JP2006325709A - 超音波診断装置、超音波画像表示制御方法および超音波画像表示制御プログラム - Google Patents

超音波診断装置、超音波画像表示制御方法および超音波画像表示制御プログラム Download PDF

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俊一郎 谷川
Hiroaki Kataoka
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Abstract

【課題】状況ごとに最適なフォーマットを選択し、かつ手動で切り替えを行う必要があるので、余分な時間や労力を費やされることを課題とする。
【解決手段】被検体の組織の断層図であるBモード画像のみを表示する2DモードからBモード画像とBモード画像内のカーソルよって特定された血管の血流速度に関する情報等をグラフ化したドップラ画像とを表示するドップラモードへ移行する。この2Dモードからドップラモードへ移行する方法には、2DモードにおいてBモード画像内にカーソルを出してからドップラモードへ移行する方法と2Dモードにおいてカーソルを出さずにドップラモードへ移行する方法とがある。実施例1に係る超音波診断装置は、2Dモードにおいてカーソルを出した後にドップラモードへ移行した場合には、Bモード画像よりもドップラ画像を大きく表示する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、断層画像を表示する断層モード画面から断層画像および断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像を表示するドップラモード画面へ移行する際にドップラモード画面における両画像の表示比を制御する超音波診断装置、超音波画像表示制御方法および超音波画像表示制御プログラムに関する。
従来より、被検体である生体に超音波ビームを送信し、生体の組織等からの反射信号を計測し、その反射信号に基づいて診断に必要な情報を画面に表示する超音波診断装置が用いられている。この超音波診断装置は特許文献1に示すように、例えば、ボタン操作等によって、被検体組織の断層像(Bモード画像)を表示する2DモードからBモード画像およびBモード画像内のカーソルで特定された部位の血管に関する情報を計測してグラフ化したドップラ画像の二つの画像を表示するドップラモードへ移行する。
このようなドップラモードにおいて超音波診断装置は、Bモード画像よりもドップラ画像が大きく表示される画面のフォーマットとドップラ画像よりもBモード画像が大きく表示される画面のフォーマットとを用意している。そして、超音波診断装置は、これらのフォーマットの中からユーザによって手動で選択されたフォーマットに画面のフォーマットを切り替える。例えば、観察したい血管が予め決まっている場合には、ドップラ画像を詳しく見たいので、ユーザは、Bモード画像よりドップラ画像が大きく表示してあるフォーマットを選択する。また、例えば、Bモード画像内の血管の位置を確認したい場合には、Bモード画像を詳しく見たいので、ユーザは、ドップラ画像よりBモード画像が大きく表示してあるフォーマットを選択する。
特開2005−58332号公報
ところで、上記した従来の技術は、状況ごとに最適なフォーマットを選択し、かつ手動で切り替えを行う必要があるので、余分な時間や労力を費やされるという問題点がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、超音波診断装置、超音波画像表示制御方法および超音波画像表示制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、第1の観点の発明は、断層画像を表示する断層モード画面から断層画像および当該断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像またはMモード画像を表示するドップラモード/Mモード画面へ移行する際に前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する超音波診断装置であって、前記断層モード画面からドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、前記断層モード画面内の前記組織の特定に用いるカーソルの表示の有無に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする。
第1の観点の発明によれば、断層モード画面からドップラモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、断層モード画面内の組織を特定するカーソルの表示の有無に応じてドップラモード画面における両画像の表示比を制御するので、手動でドップラモード画面における両画像の表示比を選択する手間が省け、自動的に最適な両画像の表示比を制御することが可能である。
また、第2の観点の発明は、上記の発明において、前記表示制御手段は、前記断層モード画面内に前記カーソルが表示されている状態でドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた場合には、前記ドップラモード/Mモード画面内のドップラ画像またはMモード画像を断層画像よりも大きく表示するように制御することを特徴とする。
また、第2の観点の発明によれば、断層モード画面内にカーソルが表示されている状態でドップラモード画面へ移行する指示を受け付けた場合には、ドップラ画像を断層画像より大きく表示するように制御するので、例えば、断層画像内のどの血管のドップラ画像を取得したいかを予め決まっていてカーソルでその血管を特定した後にドップラ画像の表示を希望する場合には、その特定された血管に関するドップラ画像を自動的に断層画像よりも大きく表示してドップラ画像が見やすいように制御することが可能である。
また、第3の観点の発明は、上記の発明において、前記表示制御手段は、前記断層モード画面内に前記カーソルが表示されていない状態でドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた場合には、前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像をドップラ画像/Mモード画像よりも大きく表示するように制御することを特徴とする。
また、第3の観点の発明によれば、断層モード画面内にカーソルが表示されていない状態でドップラモード画面へ移行する指示を受け付けた場合には、ドップラ画面内の断層画像をドップラ画像よりも大きく表示するので、例えば、カーソル出さずにいきなりドップラモード画面を表示した場合には、断層画像を見ながらカーソルを合わせやすいように断層画像を自動的にドップラ画像よりも大きく表示して断層画像が見やすいように制御することが可能である。
