JP2006341358A - 主軸の回転に同期させて工具を往復運動させる工作機械の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】工作物の仕上形状と工具の磨耗量に基づいて、主軸回転角に対する工具の送り量を規定する理論プロファイルデータを演算する。この理論プロファイルデータに基づいて空運転又はスパークアウト運転を行い、この運転時における指令値に対する工具の現実の位置の追従偏差を主軸回転角に対する第1加工誤差分布として求める。第1加工誤差分布に基づいて理論プロファイルデータを補正して第1補正プロファイルデータを求める。第1補正プロファイルデータにより工作物を加工して、その加工された工作物の形状を測定して、第1補正プロファイルデータに対する加工誤差の主軸回転角に対する第2加工誤差分布を求める。第1加工誤差分布と第2加工誤差分布との和である全加工誤差分布に基づいて理論プロファイルデータを補正して指令プロファイルデータを求める。このデータにより加工する。
【選択図】図2−A
Description
請求項1の発明は、工作物を主軸を中心として回転させ、工具を主軸の回転に同期させて送り制御する加工方法において、主軸回転角に対する工具の送り量を規定する理論プロファイルデータに対する主軸回転角に関する全加工誤差分布を、実質的に加工負荷が存在しない場合に発生する第1加工誤差分布と、実際に加工を行う時の加工負荷に起因して発生する第2加工誤差分布との2成分に分け、工具の磨耗量が所定値を越える度に第1加工誤差分布を求め、第2加工誤差分布は加工条件が変化しない限り一定として、第1加工誤差分布と第2加工誤差分布の和として全加工誤差分布を求め、その全加工誤差分布により理論プロファイルデータを補正して、工具の指令送り量を規定する指令プロファイルデータを求め、この指令プロファイルデータに基づいて、工作物を加工することを特徴とする加工方法である。
なお、第1加工誤差分布は、工具の磨耗量が所定値を越える度に測定しても、所定時間間隔で測定しても、所定研削回数毎に測定しても、その測定タイミングは任意である。さらに、全加工誤差分布は、工作物の仕上げ形状を測定することで求められる。また、第1加工誤差分布は、一例としては、サーボ系の追従遅れ偏差を測定することで求められる。第2加工誤差分布は、直接的に、測定しても良いが、全加工誤差分布から第1加工誤差分布を減算して求めても良い。加工負荷が変化しない加工期間においては、加工誤差が変化するのは、第1加工誤差分布であるので、工具の磨耗量が所定値を越える毎に、第1加工誤差分布の変化量を求めて、その変化量に応じて、全加工誤差分布を補正するようにしても良い。また、その変化量に応じて、前回の指令プロファイルデータを直接補正するようにしても、理論プロファイルデータを補正された全加工誤差分布で補正することと等価であり、本請求項の範囲に含まれる。
この方法により、工具の移動範囲の存在位置に依存して変化する加工誤差成分を求めることができる。
すなわち、ある種類の工作物を加工する場合に、一度、全加工誤差分布を測定して、指令プロファイルデータを求めておけば、第1加工誤差分布の変化量と理論プロファイルデータの変化量だけ、前回の指令プロファイルデータを補正しても、結果的に、請求項4、5と同様な結果を得ることができる。
ただし、本発明の実施形態は、以下に示す個々の実施例に限定されるものではない。
水平な床面上に設置された研削盤100のベッド36上には、モータ24の駆動によりZ軸方向に移動するテーブル40が設けられている。
I/F3は、PLC14、アンプ16、砥石台移動モータ駆動回路18、テーブル移動モータ駆動回路19、及び主軸モータ駆動回路20とのデータの送受信を仲介する。プログラマブルロジックコントローラ(PLC)14は、定寸装置70の制御を行う。アンプ16は、定寸装置70の出力を増幅し、A/D変換する。
ステップ100において、理論プロファイルデータが演算される。これは、回転中心が偏心した位置にある仕上げ形状の工作物を主軸の回りに回転させた時に、砥石46がこの工作物と接触するようにした砥石46の位置座標Xを主軸回転角θを変数として求めることにより得られる。以下、主軸回転角θと、この時の砥石46のX座標との関係A(θ)を理論プロファイルデータという。ただし、X座標の負の方向を切り込み方向とし、X座標が正方向に大きい程、工作物の研削点における径が大きくなる。
Enew (θ)=Anew (θ)−Δnew (θ)
Eold (θ)=Aold (θ)−Δold (θ)
よって、
Enew (θ)−Eold (θ)=Anew (θ)−Aold (θ)−{Δnew (θ)−Δold (θ)}
Δ2(θ)は変化しないから、
Δnew (θ)−Δold (θ)=Δ1new (θ)−Δ1old (θ)=δ1(θ)
である。
よって、
Enew (θ)−Eold (θ)=δA(θ)−δ1(θ)
