JP2006327463A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 衝突時の車体のエネルギー吸収量を増加する。
【解決手段】 フロントサイドメンバの前端部を構成するクラッシュボックス14の前端がバンパリインホースメント10に結合されている。クラッシュボックス14の稜線18Jにはクラッシュビード24が形成されており、インナパネル18の稜線18Lの前端部には切欠28が形成されている。また、切欠28の後端から始まる稜線18Lの前端18Mは、クラッシュビード24の前後方向中央位置となる底部24Eの車幅方向外側への延長線Kより車体後方となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車体において前後方向に沿って配置された部材の先端に、車幅方向に沿って配置された部材を固定する車体構造に関する。
下記特許文献1には、車体前後方向に延びる矩形閉断面状のフロントフレームの前端側にバンパリインホースメントを連結する車体構造が開示されている。この車体構造では、フロントフレームの前端側に初期最大耐力を低減するための第1ビードが形成されており、第1ビードの後方に連続する左右両側の平面部に、前後に連続凹凸状をなす第2ビードが形成されていている。
特開平11−268663号 実開平7−42737号
しかしながら、特許文献1では、初期最大耐力を低減するための第1ビードがフロントフレームの前端側に全周に亘って形成されている。この結果、車体前方から衝突荷重が作用した場合に、フロントフレームの車幅方向内側壁部と車幅方向外側壁部とが同時に座屈変形を開始する。即ち、フロントフレームにおける車幅方向内側壁部の座屈荷重と車幅方向外側壁部の座屈荷重とが同じタイミングで立ち上がった後に同時に低下する。この結果、フロントフレームにおける衝突直後の座屈荷重の大きな変化により、衝突時の車体のエネルギー吸収量が低下する。
本発明は上記事実を考慮し、衝突時の車体のエネルギー吸収量を増加できる車体構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明における車体構造は、長手方向を車幅方向に沿って車体に取付けられた第1部材と、長手方向を車体前後方向に沿って車体に取付けられ、車幅方向外側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向外側稜線と、車幅方向内側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向内側稜線とを有し、長手方向の一端が前記第1部材に結合された第2部材と、前記第2部材に形成され、前記第2部材の長手方向の変形に伴って発生する前記車幅方向外側稜線の座屈荷重の発生タイミングと、前記車幅方向内側稜線の座屈荷重の発生タイミングとをずらすための座屈荷重制御手段と、を有することを特徴とする。
長手方向を車幅方向に沿って車体に取付けられた第1部材に車体外方から車体内方へ向かって作用した衝突荷重は、長手方向を車体前後方向に沿って車体に取付けられ、長手方向の一端が第1部材に結合された第2部材の車幅方向外側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向外側稜線と、車幅方向内側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向内側稜線とにそれぞれ作用する。
この際、第2部材に形成された座屈荷重制御手段によって、第2部材の長手方向の変形に伴って発生する車幅方向外側稜線の座屈荷重の発生タイミングと、車幅方向内側稜線の座屈荷重の発生タイミングとがずれる。この結果、第2部材における車幅方向外側稜線の座屈荷重の最高値、最低値と、車幅方向内側稜線の座屈荷重の最高値、最低値とが一致することが無い。このため、第2部材の座屈荷重の大きな変化を無くすことができる。
請求項2記載の本発明における車体構造は、長手方向を車幅方向に沿って車体に取付けられた第1部材と、長手方向を車体前後方向に沿って車体に取付けられ、車幅方向外側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向外側稜線と、車幅方向内側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向内側稜線とを有し、長手方向の一端が前記第1部材に結合された第2部材と、前記第2部材の前記第1部材側の端部における前記車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との何れか一方にかかって形成され、前記第2部材の長手方向に荷重が作用した場合に前記第2部材の座屈変形の起点となる変形促進手段と、前記第2部材の車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との何れか他方に、前記第1部材側から形成された切欠と、を有することを特徴とする。
