JP2006334905A - 印刷用樹脂凸版およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベースフィルムに印刷イメージに対応した感光性樹脂製の印刷凸部を形成してなる印刷用樹脂凸版をキャリアフィルムに固定する際の位置決めの精度を高めるとともに、作業の効率化を図ることのできる印刷用樹脂凸版およびその製造方法を提供する。
【解決手段】感光性樹脂をパターニングしてなるレリーフ状の印刷凸部をベースフィルム上に形成してなる印刷用樹脂凸版の前記印刷凸部が形成されたベースフィルムに、前記印刷用樹脂凸版を印刷用キャリアフィルムに位置決めして貼り付けるための位置決めマークを、印する。
【選択図】 図6
【解決手段】感光性樹脂をパターニングしてなるレリーフ状の印刷凸部をベースフィルム上に形成してなる印刷用樹脂凸版の前記印刷凸部が形成されたベースフィルムに、前記印刷用樹脂凸版を印刷用キャリアフィルムに位置決めして貼り付けるための位置決めマークを、印する。
【選択図】 図6
Description
本発明は、凸版印刷における印刷用のキャリアフィルムに精度良く且つ簡易に位置決め固定可能な印刷用樹脂凸版と、その製造方法に関するものである。
周知のように、印刷用樹脂凸版は、概略、次のようにして製造されている。すなわち、ベースフィルム上に感光性樹脂層を持った感光性印刷原版を形成し、この感光性印刷原版の上に所望の印刷イメージに対応するマスクを密着させ、このマスクを介して紫外線を前記感光性印刷原版に照射し、その後、前記感光性樹脂層がネガ型の感光性樹脂から構成されている場合は、紫外線照射部のみが選択的に硬化することを利用して非照射部を現像液にて洗い出して印刷用のレリーフ(印刷凸部)を形成している。
前記印刷用樹脂凸版を用いた印刷は、前記印刷用のレリーフの凸部に印刷インクを付着させ、この印刷インクの付着したレリーフを紙などの被印刷媒体に押し当てて前記印刷インクを転写することによって、実現されている。
前述の印刷用樹脂凸版は感光性樹脂層が厚膜であるために、現像処理において溶解除去され、廃棄される感光性樹脂量が多い。この感光性樹脂層の廃棄は、資源的にも無駄であるため、近年、より経済的な製造方法を目指して、感光性樹脂の使用量を低減可能な印刷用樹脂凸版の製造方法及びフレキソ印刷用版材の製版方法も提案されている(特許文献1、2)。
特許文献1に開示の技術は、ベースフィルム上の所要位置に、所要の印刷イメージを形成するに必要な感光性樹脂シート片を点在状に配設せしめてなる印刷用樹脂凸版材の感光性樹脂シート片に所要のマスクを介して紫外線を選択的に照射して後、現像処理を施すことを特徴としている。
この印刷用樹脂凸版の製造方法によれば、必要最小量の感光性樹脂を使用して印刷用樹脂凸版を得ることができるので、材料を節減することができ、しかも現像樹脂量の節減に伴う現像時間の短縮により短時間で印刷イメージを得ることができ、現像液の疲労を抑えることができるなど、様々な優れた効果を得ることができる。
特許文献2に開示の技術では、支持体(ベースフィルム)上に感光性樹脂層を設けて成るフレキソ印刷用版材に活性光線を選択的に露光したのち、露光層のパターンに沿って縁辺輪郭部を設けてパターン側の断面を裾広台形となるように斜めに切り込みを入れ、次いでその切り込み部分に従って、未露光部のみを支持体から剥離したのち、現像処理を行うことを特徴とするフレキソ印刷用版材の製版方法を開示している。
この印刷用版材の製版方法によれば、現像前に未露光の感光性樹脂層を剥離した印刷用樹脂凸版を得ることができるので、現像樹脂量の節減に伴う現像時間の短縮により短時間で印刷イメージを得ることができ、現像液の疲労を抑えることができるなど、様々な優れた効果を得ることができる。
前記特許文献1および2にそれぞれ開示されている印刷用樹脂凸版の製造方法及びフレキソ印刷用版材の製版方法では、それぞれに使用樹脂量の低減を図るという点では改良されているが、精度のよい印刷を簡易に実現することのできる印刷用樹脂凸版を得るという点については改良の余地がある。
前記特許文献1および2にそれぞれ開示されている使用樹脂量を低減化させた製造方法でも、それ以前に行われていた一枚の感光性樹脂層を使用していた旧来の製造方法においても、得られた印刷用樹脂凸版をキャリアフィルムに固定することによって印刷機に取り付け可能となるが、この印刷用樹脂凸版とキャリアフィルムとの位置あわせは、以下に説明する位置合わせ方法を慣用的に使用している。
