JP2006331590A - 光ピックアップ装置、光ディスク装置及び情報処理装置 - Google Patents

光ピックアップ装置、光ディスク装置及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクから所望の信号を精度良く安定して取得する。
【解決手段】光軸中心からd2までは、周辺に向かうに従い位相シフタ面の光軸方向の厚さが薄くなるように段差を形成し、DVDのときに、波長の違い、基板厚の違い、及び開口数の違いにより発生する収差を光利用効率の低下を招くことなく補正する。また、d2とd1の間にも段差を形成し、光源51aからの光束の波長が、設計波長から変化した場合でも、位相シフタ面で発生する色収差と対物レンズで発生する色収差とで打ち消す。
【選択図】図6

Description

本発明は、光ピックアップ装置、光ディスク装置及び情報処理装置に係り、さらに詳しくは、複数種類の光ディスクに対してデータの記録、再生、及び消去のうちの少なくともいずれかを行うのに用いられる光ピックアップ装置、該光ピックアップ装置を備える光ディスク装置、及び該光ディスク装置を備える情報処理装置に関する。
近年、デジタル技術の進歩及びデータ圧縮技術の向上に伴い、音楽、映画、写真及びコンピュータソフトなどの情報(以下「コンテンツ」ともいう)を記録するための情報記録媒体(メディア)として、CD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクを情報記録の対象媒体とする光ディスク装置が普及するようになった。
光ディスク装置では、光ディスクのスパイラル状又は同心円状のトラックが形成された記録面にレーザ光の微小スポットを形成することにより情報の記録を行い、記録面からの反射光に基づいて情報の再生などを行っている。この光ディスク装置には、光ディスクの記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するために、光ピックアップ装置が設けられている。
通常、光ピックアップ装置は、レーザ光を所定の発光パワー(出力)で出射する光源、その光源から出射されるレーザ光を情報記録媒体の記録面に導くとともに、記録面で反射されたレーザ光を所定の受光位置まで導く光学系、及びその受光位置に配置された受光素子などを備えている。
CDは、光束の入射面と記録面との間隔である基板厚が1.2mmであり、発振波長が780nmの光源、及び開口数が0.4の対物レンズを用いることとされている。DVDは、基板厚が0.6mmであり、発振波長が660nmの光源、及び開口数が0.6の対物レンズを用いることとされている。
また、コンテンツの情報量は、年々増加する傾向にあり、光ディスクの記録容量の更なる増加が期待されている。そこで、Blu−ray Disc(以下「BD」と略述する)やHD−DVD(High Definition DVD、以下「HD」と略述する)の規格が提唱された。BDは基板厚が0.1mmであり、発振波長が405nmの光源、及び開口数が0.85の対物レンズを用いることとされている。一方、HDは基板厚が0.6mmであり、発振波長が405nmの光源、及び開口数が0.65の対物レンズを用いることとされている。
ところで、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略述する)などの情報処理装置の小型化、低コスト化が急速に進み、それに伴って、情報処理装置に搭載される光ディスク装置として、複数種類の光ディスクにアクセス可能な光ディスク装置が求められている。これを実現するには、複数種類の光ディスクに対応可能な光ピックアップ装置が必要である。この場合に光ピックアップ装置では、対物レンズを含めた光学系の多くを共用することが望ましいため、光ディスクに応じた複数の光源を備え、1つの対物レンズで記録面へ必要な開口数で光を収束する光ピックアップ装置が各種提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。なお、いわゆる回折レンズについては例えば特許文献3に開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている装置では、光源から出射される光束の波長が、温度変化などに起因して変動すると、収差が発生し、記録及び再生が正常に行われないおそれがあった。また、特許文献2に開示されている装置では、色収差補正手段を対物レンズと連動させる必要があるため、設計が制約され、小型化が阻害されるとともに、対物レンズを駆動するアクチュエータの負荷が大きくなり、消費電力が増大するという不都合があった。
特開2003−207714号公報 特開2003−255114号公報 特開2001−195769号公報
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクから所望の信号を精度良く安定して取得することができる光ピックアップ装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うことができる光ディスク装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクから情報を正しく取得することができる情報処理装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、複数種類の光ディスクに対して、情報の記録、再生及び消去のうちの少なくともいずれかを行うときに用いられ、第1の波長の光を出射する第1の光源、及び前記第1の波長と異なる第2の波長の光を出射する第2の光源を含む複数の光源と;前記第1の波長の光に対応する第1の光ディスクに対して最適化され、前記各光源から出射された光を対応する光ディスクの記録面に集光する対物レンズと、前記第1、第2の光源と前記対物レンズとの間で、前記第1の光源からの光束と前記第2の光源からの光束の共通光路上に配置され、光軸を中心とする複数の輪帯状領域に分割され、隣接する輪帯状領域の境界に段差が設けられた位相シフタ面を有する位相シフト素子と、を含む光学系と;を備える光ピックアップ装置において、前記第1の光ディスクに対応した前記対物レンズの第1の開口径は、前記第2の光ディスクに対応した前記対物レンズの第2の開口径よりも大きく、前記位相シフタ面では、光軸を中心とする前記第2の開口径に対応する径の内側において、光軸から遠くなるにつれて各輪帯状領域の光軸方向の厚さが薄くなるように段差が形成されているとともに、前記第2の開口径に対応する径と前記第1の開口径に対応する径との間にも少なくとも1つの段差が形成されていることを特徴とする光ピックアップ装置である。