長手方向を車幅方向に沿って車体に取付けられた第1部材に車体外方から車体内方へ向かって作用した衝突荷重は、長手方向を車体前後方向に沿って車体に取付けられ、長手方向の一端が第1部材に結合された第2部材の車幅方向外側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向外側稜線と、車幅方向内側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向内側稜線とにそれぞれ作用する。
この際、第2部材の車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との何れか一方は、そこに形成された変形促進手段によって直ちに座屈変形を開始する。一方、第2部材の車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との何れか他方は、第1部材側から形成された切欠によって、第2部材の車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との何れか一方に切欠の長さと対応する座屈変形が発生した後に座屈を開始する。
この結果、第2部材の車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との座屈変形開始時間がずれ、車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との一方の荷重が立ち上がった後に、他方の荷重が立ち上がり、それぞれの座屈荷重の最高値、最低値が一致することが無く、第2部材の座屈荷重の大きな変化を無くすことができる。
請求項3記載の本発明は請求項2に記載の車体構造において、前記第1部材と前記切欠を形成した部位の稜線の先端との距離が、前記第2部材の隣接する稜線間の各距離における最短距離の1/2より小さいことを特徴とする。
第2部材における変形ストロークに対する座屈変形の1周期は、第2部材の隣接する稜線間の各距離における最短距離と略同等となる。このため、第1部材と、切欠を形成した部位の稜線の先端との距離を、第2部材の隣接する稜線間の各距離における最短距離の1/2より小さくすることで、変形ストロークに対する座屈荷重変化の1/4、3/4周期に発生する第2部材における車幅方向外側稜線の座屈荷重の最高値、最低値と、車幅方向内側稜線の座屈荷重の最高値、最低値とが確実にずれる。
請求項1記載の本発明における車体構造は、衝突時の車体のエネルギー吸収量を増加できる。
請求項2記載の本発明における車体構造は、衝突時の車体のエネルギー吸収量を増加できる。
請求項3記載の本発明における車体構造は、衝突時の車体のエネルギー吸収量を確実に増加できる。
本発明の車体構造の第1実施形態を図1〜図10に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
図4に示される如く、本実施形態では、自動車車体の前端下部には第1部材としてのフロントバンパのバンパリインホースメント10が、その長手方向を車幅方向に沿って取付けられており、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aは車体後方へ向かって若干湾曲している。また、バンパリインホースメント10の側断面形状(車体前後方向に沿った垂直断面の形状)は、車体上下方向を長手方向とする矩形閉断面形状となっている。
なお、第1部材とは、車体前端部または車体後端部にその長手方向を車幅方向に沿って配置されている骨格部材であって、車体の前突時または後突時に衝突荷重を受ける部材である。
自動車車体の前端下部の車幅方向両端部には、それぞれ第2部材としてのフロントサイドメンバ12が、その長手方向を車体前後方向に沿って取付けられている。また、左右のフロントサイドメンバ12の前端部は、クラッシュボックス14で構成されており、クラッシュボックス14の前端が、それぞれバンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aに結合されている。
なお、第2部材とは、その長手方向を車体前後方向に沿って配置され、長手方向の一端が第1部材に結合された骨格部材であり、車体の前突時または後突時に第1部材からの衝突荷重を受ける部材である。
図1に示される如く、クラッシュボックス14はアウタパネル16とインナパネル18とで閉断面構造を形成している。インナパネル18は開口部を車幅方向外側へ向けた開断面形状となっており、インナパネル18の開口部を平板状のアウタパネル16が閉塞している。
インナパネル18の車体前後方向(長手方向)から見た形状は、車体上下方向に沿った車幅方向内壁部18A、車幅方向に沿った上壁部18Bと下壁部18C、車幅方向内壁部18Aの上端と上壁部18Bの車幅方向内側端とを連結し、車幅方向内側下方から車幅方向外側上方へ延びる上傾斜壁部18D、車幅方向内壁部18Aの下端と下壁部18Cの車幅方向内側端とを連結し、車幅方向内側上方から車幅方向外側下方へ延びる下傾斜壁部18E、上壁部18Bの車幅方向外側端から車体上方へ向けて屈曲された上フランジ18F及び下壁部18Cの車幅方向外側端から車体下方へ向けて屈曲された下フランジ18Gを備えている。
