JP2006341256A - ロールセグメント反転支持装置 - Google Patents

ロールセグメント反転支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006341256A
JP2006341256A JP2005166544A JP2005166544A JP2006341256A JP 2006341256 A JP2006341256 A JP 2006341256A JP 2005166544 A JP2005166544 A JP 2005166544A JP 2005166544 A JP2005166544 A JP 2005166544A JP 2006341256 A JP2006341256 A JP 2006341256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
roll
frame
roll segment
trunnion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005166544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4036873B2 (ja
Inventor
Toshio Kato
敏夫 加藤
Tamotsu Ohashi
保 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP2005166544A priority Critical patent/JP4036873B2/ja
Publication of JP2006341256A publication Critical patent/JP2006341256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4036873B2 publication Critical patent/JP4036873B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

【課題】 対象となるロールセグメントがトラニオンの取り付け位置などによって限定されないロールセグメント反転支持装置を提供すること。
【解決手段】 連続鋳造設備の鋳造ラインを構成するロールセグメントを、そのセグメントフレームに設けられたトラニオンを介して支持し、上下を反転させるものであって、前記セグメントフレームの形状に合わせた枠形状であって、回転軸12を有し、所定の高さで回転自在に軸支された反転支持体11と、その反転支持体11を回転させる回転手段17と、反転支持体11に対して移動可能に設けられ、セグメントロール160のトラニオン165,166を上下方向から挟み込んで支持するための把持部材31,35,36と、反転支持体11に設けられ、セグメントフレーム161を横方向から支える補助部材38とを有するロールセグメント反転支持装置1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶鋼を鋳型で一次冷却した後に鋳片完全凝固点までの二次冷却に使用されるロールセグメントについて、メンテナンスなどのために当該ロールセグメントを支持して反転することができるロールセグメント反転支持装置に関する。
連続鋳造法では、鋳込まれた溶鋼を連続鋳造設備を構成する鋳型によって一次冷却することにより外皮に凝固シェルが形成され、その後、鋳型の直下から鋳片完全凝固点までの間に設置された複数基のロールセグメントによって二次冷却が行われる。これにより内部の未凝固部の凝固が促進されるが、その際、各ロールセグメントは鋳片をガイドして引き抜きを行うために使用される。
図7に示すように構成された連続鋳造機では、溶鋼100がタンディッシュ111から浸漬ノズル112を介して、冷却構造113を有し、振動装置114が付設された鋳型115に注入される。そして、その鋳型115の下は、複数基のロールセグメント116が配置され、垂直部と湾曲部とがガイドロール群によって形成された鋳造ライン117になっている。そこで、鋳型115より抽出された鋳片102が、垂直部から湾曲部を介し更に水平部からなる鋳造ライン117を通り、冷却・凝固して搬出される。
こうした連続鋳造機では、ロールセグメント116に対し、ロールを交換したりアライメント調整等を行うための整備が行われる。そのため、ロールセグメント116は整備工場に運ばれ、そこで持ち上げるようにして支持される。そして、ロールセグメント116は整備中に反転する必要があるため、整備には反転可能な反転支持装置が使用される。
特開平7−185757号公報には、ロールセグメント反転支持装置が提案されている。図8及び図9は、同公報に記載されたロールセグメント反転支持装置を示した図であり、図8は装置全体の側面図を示し、図9は装置の回転部を示した図である。
