JP2006309613A - 画像調整方法及び画像調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CGデータを用いて作成された、表示器に2次元表示すべき色画像フレームの任意の領域を指定して簡単に画像調整する。
【解決手段】CGデータから各画素位置nに色情報Dnが書込まれた色画像フレーム18を作成するとともに、各画素位置nに該当画素位置が所属する各領域19a〜19eを特定する識別値Snが書込まれたマスク画像フレーム20を作成する。色画像フレームを構成する各画素位置とマスク画像フレームの対応する各画素位置nの識別値Snとを参照して、色画像フレームを構成する各画素位置における指定された領域に含まれる各画素位置nを検出し、検出された画素位置nの色情報Dnを指定された画像調整情報を用いて調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、CG(computer graphics コンピュータグラフィックス)装置を用いて作成された二次元CGデータ、又は三次元CGデータから二次元の色画像フレームを作成して表示器に表示する画像処理技術に係わり、特に作成された色画像フレームの画像(色情報)を調整する画像調整方法及び画像調整装置に関する。
なお、この明細書における「色」は、カラーだけでなく、モノクロやマルチスペクトルをも含む。
CG(コンピュータ設計)装置を用いて作成された二次元CGデータ、又は三次元CGデータにおいて、物体や自然物等の設計対象物の形状は、一般的に、2次元空間の座標(x、y)や三次元空間の座標(x、y、z)を用いた複数の関数又は複数の数式で記載されている。また、設計対象物の色は、該当設計対象物の表面の各座標(x、y)、(x、y、z)に例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各成分値(0〜255)で記載されている。
したがって、この二次元CGデータ又は三次元CGデータが示す物体や自然物等の設計対象を人間が目視できる形式で表示器に表示するためには、二次元CGデータ又は三次元CGデータから二次元の色画像フレームを作成する必要がある。この二次元の色画像フレームは、二次元座標(x、y)の各位置(画素位置)に設計対象の輪郭又は色を示すR(赤)、G(緑)、B(青)の各成分値を配置したものである。この二次元の色画像フレームを表示器に入力すると設計対象の形状がフルカラー状態で表示される。
二次元CGデータ又は三次元CGデータから任意位置(視点)から任意方向の任意視野範囲の二次元画像を作成して表示する画像処理技術は、レンダリング処理技術として、既に特許文献1に報告されている。なお、三次元CGデータが動画の場合、作成される二次元画像も時系列的な複数の色画像フレームからなる動画となる。
このようにして表示器に表示され二次元画像の色、輝度、明るさ等の画質を調整する画像調整を実施する必要がある場合がしばしばある。この場合、表示器に表示され二次元画像全体に同一の画像調整を実施する場合は、表示器に設けられている色、輝度、明るさの各調整機能を利用すればよい。
しかし、表示器に表示され二次元画像全体を同一に画像調整するのでなく、二次元画像内の特定領域のみ、あるいは、領域ごとに異なる調整操作を行うことが求められる場合がある。この場合、調整を効率的に実施するためには、画像調整する領域をマニュアル指定でなく自動指定する必要がある。
二次元画像が実写画像の場合、領域指定の方法としては、特定色域範囲に含まれる画素を対象とする方法、輝度変化から輪郭を抽出する方法などがある。しかし、実画像においては無関係な領域や隣接領域が偶然に同じ画素値(RGBの各成分値)を持つ場合など、画素値による領域の判定が困難な場合が多い。なお、実写画像の二次元画像から領域を指定する手法が特許文献2に報告されている。
二次元画像が前述したCGデータを用いて作成された場合においては、元のCGデータ中の特定の対象が持つ色や質感などの属性のみを変更することによって、結果的に表示された二次元画像中の領域が指定され、意図された対象に対して正確な画像調整操作を行うことができる。