これによれば、アクセス対象が第1の光ディスクの場合には、対物レンズが第1の光ディスクに対して最適化されているため、良好な光スポットが記録面に形成される。アクセス対象が第2の光ディスクの場合には、光源から出射された光束は、位相シフト素子の位相シフタ面における段差により光学的位相差が付与される。このとき、第1の光ディスクとの相違により発生する収差を相殺する収差が付与されるため、良好な光スポットが記録面に形成される。また、第1の光源からの光束の波長が変化しても対物レンズでの収差を相殺する収差が位相シフト素子で付与されるため、良好な光スポットが記録面に形成される。従って、その結果として、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクから所望の信号を精度良く安定して取得することが可能となる。
この場合において、請求項2に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフタ面の段差によって付与される光学的位相差は、前記第1の波長に対して、2πの整数倍であることとすることができる。
上記請求項1及び2に記載の各光ピックアップ装置において、請求項3に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフト素子に入射する前記第2の光源からの光束は、発散光であることとすることができる。
この場合において、請求項4に記載の光ピックアップ装置の如く、前記発散光の物点距離は、前記位相シフト素子がないときに前記第2の光ディスクの記録面における波面収差が最小となる物点距離よりも小さいこととすることができる。
この場合において、請求項5に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフト素子に代えて、光軸を中心とする前記第2の開口径の内側にのみ段差が形成されている位相シフタ面を有する位相シフト素子を備えることとすることができる。
上記請求項1〜5に記載の各光ピックアップ装置において、請求項6に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフト素子は、前記共通光路上に固定されていることとすることができる。
上記請求項3に記載の光ピックアップ装置において、請求項7に記載の光ピックアップ装置の如く、前記対物レンズが光軸に直交する方向にシフトしたときに、前記対物レンズで付与されるコマ収差の極性と、前記対物レンズが前記第2の光ディスクに対して最適化されていると仮定した場合に付与されるコマ収差の極性とが、互いに逆極性になるように、前記発散光の物点距離が設定されていることとすることができる。
上記請求項1〜7に記載の各光ピックアップ装置において、請求項8に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフト素子は、平行平板の一方の面に前記位相シフタ面が形成された素子であることとすることができる。
上記請求項1〜8に記載の各光ピックアップ装置において、請求項9に記載の光ピックアップ装置の如く、前記共通光路上に配置され、前記第1の光源から出射された光束の発散角及び前記第2の光源から出射された光束の発散角を、それぞれ最適な発散角に変換する変換光学素子を更に備え、前記位相シフト素子は、前記変換光学素子と一体化していることとすることができる。なお、本明細書では、「一体化」には、2つの素子を接着剤などで接着することだけでなく、一つの基板に各素子の機能を持たせることも含む。
上記請求項1〜8に記載の各光ピックアップ装置において、請求項10に記載の光ピックアップ装置の如く、前記第1の光源から出射された光束の光路と前記第2の光源から出射された光束の光路とが交差する位置に配置され、各光路を前記共通光路とする光路合成素子を更に備え、前記位相シフト素子は、前記光路合成素子と一体化していることとすることができる。
上記請求項1〜10に記載の各光ピックアップ装置において、請求項11に記載の光ピックアップ装置の如く、前記複数の光源は、前記第1及び第2の波長のいずれとも異なる第3の波長の光束を出射する第3の光源を含み、前記第1、第2及び第3の光源と前記対物レンズとの間で、前記第1の光源からの光束と前記第2の光源からの光束と前記第3の光源からの光束との共通光路上に配置され、光軸を中心とする複数の輪帯状領域に分割され、隣接する輪帯状領域との境界に段差が設けられた第2の位相シフタ面を有する第2の位相シフト素子を、更に備え、前記段差によって付与される光学的位相差は、前記第1の波長に対して4πの整数倍であることとすることができる。
この場合において、請求項12に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフト素子と前記第2の位相シフト素子とは一体化され、平行平板の一方の面に前記位相シフタ面が形成され、他方の面に前記第2の位相シフタ面が形成されていることとすることができる。
上記請求項11に記載の光ピックアップ装置において、請求項13に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフト素子と前記第2の位相シフト素子とは一体化され、平行平板の一方の面に前記位相シフタ面と前記第2の位相シフタ面とが加算された第3の位相シフタ面が形成されていることとすることができる。
上記請求項11に記載の光ピックアップ装置において、請求項14に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフト素子に代えて、前記第2の光源から出射された光束を回折し、波長の違いによって生じる収差を相殺する収差を付与する回折素子を有する回折光学素子を備えることとすることができる。
この場合において、請求項15に記載の光ピックアップ装置の如く、前記回折光学素子と前記第2の位相シフト素子とは一体化され、平行平板の一方の面に前記回折素子が形成され、他方の面に前記第2の位相シフタ面が形成されていることとすることができる。
上記請求項11に記載の光ピックアップ装置において、請求項16に記載の光ピックアップ装置の如く、前記第2の位相シフト素子に代えて、前記第3の光源から出射された光束を回折し、波長の違いによって生じる収差を相殺する収差を付与する回折素子を有する回折光学素子を備えることとすることができる。
この場合において、請求項17に記載の光ピックアップ装置の如く、前記位相シフト素子と前記回折光学素子とは一体化され、平行平板の一方の面に前記位相シフタ面が形成され、他方の面に前記回折素子が形成されていることとすることができる。
