JP2006325236A - 監視記録装置における画像データ検索方法及び装置 - Google Patents

Abstract

【課題】
所要の画像データに対して、「しおり」をつけて記録し、また、イベントの記録をし、「しおり」のついた画像データとイベントの画像データとから所要の画像データを選択し表示することができ、検索に要する作業を軽減した監視記録装置における画像データ検索方法及び装置を提供する。
【解決手段】
監視画像を記録し再生する監視記録装置における画像データ検索方法及び装置において、記録した画像データを再生中に、所要の画像データに対して「しおり」をつける機能を有し、「しおり」をつけた画像データのみを選択し表示する。
【選択図】図１

Description

本発明は、テレビジョンカメラを使用し、所要の場所、地域における、人、動植物、物体など（以下、侵入者等と記載する）の侵入（その他、移動、破壊など）を監視する監視システムに使用される監視記録装置、特に、テレビジョンカメラで撮像した画像などの記録機能、記録された撮像画像やその他の画像、時刻、文字などの情報を保持しデータとして処理するデータベース機能、オペレータが必要とする画像などのデータを検索するための画像処理手順の記録機能などを有する監視記録装置における画像データ検索方法及び装置に関するものである。

侵入者等の監視システムにおいては、ＶＴＲやハードディスクなどの記録装置に、テレビジョンカメラで撮像した画像データを記録しており、オペレータは、所要の操作を行ない記録装置に記録された画像データの中から、所要の画像データを検索し表示させる。この記録装置に記録された多くの画像データの中から、所要の画像データを検索し表示させる画像データ検索方法としては、いくつかの画像データ検索方法が使用されている。例えば、まず、検索モードに移行し、記録されている画像データの記録開始時刻と記録終了時刻の組合せ（以下、クリップと言う）の一覧表を表示させ（図１の１００１参照）、そのクリップ一覧表の中から必要とするクリップを選択し、画像データを再生させて記録されている画像を確認しながら、目的とする日時の画像データを検索表示させる方法や、例えば、まず、検索モードに移行し、記録されている画像データの記録日時設定用の画面を表示させ（図１の１００２参照）、記録日や記録時刻の値にカーソルを移動させ、操作パネル上の押しボタンを操作して、例えば、あらかじめ分かっている数値を設定し、決定ボタンを押すことで目的とする日時の画像データを検索表示させる方法がある。このような侵入者等の侵入を監視する監視システムに使用される監視記録装置は、メーカー各社から独自に工夫されたものが販売され実用化されている。

特に発見されていない。

従来技術による監視記録装置における画像データ検索方法及び装置は、記録された画像データを見ながら、例えば、特定の人物が撮像されている画像データの記録日時などをメモしておき、後刻、記録した画像データを見るためには、この記録した画像データのメモを見ながら、改めて検索モードで、記録した記録日時を設定して表示させる必要があり、煩雑な作業が必要であった。

本発明は、前記問題を解決し、所要の画像データに対して、「しおり」をつけて記録し、また、イベントの記録をし、「しおり」のついた画像データとイベントの画像データとから所要の画像データを選択し表示することができ、検索に要する作業を軽減した監視記録装置における画像データ検索方法及び装置を提供することを目的とする。

前記目的を達成するために、本発明の監視記録装置に置ける画像データ検索方法及び装置は、監視記録装置における画像データ検索方法において、前記監視記録装置に記録される画像データの内、所要の画像データに対して「しおり」をつける機能を有し、前記「しおり」をつけた画像データのみを選択し表示するものである。

また、本発明の監視記録装置に置ける画像データ検索方法及び装置は、監視記録装置における画像データ検索方法において、前記監視記録装置に記録される画像データの内、所要の画像データに対して「しおり」をつける機能と、画像認識により侵入者等を検出し、検出された画像データの一連の事象をイベントとする機能とを有し、前記「しおり」をつけた画像データおよび前記イベントの画像データとから所望の画像データを選択し表示するものである。

また、本発明の監視記録装置に置ける画像データ検索方法及び装置は、監視記録装置における画像データ検索方法において、画像認識による侵入者等の検出や外部に設けたセンサによる侵入者等の検出やオペレータの指示などによる記録開始の要因の情報データを、画像データとともに記録し、表示するようにしたものである。