また、第4の観点の発明は、上記の発明において、前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像またはドップラ画像/Mモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けるリアルタイム表示指示受付手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記リアルタイム表示指示受付手段によって受け付けた前記指示に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
また、第4の観点の発明によれば、ドップラモード画面内の断層画像またはドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた後に、その受け付けた指示に応じてドップラモード画面における両画像の表示比を制御するので、例えば、ドップラモード画面に表示された二つの画像のうち片方だけリアルタイムに表示するようにした場合には、リアルタイムに表示した画像を関心のある画像としてリアルタイムに表示しない画像よりも大きく表示して見やすい画像の表示比に自動的に制御することが可能である。
また、第5の観点の発明は、上記の発明において、前記リアルタイム表示指示受付手段によって、断層画像よりも小さく表示された前記ドップラ画像またはMモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、前記表示制御手段は、前記ドップラ画像またはMモード画像を断層画像よりも大きく表示するようにドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
また、第5の観点の発明によれば、断層画像よりも小さく表示されたドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、ドップラ画像を断層画像よりも大きく表示するようにドップラ画面における両画像の表示比を制御するので、ドップラ画像をリアルタイムに表示するようにした場合には、リアルタイムに表示したドップラ画像を関心のある画像として自動的に断層画像よりも大きく表示して見やすいドップラ画面に制御することが可能である。
また、第6の観点の発明は、上記の発明において、前記リアルタイム表示指示受付手段によって、ドップラ画像またはMモード画像よりも小さく表示された前記断層画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、前記表示制御手段は、前記断層画像をドップラ画像/Mモード画像よりも大きく表示するようにドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
また、第6の観点の発明によれば、ドップラ画像よりも小さく表示された断層画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、断層画像をドップラ画像よりも大きく表示するようにドップラ画面における両画像の表示比を制御するので、断層画像をリアルタイムに表示するようにした場合には、リアルタイムに表示した断層画像を関心のある画像としてドップラ画像よりも大きく表示して自動的に見やすいドップラ画面に制御することが可能である。
また、第7の観点の発明は、上記の発明において、前記リアルタイム表示指示受付手段によって、断層画像よりも大きく表示された前記ドップラ画像/Mモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、前記表示制御手段は、前記ドップラ画像/Mモード画像を現に表示されているドップラ画像/Mモード画像よりもさらに大きく表示するようにドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
また、第7の観点の発明によれば、断層画像よりも大きく表示されたドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合にはドップラ画像をさらに大きく表示するようにドップラ画面における両画像の表示比を制御するので、ドップラ画像をリアルタイムに表示するようにした場合には、リアルタイムに表示したドップラ画像を関心の強い画像として自動的にさらに大きく表示して見やすいドップラ画面に制御することが可能である。
また、第8の観点の発明は、上記の発明において、前記リアルタイム表示指示受付手段によって、ドップラ画像またはMモード画像より大きく表示された前記断層画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、前記表示制御手段は、前記断層画像を現に表示されている断層画像よりもさらに大きく表示するようにドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を変更して設定することを特徴とする。
また、第8の観点の発明によれば、ドップラ画像より大きく表示された断層画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には断層画像をさらに大きく表示するようにドップラ画面における両画像の表示比を制御するので、断層画像をリアルタイムに表示するようにした場合には、リアルタイムに表示した断層画像を関心の強い画像として自動的にさらに大きく表示して見やすいドップラモード画面に制御することが可能である。
また、第9の観点の発明は、上記の発明において、前記表示制御手段は、前記カーソルの位置に応じて前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像およびドップラ画像/Mモード画像を上下または左右に配置するように制御することを特徴とする。
また、第9の観点の発明によれば、カーソルの位置に応じてドップラモード画面内の断層画像およびドップラ画像を上下または左右に配置するように制御するので、例えば、ドップラモード画面内の断層画像の表示されていない画像部分をカーソルで特定したい場合には、自動的に画像のフォーマットを上下または左右にして手動で画面のフォーマットを選択する手間を省くことが可能である。
また、第10の観点の発明は、上記の発明において、前記表示制御手段は、ドップラモード/Mモード画面内の断層画像およびドップラ画像/Mモード画像の両画像を上下に配置した画面において当該断層画像内のカーソルの位置がドップラモード/Mモード画面の端に移動した場合には、前記両画像を左右に配置するように制御することを特徴とする。
