜5°の範囲で設定することができ、例えば3°とされている。
この結果、第2傾斜面17と、第3傾斜面21とに挟まれる空間により、第3凹溝部22が形成されている。即ち、第3凹溝部22は、第2傾斜面17、第4垂直面20、第3傾斜面21からなり、第1の板材2a方向に開口している。
第3傾斜面21は、第3曲面部23を介して第5垂直面24に接続されており、第5垂直面24は、第4曲面部25を介して、板材表面3bに平行な第3非傾斜面26に接続されている。ここで、第5垂直面24は、第3凸条部18における第2傾斜面17と面取り部19とが形成する角部17aの直下に形成されている。また、第3非傾斜面26は、板材2bの幅方向に沿って、第3傾斜面21に対向して形成されている。この結果、第3傾斜面21と第3非傾斜面26とに挟まれる部分により第4凸条部27が形成されている。即ち、第4凸条部27は、第3傾斜面21、第3曲面部23、第5垂直面24、第4曲面部25、第3非傾斜面26からなり、第1の板材2a方向に突出している。
第3非傾斜面26の基端部は、第4傾斜面28を介して第6垂直面29に接続されており、第6垂直面29は、その下端部で板材裏面30に接続されている。この結果、第3非傾斜面26の下側の空間により、第4凹溝部31が形成されており、第4凹溝部31は板材裏面30側と、第1の板材2a方向とに開口している。
ここで、第3非傾斜面26の板材裏面30に対する高さhは、第2凸条部16の厚さdよりも大になるように設定されており、例えば第2の板材3bの厚さDの1/3とされている。また、第4傾斜部28は、板材表面3b側から板材裏面30側に向けて、第2傾斜面17と同方向に角度θで傾斜して形成されている。第4傾斜部28の板材表面3bに対する角度θは例えば45°とされている。
次に、板材2a,2bの接合について説明する。
板材2a,2bを相互に接合する場合には、図1(b)に示すように、まず、第1の板材2aの第2凸条部16において、第1凸条部8の先端部である垂直面6の直下からさらに板材2aの幅方向に延在する部分に釘32を打ち込むことにより、板材2aを下地材に固定する。そして、板材2aの第1凸条部8、第2凸条部16に、板材2bの第3凹溝部22,第4凹溝部31を、それぞれ噛合させると共に、板材2bの第3凸条部18、第4凸条部27を、板材2aの第1凹溝部5、第2凹溝部13に、それぞれ噛合させる。
このようにすると、第3凸条部18の先端部である角部17aが第1傾斜面4に当接すると共に、第1凸条部8の先端部である第1垂直面6の下端部が第3傾斜面21に当接し、第2凸条部16の先端部である第3垂直面14の上端部が第4傾斜面28に当接する。この結果、板材2a,2bが水平方向、垂直方向で位置決めされ、ガタツキの無い優れた施工精度を得ることができる。従って、第1の形態のフローリング用板材1によれば、施工時には整然とした接合部を形成することができ、板材表面3a,3bが面一となって、段差の無いフローリングを形成することができる。
尚、このとき、第1傾斜面4と面取り部19とにより装飾溝部33が形成される。
また、このようにするときには、第1傾斜面4、第1垂直面6と、第2傾斜面17、第4垂直面20との間に間隙Sが形成され、第1非傾斜面7、第1曲面部9、第2垂直面10、第2曲面部11、第2非傾斜面12と、第3傾斜面21、第3曲面部23、第5垂直面24、第4曲面部25、第3非傾斜面26との間に間隙Sが形成され、第3垂直面14と第6垂直面29との間に間隙Sが形成される。
間隙Sは、第2傾斜面17の板材表面3bに対する角度θが、第1傾斜面4の板材表面3aに対する角度θよりも小さなことと、角部17aが第1傾斜面4に当接する結果として第1凸条部8と第3凹溝部22との噛合が規制されることとにより形成されるものである。また、間隙Sは、第3傾斜部21が板材表面3bに対して角度θで傾斜していることと、第1垂直面6の下端部が第3傾斜面21に当接する結果として第4凸条部27と第2凹溝部13との噛合が規制されることと、第3非傾斜面26の板材裏面30に対する高さhが第2凸条部16の厚さdよりも大であることとにより形成されるものである。さらに、間隙Sは、第3垂直面14の上端部が第4傾斜面28に当接する結果として、第2凸条部16と第4凹溝部31との噛合が規制されることによるものである。
第1の形態のフローリング用板材1によれば、板材2a,2bを接合したときに、内部に前記間隙S,S,Sが形成されるので、板材2a,2bが経時的に吸湿して膨張したとしても、該膨張を間隙S,S,Sで吸収することができ、接合部における突き上げを防止することができる。