請求項18に記載の発明は、複数種類の光ディスクに対して、情報の記録、再生及び消去のうち少なくともいずれかが可能な光ディスク装置において、請求項1〜17のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置を備えることを特徴とする光ディスク装置である。
これによれば、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクから所望の信号を精度良く安定して取得することができる請求項1〜17のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置を備えているため、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うことが可能となる。
請求項19に記載の発明は、複数種類の光ディスクにアクセス可能な情報処理装置において、請求項18に記載の光ディスク装置を備えることを特徴とする情報処理装置である。
これによれば、請求項18に記載の光ドライブ装置を備えているため、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクから情報を正しく取得することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図16(B)に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置23の概略構成が示されている。
図1に示される光ピックアップ装置23は、光源51a、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ54a、偏光ビームスプリッタ54b、プリズム53、位相シフタ103、1/4波長板55、開口制限素子105、対物レンズ60、発散角変換レンズ107、ホログラムユニット110、検出レンズ58、受光器59a、及び駆動系(図示省略)などを備えている。
この光ピックアップ装置23は、複数種類の規格に準拠した光ディスクに対応可能であり、本実施形態では、一例としてBlu−ray Discの規格に準拠した光ディスク(以下「BD」と略述する)及び従来のDVDの規格に準拠した光ディスク(以下「DVD」と略述する)に対応可能であるものとする。
光ディスクにおける光束の入射面から記録面までの距離、いわゆる基板厚は、BDでは0.1mmであり、DVDでは0.6mmである。また、対物レンズの適切な開口数は、BDでは0.85であり、DVDでは0.6である。なお、本実施形態では、特にBDとDVDとを区別する場合には、光ディスク15aをBDとし、光ディスク15bをDVDとする。
前記光源51aは、中心波長が405nmのレーザ光を出射する半導体レーザを有している。なお、光源51aから出射される光束の最大強度出射方向を+Z方向とする。また、一例として光源51aからは直線偏光(ここではP偏光)の光束が出射されるものとする。
前記ホログラムユニット110は、光源51b、受光器59b及びホログラム素子109などから構成されている。光源51bは、中心波長が660nmのレーザ光を出射する半導体レーザを有している。なお、光源51bから出射される光束の最大強度出射方向を−Y方向とする。また、光源51bからは光源51aと同じ直線偏光(ここではP偏光)の光束が出射されるものとする。受光器59bは、光源51bの近傍に配置され、光源51bから出射され、光ディスク15(正確には光ディスク15b)で反射された戻り光束を受光する。この受光器59bは、RF信号、ウォブル信号及びサーボ信号などが含まれる信号(光電変換信号)を生成するための複数の受光素子(又は受光領域)を含んで構成されている。ホログラム素子109は、光源51bの−Y側に配置され、戻り光束を受光器59bの受光面方向に偏向する。
前記コリメートレンズ52は、光源51aの+Z側に配置され、光源51aから出射された光束を略平行光とする。
前記発散角変換レンズ107は、ホログラムユニット110の−Y側に配置され、光源51bから出射され、ホログラム素子109を透過した光束の発散角を予め設定されている適切な発散角に変換する。
前記ビームスプリッタ54aは、コリメートレンズ52の+Z側であり、かつ発散角変換レンズ107の−Y側に配置されている。このビームスプリッタ54aは、波長選択性を有し、波長が405nmの光束に対しては透過率が高く、波長が660nmの光束に対しては反射率が高い。従って、ビームスプリッタ54aは、コリメートレンズ52からの光束の大部分をそのまま透過させ、発散角変換レンズ107からの光束を+Z方向に分岐する。
前記偏光ビームスプリッタ54bは、ビームスプリッタ54aの+Z側に配置されている。この偏光ビームスプリッタ54bは、入射光束の偏光状態に応じてその反射率が異なっている。ここでは、偏光ビームスプリッタ54bは、P偏光に対する反射率が小さく、S偏光に対する反射率が大きい。従って、偏光ビームスプリッタ54bは、ビームスプリッタ54aからの光束の大部分をそのまま透過させる。
前記プリズム53は、偏光ビームスプリッタ54bの+Z側に配置され、偏光ビームスプリッタ54bからの光束の光路を−Y方向に曲げる。なお、プリズム53に代えて反射ミラーを用いても良い。
前記位相シフタ103は、プリズム53の−Y側に配置され、入射光束の波面の位相を不連続に変化させ、光束の波長の違い及び基板厚の違いにより発生する収差を補正する。なお、この位相シフタ103の構造及び作用については後述する。
前記1/4波長板55は、位相シフタ103の−Y側に配置され、入射光束に1/4波長の光学的位相差を付与する。
前記開口制限素子105は、1/4波長板55の−Y側に配置され、光ディスク15に適切な開口数に応じて対物レンズ60に入射する光束のビーム径を規定する。ここでは、開口制限素子105は波長選択性を有し、波長が405nmの光束に対しては、開口数0.85に対応する光束が対物レンズ60に入射されるようにビーム径を規定し、波長が660nmの光束に対しては、開口数0.6に対応する光束が対物レンズ60に入射されるようにビーム径を規定する。また、開口制限素子105は、対物レンズ60と連動する。具体的には、対物レンズ60を保持するレンズホルダ110に開口制限素子105が固定されている。これにより、対物レンズ60がトラッキング方向にシフトしても良好な光スポットを形成することができる。
前記対物レンズ60は、開口制限素子105の−Y側に配置され、開口制限素子105からの光束を光ディスク15の記録面に集光する。この対物レンズ60は、開口数が0.85であり、一例として、設計上、BDに対して最適化されている。すなわち、対物レンズ60の設計波長は405nmであり、一例として図2に示されるように、入射光束の波長が405nmのときに波面収差が0.01λrms以下となるように設計されている。本実施形態では、対物レンズ60は、一例として図3〜図4(B)に示されるように、光軸方向の一側の面と他側の面は互いに異なる非球面形状を有している。なお、偏芯公差については大量生産が可能な値を確保している。