ロールセグメント116は、セグメントフレーム121に対して複数のロール122が設けられ、更に両端中央部にはトラニオン123が形成されている。ロールセグメント反転支持装置150は、そのトラニオン123を受け架台131によって支持できるように構成されている。受け架台131はレール132上を移動可能な台車133に立設され、ロールセグメントの各種フレームサイズに応じて調整可能となっている。また、ロールセグメント116を中心部に配置させる回転ユニット135は、外周中央にリングギヤ136が設けられ、それがモータ137のピニオンギヤと噛合している。回転ユニット135は、ロールセグメント116を支持するための環状架台138がリングギヤ136と一体に形成され、支持ローラ139によって回転ユニット135の反転動作がスムーズに行えるようになっている。
ロールセグメント116は、トラニオン123にワイヤを引っ掛けるようにして天井クレーンに吊られて搬送され、回転ユニット135に対して図9左側の開口部分から入れられ、トラニオン123を受け架台131に係合させて支持される。その後、ロールセグメント116は、シリンダ141の伸張作動によって位置決めレバー142がロール122に当てられて支持される。そして、モータ137の駆動によって、その回転がリングギヤ136を介して回転ユニット135に伝達され、回転ユニット135内に支持されたロールセグメント116の反転が行われる。
特開平7−185757号公報(第2−3頁、図1、図2) 特開2003−25051号公報(第3頁、図4)
前述した従来のロールセグメント反転支持装置150は、セグメントフレーム121の両端部に設けられたトラニオン123を回転中心にして支持する構造である。しかし、トラニオンの位置や大きさはロールセグメントによって異なるものであるため、前述したロールセグメント116とは異なったもの、すなわちセグメントフレームに対してトラニオンが回転中心となる位置にないロールセグメントを取り扱うことができなかった。
一方、ロールセグメント反転支持装置150は、支持したロールセグメント116を、回転ユニット135が内側に入れて中心周りを取り囲んでいるため、作業スペースが狭くなってしまい整備を行う場合に不都合であった。
また、回転ユニット135による回転構造をもったロールセグメント反転支持装置150は、扱うロールセグメント116に比べて装置自体が非常に大型なものになってしまうなどの問題もあった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、対象となるロールセグメントがトラニオンの取り付け位置などによって限定されないロールセグメント反転支持装置を提供することを目的とする。
本発明に係るロールセグメント反転支持装置は、連続鋳造設備の鋳造ラインを構成するロールセグメントを、そのセグメントフレームに設けられたトラニオンを介して支持し、上下を反転させるものであって、前記セグメントフレームの形状に合わせた枠形状であって、回転軸を有し、所定の高さで回転自在に軸支された反転支持体と、その反転支持体を回転させる回転手段と、前記反転支持体に対して移動可能に設けられ、前記セグメントロールのトラニオンを上下方向から挟み込んで支持するための把持部材と、前記反転支持体に設けられ、前記ロールセグメントのセグメントフレームを横方向から支える補助部材とを有するものであることを特徴とする。
また、本発明に係るロールセグメント反転支持装置は、前記反転支持体が、平面形状が長方形のセグメントフレームを囲むように形状を合わせて形成された長方形の枠体であって、短辺部中央に突設された2本の回転軸によって軸支され、前記回転手段は、前記回転軸の一方に回転伝達手段を介して連結された減速機付きモータであることが好ましい。
また、本発明に係るロールセグメント反転支持装置は、前記把持部材が、セグメントフレームに形成された1又は2以上のトラニオンを挟み込むための把持ブロックと、前記反転支持体に対してスライド可能に装着されたトラニオン把持フレームと、そのトラニオン把持フレームに対して前記把持ブロックを上下方向に位置調整する位置決め手段とを有するものであることが好ましい。
また、本発明に係るロールセグメント反転支持装置は、前記把持ブロックとトラニオン把持フレームとが上下方向に重ねて設けられ、前記トラニオン把持フレームが反転支持体に重なった位置では、前記把持ブロックがトラニオン把持フレームと反転支持体との間に入り込むように形成されたものであることが好ましい。
また、本発明に係るロールセグメント反転支持装置は、前記反転支持体を水平な状態で回転防止するためのロック手段を有するものであることが好ましい。