特開2002―8058号公報 特開平8―160594号公報
しかしながら、元のCGデータ中の特定の対象が持つ色や質感などの属性のみを変更する手法は、変更されたCGデータから、レンダリング処理を実施して、再度、二次元画像を作成することを意味する。
したがって、例えば、動画の三次元CGデータからリアルタイムで時系列的な複数の色画像フレームを作成するリアルタイムレンダリング処理を実施する場合に、対象物の細部までを正確に再現しようとすると、三次元形状データや、テクスチャ画像のデータ量が増大し、処理速度の低下を招くことになるため、結果の精細度は制限される。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、CGデータを用いて作成された、表示器に2次元表示すべき色画像フレームにおける任意の領域を指定して、この領域の画像を、レンダリング処理を実行することなく、高い精度で簡単に、かつ高速で、例えば動画像の場合リアルタイムで画像調整できる画像調整方法、及び画像調整装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像調整方法は、CGデータから各画素位置に色情報が書込まれた色画像フレームを作成する色画像フレーム作成工程と、CGデータから各画素位置に該当画素位置が所属する各領域を特定する識別値が書込まれたマスク画像フレームを作成するマスク画像フレーム作成工程と、領域を指定して、該当領域に含まれる各画素位置の各色情報を共通に調整するための画像調整情報を指定する領域画像調整指定工程と、色画像フレームを構成する各画素位置とマスク画像フレームの対応する各画素位置の識別値とを参照して、色画像フレームを構成する各画素位置における領域画像調整指定工程で指定された領域に含まれる各画素位置を検出する画素位置検出工程と、この画素位置検出工程で検出された画素位置の色情報を領域画像調整指定工程で指定された画像調整情報を用いて調整する画像調整工程とを備えている。
このように構成された画像調整方法においては、例えばレンダリング処理を実行することによって、CGデータから各画素位置に色情報が書込まれた色画像フレームが作成される。さらに、CGデータから、二次元の画素位置に展開された二次元の設計対象の各領域を簡単に導けるので、結果として、CGデータから各画素位置に該当画素位置が所属する各領域を特定する識別値が書込まれたマスク画像フレームが作成される。
色画像フレームの画素位置とマスク画像フレームの画素位置とは、1対1で対応しているので、マスク画像フレームによって、色画像フレームの各領域が正確に特定されたことになる。したがって、色画像フレームの外部指定された領域に含まれる各画素位置の色情報を領域画像調整指定工程で指定された画像調整情報を用いて調整することが可能となる。この画像調整は、既に作成されている色画像フレームの各画素に対して実施しているので、画像調整を実施するために、レンダリング処理を実施していないので、画像調整の処理速度が上昇する。
また、別の発明の画像調整装置は、CGデータから各画素位置に色情報が書込まれた色画像フレームを作成する色画像フレーム作成手段と、CGデータから各画素位置に該当画素位置が所属する各領域を特定する識別値が書込まれたマスク画像フレームを作成するマスク画像フレーム作成手段と、領域を指定して、該当領域に含まれる各画素位置の各色情報を共通に調整するための画像調整情報を指定する領域画像調整指定手段と、色画像フレームを構成する各画素位置とマスク画像フレームの対応する各画素位置の識別値とを参照して、色画像フレームを構成する各画素位置における領域画像調整指定手段で指定された領域に含まれる各画素位置を検出する画素位置検出手段と、この画素位置検出手段で検出された画素位置の色情報を領域画像調整指定手段で指定された画像調整情報を用いて調整する画像調整手段とを備えている。
このように構成された画像調整装置においては、上述した画像調整方法とほぼ同じ作用効果を奏することが可能である。