また、第10の観点の発明によれば、ドップラモード画面内の断層画像およびドップラ画像の両画像を上下に配置して断層画像内のカーソルの位置がドップラモード画面の端に移動した場合には、前記両画像を左右に配置するように制御するので、例えば、両画像を左右に配置すると画面上に表示されない画像の領域ができる場合には、自動でドップラ画像内の両画像が上下に配置されるように制御する結果、手動で上下に配置する手間が省くことが可能である。
また、第11の観点の発明は、上記の発明において、前記ドップラモード/Mモード画面における断層画像およびドップラ画像/Mモード画像の表示比の設定指示を受け付ける設定指示受付手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記設定指示受付手段によって受け付けた前記表示比の設定指示に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
また、第11の観点の発明によれば、断層画像およびドップラ画像のそれぞれの大きさの比率を設定できるので、ユーザの好みに応じた画像の大きさの比率を変えることができる結果、より最適な画面に設定することが可能である。
また、第12の観点の発明は、上記の発明において、断層画像を表示する断層モード画面から断層画像および当該断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像またはMモード画像を表示するドップラモード/Mモード画面へ移行する際に前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する超音波診断方法であって、前記断層モード画面からドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、前記断層モード画面内に前記組織の特定に用いるカーソルの表示の有無に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する表示制御工程を含んだことを特徴とする。
また、第12の観点の発明によれば、断層モード画面からドップラモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、断層モード画面内の組織を特定するカーソルの表示の有無に応じてドップラモード画面における両画像の表示比を制御するので、手動でドップラモード画面における両画像の表示比を選択する手間が省け、自動的に最適な両画像の表示比を制御することが可能である。
また、第13の観点の発明は、上記の発明において、前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像またはドップラ画像/Mモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けるリアルタイム表示指示受付工程をさらに含み、前記表示制御工程は、前記リアルタイム表示指示受付工程によって受け付けた指示の内容に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
また、第13の観点の発明によれば、ドップラモード画面内の断層画像またはドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた後に、その受け付けた指示に応じてドップラモード画面における両画像の表示比を制御するので、例えば、ドップラモード画面に表示された二つの画像のうち片方だけリアルタイムに表示するようにした場合には、リアルタイムに表示した画像を関心のある画像としてリアルタイムに表示しない画像よりも大きく表示して見やすい画像の表示比に自動的に制御することが可能である。
また、第14の観点の発明は、上記の発明において、前記ドップラモード/Mモード画面における断層画像およびドップラ画像/Mモード画像の表示比の設定指示を受け付ける設定指示受付工程をさらに含み、前記表示制御工程は、前記設定指示受付工程によって受け付けた前記表示比の設定指示に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
また、第14の観点の発明によれば、断層画像およびドップラ画像のそれぞれの大きさの比率を設定できるので、ユーザの好みに応じた画像の大きさの比率を変えることができる結果、より最適な画面に設定することが可能である。
また、第15の観点の発明は、上記の発明において、断層画像を表示する断層モード画面から断層画像および当該断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像またはMモード画像を表示するドップラモード/Mモード画面へ移行する際に前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する表示制御方法をコンピュータに実行させる超音波診断プログラムであって、前記断層モード画面からドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、前記断層モード画面内に前記組織の特定に用いるカーソルの表示の有無に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する表示制御手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、第15の観点の発明によれば、断層モード画面からドップラモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、断層モード画面内の組織を特定するカーソルの表示の有無に応じてドップラモード画面における両画像の表示比を制御するので、手動でドップラモード画面における両画像の表示比を選択する手間が省け、自動的に最適な両画像の表示比を制御することが可能である。
また、第16の観点の発明は、上記の発明において、前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像またはドップラ画像/Mモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けるリアルタイム表示指示受付手順をさらにコンピュータに実行させ、前記表示制御手順は、前記リアルタイム表示指示受付手順によって受け付けた指示の内容に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
また、第16の観点の発明によれば、ドップラモード画面内の断層画像またはドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた後に、その受け付けた指示に応じてドップラモード画面における両画像の表示比を制御するので、例えば、ドップラモード画面に表示された二つの画像のうち片方だけリアルタイムに表示するようにした場合には、リアルタイムに表示した画像を関心のある画像としてリアルタイムに表示しない画像よりも大きく表示して見やすい画像の表示比に自動的に制御することが可能である。