前記検出レンズ58は、偏光ビームスプリッタ54bの+Y側に配置され、偏光ビームスプリッタ54aで+Y方向に分岐された戻り光束を前記受光器59aの受光面に集光する。この受光器59aは、RF信号、ウォブル信号及びサーボ信号などが含まれる信号(光電変換信号)を生成するための複数の受光素子(又は受光領域)を含んで構成されている。
前記駆動系(図示省略)は、対物レンズ60の光軸方向であるフォーカス方向に対物レンズ60を微少駆動するためのフォーカシングアクチュエータ、及びトラッキング方向に対物レンズ60を微少駆動するためのトラッキングアクチュエータを有している。
ここでは、光ディスク15がBDのときに光源51a及び受光器59aの出力信号が選択され、光ディスク15がDVDのときに光源51b及び受光器59bの出力信号が選択されるようになっている。
ここで、前記位相シフタ103の構造について説明する。
本実施形態では、一例として、位相シフタ103には硝材として樹脂が用いられ、波長が405nmの光束の屈折率は1.563であり、波長が660nmの光束の屈折率は1.536であり、波長が780nmの光束の屈折率は1.531である。
位相シフタ103は、一例として図5及び図6に示されるように、光軸を中心とした複数の輪帯状領域に分割され、隣接する輪帯状領域との境界が段差を有する位相シフタ面が、平行平板の一方の面に形成されたものである。ここでは、位相シフタ面は、11個の輪帯状領域(r1〜r11)に分割されており、直径d2の位置までは光軸から離れるにしたがって、輪帯状領域の厚みが薄くなっている。また、隣接する輪帯状領域との境界における段差は、対物レンズ60の設計波長(ここでは405nm)の2N(Nは整数)倍の光路差が、位相シフタ103で生じるように設定されている。本実施形態では、一例として、一つの段差の大きさは、1.44μmである。これにより、輪帯状領域r6に対して、輪帯状領域r5、r7では2倍の光路差が生じ、輪帯状領域r4、r8では4倍の光路差が生じ、輪帯状領域r3、r9では6倍の光路差が生じ、輪帯状領域r2、r10では8倍の光路差が生じ、輪帯状領域r1、r11では10倍の光路差が生じる。Z軸方向に関する各段差の光軸からの距離は、それぞれ0.37mm、0.57mm、0.73mm、0.93mm、1.19mm、1.81mm、1.87mm、1.90mm、1.97mm、及び2.00mmである。なお、d1は開口数0.85に対応する径であり、d2は開口数0.6に対応する径である。
なお、位相シフタ面における段差の大きさ、及び各段差の光軸からの距離は、本実施形態に限定されるものではなく、対物レンズ60の形状及び設計波長、位相シフタ103を構成する材料、適切な開口数などによって異なる。
次に、前記位相シフタ103の作用を説明する。
光ディスク15がBDの場合には、光源51aからの光束は、一例として図7に符号Laで示されるように、略平行光状態で位相シフタ103に入射する。光束の波長変動が小さいときには、位相シフタ103に入射した光束は、位相シフタ面における段差に対して不感であり、位相シフタ103では何ら作用を受けることなくそのまま透過する。
一方、光ディスク15がDVDの場合には、光源51bからの光束は、一例として図7に符号Lbで示されるように、発散光状態で位相シフタ103に入射する。本実施形態では、発散光の物点距離は34.5mmである。なお、波長の違い、開口数の違い、及び基板厚の違いを対物レンズ60の有限倍率変換のみで補正する場合の物点距離は38mmである。物点距離34.5mmで入射した光束は、一例として図8に補正前として示されるように、光軸から離れるにしたがって位相が遅れるような収差を有しているが、位相シフタ103により、一例として図8に補正後として示されるように、位相シフタ面の段差の部分で、波面の位相が不連続に変化し、BDの場合との、波長の違い、適切な開口数の違い、及び基板厚の違いによって発生する収差が補正される。なお、図8における横軸は、光軸からの距離を示している。この場合のように、光源51bからの光束が発散光であり、その物点距離が、対物レンズ60の有限倍率変換のみで補正する場合の物点距離よりも小さいときには、d2とd1間の段差は必須ではない。
従来の位相シフタの例が図9(A)及び図9(B)に示されている。図9(A)に示される位相シフタS1は17段の段差を有し、光束Lbは略平行光状態で入射するようになっている。図9(B)に示される位相シフタS2は6段の段差を有し、光束Lbは物点距離が54mmの発散光状態で入射するようになっている。位相シフタS1、S2では、いずれも光束Lbが入射する領域では、本実施形態における位相シフタ103と異なり、光軸近傍の領域の厚みが外側の領域の厚みよりも薄くなっている。また、位相シフタS1、S2は、開口制限素子105とともに、対物レンズ60と連動するように配置されている。
一般に、光源近傍の温度は25℃〜80℃の範囲で変化し、それによって光源から出射される光束の中心波長が3nm程度変化することが知られている。そして、他の要因も考慮すると、光源から出射される光束の中心波長は±5nm程度ばらつくことが予想される。
位相シフタS1に、波長が412nmの光束が入射したときの波面の状態の一例が図10に示されている。これによると、大きな収差が発生していることがわかる。また、波面収差に対する光源51aから出射される光束の波長変化の影響が、各位相シフタについてそれぞれ図11に示されている。例えば波面収差の劣化量の許容値を0.02λrmsとすると、従来の位相シフタS1、及びS2では、それぞれ波長変化量としては約1nm、及び約3nmしか許容することができない。一方、本実施形態における位相シフタ103では、波長変化量として約7nmを許容することができる。すなわち、398nm〜412nmまで許容できる。
これは、従来の位相シフタS1及びS2では、波長変化により生じる位相シフタの色収差の発生方向と、対物レンズの色収差の発生方向とが、互いに同じ方向であり、例えば波長が長波長側にシフトすると、位相シフタの色収差及び対物レンズの色収差は、いずれも光軸から離れるにしたがって位相が進むこととなり、各色収差が加算されるためである。