インナパネル18における上フランジ18Fの車幅方向外側面の下部には、アウタパネル16の上部16Aが接合されており、インナパネル18における下フランジ18Gの車幅方向外側面の上部には、アウタパネル16の下部16Bが接合されている。
また、インナパネル18の車幅方向内壁部18Aの前端、上傾斜壁部18Dの前端及び下傾斜壁部18Eの前端には、車幅方向内側へ向かって略一定幅のフランジ18Hが連続して形成されており、このフランジ18Hは、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに接合されている。
図3に示される如く、アウタパネル16の前端には、車幅方向外側へ向かってフランジ16Cが形成されており、このフランジ16Cは、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに接合されている。
図2に示される如く、インナパネル18の上壁部18Bの車幅方向中央部には、取付部20が車体前方へ向かって形成されている。この取付部20は板状となっており、取付部20の車幅方向の幅W1は、インナパネル18の上壁部18Bの車幅方向の幅W2と比べて短くなっている(W1<W2)。
また、クラッシュボックス14の前端部には、座屈荷重制御手段である変形促進手段としてのクラッシュビード24が、上壁部18Bと上傾斜壁部18Dとの境になる稜線18Jにかかって形成されており、クラッシュビード24はクラッシュボックス14の内部側に向かって凹んでいる。
なお、変形促進手段とは、第2部材の長手方向に荷重が作用した場合に第2部材の座屈変形の起点となる手段である。また、稜線とは、第2部材において周方向に隣り合う壁部の境に、その長手方向を車体前後方向に沿って形成されたコーナ部であって、長手方向と直交するコーナ部の断面形状は角形状でも円弧状でも良い。また、クラッシュビードとは、衝突時に生じる衝突方向の塑性変形の起点となるひも状の突起である。また、クラッシュビードが稜線にかかって形成されるとは、クラッシュビードが稜線と交差して形成されていることである。
図3に示される如く、クラッシュビード24の車幅方向外側部24Aは上壁部18Bに形成されており、その先端部24Bは、上壁部18Bの車幅方向中央部に達している。また、クラッシュビード24の車幅方向外側部24Aの車体上方から見た形状(平面視形状)は車幅方向外方を頂点とする二等辺三角形状となっている。
クラッシュビード24の車幅方向内側部24Cは、インナパネル18の上傾斜壁部18Dに形成されており、その先端部24Dは、稜線18Jの近傍となっている。また、クラッシュビード24の車幅方向内側部24Cの車体上方から見た形状は車幅方向内方を頂点とする三角形状となっている。
図2に示される如く、インナパネル18の上フランジ18Fの前端部と、上壁部18Bの前端部の車幅方向外側部と、アウタパネル16の上部16Aの前端部とには、車体前方側から座屈荷重制御手段としての切欠28が形成されている。この切欠28は、インナパネル18の上壁部18Bとフランジ18Fとの境となる稜線18Lの前端部を切り欠いており、切欠28の車幅方向内側縁部28Aの車体前方への延長線が取付部20の車幅方向外側縁部20Aとなっている。
図3に示される如く、切欠28の後端から始まる稜線18Lの前端18Mは、クラッシュビード24の前後方向中央位置となる底部24Eの車幅方向外側への延長線Kより車体後方となっている。また、延長線Kとアウタパネル16の前端とが一致している。
バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bと稜線18Lの前端18Mとの距離をL1とすると、L1は、図1に示されるクラッシュボックス14における隣接する角部P1〜P6間の各距離のうち最短距離となるインナパネル18の上傾斜壁部18D、下傾斜壁部18Eの幅W3に対してL1<(W3)/2となっている。
従って、クラッシュボックス14の変形ストロークに対する座屈変形の1周期は、クラッシュボックス14の上傾斜壁部18D、下傾斜壁部18Eの幅W3と略同等となる。このため、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bと稜線18Lの前端18Mとの距離L1を、W3の1/2より小さくすることで、変形ストロークに対する座屈変形の3/4周期に発生するクラッシュボックス14における車幅方向外側稜線18Lの座屈荷重の最低値発生の変形ストロークと、車幅方向内側稜線18Jの座屈荷重の最低値発生の変形ストロークとが確実にずれるようになっている。
図5に示される如く、バンパリインホースメント10とクラッシュボックス14とを結合する際に、インナパネル18の板厚中心におけるクラッシュビード24の前端部の点Aを中心に半径K1の円弧を描き、クラッシュビード24の底部24Eの点Bがバンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁(背面)10Bに接する点(図6の点B)を決め、この点Bを中心に半径K2の円弧を描き、インナパネル18の板厚中心におけるクラッシュビード24の後端部の点Cを決定した場合に、点Cの位置(高さH2)は、少なくともバンパリインホースメント10における車幅方向外側端部10Aの上面10Cの高さH1より低くなっている。
