JP2006312138A - 塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法 - Google Patents

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Minoru Nobata
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Abstract

【課題】 被被膜の密着性や摺動特性に優れた耐食性かつ耐熱性の塗装ステンレス鋼材成形品を実用的で経済的に製造する方法を提供する。
【解決手段】 調理器具やシャフト又はローラーなどの形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装し、場合により、更にその上にフッ素樹脂を主成分とする塗料組成物を塗装する、塗装ステンレス鋼材成形品(調理器具やシャフト又はローラーなど)の製造方法である。熱処理の温度は100℃以上が好ましい。成形ステンレス鋼材を熱処理する前に、被塗装面に脱脂やグリットブラストなどを行なうが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、被膜の密着性や摺動特性に優れた耐食性かつ耐熱性の塗装ステンレス鋼材成形品を製造する方法に関する。
調理器の素材として多く利用されている鉄とアルミニウムとステンレスには夫々長所と短所があって、鉄は比熱がアルミニウムの約半分と小さく熱し易いが、重くて錆び易い欠点がある。ステンレスは熱伝導度が最も小さく冷め難く、丈夫で錆び難く美しい事から多くの調理器具の製造に利用されている。アルミニウムは、比熱が大きく熱し難いと云う難点はあるものの軽くて加工がし易いという利点から、フライパンを始めとして多くの調理器具の製造に利用されている。
近年、食文化の多様化から、調理器具の洗浄が容易で、且つ、調理物が調理器具表面にくっつかないか、或いはくっつき難くする要求が増えている。また、アルミニウム製調理器具については、アルツハイマー対策の面からも、調理器具表面にフッ素樹脂を主原料とする離型性に優れたコーテイング材を加工する要求が多くなっている。アルミニウム素材については、調理器具表面にフッ素樹脂を主原料とする塗膜を加工する技術は概ね確立されているが、鉄やステンレス鋼材上に密着性に優れた非粘着性塗膜を加工する事は容易でなく、この技術は未だ確立されていない。その原因は、非粘着性塗膜はステンレス鋼材に密着性が乏しく、調理に繰り返し使用しているうちに塗膜に膨れが生じ、遂には塗膜が剥がれ落ちて、使用に耐えられなくなるからである。
従来、コーテイング前のステンレス表面の前処理としては、脱脂、グリットブラストを施す事により表面積を大きくして表面を活性化する方法、更には硝酸溶液等の酸による不動態化処理する事によってステンレス表面のクロム濃度を高めて耐食性を向上させる等の方法が試みられてきたが、いずれの場合も実用に耐え得る密着性を得るには至っていない。
これまで、多くの調理器具メーカーが、ステンレス製調理器具内面にフッ素樹脂を主成分とする非粘着性塗膜を安定な塗膜として加工する技術を確立せんが為の研究に多額の費用と多くの時間を費やしてきたが、未だ課題の解決には至っていない。
本発明は、被膜の密着性や摺動特性に優れた耐食性かつ耐熱性の塗装ステンレス鋼材成形品を実用的で経済的に製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、成形したステンレス鋼材を塗装する前に熱処理することにより、前記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の(1)〜(10)である。
(1) 成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
(2) 成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装し、更にその上にフッ素樹脂を主成分とする塗料組成物を塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
(3) 熱処理の温度が、100℃以上である、前記(1)又は(2)の塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
(4) 成形したステンレス鋼材を熱処理する前に、該ステンレス鋼材の被塗装面の脱脂を行なう、前記(1)〜(3)のいずれかの塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
(5) 成形したステンレス鋼材を熱処理する前に、該ステンレス鋼材の被塗装面のグリットブラストを行なう、前記(1)〜(3)のいずれかの塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
(6) 成形したステンレス鋼材にグリットブラストを行なう前に、該ステンレス鋼材の被塗装面の脱脂を行なう、前記(5)の塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
(7) 調理器具の形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材製調理器具の製造方法。
(8) 調理器具の形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装し、更にその上にフッ素樹脂を主成分とする塗料組成物を塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材製調理器具の製造方法。
(9) シャフト又はローラーの形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材製シャフト又はローラーの製造方法。
(10) シャフト又はローラーの形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装し、更にその上にフッ素樹脂を主成分とする塗料組成物を塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材製シャフト又はローラーの製造方法。