また、別の発明は、上述した発明の画像調整装置におけるマスク画像フレーム作成手段は、CGデータ内の座標データを用いて各領域を定めるようにしている。
また、別の発明の画像調整装置は、動画の三次元CGデータと、この三次元CGデータの三次元空間内に仮想配置されたカメラの動画を撮影するための動的なカメラワークデータとから、カメラから見た、各画素位置に色情報が書込まれた時系列的な複数の色画像フレームを作成する色画像フレーム作成手段と、動画の三次元CGデータとカメラワークデータとから、カメラから見た、各画素位置に該当画素位置が所属する各領域を特定する識別値が書込まれた時系列的な複数のマスク画像フレームを作成するマスク画像フレーム作成手段と、領域を指定して、該当領域に含まれる各画素位置の各色情報を共通に調整するための画像調整情報を指定する領域画像調整指定手段と、色画像フレームを構成する各画素位置とマスク画像フレームの対応する各画素位置の識別値とを参照して、色画像フレームを構成する各画素位置における領域画像調整指定手段で指定された領域に含まれる各画素位置を検出する画素位置検出手段と、この画素位置検出手段で検出された画素位置の色情報を領域画像調整指定手段で指定された画像調整情報を用いて調整する画像調整手段とを備えている。
このように構成された画像調整装置においては、CGデータとして、動画の三次元CGデータを採用している。さらに、この三次元CGデータの三次元空間内に仮想配置されたカメラの動画を撮影するための動的なカメラワークデータを採用している。そして、コンピュータグラフィックス技術におけるレンダリング手法を用いて、カメラから見た、各画素位置に色情報が書込まれた時系列的な複数の色画像フレームが作成される。
さらに、上述した発明の画像調整方法と同様な手法でもって、動画の三次元CGデータとカメラワークデータとから、カメラから見た、各画素位置に該当画素位置が所属する動画の各領域を特定する識別値が書込まれた時系列的な複数のマスク画像フレームを作成される。
したがって、先の各発明と同様に、色画像フレームの外部指定された領域に含まれる各画素位置の色情報を領域画像調整指定工程で指定された画像調整情報を用いて調整することが可能となる。
よって、たとえ、この動画の三次元CGデータをカメラワークに基づいて、コンピュータグラフィックス技術を用いて表示器にコンピュータグラフィックス画像を表示した状態においても、表示器に表示された動画像における指定された領域の画像を簡単に調整できる。
本発明の画像調整方法及び画像調整装置においては、CGデータから色画像フレームの他に、各領域情報を含むマスク画像フレームを作成し、表示出力される色画像フレームの領域指定を実施している。
したがって、表示器に二次元表示すべき色画像フレームに表示された対象物における任意の領域を指定して、この領域の画像を、レンダリング処理を実行することなく、高い精度で簡単に、かつ高速で、例えば動画像の場合リアルタイムで画像調整できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わる画像調整方法が適用される画像調整装置の概略構成を示す模式図である。
この実施形態の画像調整装置は、大きく分けて、三次元動画設計装置1からの動画の三次元CGデータとカメラワーク設定部3からのカメラワークデータに基づいて色画像フレームとマスク画像フレームを作成する二次元画像作成部2、動画ファイル5、色画像フレームの各領域の色情報を調整する画像調整部8で構成されている。
次に、各部の詳細構成及び動作を順番に説明していく。
三次元動画設計装置1は動画の三次元CGデータを作成して二次元画像作成部2へ送出する。カメラワーク設定部3は、操作部4を介した操作者の操作に基づいて、図2に示すように、作成された三次元CGデータの(x、y、z)座標で示される3次元空間内に仮想配置されたカメラ10の対象物11を撮影するための動的なカメラワークデータを作成して二次元画像作成部2へ送出する。
この動的なカメラワークデータは、例えば1/30秒間隔毎の各時刻Tにおける、カメラ10の(x、y、z)座標で示される位置(X、Y、Z)、ヨー角Y、ピッチ角P、ロール角Rで示されるカメラの向き(Y、P、R)、及びカメラのズーム量に対応する視野角Wである。