即ち、バンパリインホースメント10における車幅方向外側端部10Aの上面10Cの高さH1は、インナパネル18における上壁部18Bの板厚中心の高さH2より高くなっている。
また、図には示されていないが、バンパリインホースメント10における車幅方向外側端部10Aの下面10Dの高さは、インナパネル18における下壁部18Cの板厚中心の高さより低くなっている。
この結果、図6に示される如く、クラッシュビード24が座屈する場合には、クラッシュビード24が底部24Eで折れ曲がり、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに潰れたクラッシュビード24が確実に当たるようになっている。このため、バンパリインホースメント10が、インナパネル18の上壁部18Bと下壁部18Cとの間に入り込むのを防止でき、稜線18Jと稜線18Kとが確実に座屈するようになっている。
なお、図には示されていないが、インナパネル18の下壁部18Cにおける前端部の車幅方向中央部には、取付部20と同様に取付部が車体前方へ向かって形成されており、この下側の取付部は、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの下面10Dに結合されている。また、インナパネル18における下壁部18Cと下傾斜壁部18Eとの境になる稜線18Kにかかる位置にも同様にクラッシュビード24が形成されており、インナパネル18の下壁部18Cとフランジ18Gとの境となる稜線18Nの前端部にも同様に切欠28が形成されている。即ち、クラッシュビード24及び切欠28は、それぞれ上下一対形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、図7に示される如く、車両が他車両K等と前突し、バンパリインホースメント10に車体前方側から車体後方側へ向かって荷重(図7の矢印F)が作用すると、衝突初期において、バンパリインホースメント10が図7に二点鎖線で示す通常位置から実線で示す後方の位置へ移動する。この時、クラッシュボックス14はクラッシュビード24を形成した稜線18J、18Kの前部が、稜線18J、18Kを起点にして座屈変形する。
この際、図5に示される如く、バンパリインホースメント10における車幅方向外側端部10Aの上面10Cの高さH1は、インナパネル18における上壁部18Bの板厚中心の高さH2より高くなっている。また、図には示されていないが、バンパリインホースメント10における車幅方向外側端部10Aの下面10Dの高さは、インナパネル18における下壁部18Cの板厚中心の高さより低くなっている。この結果、クラッシュビード24が座屈する場合には、クラッシュビード24が底部24Eで折れ曲がり、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに潰れたクラッシュビード24が確実に当たる。このため、バンパリインホースメント10が、インナパネル18の上壁部18Bと下壁部18Cとの間に入り込むのを防止でき、稜線18Jと稜線18Kとが確実に座屈する。
従って、図9に示される如く、クラッシュボックス14の車体前後方向に沿った変形ストロークSと座屈荷重Gとの関係は、稜線18Jと稜線18Kとが確実に座屈することで、本実施形態の座屈荷重G1の変化は実線で示されるように所定の変動幅Nを維持することができる。このため、バンパリインホースメント10がクラッシュボックス14内に潜り込む場合に発生する、図9に二点鎖線で示すような、ストロークSが増加すると座屈荷重Gが大幅に低下するという荷重変化を本実施形態では防止できる。
また、稜線18Lの前端18Mと稜線18Nの前端(図示なし)は、クラッシュボックス14に切欠28を形成したことにより、クラッシュビード24の前後方向中央位置となる底部24Eの車幅方向外側への延長線Kより車体後方となっている。この結果、衝突初期に、稜線18Lと稜線18Nは座屈しない。
その後、バンパリインホースメント10が図8に二点鎖線で示す通常位置から実線で示す更に後方の位置へ移動し切欠28が完全に潰れると、稜線18Lと稜線18Nが座屈を開始する。
従って、図10に一点鎖線で示される如く、車幅方向内側の稜線18J、18Kの座屈荷重G2が立ち上がった後、稜線18J、18Kが座屈し座屈荷重が低下しようとした時に、図10に破線で示される如く、車幅方向外側の稜線18L、18Nの座屈荷重G3が立ち上がり始める。この結果、車幅方向内側の稜線18J、18Kの座屈荷重G2の最高値発生の変形ストロークS1と、車幅方向外側の稜線18L、18Nの座屈荷重G3の最高値発生の変形ストロークS2とがずれると共に、車幅方向内側の稜線18J、18Kの座屈荷重G2の最低値発生の変形ストロークS3と、車幅方向外側の稜線18L、18Nの座屈荷重G3の最低値発生の変形ストロークS4とがずれる。