本発明において、調理器具、シャフト、ローラーなどの形状に成形したステンレス鋼材の熱処理より、該ステンレス鋼材の被塗装面に硬くて強い安定な不動態皮膜を形成する事が出来た。これによって、調理器具、シャフト、ローラーなどのステンレス鋼材成形品の被塗装面に被膜の密着性や摺動特性に優れた耐食性かつ耐熱性の非粘着性被膜を実用的で経済的に形成する事が可能になった。
その結果、本発明の方法によって製造されたライパンや鍋などのステンレス鋼材製調理器具は、使用後の洗浄が容易で、調理物のくっつきも少なく、装飾性にも富んでいる。更には、本発明の方法によって製造されたステンレス鋼材製調理器具は、従来の調理器具に比べて、耐食性つまり被膜の耐久性が2〜10倍向上した。
また本発明は、調理器具のみならず、両端支持部と円柱状本体部とからなる機械部品のシャフトやローラー等の製造にも応用する事が可能になった。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明においては、まず、調理器具や機械部品のシャフト、ローラー等の形状に成形したステンレス鋼材を好ましくは100℃以上、更に好ましくは200〜500℃、最も好ましくは300〜450℃で熱処理する。調理器具の形状とは、フライパンや鍋などの具体的な形状であり、シャフトの形状とは、円柱状本体部からなり、機械部品においてシャフトとして使用されるものである。ローラーの形状とは、円筒状本体部のみからなるか、或いは、両端支持部と円筒状本体部とからなり、機械部品においてローラーとして使用されるものである。熱処理時間は、10〜60分間であることが好ましい。この熱処理により、ステンレス鋼材表面においてCrやNiの濃度が変化して、硬くて強い薄い不動態皮膜が形成される。
この熱処理を行なう前に、必要に応じて、該ステンレス鋼材の被塗装面をアセトン、メチルエチルケトン等の有機溶剤や洗剤の水溶液などで脱脂を行なうのが好ましい。
或いはまた、該ステンレス鋼材の熱処理を行なう前に、必要性や目的に応じて、アルミナ粉等の粒子をエアーと共に吹き付けて表面に微細な凹凸を形成するグリットブラストを行うのも好ましい。
更にまた、必要に応じて、該ステンレス鋼材に適度なグリットブラストを行なう前に、該ステンレス鋼材の被塗装面の脱脂を行なうことも好ましい。
熱処理したのち、該ステンレス鋼材の温度が室温付近まで下がった所で、その被塗装面に、フッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物を塗布し乾燥して、その塗料組成物の焼成条件に従って焼成を行う。
更に高度の非粘着性が要求される場合には、フッ素樹脂と耐熱性樹脂を主成分とする塗装面上に、フッ素樹脂を主成分とする塗料組成物を塗装(トップコート)するのが好ましい。
本発明において、フッ素樹脂と耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物におけるフッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)などが挙げられる。このうち、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が好ましい。耐熱性樹脂としては、ポリイミド樹脂、ポリベンゾイミダゾール樹脂、ポリアミドイミド樹脂(PAI)、ポリエーテルサルホン、ポリフェニルサルホン、エポキシ樹脂、ポリオルガノシロキサンなどが挙げられる。このうち、ポリアミドイミド樹脂(PAI)が好ましい。
これらはいずれも1種又は任意の2種以上を混合して使用することができる。
フッ素樹脂と耐熱性樹脂は通常、溶剤に分散或いは溶解して使用し、そして必要によりその他の添加剤を配合して使用する。
溶剤としては、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの高沸点高極性溶剤、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、トルエン、水などが挙げられるが、水に分散させてデイスパージョン或いはエマルジョンとして使用するのが好ましい。
その他の添加剤としては、例えば、顔料などの各種着色剤、界面活性剤、消泡剤や、マイカ、シリコンカーバイドなどの充填剤を挙げることができる。
本発明において、フッ素樹脂を主成分とする塗料組成物(トップコート)におけるフッ素樹脂としては、前記のフッ素樹脂と耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物におけるフッ素樹脂を好適に使用することができる。これらは1種又は任意の2種以上を混合して使用することができる。
このフッ素樹脂も通常、必要により溶剤やその他の顔料などの添加剤を配合して使用することができる。
溶剤としては、前記のフッ素樹脂と耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物を分散、溶解する溶剤を好適に使用することができる。
塗料組成物は、エアレススプレー機、エアスプレー機、浸漬、ロール塗装機、ハケなどによる通常の塗装方法により塗布し、乾燥して焼成することができる。
以下に本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定して解釈されるものではない。なお、実施例及び比較例における「%」は、特に断りのない限り、「質量%」を意味する。
比較例1
ステンレス鋼板(SUS304)で造られた直径30cmのフライパンの内面に、乾燥膜厚が約10μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をプライマーとしてスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた。
フライパンの温度が室温付近まで下がった所で、PTFEを水に分散させた樹脂固形分30%のデイスパージョンにPTFE(固形分)に対し0.3%の顔料と0.5%のマイカを分散させて得られた塗料をトップコートとして乾燥膜厚が約15μm(トータル乾燥膜厚が約25μm)となるようにスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたフライパンの塗装面に醤油・砂糖・卵を同量混合した液(3種混合)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化した3種混合物を濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後も、フライパンの塗装面に3種混合物のこびりつきはなく耐汚染性は良好であった。