カメラワークデータ=[T、(X、Y、Z)、(Y、P、R)、W]
図3は、例えばコンピュータで構成された二次元画像作成部2及び動画ファイル5の詳細構成を示すブロック図である。三次元動画設計装置1で作成された動画の三次元CGデータは、一旦、三次元CGデータファイル12に書込まれた後に、色画像フレーム作成部14及び領域抽出部15へ入力される。カメラワーク設定部3で作成されたカメラワークデータは、一旦カメラワークデータファイル13へ書込まれた後に色画像フレーム作成部14及び領域抽出部15へ入力される。
色画像フレーム作成部14は、三次元CGデータと、カメラワークデータとから、カメラ10から対象物11を見た、図4に示す、各画素位置nに色情報が書込まれた時系列的な複数の色画像フレーム18を作成して、動画ファイル5の色画像シーケンスファイル6へ書込む。具体的には、各時刻Tにおける、カメラ10位置(X、Y、Z)、向き(Y、P、R)、視野角Wで定まる三次元CGデータ内の色画像フレーム18を既に既知のコンピュータグラフィックス技術のレンダリング演算を用いて算出する。
この色画像フレーム18は、図4(a)(b)(c)に示すように、1番からN番までのでの各画素位置nに、色情報としての24bit(RGB、各8bit)の画素値Dnを有するフルカラーの二次元の色画像フレーム18となる。そして、この1/30秒間隔の色画像フレーム18を時系列的に30枚作成すると、1秒間分の色画像シーケンスとなる。
領域抽出部15は、三次元CGデータに含まれる、3次元座標データで示される対象物11の3次元の各領域を、前記カメラワークデータを用いて、図6(a)に示す、2次元の領域画像フレーム19を作成して、マスク画像フレーム作成部17へ送出する。
領域定義メモリ16内には、図5に示すように、操作者が操作部16aを介して指定した、2次元の領域画像フレーム19の各領域19a〜19eの領域名と識別値Snとが記憶されている。例えば、平地の領域19aに識別値Sn=「1」が指定され、山Aの領域19bに識別値Sn=「2」が指定され、山Bの領域19cに識別値Sn=「3」が指定され、空の領域19dに識別値Sn=「4」が指定され、太陽の領域19eに識別値Sn=「5」が指定されている。
マスク画像フレーム作成部17は、2次元の領域画像フレーム19における各領域19a〜19eに含まれる各画素位置nに対応する各識別値「1」〜「5」を書込んだ図6(b)に示すマスク画像フレーム20を作成して、動画ファイル5のマスク画像シーケンスファイル7へ書込む。したがって、マスク画像フレーム20の1番からN番までのでの各画素位置nに、図6(c)に示すように、例えば4bitの識別値Snが書込まれる。そして、この1/30秒間隔のマスク画像フレーム20を時系列的に30枚作成すると、1秒間分のマスク画像シーケンスとなる。
なお、色画像フレーム18の1番からN番までのでの各画素位置nと、マスク画像フレーム20の1番からN番までのでの各画素位置nとは1対1で対応している。
したがって、動画ファイル5の色画像シーケンスファイル6には、最終的に、図7(a)に示すように、M枚の色画像フレーム18が記憶され、動画ファイル5のマスク画像シーケンスファイル7には、最終的に、図7(b)に示すように、M枚のマスク画像フレーム20が記憶される。
図8は、例えばコンピュータで構成された画像調整部8の詳細ブロック図である。色画像フレーム読出部21は、色画像シーケンスファイル6から各色画像フレーム18を順番に読出して、色画像フレームメモリ22へ書込む。同じくマスク画像フレーム読出部23は、色画像フレーム読出部21の読出動作に同期して、マスク画像シーケンスファイル7から各マスク画像フレーム20を順番に読出して、マスク画像フレームメモリ24へ書込む。
領域画像調整指定メモリ26内には、操作者が操作部27を介して指定された画像調整すべき領域19a〜19eのなかの1つ又は複数の領域の識別値SAが記憶されている。さらに、この領域画像調整指定メモリ26内には、指定した領域19a〜19eに含まれる各画素位置nのRGBの成分値からなる色情報としての画素値Dnの調整情報が記憶される。