前述のいずれの製造方法においても、得られた印刷用樹脂凸版は、印刷機に取り付けるに当たり、キャリアフィルムに位置ずれを起こすことなく固定する必要がある。この位置決め及び固定は、前記感光性樹脂層もしくは感光性樹脂シート片のパターニング時に感光性樹脂層もしくは感光性樹脂シート片の隅に形成されたトンボと呼称されている位置決め目印と、キャリアフィルムに印された位置決めマークとを重ね合わせて両面テープ等で固定することにより、行われる。このようにして印刷用樹脂凸版とキャリアフィルムとの位置合わせ及び固定が完了したら、印刷用樹脂凸版の樹脂層に形成されていたトンボを熱カッターにより切り取る。このトンボを残しておくと、印刷工程で印刷インクが付着し、印刷汚れの原因となってしまう。また、この位置決め方法では、キャリアフィルムに印刷した位置決めマークに対応する印刷用樹脂凸版側の位置決めマークは、感光性樹脂層もしくは感光性樹脂シート片がパターニングされて得られた印刷凸部の一部に形成されているため、互いのマーク間の垂直距離が、ベースフィルムの厚みに感光性樹脂層もしくは感光性樹脂シート片の厚みを加えた寸法となる。したがって、位置決め誤差が生じやすく、その誤差を少なくするには熟練が必要であった。
これに対して、感光性樹脂層のパターニング時に印刷用のレリーフが形成される領域の隅に、凸形のトンボを成形するのではなく、レリーフ形成領域から完全に外れた領域にレリーフ高さより低く凸形のトンボを成形することが提案されている(特許文献3)。
しかし、この特許文献3に記載の技術では、成形されるトンボは、レリーフ形成領域よりは低い位置にあるが、ベースフィルムの上に形成された感光性樹脂層に形成されることに変わりがないため、ベースフィルムの厚みに、トンボが形成されている部分の感光性樹脂層の厚みを加えた厚みが、キャリアフィルムから離れていることになり、未だ位置決め誤差は生じやすい。また、この特許文献3に記載の技術では、マスクキングフィルムとネガフィルムの2種類のマスクが必要で2回露光しなければならないので、材料コスト、工程数の削減が行いにくい問題点もある。さらに、この特許文献3に記載のトンボ形成方法は、先に述べた特許文献1や2に開示の技術でのように、レリーフが形成される領域以外の露光による硬化が不要な領域の樹脂を省資源を目的に予め除去しておく製造方法には、適用することができない。
このように従来の印刷用樹脂凸版の製造方法では、キャリアフィルムへの固定に際して行われる位置決めに誤差が生じやすく、位置決め作業には熟練が必要であり、また、位置決めに用いたトンボを削り取る作業も必須であったり、よりベースフィルム表面に近い位置にトンボを形成するために、感光性樹脂層の省資源化が困難になるなどの問題点があり、製造コストの低減化と印刷精度の向上とを同時に実現可能な印刷樹脂凸版を簡易に提供することが困難であった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、その課題は、ベースフィルムに印刷イメージに対応した感光性樹脂製の印刷凸部を形成してなる印刷用樹脂凸版をキャリアフィルムに固定する際の位置決めの精度を高めるとともに、省資源化および作業の効率化を図ることのできる印刷用樹脂凸版およびその製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の印刷用樹脂凸版は、感光性樹脂をパターニングしてなるレリーフ状の印刷凸部をベースフィルム上に形成してなる印刷用樹脂凸版であって、前記印刷凸部が形成されたベースフィルムに該ベースフィルムを印刷用キャリアフィルムに位置決めして貼り付けるための位置決めマークが印されていることを特徴とする。
また、本発明の印刷用樹脂凸版の製造方法は、感光性樹脂をパターニングしてなるレリーフ状の印刷凸部をベースフィルム上に形成してなる印刷用樹脂凸版の製造方法であって、前記印刷凸部が形成されたベースフィルムに該ベースフィルムを印刷用キャリアフィルムに位置決めして貼り付けるための位置決めマークを印することを特徴とする。
なお、前記位置決めマークは、自動制御機構により印刷もしくは刻設することによって印しても良いし、手作業により鉛筆等の筆記具を用いてマーキングするか、鉄筆などを用いて刻設することによって印しても良い。
なお、前記位置決めマークは、自動制御機構により印刷もしくは刻設することによって印しても良いし、手作業により鉛筆等の筆記具を用いてマーキングするか、鉄筆などを用いて刻設することによって印しても良い。
本発明にかかる印刷用樹脂凸版およびその製造方法では、従来は印刷凸部の一部に成形されていた位置決め用のトンボをベースフィルム上に印することにより、キャリアフィルムへの印刷用樹脂凸版の位置決め及び固定を正確且つ簡易に行うことができ、それによって、凸版印刷の精度を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる印刷用樹脂凸版の製造方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本発明にかかる印刷用樹脂凸版およびその製造方法は、ベースフィルム上に感光性樹脂層を一枚構成にて貼付する場合でも、ベースフィルム上に点在上に感光性樹脂シート片を貼付して現像除去量を低減する場合でも、適用可能である。本実施例では、後者の「ベースフィルム上に点在状に感光性樹脂シート片を貼付して現像除去量を低減する」構成で、かつ前記感光性樹脂シート片の貼着を熟練者の従事がなくても正確且つ簡易に行うことのできるコンピュータ制御方式を用いた場合を、例に挙げて説明する。本発明の印刷用樹脂凸版およびその製造方法は、かかる感光性樹脂組成物の消費量を低減し、且つ製造工数の低減を図れる方法を兼用した場合に最も効果的である。