更に、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bと稜線18Lの前端18Mとの距離L1を、インナパネル18の上傾斜壁部18D、下傾斜壁部18Eの幅W3の1/2より小さくすることで、変形ストロークに対する座屈荷重変化の1/4、3/4周期に発生するクラッシュボックス14における車幅方向外側稜線18Lの座屈荷重の最高値、最低値発生の変形ストロークと、車幅方向内側稜線18Jの座屈荷重の最高値、最低値発生の変形ストロークとが確実にずれる。
このため、車幅方向内側の稜線18J、18Kの座屈荷重G2と車幅方向外側の稜線18L、18Nの座屈荷重G3とが、互いに低下を補い合い、座屈荷重の低下を防止する。従って、図10に実線で示すように、車幅方向内側の稜線18J、18Kの座屈荷重G2と車幅方向外側の稜線18L、18Nの座屈荷重G3との合計座屈荷重G1を、変形ストロークSの増加に対して均一化でき、座屈荷重G1の大きな変化を無くすことができる。この結果、本実施形態では、衝突時の車体のエネルギー吸収量を増加できる。
次に、本発明の車体構造の第2実施形態を図11〜図14に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図11は車体左側のクラッシュボックス30とバンパリインホースメント10との結合部を示している。
図14に示される如く、本実施形態では、クラッシュボックス30の断面形状が、車体上下方向を長手方向とする長方形となっている点が第1実施形態と異なっている。
クラッシュボックス30における上部の隣接する角部P7、P8間の距離は上壁部30Aの幅W4となっており、車幅方向外側部の隣接する角部P8、P9間の距離は、車幅方向外側壁部30Bの幅W5(W4<W5)となっている。また、クラッシュボックス30における下部の隣接する角部P9、P10間の距離は下壁部30Cの幅W4となっており、車幅方向内側部の隣接する角部P10、P7間の距離は、車幅方向内側壁部30Dの幅W5となっている(W4<W5)。
図13に示される如く、クラッシュビード24は、上壁部30Aと車幅方向内側壁部30Dとの境となる車幅方向内側上部の稜線30Eにかかって形成されていると共に下壁部30Cと車幅方向内側壁部30Dとの境となる車幅方向内側下部の稜線30Fにかかって形成されている。また、切欠28は、上壁部30Aと車幅方向外側壁部30Bとの境となる車幅方向外側上部の稜線30Gの前端に形成されていると共に下壁部30Cと車幅方向外側壁部30Bとの境となる車幅方向外側下部の稜線30Hの前端に形成されている。
図12に示される如く、切欠28の後端から始まる車幅方向外側上部の稜線30Gの前端30Jは、クラッシュビード24の前後方向中央位置となる底部24Eの車幅方向外側への延長線Kより車体後方となっている。また、延長線Kと車幅方向外側壁部30Bの前端とが一致している。
バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bと稜線30Gの前端30Jとの距離をL1とすると、L1は、図14に示されるクラッシュボックス30における隣接する角部P7〜P10間の各距離のうち最短距離となる上壁部30A、下壁部30Cの幅W4に対してL1<(W4)/2となっている。
なお、クラッシュボックス30における車幅方向外側壁部30Bの前端には、車幅方向外側へ向かってフランジ30Kが形成されており、このフランジ30Kは、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに接合されている。また、クラッシュボックス30における車幅方向内側壁部30Dの前端には、車幅方向内側へ向かってフランジ30Lが形成されており、このフランジ30Lは、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに接合されている。
従って、本実施形態では、クラッシュボックス30の断面形状を車体上下方向を長手方向とする長方形としたため、クラッシュボックス30の構造を簡単にできると共に、第1実施形態と同様の作用効果を得られる。
次に、本発明の車体構造の第3実施形態を図15〜図17に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図17に示される如く、第1実施形態と異なり、本実施形態では、クラッシュビード24が、クラッシュボックス14におけるインナパネル18の車幅方向内側上部の稜線18Jと、インナパネル18の車幅方向内壁部18Aと上傾斜壁部18Dとの境となる稜線18Pとに跨って形成されている。また、クラッシュビード24が、クラッシュボックス14におけるインナパネル18の車幅方向内側下部の稜線18Kと、インナパネル18の車幅方向内壁部18Aと下傾斜壁部18Eとの境となる稜線18Qとに跨って形成されている。