また、第1の形態のフローリング用板材1によれば、第1傾斜面4の上側の空間を第1凹溝部5とし、下面側が第2傾斜面17となっている第3凸条部18を第1凹溝部5に噛合させるようにしている。従って、板材2a,2bが経時的に乾燥して収縮し、第1傾斜面4と角部17aとの間に間隙を生じてたとしても、第1傾斜面4が露見するに過ぎず、第1傾斜面4と角部17aとの間隙を目立たなくすることができる。
第1の形態のフローリング用板材1では、第1の板材2aは両端部に第1凹溝部5、第1凸条部8、第2凹溝部13、第2凸条部16を備えるものとし、第2の板材2bは両端部に第3凸条部18、第3凹溝部22、第4凸条部27、第4凹溝部31を備えるものとして、板材2a,2bを交互に接続するようにしてもよい。しかし、このようにするときには、フローリングを形成するために、第1の板材2a、第2の2bという2種類の材料が必要になる。
そこで、第1の形態のフローリング用板材1は、図2に示すように、一方の端部1aに第1凹溝部5、第1凸条部8、第2凹溝部13、第2凸条部16を形成して第1の板材2aの機能を付与し、他方の端部1bに第3凸条部18、第3凹溝部22、第4凸条部27、第4凹溝部31を形成して第2の板材2bの機能を付与してもよい。
このようにするときには、一つのフローリング用板材1の第1の板材2aとしての機能を有する端部1aには、他のフローリング用板材1の第2の板材2bとしての機能を有する端部1bを接合し、第2の板材2bとしての機能を有する端部1bには、さらに他のフローリング用板材1の第1の板材2aとしての機能を有する端部1aを接合するというように、同一形状の多数のフローリング用板材1を相互に接合して連結することによりフローリングを形成することができる。
次に、図3(a)に示すように、本実施形態の第2の形態のフローリング用板材41は、第1の板材42aと第2の板材42bとからなる。第1の板材42aと第2の板材42bとは、例えば、3〜30mmの範囲の同一の厚さDを備える薄板であり、下地材上で接合したときにそれぞれの板材表面43a,43bが面一となってフローリングを形成するようになっている。
次に、板材42a,42bの構成について説明する。
前記第1の板材42aは、第2の板材42bに対向する端部に、板材表面43aに連接し、板材表面43aから板材42aの裏面側に向けて角度θで傾斜する第1傾斜面44を備えている。第1傾斜面44の板材表面43aに対する角度θは、15〜60°の範囲で設定することができ、例えば45°とされている。第1傾斜面44は第2傾斜面45に連接しており、第2傾斜面45は、板材表面43a側から板材42aの裏面側に向けて、第1傾斜面44と同方向に角度θで傾斜している。第2傾斜面45の板材表面43aに対する角度θは、5〜45°の範囲で設定することができ、例えば15°とされている。この結果、第1傾斜面44と第2傾斜面45との上側の空間により第1凹溝部46が形成されており、第1凹溝部46は板材表面43a側と、第2の板材42b方向とに開口している。
第2傾斜面45の先端部は第1垂直面47となっており、第1垂直面47はその下端部で、第3傾斜面48に接続している。第3傾斜面48は、板材表面43a側から板材42aの裏面側に向けて、第1傾斜面44と逆方向に角度θで傾斜している。第3傾斜面48の板材表面43aに対する角度θは、5〜45°の範囲で設定することができ、例えば15°とされている。この結果、第1傾斜面44、第2傾斜面45と、第3傾斜面48とに挟まれた部分に第1凸条部49が形成されている。即ち、第1凸条部49は、第1傾斜面44、第2傾斜面45、第1垂直面47、第3傾斜面48からなり、第2の板材42b方向に突出している。
第3傾斜面48の基端部は第2垂直面50に接続しており、第2垂直面50はその下端部で第4傾斜面51に接続している。第4傾斜面51は、板材表面43a側から板材42aの裏面側に向けて、第1傾斜面44と同方向に角度θで傾斜している。第4傾斜面51の板材表面43aに対する角度θは、5〜45°の範囲で設定することができ、例えば15°とされている。この結果、第3傾斜面48と第4傾斜面51とに挟まれる空間により第2凹溝部52が形成されている。即ち、第2凹溝部52の外縁は、第3傾斜面48、第2垂直面50、第4傾斜面51からなり、第2凹溝部52は第2の板材42b方向に開口している。
