JP2006315433A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2006315433A
JP2006315433A JP2005137230A JP2005137230A JP2006315433A JP 2006315433 A JP2006315433 A JP 2006315433A JP 2005137230 A JP2005137230 A JP 2005137230A JP 2005137230 A JP2005137230 A JP 2005137230A JP 2006315433 A JP2006315433 A JP 2006315433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
circumferential
row
narrow
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005137230A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Ochi
直也 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2005137230A priority Critical patent/JP2006315433A/ja
Publication of JP2006315433A publication Critical patent/JP2006315433A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】 特にシースルー溝部分を含む複数本の周溝を配設するとともに、所定の中央陸部列の適正化を図ることにより、湿潤路面および氷雪路面の双方で駆動および制動性能に優れた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 中央周溝2と一対の側方周溝3,4とを配設して広幅中央陸部列6と狭幅中央陸部列5を区画形成し、第1トレッド端7から中央周溝2に開口するまで延びる多数本の第1横断溝9を配設して第1側方陸部列13を形成し、狭幅中央陸部列5を中央ブロック列とし、第2トレッド端8から、第2側方周溝4に開口するまで延びる第2横断溝10を配設して第2側方陸部列14を形成し、いずれの陸部列5,6,13,14にも複数本の横サイプ15a〜15dを配設し、前記広幅中央陸部列6に所定の周方向ピッチP1で屈曲して延びる屈曲細溝16を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、タイヤ赤道領域に位置しタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む中央周溝と、該中央周溝の両側に、異なるタイヤ幅方向距離で位置しタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む一対の側方周溝とを配設して、広幅中央陸部列と狭幅中央陸部列を区画形成した、非対称トレッドパターンを有する空気入りタイヤに関し、特に、湿潤路面および氷雪路面の双方で駆動および制動性能に優れた冬用(スタッドレス)タイヤに関する。
このような非対称トレッドパターンを有する従来のスタッドレスタイヤは、排水性を重視する場合には、例えば特許文献1に記載されているように、タイヤ周方向に沿って直線状に延びるストレート周溝を複数本配設するのが有用である。しかしながら、ストレート周溝の配設は、タイヤ幅方向に延びるエッジ成分の増加には関与しないため、特に氷雪路面上での駆動・制動性能が十分に得られないという問題がある。
また、氷雪性能を重視する場合には、例えば特許文献2記載されているように、
タイヤ周方向に沿って屈曲して延びるジグザグ周溝を複数本配設するのが有用である。しかしながら、ジグザグ周溝の配設は、ストレート周溝と比べて、排水性に劣るという問題点がある。
さらに、排水性と氷雪性能の双方をバランスよく満足させるため、ストレート周溝とジグザグ周溝の双方を組み合わせて配設する場合も考えられるが、かかる場合であっても、排水性と氷雪性能の双方を高い次元でバランスさせることは難しい。
特開平8−197912号公報 特開2001−322408号公報
この発明の目的は、特にタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む複数本の周溝を配設するとともに、所定の中央陸部列の適正化を図って有効にエッジ成分を増加させることにより、湿潤路面および氷雪路面の双方で駆動および制動性能に優れた空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明は、タイヤ赤道領域に位置しタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む中央周溝と、該中央周溝の両側に、異なるタイヤ幅方向距離で位置しタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む一対の側方周溝とを配