本発明によれば、所要の画像データに対して、「しおり」をつけて記録し、また、イベントの記録をし、「しおり」のついた画像データとイベントの画像データとから所要の画像データを選択し表示することができ、検索に要する作業を軽減した監視記録装置における画像データ検索方法及び装置を提供することができる。

本発明の監視記録装置における画像データ検索方法および装置の実施の形態を説明する。本発明の監視記録装置のブロック図を図３に示す。図３において、３０１はＣＰＵ（中央演算処理装置）、３０２はメモリ、３０３は画像認識部、３０４はテレビジョンカメラなどからの画像信号の入力端子、３０５はビデオインターフェース、３０６は記録装置、３０７はフレームバッファメモリ、３０８はディスプレイ装置、３０９はキーボード、マウス、操作パネル、リモートコントローラなどの入力装置、３１０はバス、３１１は画像信号の出力端子を示す。なお、メモリ３０２、画像認識部３０３、ビデオインターフェース３０５、記録装置３０６、フレームバッファメモリ３０７、ディスプレイ装置３０８、入力装置３０９は、バス３１０を介してＣＰＵ３０１に接続されている。ビデオインターフェース３０５には、画像信号の入力端子３０４と画像信号の出力端子３１１とが接続されている。ＣＰＵ３０１をはじめ各装置は、バス３１０で接続されている他の各装置と各種データを送受し合い、各装置はＣＰＵ３０１からのアクセス信号により制御される。また、ＣＰＵ３０１への指示は、オペレータが入力装置３０９を使用して行なう。

ビデオインターフェース３０５は、画像信号の入力端子３０４を介してテレビジョンカメラから送られてきた画像（動画像）を、監視記録装置で扱うフォーマットの画像データに変換し、画像認識部３０３、メモリ３０２、記録装置３０６へ出力する。また、ビデオインターフェース３０５は、バス３１０を介して記録装置３０６から再生される画像データを画像信号に変換し、出力端子３１１から他の装置、例えば、ビデオモニタへ出力する。画像認識部３０３は、ビデオインターフェース３０５から出力され、バス３１０を介して入力される画像データから、侵入者等の有無を画像認識により検出する。

メモリ３０２は、ＣＰＵ３０１で使用される各種制御プログラムを記録する。ＣＰＵ３０１は、侵入者等が検出された画像データと画像データの記録日時などの情報データとを記録装置３０６に記録させる。監視記録装置で使用される記録装置３０６としては、ＶＴＲ、ハードディスク装置などの磁気記録媒体を使用した磁気記録装置のみではなく、他の記録媒体を使用した、例えば、光磁気ディスクを使用したＤＶＤ記録装置、あるいは、ネットワークを介したリモートファイルを使用したり、また、１つの記録装置ではなく、複数の記録装置を組み合わせて使用してもよい。また、これら記録装置に記録される画像データは、記録時に圧縮して記録し、再生時には伸張し出力するように処理してもよい。

本発明の監視記録装置における画像データ検索方法を使用した画像データの検索を説明する。本発明の監視記録装置における画像データ検索方法は、オペレータが、記録したい所要の画像データに「しおり」（タグ、マーク）を付けておき、「しおり」を付けてある画像データの検索を行なう。この「しおり」は、オペレータが、ディスプレイ装置３０８上で記録したい画像データを見ながら、入力装置３０９の操作パネル２００（図２参照）に設けられた「しおり設定ボタン」２１５を押すことで設定され、記録された日時の情報データと「しおり」が設定されたという情報データとは、メモリ３０２と、記録装置３０６とに記録される。この「しおり」を付ける機能は、所要の画像データ（例えば、特定の人物が撮像されている画像データなど）を記録しチェックする場合などに使用する。「しおり」を付けて記録した画像データを見る（検索する）には、ディスプレイ装置３０８上に現在表示されている“画像データが記録された時刻”よりも前の時刻の画像データを見る場合には「しおり−」ボタン２１３（図２参照）を押し、現在表示されている“画像データが記録された時刻”よりも後の時刻の画像データを見る場合には「しおり＋」ボタン２１４を押す。