インナパネル18における上フランジ18Fの車幅方向外側全面にアウタパネル16の上部16Aが接合されており、アウタパネル16の上部16Aの上端位置が、インナパネル18のフランジ18Fの上端位置と同じ位置になっている。また、インナパネル18における下フランジ18Gの車幅方向外側全面にアウタパネル16の下部16Bが接合されており、アウタパネル16の下部16Bの下端位置が、インナパネル18のフランジ18Gの下端位置と同じ位置になっている。
更に、インナパネル18の上フランジ18Fの前端部と、上壁部18Bの前端部の車幅方向外側部とには、車体前方側から切欠28が形成されているが、アウタパネル16の前端には切欠28が無い。このため、アウタパネル16の前端の上下方向全体に車幅方向外側へ向かってフランジ16Cが形成されており、このフランジ16Cは、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに接合されている。
また、クラッシュボックス14におけるクラッシュビード24の後方には、所定の間隔をあけて、クラッシュビード24と同形状のクラッシュビード34が形成されていると共に、クラッシュビード34の前後方向同位置となるインナパネル18のフランジ18Fにも、車幅方向内側へ凸のクラッシュビード36が形成されている。なお、図には示されていないが、クラッシュビード34の前後方向同位置となるインナパネル18のフランジ18Gにも、車幅方向内側へ凸のクラッシュビード36が形成されている。
図16に示される如く、クラッシュボックス14におけるフランジ18Fの上下幅W6は、インナパネル18の上傾斜壁部18D、下傾斜壁部18Eの幅W3より小さくなっている(W6<W3)。しかしながら、フランジ18Fはクラッシュボックス14の閉断面を形成していない。このため、図15に示される如く、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bと前端18Mとの距離をL1とすると、L1はクラッシュボックス14におけるインナパネル18の上傾斜壁部18D、下傾斜壁部18Eの幅W3に対してL1<(W3)/2となっている。
従って、本実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果が得られると共に、クラッシュビード24が、クラッシュボックス14における稜線18Jと稜線18Pとに跨って形成されていると共に稜線18Kと稜線18Qとに跨って形成されているため、第1実施形態に比べて、クラッシュボックス14を確実に座屈変形できる。
また、インナパネル18の上フランジ18Fの前端部と、上壁部18Bの前端部の車幅方向外側部とには切欠28が形成されているが、アウタパネル16の前端には切欠28が無く、アウタパネル16の前端の上下方向全体に車幅方向外側へ向かって形成されたフランジ16Cがバンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに接合されている。この結果、第1実施形態に比べて、バンパリインホースメント10とクラッシュボックス14との結合強度を向上できる。
なお、クラッシュボックス14は、クラッシュビード24による座屈変形した後、クラッシュビード34により座屈変形するため、クラッシュビード34は上記作用効果には影響しない。
次に、本発明の車体構造の第4実施形態を図18及び図19に従って説明する。
なお、第2実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図19に示される如く、第2実施形態と異なり、本実施形態では、第1部材としてのフロントバンパのバンパリインホースメント40の側断面形状(車体前後方向に沿った垂直断面の形状)が、ハット形状の開断面となっている。即ち、バンパリインホースメント40は、縦壁部40Aの上端部から車体後方へ向かって延びる上壁部40Bと、縦壁部40Aの下端部から車体後方へ向かって延びる下壁部40Cと備えている。また、バンパリインホースメント40の上壁部40Bの後端部には、車体上方に向かって延びるフランジ40Dが形成されており、下壁部40Cの後端部には、車体下方に向かって延びるフランジ40Eが形成されている。
図18に示される如く、クラッシュボックス30における車幅方向外側壁部30Bの前端に車幅方向外側へ向かって形成されたフランジ30Kは、バンパリインホースメント40の車幅方向外側端部40Fにおける縦壁部40Aの後面40Gに接合されている。また、クラッシュボックス30における車幅方向内側壁部30Dの前端に車幅方向内側へ向かって形成されたフランジ30Lもバンパリインホースメント40の車幅方向外側端部40Fにおける縦壁部40Aの後面40Gに結合されている。
従って、本実施形態では、バンパリインホースメント40の側断面形状(車体前後方向に沿った垂直断面の形状)を、ハット形状の開断面としたため、バンパリインホースメント40の構造を簡単にできると共に、第2実施形態と同様の作用効果が得られる。