設し、これら中央周溝および一対の側方周溝によって、広幅中央陸部列と狭幅中央陸部列を区画形成し、狭幅中央陸部列に近い方の第1トレッド端から中央周溝に開口するまで延びる多数本の第1横断溝を配設して、前記第1トレッド端とこれに近い方の第1側方周溝との間に、多数個の第1側方ブロックからなる第1側方陸部列を形成するとともに、前記狭幅中央陸部列を、多数個の中央ブロックからなる中央ブロック列とし、広幅中央陸部列に近い方の第2トレッド端から、近い方の第2側方周溝に開口するまで延びる第2横断溝を配設して、前記第2トレッド端と前記第2側方周溝の間に、多数個の第2側方ブロックからなる第2側方陸部列を形成し、いずれの陸部列にも、略幅方向に複数本の横サイプを配設し、前記広幅中央陸部列は、その略幅中央位置にタイヤ周方向に沿って所定の周方向ピッチで屈曲して延びる屈曲細溝を有することを特徴とする空気入りタイヤである。
また、(1)前記屈曲細溝は、所定の内圧および荷重条件下で閉じる溝幅を有すること、(2)前記広幅中央陸部列に、屈曲細溝の屈曲位置から、それに近接する方の周溝に開口する補助溝を配設し、これら屈曲細溝および補助溝で、広幅中央陸部列を、実質的に2列のブロック陸部列に区画すること、(3)屈曲溝の屈曲位置である山と谷の位置間をタイヤ幅方向に沿って測定したときの距離が、広幅中央陸部列の幅の0.15〜0.7倍の範囲であること、(4)屈曲細溝の周方向ピッチは、前記側方横断溝の配設ピッチよりも小さいこと、(5)屈曲細溝の周方向ピッチは、前記側方横断溝の配設ピッチの1/2または1/3であること、および/または、狭幅中央陸部列に位置する横断溝は、タイヤ負荷転動時に閉じる細溝部を有することがより好適である。
この発明によれば、特にタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む複数本の周溝を配設するとともに、所定の中央陸部列の適正化を図って有効にエッジ成分を増加させることにより、湿潤路面および氷雪路面の双方で駆動および制動性能に優れた空気入りタイヤの提供が可能になった。
図1は、この発明に従う空気入りタイヤのトレッドパターンの一部を示したものである。
図1に示すトレッド部1を有する空気入りタイヤは、タイヤ赤道領域に位置しタイヤ周方向Cに沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む中央周溝2と、該中央周溝2の両側に、異なるタイヤ幅方向距離で位置しタイヤ周方向Cに沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む一対の側方周溝3,4とを配設し、これら中央周溝2および側方周溝3,4によって、狭幅中央陸部列5と広幅中央陸部列6を区画形成したものである。
なお、ここでいう「タイヤ赤道領域」は、具体的にはタイヤ赤道を中心としてトレッド幅の20%以内の領域を意味する。また、中央周溝2および側方周溝3,4が「シースルー溝部分」を含む構成に限定したのは、排水性確保の点からであって、これら周溝2〜4が、例えばジグザグ溝であっても、少なくとも周溝2〜4の一部がシースルー溝部分であればよいことを意味する。図1では、中央周溝2および側方周溝3,4のいずれもが、溝全体がシースルー溝である場合を示している。
また、狭幅中央陸部列5に近い方の第1トレッド端7から中央周溝2に開口するまで延びる多数本の第1横断溝9を配設して、前記第1トレッド端7とこれに近い方の第1側方周溝3との間に、多数個の第1側方ブロック11からなる第1側方陸部列13を形成するとともに、前記狭幅中央陸部列5を、多数個の中央ブロック19からなる中央ブロック列とし、広幅中央陸部列6に近い方の第2トレッド端8から、近い方の第2側方周溝4に開口するまで延びる第2横断溝10を配設して、前記第2トレッド端8と前記第2側方周溝4の間に、多数個の第2側方ブロック12からなる第2側方陸部列14を形成し、いずれの陸部列5,6,13,14にも、それぞれ略幅方向(具体的には、タイヤ幅方向に対し±30°の角度範囲内の方向)に延びる複数本の横サイプ15a〜15dを配設する。
本発明では、トレッド部に、多数個のブロック形成とサイプの配設とによって、氷雪性能を確保することができる。
また、本発明では、上記構成に加えて、さらに前記広幅中央陸部列6の略幅中央位置にタイヤ周方向Cに沿って所定の周方向ピッチP1で屈曲して延びる屈曲細溝16を設けることにあり、かかる構成を採用することによって、排水性と氷雪性能の双方を高い次元で満足させることができる。
この発明の空気入りタイヤは、特に、タイヤの車両装着姿勢にて、中央周溝2を基準として、狭幅中央陸部列5を含む第1トレッド領域17を車両内側に、広幅中央陸部列6を含む第2トレッド領域18を車両外側に配置して、タイヤに要求される性能、例えば操縦安定性能、排水性能および氷雪性能等のような個々の性能を、それぞれのトレッド領域17,18に分けて負担させるようにトレッドパターンを構成したものである。
例えば、図1では、車両内側に位置する第1トレッド領域17で排水性能と雪上性能を発揮するのに適したパターン構成とし、一方、車両外側に位置する第2トレッド領域18で操縦安定性と氷上性能を発揮させるのに適したパターン構成とした場合を示している。
