JP2006335858A - インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法および画像形成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも顔料、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤およびアニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンを含有してなることを特徴とするインクジェット記録用インク、これを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法および画像形成物。
【選択図】 なし
Description
有機顔料やカーボンブラックを用いたインクでは、有機顔料やカーボンブラックを分散剤の助けを借りて機械的に粉砕・分散する方法が採られているが、有機顔料やカーボンブラックを非常に微細にし、かつ安定に媒体に分散しなければ良好な透明度、精細度および発色性が得られないばかりか、二次凝集、保存安定性などの問題が生じ、さらにインクジェット記録用インクにおいてはノズルの目詰まりの原因となる。
上記課題は、下記(1)〜(29)の構成によって解決される。
(2)さらにスチレン-アクリル系樹脂エマルジョンおよびアクリル-シリコン系樹脂エマルジョンから選ばれた少なくとも1種類を含むことを特徴とする前記(1)に記載のインクジェット記録用インク。
(3)前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの平均粒径が200nm以下であることをあることを特徴とする前記(1)または(2)に記載のインクジェット記録用インク。
(4)前記エーテル系ポリウレタン系樹脂エマルジョンのガラス転移点が−50〜150℃であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(5)前記エーテル系ポリウレタン系樹脂エマルジョンの最低造膜温度が25℃以下であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(6)前記エーテル系ポリウレタン系樹脂エマルジョンの含有量が、0.1質量%以上、20質量%以下であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(7)前記界面活性剤がノニオン系界面活性剤であることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(8)前記ノニオン系界面活性剤のHLB値が6〜15の範囲にあることを特徴とする前記(7)に記載のインクジェット記録用インク。
(9)前記ノニオン系界面活性剤の親水基がポリオキシエチレン基であることを特徴とする前記(7)または(8)に記載のインクジェット記録用インク。
(10)前記ノニオン系界面活性剤の親油基がフッ化アルキル基であることを特徴とする前記(7)〜(10)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(11)前記界面活性剤の含有量が0.1質量%以上、10質量%以下であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(12)前記水溶性有機溶剤が、少なくとも2−エチル−1,3−へキサンジオールを含むことを特徴とする前記(1)〜(11)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(13)前記2−エチル−1,3−へキサンジオールの含有量が0.1質量%以上、10.0質量%以下であることを特徴とする前記(1)〜(12)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(14)前記顔料の平均粒径が100nm以下であることを特徴とする前記(1)〜(13)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(15)前記顔料が分散剤で分散されていることを特徴とする前記(1)〜(14)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(16)前記分散剤が、質量基準で、顔料1に対し0.1以上2以下の割合で使用されることを特徴とする前記(15)に記載のインクジェット記録用インク。
(17)前記分散剤として下記一般式(1)で示される化合物の、少なくとも一種を使用することを特徴とする前記(15)または(16)に記載のインクジェット記録用インク。
一般式(1)
(18)前記分散剤がポリオキシエチレン(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする前記(17)に記載のインクジェット記録用インク。
(19)前記顔料が自己分散型顔料であることを特徴とする前記(1)〜(14)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(20)前記顔料がカプセル型顔料であることを特徴とする前記(1)〜(14)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(21)前記顔料としてブラック顔料を使用するとともに、前記ブラック顔料がカーボンブラックであることを特徴とする前記(1)〜(20)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(22)前記顔料としてマゼンタ顔料を使用するとともに、前記マゼンタ顔料がピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、146、168、176、184、185、202およびピグメントバイオレット19から選択された少なくとも1種類であることを特徴とする前記(1)〜(20)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(23)前記顔料としてシアン顔料を使用するとともに、前記シアン顔料がピグメントブルー1、2、3、15、15:3、15:4、16、22、60、63、66、バットブルー4および60から選択された少なくとも1種類であることを特徴とする前記(1)〜(20)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(24)前記顔料としてイエロー顔料を使用するとともに、前記イエロー顔料がピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、114、120、128、129、138、150、151、154、155、174および180から選択された少なくとも1種類であることを特徴とする前記(1)〜(20)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
