JP2006322568A - 真空断熱材、真空断熱材を用いた冷蔵庫及び真空断熱材の製造方法並びに真空断熱材の製造装置 - Google Patents

真空断熱材、真空断熱材を用いた冷蔵庫及び真空断熱材の製造方法並びに真空断熱材の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
製造作業中における保管中に、芯材への水分若しくはガス成分の吸着を少なくし、製造上の効率の向上、断熱性能の維持及び向上を図った真空断熱材を提供する。
【解決手段】
無機繊維集合体からなる芯材21と、芯材のガス成分を吸着する吸着剤22と、芯材21を収納するガスバリア性を有する外包材24とを備え、芯材21の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部21aに吸着剤22が収納され、収納部21aの開口が重ね合わされて狭められるものとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、真空断熱材、真空断熱材を用いた冷蔵庫及び真空断熱材に製造方法並びに真空断熱材の製造装置に関する。
近年、地球温暖化に対する観点から、家電品の消費電力量削減の必要性が叫ばれている。特に、冷蔵庫は家電品の中で、消費電力量を費やす製品であり、冷蔵庫の消費電力量削減は地球温暖化対策として必要不可欠な状況にある。冷蔵庫の消費電力は、庫内の負荷量が一定であれば、庫内冷却用圧縮機の効率と庫内からの熱漏洩量に関係する断熱材の断熱性能によってその大部分が決まるため、冷蔵庫の技術開発では圧縮機の効率と断熱材の性能向上を行う必要がある。ここでは断熱性能向上に向かってなされた従来例として、特に真空断熱材の例をあげる。
真空断熱材は、内部の真空度を維持するために吸着剤が用いられている。
例えば、特許文献1に記載の例では、無機繊維を加熱及び加圧成形によりボード化した複数枚の芯材ボードのうち、少なくとも一枚の芯材ボードの接合面に吸着剤を収納する凹部を形成して、前記吸着剤を入れたことに依って生じる突起で真空断熱材が破袋することを防止していた。
また、特許文献2に記載の例は、外箱と内箱とからなる空間に発泡断熱材と真空断熱材とを備え、前記真空断熱材は、水分を吸着する吸着剤とガスバリア性フィルムからなる外被材とより形成され、前記吸着剤が、固定部材や凹部を形成して収納する固定構造を設けずに、芯材の無機繊維からなるシート状成形体により、シート間に移動せず挟持するようにしたので、真空排気中等の真空断熱材作製工程中に吸着剤が所定位置から移動せず、固定することができるため、コストダウンを図ったものである。
また、特許文献3に記載の例では、芯材と吸着剤と、それらを包む外被材とからなる真空断熱材において、芯材を設けた凹部に吸着剤を配置し吸着剤と対向する外被材に、アルミニウム箔からなる層を有するラミネートフィルムを使用し、吸着剤と外被材との間に対突き刺し性に優れる保護シートを介在させることによって、真空包装時のピンホール発生を防止していた。
また、特許文献4の真空断熱材は、内部を真空状態に保持した収納部材と、前記収納部材中に存在する無機質ファイバマットと、前記無機質ファイバマットを一時的に圧縮状態とする内袋とを備え、真空断熱材のしわや反り、曲がり等を防止していた。
特開2004-3534号公報 特開2002-48466号公報 特開2004-218747号公報 特開平4-337195号公報
真空断熱材に使用される芯材は、芯材より発生する水分やガス成分が高真空度を低下させないように、真空排気工程以前に、前記芯材を乾燥工程等により、水分やガス成分を除去しておくことが知られている。また、高真空度条件下で芯材が長期間保持されることにより、この長期間の間に芯材を構成する材料から微量に発生する水分やガス成分を吸着するために、合成ゼオライトや活性炭等の吸着剤を真空断熱材中に設置することも良く知られている。従って、乾燥工程等によって水分やガス成分が除去された芯材は、外部からの水分やガス成分が再び吸着しないように、速やかに、真空条件下のような水分やガス成分が無い条件の下に置かなければならない。
しかし、前掲の特許文献1乃至3に記載の従来例では、複数枚の芯材ボードの間に吸着剤を収納し且つ、複数のシートで覆う構成のために、吸着剤を収納、吸着剤を挟持するため、又は、吸着剤を保護シートで覆うための組み込み作業が必要となってしまう。したがって、これらの作業中に芯材ボードに外気中の水分やガス成分が吸着する恐れがあった。
以下、この問題について、図13を用いて説明する。図13は従来の真空断熱材の構成例を示す断面図である。図において、真空断熱材1は、複数枚の芯材2a、芯材2bと、外被材3と吸着剤4とから構成されている。凹部5aは、芯材2aと芯材2bとの接合面のほぼ中央に形成されたものであり、この凹部5a内に吸着剤4が収納されている。従って、吸着剤4を芯材中に設置するためには、芯材2bを捲り上げて、凹部5a内に収納するか、芯材2bがない状態で、芯材2a上の凹部5a内に吸着剤4を収納し、その後で芯材2bで吸着剤4を覆わなければならない。従って、吸着剤4を収納するための作業時間が必要となるので、その作業時間の間に、芯材2aや芯材2bに外気中の水分やガス成分が吸着する恐れがあった。