なお、この画素値Dnに対する調整情報として、
(a)色変換:表示装置の特性や好みに合わせた色調の補正、色替えシミュレーション等、例えば、画像の赤味を強める場合には、該当領域の各画素位置nの画素値Dnの赤成分の値に係数を乗ずる、あるいは加算するなどの演算を行う。
(b)画像調整:表示器の特性や好みに合わせた明るさやコントラストの補正等
(c)フィルタ処理:ぼかし、鮮鋭化、輪郭抽出、特殊効果(レリーフ効果、水彩画効果など)等
がある。
調整画素検出部25は、色画像フレームメモリ22の色画像フレーム18を構成する各画素位置nとマスク画像フレームメモリ24のマスク画像フレーム20の対応する各画素位置nの識別値Snとを参照して、色画像フレーム18を構成する各画素位置nにおける領域画像調整指定メモリ26で指定された領域19a〜19e(識別値SA)に含まれる各画素位置nを検出して、画素値調整部28へ送出する。
画素値調整部28は、色画像フレーム18における入力された画素位置nの画素値Dnを領域画像調整指定メモリ26の調整情報を用いて調整して、調整済色画像フレームメモリ29の該当画素位置nに書込む。なお、色画像フレーム18を構成する各画素位置nの画素値Dnのうち、指定領域以外の各領域の各画素位置nの画素値Dnはそのまま調整済色画像フレームメモリ29の該当画素位置nに書込む。
1番からN番の各画素位置nに画素値Dnが書込まれた調整済色画像フレームメモリ29の1枚の調整済の色画像フレーム18は、表示器9に表示されるとともに、調整済色画像シーケンスファイル30へ書込まれる。
図9は、画像調整部8の全体動作を示す流れ図である。先ず、画像ファイル5の色画像シーケンスファイル6及びマスク画像シーケンスファイル7に記憶された色画像フレーム18及びマスク画像フレーム20のフレーム番号m、及び各色画像フレーム18及び各マスク画像フレーム20の画素位置nをそれぞれ初期化(m=1、n=1)する(ステップS1)。
m番目の色画像フレーム18及びm番目のマスク画像フレーム20を読出す(ステップS2)。読出した色画像フレーム18の画素位置nの24bit(RGB、各8bit)の画素値Dnを読取る(ステップS3)。同様に、読出したマスク画像フレーム20の同一画素位置nの4bitの識別値Snを読取る(ステップS4)。
読出したマスク画像フレーム20の同一画素位置nの4bitの識別値Snは、指定された領域の識別値SAであるかを判定し、識別値Snが指定された領域の識別値SAである場合は(ステップS5)、色画像フレーム18の画素位置nの画素値Dnを領域画像調整指定メモリ26の調整情報を用いて画像調整して(ステップS6)、調整済色画像フレームメモリ29の該当画素位置nに書込む(ステップS7)。
なお、識別値Snが指定された領域の識別値SAでない場合は(ステップS5)、色画像フレーム18の画素位置nの画素値Dnをそのまま調整済色画像フレームメモリ29の該当画素位置nに書込む(ステップS7)。
各画像フレーム18、20における1つの画素位置nに対する処理が終了すると、画素位置nが最終画素位置Nに達していないことを確認し(ステップS8)、画素位置nを更新(n=n+1)した後(ステップS9)、ステップS3へ戻る。
画素位置nが最終画素位置Nに達した場合(ステップS8)、調整済色画像フレームメモリ29に書込まれた1枚の調整済の色画像フレーム18を表示器9に表示出力する(ステップS10)。
1枚の調整済の色画像フレーム18の表示器9に対する表示出力が終了すると、各画像フレーム18、20のフレーム番号mが最終フレーム番号Mに達していないことを確認し(ステップS11)、フレーム番号mを更新(m=m+1)した後(ステップS12)、さらに、画素位置nを初期化(n=1)した後(ステップS13)に、ステップS2へ戻る。
各画像フレーム18、20のフレーム番号mが最終フレーム番号Mに達すると、画像ファイル5の色画像シーケンスファイル6に記憶されたM枚の色画像フレーム18の画像調整及び表示器9に対する表示処理が終了したので、この流れ図を終了する。