第4傾斜面51の先端部は第3垂直面53に接続しており、第3垂直面53は第1垂直面47の直下に位置し、その下端部で第5傾斜面54に接続している。第5傾斜面54は、板材表面43a側から板材42aの裏面側に向けて、第1傾斜面44と逆方向に角度θ10で傾斜している。第5傾斜面54の板材表面43aに対する角度θ10は、5〜45°の範囲で設定することができ、例えば15°とされている。この結果、第4傾斜面51と第5傾斜面54とに挟まれる部分により第2凸条部55が形成されている。即ち、第2凸条部55は、第4傾斜面51、第3垂直面53、第5傾斜面54からなり、第2の板材42b方向に突出している。
第5傾斜面54の基端部は第4垂直面56に接続しており、第4垂直面56はその下端部で板材裏面57に接続している。この結果、第5傾斜面54の下側の空間により第3凹溝部58が形成されており、第3凹溝部58は板材裏面57側と、第2の板材42b方向とに開口している。
次に、第2の板材42bは、第1の板材42aに対向する端部に、板材表面43b側から板材42bの裏面側に向けて、第1傾斜面44と同方向に角度θ11で傾斜する第6傾斜面59を備えている。第6傾斜面59の板材表面43bに対する角度θ11は、第1傾斜面44の板材表面3aに対する角度θよりも5〜15°小さな角度に設定され、例えば38°とされている。第6傾斜面59は第7傾斜面60に連接しており、第7傾斜面60は、板材表面43b側から板材42bの裏面側に向けて、第6傾斜面59と同方向に角度θ12で傾斜している。第7傾斜面60の板材表面43bに対する角度θ12は、第2傾斜面45の板材表面43aに対する角度θよりも1〜5°小さな角度に設定され、例えば11°とされている。この結果、板材表面43bと、第6傾斜面59、第7傾斜面60とに挟まれる部分により第3凸条部61が形成されている。
ここで、第3凸条部61は、その先端部の一部を切除して形成された面取り部62を備えている。面取り部62は、板材表面43bから板材42bの裏面側に向けて、第6傾斜面59と逆方向に角度θ13で傾斜する傾斜面として形成されており、板材表面43bに対する角度θ13は、例えば45°に設定される。
即ち、第3凸条部61は、板材表面43b、面取り部62、第6傾斜面59、第7傾斜面60からなり、第1の板材42a方向に突出している。
第7傾斜面60の基端部は第5垂直面63に接続しており、第5垂直面63はその下端部で第8傾斜面64に接続している。第8傾斜面64は、板材表面43b側から板材42bの裏面側に向けて、第6傾斜面59と逆方向に角度θ14で傾斜している。第8傾斜面64の板材表面43bに対する角度θ14は、第3傾斜面48の板材表面43aに対する角度θよりも1〜5°小さな角度に設定され、例えば11°とされている。この結果、第7傾斜面60と第8傾斜面64とに挟まれる空間により第4凹溝部65が形成されている。即ち、第4凹溝部65の外縁は、第7傾斜面60、第5垂直面63、第8傾斜面64からなり、第4凹溝部65は第1の板材42a方向に開口している。
第8傾斜面64の先端部は第6垂直面66に接続しており、第6垂直面66はその下端部で第9傾斜面67に接続している。第9傾斜面67は、板材表面43b側から板材42bの裏面側に向けて、第6傾斜面59と同方向に角度θ15で傾斜している。第9傾斜面67の板材表面43bに対する角度θ15は、第4傾斜面51の板材表面43aに対する角度θよりも1〜5°小さな角度に設定され、例えば11°とされている。この結果、第8傾斜面64と第9傾斜面67とに挟まれる部分により第4凸条部68が形成されている。即ち、第4凸条部68は、第8傾斜面64、第6垂直面66、第9傾斜面67からなり、第1の板材42a方向に突出している。
第9傾斜面67の基端部は第7垂直面69に接続しており、第7垂直面69は第5垂直面63の直下に位置し、その下端部で第10傾斜面70に接続している。第10傾斜面70は、板材表面43b側から板材42bの裏面側に向けて、第6傾斜面59と逆方向に角度θ16で傾斜している。第10傾斜面70の板材表面43bに対する角度θ16は、第5傾斜面54の板材表面43aに対する角度θ10よりも1〜5°小さな角度に設定され、例えば11°とされている。この結果、第9傾斜面67と第10傾斜面70とに挟まれる空間により第5凹溝部71が形成されている。即ち、第5凹溝部71の外縁は、第9傾斜面67、第6垂直面69、第10傾斜面70からなり、第5凹溝部71は第1の板材42a方向に開口している。