(25)前記(1)〜(24)のいずれかに記載のインクジェット記録用インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ。
(26)前記(1)〜(24)のいずれかに記載のインクジェット記録用インクを吐出させて記録を行なう方式のヘッドを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
(27)前記(26)に記載のインクジェット記録装置を用いて印字することを特徴とする画像形成方法。
(28)前記(27)に記載の画像形成方法で印字されたことを特徴とする画像形成物。
(29)画像支持体が紙であることを特徴とする前記(28)に記載の画像形成物。
本発明のインクジェット記録用インクは少なくとも顔料、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤およびアニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンを含有してなることを特徴とするものである。本発明で使用可能な樹脂エマルジョンは、このポリウレタン樹脂エマルジョン以外にも、スチレン-アクリル系樹脂エマルジョンおよびアクリル-シリコン系樹脂エマルジョンから選ばれた少なくとも1種類を好適に使用することができ、インク調製原料として使用する際、または本発明のインク調製後において、O/W型のエマルジョンとして存在するものである。
スチレン-アクリル系樹脂エマルジョンおよびアクリル-シリコン系樹脂エマルジョンから選ばれた少なくとも1種類を使用する場合、これらのエマルジョンは、インクに対し0.1〜20質量%、好ましくは1.0〜10質量%である。ここでいうエマルジョンの量は、エマルジョン粒子の質量を基準とする。
ポリウレタン樹脂エマルジョンには、比較的親水性の通常のポリウレタン系樹脂を外部に乳化剤を使用してエマルジョン化したものと、樹脂自体に乳化剤の働きをする官能基を共重合等の手段で導入した自己乳化型のエマルジョンがある。本発明のインクに用いられ得る顔料や分散剤との各種組み合わせにおいて、常に分散安定性に優れているのはアニオン性自己乳化型のポリウレタン樹脂エマルジョンである。その際、顔料の固着性・分散安定性の面でポリウレタン系樹脂はポリエステル型、ポリカーボネート型よりエーテル型である方が好ましい。理由は定かではないが、非エーテル型は耐溶剤性に弱いものが多く、インクの高温保存時に粘度が凝集しやすい。
ここで、「最低造膜温度(MFT)」とは、エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョン粒子を水に分散させて得られた水性エマルジョン粒子をアルミニウム等の金属板の上に薄く流延し、温度を上げていった時に透明な連続フィルムの形成される最低の温度をいう。最低造膜温度以下の温度領域では白色粉末状となる。
「造膜性」とは、樹脂微粒子を水に分散させて樹脂エマルジョンの形態としたとき、この樹脂エマルジョンの連続層である水成分を蒸発させていくと、樹脂の皮膜が形成されることを意味する。この樹脂皮膜は、インク中の顔料を画像支持体表面に強固に固着する役割を担う。これによって、耐擦性および耐水性に優れた画像が実現できると考えられる。
本発明において用いられる水溶性有機溶剤としては以下のものが例示されるが、これらに限定されるものではない。
例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−ブチルグリコール、3−メチル−1,3−ブチルグリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5−ぺンタンジオール、1,6−へキナンジオール、グリセリン、1,2,6−へキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ぺトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノべンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等である。これらの湿潤剤は、単独又は2種類以上混合して使用することができる。
前記の中でも、1,3−ブチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール及び/またはグリセリンを含むことがインクの乾燥による目詰まりすなわち水分蒸発による噴射特性不良の防止、及び本発明の形成画像の彩度を向上する上で優れた効果が得られる。
また好ましくは、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(EHD)を含むことで、インクの浸透性をあげると同時に顔料を表面にとどめることで滲みをなくし、画像濃度が高くかつ裏抜けが少ない印字画像を得ることが可能となった。EHDの含有量としては0.1質量%以上、10.0質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.5質量%以上、5.0質量%以下である。0.1質量%未満では効果が少なく、10.0質量%を超えると、これ自体の溶解性が低いために、信頼性が悪くなる。
本発明では、下記界面活性剤を、インク特性に影響を及ぼさない範囲内で、併用してもよい。これらの界面活性剤はインクの表面張力を下げ、インクの紙への浸透性を上げることによって、印字画像の乾燥性を速めるために添加されるものである。
具体的には、ノニオン系界面活性剤としては、 BTシリーズ(日光ケミカルズ)、ノニポールシリーズ(三洋化成)、D−,P−シリーズ(竹本油脂)、サーフィノールシリーズ(エアープロダクツ)、オルフィンシリーズ(日信化学)EMALEX DAPEシリーズ(日本エマルジョン)、シリコーン系界面活性剤(東レダウコーニング等)、フッ素系界面活性剤(ネオス、住友3M、Dupont、ダイキン)等として、入手できる。これらの中でも特にフッ素系界面活性剤が画像濃度・彩度向上効果が高く、良好である。