このように構成された実施形態の画像調整方法及び画像調整装置においては、3次元動画設計装置1で作成された動画の三次元CGデータを採用している。さらに、カメラワーク設定部3で作成された三次元CGデータの三次元空間内に仮想配置されたカメラ10の対象物11を撮影するための動的なカメラワークデータを採用している。そして、色画像フレーム作成部14において、カメラ10から見た、各画素位置nにRGBの画素値Dnが書込まれた、図4に示す、時系列的なM枚の色画像フレーム18が自動作成される。
さらに、三次元CGデータとカメラワークデータとから、カメラ10から見た、各画素位置nに該当画素位置nが所属する各領域19a〜19eを特定する「1」〜「5」の各識別値Snが書込まれた、図6に示す、時系列的なM枚のマスク画像フレーム20が自動作成される。なお、このマスク画像フレーム20は、三次元CGデータとカメラワークデータとから簡単に作成される、図6(a)に示す領域画像フレーム19から短時間に、かつ領域19a〜19eの範囲を正確に作成できる。
したがって、時系列的な複数の色画像フレーム18の画素位置nと時系列的な複数のマスク画像フレーム20の画素位置nとは、1対1で対応しているので、色画像フレーム18、20によって、色画像フレーム18の各領域19a〜19eが正確に特定されたことになる。よって、色画像フレーム18の操作部27で指定された領域19a〜19eに含まれる各画素位置nの画素値Dnを指定された画像調整情報を用いて簡単に調整することが可能となる。
すなわち、この画像調整は、既に作成されている二次元の色画像フレーム18の各画素位置nの画素値Dnに対して実施しているので、画像調整を実施するために、レンダリング処理を実施していないので、画像調整の処理速度が上昇する。
よって、たとえ、この三次元CGデータをカメラワークに基づいて、コンピュータグラフィックス技術を用いて表示器9にコンピュータグラフィックス画像として表示した状態においても、表示器9に表示された動画像における指定された領域19a〜19eの画像を簡単にかつ正確にリアルタイムで調整できる。
したがって、表示器9に表示された動画像における任意の領域19a〜19eを他の領域に比較して、強調表示することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。実施形態においては、CGデータとして、三次元CGデータを採用している。さらに、仮想配置されたカメラ10で三次元CGデータの対象物11を撮影するための動的なカメラワークデータを採用している。
しかしながら、CGデータとして、三次元CGデータ以外に、二次元のCGデータを使用することも可能である。また、必ずしもカメラワークデータを採用する必要はない。
この場合、CGデータから、固定されたカメラ位置に基づいて、2次元の色画像フレーム及びマスク画像フレームを作成する。
本発明の一実施形態に係わる画像調整方法が適用される画像調整装置の概略構成を示す模式図 同実施形態の画像調整装置における三次元空間内に仮想配置されたカメラのカメラワークデータを示す図 同実施形態の画像調整装置における二次元画像作成部の詳細構成を示すブロック図 同実施形態の画像調整装置における色画像フレームの構成を示す模式図 同実施形態の画像調整装置における領域定義メモリの記憶内容を示す図 同実施形態の画像調整装置におけるマスク画像フレームの構成を示す模式図 同実施形態の画像調整装置における動画ファイルの記憶内容を示す図 同実施形態の画像調整装置における画像調整部の詳細構成を示すブロック図 同画像調整部の動作を示す流れ図
符号の説明
1…三次元動画設計装置、2…二次元画像作成部、3…カメラワーク設定部、5…動画ファイル、6…色画像シーケンスファイル、7…マスク画像シーケンスファイル、8…画像調整部、9…表示器、10…カメラ、11…対象物、14…色画像フレーム作成部、15…領域抽出部、16…領域定義メモリ、17…マスク画像フレーム作成部、18…色画像フレーム、19…領域画像フレーム、19a〜19e…領域、20…マスク画像フレーム、25…調整画素検出部、26…領域画像調整指定メモリ、28…画素値調整部