すなわち、中央周溝2を、タイヤ赤道ELから車両内側方向にずれた位置に配設して、トレッド部1を、前記中央周溝2と両トレッド端7,8とで狭幅の第1トレッド領域17と広幅の第2トレッド領域18とに区画し、トレッド部1に非対称パターンを形成する。そして、タイヤ赤道ELよりも車両内側には、中央周溝2と側方周溝3とが配設されているので、車両内側に位置する第1トレッド領域17で十分な排水性能を得ることができる。
また、車両内側に位置する第1トレッド領域17内にある第1側方陸部列13と狭幅中央陸部列5を、いずれも多数個のブロックからなるブロック列で構成するとともに、各ブロックに複数本の横サイプ15a、15bが配設してあるため、車両内側に位置する第1トレッド領域17で十分な雪上性能を得ることができる。
しかしながら、サイプを配設するとブロック剛性が低下するため、特に車両内側に位置するトレッド領域17内の狭幅中央陸部列5に位置するブロック19の剛性が低下しすぎると、中央周溝2を挟んで、車両外側に位置するトレッド領域18内の陸部との剛性バランスが悪くなる。
このため、車両内側に位置するトレッド領域17内の中央陸部列5に位置する横断溝9は、タイヤ負荷転動時に閉じる細溝部22(具体的には0.5〜4mm)を有する構成にすれば、前記第1トレッド領域17の中央陸部列5に位置するブロック19同士が支えあって剛性低下が抑制できる結果、車両外側に位置する第2トレッド領域18内の陸部との剛性バランスを悪化させることなく有効に雪上性能を高めることができるため好ましい。
また、本発明では、車両外側に位置する広幅中央陸部列6の略幅中央位置に、タイヤ周方向に沿って所定の周方向ピッチP1で屈曲して延びる屈曲細溝16を配設することによって、ストレート周溝を配設した場合に比べて、剛性をさほど低下させることなく、エッジ成分、特に幅方向エッジ成分を有効に増加させることができ、その結果、十分な操縦安定性と氷雪性能(特に、駆動・制動性能とコーナリング性能)が得られる。
屈曲細溝16は、所定の内圧および荷重条件下で閉じる溝幅、好適には0.1〜4mmの溝幅を有することが、陸部剛性確保の点で好ましい。なお、ここでいう「所定の内圧および荷重条件」とは、具体的には、タイヤを、下記規格に記載されている適用サイズにおけるリムに装着したときに、下記規格に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気圧および最大荷重(最大負荷能力)を負荷した条件を意味する。
そして、規格とは、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では”The Tire and Rim Association Inc.のYear Book”であり、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual”であり、日本では日本自動車タイヤ協会の”JATMA Year Book”にて規定されている。
また、前記広幅中央陸部列6に、屈曲細溝16の屈曲位置から、それに近接する方の周溝2,4に開口する補助溝24を配設し、これら屈曲細溝16および補助溝24で、広幅中央陸部列6を、実質的に2列のブロック陸部列25,26に区画することが、エッジ成分を増加させて氷雪性能を向上させる点で好ましい。
なお、広幅中央陸部列6に補助溝を配設して、実質的に多数個の擬似ブロック27,28からなる2列のブロック陸部列25,26に区画する場合には、屈曲溝16の屈曲位置である山位置Xと谷位置Y間をタイヤ幅方向Wに沿って測定したときの距離P2を、広幅中央陸部列6の幅W1の0.15〜0.7倍の範囲にすることが好ましい。前記距離P2が前記幅W1の0.15倍未満だと、エッジ成分を有効に増加させることができず、エッジ効果による氷雪性能の向上が期待できなくなる傾向があるからであり、また、前記距離P2が前記幅W1の0.7倍超えだと、屈曲位置で、擬似ブロック27,28の角部が鋭角部となって、陸部剛性が低下し、氷雪性能や乾燥路面や湿潤路面での操縦安定性が低下するおそれがあるからである。
屈曲細溝16の周方向ピッチP1は、前記側方横断溝10の配設ピッチP3よりも小さいことが好ましく、特に、前記側方横断溝10の配設ピッチP3の1/2または1/3であることがより好適である。排水性の悪化を抑制するために、ジグザグにするブロック列は最小限に抑え、その代わりに、ジグザグの周方向ピッチを前記側方横断溝10の配設ピッチP3よりも小さく、好適には、1/2〜1/3にすることで、この部分のエッジ成分を実質2〜3倍に設定することができ、2〜3本の周溝をジグザグ状の屈曲溝にした場合と同様のエッジ効果が排水性を損なうことなく有効に得られる。前記周方向ピッチP1が前記配設ピッチP3の1/2よりも大きいと、エッジ効果を所期した程度に高めることが難しくなる傾向があるからであり、1/3よりも小さいと、屈曲位置でのブロック剛性が低下して、乾燥路面、湿潤路面および氷雪路面での走行性能が悪化するおそれがあるからである。このため、本発明では、周方向ピッチP1を側方横断溝10の配設ピッチP3の1/2〜1/3にすることが好ましいが、このような範囲で細かく設定すると、パターン設定が複雑(特にピッチ個数の設定が難しい。)になるため、特に、前記側方横断溝10の配設ピッチP3の1/2または1/3とすることが実用上最も有効である。