一方、位相シフタ103では、波長変化より生じる位相シフタの色収差の発生方向と、対物レンズの色収差の発生方向とが、互いに反対方向であり、かつd2とd1の間にも段差が形成されていることにより、例えば波長が長波長側にシフトすると、位相シフタの色収差は光軸から離れるにしたがって位相が遅くなり、対物レンズの色収差は光軸から離れるにしたがって位相が進むこととなり、各色収差が互いに打ち消し合う。従って、光源における製品間のばらつきや、光源近傍の温度変化、出力変化に起因して、光源51aから出射される光束の波長が設計波長から変化した場合でも、良好な波面を保つことができ、その結果として、波長変動に強い高精度な光ピックアップ装置を提供することが可能となる。
また、図12には、軸ずれによるコマ収差の発生量が、各位相シフタについてそれぞれ示されている。従来の位相シフタS1、及びS2では、軸ずれに伴うコマ収差の劣化が大きい。コマ収差の劣化許容量を0.02λrms以下とすると、それぞれの軸ずれ許容量は約8μm、及び約23μmと小さく、位相シフタの組付け位置の公差が厳しい。一方、位相シフタ103では、軸ずれ量が0.1mm以下ではコマ収差の劣化がほとんど生じない。従って、組付け位置の公差が大きくなるだけでなく、対物レンズ60と連動する必要がなくなり、トラッキングアクチュエータの負担を小さくすることができる。
本実施形態における位相シフタ103では、従来の位相シフタに比べて、軸ずれによるコマ収差の劣化量が小さい理由について図13〜図16(B)を用いて説明する。図13には、位相シフタ103がなく、光束Lbが発散光状態で対物レンズ60に入射する場合が示されている。図14には、対物レンズ60に代えて、DVDに最適化されている対物レンズ60´が用いられ、光束Lbが平行光状態で対物レンズ60´に入射する場合が示されている。図13において、軸ずれが0mmのときの波面形状が図15(A)に示され、0.1mmのときの波面形状が図15(B)に示され、0.2mmのときの波面形状が図15(C)に示されている。また、図14において、軸ずれが0mmのときの波面形状図16(A)に示され、0.2mmのときの波面形状が図16(B)に示されている。すなわち、軸ずれが0mmのときは、球面収差が示され、軸ずれが0mm以外のときは、球面収差+コマ収差が示されている。
軸ずれが0mmのときの波面形状を比較すると、図15(A)における波面収差と図16(A)における波面収差とは、互いに逆極性となっている。これにより、対物レンズ60による球面収差と位相シフタ103による球面収差とは打ち消し合うこととなり、これにより、波長の違い、基板厚の違い、及び開口数の違いにより発生する球面収差が補正されている。
軸ずれが0.2mmのときの波面形状を比較すると、図15(C)におけるコマ収差と図16(B)におけるコマ収差とは、互いに逆極性となっている。これにより、光学系全体のコマ収差を打ち消し合うことができ、有限倍率が高い光学系であっても、位相シフタ103を対物レンズ60と連動させることなく、軸ずれに起因するコマ収差を補正することができる。これにより、組付け公差が大きく、高精度で安定した光ピックアップ装置を提供することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光ピックアップ装置23によると、光軸中心からd2までは、周辺に向かうに従い位相シフタ面の光軸方向の厚さが薄くなるように段差が形成され、d2とd1の間にも段差が形成されているため、DVDのときに、波長の違い、基板厚の違い、及び開口数の違いにより発生する収差を光利用効率の低下を招くことなく補正できる。また、光源51aからの光束の波長が、設計波長から変化した場合でも、位相シフタ面で発生する色収差と対物レンズで発生する色収差とを互いに打ち消すことができる。すなわち、波長変動に強く、複数種類の光ディスクから、それぞれ所望の信号を精度良く安定して取得することができる。
また、位相シフタ103が、対物レンズ60の色収差を補正する機能を有しているため、色収差補正用の素子を別途設ける必要が無く、部品点数の低減、低コスト化、小型化を実現することができる。
また、位相シフタ103に入射する光源51bからの光束が発散光であるため、位相シフタ103にて付与する位相差を小さくすることができる。これにより、段差の数を少なくすることができる。
また、位相シフタ103は、対物レンズ60と連動しなくても、軸ずれによるコマ収差を補正することができるため、トラッキングアクチュエータの負荷の増大を抑制することができる。これにより、光ピックアップ装置の設計の自由度が制限されず、小型化を促進することができる。また、消費電力の増加を抑制することができる。
また、位相シフタ103でのコマ収差と対物レンズ60でのコマ収差とが互いに逆の極性が逆となるように、発散光の物点距離が設定されているため、対物レンズ60と位相シフタ103との軸ずれ公差を大きすることができる。
また、位相シフタ面が、平行平板上に形成されているため、低コスト化を図ることが可能となる。
また、安価な対物レンズを用いることができるので、低コスト化を図ることが可能となる。
さらに、アクセス対象の光ディスクがBD及びDVDのいずれであっても、単一の対物レンズで、良好な光スポットが記録面に形成されるため、装置の小型化及び低コスト化が可能となる。
また、一例として図17に示されるように、本実施形態に係る光ピックアップ装置23を備える光ディスク装置20は、光ディスク15がBD及びDVDのいずれであってもS/N比の高い信号が光ピックアップ装置23から出力されるため、BD及びDVDのいずれに対してもアクセスを精度良く行うことができる。従って、複数種類の光ディスクへのアクセスを精度良く行うことが可能となる。また、光ピックアップ装置23の小型化及び低コスト化により、光ディスク装置20の小型化及び低コスト化が可能となる。
また、この光ディスク装置20を備える情報処理装置は、BD及びDVDのいずれに対してもアクセスを精度良く行うことができるため、複数種類の光ディスクから情報を正しく取得することが可能となる。また、光ピックアップ装置23の小型化及び低コスト化により、情報処理装置の小型化及び低コスト化が可能となる。
なお、上記実施形態において、図18に示されるように、前記位相シフタ103と前記偏光ビームスプリッタ54bとを一体化しても良い。具体的には、位相シフタ103における段差が形成されていないほうの面を偏光ビームスプリッタ54bと張り合わせても良い。また、偏光ビームスプリッタ54bの+Z側の面に、位相シフタ103と同等の位相シフタ面を形成しても良い。すなわち、同一基板上に位相シフタ103と偏光ビームスプリッタ54bとを設けても良い。なお、位相シフタ103と一体化される部品は、偏光ビームスプリッタ54bに限定されず、例えば図19に示されるように、ビームスプリッタ54aと偏光ビームスプリッタ54bとの間に前記コリメートレンズ52を配置し、該コリメートレンズ52と一体化しても良い。要するに、位相シフタ103は、共通光路中に配置されているいずれかの光学素子と一体化することができる。これにより、部品点数を少なくすることができ、低コスト化、小型化をさらに促進することができる。