Claims (4)

  1. CGデータから各画素位置に色情報が書込まれた色画像フレームを作成する色画像フレーム作成工程と、
    前記CGデータから各画素位置に該当画素位置が所属する各領域を特定する識別値が書込まれたマスク画像フレームを作成するマスク画像フレーム作成工程と、
    前記領域を指定して、該当領域に含まれる各画素位置の各色情報を共通に調整するための画像調整情報を指定する領域画像調整指定工程と、
    前記色画像フレームを構成する各画素位置と前記マスク画像フレームの対応する各画素位置の識別値とを参照して、前記色画像フレームを構成する各画素位置における前記領域画像調整指定工程で指定された領域に含まれる各画素位置を検出する画素位置検出工程と、
    この画素位置検出工程で検出された画素位置の色情報を前記領域画像調整指定工程で指定された画像調整情報を用いて調整する画像調整工程と
    を備えた画像調整方法。
  2. CGデータから各画素位置に色情報が書込まれた色画像フレームを作成する色画像フレーム作成手段と、
    前記CGデータから各画素位置に該当画素位置が所属する各領域を特定する識別値が書込まれたマスク画像フレームを作成するマスク画像フレーム作成手段と、
    前記領域を指定して、該当領域に含まれる各画素位置の各色情報を共通に調整するための画像調整情報を指定する領域画像調整指定手段と、
    前記色画像フレームを構成する各画素位置と前記マスク画像フレームの対応する各画素位置の識別値とを参照して、前記色画像フレームを構成する各画素位置における前記領域画像調整指定手段で指定された領域に含まれる各画素位置を検出する画素位置検出手段と、
    この画素位置検出手段で検出された画素位置の色情報を前記領域画像調整指定手段で指定された画像調整情報を用いて調整する画像調整手段と
    を備えた画像調整装置。
  3. 前記マスク画像フレーム作成手段は、前記CGデータ内の座標データを用いて前記各領域を定めることを特徴とする請求項2記載の画像調整装置。
  4. 動画の三次元CGデータと、この三次元CGデータの三次元空間内に仮想配置されたカメラの前記動画を撮影するための動的なカメラワークデータとから、前記カメラから見た、各画素位置に色情報が書込まれた時系列的な複数の色画像フレームを作成する色画像フレーム作成手段と、
    前記動画の三次元CGデータと前記カメラワークデータとから、前記カメラから見た、各画素位置に該当画素位置が所属する各領域を特定する識別値が書込まれた時系列的な複数のマスク画像フレームを作成するマスク画像フレーム作成手段と、
    前記領域を指定して、該当領域に含まれる各画素位置の各色情報を共通に調整するための画像調整情報を指定する領域画像調整指定手段と、
    前記色画像フレームを構成する各画素位置と前記マスク画像フレームの対応する各画素位置の識別値とを参照して、前記色画像フレームを構成する各画素位置における前記領域画像調整指定手段で指定された領域に含まれる各画素位置を検出する画素位置検出手段と、
    この画素位置検出手段で検出された画素位置の色情報を前記領域画像調整指定手段で指定された画像調整情報を用いて調整する画像調整手段と
    を備えた画像調整装置。
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JP2004120092A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2004246460A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Daihatsu Motor Co Ltd コンピュータ・グラフィックス装置及び意匠設計プログラム

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