断層モード画面からドップラモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、断層モード画面内の組織を特定するカーソルの表示の有無に応じてドップラモード画面における両画像の表示比を制御するので、手動でドップラモード画面における両画像の表示比を選択する手間が省け、自動的に最適な両画像の表示比を制御することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る超音波診断装置、超音波画像表示制御方法および超音波画像表示制御プログラムの実施例を1〜4に分けて詳細に説明する。
以下では、実施例1に係る超音波診断装置の概要および特徴、超音波診断装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[超音波診断装置の概要および特徴]
まず最初に、図1を用いて実施例1に係る超音波診断装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る超音波診断装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1の超音波診断装置では、断層画像を表示する断層モード画面から断層画像およびその断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像を表示するドップラモード画面へ移行する際にドップラモード画面における両画像の表示比を制御することを概要とする。そして、断層モード画面からドップラモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、断層モード画面内に組織の特定に用いるカーソルの表示の有無に応じて、ドップラモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする。
この主たる特徴について具体的に説明すると、図1に示すように、実施例1にかかる超音波診断装置は、被検体の組織の断層図であるBモード画像のみを表示する2DモードからBモード画像とBモード画像内のカーソルよって特定された血管の血流速度に関する情報等をグラフ化したドップラ画像とを表示するドップラモードへ移行する。この2Dモードからドップラモードへ移行する方法には、2DモードにおいてBモード画像内にカーソルを出してからドップラモードへ移行する方法と2Dモードにおいてカーソルを出さずにドップラモードへ移行する方法とがある。実施例1に係る超音波診断装置は、2Dモードにおいてカーソルを出した後にドップラモードへ移行した場合には、Bモード画像よりもドップラ画像を大きく表示する。また、2Dモードにおいてカーソルを出さずにドップラモードへ移行した場合には、ドップラ画像よりもBモード画像を大きく表示する。
具体的には、ユーザによって、2DモードにおいてM/Dボタンを押下してカーソルを出し、関心のある血管にカーソルを移動して特定した後に、ドップラ起動ボタンを押下して2Dモードからドップラモードへ移行した場合には、ユーザにとって関心のある血管の特定が行われており、ユーザはドップラモードにおいてBモード画像よりもドップラ画像を詳しく見たいと考えられるので、超音波診断装置は、ドップラモードにおいてBモード画像よりもドップラ画像を大きく表示するように制御する。
また、ユーザによって、2Dモードにおいてカーソルを出さずにドップラ起動ボタンを押下して2Dモードからドップラモードへ移行した場合には、ドップラモードにおいてのBモード画像内のカーソルを関心のある血管へ移動して特定するため、ユーザはドップラモードにおいてドップラ画像よりもBモード画像を詳しく見たいと考えられるので、超音波診断装置は、ドップラモードにおいてドップラ画像よりもBモード画像を大きく表示するように制御する。
このように、2Dモードからドップラモードへ移行する指示を受け付けた際に、2DモードにおけるBモード画像内の血管を特定するカーソルの表示の有無に応じてドップラモードにおける両画像の表示比を制御するので、手動でドップラモードにおける両画像の表示比を選択する手間が省け、自動的に最適な両画像の表示比を制御することが可能である。なお、Bモード画像は、特許請求の範囲に記載の「断層画像」に対応する。
[超音波診断装置の構成]
次に、図2を用いて超音波診断装置の構成を説明する。図2は、超音波診断装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この超音波診断装置10は、指示受付部11と、制御部12と、記憶部13と、画面制御IF部14とから構成される。
このうち、指示受付部11は、各種の情報の入力を受付ける手段であり、具体的には、ドップラ起動ボタン21およびカーソル表示ボタン22からドップラモードへ移行する等の指示を受付ける。
通信制御IF部14は、画面30との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する手段であり、具体的には、超音波診断装置10と画面30との間で超音波診断に関する情報の授受を行う。
プローブ制御IF15は、プローブ40との間におけるデータ転送を制御する手段であり、具体的には、超音波診断装置とプローブ40との間で被検体の組織の断層像であるBモード画像に関するデータの授受を制御する。
記憶部13は、制御部12による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、フォーマット記憶部13aを備える。具体的には、このフォーマット記憶部13aは、後述する表示制御部12がドップラモードにおけるBモード画像とドップラ画像の表示比を表示制御するための複数のフォーマットを記憶している。
制御部12は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、Bモード画像表示部12aと、ドップラ画像表示部12bと、カーソル表示部12cと、カーソル表示検出部12dと、表示制御部12eとを備える。なお、表示制御部12eは、特許請求の範囲に記載の「表示制御手段」に対応する。
かかる制御部12のなかで、Bモード画像表示部12aは、被検体の組織の断層図であるBモード画像を表示する制御部であり、具体的には、超音波探触子であるプローブ40を用いて取得したBモード画像を画面30に表示する。
ドップラ画像表示部12bは、血管の血流速度に関する情報等をグラフ化したドップラ画像を表示する制御部であり、具体的には、Bモード画像内に映る血管の血流速度に関する情報等をグラフ化して、画面30に表示する。
カーソル表示部12cは、Bモード画像内の血管を特定するためのカーソルを表示する制御部であり、具体的には、ドップラ起動ボタン21およびカーソル表示ボタン22が押下された場合には、Bモード画像内にカーソルを表示する。