○有機性 炭素原子 1個につき20加算
-OCH2CH2 40 〃
○無機性 OH基 100 〃
-OCH2CH2 75 〃
F,Cl,P基 20 〃
HLB値=(無機性/有機性)×10
本発明におけるノニオン系界面活性剤は、親油基がフッ化アルキル基であることが好ましい。フッ化アルキル基の構造を持つことで少ない添加量で表面張力を低くすることが可能となり、インクの紙への浸透性が上がり、印字後乾燥性更には画像濃度・彩度も向上される。
本発明のインクジェット記録用インクの顔料に対する分散剤の使用割合は、質量基準として、顔料1に対し0.1以上2以下が好ましく、より好ましくは0.3〜2.0である。0.1〜2.0の範囲にすることにより平均粒径が小さく、また粒度分布に於ける標準偏差の小さいインクを提供できる。顔料に対する分散剤の前記割合が0.1未満では、平均粒径が大きく、また粒度分布に於ける標準偏差の大きいインクとなるため満足な彩度が得られない。2.0より大きいとインクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。
一般式(1)
本発明では、ポリオキシエチレン(n=40)βナフチルエーテルが更に好ましい。
マゼンタ顔料としては、ピグメントレッド5、ピグメントレッド7、ピグメントレッド12、ピグメントレッド48(Ca)、ピグメントレッド48(Mn)、ピグメントレッド57(Ca)、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド112、ピグメントレッド122、ピグメントレッド123、ピグメントレッド146、ピグメントレッド168、ピグメントレッド176、ピグメントレッド184、ピグメントレッド185、 ピグメントレッド202、ピグメントバイオレット19等が挙げられる。
シアン顔料としては、ピグメントブルー1、ピグメントブルー2、ピグメントブルー3、ピグメントブルー15、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー16、ピグメントブルー22、ピグメントブルー60、ピグメントブルー63、ピグメントブルー66、バットブルー4、バットブルー60等が挙げられる。
イエロー顔料としては、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー2、ピグメントイエロー3、ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー16、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー73、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー75、ピグメントイエロー83、ピグメントイエロー93、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー97、ピグメントイエロー98、ピグメントイエロー114、ピグメントイエロー120、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー129、ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー150、ピグメントイエロー151、ピグメントイエロー154、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー174、ピグメントイエロー180等が挙げられる。
尚、本発明のインクジェット記録用インクを用いて印字する手段としては、連続噴射型あるいはオンデマンド型の記録ヘッドを有する前記のインクジェット方式のプリンター(インクジェットプリンター)による印刷方式が挙げられる。尚、オンデマンド型としては、例えば、ピエゾ方式、サーマルインクジェット方式、静電方式等が例示される。
これらインクカートリッジの形成、インクジェット装置の形成、画像形成方法は、例えば特開2000-198958号公報に記載されたもの等、当技術分野に関する公知技術を適宜採用することができる。
このうち、紙が経済性の点と画像の自然さの点で最も好ましい。
下記表1の実施例、比較例の処方によりインクジェット記録用インクを調整し、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、本発明のインクジェット記録用インク(a)〜(o)を得た。
尚、グリセリンはGly、ジエチレングリコールはDEG、プロキセルLV(S)20%溶液(防腐剤)はLV、2−エチル−1,3−へキサンジオールはEHDと略す。
インクの調合法は、顔料分散体、樹脂エマルジョン、Gly、DEG、EHD、界面活性剤、LV、蒸留水を30分攪拌した後、アルカリ・酸水溶液でpH調整(7〜10付近)し、60分攪拌するというものであり、これによりインクジェット記録用インクを作成する。
また、上記表1において、使用顔料種α〜ε、分散剤(1)〜(3)、界面活性剤A〜E及びポリウレタン樹脂エマルジョン物性値、樹脂エマルジョンの組み合わせの内容は、以下のとおりである。
その際、画像支持体として、ゼロックス社製、Xerox 4024紙(サイズ度32s、透気度21s)を用いた。
画像の鮮明性(彩度)とは、画像サンプルのベタ画像の測色をX-rite濃度計にて行い、色度図上にプロットし、色度図上の原点からの距離を言う。より詳しくは色度図上のa値、b値について√(a2+b2)を言う。
顔料種αタイプは彩度60以上を○。60〜55を△。以下を×とする。
顔料種βタイプは彩度50以上を○。50〜45を△。以下を×とする。
顔料種γタイプは彩度58以上を○。58〜53を△。以下を×とする。
顔料種δタイプは彩度75以上を○。75〜70を△。以下を×とする。
顔料種εタイプは彩度48以上を○。48〜43を△。以下を×とする。
吐出安定性については、印刷物を印刷した後、プリンタヘッドにキャップした状態でプリンタを40℃の環境下で1ヶ月放置した。放置後のプリンタの吐出状態が初期の吐出状態に回復するか否かを下記のクリーニング動作回数によって評価した。
○:1回の動作により回復した。
△:2回〜3回の動作により回復した。
×:3回以上の動作によっても回復がみられなかった。
各インクをポリエチレン容器に入れ密封し、70℃3週間保存した後の粒径、表面張力、粘度を測定し初期物性との変化率により下記の様に評価した。
○:10%以内
△:30%以内
×:50%を超える
市販の砂消しゴムに 750gの加重をかけて10回摩擦を行い、摩擦前後の画像の剥離状態を観察した。判定は次の様に行った。