さらに、車両外側に位置する側方ブロック列14を構成する側方ブロック12は、そのタイヤ幅方向Wに沿って測定した幅寸法W2が、車両内側に位置する側方ブロック列13を構成する側方ブロック11の幅寸法W3よりも長くすることが、車両外側に位置する側方ブロック12のタイヤ幅方向剛性を高めることができ、この結果、特にコーナリング走行時に最も荷重がかかる側方ブロック12でのグリップ力を強化することができ、コーナリング性能を向上させることができる点で好ましい。
加えて、車両外側に位置するトレッド領域18の側方陸部列14に配設した横断溝10の溝幅W4を、車両内側に位置する前記トレッド領域17の側方陸部列13に配設した横断溝9の溝幅W5よりも狭くすれば、車両外側の側方陸部列14での接地面積を高めることができ、この結果、氷上性能を高めることができる。
しかしながら、車両外側に位置する側方陸部列14のタイヤ幅方向剛性を高めすぎると、かかる側方ブロック12で耐偏摩耗性が悪化する傾向がある。
このため、かかる構成の場合には、車両外側に位置する側方ブロック12は、そのタイヤ幅方向Wの略中央位置に、略タイヤ周方向に連続サイプ、または、図1に示すように、断続的に延びる縦サイプ29を配設することにより、側方ブロック12を擬似的に2個のブロック部分に分割することで、陸部剛性の過度な増加を抑制することができ、その結果、耐偏摩耗性が向上し、加えて、湿潤路面でのブレーキ性能も向上させることができる。
上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。屈曲細溝16は、エッジ成分を効果的に増加させるように構成されればよく、図1および図2(a)に示すジグザグ状のほか、図2(b)に示すような方形波や、図2(c)に示すような台形波の延在形状であってもよい。
次に、この発明に従う空気入りタイヤを試作し、性能評価を行ったので、以下で説明する。
実施例1
実施例1のタイヤは図1に示すトレッドパターンを有し、タイヤサイズが205/65R15であり、トレッド全体のネガティブ率を27%とし、車両内側に位置するトレッド半幅領域のネガティブ率を31.4%とし、車両外側に位置するトレッド半幅領域のネガティブ率を22.9%とした。中央周溝2の溝幅を10mm、側方周溝3,4の溝幅をそれぞれ6mmと5mm、側方ブロック11,12の幅寸法をそれぞれ34mmおよび40mmとした。屈曲細溝の溝幅を2.5mm、屈曲溝の前記距離P2が広幅中央陸部列の幅W1の0.32倍、屈曲細溝の周方向ピッチP1を前記側方横断溝の配設ピッチP3の1/2とした。補助溝24の溝幅を5mm、側方横断溝9の溝幅が、側方陸部列13位置で6.5mm、狭幅中央陸部列5位置で5mm(細溝部22位置で2.5mm)、側方横断溝10の溝幅を5.5mmとした。尚、トレッドパターン以外のタイヤ構造については、通常の乗用車用空気入りラジアルタイヤと同様とした。
比較例
比較例は、図3に示すトレッドパターン101を有し、タイヤサイズが205/65R15であり、トレッド全体のネガティブ率を27.1%とし、車両内側に位置するトレッド半幅領域のネガティブ率を30.53%とし、車両外側に位置するトレッド半幅領域のネガティブ率を23.88%とした。4本の周方向主溝102〜105の溝幅はそれぞれ7mm、9mm、4.5mmおよび5.5mm、側方ブロック106,107の幅寸法はそれぞれ30mmおよび33mmであった。側方横断溝108,109の溝幅は、それぞれ6mmおよび6mmであった。
(性能評価)
(1)ウェット操縦安定性評価試験
ウェット操縦安定性は、水深5mmの湿潤路面を走行し、ハイドロプレーニング現象が発生する限界速度を測定し、その測定した限界速度から評価した。
(2)圧雪上での操縦安定性評価試験
圧雪上での操縦安定性は、圧雪路面のテストコースを各種走行モードで走行したときのテストドライバーによる制動性、加速性、直進性およびコーナリング性を総合的にフィーリング評価することにより行った。
(3)圧雪上での制動性評価試験
圧雪上での制動性は、圧雪路面上を時速40kmの走行からフル制動したときの制動距離を測定し、その測定した制動距離から評価した。
(4)圧雪上での駆動性評価試験
圧雪上での駆動性は、圧雪路面上をフル加速し、50mの距離に達するまでの時間を測定し、その測定した時間から評価した。
(5)氷板上での操縦安定性評価試験
氷板上での操縦安定性は、氷板路面のテストコースを各種走行モードで走行したときのテストドライバーによる制動性、加速性、直進性およびコーナリング性を総合的にフィーリング評価することにより行った。
(6)氷板上での制動性評価試験
氷板上での制動性は、氷板路面上を時速20kmの走行からフル制動したときの制動距離を測定し、その測定した制動距離から評価した。
Figure 2006315433
表1に示す評価結果から、実施例は、比較例に比べて、湿潤路面および氷雪路面のいずれの路面でも操縦安定性および駆動・制動性が優れている。