本発明に係るロールセグメント反転支持装置では、天井クレーンなどで搬送されたロールセグメントが反転支持体によって保持されるが、それにはロールセグメントのセグメントフレームが枠形状をした反転支持体内に入れられ、先ず下側の位置決めした把持部材によってトラニオンを支えられ、次いで上側の把持部材を反転支持体に対して移動させて位置決めしてトラニオンを上下方向から挟み込んで支持され、更に補助部材によってセグメントフレームを横方向から支えて反転時のズレを防止するようにして保持される。そして、ロールセグメント反転支持装置に保持されたロールセグメントは、回転手段によって反転支持体と一体に回転して上下反転が行われる。
よって、本発明に係るロールセグメント反転支持装置によれば、トラニオンを把持部材によって把持してロールセグメントを保持するようにしたので、トラニオンの位置や数などによる制限を受けず、対象となるロールセグメントがトラニオンの取り付け位置などによって限定されないロールセグメント反転支持装置を提供するこが可能となる。
次に、本発明に係るロールセグメント反転支持装置について、その一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1及び図2は、ロールセグメントを支持している状態における本実施形態のロールセグメント反転支持装置を示した図であり、図1は装置の平面図を示し、図2は装置の側面を一部断面で示している。
先ず、本実施形態のロールセグメント反転支持装置1によって支持されているロールセグメント160について簡単に説明する。このロールセグメント160は、図7に示すような連続鋳造機の鋳造ライン117を構成するものであって、平面形状が長方形のセグメントフレーム161に対して複数のロール162が長手方向に軸をとって短尺方向に平行配列されている。また、連続鋳造機では鋳片の厚さ変更を行う必要があるため、ロール162の位置を移動させる4個の油圧シリンダ163が備えられている。そして、セグメントフレーム161には、短辺部両端にそれぞれ2個の形の異なるトラニオン165,166が突設されている。
本実施形態のロールセグメント反転支持装置1は、こうしたロールセグメント160をはじめ、各種ロールセグメントを反転支持する反転支持フレーム11が設けられている。反転支持フレーム11は、ロールセグメント160の形状に合わせた長方形状の枠体であって、サイズの異なるロールセグメントを入れることができる大きさのものである。そして、ロールセグメント160を支えるだけの強度を保ちつつ、それ自身を軽量化すべく中空の角形パイプ鋼で構成されている。
こうした反転支持フレーム11は、短辺部11aの中央に形成された回転軸12が軸受け13によって支持され、長手方向に回転中心をもって回転するよう構成されている。回転軸12の位置は、反転支持フレーム11が回転できるだけの高さが必要であるため、軸受け13は、ベース15に立設された取付フレーム16上に配置されている。従って、反転支持フレーム11は、こうしたベース15上の取付フレーム16に掛け渡され、浮いた状態で回転可能に支持されている。
反転支持フレーム11の回転には減速機付きモータ17が使用される。そのモータ17はベース15上に設けられた台に設置され、出力軸に固定されたプーリ18と反転支持フレーム11の回転軸12に固定されたプーリ19とがベルト20によって連結されている。そして、モータ17から反転支持フレーム11までの回転伝達が行われるプーリ18,19およびベルト20の回転伝達手段は、ケース21内に入れられて構成されている。
回転する反転支持フレーム11は、水平な状態でロールセグメント160に対する作業を行うため、水平状態を安定させるためのロック機構が設けられている。すなわち、取付フレーム16にロックピン22が設けられ、これがハンドル23の回転によって進退し、反転支持フレーム11に形成されたピン穴に対して出入りするようになっている。
反転支持フレーム11には、その枠内に入れたロールセグメント160を、トラニオン165,166を介して保持する把持部材が設けられている。すなわち本実施形態のロールセグメント反転支持装置1は、ロールセグメント160に設けられたトラニオン165,166を上下方向から掴んで保持することにより、そのロールセグメント160を反転支持フレーム11と一体にして回転できるようにしている。ここで、図3は、図1に示したロールセグメント反転装置のA−A断面を示した図である。
先ず、反転支持フレーム11の長手方向両端部には、それぞれトラニオン把持フレーム31が上下一対に設けられている。トラニオン把持フレーム31は、反転支持フレーム11の短辺部11aと平行で、かつ長辺部11bに掛け渡されるようにして設けられている。上下一対のトラニオン把持フレーム31は、図3に示すように、中央部分が上下方向(反転支持フレーム11に対して直交する方向)に距離が広がるように折れ部を有する形状で形成されている。そのトラニオン把持フレーム31は、ロールセグメント160を支えるだけの強度を保ちつつ、それ自身を軽量化すべく中空の角形パイプ鋼で構成されている。