また、上記実施形態では、開口制限素子105が対物レンズ60と連動する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、光ディスク15がBDのときに精度良く記録及び再生ができるように設計されている場合について説明したが、これに限らず、光ディスク15がDVDのときに精度良く記録及び再生ができるように設計されていても良い。この場合には、前記位相シフタ103は、光ディスク15がBDのときに、波長の違い、開口数の違い、及び基板厚の違いによって発生する収差を補正するように、その位相シフタ面が形成されることとなる。
また、上記実施形態では、光源が2つの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図20に示されるように、3つの光源が設けられても良い。図20では、さらにCDの規格に準拠した光ディスク(以下「CD」と略述する)にも対応できるように、上記実施形態における光ピックアップ装置23に、位相シフタ113、ビームスプリッタ54c、発散角変換レンズ117、位相シフタ113及びホログラムユニット120が付加されている。なお、CDの基板厚は1.2mmである。この場合にも、光ディスク15がBD、DVD及びCDのいずれであっても、それぞれ所望の信号を精度良く安定して取得することができる。
上記ホログラムユニット120は、光源51c、受光器59c及びホログラム素子119などから構成されている。光源51cは、光ディスク15がCDのときに選択され、中心波長が780nmのレーザ光を出射する半導体レーザを有している。なお、光源51cから出射される光束の最大強度出射方向を−Y方向とする。また、一例として光源51cからは光源51aと同じ直線偏光(ここではP偏光)の光束が出射されるものとする。受光器59cは、光源51cの近傍に配置され、光源51cから出射され、光ディスク15で反射された戻り光束を受光する。この受光器59cは、RF信号、ウォブル信号及びサーボ信号などを含む信号(光電変換信号)を生成するための複数の受光素子(又は受光領域)を含んで構成されている。ホログラム素子119は、光源51cの−Y側に配置され、戻り光束を受光器59cの受光面方向に偏向する。
発散角変換レンズ117は、ホログラムユニット120の−Y側に配置され、光源51cから出射された光束の発散角を変換する。
ビームスプリッタ54cは、前記ビームスプリッタ54aと偏光ビームスプリッタ54bとの間の光路上であり、かつ発散角変換レンズ117の−Y側に配置されている。このビームスプリッタ54cは、波長選択性を有し、波長が405nmの光束及び660nmに対しては透過率が高く、波長が780nmの光束に対しては反射率が高くなるように設定されている。従って、ビームスプリッタ54cは、ビームスプリッタ54aからの光束の大部分をそのまま透過させ、発散角変換レンズ117からの光束を+Z方向に分岐する。
開口制限素子115は、波長選択性を有し、波長が405nmの光束に対しては、開口数0.85に対応する光束が対物レンズ60に入射されるようにビーム径を規定し、波長が660nmの光束に対しては、開口数0.65に対応する光束が対物レンズ60に入射されるようにビーム径を規定し、波長が780nmの光束に対しては、開口数0.40に対応する光束が対物レンズ60に入射されるようにビーム径を規定する。
位相シフタ113は、前記位相シフタ103と1/4波長板55との間に配置されている。位相シフタ113は、一例として図21に示されるように、光軸を中心とした3つの輪帯状領域(R1〜R3)に分割されており、各輪帯状領域は、光軸から離れるにしたがって、厚みが薄くなるように設定されている。また、各輪帯状領域における厚みの段差は、対物レンズ60の設計波長(ここでは405nm)の5N(Nは整数)倍の光路差が生じるように設定されている。従って、波長が405nmの光束及び波長が660nmの光束は、位相シフタ113の段差を感じない。一例として、位相シフタ113には、硝材として樹脂が用いられ、波長が405nmの光束の屈折率nは1.563であり、波長が660nmの光束の屈折率nは1.536であり、波長が780nmの光束の屈折率nは1.531である。また、一段の高さは3.6μmである。これにより、輪帯状領域R3に対して、輪帯状領域R2では5倍の光路差が生じ、輪帯状領域R1では10倍の光路差が生じる。Z軸方向に関する各段差の位置は光軸を基準として、それぞれ1.11mm、1.22mm、及び1.28mmである。なお、d3は、開口数0.40に対応する径である。
なお、位相シフタ113における段差の高さ、及び段差の半径位置は、本実施形態に限定されるものではなく、対物レンズ60の形状、対物レンズ60の設計波長、位相シフタ113を構成する材料、開口数によって異なる。
一例として図22に示されるように、光源51aからの光束Laは、平行光状態で位相シフタ113及び対物レンズ60に入射し、光源51bからの光束Lbは、物点距離34.5mmの発散光状態で位相シフタ113に入射し、光源51cからの光束Lcは、物点距離40.0mmの発散光状態で位相シフタ113に入射する。
なお、図22では、開口制限素子115と1/4波長板55と位相シフタ113は、それぞれ対物レンズ60と連動しているが、それぞれ光路上に固定されても良い。
物点距離34.5mmで位相シフタ113に入射した光源51cからの光束Lcは、一例として図23に補正前として示されるように、光軸から離れるにしたがって位相が遅れるような収差を有しているが、位相シフタ113により、一例として図23に補正後として示されるように、段差の部分で、波面の位相が不連続に変化し、収差が補正されている。なお、図23における横軸は光軸からの距離を示している。
この場合において、一例として図24に示されるように、開口制限素子115と1/4波長板55と位相シフタ113と位相シフタ103が、それぞれ対物レンズ60と連動して駆動されても良い。
また、この場合において、各光源からの光束がいずれも平行光状態であってもよい。
また、この場合において、一例として図25に示されるように、平行平板の一方の面に位相シフタ103の位相シフタ面が形成され、他方の面に位相シフタ113の位相シフタ面が形成されても良い。これにより、部品点数を少なくすることができ、小型化、低コスト化を更に促進することができる。
また、この場合において、一例として図26に示されるように、位相シフタ103の位相シフト面の段差と位相シフタ113の位相シフト面の段差とが加算された位相シフト面が、平行平板の一方の面に形成されても良い。これにより、部品点数を少なくすることができ、さらなる小型化、低コスト化を実現することができる。