また、芯材を冷蔵庫等の断熱壁内に使用する場合、冷蔵庫等の大きさにより、また、断熱壁の大きさや厚さ等により、複数種類の大きさの芯材を製作する必要がある。従って、必要な大きさの芯材が揃うまでの間、芯材はその製造工程途中に保管される必要があった。しかし、前述したように、乾燥工程後の芯材は、外部より(空気中)の水分やガス成分が吸着しないように、速やかに、真空条件下、乾燥空間等の水分の無い若しくは極めて少ない空間に保管しなければならないので、作業工程上時間に余裕度のすくない構成となっていた。しかし、前掲の各特許文献にはその具体的対処方法が提示されてない。
また、特許文献4では、収納部材中に存在する無機質ファイバマットへの、外部よりの水分やガス成分の吸着について、何も、その具体的対処方法が提示されてない。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、その目的の一つは、製造作業中における保管中に、芯材への水分若しくはガス成分の吸着を少なくすることにある。加えて、製造上の効率の向上、断熱性能の維持及び向上を図った真空断熱材を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の真空断熱材は、無機繊維集合体からなる芯材と、芯材のガス成分を吸着する吸着剤と、前記芯材を収納するガスバリア性を有する外包材とを備え、
前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部に前記吸着剤が収納され、前記収納部の開口が重ね合わされて狭められる構成とした。
また、無機繊維集合体からなる芯材と、芯材のガス成分を吸着する吸着剤と、この吸着剤とともに前記芯材を収納する内袋と、この内袋に収納された芯材を前記内袋とともに収納する外袋とを備え、
前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部に前記吸着材が収納され、前記収納部の開口が前記芯材の厚み方向の重ね合わせにより狭められる構成とした。
また、上記のいずれかの構成を備えた真空断熱材において、前記芯材を、厚み方向に復元性を有する無機繊維集合体とした。
また、上記のいずれかの構成を備えた真空断熱材において、前記芯材は厚み方向に圧縮され、前記収納部の開口を挟んで対向する芯材の上片部と下片部とが上下に重ね合わされて前記開口が閉塞された構成とした。
また、上記のいずれかの構成を備えた真空断熱材において、前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部の斜め切り込み角度を垂直線から30度から70度の角度とした。
また、上記のいずれかの構成を備えた真空断熱材において、前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部の入口部を閉塞する重ね合わせ寸法L2を、前記吸着剤の粒径以上とした。
また、上記のいずれかの構成を備えた真空断熱材において、前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部の深さ方向先端と前記芯材の前記表面と反対側の表面との間の厚みを、前記吸着剤の粒径以上とした。
また、断熱壁で囲まれた箱体内に貯蔵室を有する冷蔵庫においては、本発明では、前記断熱壁は外板と内板との間に真空断熱材を備え、
この真空断熱材は、無機繊維集合体からなる芯材と、芯材のガス成分を吸着する吸着剤と、前記芯材を収納するガスバリア性を有する外包材とを備え、
前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部に前記吸着剤が収納され、前記芯材が上下方向に圧縮されて前記収納部の開口が狭められた構成とした。
また、芯材の内部に吸着剤を備えた真空断熱材の製造方法にあっては、開口を有する治具で芯材を押圧する芯材原綿の圧縮工程と、芯材の前記開口に位置する部分に斜めに切り込みを形成する工程と、前記切り込みを広げて収納部を形成する工程と、前記収納部に吸着剤を投入する工程とを有することを特徴としている。
また、上記の目的を達成するための本発明の真空断熱材の製造装置は、芯材を載置する芯材設置部と、この芯材設置部に置かれる芯材に対して切り込み溝を形成する切断刃と、前記切り込み溝内に収納される吸着剤がストックされるストック部とを備え、
前記切断刃及び前記ストック部は前記芯材設置部よりも上方に位置し、前記芯材設置部に対して移動可能に設けられ、前記ストック部の先端は前記切断刃によって形成された切り込み溝を広げる方向に移動する部材が備えられたことを特徴としている。
本発明によれば、製造作業中における保管中に、芯材への水分若しくはガス成分の吸着を少なくすることができる。また、製造上の効率の向上、断熱性能の維持及び向上を図った真空断熱材を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施例を示す冷蔵庫の要部の縦断面図であり、図2は本発明の一実施例の真空断熱材の断面説明図である。図1に示すように、冷蔵庫の箱体12は、この箱体12の開口を開閉可能に密閉する複数の扉体13を備えている。箱体12内には、冷蔵室14a、野菜室14b、製氷室15a、冷凍室15b等が区画形成されている。冷蔵庫の箱体12の断熱壁12aは、箱体12の外板12eと箱体12の内板12fとによって形成される空間に断熱材を備えて形成されている。