トラニオン把持フレーム31は、ロールセグメント160の大きさに合わせて移動できるように取り付けられている。ロールセグメントのサイズが異なると長手方向両端のトラニオンの間隔が変化するので、トラニオン把持フレーム31の位置をその間隔に合わせて調節する必要があるからである。そこで、図1に示すように、反転支持フレーム11の長辺部11bの両端部にはレール32が固定され、トラニオン把持フレーム31は、そのレール32に対して両端に形成されたスライダ33が摺動可能に嵌合している。こうしてトラニオン把持フレーム31がロールセグメントのサイズに合わせて反転支持フレーム11の長手方向に位置を調節できるようになっている。
そして、トラニオン把持フレーム31には、ロールセグメント160のトラニオン165,166を直接掴む把持ブロック35が設けられている。把持ブロック35は、ロールセグメント160の端部に形成されたトラニオン165,166を一度に把持することができる長さで形成された棒状のものである。そして、トラニオン把持フレーム31には、その把持ブロック35を上下方向に移動させる締め付けハンドル36が3箇所ずつ設けられている。締め付けハンドル36は、螺旋状にネジが形成されたロッド部分がトラニオン把持フレーム31に螺設して貫通し、そのロッド先端に回転が直接伝わらないようにして把持ブロック35が連結されている。従って、締め付けハンドル36の回転により、ロッド部分がトラニオン把持フレーム31に対して軸方向に移動し、把持ブロック35の上下方向の置決めが行われるようになっている。
本実施形態のロールセグメント反転支持装置1は、こうした一対の把持ブロック35でトラニオン165,166を上下から挟み込むが、そのままで反転させるとロールセグメント160が立った際にずれてしまう。そこで、ロールセグメント160を横からも支えるように、反転支持フレーム11の両側の長辺部11bに補助ハンドル38が2箇所ずつ設けられている。補助ハンドル38は、螺旋状にネジが切られたロッド部分が反転支持フレーム11の長辺部11b内に設けられた螺旋パイプ39に螺合して貫通し、その先端にはロールセグメント160に当接する押圧プレートが、回転を遮断するようにして連結されている。
ロールセグメント反転支持装置1は、反転支持フレーム11が短辺、長辺がそれぞれ3.4m、5.7mの大きさのものであるため、これを回転させることができるように2m以上の高さに設置されている。そこで、ロールセグメント反転支持装置1の周りには、作業が行いやすいように、図5及び図6に示すような作業台40が組み立てられ、作業者の足場が設けられている。作業台40は、階段と反転支持フレーム11の長手方向に沿って両側に作業部41が形成され、その作業部41は水平状態の反転支持フレーム11よりも低い高さで形成されている。そして、周りには作業者の落下防止のための欄干42が設けられている。
次に、こうしたロールセグメント反転支持装置1を利用したロールセグメント160の整備について説明する。ロールセグメント160は、例えばトラニオン165,166にワイヤを引っ掛けるようにして天井クレーンに吊り下げられ、水平状態になるようにバランスをとってロールセグメント反転支持装置1へと搬送されて保持される。
ロールセグメント反転支持装置1では、反転支持フレーム11が水平状態でロックピン22が差し込まれて位置決めされている。そうした反転支持フレーム11は、トラニオン把持フレーム31がロールセグメント160のサイズに応じて位置合わせが行われる。
それには先ず、反転支持フレーム11の下側にある両側のトラニオン把持フレーム31を、レール32に沿ってスライダ33を移動させ、ロールセグメント160の長手方向両端にある各トラニオン165,166の距離に合わせる。そうした後、図4に示すように、位置合わせしたトラニオン把持フレーム31の把持ブロック35の上に、天井クレーンで搬送したロールセグメント160のトラニオン165,166を載せる。
このとき反転支持フレーム11の上側にあるトラニオン把持フレーム31は、ロールセグメント160を反転支持フレーム11内に入れるのに邪魔にならない位置に移動させられている。トラニオン把持フレーム31は、中央部分が上下方向広がるように折れ部を有する形状であるので、図4に示すように反転支持フレーム11の短辺部11aに重なっても、把持ブロック35はトラニオン把持フレーム31と短辺部11aとの間に入る。
下側のトラニオン把持フレーム31にロールセグメント160を載置させた後は、上側にあるトラニオン把持フレーム31をレール32に沿ってスライダ33を移動させ、トラニオン165,166に重ねるようにして位置決めする。その後、締め付けハンドル36を回転させることにより、螺旋状に溝が形成されたロッド部分が回転し、貫通したトラニオン把持フレーム31を螺進し、そのロッド先端に連結された把持ブロック35を下降させる。そして、締め付けハンドル36を回し続けることにより、ロールセグメント160のトラニオン165,166を上下の把持ブロック35によって挟み込む。