第10傾斜面70は、第4凸条部68の先端部である第6垂直面66の直下の位置からさらに長さLだけ板材42bの幅方向に延在して形成されており、先端部で第8垂直面72を介して板材裏面73に接続されている。この結果、第10傾斜面70と板材裏面73とに挟まれる部分により第5凸条部74が形成されている。即ち、第5凸条部74は、第10傾斜面70、第8垂直面72、板材裏面73からなり、第1の板材42a方向に突出している。
ここで、第10傾斜面70の板材42bの幅方向に延在する長さLは、4〜25mmの範囲で設定することができ、例えば5mmとされている。また、第5凸条部74の先端部の厚さdは、板材42bの厚さDに対して、1/5〜1/2の範囲で設定することができる。
次に、板材42a,42bの接合について説明する。
板材42a,42bを相互に接合する場合には、図3(b)に示すように、まず、第2の板材42bの第5凸条部70において、第4凸条部68の先端部である第6垂直面66の直下からさらに板材42bの幅方向に延在する部分に釘75を打ち込むことにより、板材42bを下地材に固定する。このとき、第5凸条部70の先端部の厚さdは、板材42bの厚さDの1/5〜1/2の範囲とされており、第5凸条部70は基端部ほど厚さが増大するので、板材42bの厚さDの1/4以上となる部分に釘75を打ち込むことにより、釘打ち部として十分な強度を確保することができる。そして、板材42aの第1凸条部49、第2凸条部55を、板材42bの第4凹溝部65、第5凹溝部71に、それぞれ噛合させると共に、板材42bの第3凸条部61、第4凸条部68、第5凸条部74を、板材42aの第1凹溝部46、第2凹溝部52、第3凹溝部58に、それぞれ噛合させる。
ここで、板材42b側の第6〜第10の各傾斜面59,60,64,67,70は、それぞれ対向する板材42a側の第1〜第5の各傾斜面44,45,48,51,54よりも小さい角度に形成されている。従って、前記のようにすると、板材42b側の面取り部62と第6傾斜面59とのなす角部が板材42a側の第1傾斜面44の途中に当接し、板材42b側の第6傾斜面59と第7傾斜面60との連接部が板材42a側の第2傾斜面45の途中に当接する。また、板材42b側の第4凸条部68の先端部(第6垂直面66の上下端部)が板材42a側の第3傾斜面48と第4傾斜面51との途中に当接し、板材42b側の第5凸条部74の先端部(第8垂直面72の上端部)が板材42a側の第5傾斜面54の途中に当接する。この結果、板材42a,42bが水平方向、垂直方向で位置決めされ、ガタツキの無い優れた施工精度を得ることができる。従って、第2の形態のフローリング用板材41によれば、施工時には整然とした接合部を形成することができ、板材表面43a,43bが面一となって、段差の無いフローリングを形成することができる。
尚、このとき、第1傾斜面44と面取り部62とにより装飾溝部76が形成される。
また、前記のようにするときには、第4凹溝部65に間隙S、第2凹溝部52に間隙S、第5凹溝部71に間隙S、第3凹溝部58に間隙Sが、それぞれ形成される。この結果、板材42a,42bが経時的に吸湿して膨張したとしても、該膨張を間隙S,S,S,Sで吸収することができ、接合部における突き上げを防止することができる。板材42a,42bでは、前記突き上げを防止するために、間隙Sにおける第4垂直面56と第8垂直面72との間隔を、例えば1〜5mmの範囲とすることが好ましい。
また、第2の形態のフローリング用板材41では、面取り部62は、板材表面43bと反対側で第6傾斜面59に接続しており、前述のように第6傾斜面59は第1傾斜面44よりも小さい角度に形成されている。従って、乾燥した環境下における含水率の低下により、図3(b)に矢示するように、板材42a,42bが収縮して装飾溝部76に間隙を生じたとしても、第1傾斜面44に写る面取り部62の影が小さくなり、優れた美観を得ることができる。
第2の形態のフローリング用板材41では、第1の板材42aは両端部に第1凹溝部46、第1凸条部49、第2凹溝部52、第2凸条部55、第3凹溝部58を備えるものとし、第2の板材42bは両端部に第3凸条部61、第4凹溝部65、第4凸条部68、第5凹溝部71、第5凸条部74を備えるものとして、板材42a,42bを交互に接続するようにしてもよい。しかし、このようにするときには、フローリングを形成するために、第1の板材42a、第2の板材42bという2種類の材料が必要になる。