そして、真空断熱材20は、これらの外板12eと内板12fによって形成される空間に配設され、断熱壁12aの一部をなしている。本実施例では、断熱壁12aの中でも外板12e側または内板12f側に真空断熱材20を配設している。また、この真空断熱材20の周囲の空間に、接着力を有するウレタン等の発泡断熱材12bが充填されることで、真空断熱材20が固定され、断熱壁12aが形成される。
扉体13の断熱壁13aは、扉体13の外板13eと扉体の内板13fとによって形成される空間に断熱材を備えて形成されており、真空断熱材20は、これらの外板13eと内板13fによって形成される空間に配設される。箱体12と同様に本実施例においては、断熱壁13aの中でも外板13e側または内板13f側に真空断熱材20を配設している。また、この真空断熱材20の周囲の空間に、接着力を有するウレタン等の発泡断熱材13bを充填することで、真空断熱材20を固定し、断熱壁13aが形成される。
このように、真空断熱材20は、断熱壁12a、13a内に設置され、ウレタン等の発泡断熱材12b、13bより高い断熱性能を有し、断熱壁全体の断熱性能を向上させている。
次に、図2により本実施例の真空断熱材について説明する。図2は本実施例の真空断熱材の断面説明図である。空気の流通がある芯材21は、押圧に対して復元性を有するものが使用され、例えば、バインダーを含まない平均繊維径4μmのグラスウール積層体{JISA9504の「人造鉱物繊維保温材」}等の無機繊維を使用して所定寸法の大きさに形成してある。したがって、上下に積層された芯材であれば上下方向の押圧に対して復元性を有し、本実施例では高さ方向(厚み方向)に復元性を有するものを使用している。この芯材21は、後述するように、復元性のある無機繊維集合体の原綿が外包材で覆われることによって真空断熱材を形成する。吸着剤22は、芯材21の水分およびガス成分を吸着するための、例えば、合成ゼオライトであるモレキュラシーブ13X等で構成されたものであり、芯材21に設けた吸着剤収納部21a内に充填されている。
これらの芯材21は内袋23によって覆われ、さらに外袋24に収納されて真空断熱材20を形成している。この内袋23は、短期的ガスバリア性を有し、且つ、熱溶着可能な合成樹脂フィルム、例えば、高密度ポリエチレン樹脂等で形成されている。したがって、内袋23内には、外部よりの水分やガス成分が浸入しにくい構成となっている。換言すれば、芯材21や吸着剤22は、大気中に含まれる水分やガス成分を吸着しやすいものであり、特に、吸着剤22は、吸着剤22周辺から比較的早く且つ強力に、水分やガス成分を吸着できるように構成されているので、芯材21や吸着剤22が、製造工程上で必要とされる組み込みのための作業時間や、製造工程中において保管される期間中にも、外部の水分やガス成分を吸着しないように、芯材21や吸着剤22をガスバリア性の有する内袋23で覆う構成にしてある。
外袋24は、内袋23を覆うものであり、長期的ガスバリア性を有するラミネートフィルムで構成された外包材として用いられる。なお、外袋24の長期的ガスバリア性とは、例えば、冷蔵庫の使用平均寿命相当程度の長期間である。本実施例の外袋24は溶着層と金属層と保護層とを有するラミネートフィルム構造としており、金属層を有することによって長期的ガスバリア性を保持している。しかしながら、完璧なガスバリア性を保持するものではなく、外袋24内の真空度は長期間のうちに少しずつ低下する。
次に、図3から図10を用いて本実施例の真空断熱材の製造工程を説明する。図3は真空断熱材の製造工程を説明する図、図4は芯材を圧縮する治具と芯材の切込み溝との関係を示す図、図5は図4のA−A断面拡大説明図、図6は芯材の切り込み溝を吸着剤収納部として吸着剤を充填する状態を示す図、図7は図6の圧縮用の治具が外され、内袋に挿入される前の吸着剤収納部を示す図、図8は内袋に芯材を収納した状態を示す図、図9は吸着剤を収納した内袋を仮圧縮し、内袋内を脱気させる前の状態を示す図、図10は芯材を仮圧縮して内袋が閉じられた状態を示す図である。
図3を用いて本実施例の真空断熱材の製造工程を説明する。芯材原綿切断工程51において前述したグラスウール積層体等の無機繊維からなる芯材を所定寸法に切断する。芯材原綿積層工程52は、芯材原綿切断工程51で切断された芯材原料を所定枚数積層する工程である。これらの芯材原綿切断工程52及び芯材原綿積層工程52で切断及び積層された積層状態の芯材原綿は、芯材原綿乾燥工程53において、例えば200℃から250℃程度の乾燥炉中に置かれ、真空度低下の原因となる水分等が除かれる。この工程53を経て乾燥された芯材原綿が圧縮工程54で圧縮される。
この圧縮工程54については図4及び図5を用いて説明する。図4に示すように、芯材原綿21の上面は枠状の治具70によって押圧される。この押圧寸法は後の工程で使われる内袋に芯材原綿を入れ易い寸法が良い。