次に、本発明の車体構造の第5実施形態を図20〜図22に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図21に示される如く、第1実施形態と異なり、本実施形態では、クラッシュボックス50の断面形状が、車体上下方向を長手方向とする八角形となっている。また、クラッシュボックス50における上部の隣接する角部P11、P12間の距離は上壁部50Aの幅W6となっており、車幅方向内側部の隣接する角部P13、P14間の距離は車幅方向内側壁部50Bの幅W7(W6<W7)となっている。また、クラッシュボックス50における隣接する角部P12、P13間の距離は傾斜壁部50Cの幅W8(W8<W6<W7)となっている。
なお、クラッシュボックス50における下部の隣接する角部P15、P16間の距離は下壁部50Dの幅W6となっており、車幅方向外側部の隣接する角部P17、P18間の距離は車幅方向外側壁部50Eの幅W7(W6<W7)となっている。また、クラッシュボックス50における隣接する角部P14、P15間、角部P16、P17間及び角部P18、P11間の各距離はそれぞれ傾斜壁部50F、50G、50Hの幅W8(W8<W6<W7)となっている。
図20に示される如く、クラッシュビード24はクラッシュボックス50における上壁部50Aと傾斜壁部50Hの境となる車幅方向外側の稜線50Jと、上壁部50Aと傾斜壁部50Cの境となる車幅方向内側の稜線50Kとに跨って形成されている。
図22に示される如く、クラッシュビード24は、クラッシュボックス50の下面側にも形成されており、図示はされていないが、クラッシュビード24はクラッシュボックス50における下壁部50Dと傾斜壁部50Gの境となる車幅方向外側の稜線50Lと、下壁部50Dと傾斜壁部50Fの境となる車幅方向内側の稜線50Mとに跨って形成されている。
図20に示される如く、クラッシュボックス50における傾斜壁部50Hの車幅方向外側壁部50Eとの境となる車幅方向外側上部の稜線50Nの前端と、傾斜壁部50Gと車幅方向外側壁部50Eとの境となる車幅方向外側下部の稜線50Pの前端とには切欠28が形成されている。また、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bと稜線50N、50Pの前端50Qとの距離をL1とすると、L1は、図21に示されるクラッシュボックス50における傾斜壁部50C、50F、50G、50Hの幅W8に対してL1<(W8)/2となっている。
なお、クラッシュボックス50における車幅方向内側壁部50B、車幅方向内側の傾斜壁部50C、50Fの前端には、車幅方向内側へ向かってフランジ50Rが形成されており、このフランジ50Rは、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに接合されている。また、クラッシュボックス50における車幅方向外側壁部50Eの前端には、車幅方向外側へ向かってフランジ50Sが形成されており、このフランジ50Sは、バンパリインホースメント10の車幅方向外側端部10Aの後壁10Bに接合されている。
従って、本実施形態では、クラッシュボックス50の断面形状が八角形となっており、第1実施形態の稜線の数(6本)に比べて稜線の数(8本)が多くなっている。この結果、第1実施形態に比べてクラッシュボックス50の座屈荷重を増加させることができると共に第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態ではクラッシュビード24及び切欠28をそれぞれクラッシュボックス14、30、50に対して上下一対形成したが、クラッシュビード24及び切欠28は、それぞれクラッシュボックス14、30、50に対して上下一方のみに形成した構成としても良い。更に、上記各実施形態ではクラッシュビード24をクラッシュボックス14、30、50の車幅方向内側に形成し、切欠28をクラッシュボックス14、30、50の車幅方向外側に形成したが、これに代えて、クラッシュビード24をクラッシュボックス14、30、50の車幅方向外側に形成し、切欠28をクラッシュボックス14、30、50の車幅方向内側に形成しても良い。
また、クラッシュボックス14、30、50の断面形状は、上記各実施形態の断面形状に限定されず、車幅方向内側及び車幅方向外側において周方向に隣り合う壁部の境に稜線を有する閉断面形状であれば、他の閉断面形状としても良い。
また、バンパリインホースメント20、40の断面形状も、上記各実施形態の断面形状に限定されず、複数の閉断面部を有する形状、閉断面部と開断面部との双方を有する形状等の他の断面形状としても良い。
また、上記各実施形態では、本発明を車幅方向両端部が湾曲したバンパリインホースメントに適用したが、本発明はバンパリインホースメントの後面が平面視で車幅方向に伸びる直線の場合にも適用可能である。
また、上記各実施形態では、第1部材をフロントバンパのバンパリインホースメントとしたが、第1部材はこれに限定されず、リヤバンパのバンパリインホースメント等の他の部材としても良い。また、第2部材をフロントサイドメンバのクラッシュボックスとしたが、第2部材はこれらに限定されず、リヤサイドメンバのクラッシュボックス等の他の部材としても良い。
また、上記各実施形態では、変形促進手段をクラッシュビードとしたが、変形促進手段は、第2部材の長手方向に荷重が作用した場合に第2部材の座屈変形の起点となる構成であれば、薄肉部等の他の構成であっても良い。