ロールセグメント160は、こうしてトラニオン165,166が把持され、反転支持フレーム11に保持されるが、このままでは反転させた場合に把持ブロック35の把持力だけで保持できないでずれてしまう。そこで、補助ハンドル38によって更に横側からロールセグメント160を支える。すなわち、反転支持フレーム11の長辺部11bに設けられた補助ハンドル38を回転させ、ロッド先端の押圧プレートによってロールセグメント160を両側から支える。
こうして、トラニオン165,166を上下から挟み込むとともに位置ズレしないようにロールセグメント160自身を横側から支えることによって反転支持フレーム11に保持させた後、ロール162を交換したりアライメント調整等を行うための整備が行われる。その際、ロールセグメント160を反転させる場合には、ロックピン22を一旦外して減速機付きモータ17を駆動させる。減速機付きモータ17の回転は、ベルト20を介してプーリ18からプーリ19へと伝達され、軸受け13によって支持された回転軸12を中心にして反転支持フレーム11が回転する。従って、180°の回転によって、反転支持フレーム11に保持されたロールセグメント160が反転する。反転後は、ハンドル23の回転によってロックピン22を反転支持フレーム11に差し込み、ロールセグメント160が水平状態からの回転が防止される。
そして、作業を終了してロールセグメント160を取り外す場合には、取り付け時とは逆の操作を行う。先ず、反転支持フレーム11の長辺部11bに設けられた補助ハンドル38を回してロールセグメント160に対する横方向からの拘束を解除する。そして、上下一対のトラニオン把持フレーム31のうち、上側の締め付けハンドル36を回して把持ブロック35を上昇させ、図4に示すように、反転支持フレーム11の短辺部11aに重なるようにスライドさせる。これにより、上方の拘束が解除されたロールセグメント160は、トラニオン165,166にワイヤを掛けるなどして天井クレーンによって吊り上げられ、反転支持フレーム11から取り出されて搬送される。
よって、本実施形態のロールセグメント反転支持装置1によれば、ロールセグメント160のトラニオン165,166を棒状の把持ブロック35によって保持するようにしたので、トラニオンの位置や数による制限を受けることはない。また、把持ブロック35はトラニオン把持フレーム31に対して上下方向に位置決めできるようになっているので、トラニオンの大きさによる制限を受けることもない。よって、対象となるロールセグメントがトラニオンの取り付け位置などによって限定されないロールセグメント反転支持装置を提供することが可能になった。
また、ロールセグメント反転支持装置1は、反転支持フレーム11がセグメントフレーム161の形状に合わせた枠形状であるため、ロールセグメント160の上下方向に広く解放して作業スペースを十分に確保することができる。そして、ロールセグメント160を囲むようにして保持した反転支持フレーム11を回転させるようにした構成であるため、従来例のように回転部がロールセグメントに比して大きすぎることもない。更に、把持ブロック35の他に補助ハンドル38を使用し、セグメントフレーム161を拘束した状態で反転支持フレーム11と一体にして反転させるため、ロールセグメント160の反転を安全に行うことができる。
以上、本発明のロールセグメント反転支持装置について一実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
前記実施形態では、セグメントフレーム161の長手方向両端に2種類のトラニオン165,166が形成されたものを対象にして説明したが、トラニオンが一端に1個或いは3個以上設けられたものでもよい。
また、前記実施形態では、回転手段として減速機付きモータ17を例に挙げて説明したが、ロールセグメント反転支持装置1のように反転支持フレーム11と保持されたロールセグメント160のバランスがとれているため、減速機を介して手動によるハンドルの回転によって反転支持フレーム11を回転させるようにしてもよい。
ロールセグメントを支持したロールセグメント反転支持装置の一実施形態を示した平面図である。 ロールセグメントを支持したロールセグメント反転支持装置の一実施形態を示した部断面の側面図である。 図1に示したロールセグメント反転装置のA−A断面を示した図である。 ロールセグメント反転支持装置のトラニオン把持部を示した図である。 ロールセグメント反転支持装置の周りに組み立てられた作業台を示した平面図である。 ロールセグメント反転支持装置の周りに組み立てられた作業台を示した側面図である。 連続鋳造機を簡略化して示した図である。 従来のロールセグメント反転支持装置を示した側面図である。 従来のロールセグメント反転支持装置の回転部を示した図である。
符号の説明
1 ロールセグメント反転支持装置
11 反転支持フレーム
11a 短辺部
11b 長辺部
12 回転軸
13 軸受け
17 減速機付きモータ
22 ロックピン
31 トラニオン把持フレーム
32 レール