○:剥離なし
△:部分的に剥離が認められ、視認性も低下。
×:ほとんどの部分が剥離
実施例1〜5(インクa〜e)では、全ての評価で勝るものであった。
比較例1〜8(インクf〜m)より、本発明で規定する範囲外では少なくとも1つの評価(画像鮮明性、吐出安定性、インク保存性、消しゴム摩擦試験)では劣るものであった。
Claims (29)
- 少なくとも顔料、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤およびアニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンを含有してなることを特徴とするインクジェット記録用インク。
- さらにスチレン-アクリル系樹脂エマルジョンおよびアクリル-シリコン系樹脂エマルジョンから選ばれた少なくとも1種類を含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用インク。
- 前記エーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンの平均粒径が200nm以下であることをあることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録用インク。
- 前記エーテル系ポリウレタン系樹脂エマルジョンのガラス転移点が−50〜150℃であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記エーテル系ポリウレタン系樹脂エマルジョンの最低造膜温度が25℃以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記エーテル系ポリウレタン系樹脂エマルジョンの含有量が、0.1質量%以上、20質量%以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記界面活性剤がノニオン系界面活性剤であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記ノニオン系界面活性剤のHLB値が6〜15の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録用インク。
- 前記ノニオン系界面活性剤の親水基がポリオキシエチレン基であることを特徴とする請求項7または8に記載のインクジェット記録用インク。
- 前記ノニオン系界面活性剤の親油基がフッ化アルキル基であることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記界面活性剤の含有量が0.1質量%以上、10質量%以下であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記水溶性有機溶剤が、少なくとも2−エチル−1,3−へキサンジオールを含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記2−エチル−1,3−へキサンジオールの含有量が0.1質量%以上、10.0質量%以下であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記顔料の平均粒径が100nm以下であることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記顔料が分散剤で分散されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記分散剤が、質量基準で、顔料1に対し0.1以上2以下の割合で使用されることを特徴とする請求項15に記載のインクジェット記録用インク。
- 前記分散剤がポリオキシエチレン(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする請求項17に記載のインクジェット記録用インク。
- 前記顔料が自己分散型顔料であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記顔料がカプセル型顔料であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記顔料としてブラック顔料を使用するとともに、前記ブラック顔料がカーボンブラックであることを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記顔料としてマゼンタ顔料を使用するとともに、前記マゼンタ顔料がピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、146、168、176、184、185、202およびピグメントバイオレット19から選択された少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記顔料としてシアン顔料を使用するとともに、前記シアン顔料がピグメントブルー1、2、3、15、15:3、15:4、16、22、60、63、66、バットブルー4および60から選択された少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記顔料としてイエロー顔料を使用するとともに、前記イエロー顔料がピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、114、120、128、129、138、150、151、154、155、174および180から選択された少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 請求項1〜24のいずれかに記載のインクジェット記録用インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ。
- 請求項1〜24のいずれかに記載のインクジェット記録用インクを吐出させて記録を行なう方式のヘッドを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
- 請求項26に記載のインクジェット記録装置を用いて印字することを特徴とする画像形成方法。
- 請求項27に記載の画像形成方法で印字されたことを特徴とする画像形成物。
- 画像支持体が紙であることを特徴とする請求項28に記載の画像形成物。
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