となり、
Enew (θ)=Eold (θ)+δA(θ)−δ1(θ)
で演算される。
44…砥石車
46…砥石
28、54…モータ
26、52…エンコーダ
31…主軸
Claims (6)
- 工作物を主軸を中心として回転させ、工具を主軸の回転に同期させて送り制御する加工方法において、
主軸回転角に対する工具の送り量を規定する理論プロファイルデータに対する主軸回転角に関する全加工誤差分布を、実質的に加工負荷が存在しない場合に発生する第1加工誤差分布と、実際に加工を行う時の加工負荷に起因して発生する第2加工誤差分布との2成分に分け、
前記第1加工誤差分布を求め、前記第2加工誤差分布は加工条件が変化しない限り一定として、前記第1加工誤差分布と前記第2加工誤差分布の和として前記全加工誤差分布を求め、その全加工誤差分布により前記理論プロファイルデータを補正して、工具の指令送り量を規定する指令プロファイルデータを求め、この指令プロファイルデータに基づいて、工作物を加工することを特徴とする加工方法。 - 前記第1加工誤差分布は、前記理論プロファイルデータに基づいて空運転又はスパークアウト運転を行い、この運転時における指令値に対する工具の現実の位置の追従偏差の主軸回転角に対する追従偏差分布であることを特徴とする請求項1に記載の加工方法。
- 工作物を主軸を中心として回転させ、工具を主軸の回転に同期させて送り制御する工作機械の制御装置において、
工作物の仕上形状と工具の磨耗量に基づいて、主軸回転角に対する工具の送り量を規定する理論プロファイルデータを演算する理論プロファイルデータ演算手段と、
この理論プロファイルデータに基づいて空運転又はスパークアウト運転を行い、この運転時における指令値に対する工具の現実の位置の追従偏差を主軸回転角に対する第1加工誤差分布として求める第1加工誤差分布演算手段と、
この第1加工誤差分布に基づいて、前記工作物を加工する時の主軸回転角に対する工具の送り量を規定する指令プロファイルデータを求める指令プロファイルデータ演算手段と、
この指令プロファイルデータに基づいて、工作機械を制御することを特徴とする工作機械の制御装置。 - 前記第1加工誤差分布に基づいて前記理論プロファイルデータを補正して第1補正プロファイルデータを求める第1補正プロファイルデータ演算手段と、
その第1補正プロファイルデータにより工作物を加工して、その加工された工作物の形状を測定して、前記第1補正プロファイルデータに対する加工誤差の主軸回転角に対する第2加工誤差分布を求める第2加工誤差分布演算手段と
を有し、
前記指令プロファイルデータ演算手段は、前記第1加工誤差分布と前記第2加工誤差分布との和である全加工誤差分布に基づいて前記理論プロファイルデータを補正して前記指令プロファイルデータを求める手段である
ことを特徴とする請求項3に記載の工作機械の制御装置。 - 前記理論プロファイルデータを用いて工作物を加工して、その加工された工作物の形状を測定して、前記理論プロファイルデータに対する加工誤差の主軸回転角に対する全加工誤差分布を求める全加工誤差分布演算手段と、
前記全加工誤差分布から前記第1加工誤差分布を減算した分布を第2加工誤差分布として求める第2加工誤差分布演算手段と、
を有し、
前記指令プロファイルデータ演算手段は、前記第1加工誤差分布と前記第2加工誤差分布との和である全加工誤差分布に基づいて前記理論プロファイルデータを補正して前記指令プロファイルデータを求める手段である
ことを特徴とする請求項3に記載の工作機械の制御装置。 - 前記指令プロファイルデータ演算手段は、前記指令プロファイルデータを、前記追従偏差分布の前回の追従偏差分布に対する偏差分布と、工具の磨耗量に応じて変化する理論プロファイルデータの偏差とに基づいて補正する手段であることを特徴とする請求項3に記載の工作機械の制御装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP4219074A1 (en) * | 2022-01-28 | 2023-08-02 | Raytheon Technologies Corporation | In-situ grinding wheel topography, power monitoring, and feed/speed scheduling systems and methods |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003089058A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-25 | Toyoda Mach Works Ltd | プロフィル補正方法、数値制御装置および工作機械 |
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