この発明によれば、特にタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む複数本の周溝を配設するとともに、所定の中央陸部列の適正化を図って有効にエッジ成分を増加させることにより、湿潤路面および氷雪路面の双方で駆動および制動性能に優れた空気入りタイヤの提供が可能になった。
この発明に従う空気入りタイヤのトレッド部の一部の展開図である。 屈曲細溝の種々の延在形状を概念的に示した図である。 比較例に用いたトレッド部の一部の展開図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 中央周溝
3,4 側方周溝
5 狭幅中央陸部列
6 広幅中央陸部列
7 第1トレッド端
8 第2トレッド端
9 第1横断溝
10 第2横断溝
11 第1側方ブロック
12 第2側方ブロック
13 第1側方陸部列
14 第2側方陸部列
15a〜15d 横サイプ
16 屈曲細溝
17 第1トレッド領域
18 第2トレッド領域
19 ブロック
22 細溝部
24 補助溝
25、26 ブロック陸部列
27,28 擬似ブロック
29 縦サイプ

Claims (7)

  1. タイヤ赤道領域に位置しタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む中央周溝と、該中央周溝の両側に、異なるタイヤ幅方向距離で位置しタイヤ周方向に沿って直線状に延びるシースルー溝部分を含む一対の側方周溝とを配設し、これら中央周溝および一対の側方周溝によって、広幅中央陸部列と狭幅中央陸部列を区画形成し、
    狭幅中央陸部列に近い方の第1トレッド端から中央周溝に開口するまで延びる多数本の第1横断溝を配設して、前記第1トレッド端とこれに近い方の第1側方周溝との間に、多数個の第1側方ブロックからなる第1側方陸部列を形成するとともに、前記狭幅中央陸部列を、多数個の中央ブロックからなる中央ブロック列とし、
    広幅中央陸部列に近い方の第2トレッド端から、近い方の第2側方周溝に開口するまで延びる第2横断溝を配設して、前記第2トレッド端と前記第2側方周溝の間に、多数個の第2側方ブロックからなる第2側方陸部列を形成し、
    いずれの陸部列にも、略幅方向に複数本の横サイプを配設し、
    前記広幅中央陸部列は、その略幅中央位置にタイヤ周方向に沿って所定の周方向ピッチで屈曲して延びる屈曲細溝を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記屈曲細溝は、所定の内圧および荷重条件下で閉じる溝幅を有する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記広幅中央陸部列に、屈曲細溝の屈曲位置から、それに近接する方の周溝に開口する補助溝を配設し、これら屈曲細溝および補助溝で、広幅中央陸部列を、実質的に2列のブロック陸部列に区画する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 屈曲溝の屈曲位置である山と谷の位置間をタイヤ幅方向に沿って測定したときの距離が、広幅中央陸部列の幅の0.15〜0.7倍の範囲である請求項1、2または3記載の空気入りタイヤ。
  5. 屈曲細溝の周方向ピッチは、前記側方横断溝の配設ピッチよりも小さい請求項1〜4のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
  6. 屈曲細溝の周方向ピッチは、前記側方横断溝の配設ピッチの1/2または1/3である請求項5記載の空気入りタイヤ。
  7. 狭幅中央陸部列に位置する横断溝は、タイヤ負荷転動時に閉じる細溝部を有する請求項1〜6のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。

JP2005137230A 2005-05-10 2005-05-10 空気入りタイヤ Withdrawn JP2006315433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005137230A JP2006315433A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005137230A JP2006315433A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 空気入りタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006315433A true JP2006315433A (ja) 2006-11-24

Family

ID=37536494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005137230A Withdrawn JP2006315433A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006315433A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100836440B1 (ko) 2007-03-06 2008-06-09 금호타이어 주식회사 중하중용 공기입 래디얼 타이어의 패턴구조