そこで、第2の形態のフローリング用板材41は、図4に示すように、一方の端部41aに第1凹溝部46、第1凸条部49、第2凹溝部52、第2凸条部55、第3凹溝部58を形成して第1の板材42aの機能を付与し、他方の端部41bに第3凸条部61、第4凹溝部65、第4凸条部68、第5凹溝部71、第5凸条部74を形成して第2の板材42bの機能を付与してもよい。
このようにするときには、一つのフローリング用板材41の第1の板材42aとしての機能を有する端部41aには、他のフローリング用板材41の第2の板材42bとしての機能を有する端部41bを接合し、第2の板材42bとしての機能を有する端部41bには、さらに他のフローリング用板材41の第1の板材42aとしての機能を有する端部41aを接合するというように、同一形状の多数のフローリング用板材41を相互に接合して連結することにより、フローリングを形成することができる。
本発明のフローリング用板材の端部の一構成例を示す説明的断面図。 図1に示すフローリング用板材の全体の構成を示す説明的断面図。 本発明のフローリング用板材の端部の他の構成例を示す説明的断面図。 図3に示すフローリング用板材の全体の構成を示す説明的断面図。 本発明の参考となるフローリング用板材の端部の一構成例を示す説明的断面図。 従来のフローリング用板材の端部の一構成例を示す説明的断面図。 従来のフローリング用板材の端部の他の構成例を示す説明的断面図。 従来のフローリング用板材の端部のさらに他の構成例を示す説明的断面図。
符号の説明
1,41…フローリング用板材、 2a,42a…第1の板材、 2b,42b…第2の板材、 3a,3b,43a,43b…板材の表面、 4,44…第1の傾斜面、 5,46…凹溝部、 17,59…第2の傾斜面、 18,61…凸条部、 19,62…面取り部。

Claims (5)

  1. 端部に凹溝部を備える第1の板材と、端部に凸条部を備える第2の板材とからなり、第1の板材の凹溝部に第2の板材の凸条部を噛合させることにより両板材を突き合わせて接合するフローリング用板材において、
    複数の凹溝部を備える第1の板材と、各凹溝部に噛合される複数の凸条部を備える第2の板材とからなり、
    第1の板材は該板材の表面に連接し、該表面側から該板材の裏面側に向けて所定の角度で傾斜する第1の傾斜面を備え、第1の板材の前記凹溝部の1つは、第1の傾斜面の上側の空間により形成されており、
    第2の板材は該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて前記所定の角度よりも小さな角度で傾斜する第2の傾斜面を備え、第2の板材の前記凸条部の1つは、該板材の表面と第2の傾斜面とに挟まれる部分により形成され、第1の板材の第1の傾斜面の上側の空間により形成された凹溝部に噛合されることを特徴とするフローリング用板材。
  2. 板材の表面に連接し該表面側から該板材の裏面側に向けて15〜60°の範囲の角度で傾斜する第1の傾斜面の上側の空間により形成される第1の凹溝部と、
    第1の傾斜面と、第1の傾斜面に対向し該表面と平行な第1の非傾斜面とに挟まれる部分により形成される第1の凸条部と、
    第1の非傾斜面と、第1の非傾斜面に対し所定の間隔を存して該表面と平行に形成された第2の非傾斜面とに挟まれる空間により形成される第2の凹溝部と、
    第2の非傾斜面と、該板材の裏面とに挟まれる部分により形成され、該板材の1/4〜1/2の範囲の厚さを備え、かつ、第1の凸条部の先端部から4〜25mmの範囲の長さで該板材の幅方向に延在する第2の凸条部とを備える第1の板材と、
    板材の表面と、該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と同方向に、第1の傾斜面よりも小さな角度で傾斜する第2の傾斜面とに挟まれる部分により形成され、第1の凹溝部に噛合される第3の凸条部と、
    第2の傾斜面と、第2の傾斜面に対向し該表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と逆方向に1〜5°の範囲の角度で傾斜する第3の傾斜面とに挟まれる空間により形成されて第1の凸条部が噛合される第3の凹溝部と、
    第3の傾斜面と、第3の傾斜面に対向し該表面と平行な第3の非傾斜面とに挟まれる部分により形成されて第2の凹溝部に噛合される第4の凸条部と、