本実施例では、チョコレートの小箱をダース単位で収納し、小売店等に搬送するために用いられる段ボール箱に画像や文字などの印刷イメージを印刷する場合を例に挙げて、本発明の印刷用樹脂凸版の製造方法を説明する。
本発明の一例である前記搬送用の段ボール箱への印刷に用いる印刷用樹脂凸版の製造では、まず、図1に示すように、設計コンピュータ1によって箱の設計を行う。ここでは、搬送用の段ボール箱の形状、寸法を設計し、図2に示すような組み立て用の箱展開図2を作成する。
前記箱展開図2に対して、設計コンピュータ3で、印刷すべき文字、画像などの印刷イメージをデザインする。この場合に用いる設計コンピュータ3としては前記設計コンピュータ1をそのまま用いてもよい。このデザインした印刷イメージを前記箱展開図2に重ねると、図2に示すようなデザイン画が得られる。この場合、デザインは設計コンピュータ3にて行っているので、印刷イメージの配置デジタル情報は、設計時に既に入力されていることになる。したがって、この場合、印刷イメージの配置デジタル情報は、特にイメージスキャナなどの読み取り装置を用いなくとも、取得済みの状態にある。この場合の設計コンピュータ3が、印刷イメージから配置デジタル情報として取得する第1の工程となる。配置デジタル情報としては、印刷画像情報・印刷画像の位置情報・ベースフィルムサイズ情報などが挙げられる。
なお、例えば、コンピュータの存在しない過去に制作されたデザイン画を現在の製品に複製する場合などにおけるように、紙に印刷されたデザイン画から印刷イメージの配置デジタル情報を得る場合には、そのデザイン画からデジタルイメージ情報を読みとるイメージスキャナが、配置デジタル情報として取得する第1の工程となる。この場合、イメージスキャナは前記設計コンピュータ3と連動して機能することになる。したがって、正確には、イメージスキャナと設計コンピュータ3とが、第1の工程を構成することになる。
前記設計コンピュータ3では、さらに前記配置デジタル情報に基づき、前記印刷凸部を形成するに必要な最適領域を各ブロックとして算定する第2の工程を構成することができる。この第2の工程は、厳密に表現すれば、設計コンピュータ3内に内蔵されている設計アプリケーションが該当することになる。この辺の事情は、前記第1の工程についても言えることである。
前記最適領域とは、本実施例では、図3に示すように、「天地無用」、「新発売」、「天使のチョコレート 大阪チョコ」などの文字印刷ブロック4,5,6や、天使のイラスト画像ブロック7や、バーコードの印刷ブロック8であり、これら各ブロックは後述する各感光性樹脂シート片により構成され、前記感光性樹脂によって各印刷イメージを実現するレリーフ状の印刷凸部を形成する場合に必要な最小面積(最適な面積)に設定したものを意味し、算術的に最小となる面積とは必ずしも一致するものではない。なお、これら印刷凸部を形成するに必要な最適領域をブロック毎に算定すると同時に各ブロックには個別認識のために個別シリアルマークが設定されることが好ましい。この個別シリアルマークとしては例えばシリアル番号が用いられるが、このマークは、数字に限らず、アルファベット、カタカナ、平仮名、位置情報、その他、個別のブロックが他のブロックと区別がつき特定できるものであれば、どのようなものでも良い。なお、この段階のブロックと個別シリアルマークは、実際にマーキングされた具体物ではなく、その前のデジタルデータとしてコンピュータ3に記憶されている。
前記設計コンピュータ3では、さらに、図4に示すように、前記算定した多数のブロック(デジタルデータ)4,5,6,7,8を、感光性樹脂シートを想定したシート9内に密集配置させる計算を行う(前記最適領域と同様に、密集配置とは、無駄な感光性樹脂シート部が少なくなるように最適に配置させることであり、算術的な値と必ずしも一致するものではない)。この時、各ブロック4,5,6,7,8には、前記個別シリアルマーク4a,5a,6a,7a,8aが割り振られることが好ましい。このようにして算定された密集配置データに基づいて、図1に示すように、炭酸ガスレーザーカット機10に指令を出して、感光性樹脂シートから前記各ブロック4,5,6,7,8を裁断して、各ブロックのデジタルデータ4,5,6,7,8に対応する感光性樹脂シート片14,15,16,17,18を取得する。この裁断処理は、前記密集配置データに基づいて行われるので、無駄な感光性樹脂シートの量が少なくなるように行われることになる。この裁断処理に先立って、各ブロックとなる位置には、各ブロック4,5,6,7,8のそれぞれの個別シリアルマーク(デジタルデータ)4a,5a,6a,7a,8aに従ってレーザーにより実際に刻設された個別シリアルマーク14a,15a,16a,17a,18aが形成されることが好ましい。この個別シリアルマークは印刷凸部を形成する側とは、反対側に形成される方が凸部形成部分を考慮する必要がないので好ましい。