カーソル表示検出部12dは、カーソル表示部12cによって2DモードにおけるBモード画像内にカーソルが表示されているか否かを検出する制御部であり、具体的には、ドップラ起動ボタン21が押下されてドップラモードに移行する以前にM/Dボタンが押下されて2Dモード画面内にカーソルが表示されているか否かを検出する。
表示制御部12eは、2Dモードからドップラモードへ移行する指示を受け付けた際に、2DモードにおけるBモード画面内の血管の特定に用いるカーソルの表示の有無に応じて、ドップラモードにおけるドップラ画面における両画像の表示比を制御する制御部である。
具体的には、2Dモードにおいてカーソル表示部12cによってBモード画像内にカーソルが出された後にドップラモードへ移行した場合には、Bモード画像よりもドップラ画像を大きく表示するように画面30の表示を制御し、また、2Dモードにおいてカーソルを出さずにドップラモードへ移行した場合には、ドップラ画像よりもBモード画像を大きく表示するように画面30の表示を制御する。
[超音波診断装置による処理]
次に、図3を用いて、超音波診断装置10による処理を説明する。図3は、表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、超音波診断装置10は、起動すると(ステップS101肯定)、Bモード画像表示部12aによってBモード画像を表示し(ステップS102)、ユーザによってカーソル表示ボタン22が押下されない場合には(ステップS103否定)、ユーザによってドップラ起動ボタン21が押下されて2Dモードからドップラモードへ移行すると(ステップS104肯定)、カーソル表示検出部12dによって2DモードにおけるBモード画像内にカーソルの表示が検出されないので、表示制御部12eによってドップラ画像よりもBモード画像を大きく表示するように画面30の表示を制御する(ステップS105)。
また、超音波診断装置10は、ユーザによってカーソル表示ボタン22が押下される場合には(ステップS103肯定)、カーソル表示部12cによってBモード画像内にカーソルを表示し(ステップS106)、ユーザの移動指示に応じて関心のある血管にカーソルを移動し(ステップS107)、そしてユーザによってドップラ起動ボタン21が押下されて2Dモードからドップラモードへ移行すると(ステップS108肯定)、カーソル表示検出部によって2DモードにおけるBモード画像内にカーソルの表示が検出されるので、表示制御部12eによってBモード画像よりもドップラ画像を大きく表示するように画面30の表示を制御する(ステップS109)。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、2Dモードからドップラモードへ移行する指示を受け付けた際に、2DモードにおけるBモード画像内の血管を特定するカーソルの表示の有無に応じてドップラモードにおける両画像の表示比を制御するので、手動でドップラモードにおける両画像の表示比を選択する手間が省け、自動的に最適な両画像の表示比を制御することが可能である。
ところで、上記の実施例1では、2DモードにおけるBモード画像内の血管を特定するカーソルの表示の有無に応じて画像の表示比を制御していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、Bモード画像およびドップラ画像をリアルタイムに表示する指示に応じて画像の表示比を制御するようにしてもよい。
そこで、以下の実施例2では、画像をリアルタイムに表示する指示に応じて画像の表示比を制御する場合として、図4、図5および図6を用いて、実施例2における超音波診断装置10aの概要と特徴、構成および処理について説明する。図4は、実施例2に係る超音波診断装置10aの概要および特徴を説明するための図であり、図5は、実施例2に係る超音波診断装置の構成を示す図であり、図6は、実施例2に係る表示制御処理の手順を示すフローチャートである。
まず最初に、実施例2に係る超音波診断装置の概要および特徴を説明する。図4に示すように、実施例2に係る超音波診断装置は、図1で説明した超音波診断装置と比較して画像をリアルタイムに表示する指示に応じて画像を表示する点が相違する。具体的には、超音波診断装置は、Bモード画像またはドップラ画像どちらか片方をリアルタイムに表示するアップデートモードにおいて、ドップラ画像よりもBモード画像のほうを大きく表示されていて、ドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、Bモード画像よりもドップラ画像を大きく表示するように両画像の表示比を制御する。また、超音波診断装置は、アップデートモードにおいて、Bモード画像よりもドップラ画像のほうを大きく表示されていて、Bモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、ドップラ画像よりもBモード画像を大きく表示するように両画面の表示比を制御する。
次に、図5を用いて実施例2にかかる超音波診断装置10aの構成を説明する。図5に示すように、超音波診断装置10aは、図2に示した超音波診断装置と比較して、リアルタイム表示部12fとリアルタイム表示検出部12gとを新たに備える点が相違する。かかる超音波診断装置10aにおいて、リアルタイム表示部12fは、画像をリアルタイムに表示する制御部であり、具体的には、Bモード画像またはドップラ画像どちらか片方をリアルタイムに表示するアップデートモードに移行するアップデート起動ボタン23が押下された場合には、選択された画像をリアルタイムで画面に表示する。また、リアルタイム表示検出部12gは、リアルタイムに表示している画面を検出する制御部であり、具体的には、リアルタイム表示部12fによって、リアルタイムに表示されている画像を検出する。
そして、実施例2における表示制御部12eは、リアルタイム表示検出部12gによって検出されたリアルタイムに表示されている画像をリアルタイムに表示されていない画像よりも大きく表示するように画面30の表示を制御する。
次に、図6を用いて実施例2にかかる表示制御処理について説明する。実施例2の表示制御処理は、図6に示した実施例2にかかる表示制御処理は、ドップラモードにおいてユーザによってアップデート起動ボタン23が押下されると(ステップS201肯定)、Bモード画像またはドップラ画像どちらか片方をリアルタイムに表示するアップデートモードへ切り替えて(ステップS202)、ユーザによってリアルタイムに表示する画像の選択が行われる(ステップS203)。