33 スライダ
35 把持ブロック
36 締め付けハンドル
38 補助ハンドル
39 螺旋パイプ
160 ロールセグメント
162 ロール
163 油圧シリンダ
165,166 トラニオン

Claims (5)

  1. 連続鋳造設備の鋳造ラインを構成するロールセグメントを、そのセグメントフレームに設けられたトラニオンを介して支持し、上下を反転させるロールセグメント反転支持装置において、
    前記セグメントフレームの形状に合わせた枠形状であって、回転軸を有し、所定の高さで回転自在に軸支された反転支持体と、
    その反転支持体を回転させる回転手段と、
    前記反転支持体に対して移動可能に設けられ、前記セグメントロールのトラニオンを上下方向から挟み込んで支持するための把持部材と、
    前記反転支持体に設けられ、前記ロールセグメントのセグメントフレームを横方向から支える補助部材とを有するものであることを特徴とするロールセグメント反転支持装置。
  2. 請求項1に記載するロールセグメント反転支持装置において、
    前記反転支持体は、平面形状が長方形のセグメントフレームを囲むように形状を合わせて形成された長方形の枠体であって、短辺部中央に突設された2本の回転軸によって軸支され、前記回転手段は、前記回転軸の一方に回転伝達手段を介して連結された減速機付きモータであることを特徴とするロールセグメント反転支持装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するロールセグメント反転支持装置において、
    前記把持部材は、セグメントフレームに形成された1又は2以上のトラニオンを挟み込むための把持ブロックと、前記反転支持体に対してスライド可能に装着されたトラニオン把持フレームと、そのトラニオン把持フレームに対して前記把持ブロックを上下方向に位置調整する位置決め手段とを有するものであることを特徴とするロールセグメント反転支持装置。
  4. 請求項3に記載するロールセグメント反転支持装置において、
    前記把持ブロックとトラニオン把持フレームとが上下方向に重ねて設けられ、前記トラニオン把持フレームが反転支持体に重なった位置では、前記把持ブロックがトラニオン把持フレームと反転支持体との間に入り込むように形成されたものであることを特徴とするロールセグメント反転支持装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載するロールセグメント反転支持装置において、
    前記反転支持体を水平な状態で回転防止するためのロック手段を有するものであることを特徴とするロールセグメント反転支持装置。
JP2005166544A 2005-06-07 2005-06-07 ロールセグメント反転支持装置 Expired - Fee Related JP4036873B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005166544A JP4036873B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 ロールセグメント反転支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005166544A JP4036873B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 ロールセグメント反転支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006341256A true JP2006341256A (ja) 2006-12-21
JP4036873B2 JP4036873B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=37638608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005166544A Expired - Fee Related JP4036873B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 ロールセグメント反転支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4036873B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971250B1 (ko) 2008-07-14 2010-07-20 주식회사 포스코 연주기의 벤더 틸팅장치
KR101153614B1 (ko) * 2009-04-09 2012-06-18 주식회사 포스코 연속 주조기의 세그먼트 롤 운반장치용 받침장치