前述のように、前記多数のブロック4,5,6,7,8の形状、寸法データに基づいて、設計コンピュータ3と炭酸ガスレーザーカット機10とによって、一枚の感光性樹脂シートから多数の感光性樹脂シート片14,15,16,17,18が裁断により取得される(第3の工程)。
さらに、前記設計コンピュータ3と、炭酸ガスレーザーカット機10とは、図5に示すように、前記印刷イメージの配置デジタル情報に基づいて、ベースフィルム11を一枚物に成形し、その表面に、前記ブロック4,5,6,7,8の位置データに基づいて前記感光性樹脂シート片14,15,16,17,18を配置すべき配置位置をマーキングする(第4の工程)。マーキングされた配置位置マーク24,25,26,27,28には、前記個別シリアルマーク4a,5a,6a,7a,8a(デジタルデータ)に従って個別シリアルマーク24a,25a,26a,27a,28aを刻設することが好ましい。さらに、後工程で該ベースフィルム11をキャリアフィルムに固定する時に相互の位置決めに用いる(トンボと称される)位置決めマーク31(例えば、図5や図6では、ベースフィルム11の4辺の中央に刻設されている)と、該ベースフィルム11にマスクフィルムを重ねる時の位置合わせ用のピン穴32を形成する。ベースフィルムへの個別シリアルマーク、印刷用キャリアフィルムへの取り付け位置のマーク及びマスクとの位置合わせ用マークを印するのは、ベースフィルムの裁断の前後どちらでも可能である。マーク31は刻設し、ピン穴32は穿設するが、両方とも炭酸ガスレーザの出力を変えることにより形成されることが好ましい。
次に、図6に示すように、前記第4の工程で得られたベースフィルム11の各配置位置マーク24,25,26,27,28のそれぞれに、第3の工程で得られた感光性樹脂シート片14,15,16,17,18を接着剤を用いて貼付、固定する。この時の配設作業は、配置位置マーク24,25,26,27,28にそれぞれ刻設されている個別シリアルマーク24a,25a,26a,27a,28aと、感光性樹脂シート片14,15,16,17,18にそれぞれ刻設されている個別シリアルマーク14a,15a,16a,17a,18aとを照合することにより、配置位置と、そこに配設すべき感光性樹脂シート片とを容易に同定することができる。この感光性樹脂シート片の貼り付け作業は、手作業にて行われるが、例えば、図4にあるように感光性樹脂シート片14と18とがほぼ同じ大きさとなっていても、前述のようにベースフィルム上にその貼り付け位置がマーキングされているので容易に確認しつつ行うことができ、作業に熟練を必要としない。さらに、感光性樹脂シート片とベースフィルム上に個別シリアルマークが刻設されていることにより、配置位置と、そこに配設すべき感光性樹脂シート片とを容易に同定することができるので、より容易に貼り付け作業を行うことができる。したがって、作業の効率を大幅に向上させることができ、また、非熟練工も作業に携わることが可能になるので、作業要員の確保も容易になる。接着剤としては、印刷条件に必要とされる機械的強度などの物理性能を満たすようにベースフィルムと感光性樹脂シート片とを接着できるものであれば好適に使用できる。例えば、感光性樹脂シートを溶解する公知の溶剤や感光性印刷原版の現像時に使用する公知の現像液などを感光性樹脂シート片の裏面に付着させれば、付着部の感光性樹脂が一部溶解するので、このとき一部溶解した樹脂が接着剤として機能することから好適に用いられる。
前記感光性樹脂シート片のベースフィルムへの貼り付け作業によって、感光性樹脂を点在状に配設して現像除去量を低減させた感光性印刷原版が形成でき、それにより、印刷用樹脂凸版材が得られる(第5の工程)。
前記ベースフィルム11に設けたピン穴32に対応するピン穴を形成したマスクフィルム(不図示)を用意する。このマスクフィルムは、印刷イメージをネガ画像として有するネガフィルムである。このマスクフィルムをピン穴32を用いて正確に位置決めしつつ前記ベースフィルム11に重ね、慣用の露光装置を用いて選択的に露光を行い、露光部を硬化せしめる。現像液により未硬化部分の感光性樹脂を除去して、ベースフィルム11上にレリーフ状の印刷凸部を形成する。これを洗浄し、乾燥した後、露光後加熱を行って印刷凸部の硬化を行ない、後処理を行う。これによって印刷用樹脂凸版が得られる(第6の工程)。なお、この第6の工程に用いる露光、現像手段は、慣用の露光装置および現像装置を用いることができ、特に限定されない。