    第3の非傾斜面の下側の空間により形成され、第2、第3の両非傾斜面間に間隔を存して、第2の凸条部が噛合される第4の凹溝部とを備える第2の板材とからなることを特徴とする請求項1記載のフローリング用板材。
  3. 板材の表面に連接し該表面側から該板材の裏面側に向けて15〜60°の範囲の角度で傾斜する第1の傾斜面と、第1の傾斜面に連接し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と同方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第2の傾斜面との上側の空間により形成される第1の凹溝部と、
    第1、第2の両傾斜面と、該両傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と逆方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第3の傾斜面とに挟まれる部分により形成される第1の凸条部と、
    第3の傾斜面と、第3の傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と同方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第4の傾斜面とに挟まれる空間により形成される第2の凹溝部と、
    第4の傾斜面と、第4の傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と逆方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第5の傾斜面とに挟まれる部分により形成される第2の凸条部と、
    第5の傾斜面の下側の空間により形成される第3の凹溝部とを備える第1の板材と、
    板材の表面と、該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第1の傾斜面と同方向に、第1の傾斜面よりも小さな角度で傾斜する第6の傾斜面と、第6の傾斜面に連接し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第6の傾斜面と同方向に、第2の傾斜面よりも小さな角度で傾斜する第7の傾斜面とに挟まれる部分により形成され、第1の凹溝部に噛合される第3の凸条部と、
    第6、第7の両傾斜面と、該両傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第6の傾斜面と逆方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第8の傾斜面とに挟まれる空間により形成され、第1の凸条部が噛合される第4の凹溝部と、
    第8の傾斜面と、第8の傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第6の傾斜面と同方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第9の傾斜面とに挟まれる部分により形成され、第2の凹溝部に噛合される第4の凸条部と、
    第9の傾斜面と、該傾斜面に対向し該板材の表面側から該板材の裏面側に向けて第6の傾斜面と逆方向に5〜45°の範囲の角度で傾斜する第10の傾斜面とに挟まれる空間により形成され、第2の凸条部が噛合される第5の凹溝部と、
    第10の傾斜面と、該板材の裏面とに挟まれる部分により形成され、第4の凸条部の先端部から4〜25mmの範囲の長さで該板材の幅方向に延在し、第3の凹溝部に噛合される第5の凸条部とを備え、第5の凸条部は先端部が該板材の1/5〜1/2の範囲の厚さを備える第2の板材とからなることを特徴とする請求項1記載のフローリング用板材。
  4. 第3の凸条部は、第1の凹溝部に噛合されたときに、第1の傾斜面との間に装飾溝部を形成する面取り部を備えることを特徴とする請求項2または請求項3記載のフローリング用板材。
  5. 前記第1、第2の板材は、それぞれ一方の端部に前記複数の凹溝部を備え、他方の端部に前記複数の凸状部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のフローリング用板材。
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