得られたフライパンに10%食塩水を上から2cmの所まで満たし、蓋をして8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返した。フライパンは3サイクル目からフライパン内面(塗装面)にブリスターが出始め、10サイクル終了時点では全面にブリスターが確認された。
実施例1
ステンレス鋼板(SUS304)で造られた直径30cmのフライパンに、350℃で30分間加熱処理(空焼き)を行った。
次いで、温度が室温付近まで下がった所で、乾燥膜厚が約20μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたフライパンの塗装面に醤油・砂糖・卵を同量混合した液(3種混合)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化した3種混合物を濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後もフライパンの塗装面に3種混合物のこびりつきはなく、耐汚染性は良好であった。
得られたフライパンに10%食塩水を上から2cmの所まで満たし、蓋をして8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返し行ったところ、8サイクル目まではフライパン内面(塗装面)にはブリスター(膨れ)は一つも見られなかったが、9サイクル終了時点でブリスターが出始めた。碁盤目法による付着性試験に於いては、100/100で塗膜の損失は全くなかった。
このように、ステンレス表面は、単に熱処理を行う事によって塗装による密着性、耐食性が大きく向上し、使用後の洗浄が容易で調理物が付着し難く耐久性が向上した。
実施例2
ステンレス鋼板(SUS304)で造られた直径30cmのフライパンに、350℃で30分間加熱処理(空焼き)を行った。
次いで、温度が室温付近まで下がった所で、乾燥膜厚が約10μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をプライマーとしてスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた。
フライパンの温度が室温付近まで下がった所で、PTFEを水に分散させた樹脂固形分30%のデイスパージョンにPTFE(固形分)に対し0.3%の顔料と0.5%のマイカを分散させて得られた塗料をトップコートとして乾燥膜厚が約15μm(トータル乾燥膜厚が約25μm)となるようにスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたフライパンの塗装面に醤油・砂糖・卵を同量混合した液(3種混合)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化した3種混合物を濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後もフライパンの塗装面に3種混合物のこびりつきはなく、耐汚染性は良好であった。
得られたフライパンに10%食塩水を上から2cmの所まで満たし、蓋をして8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返した。フライパン内面(塗装面)には10サイクル終了後もブリスター(膨れ)は一つも見られず、碁盤目法による付着性試験に於いても100/100で塗膜の損失は全くなかった。
このように、ステンレス表面は、単に熱処理を行う事によって塗装による密着性、耐食性が大きく向上し、使用後の洗浄が容易で調理物が付着し難く耐久性が向上した。
比較例2
ステンレス鋼材(SUS304)で造られた直径1cmの円柱状本体部からなるシャフトの円柱状本体部表面を平均粗さRaが2〜3μmになるようにグリットブラストを行った後に、乾燥膜厚が約10μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をプライマーとしてスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた。
シャフトの温度が室温付近まで下がった所で、PTFEを水に分散させた樹脂固形分30%のデイスパージョンにPTFE(固形分)に対し0.3%の顔料と0.5%のマイカを分散させて得られた塗料をトップコートとして乾燥膜厚が約15μm(トータル乾燥膜厚が約25μm)となるようにスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたシャフトの塗装面に複写機用トナー(三洋化成社製)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化したトナーを濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後も、シャフトの塗装面にトナーのこびりつきはなく耐汚染性は良好であった。
得られたシャフトを10%食塩水中で(蓋をして)8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返した。シャフトは3サイクル目からシャフトの円柱状本体部表面(塗装面)にブリスターが出始め、10サイクル終了時点では全面にブリスターが確認された。
得られたシャフトを60℃に加温した鉱物油(Penzoil社製10W−30)の蒸気中に240時間曝露した。シャフトの塗装面には、120時間でブリスターが発生した。
実施例3
ステンレス鋼材(SUS304)で造られた両端支持部と直径1cmの円筒状本体部からなるローラーの円筒状本体部表面を平均粗さRaが2〜3μmになるようにグリットブラストを行った後に、400℃で30分間加熱処理(空焼き)を行った。次いで、ローラーの温度が室温付近まで下がった所で、ローラーの円筒状本体部表面に乾燥膜厚が約20μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたローラーの塗装面に複写機用トナー(三洋化成社製)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化したトナーを濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後もローラーの塗装面にトナーのこびりつきはなく、耐汚染性は良好であった。