得られた印刷用樹脂凸版を用いて印刷するには、印刷機に取り付けるキャリアフィルム(不図示)に印刷用樹脂凸版のベースフィルム11を両面テープ等で固定してもよい。前記キャリアフィルムへのベースフィルムの固定には、ベースフィルム11に刻設した位置決めマーク31に対応する位置決めマークをキャリアフィルムに設けていることが必要であり、その作業(手作業)は、図1に示すように、前記設計コンピュータ3からプロッター40に指令を送り、キャリアフィルム41に位置決めマークを印刷する。キャリアフィルム41には直接ベースフィルム11が載せられるため、キャリアフィルム41に印刷した位置決めマークとベースフィルム11に刻設された位置決めマーク31とは垂直方向の距離がベースフィルム11の厚みとなる。したがって、キャリアフィルム41に印刷した位置決めマークとベースフィルム11に刻設された位置決めマーク31とを一致させる作業は容易かつ正確に行うことができる。これに対して、従来の方法では、キャリアフィルム41に印刷した位置決めマークに対応する印刷用樹脂凸版側の位置決めマークは、印刷凸部の一部に形成されていたため、互いのマーク間の垂直距離が、ベースフィルム11の厚みに感光性樹脂シートの厚みを加えた寸法となる。したがって、位置決め誤差が生じやすく、その誤差を少なくするには熟練が必要であった。
以上説明したように、本発明にかかる印刷用樹脂凸版およびその製造方法は、従来は印刷凸部の一部に成形されていた位置決め用のトンボをベースフィルム上に印することに特徴がある。かかる特徴構成より、キャリアフィルムへの印刷用樹脂凸版の位置決め及び固定を正確且つ簡易に行うことができ、それによって、凸版印刷の精度を向上させることができる。本発明によるかかる効果は、ベースフィルム上に点在状に感光性樹脂を配設して感光性印刷原版を形成する工程を自動化することによって、作業の簡易化および効率化を実現する方法と兼用することにより、さらに増強することができる。
以下、本発明の感光性印刷原版の構成要素について、フレキソ印刷原版の場合を例に、さらに詳しく説明する。
(ベースフィルム)
本発明の印刷用樹脂凸版に用いるベースフィルムとしては、用いる印刷条件に必要とされる機械的強度などの物理性能を満たす、通常のフレキソ印刷版に用いられる公知の金属、プラスチックフィルム、紙およびこれらの複合化された形態のすべての支持体が使用できる。これらには付加重合ポリマーおよび線状縮合ポリマーにより形成されるようなポリマー性フィルム、透明なフォームおよび織物、不織布、例えばガラス繊維織物、およびスチール、アルミニウムなどの金属が含まれる。支持体はバック露光が容易なように非赤外線に対して透明であることが好ましい。より好適なベースフィルムとしては、ポリエチレンまたはポリエステルフィルムが挙げられ、特にポリエチレンテレフタラートフィルムがよい。前記フィルムとしては、厚さ50〜300μmのフィルム、好ましくは厚さ75〜200μmのフィルムが用いられる。このベースフィルムは、また、必要に応じて、感光性樹脂層と接する側を薄い粘着促進層で被覆されていてもよい。この粘着促進層としては、例えば、ポリカーボネートと、フェノキシ樹脂と、多価イソシアネートの混合物からなるものが好適に使用できる。
本発明の印刷用樹脂凸版に用いるベースフィルムとしては、用いる印刷条件に必要とされる機械的強度などの物理性能を満たす、通常のフレキソ印刷版に用いられる公知の金属、プラスチックフィルム、紙およびこれらの複合化された形態のすべての支持体が使用できる。これらには付加重合ポリマーおよび線状縮合ポリマーにより形成されるようなポリマー性フィルム、透明なフォームおよび織物、不織布、例えばガラス繊維織物、およびスチール、アルミニウムなどの金属が含まれる。支持体はバック露光が容易なように非赤外線に対して透明であることが好ましい。より好適なベースフィルムとしては、ポリエチレンまたはポリエステルフィルムが挙げられ、特にポリエチレンテレフタラートフィルムがよい。前記フィルムとしては、厚さ50〜300μmのフィルム、好ましくは厚さ75〜200μmのフィルムが用いられる。このベースフィルムは、また、必要に応じて、感光性樹脂層と接する側を薄い粘着促進層で被覆されていてもよい。この粘着促進層としては、例えば、ポリカーボネートと、フェノキシ樹脂と、多価イソシアネートの混合物からなるものが好適に使用できる。
(感光性樹脂シート)
本発明の印刷用樹脂凸版に用いる感光性樹脂シートは、エラストマー性バインダーと、1種類以上のモノマーおよび非赤外放射線に感応する開始剤とを含有する感光性樹脂組成物で形成され、通常フレキソ印刷に適する全ての感光性樹脂組成物が使用できる。前記エラストマー性バインダーとしては、単一の重合体、共重合体またはそれらの混合物であってエラストマー性を有し、かつ水性または有機溶剤の現像液に可溶、膨潤または分散し、洗浄除去可能な重合体が挙げられる。