そして、更に、図26に示される平行平板の他側の面に、前記1/4波長板55と同等の機能、あるいは前記開口制限素子115と同等の機能を付加しても良い。これにより、部品点数を少なくすることができ、さらなる小型化、低コスト化を実現することができる。
また、この場合において、一例として図27及び図28に示されるように、前記位相シフタ103に代えてホログラム素子104を用いても良い。このホログラム素子104は、次の(1)式で定義された光路差関数Φb(mm)で示される回折構造を有している。(1)式におけるhは、光軸に垂直な方向の高さ(mm)である。また、b2=1.4384×10-2、b4=5.1678×10-4、b6=−3.2876×10-4、b8=1.7535×10-4、b10=−5.2368×10-5、b12=6.3337×10-6、である。
Φb=b22+b44+b66+b88+b1010+b1212+・・・・・ ……(1)
一例として、ホログラム素子104には、硝材として樹脂が用いられ、波長が405nmの光束の屈折率は1.563であり、波長が660nmの光束の屈折率は1.536であり、波長が780nmの光束の屈折率は1.531である。また、溝はブレーズ状に形成され、その深さは5.8μmである。この深さは、波長が405nmの光束及び波長が780nmの光束はそのまま透過し、波長が660nmの光束は一次回折光の回折効率が60%となる深さである。ホログラム素子104によって、DVDのときに、波長の違い及び基板厚の違いに起因して発生する収差を補正している。この場合でも、上記実施形態と同等の効果を得ることができる。
さらに、ホログラム素子104と位相シフタ113とを一体に形成しても良い。例えば、平行平板の一方の面にホログラム素子104と同等の回折素子が形成され、他方の面に位相シフタ113と同等の位相シフタ面が形成された素子を用いても良い。これにより、部品点数を削減することができ、更に小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、ホログラム素子104からの出射光は発散光であり、対物レンズ60へは発散光で入射される。これにより、対物レンズ60とホログラム素子104とが互いに軸ずれを生じても、発散光が対物レンズ60を透過するときに発生するコマ収差と、ホログラム素子104により光学的位相差が付与された波面が対物レンズ60を透過するときに発生するコマ収差とが、逆極性となるため、互いに打ち消し合うことができ、光学系全体のコマ収差の増加は抑制されることとなる。従って、ホログラム素子104の組付け公差を大きくすることが可能である。
また、位相シフタ113に代えて、光源51cからの光束を回折し、CDのときに生じる収差を補正するホログラム素子を用いても良い。
以上説明したように、本発明のピックアップ装置によれば、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクから所望の信号を精度良く取得するのに適している。また、本発明の光ディスク装置によれば、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクへのアクセスを精度良く行うのに適している。また、本発明の情報処理装置によれば、大型化を招くことなく、複数種類の光ディスクから情報を正しく取得するのに適している。
本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置を説明するための図である。 波面収差に及ぼす波長変化の影響を説明するための図である。 図1における対物レンズを説明するための図(その1)である。 図4(A)及び図4(B)は、それぞれ図1における対物レンズを説明するための図(その2)である。 図1における位相シフタの形状を説明するための図(その1)である。 図1における位相シフタの形状を説明するための図(その2)である。 図1における位相シフタの作用を説明するための図(その1)である。 図1における位相シフタの作用を説明するための図(その2)である。 図9(A)及び図9(B)は、それぞれ従来の位相シフタの形状を説明するための図である。 図9(B)の従来の位相シフタの作用を説明するための図である。 図1における位相シフタと従来の位相シフタとの違いを説明するための図(その1)である。 図1における位相シフタと従来の位相シフタとの違いを説明するための図(その2)である。 図1における位相シフタの作用を説明するための図(その3)である。 図1における位相シフタの作用を説明するための図(その4)である。 図15(A)〜図15(C)は、それぞれ図1における位相シフタの作用を説明するための図(その5)である。 図16(A)及び図16(B)は、それぞれ図1における位相シフタの作用を説明するための図(その6)である。 本発明の一実施形態に係る光ディスク装置を説明するための図である。 位相シフタと偏光ビームスプリッタとが一体化した光ピックアップ装置を説明するための図である。 位相シフタとコリメートレンズとが一体化した光ピックアップ装置を説明するための図である。 3つの光源を備える光ピックアップ装置を説明するための図である。 図20における位相シフタ113の形状を説明するための図である。 図20における位相シフタ113の作用を説明するための図(その1)である。 図20における位相シフタ113の作用を説明するための図(その2)である。 位相シフタ113が対物レンズと連動する場合を説明するための図である。 図20における位相シフタ113と位相シフタ103との一体化を説明するための図(その1)である。 図20における位相シフタ113と位相シフタ103との一体化を説明するための図(その2)である。 図20における位相シフタ103に代えてホログラム素子を用いる場合を説明するための図である。 図27におけるホログラム素子の作用を説明するための図である。
符号の説明
15…光ディスク、15a…BD(複数の光ディスクの1つ)、15b…DVD(複数の光ディスクの1つ)、15c…CD(複数の光ディスクの1つ)、20…光ディスク装置、23…光ピックアップ装置、51a…光源(第1の光源)、51b…光源(第2の光源)、51c…光源(第3の光源)、52…コリメートレンズ、54a…ビームスプリッタ(分岐光学素子)、54b…偏光ビームスプリッタ(分岐光学素子)、54c…ビームスプリッタ(分岐光学素子)、59a…受光器(光検出器)、60…対物レンズ、103…位相シフタ(位相シフト素子)、104…ホログラム素子(回折光学素子)、113…位相シフタ(第2の位相シフト素子)。

Claims (19)