本実施例で用いる治具70は開口70’が設けられた枠状としており、この開口70’の部分では芯材原綿21は押圧されない構造となっている。このような枠状の治具70をもって芯材原綿を圧縮すると図5に示すように、枠の上面まで治具70がない部分(開口70’の部分)は芯材原綿21が押圧されず、この部分が盛り上がる形状となる。すなわち、本実施例では復元性のある芯材を用いているため、押圧されない部分は圧縮されず、結果として治具70の開口が盛り上がることになる。
圧縮工程54を経て、盛り上がり部分が形成された芯材原綿21に対し、この盛り上がった部分に、原綿への斜め切り込み形成工程55において、切断刃71が図4に示すように斜め切り込み溝72を作る。この斜め切り込み溝72は図5に示す如く、芯材21の厚み方向の垂直線73に対し角度θだけ斜いて作られるため、吸着剤収納部からの吸着剤22の飛び出し防止、或は切断刃71を芯材原綿21に当てた時のスリップ等が防止出来る。したがって、作業性も落すことなく、吸着剤22を収納することが可能となる。この角度θは、望ましくは30°から70°の範囲であり、芯材をプレス機等を用いて上下或いは上下の一方より圧縮したとき斜め切り込み溝72によって作られる上片21cと下片21dが上下に重ね合わされる範囲としている。本実施例では、この角度θを45°としており、芯材21の表面に対しても斜め角度が45°となり、上片21c側の無機繊維が薄くなりすぎることもなく、めくれ防止等にも好都合となっている。
なお、この斜め切り込み溝72の深さ方向の先端Pは芯材原綿の下面から5mm以上確保できる位置がよい。本実施例で使用される吸着剤22は直径2mmから5mmの粒径であることから、芯材圧縮時に粒状吸着剤22が動いても、粒径よりP位置を大きくしているため粒状吸着剤22が芯材21表面上に突状となって内袋、外袋に形状が現われるのを防止している。また、P位置を下面から5mm以上確保しているために真空断熱材の強度も確保することができる。
シート状や矩形状の吸着剤の場合であっても、厚さ寸法や、あるいは縦・横・高さ寸法等の外形寸法よりも大きな寸法を確保するように先端P位置を設定することにより、同様の効果が得られる。
このように、本実施例の切り込み溝72は垂直な切り込みでなく、例えば45度斜いた切り込みとしており、この切り込み溝72によって形成される収納部に吸着剤22aを収納したものであるから、垂直な切り込み溝と比較して次のような作用効果を奏する。すなわち、垂直な溝であった場合の上下若しくは上下の一方より芯材を圧縮してもその切り込み入り口を蓋することが出来なかったのに対し、本実施例の場合上下方向の重ね合わせ部があることによりこれを蓋することが出来るので、この切り込みから粒状吸着剤22が飛び出すことを防止できる。したがって、粒状吸着剤22による内袋、外袋の損傷を低減しながらも作業性向上に寄与している。
切り込み溝72が形成された後、次に、この切り込みを収納部に形成する工程56において斜め切り込み溝72を収納部に形成する。この切り込みを収納部に形成する工程56について図6を用いて説明する。収納部21aは、原綿への斜め切り込み形成工程55で形成された切り込み溝72を図6に示す如く補助具74を使って吸着剤22を収納することが出来る程度の空間を形成させるものである。具体的には、補助具74で切り込み溝72を広げることによって、線状の切り込みを吸着剤22よりも大きな空間にさせている。こうして作られた収納部21aに吸着剤投入工程65及び吸着剤充填工程57で吸着剤22が収納部21a内に投入される。
これらの各工程56、65、57を図6を用いて具体的に説明する。吸着剤の貯蔵容器83から一時ストック容器84に送られた吸着剤22はノズル85を介し切断刃71と補助具74で作った収納部21a内に、これらの切断刃71又は補助具74を案内部材として利用し、投入される。投入される吸着剤22の量は真空断熱材の大きさによって異なるが、縦×横×厚さ(400mm×500mm×10mm)の寸法を有する通常の真空断熱材の寸法であった場合、5gから10gでよい。この5gから10gの吸着剤22は図4に示す如くL1寸法が150mmから250mmの長さに作られた切り込み溝72を全幅にわたって広げて作られた収納部21aにほぼ均一に充填される。この際、可能な限り吸着剤22の各粒子が重ならないように配設するのが理想である。
このように吸着剤22は枠状の治具70で圧縮されないで枠状の内側が上面まで盛り上がっている部分の芯材原綿を利用して作られる収納部21aに収納されるため、以下のような有利な点がある。この圧縮されない部分は、圧縮度が少ないために切り込みが作りやすく、また、吸着剤収納用の収納部となった時も、内側の芯材が枠方向へ引っぱられて、切り込み溝72が上下方向に開きやすくなる。したがって、吸着剤22を入れた補助具74は供給ガイドとして収納部に入れる際に入れやすくなる。また、切断刃71、補助具74、枠状の治具70を取り除くと、圧縮された芯材が圧縮を解除されて閉じる方向に復元しようとするため、収納部21aの入口部(L2寸法部)を上片21c下片21dが入口を狭め吸着剤22の飛び出しを抑制する作用を奏する。加えて、収納部21a上方には先の飛び出し防止を行う為に5mm以上の上片21cと下片21dが重合する重合部L2(図7参照)を確保することによって一度収納した吸着剤22の飛び出しをさらに抑制することができる。換云すると吸着剤22の充填量に合せ、L1寸法を長くしたり、短かくしたりしてL2寸法(例えば200mm)を確保するものである。吸着剤22の収納量は、真空断熱材の大きさによって異なるが、大きい真空断熱材の場合はL1寸法も大きくとれるため、飛び出し抑制のための寸法は真空断熱材の大きさによらず確保がしやすい。