JP2010195357A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Bridgestone Corp スタッドレスタイヤ
JP2013537133A (ja) * 2010-09-10 2013-09-30 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン タイヤトレッド
JP2017088019A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2017210105A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
WO2022025172A1 (ja) 2020-07-29 2022-02-03 横浜ゴム株式会社 タイヤ
CN114771162A (zh) * 2018-12-27 2022-07-22 通伊欧轮胎株式会社 充气轮胎

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100836440B1 (ko) 2007-03-06 2008-06-09 금호타이어 주식회사 중하중용 공기입 래디얼 타이어의 패턴구조
JP2010195357A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Bridgestone Corp スタッドレスタイヤ
JP2013537133A (ja) * 2010-09-10 2013-09-30 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン タイヤトレッド
JP2017088019A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2017210105A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
CN114771162A (zh) * 2018-12-27 2022-07-22 通伊欧轮胎株式会社 充气轮胎
WO2022025172A1 (ja) 2020-07-29 2022-02-03 横浜ゴム株式会社 タイヤ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5099914B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4107393B1 (ja) 空気入りタイヤ
JP5261783B2 (ja) 空気入りタイヤ
KR101877573B1 (ko) 공기 타이어
US10836215B2 (en) Tire
JP5265554B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4294532B2 (ja) 空気入りタイヤ
US20160243898A1 (en) Pneumatic tire
JP5770834B2 (ja) 雪上用空気入りタイヤ
JP6139843B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2007302112A (ja) 空気入りタイヤ
EP2682284B1 (en) Pneumatic tire
JP4557700B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4925798B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2006315433A (ja) 空気入りタイヤ
JP5171179B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2011111353A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP4688551B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5200123B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP5282479B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2008030656A (ja) 空気入りタイヤ
JP2013103567A (ja) 空気入りタイヤ
JP5506463B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2011111352A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP4136537B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805