  1. 複数種類の光ディスクに対して、情報の記録、再生及び消去のうちの少なくともいずれかを行うときに用いられ、第1の波長の光を出射する第1の光源、及び前記第1の波長と異なる第2の波長の光を出射する第2の光源を含む複数の光源と;前記第1の波長の光に対応する第1の光ディスクに対して最適化され、前記各光源から出射された光を対応する光ディスクの記録面に集光する対物レンズと、前記第1、第2の光源と前記対物レンズとの間で、前記第1の光源からの光束と前記第2の光源からの光束の共通光路上に配置され、光軸を中心とする複数の輪帯状領域に分割され、隣接する輪帯状領域の境界に段差が設けられた位相シフタ面を有する位相シフト素子と、を含む光学系と;を備える光ピックアップ装置において、
    前記第1の光ディスクに対応した前記対物レンズの第1の開口径は、前記第2の光ディスクに対応した前記対物レンズの第2の開口径よりも大きく、
    前記位相シフタ面では、光軸を中心とする前記第2の開口径に対応する径の内側において、光軸から遠くなるにつれて各輪帯状領域の光軸方向の厚さが薄くなるように段差が形成されているとともに、前記第2の開口径に対応する径と前記第1の開口径に対応する径との間にも少なくとも1つの段差が形成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記位相シフタ面の段差によって付与される光学的位相差は、前記第1の波長に対して、2πの整数倍であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記位相シフト素子に入射する前記第2の光源からの光束は、発散光であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記発散光の物点距離は、前記位相シフト素子がないときに前記第2の光ディスクの記録面における波面収差が最小となる物点距離よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記位相シフト素子に代えて、光軸を中心とする前記第2の開口径の内側にのみ段差が形成されている位相シフタ面を有する位相シフト素子を備えることを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記位相シフト素子は、前記共通光路上に固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記対物レンズが光軸に直交する方向にシフトしたときに、前記対物レンズで付与されるコマ収差の極性と、前記対物レンズが前記第2の光ディスクに対して最適化されていると仮定した場合に付与されるコマ収差の極性とが、互いに逆極性になるように、前記発散光の物点距離が設定されていることを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記位相シフト素子は、平行平板の一方の面に前記位相シフタ面が形成された素子であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  9. 前記共通光路上に配置され、前記第1の光源から出射された光束の発散角及び前記第2の光源から出射された光束の発散角を、それぞれ最適な発散角に変換する変換光学素子を更に備え、
    前記位相シフト素子は、前記変換光学素子と一体化していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記第1の光源から出射された光束の光路と前記第2の光源から出射された光束の光路とが交差する位置に配置され、各光路を前記共通光路とする光路合成素子を更に備え、
    前記位相シフト素子は、前記光路合成素子と一体化していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  11. 前記複数の光源は、前記第1及び第2の波長のいずれとも異なる第3の波長の光束を出射する第3の光源を含み、
    前記第1、第2及び第3の光源と前記対物レンズとの間で、前記第1の光源からの光束と前記第2の光源からの光束と前記第3の光源からの光束との共通光路上に配置され、光軸を中心とする複数の輪帯状領域に分割され、隣接する輪帯状領域との境界に段差が設けられた第2の位相シフタ面を有する第2の位相シフト素子を、更に備え、
    前記段差によって付与される光学的位相差は、前記第1の波長に対して4πの整数倍であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  12. 前記位相シフト素子と前記第2の位相シフト素子とは一体化され、平行平板の一方の面に前記位相シフタ面が形成され、他方の面に前記第2の位相シフタ面が形成されていることを特徴とする請求項11に記載の光ピックアップ装置。
  13. 前記位相シフト素子と前記第2の位相シフト素子とは一体化され、平行平板の一方の面に前記位相シフタ面と前記第2の位相シフタ面とが加算された第3の位相シフタ面が形成されていることを特徴とする請求項11に記載の光ピックアップ装置。
  14. 前記位相シフト素子に代えて、前記第2の光源から出射された光束を回折し、波長の違いによって生じる収差を相殺する収差を付与する回折素子を有する回折光学素子を備えることを特徴とする請求項11に記載の光ピックアップ装置。
  15. 前記回折光学素子と前記第2の位相シフト素子とは一体化され、平行平板の一方の面に前記回折素子が形成され、他方の面に前記第2の位相シフタ面が形成されていることを特徴とする請求項14に記載の光ピックアップ装置。
  16. 前記第2の位相シフト素子に代えて、前記第3の光源から出射された光束を回折し、波長の違いによって生じる収差を相殺する収差を付与する回折素子を有する回折光学素子を備えることを特徴とする請求項11に記載の光ピックアップ装置。
  17. 前記位相シフト素子と前記回折光学素子とは一体化され、平行平板の一方の面に前記位相シフタ面が形成され、他方の面に前記回折素子が形成されていることを特徴とする請求項16に記載の光ピックアップ装置。
  18. 複数種類の光ディスクに対して、情報の記録、再生及び消去のうち少なくともいずれかが可能な光ディスク装置において、
    請求項1〜17のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  19. 複数種類の光ディスクにアクセス可能な情報処理装置において、
    請求項18に記載の光ディスク装置を備えることを特徴とする情報処理装置。
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