得られたローラーを10%食塩水中で(蓋をして)8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返し行ったところ、9サイクル目まではローラーの円筒状本体部表面(塗装面)にはブリスター(膨れ)は一つも見られなかったが、10サイクル終了時点でブリスターが出始めた。碁盤目法による付着性試験に於いては、100/100で塗膜の損失は全くなかった。
得られたローラーを60℃に加温した鉱物油(Penzoil社製10W−30)の蒸気中に240時間曝露した。ローラーの塗装面には、240時間曝露後もブリスターの発生が見られなかった。
このように、ステンレス表面は、単に熱処理を行う事によって塗装による密着性、耐食性が大きく向上し、使用後の洗浄が容易で調理物が付着し難く耐久性が向上した。
実施例4
ステンレス鋼材(SUS304)で造られた直径1cmの円柱状本体部からなるシャフトの円柱状本体部表面を平均粗さRaが2〜3μmになるようにグリットブラストを行った後に、400℃で30分間加熱処理(空焼き)を行った。次いで、シャフトの温度が室温付近まで下がった所で、シャフトの円柱状本体部表面に乾燥膜厚が約10μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をプライマーとしてスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた。
シャフトの温度が室温付近まで下がった所で、PTFEを水に分散させた樹脂固形分30%のデイスパージョンにPTFE(固形分)に対し0.3%の顔料と0.5%のマイカを分散させて得られた塗料をトップコートとして乾燥膜厚が約15μm(トータル乾燥膜厚が約25μm)となるようにスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたシャフトの塗装面に複写機用トナー(三洋化成社製)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化したトナーを濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後もシャフトの塗装面にトナーのこびりつきはなく、耐汚染性は良好であった。
得られたシャフトに10%食塩水中で(蓋をして)8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返した。シャフトの円柱状本体部表面(塗装面)には10サイクル終了後もブリスター(膨れ)は一つも見られず、碁盤目法による付着性試験に於いても100/100で塗膜の損失は全くなかった。
得られたシャフトを60℃に加温した鉱物油(Penzoil社製10W−30)の蒸気中に240時間曝露した。シャフトの塗装面には、240時間曝露後もブリスターの発生が見られなかった。
このように、ステンレス表面は、単に熱処理を行う事によって塗装による密着性、耐食性が大きく向上し、使用後の洗浄が容易で調理物が付着し難く耐久性が向上した。
比較例3
ステンレス鋼板(SUS304)で造られた直径30cmのフライパンの内面をメチルエチルケトンで洗浄して脱脂した後に、乾燥膜厚が約20μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたフライパンの塗装面に醤油・砂糖・卵を同量混合した液(3種混合)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化した3種混合物を濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後も、フライパンの塗装面に3種混合物のこびりつきはなく耐汚染性は良好であった。
得られたフライパンに10%食塩水を上から2cmの所まで満たし、蓋をして8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返した。フライパンは3サイクル目からフライパン内面(塗装面)にブリスターが出始め、10サイクル終了時点では全面にブリスターが確認された。
比較例4
ステンレス鋼板(SUS304)で造られた直径30cmのフライパンの内面をメチルエチルケトンで洗浄して脱脂し、次いで平均粗さRaが3〜4μmになるようにグリットブラストを行った後に、10%の硝酸液を満たし50〜60℃に加温して15分間放置した。10%硝酸液を空け、充分に水洗いをした後に乾燥させた。この内面に、乾燥膜厚が約10μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をプライマーとしてスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた。
フライパンの温度が室温付近まで下がった所で、PTFEを水に分散させた樹脂固形分30%のデイスパージョンにPTFE(固形分)に対し0.3%の顔料と0.5%のマイカを分散させて得られた塗料をトップコートとして乾燥膜厚が約15μm(トータル乾燥膜厚が約25μm)となるようにスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたフライパンの塗装面に醤油・砂糖・卵を同量混合した液(3種混合)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化した3種混合物を濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後も、フライパンの塗装面に3種混合物のこびりつきはなく耐汚染性は良好であった。
得られたフライパンに10%食塩水を上から2cmの所まで満たし、蓋をして8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返した。フライパンは5サイクル目からフライパン内面(塗装面)にブリスターが出始め、10サイクル終了時点では全面にブリスターが確認された。
実施例5