これらのバインダーとしては、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリジオレフィン、ビニル芳香族化合物/ジオレフィンの共重合体およびブロック共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/イソプレン共重合体、ジオレフィン/アクリロニトリル共重合体、エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/プロピレン/ジオレフィン共重合体、エチレン/アクリル酸共重合体、ジオレフィン/アクリル酸共重合体、ジオレフィン/アクリレート/アクリル酸共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリレート共重合体、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールのグラフト共重合体、両性インターポリマー、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、ニトロセルロースなどのセルロース類、エチレン/ビニルアセテート共重合体、セルロースアセテートブチレート、ポリブチラール、環状ゴム、スチレン/アクリル酸共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンとビニルアセテートとの共重合体が挙げられる。前記重合体は単独でもまた組み合わせて用いてもよい。その他、水性現像液に可溶または分散可能なバインダーである、米国特許第3,458,311号、同第4,442,302号、同第4,361,640号、同第3,794,494号、同第4,177,074号、同第4,431,723号、同第4,517,279号等の明細書に開示されている樹脂や、有機溶剤現像液に可溶、膨潤または分散可能である米国特許第4,323,636号、同第4,430,417号、同第4,045,231号等の明細書に開示されている樹脂も挙げることができる。
本発明の印刷用樹脂凸版に用いる感光性樹脂シートは、エラストマー性バインダーと、1種類以上のモノマーおよび非赤外放射線に感応する開始剤とを含有する感光性樹脂組成物で形成され、通常フレキソ印刷に適する全ての感光性樹脂組成物が使用できる。前記エラストマー性バインダーとしては、単一の重合体、共重合体またはそれらの混合物であってエラストマー性を有し、かつ水性または有機溶剤の現像液に可溶、膨潤または分散し、洗浄除去可能な重合体が挙げられる。これらのバインダーとしては、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリジオレフィン、ビニル芳香族化合物/ジオレフィンの共重合体およびブロック共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/イソプレン共重合体、ジオレフィン/アクリロニトリル共重合体、エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/プロピレン/ジオレフィン共重合体、エチレン/アクリル酸共重合体、ジオレフィン/アクリル酸共重合体、ジオレフィン/アクリレート/アクリル酸共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリレート共重合体、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールのグラフト共重合体、両性インターポリマー、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、ニトロセルロースなどのセルロース類、エチレン/ビニルアセテート共重合体、セルロースアセテートブチレート、ポリブチラール、環状ゴム、スチレン/アクリル酸共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンとビニルアセテートとの共重合体が挙げられる。前記重合体は単独でもまた組み合わせて用いてもよい。その他、水性現像液に可溶または分散可能なバインダーである、米国特許第3,458,311号、同第4,442,302号、同第4,361,640号、同第3,794,494号、同第4,177,074号、同第4,431,723号、同第4,517,279号等の明細書に開示されている樹脂や、有機溶剤現像液に可溶、膨潤または分散可能である米国特許第4,323,636号、同第4,430,417号、同第4,045,231号等の明細書に開示されている樹脂も挙げることができる。
本発明に用いる感光性樹脂シートに含まれる1種類以上のモノマーとしては、透明で曇りのない感光性樹脂層が形成できるよう上記バインダーと相溶性である必要がある。前記モノマーとしては、上記バインダーを構成するモノマーの他、米国特許第4,323,636号、同第4,753,865号、同第4,726,877号、同第4,894,315号の各明細書中に記載のモノマーを挙げることができる。
また、開始剤としては、一例として、ベンゾフェノンのような芳香族ケトン類;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、α−メチロールベンゾインメチルエーテル、α−メトキシベンゾインメチルエーテル、2,2−ジエトキシフェニルアセトフェノン等のベンゾインエーテル類;置換および非置換の多核キノン類;その他米国特許第4,460,675号および同第4,894,315号の明細書に開示されている開始剤などが挙げられる。前記開始剤は単独でもまた組合せて使用してもよい。