そして、超音波診断装置10aは、ドップラ画像をリアルタイムに表示するように選択された場合には、表示制御部12eによってBモード画像をドップラ画像よりも大きく表示するように画面30の表示を制御する(ステップS204)。また、Bモード画像をリアルタイムに表示するように選択された場合には、表示制御部12eによってBモード画像をドップラ画像よりも大きく表示するように画面30の表示を制御する(ステップS205)。
このように実施例2によれば、ドップラモードにおけるBモード画像またはドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた後に、その受け付けた指示に応じてドップラモードにおける両画像の表示比を制御するので、例えば、ドップラモードにおける二つの画像のうち片方だけリアルタイムに表示するようにした場合には、リアルタイムに表示した画像を関心のある画像としてリアルタイムに表示しない画像よりも大きく表示して見やすい画像の表示比に自動的に制御することが可能である。
ところで、上記の実施例1では、2DモードにおけるBモード画像内の血管を特定するカーソルの表示の有無に応じて画像の表示比を制御していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、Bモード画像内のカーソルの位置に応じて画像の配置を制御するようにしてもよい。
そこで、以下の実施例3では、Bモード画像内のカーソルの位置に応じて画像の表示比を制御する場合として、図7、図8および図9を用いて、実施例3における超音波診断装置10bの概要と特徴、構成および処理について説明する。図7は、実施例3に係る超音波診断装置10bに係る超音波診断装置の概要および特徴を説明するための図であり、図8は、実施例3に係る超音波診断装置10bの構成を示す図であり、図9は、実施例3に係る表示制御処理の手順を示すフローチャートである。
まず最初に、実施例3に係る超音波診断装置の概要および特徴を説明する。図7に示すように、実施例3に係る超音波診断装置は、図1で説明した超音波診断装置と比較して、Bモード画像内のカーソルの位置に応じて画像の配置を制御する点が相違する。例えば、超音波診断装置は、ドップラモードにおいてBモード画像内のカーソルがユーザによって画面の端に移動された場合には、左右に配置されたBモード画像およびドップラ画像の配置を上下に配置するように制御する。
次に、図8を用いて実施例3にかかる超音波診断装置10bの構成を説明する。図8に示すように、超音波診断装置10bは、図2に示した超音波診断装置10aと比較して、カーソル位置検出部12hを新たに備える点が相違する。かかる超音波診断装置10bにおいて、カーソル位置検出部12hは、Bモード画像内に表示されたカーソルの位置を検出する制御部であり、具体的には、カーソル表示部12cによってドップラモードにおけるBモード画像内に表示されたカーソルの位置が画面の端に移動したか否かを検出する。
そして、実施例3における表示制御部12eは、カーソル位置検出部12hによってカーソルが画面30の端へ移動したことを検出した場合には、Bモード画像およびドップラ画像の配置を上下に配置するように制御する。
次に、図9を用いて実施例3にかかる表示制御処理について説明する。実施例3の表示制御処理は、図9に示した実施例3にかかる表示制御処理は、ドップラモードにおいてBモード画像とドップラ画像とが左右に配置されている場合には(ステップS301肯定)、カーソル位置検出部12hによってBモード画像内のカーソルが画面30の端に表示されていることを検出した場合には(ステップS302肯定)、表示制御部12eによってBモード画像およびドップラ画像を上下に配置するように制御する(ステップS303)。
カーソルの位置に応じてドップラモードにおけるBモード画像およびドップラ画像を上下または左右に配置するように制御するので、例えば、ドップラモードにおけるBモード画像の表示されていない部分をカーソルで特定したい場合には、自動的に画像のフォーマットを上下または左右にして手動で画面のフォーマットを選択する手間を省くことが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態を実施例4として説明する。
(1)表示制御
例えば、実施例2では、ドップラ画像よりもBモード画像のほうを大きく表示されていて、ドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、Bモード画像よりもドップラ画像を大きく表示するように両画像の表示比を制御し、また、Bモード画像よりもドップラ画像のほうを大きく表示されていて、Bモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、ドップラ画像よりもBモード画像を大きく表示するように両画面の表示比を制御する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ドップラ画像よりもBモード画像が大きく表示されていて、Bモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、Bモード画像をさらに大きく表示するように両画面の表示比を制御し、また、Bモード画像よりもドップラ画像のほうを大きく表示されていて、ドップラ画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、ドップラ画像よりも大きく表示するように両画面の表示比を制御するようにしてもよい。
(2)表示比設定
また、上記実施例では、Bモード画像およびドップラ画像の表示比率は予め決められていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、画面におけるBモード画像およびドップラ画像の表示比率を設定できるようにしてもよい。
このように、両画像の表示比を設定することができるので、Bモード画像およびドップラ画像のそれぞれの大きさの比率を設定できるので、ユーザの好みに応じた画像の大きさの比率を変えることができる結果、より最適な画面に設定することができる。
(3)Mモード
また、上記実施例では、2Dモードからドップラモードへ移行する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2DモードからBモード画像内の組織の経時的変化を表示するMモード画像へ移行するようにしてもよい。
(4)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、本実施例で説明したxyz方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
(5)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図10を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図10は、超音波画像表示制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、超音波診断装置としてのコンピュータ40は、ドップラ起動ボタン21、カーソル表示ボタン22、画面30、HDD41、RAM42、ROM43およびCPU44をバス45で接続して構成される。