以上のように収納21aが芯材原綿の厚み方向斜めの切り込みにより形成されているので、切り込み部は3mmから5mmの粒径以上の吸着剤22を収納することが出来る。更に収納部21aを大きく出来ることにより、吸着剤22が狭い所で圧縮されずに済むので吸着性能の劣化をも低減することができる。
本実施例によれば、吸着剤22は、例えば200mmの芯材原綿21の幅一杯を使って均一に振り分けられるので、寸法に合った量の吸着剤を容易に収納することができる。また、復元性のある芯材を用いていることによって、圧縮工程54から吸着剤充填工程57までの各工程をスムーズに行うことができるだけではなく、これらの工程を経て得られる真空断熱材の断熱性能の向上に寄与している。
次に、内袋投入工程66及び内袋への挿入工程58について図8を用いて説明する。吸着剤22が収納された芯材原綿21は、内袋投入工程66によって投入された内袋23内に収納される。この内袋23は前述のとおり、製造の各工程を経る期間内等の短期のガスバリア性を有している。内袋23内に芯材原綿21が挿入されることによって、吸着剤22の収納部21aの入口部(L2寸法部)は内袋23により拘束され、収納部21aの開口部自体も内袋23によって蓋されるため、吸着剤22の飛び出しはさらに抑制される。
芯材原綿21が内袋23内に挿入されると、仮圧縮工程59に入る。この工程では図9、図10の如く治具74aにより内袋23内の脱気を行うと共に内袋密閉工程60にて内袋23の開口部をシールする。この時、収納部21aのL2寸法部は図9から図10の如く芯材原綿が上下圧縮され斜め切り込み入口部の上片21cと下片21dが重ね合わされる。すなわち、仮圧縮工程59によって上片21cが押圧されることによって収納部21aの入口部が閉じられ、閉塞状態が実現する。したがって、収納部21a内の吸着剤22の飛び出しは、ほぼ完全に規制される。なお、この仮圧縮工程59における芯材原綿の圧縮寸法は、後工程における外袋への挿入を考慮して決められるものである。また、この圧縮寸法は、真空断熱材がリサイクルされることを考慮し、芯材の骨格となる繊維部分を破壊しない寸法に設定されている。また、この内袋密閉工程60では、図には示してないが、熱プレート等をもって内袋23は熱溶着されて密封される。この密封により内袋23内に設置された芯材21と吸着剤収納部21aの入口(L2寸法部)は狭められたまま次の工程で用いられるまでの間、保管される構成となる。なお、本実施例のように、バインダーを用いないバインダーレス芯材とすれば、真空断熱材のリサイクルに非常に有利である。
以上のように、本実施例では、空気の流通が可能な芯材21に設けた吸着剤収納部21aに、吸着剤22を充填し、吸着剤収納部21aから吸着剤22が出ないように内袋23内を脱気し、且つ内袋23と芯材21を圧縮することで、斜めに切り込んで作った収納部の入口(L2寸法部)が上下に重め合わされて閉じられるので、吸着剤22の飛び出しが防止できることは勿論、吸着剤の設置作業時間をも短縮できる。このため、芯材に外部よりの水分やガス成分が吸着し難い真空断熱材を提供できる。
また、芯材21を収納した内袋23ごと保管できるので、製造工程中における芯材部分の保管が容易になり、作業工程上の自由度が向上し、製造固定全体としての効率アップができる真空断熱材を提供できる。また、芯材21に、外部よりの水分やガス成分が微量しか吸着しないので、後工程において芯材21内を高真空度にするときの真空排気時間を短くできるため、製造コスト上有利な真空断熱材を提供できる。
また、空気の流通があるグラスウール等の無機繊維集合体を芯材として使用したので、吸着剤22と空気との流通がよく、内袋23内に含まれる水分やガスの吸着率が向上し、長期間高真空度が保持できる、つまり、長期間高断熱性能を保持できる省エネ上有利な真空断熱材および真空断熱材を使用した冷蔵庫、及び、真空断熱材の提供に非常に有利となる。
上記工程を経由して作られた芯材原綿21及び吸着剤22を納めた内袋23は、次に外袋への挿入工程61、内袋の一辺開口工程62、真空排気工程63、真空包装工程64を経て、真空断熱材として提供される。冷蔵庫に真空断熱材を適用する場合には、図1にも示した如く、現場発泡の断熱材と弊用して利用すれば一段と断熱性が良く、取り扱い性の良い真空断熱材となる。
なお、本実施例の真空断熱材の適用範囲は非常に広く、本実施例に示した冷蔵庫だけではなく、航空機、船舶、自動車や電車等の車輌、冷凍機、住宅等に利用、活用できる。