さらに、感光性樹脂シートを形成する感光性樹脂組成物には要求される特性に応じて増感剤、熱重合禁止剤、可塑剤、発色剤等の添加剤を用いることができる。この感光性樹脂組成物の調製法としては様々な方法が使用できるが、例えば、配合される原料を適当な溶剤、例えば、クロロホルム、テトラクロロエチレン、メチルエチルケトン、トルエン等の溶剤に溶解させて混合し、型枠の中に流延して溶剤を蒸発させ、そのまま板とすることも、また、溶剤を用いず、ニーダーあるいはロールミルで混練し、押出機、射出成形機、プレスなどにより所望の厚さの板に成形することもできる。
このような本発明による効果を確認するために、前述の方法に従って、以下のように具体的に印刷用樹脂凸版を製作した。
(実施例1)
ベースフィルムにはポリエステルフィルム(三菱ポリエステル社製、商品名:T−100、厚み100μm)を使用し、感光性樹脂シートには東京応化工業株式会社製2.84mm厚のエラスロン(登録商標)を使用した。設計コンピュータの印刷用デザインデータ内に、必要な感光性樹脂シートのサイズ、ベースフィルムサイズ、ベースフィルムへの配置位置、位置決めマークのデジタルデータを作成した。これらデジタルデータに基づき、炭酸ガスレーザーカット機により、ベースフィルムを必要な最小限のサイズにカットし、ベースフィルムへ感光性樹脂シートの配置位置マーク、個別シリアルマーク、キャリアフィルムへの位置決めマークを刻設し、ネガマスクとの位置合わせ用のピン穴を開けた。同様に、感光性樹脂シートを、炭酸ガスレーザーカット機により、必要な複数の最適領域に裁断し、多数の感光性樹脂シート片を得た。これら感光性樹脂シート片には、同時に個別シリアルマークを刻設した。
ベースフィルムにはポリエステルフィルム(三菱ポリエステル社製、商品名:T−100、厚み100μm)を使用し、感光性樹脂シートには東京応化工業株式会社製2.84mm厚のエラスロン(登録商標)を使用した。設計コンピュータの印刷用デザインデータ内に、必要な感光性樹脂シートのサイズ、ベースフィルムサイズ、ベースフィルムへの配置位置、位置決めマークのデジタルデータを作成した。これらデジタルデータに基づき、炭酸ガスレーザーカット機により、ベースフィルムを必要な最小限のサイズにカットし、ベースフィルムへ感光性樹脂シートの配置位置マーク、個別シリアルマーク、キャリアフィルムへの位置決めマークを刻設し、ネガマスクとの位置合わせ用のピン穴を開けた。同様に、感光性樹脂シートを、炭酸ガスレーザーカット機により、必要な複数の最適領域に裁断し、多数の感光性樹脂シート片を得た。これら感光性樹脂シート片には、同時に個別シリアルマークを刻設した。
前記各感光性樹脂シート片をベースフィルムの刻設された所定の配置位置へ接着液(東京応化工業株式会社製、商品名:FDO−S2)を使用し、貼り込み配設し、感光性印刷用原版を得た。ネガマスク(感光性印刷原版との位置合わせようのピン穴が開いているもの)と、感光性印刷用原版のベースフィルムに設けられているピン穴を重ね合わせ、ピン止めし、位置合わせ後、感光性印刷原版上の感光性樹脂シート部とネガマスクとを密着させた。
前記ネガマスクを介して感光性樹脂シート片に対し、3500mJ/cm2のメイン露光を行った。芳香族炭化水素系現像液(東京応化工業株式会社製、商品名:FDO−S2)を現像液として、液温25℃で4分間現像を行った。現像処理後、55℃で50分間乾燥した後、250nmに中心波長を有する紫外線蛍光灯ランプを用いて後処理を行い、さらに、370nmに中心波長を有する紫外線を3000mJ/cm2の後露光を行い、印刷用樹脂凸版を得た。
貼り込み位置(位置決めマーク)が印刷されたキャリアフィルム(デュポン社製、商品名:マイラーフィルム)に、該印刷用樹脂凸版のベースフィルムに刻設されたキャリアフィルムへの位置決めマークとキャリアフィルムに印刷された位置決めマークとを合わせ、両面テープで貼り込んだ。これによって、凸版印刷用の刷版が得られた。この時の作業は被熟練工が行い、位置決め精度を確認したところ、適正かつ良好な精度範囲にあった。
上述の実施例では、「ベースフィルム上に点在状に感光性樹脂シート片を貼付して現像除去量を低減する」構成で、かつ前記感光性樹脂シート片の貼着を熟練者の従事がなくても正確且つ簡易に行うことのできるコンピュータ制御方式を用いた場合を例に挙げて、本発明の特徴構成を説明した。しかし、先にも述べたように、本発明にかかる印刷用樹脂凸版およびその製造方法は、ベースフィルム上に感光性樹脂層を一枚構成にて貼付する場合でも、ベースフィルム上に点在上に感光性樹脂シート片を貼付して現像除去量を低減する場合でも、適用可能である。以下に示す実施例2は、かかる場合の実施例である。
(実施例2)