そして、ROM43には、上記の実施例と同様の機能を発揮する超音波診断プログラム、つまり、図10に示すように、Bモード画像表示プログラム43a、ドップラ画像表示プログラム43b、カーソル表示プログラム43cおよび表示制御プログラム44dが予め記憶されている。なお、プログラム43a〜43dについては、図2に示した超音波診断装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU44が、これらのプログラム43a〜43dをROM43から読み出して実行することで、図10に示すように、各プログラム43a〜43dは、Bモード画像表示プロセス44a、ドップラ画像表示プロセス44b、カーソル表示プロセス44cおよび表示制御プロセス44dとして機能するようになる。各プロセス44a〜44dは、図2に示したモード画像表示部12a、ドップラ画像表示部12b、カーソル表示部12cおよび表示制御部12dにそれぞれ対応する。
また、HDD41には、図10に示すように、フォーマットテーブル41aが設けられる。なお、フォーマットテーブル41aは、図2に示したフォーマット記憶部13aにそれぞれ対応する。そして、CPU44は、フォーマットテーブル41aに対してフォーマットデータを登録するとともに、フォーマットテーブル41aからフォーマットデータ42aを読み出してRAM42に格納し、RAM42に格納された演算結果データ42aに基づいてフォーマットデータを管理する処理を実行する。
以上のように、本発明に係る超音波診断装置、超音波画像表示制御方法および超音波画像表示制御プログラムは、断層画像を表示する断層モード画面から断層画像および当該断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像を表示するドップラモード画面へ移行する際にドップラモード画面における両画像の表示比を制御するに有用であり、特に、自動的に最適な両画像の表示比を制御するのに適する。
実施例1に係る超音波診断装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る表示制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る超音波診断装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例2に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。 実施例2に係る表示制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施例3に係る超音波診断装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例3に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。 実施例3に係る表示制御処理の手順を示すフローチャートである。 超音波画像表示制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 超音波診断装置
11 指示受付部
12 制御部
12a Bモード画像表示部
12b ドップラ画像表示部
12c カーソル表示部
12d カーソル表示検出部
12e 表示制御部
13 記憶部
13 フォーマット記憶部
14 画面制御IF
15 プローブ制御IF
21 ドップラ起動ボタン
22 カーソル表示ボタン
30 画面
40 プローブ

Claims (16)

  1. 断層画像を表示する断層モード画面から断層画像および当該断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像またはMモード画像を表示するドップラモード/Mモード画面へ移行する際に前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する超音波診断装置であって、
    前記断層モード画面からドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、前記断層モード画面内の前記組織の特定に用いるカーソルの表示の有無に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する表示制御手段を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記断層モード画面内に前記カーソルが表示されている状態でドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた場合には、前記ドップラモード/Mモード画面内のドップラ画像またはMモード画像を断層画像よりも大きく表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記断層モード画面内に前記カーソルが表示されていない状態でドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた場合には、前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像をドップラ画像/Mモード画像よりも大きく表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  4. 前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像またはドップラ画像/Mモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けるリアルタイム表示指示受付手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記リアルタイム表示指示受付手段によって受け付けた前記指示に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の超音波診断装置。
  5. 前記リアルタイム表示指示受付手段によって、断層画像よりも小さく表示された前記ドップラ画像またはMモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、前記表示制御手段は、前記ドップラ画像またはMモード画像を断層画像よりも大きく表示するようにドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の超音波診断装置。