また、上記各実施形態では、座屈荷重制御手段を変形促進手段と切欠とで構成したが、座屈荷重制御手段は、第2部材に形成され、第2部材の長手方向の変形に伴って発生する車幅方向外側稜線の座屈荷重の発生タイミングと、車幅方向内側稜線の座屈荷重の発生タイミングとをずらすための構成であれば、他の構成であっても良い。
本発明の第1実施形態に係る車体構造の車体右側を示す車体内側斜め後方から見た斜視図である。 図1の一部を示す拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車体構造の車体右側を示す車体上方から見た平面図である。 本発明の第1実施形態に係る車体構造を示す車体斜め左前方から見た斜視図である。 図3の5−5線に沿った拡大断面図である。 図5に対応する変形状態を示す拡大断面図である。 図1に対応する変形状態を示す斜視図である。 図1に対応する変形状態を示す斜視図である。 クラッシュボックスの車体前後方向に沿った変形ストロークSと座屈荷重Gとの関係を示すグラフである。 クラッシュボックスの車体前後方向に沿った変形ストロークSと座屈荷重Gとの関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る車体構造の車体左側を示す車体外側斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車体構造の車体左側を示す車体上方から見た平面図である。 図12の13−13線に沿った拡大断面図である。 図12の14−14線に沿った拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車体構造の車体右側を示す車体上方から見た平面図である。 図15の16−16線に沿った拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車体構造の車体右側を示す車体内側斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る車体構造の車体左側を示す一部を断面として車体外側斜め後方から見た斜視図である。 図18の19−19線に沿った断面図である。 本発明の第5実施形態に係る車体構造の車体右側を示す車体上方から見た平面図である。 図20の21−21線に沿った断面図である。 図20の22−22線に沿った断面図である。
符号の説明
10 バンパリインホースメント(第1部材)
12 フロントサイドメンバ(第2部材)
14 クラッシュボックス(第2部材)
16 クラッシュボックスのアウタパネル
18 クラッシュボックスのインナパネル
20 クラッシュボックスの取付部
24 クラッシュビード(座屈荷重制御手段、変形促進手段)
28 切欠(座屈荷重制御手段)
30 クラッシュボックス(第2部材)
40 バンパリインホースメント(第1部材)
50 クラッシュボックス(第2部材)

Claims (3)

  1. 長手方向を車幅方向に沿って車体に取付けられた第1部材と、
    長手方向を車体前後方向に沿って車体に取付けられ、車幅方向外側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向外側稜線と、車幅方向内側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向内側稜線とを有し、長手方向の一端が前記第1部材に結合された第2部材と、
    前記第2部材に形成され、前記第2部材の長手方向の変形に伴って発生する前記車幅方向外側稜線の座屈荷重の発生タイミングと、前記車幅方向内側稜線の座屈荷重の発生タイミングとをずらすための座屈荷重制御手段と、
    を有することを特徴とする車体構造。
  2. 長手方向を車幅方向に沿って車体に取付けられた第1部材と、
    長手方向を車体前後方向に沿って車体に取付けられ、車幅方向外側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向外側稜線と、車幅方向内側における周方向に隣り合う壁部の境に形成された車幅方向内側稜線とを有し、長手方向の一端が前記第1部材に結合された第2部材と、
    前記第2部材の前記第1部材側の端部における前記車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との何れか一方にかかって形成され、前記第2部材の長手方向に荷重が作用した場合に前記第2部材の座屈変形の起点となる変形促進手段と、
    前記第2部材の車幅方向外側稜線と車幅方向内側稜線との何れか他方に、前記第1部材側から形成された切欠と、
    を有することを特徴とする車体構造。
  3. 前記第1部材と前記切欠を形成した部位の稜線の先端との距離が、前記第2部材の隣接する稜線間の各距離における最短距離の1/2より小さいことを特徴とする請求項2に記載の車体構造。
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