次に図11を用いて、図3に示す芯材原綿の圧縮工程54が終了した後に、原綿への斜め切り込み形成工程55、切り込みを収納部に形成する工程56、吸着剤投入工程65の3工程を行う設備について説明する。図11は芯材原綿21に切り込みを入れながら吸着剤22を収納する状態を示す図であり、本実施例における上記工程を行う設備を示したものである。この図11において、各符号は、21が芯材原綿、22が吸着剤、70が枠状の治具、71が切断刃、74が補助具、83が貯蔵容器、84が吸着剤22をストックするストック部をそれぞれ示している。本実施例では、吸着剤22は貯蔵容器83内に貯蔵されており、実際に必要な分だけ貯蔵容器83からストック部84へと供給し、このストック部84から芯材21の収納部21aへと供給する構造としている。すなわち、本実施例のストック部は、吸着剤22が粒形であることに鑑み、一時的に吸着剤22をストックする容器としている。
図11に示すように、この装置は、芯材を載置する芯材設置部と、この芯材設置部に置かれる芯材21に対して切り込み溝を形成する切断刃71と、切り込み溝内に収納される吸着剤がストックされるストック部84を備えており、切断刃71及びストック部84は芯材設置部よりも上方に位置している。これらの切断刃71及びストック部84は、芯材設置部に対して移動可能に設けられており、ストック部84の先端には切断刃71によって形成された切り込み溝を広げる方向に移動する部材74が備えられている。
本設備は治具70によって予め設定された厚さ迄、芯材原綿21を押圧して圧縮した芯材原綿21に対し、θ角度、例えば45度にセットされた切断刃71でもって斜め切り込み形成を行う。この切断刃71は、本装置の所定位置に設置された芯材原綿21の所望の位置に切り込みを形成できるように移動可能に設けられており、本装置の芯材設置部に置かれた芯材原綿21に対し、上方から切り込み形成を行う。具体的には、芯材設置部より上方に配設される切断刃71が図中の破線位置から斜め矢印Qへと移動し、切断刃71の先端がP位置に達するまで切断刃71が駆動される。
ついで、貯蔵容器83から吸着剤22の供給を受けた一時ストック容器84が破線位置から移動し、切断刃71に案内されながら、切断刃71によって切り込まれた芯材原綿21表面の切り込みに入ってくる。一時ストック容器84の先端は鋭角となっており、この先端が切り込み内部、例えば、切り込みの先端Pまで入ったところで、この容器84の一辺をなす補助具74が切り込みを収納部21aとすべく切り込みを広げる方向に移動し、芯材原綿21の切り込みを押し広げながら、一時ストック容器84内に入っている。5gから10gの吸着剤を収納部21aに充填するものである。
このように、原綿への斜め切り込み形成工程55、切り込みを収納部に形成する工程56、吸着剤投入工程65に本装置を用いてこれらの各工程を一体化することにより本真空断熱材を作る作業効率は一段と向上する。
次に、図12を用いて芯材と内袋の製造工程、具体的には、内袋投入工程66、内袋への挿入工程58、仮圧縮工程59、内袋密閉工程60の各工程について説明する。図12は、本実施例における上記の各工程を実現する装置及びこの装置を用いて実現される各工程を説明するための図である。すなわち、図12に示されるのは、内袋投入工程66、内袋への挿入工程58、仮圧縮工程59、及び内袋密閉工程60の各工程を併せた製造ラインの例である。
図12において真空断熱材の芯材となる無機繊維集合体75はコンベア76によって上下を挟まれて搬送される。上下のコンベアの間は、上流側が下流側よりも大きく距離が取られているため、無機繊維集合体75は、コンベア76によって搬送される間に上下方向に圧縮(仮圧縮)されることとなる。図12(a)の矢印方向に搬送された無機繊維集合体75が所定位置まで達すると内袋へと挿入される。
この内袋への挿入について図12(a)及び図12(b)を用いて説明する。本実施例では、無機繊維集合体75の搬送経路を遮るように上下に延びた内袋用フィルム77に向かって、無機繊維集合体75が搬送されることによって内袋に挿入されるものである。
上側の上流側コンベア76よりも上方に位置し、ロール状に巻かれた内袋用フィルム73は、下側の上流側コンベア76よりも下方に位置するロール状に巻かれた内袋用フィルム73と熱溶着された状態で、かつ、この熱溶着部が無機繊維集合体75の搬送経路上に位置した状態が図12(a)に示されている。この図12(a)に示された状態は、挿入待機状態である。
また、上流側コンベア76の上下のコンベア間は、最上流側の方が下流側よりも距離を大きく取っており、搬送経路上に位置する内袋用フィルムと当接する前において、無機繊維集合体75を圧縮しながら搬送する。なお、下流側コンベア78の上下のコンベア間の距離は、上流側コンベア76の中の下流側に位置するコンベア間の距離とほぼ同程度、あるいは短い距離としている。
挿入待機状態から、図中の矢印方向に向かって無機繊維集合体75が上下のコンベア76によって圧縮されながら搬送され、搬送経路を遮るように配置された内袋用フィルム77と当接する。当接後もさらにコンベア76によって無機繊維集合体75が下流側へと送られ、この無機繊維集合体75とともに内袋用フィルム77が下流側コンベア78によって搬送されるため、無機繊維集合体75が内袋用フィルム77に挿入される。本実施例では、挿入待機状態で、熱溶着部が無機繊維集合体75の搬送経路上に位置しているため、この熱溶着部が上下の下流側コンベア78との接触によって溶着が外れることが防止される。