また、設定された「しおり」（設定された日時）の一覧表の表示を、ディスプレイ装置３０８上に表示するメニューに設けており、このメニューを選択することで、特定の「しおり」が設定された画像データを検索しディスプレイ装置３０８上に表示させることができる。また、設定された「しおり」を削除する場合には、ディスプレイ装置３０８上に表示するメニューの中から「しおり削除」（図示していない）を選択し、表示された「しおり群」の中から、目的の「しおり」を選択し、エンターボタン２０８（図２参照）を押すことで削除することができる。

別の検索機能として、イベント毎の検索機能も有している。画像データを記録するモードの一つであるインテリジェントタイムラプスでは、実際に侵入者等が検出されはじめてから、検出されなくなるまでの間の一連の事象をイベントと言い、他の記録するモードの単純タイムラプスでは、侵入者等が検出されはじめてから、検出されなくなるまでの間の一連の事象を所定時間毎（例えば、１分毎、１００フレーム毎）に区切って、それぞれをイベントと言っている。このようなイベントの検索機能は、記録されているイベントの先頭の画像データを表示する機能である。イベントの検索は、「しおり」の検索の場合と同様に、ディスプレイ装置３０８上に現在表示されている画像データが記録された時刻よりも前の時刻のイベントを表示するには、操作パネル２００（図２参照）に設けられた「イベント−」ボタン２１１を押し、ディスプレイ装置３０８上に現在表示されている画像データが記録された時刻よりも後の時刻のイベントを表示するには、「イベント＋」ボタン２１２を押すことで検索し表示することができる。

また、一般に、侵入者等（人）が侵入してきた場合の画像データは、実際の検出開始のフレームの画像データよりも、数フレーム後の画像データの方が、鮮明な画像データであることが多い（例えば、侵入者等（人）が、先頭のフレームでは、画像データの端の方に写っているが、数フレーム後には、画像データの中央部に写っているなど）ので、イベントボタンを押した時に表示される画像データを、先頭から何枚目にするかを設定できる機能を設けてある。この数フレーム後の画像データを表示する機能により、目的とする画像データを探し出す効率を向上させることができる。

さらに、画像認識による侵入者等の検出や、外部のセンサによる侵入者等の検出、あるいは、オペレータの手動により記録された画像データが、いかなる状況で記録されたものであるのかという情報を、画像データとともにデータベースに保存する機能を設けてある。従来、記録された画像データは、単純タイムラプスモードで記録されたものか、外部センサからの信号により記録されたものであるかの差でのみ分類されており、また、検索においても、画像データの記録が何れの方法であるかを手掛かりに行なう必要があった。記録時の情報を保存する機能を設けることで、記録された画像データの再生時や、記録された画像データの一覧表の表示の際に、例えば、図４に示す画像データの表示のように、記録時の情報８０１を一緒に表示することで、表示されている画像データが、どのような状況のもとで記録されたものであるかを知ることができ、例えば過剰検出であるかどうかの判定に使用することができる。また、画像認識により記録され、かつ、センサが反応したイベントのみを検索するなどの選択が可能となる。

監視記録装置における画面表示の一例を示す図。 本発明の画像データ検索方法を使用した監視記録装置の操作パネルの一例を示す図。 本発明の画像データ検索方法を使用した監視記録装置の構成の一例を示す図。 本発明の画像データ検索方法における画面表示の一例を示す図。

符号の説明

２００：操作パネル、２０１：再生ボタン、２０２：メニューボタン、２０３：記録ボタン、２０４：上方向ボタン、２０５：左方向ボタン、２０６：下方向ボタン、２０７：右方向ボタン、２０８：エンターボタン、２１１：イベント−ボタン、２１２：イベント＋ボタン、２１３ しおり−ボタン、２１４：しおり＋ボタン、２１５：しおり設定ボタン、３０１：中央演算処理装置、３０２：メモリ、３０３：画像認識部、３０４：入力端子、３０５：ビデオインターフェース、３０６：記録装置、３０７：フレームバッファメモリ、３０８：ディスプレイ装置、３０９：入力装置、３１０：バス、３１１：出力端子。

Claims (1)

1. 監視記録装置における画像データ検索方法において、前記監視記録装置に記録される画像データの内、所要の画像データに対して「しおり」をつける機能を有し、前記「しおり」をつけた画像データのみを選択し表示することを特徴とする監視記録装置における画像データ検索方法。

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