ステンレス鋼板(SUS304)で造られた直径30cmのフライパンの内面をメチルエチルケトンで洗浄して脱脂した後に、400℃で30分間加熱処理(空焼き)を行った。次いで、フライパンの温度が室温付近まで下がった所で、乾燥膜厚が約20μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたフライパンの塗装面に醤油・砂糖・卵を同量混合した液(3種混合)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化した3種混合物を濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後もフライパンの塗装面に3種混合物のこびりつきはなく、耐汚染性は良好であった。
得られたフライパンに10%食塩水を上から2cmの所まで満たし、蓋をして8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返し行ったところ、9サイクル目まではフライパン内面(塗装面)にはブリスター(膨れ)は一つも見られなかったが、10サイクル終了時点でブリスターが出始めた。碁盤目法による付着性試験に於いては、100/100で塗膜の損失は全くなかった。
このように、ステンレス表面は、単に熱処理を行う事によって塗装による密着性、耐食性が大きく向上し、使用後の洗浄が容易で調理物が付着し難く耐久性が向上した。
実施例6
ステンレス鋼板(SUS304)で造られた直径30cmのフライパンの内面をメチルエチルケトンで洗浄して脱脂し、次いで平均粗さRaが3〜4μmになるようにグリットブラストを行った後に、400℃で30分間加熱処理(空焼き)を行った。次に、フライパンの温度が室温付近まで下がった所で、乾燥膜厚が約10μmとなるように、ポリアミドイミド樹脂(PAI、ソルベイ社製トーロン)とポリテトラフルオロエチレン(PTFE、ダイキン社製)を質量比1:1で含有する樹脂固形分36%の水系塗料をプライマーとしてスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた。
フライパンの温度が室温付近まで下がった所で、PTFEを水に分散させた樹脂固形分30%のデイスパージョンにPTFE(固形分)に対し0.3%の顔料と0.5%のマイカを分散させて得られた塗料をトップコートとして乾燥膜厚が約15μm(トータル乾燥膜厚が約25μm)となるようにスプレー塗装し、120℃で3分間乾燥させた後に400℃で15分間焼成を行った。
こうして得られたフライパンの塗装面に醤油・砂糖・卵を同量混合した液(3種混合)を約1gずつ5点に滴下し、これを200℃のオーブンに入れ15分間乾燥させた。温度が室温付近まで下がった所で、固化した3種混合物を濡れたテイッシュペーパーで軽くふき取った。この工程を10回繰り返し行った後もフライパンの塗装面に3種混合物のこびりつきはなく、耐汚染性は良好であった。
得られたフライパンに10%食塩水を上から2cmの所まで満たし、蓋をして8時間煮沸を行い、煮沸を止めた状態で16時間放置した。この煮沸・放置を1サイクルとして10サイクル煮沸・放置を繰り返した。フライパン内面(塗装面)には10サイクル終了後もブリスター(膨れ)は一つも見られず、碁盤目法による付着性試験に於いても100/100で塗膜の損失は全くなかった。
このように、ステンレス表面は、硝酸処理よりも安全で単に熱処理を行う事によって塗装による密着性、耐食性が大きく向上し、使用後の洗浄が容易で調理物が付着し難く耐久性が向上した。

Claims (10)

  1. 成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
  2. 成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装し、更にその上にフッ素樹脂を主成分とする塗料組成物を塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
  3. 熱処理の温度が、100℃以上である、請求項1又は2に記載の塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
  4. 成形したステンレス鋼材を熱処理する前に、該ステンレス鋼材の被塗装面の脱脂を行なう、請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
  5. 成形したステンレス鋼材を熱処理する前に、該ステンレス鋼材の被塗装面のグリットブラストを行なう、請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
  6. 成形したステンレス鋼材にグリットブラストを行なう前に、該ステンレス鋼材の被塗装面の脱脂を行なう、請求項5に記載の塗装ステンレス鋼材成形品の製造方法。
  7. 調理器具の形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材製調理器具の製造方法。
  8. 調理器具の形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装し、更にその上にフッ素樹脂を主成分とする塗料組成物を塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材製調理器具の製造方法。
  9. シャフト又はローラーの形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材製シャフト又はローラーの製造方法。
  10. シャフト又はローラーの形状に成形したステンレス鋼材を熱処理し、次いで該ステンレス鋼材の被塗装面をフッ素樹脂及び耐熱性樹脂を主成分とする塗料組成物で塗装し、更にその上にフッ素樹脂を主成分とする塗料組成物を塗装すること、を特徴とする塗装ステンレス鋼材製シャフト又はローラーの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200123672A1 (en) * 2015-04-28 2020-04-23 The Boeing Company Environmentally friendly aluminum coatings as sacrificial coatings for high strength steel alloys

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