さらに無機繊維集合体75と内袋用フィルム77とが下流側へと搬送されると、内袋用フィルム切断器によって内袋用フィルム77が切断され、また、この切断された内袋用フィルム77の切断部がヒートシール器によって熱溶着される。本実施例では、この切断器及びヒートシール器の機能を併せた切断シール器79、80を、上流側コンベア76と下流側コンベア78との間であって、挿入待機状態における内袋用フィルムの待機位置(図12(a)参照)よりも下流側の位置に配設している。
図12(c)は、切断シール器の構成を示す図である。搬送経路上に位置する2枚の内袋用フィルム77の上下を挟むように、上側にカット部81及びヒートシール部82を有している。このカット部81は熱溶断を行う部分であり、カット部81を搬送方向の両側から挟むように、図中左右にヒートシール部82が配置される。ヒールシール部82は、例えば加熱バーであり、加熱することによって2枚の内袋用フィルム77を熱溶着する。
また、カット部81は搬送方向両側に配置されるヒートシール部82よりも下に突出して形成されており、切断シール器80(図12(b)参照)を下方に移動させることによって、内袋用フィルム77を切断し、かつ、切断部の両側を熱溶着する。また、切断シール器80と対向する切断シール器79は、ヒートシール部82の受け部83であり、カット部81の突出に合わせて凹部が形成されている。この凹部寸法は、カット部81のヒートシール部82からの突出寸法よりも大きくし、ヒートシール部82と受け部83との接触を確保して確実な熱溶着を図ることとしている。
切断部よりも上流側を熱溶着することによって、無機繊維集合体75が挿入された内袋となり、また、上下のコンベアによって圧縮されながら搬送されているため、圧縮脱気が可能である。すなわち、切断シール器と下流側コンベア78との距離は、搬送される無機繊維集合体の搬送方向長さより小さくしており、下流側の上下のコンベアによって芯材の上流側が挟持された状態で内袋が切断及び熱溶着されるように配設されている。また、切断部よりも下流側を熱溶着することによって、図12(a)に示す挿入待機状態となり、次に搬送されてくる無機繊維集合体75に対しても同様の工程を繰り返す。したがって、内袋内に挿入し、内袋の内部を脱気し、内袋を密閉する工程を連続的に行うことが可能とし、生産工程の効率化が図れる。
本実施例は上記の構成及び各工程を有するものであり、以下のような作用効果が得られる。すなわち、無機繊維集合体からなる芯材21と、芯材21の水分、ガス成分等を吸着する吸着剤22と、芯材21を収納する内袋23と、この内袋23を収納する外袋24から構成した真空断熱材20又はこのような真空断熱材20を用いた冷蔵庫において、芯材21の表面に対し、若しくは厚み方向に対して斜めに切り込みを設けて作られた収納部に吸着剤22を充填しており、重力の作用し得る方向に芯材が復元されて芯材の上下方向が重ね合わされて収納部の入口部が狭められるため、吸着剤収納部の開口を狭めるために特別の飛び出し防止策を施す必要がない。したがって、吸着剤の設置作業時間を短縮でき、芯材21に外部からの水分やガス成分が吸着し難い真空断熱材が得られる。また、この真空断熱材を用いることによって冷蔵庫断熱壁の断熱性能を長期間維持することに寄与している。
また、芯材21をその厚み方向に圧縮し、芯材21を収納した内袋23内を脱気すると共に吸着剤22を収納する収納部の入口に位置する芯材の上下片を上下に重ね合わせて閉塞するように収納部の開口が閉じられるため、収納部入口は斜めに切り込まれた芯材の重ね合わせ部によって、吸着剤が小さい粒であっても収納部から飛び出すことが抑制され、また、内袋23や外袋24を突き破ることがない。したがって、内部の真空度の維持を図ることができる。
また、芯材21の表面に対し、若しくは厚み方向に対し斜めに切り込みを設けて作った収納部の斜め切り込み角度θを30度から70度としたため、斜めに切り込まれて形成された収納部入口は、上下方向に常に重ね合わせられることとなり、特別な吸着剤防止策を施す必要がなく吸着剤の飛び出し防止を可能としている。
また、芯材21の厚み方向斜めに切り込みを入れて作られる収納部の入口部を閉塞する重ね合わせ寸法L2は、少なくとも吸着剤の2mmから5mmの粒径よりも大きい寸法を確保した構成としている。したがって、収納部内に入れた吸着剤が入口部より飛び出しにくいだけではなく、芯材21を厚み方向に圧縮した時、入口部の近くにある粒状の吸着剤22が芯材21の表面から突出せず、表面が突状とならず、内袋23、外袋24の損傷を防止することができる。
また、芯材21の厚み方向斜めに切り込みを入れて作る収納部の深さ方向先端Pには吸着剤22の粒径分以上分の厚みを芯材側に残したものであるから、芯材21を厚み方向に圧縮しても、切り込み先端側にある粒状吸着剤が突出せず、芯材21表面が突状となることを防ぎ、内袋23、外袋24を損傷することがない。