KR101254124B1 (ko) 2011-11-21 2013-04-12 주식회사 포스코 연속주조기 세그먼트 상부프레임 반전장치
KR102298552B1 (ko) * 2020-07-17 2021-09-06 (주)달성 연속주조기의 세그먼트 상부프레임 회전장치
CN114789242A (zh) * 2021-01-25 2022-07-26 宝山钢铁股份有限公司 一种连铸机弯曲段耳轴在线调整方法
KR102469988B1 (ko) * 2021-08-09 2022-11-23 우성정밀공업 주식회사 연속주조기용 몰드의 터닝작업대 고정구
KR102500095B1 (ko) * 2022-11-01 2023-02-16 대동중공업주식회사 연속 주조용 세그먼트 반전장치

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971250B1 (ko) 2008-07-14 2010-07-20 주식회사 포스코 연주기의 벤더 틸팅장치
KR101153614B1 (ko) * 2009-04-09 2012-06-18 주식회사 포스코 연속 주조기의 세그먼트 롤 운반장치용 받침장치
KR101254124B1 (ko) 2011-11-21 2013-04-12 주식회사 포스코 연속주조기 세그먼트 상부프레임 반전장치
KR102298552B1 (ko) * 2020-07-17 2021-09-06 (주)달성 연속주조기의 세그먼트 상부프레임 회전장치
CN114789242A (zh) * 2021-01-25 2022-07-26 宝山钢铁股份有限公司 一种连铸机弯曲段耳轴在线调整方法
KR102469988B1 (ko) * 2021-08-09 2022-11-23 우성정밀공업 주식회사 연속주조기용 몰드의 터닝작업대 고정구
KR102500095B1 (ko) * 2022-11-01 2023-02-16 대동중공업주식회사 연속 주조용 세그먼트 반전장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4036873B2 (ja) 2008-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4036873B2 (ja) ロールセグメント反転支持装置
KR20130037462A (ko) 몰드 보호 유닛 및 이를 구비하는 연속 주조 장치
KR101119007B1 (ko) 연속주조기의 롤러 안착장치
CN110385355A (zh) 热轧带钢取样方法及取样线
CN112355209A (zh) 一种可对螺栓进行牙伤检测的汽车用双头螺栓加工装置
CN108971472A (zh) 一种稳定型铁水浇注包装置
KR200364425Y1 (ko) 수평형 이동식 절단기
US3187738A (en) Portable pipe machining tool
US3464482A (en) Continuous casting
JP6548833B2 (ja) 鋳造設備及び鋳造方法
CN215149358U (zh) 一种橡胶切割机的剪切机构
CN214321648U (zh) 一种可对螺栓进行牙伤检测的汽车用双头螺栓加工装置
JP3819748B2 (ja) 管切断装置
DE102011113171A1 (de) Mechanisierter Stützrollenwechsel für Cantilever - Schwingengehäuse von Stranggieß - Anlagen
KR20130075570A (ko) 연속주조장치의 래들 롱노즐 가이드장치
KR101919536B1 (ko) 연속 주조설비의 핀치롤 교체장치 및 교체방법
KR101330551B1 (ko) 관상제품용 분리장치
CN112658533A (zh) 一种用于片段移位的侧边夹持小车
US3478813A (en) Vessel positioning means for continuous casting machines
CN110773916A (zh) 一种自动焊机用夹持移载机构
JPH0956123A (ja) 亀甲形コイルのテーピング装置、及び該装置を備えたコイル成形装置
CN108971473A (zh) 一种通用型浇注包结构
WO2018119553A1 (zh) 侧封板移送设备
KR200260908Y1 (ko) 슬라브 인출장치
KR20120003642A (ko) 중량물 턴오버 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20071016

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071030

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees