JP2006337269A - 車両走行特性試験装置 - Google Patents

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英一 小野
Masahiko Mizuno
雅彦 水野
Toshimichi Takahashi
俊道 高橋
Toshiaki Nakagawa
稔章 中川
Hidekazu Nishigaki
英一 西垣
Shigeaki Jonouchi
成明 城之内
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Abstract

【課題】フラットベルトの速度とフラットベルト装置の横移動速度とに応じてフラットベルト装置をタイヤ接地点を中心に回転させ、各輪のスリップ角を実走行時と一致させることにより、ハンドル操舵時の車両運動等の横方向の運動に関しても模擬する。
【解決手段】フラットベルト装置の無端フラットベルトを速度Vxで駆動すると共に、必要に応じて揺動装置を上下方向に加振する(100)。この状態でハンドを操舵すると、車体は操舵に応じて車両横方向に移動するので、センサによって検出された車体の横方向変位量を取り込み(102)、センサの検出値に基づいて車両の横移動速度Vysを演算し、揺動装置を制御してフラットベルト装置の各々を横移動速度Vysで車両の横方向に移動させると共に、フラットベルト装置をタイヤ接地点を中心に回転角Ψsで回転させる(106)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両走行特性試験装置にかかり、特に、試験車両の各輪の上下加振を行うことができると共に、レーンチェンジ等の操舵時における車両運動を模擬することができる車両走行特性試験装置に関する。
従来より、車両の4輪を独立したフラットベルト装置に載置して試験を行う車両走行特性試験装置が知られている(特許文献1)。この試験装置は、4輪独立に上下加振を行うことによって直進走行時の路面外乱が車両運動に及ぼす影響を模擬することにより、車両の走行特性を試験することができる。
特開平9−105707号公報
しかしながら、従来の試験装置では、フラットベルト装置を車体横方向に移動することができないためハンドル操舵時の車両運動等の横方向の運動に関しては模擬できない、という問題がある。
この問題は、加振を行う揺動装置に設けられたフラットベルト装置を車体横方向にも移動できるようにすることで解決することができるが、単純にフラットベルト装置を車体横方向に移動させると、各タイヤのスリップ角が変化してしまい、実走行時におけるタイヤ発生力が模擬できなくなる結果、横方向の車両運動を模擬することができなくなる、という問題がある。
本発明は、無端フラットベルトの速度とフラットベルト装置の横方向の移動速度とに応じてフラットベルト装置をタイヤ接地点を中心に回転させることにより、各輪のスリップ角を実走行時と一致させ、ハンドル操舵時の車両運動等の横方向の運動に関しても模擬することができる車両特性試験装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、 複数のローラー及び該ローラーに巻き掛けられた無端フラットベルトを備えた複数のフラットベルト装置と、前記フラットベルト装置の各々を上下方向に加振させるように前記フラットベルト装置の各々に対応させて設けられると共に、タイヤ接地点を中心に前記フラットベルト装置を回転させ、かつ前記フラットベルト装置を車体横方向に移動させための複数の揺動装置と、前記無端フラットベルトの回転速度及び前記フラットベルト装置の車体横方向の移動速度に応じて、前記フラットベルト装置がタイヤ接地点を中心にタイヤスリップ角が変化しない角度で回転するように前記揺動装置を制御する制御装置と、を含んで構成されている。
本発明の制御装置は、前記無端フラットベルトの回転速度をVx、前記フラットベルト装置の車体横方向の移動速度をVysとしたとき、前記フラットベルト装置を以下の式で表される角度Ψsで回転させるように揺動装置を制御することができる。
Figure 2006337269
本発明においては、試験用車両の車体横方向の移動速度を検出する検出手段を設け、フラットベルト装置の車体横方向の移動速度Vysとして、この検出手段で検出された試験用車両の車体横方向の移動速度と同じ値を与えることができる。
本発明によれば、無端フラットベルトの回転速度及びフラットベルト装置の車体横方向の移動速度に応じて、タイヤスリップ角が変化しないようにフラットベルト装置がタイヤ接地点を中心に回転するように制御されるので、ハンドル操舵を行った場合においても、タイヤスリップ角が変化しないように制御され、これによりハンドル操舵を行った場合の車両特性を試験することができる。
以上説明したように本発明によれば、現時点の各輪のスリップ角を計測したり推定演算したりすることなく、試験を行う車両の特性に依存することなくハンドル操舵を行った場合の車両特性試験を行うことができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1に示すように、本実施の形態の車両特性試験装置には、試験用車両10の各タイヤが載置されるように配置された複数の加振装置が設けられている。各加振装置は、フラットベルト装置12と揺動装置18とから構成されている。フラットベルト装置12は、駆動ローラーと従動ローラーとを備えた複数のローラー14と、これらのローラーに巻き掛けられた代用路面を形成する無端フラットベルト16とから構成されており、揺動装置18は、フラットベルト装置12を上下方向に加振させるようにフラットベルト装置12の各々に対応させて設けられたパンタグラフ型の多段リンクで構成されている。
フラットベルト装置12の駆動ローラーは、無端フラットベルトをタイヤ走行方向と逆方向に回転駆動する図示しない駆動装置に連結されている。また、揺動装置18の各々には、タイヤ接地点を中心にフラットベルト装置12を回転させると共に、フラットベルト装置12を車体横方向に移動させる図示しない駆動装置が設けられている。
フラットベルト装置12の駆動装置及び揺動装置18の駆動装置の各々は、コンピュータで構成された制御装置20に接続されている。
また、本実施の形態の車両特性試験装置には、試験用車両のハンドル操舵時における試験用車両の横方向変位量を検出するセンサ22が設けられている。このセンサ22は、発光素子と受光素子とで構成された非接触の光学センサや、接触子を備えた接触センサで構成され、試験用車両前方の角部の変位量を検出するように構成されている。このセンサ22で検出された変位量の単位時間当たりの変化量を演算することにより、ハンドル操舵時の試験用車両の車体横方向の移動速度を求めることができる。
本実施の形態の車両特性試験装置によれば、無端フラットベルト16が代用路面を形成するので、4台の加振装置の最上部に設けられた無端フラットベルト16上に試験用車両10の各タイヤを載置し、揺動装置を駆動して無端フラットベルト16を上下方向に加振し、また、試験用車両10のタイヤを通常の回転数で回転させながら無端フラットベルト16を車輪の回転と逆方向に車輪の回転数と同じ回転数で回転させ、さらにハンドルを操舵して車輪の向きを変化させることにより実際の道路と略同様の条件の下で車両の運転特性を試験することが可能となる。
次に、レーンチェンジ等のハンドル操舵時における車両運動を模擬する場合について更に詳細に説明する。
タイヤスリップ角がαのとき、タイヤ横加速度Vyは、以下のように表される。
y=Vxtanα ・・・(1)
このとき、図2に示すように揺動装置を制御してフラットベルト装置16を横方向の移動速度(横移動速度)Vysで車体横方向に移動させると共に、タイヤ接地点を中心に回転角Ψsでヨー回転させると、タイヤ横速度VYは、以下のように表される。
VY=Vy−Vys+VxtanΨs ・・・(2)
したがって、フラットベルト装置の横方向移動時にタイヤスリップ角を変化させないようにするためには、以下の(3)式の関係を常に満足するようにフラットベルト装置を移動させる必要がある。
ys=VxtanΨs ・・・(3)
すなわち、フラットベルト装置の横移動速度Vysに応じて回転角Ψsを以下の(4)式のように設定してフラットベルト装置をタイヤ接地点を中心に回転角Ψsで回転させることにより、スリップ角を常に走行時の値に保持することができる。
Figure 2006337269
したがって、レーンチェンジ等のハンドル操舵時における車両運動を模擬する場合には、制御装置20によって以下のように制御する。ステップ100では、フラットベルト装置12の無端フラットベルトを速度Vxで駆動するように駆動装置を制御すると共に、必要に応じて揺動装置を制御してフラットベルト装置を上下方向に加振する。この状態でハンドを操舵すると、試験用車両は操舵に応じて車両横方向に移動するので、センサ22によって車体の横方向の変位量が検出される。ステップ102では、センサ22の検出値を取り込み、ステップ104においてセンサ22の検出値に基づいて車両の横移動速度Vysを演算する。そして、ステップ106において、揺動装置を制御してフラットベルト装置の各々を横移動速度Vysで車両の横方向に移動させると共に、フラットベルト装置の各々をタイヤ接地点を中心に回転角Ψsで回転させる。
これにより、無端フラットベルトの回転速度及びフラットベルト装置の車体横方向の移動速度に応じて、フラットベルト装置がタイヤ接地点を中心に回転され、ハンドル操舵時においてタイヤスリップ角が変化しない状態での試験を行うことができる。
ここでは、揺動装置の横移動速度を車両の横移動速度と概ね一致させているが、フラットベルトから車輪が外れない範囲内で変化をもたせることも可能である。例えば、車両の横移動開始後わずかに遅れて揺動装置の横移動を開始することにより、ハンドル操舵開始の微小操舵中のタイヤ接地点周りのモーメントであるセルフアライメントトルクに影響を与えることなく、試験を行うことができる。
本発明の実施の形態を示す概略図である。 無端フラットベルトの回転速度、フラットベルト装置の回転角、フラットベルト装置の横方向の移動速度を説明する説明図である。 レーンチェンジ等の操舵時における車両運動を試験するためのルーチンを示す流れ図である。
符号の説明
10 試験用車両
12 フラットベルト装置
14 ローラー
16 無端フラットベルト
18 揺動装置
20 制御装置
22 センサ

Claims (2)

  1. 複数のローラー及び該ローラーに巻き掛けられた無端フラットベルトを備えた複数のフラットベルト装置と、
    前記フラットベルト装置の各々を上下方向に加振させるように前記フラットベルト装置の各々に対応させて設けられると共に、タイヤ接地点を中心に前記フラットベルト装置を回転させ、かつ前記フラットベルト装置を車体横方向に移動させための複数の揺動装置と、
    前記無端フラットベルトの回転速度及び前記フラットベルト装置の車体横方向の移動速度に応じて、前記フラットベルト装置がタイヤ接地点を中心にタイヤスリップ角が変化しない角度で回転するように前記揺動装置を制御する制御装置と、
    を含む車両走行特性試験装置。
  2. 前記無端フラットベルトの回転速度をVx、前記フラットベルト装置の車体横方向の移動速度をVysとしたとき、前記制御装置は、前記フラットベルト装置が以下の式で表される角度Ψsで回転するように前記揺動装置を制御する請求項1記載の車両走行特性試験装置。
    Figure 2006337269
JP2005164456A 2005-06-03 2005-06-03 車両走行特性試験装置 Pending JP2006337269A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179911A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Ono Sokki Co Ltd 模擬車輪装置および車両試験装置
KR101916838B1 (ko) 2018-03-14 2018-11-08 주식회사 휴텀 자율 주행차량용 시뮬레이션 장치
JP2019203869A (ja) * 2018-05-27 2019-11-28 サンエンジニアリング株式会社 シャシダイナモメータ

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