本発明の一実施例を示す冷蔵庫の要部の縦断面図。 本発明の一実施例の真空断熱材の断面説明図。 真空断熱材の製造工程を説明する図。 芯材を圧縮する治具と芯材の切込み溝との関係を示す図 、図4のA−A断面拡大説明図。 芯材の切り込み溝を吸着剤収納部として吸着剤を充填する状態を示す図。 内袋に挿入される前の吸着剤収納部を示す図。 内袋に芯材を収納した状態を示す図。 吸着剤を収納した内袋を仮圧縮し、内袋内を脱気させる前の状態を示す図。 芯材を仮圧縮して内袋が閉じられた状態を示す図。 芯材原綿に切り込みを入れながら吸着剤を収納する状態を示す図。 芯材と内袋の製造工程を説明する図。 従来の真空断熱材の断面説明図。
符号の説明
12…冷蔵庫の箱体、12a…箱体の断熱壁、12b…発泡断熱材、12e…箱体の外板、12f…箱体の内板、13…扉体、13a…断熱壁、13b…発泡断熱材、14a…冷蔵室、14b…野菜室、15a…製氷室、15b…冷凍室、20…真空断熱材、21…芯材(芯材原綿)、21a…吸着剤収納部、21b…収納部入口、21c…上片、21d…下片、22…吸着剤、23…内袋、24…外袋、70…治具、71…切断刃、72…斜め切り込み溝、74…補助具、74a…治具、75…無機繊維集合体、76…上流側コンベア、77…内袋用フィルム、78…下流側コンベア、79…下切断シール器、80…上切断シール器、81…カット部、82…ヒートシール部、83…貯蔵容器、84…一時ストック容器、85…ノズル。

Claims (10)

  1. 無機繊維集合体からなる芯材と、芯材のガス成分を吸着する吸着剤と、前記芯材を収納するガスバリア性を有する外包材とを備え、
    前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部に前記吸着剤が収納され、前記収納部の開口が重ね合わされて狭められる真空断熱材。
  2. 無機繊維集合体からなる芯材と、芯材のガス成分を吸着する吸着剤と、この吸着剤とともに前記芯材を収納する内袋と、この内袋に収納された芯材を前記内袋とともに収納する外袋とを備え、
    前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部に前記吸着材が収納され、前記収納部の開口が前記芯材の厚み方向の重ね合わせにより狭められる真空断熱材。
  3. 前記芯材を厚み方向に復元性を有する無機繊維集合体としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の真空断熱材。
  4. 前記芯材は厚み方向に圧縮され、前記収納部の開口を挟んで対向する芯材の上片部と下片部とが上下に重ね合わされて前記開口が閉塞された請求項1乃至3のいずれかに記載の真空断熱材。
  5. 前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部の斜め切り込み角度を垂直線から30度から70度の角度とした請求項1乃至4のいずれかに記載の真空断熱材。
  6. 前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部の入口部を閉塞する重ね合わせ寸法L2を、前記吸着剤の粒径以上とした請求項1乃至5のいずれかに記載の真空断熱材。
  7. 前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部の深さ方向先端と前記芯材の前記表面と反対側の表面との間の厚みを、前記吸着剤の粒径以上とした請求項1乃至6のいずれかに記載の真空断熱材。
  8. 断熱壁で囲まれた箱体内に貯蔵室を有する冷蔵庫において、前記断熱壁は外板と内板との間に真空断熱材を備え、
    この真空断熱材は、無機繊維集合体からなる芯材と、芯材のガス成分を吸着する吸着剤と、前記芯材を収納するガスバリア性を有する外包材とを備え、
    前記芯材の表面又は厚み方向に対して斜めに切り込まれて設けられた収納部に前記吸着剤が収納され、前記芯材が上下方向に圧縮されて前記収納部の開口が狭められたことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 芯材の内部に吸着剤を備えた真空断熱材の製造方法であって、
    開口を有する治具で芯材を押圧する芯材原綿の圧縮工程と、
    芯材の前記開口に位置する部分に斜めに切り込みを形成する工程と、
    前記切り込みを広げて収納部を形成する工程と、
    前記収納部に吸着剤を投入する工程とを有することを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  10. 芯材を載置する芯材設置部と、この芯材設置部に置かれる芯材に対して切り込み溝を形成する切断刃と、前記切り込み溝内に収納される吸着剤がストックされるストック部とを備え、
    前記切断刃及び前記ストック部は前記芯材設置部よりも上方に位置し、前記芯材設置部に対して移動可能に設けられ、前記ストック部の先端は前記切断刃によって形成された切り込み溝を広げる方向に移動する部材が備えられたことを特徴とする真空断熱材の製造装置。
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