カバーフィルムとベースフィルムを有する2.84mm厚のエラスロン(東京応化工業株式会社製の感光性樹脂シート(感光性樹脂層))のカバーフィルムを剥離し、ベースフィルムにピン穴を開ける為に、十分な大きさに熱カッターを用い感光性樹脂シート部のみをカットし、ベースフィルムから感光性樹脂層を剥離した。
カバーフィルムとベースフィルムを有する2.84mm厚のエラスロン(東京応化工業株式会社製の感光性樹脂シート(感光性樹脂層))のカバーフィルムを剥離し、ベースフィルムにピン穴を開ける為に、十分な大きさに熱カッターを用い感光性樹脂シート部のみをカットし、ベースフィルムから感光性樹脂層を剥離した。
この感光性樹脂シート部が剥離された部分のベースフィルムにネガマスクとの位置合わせ用のピン穴を開けた。
ネガマスク(感光性印刷原版との位置合わせようのピン穴が開いているもの)と、感光性印刷用原版のベースフィルムに設けられているピン穴を重ね合わせ、ピン止めし、位置合わせ後、感光性印刷原版上の感光性樹脂シート部とネガマスクとを密着させた。
感光性樹脂シート部とネガマスクとを密着させた反対の面側にネガマスクに記載されたキャリアフィルムへの位置決めマークを書き写した後、前記ネガマスクを介して感光性樹脂シート片に対し、3500mJ/cm2のメイン露光を行った。
その後、実施例1と同様な方法で、印刷用樹脂凸版を得た。
その後、実施例1と同様な方法で、印刷用樹脂凸版を得た。
以上説明したように、本発明にかかる印刷用樹脂凸版およびその製造方法は、従来は印刷凸部の一部に成形されていた位置決め用のトンボをベースフィルム上に印することを特徴としており、かかる特徴構成より、製造コストを低減化しつつ、キャリアフィルムへの印刷用樹脂凸版の位置決め及び固定を正確且つ簡易に行うことができ、それによって、凸版印刷の精度を向上させることができる。
1,3 設計コンピュータ
2 箱展開図
4,5,6,7,8 印刷ブロック(デジタルデータ)
4a,5a,6a,7a,8a 個別シリアルマーク(デジタルデータ)
10 炭酸ガスレーザーカット機
11 ベースフィルム
14,15,16,17,18 感光性樹脂シート片
14a,15a,16a,17a,18a 個別シリアルマーク(刻設)
24,25,26,27,28 配置位置マーク
24a,25a,26a,27a,28a 個別シリアルマーク(刻設)
31 位置決めマーク(トンボ)
32 位置決めピン穴
40 プロッター
41 キャリアフィルム
2 箱展開図
4,5,6,7,8 印刷ブロック(デジタルデータ)
4a,5a,6a,7a,8a 個別シリアルマーク(デジタルデータ)
10 炭酸ガスレーザーカット機
11 ベースフィルム
14,15,16,17,18 感光性樹脂シート片
14a,15a,16a,17a,18a 個別シリアルマーク(刻設)
24,25,26,27,28 配置位置マーク
24a,25a,26a,27a,28a 個別シリアルマーク(刻設)
31 位置決めマーク(トンボ)
32 位置決めピン穴
40 プロッター
41 キャリアフィルム
Claims (2)
- 感光性樹脂をパターニングしてなるレリーフ状の印刷凸部をベースフィルム上に形成してなる印刷用樹脂凸版であって、
前記印刷凸部が形成されたベースフィルムに該ベースフィルムを印刷用キャリアフィルムに位置決めして貼り付けるための位置決めマークが印されていることを特徴とする印刷用樹脂凸版。 - 感光性樹脂をパターニングしてなるレリーフ状の印刷凸部をベースフィルム上に形成してなる印刷用樹脂凸版の製造方法であって、
前記印刷凸部が形成されたベースフィルムに該ベースフィルムを印刷用キャリアフィルムに位置決めして貼り付けるための位置決めマークを印することを特徴とする印刷用樹脂凸版の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005161587A JP2006334905A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 印刷用樹脂凸版およびその製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006334905A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010234635A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fujifilm Corp | 印刷版取り付け装置及び印刷版取り付け方法 |
JP2024033330A (ja) * | 2022-08-30 | 2024-03-13 | 日本電子精機株式会社 | フレキソ版とその製造方法とヒートカット装置 |
-
2005
- 2005-06-01 JP JP2005161587A patent/JP2006334905A/ja active Pending
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