  6. 前記リアルタイム表示指示受付手段によって、ドップラ画像またはMモード画像よりも小さく表示された前記断層画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、前記表示制御手段は、前記断層画像をドップラ画像/Mモード画像よりも大きく表示するようにドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の超音波診断装置。
  7. 前記リアルタイム表示指示受付手段によって、断層画像よりも大きく表示された前記ドップラ画像/Mモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、前記表示制御手段は、前記ドップラ画像/Mモード画像を現に表示されているドップラ画像/Mモード画像よりもさらに大きく表示するようにドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の超音波診断装置。
  8. 前記リアルタイム表示指示受付手段によって、ドップラ画像またはMモード画像より大きく表示された前記断層画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けた場合には、前記表示制御手段は、前記断層画像を現に表示されている断層画像よりもさらに大きく表示するようにドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を変更して設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の超音波診断装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記カーソルの位置に応じて前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像およびドップラ画像/Mモード画像を上下または左右に配置するように制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の超音波診断装置。
  10. 前記表示制御手段は、ドップラモード/Mモード画面内の断層画像およびドップラ画像/Mモード画像の両画像を上下に配置した画面において当該断層画像内のカーソルの位置がドップラモード/Mモード画面の端に移動した場合には、前記両画像を左右に配置するように制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の超音波診断装置。
  11. 前記ドップラモード/Mモード画面における断層画像およびドップラ画像/Mモード画像の表示比の設定指示を受け付ける設定指示受付手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記設定指示受付手段によって受け付けた前記表示比の設定指示に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の超音波診断装置。
  12. 断層画像を表示する断層モード画面から断層画像および当該断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像またはMモード画像を表示するドップラモード/Mモード画面へ移行する際に前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する超音波画像表示制御方法であって、
    前記断層モード画面からドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、前記断層モード画面内に前記組織の特定に用いるカーソルの表示の有無に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する表示制御工程を含んだことを特徴とする超音波画像表示制御方法。
  13. 前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像またはドップラ画像/Mモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けるリアルタイム表示指示受付工程をさらに含み、
    前記表示制御工程は、前記リアルタイム表示指示受付工程によって受け付けた指示の内容に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする請求項12に記載の超音波画像表示制御方法。
  14. 前記ドップラモード/Mモード画面における断層画像およびドップラ画像/Mモード画像の表示比の設定指示を受け付ける設定指示受付工程をさらに含み、
    前記表示制御工程は、前記設定指示受付工程によって受け付けた前記表示比の設定指示に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする請求項12または13に記載の超音波画像表示制御方法。
  15. 断層画像を表示する断層モード画面から断層画像および当該断層画像内の特定された組織の情報を示すドップラ画像またはMモード画像を表示するドップラモード/Mモード画面へ移行する際に前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する表示制御方法をコンピュータに実行させる超音波画像表示制御プログラムであって、
    前記断層モード画面からドップラモード/Mモード画面へ移行する指示を受け付けた際に、前記断層モード画面内に前記組織の特定に用いるカーソルの表示の有無に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御する表示制御手順をコンピュータに実行させることを特徴とする超音波画像表示制御プログラム。
  16. 前記ドップラモード/Mモード画面内の断層画像またはドップラ画像/Mモード画像をリアルタイムに表示する指示を受け付けるリアルタイム表示指示受付手順をさらにコンピュータに実行させ、
    前記表示制御手順は、前記リアルタイム表示指示受付手順によって受け付けた指示の内容に応じて、前記ドップラモード/Mモード画面における両画像の表示比を制御することを特徴とする請求項15記載の超音波画像表示制御プログラム。
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JP2007050065A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Aloka System Engineering Co Ltd 超音波診断装置

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