JP2006308858A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 残光による画像劣化を防止できるとともに、発光効率を改善した、蛍光を用いた表示装置を提供する。
【解決手段】 表示装置1に、励起光を吸収して可視光を発する蛍光体を含有する蛍光体部2R,2Gと、蛍光体部2R,2Gよりも前方に設けられ蛍光体部2R,2Gに含有された蛍光体から発せられた可視光を光量を調節して前方に透過させる光シャッター3と、蛍光体部2R,2Gに対応して設けられ蛍光体部2R,2Gに向けて蛍光体の励起光を発する光源4とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は表示装置に関し、特に、蛍光を用いた表示装置に関する。
従来、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)を発する発光ダイオード(以下適宜、「LED」という)を組み合わせて用いる、フルカラーLEDディスプレイ(表示装置)が、屋外看板用などの超大型ディスプレイとして広く用いられている。しかし、個々のLEDは大きく、小型化が困難である。このため、フルカラーLEDディスプレイは屋外用途以外では高精細化が難しく、家庭用ディスプレイ等の屋内用途には一般に用いられていない。
また、同一基板上に異なる3色のLEDを製造して、フルカラーLEDディスプレイを小型化しようとすると、3通りの異なる製造プロセスを連続的かつ完全に行わなければならないため、製造が困難であった。
さらに、赤色、緑色及び青色のLEDはそれぞれ異なる電流−輝度特性を有するので、それぞれの色に応じた制御回路が必要となり、実用上、不便であった。
そこで近年、基板上に同一発光波長のLEDを集積配置し、さらに、赤色、緑色及び青色の蛍光を発する蛍光体を有する蛍光体部をそれぞれ形成し、その各蛍光体部に励起光を照射して蛍光体部をカラー発光させて画像を表示するカラーディスプレイが提案されている(特許文献1〜4)。
特開平8−63119号公報 特開平10−256673号公報 特開平11−340516号公報 特開平8−36175号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載されているような表示装置においては、通常、各蛍光体はそれぞれ異なる残光特性を有する。ここで、残光とは、励起光の照射を停止した後も蛍光体から所定時間だけ発せられる蛍光のことをいい、残光特性とは、残光が発せられる時間の長さのことをいう。したがって、残光特性が異なる蛍光体を併用した場合、励起光の照射停止後に、ある色が他の色に比べて長い時間だけ蛍光を発することがあった。このため、従来の蛍光体を用いた表示装置は、動きの早い画像を表示するようなテレビ等の用途に用いた場合に、表示される像において特定の色が強調される虞があった。
また、特許文献4に記載されているように、液晶セル等を用いて蛍光の光量を調節することにより画素の輝度を調整するようにすれば、上記のように特定の色が強調されることはないが、表示装置の発光効率、具体的には、表示装置の画素が発する光の発光効率が十分ではなかった。
本発明は上記の課題に鑑みて創案されたもので、蛍光を用いた表示装置であって、残光による画像劣化を防止できるとともに、発光効率を改善した表示装置を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、ブラックマトリックスに照射される分の励起光は蛍光体の発光に使われないことが、表示装置の発光効率を低下させる一因であるとの知見を得た。例えば特許文献4記載の技術のように、表示装置においては黒色を表示するために各蛍光体部の間にブラックマトリックスと呼ばれる黒色部材が設けられることがある。しかし、このブラックマトリックスに照射された励起光は、そのままブラックマトリックスに吸収され、蛍光体に吸収されることは無い。したがって、ブラックマトリックスに吸収された励起光の分のエネルギーだけ、エネルギーが蛍光体の発光に用いられることなく失われることになる。
上記の知見から、本発明の発明者らは、励起光を吸収して可視光を発する蛍光体を含有する蛍光体部と、該蛍光体部に含有された蛍光体から発せられた上記可視光を、光量を調節して透過させる光シャッターと、該蛍光体部に対応して設けられ、該蛍光体部に向けて該蛍光体の励起光を発する光源とを備える表示装置が、残光による画像劣化を防止できるとともに、発光効率の改善が可能であることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明の要旨は、励起光を吸収して可視光を発する蛍光体を含有する蛍光体部と、該蛍光体部よりも前方に設けられ、該蛍光体部に含有された蛍光体から発せられた上記可視光を、光量を調節して前方に透過させる光シャッターと、該蛍光体部に対応して設けられ、該蛍光体部に向けて該蛍光体の励起光を発する光源とを備えることを特徴とする、表示装置に存する(請求項1)。これにより、残光による画像劣化を防止できるとともに、発光効率を改善することが可能となる。
このとき、該光源は、アレイ状に配置されていることが好ましい(請求項2)。
また、該光シャッターとしては、液晶光シャッターを用いることが好ましい(請求項3)。
本発明によれば、蛍光を用いた表示装置において、残光による画像劣化を防止できるとともに、発光効率を改善することが可能となる。
以下、本発明について実施形態を示して詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変形して実施することができる。
図1は、本発明の一実施形態としてのカラーディスプレイ(以下適宜、単に「表示装置」という)の要部の構造を示す模式的な図である。
図1に示すように、本実施形態の表示装置1は、励起光を吸収して可視光を発する蛍光体を含有する蛍光体部2R,2Gと、蛍光体部2R,2Gよりも前方に設けられ、蛍光体部2R,2Gに含有された蛍光体から発せられた可視光を、光量を調節して前方に透過させる光シャッター3と、蛍光体部2R,2Gに対応して設けられ、蛍光体部2R,2Gに向けて蛍光体の励起光を発する光源4とを備える。なお、ここで「前方」とは、表示装置1が表示する画像を見る観察者がいる方向を指す。したがって、蛍光体部2R,2Gに対して光シャッター3が設置されている方向が前方となる。
さらに、表示装置1の画素の光として、蛍光のみを用いる場合には、図1において符号2Bで示す部位も蛍光体部として構成するようにすることが望ましい。ただし、本実施形態においては、光源4が発する光を、画素の光の一部として用いるようにするため、表示装置1は、符号2Bで示す部位に、光透過部2Bを備えて構成されているものとする。
また、表示装置1において、光源4は基板5上に設けられている。さらに、表示装置1には、適宜、レンズアレイ6、偏光子7、検光子8などが設けられる。
[1.基板]
基板5は、光源4を保持する基部であり、その形状は任意である。
また、基板5の材質も任意であり、例えば、金属、合金、ガラス、カーボン等の無機材料、合成樹脂等の有機材料など、用途に応じて適当なものを用いることができる。
ただし、光源4から発せられた励起光を有効に活用し、表示装置1の発光効率を改善する観点からは、光源4から発せられた励起光が当たる基板5の面は、当たった光の反射率を高められていることが好ましい。したがって、少なくとも光が当たる面は、反射率が高い素材により形成されていることが好ましい。具体例としては、ガラス繊維、アルミナ粉、チタニア粉等の高い反射率を有する物質を含んだ素材(射出整形用樹脂など)で基板5の全体又は基板5の表面を形成することが挙げられる。
また、基板5の表面の反射率を高める具体的な方法は任意であり、上記のように基板5自体の材料を選択するほか、例えば、銀、白金、アルミニウム等の高反射率を有する金属や合金でメッキ、或いは蒸着処理することにより、光の反射率を高めることもできる。
なお、反射率を高める部分は、基板5の全体であっても一部であってもよいが、通常は、光源4から発せられる励起光が当たる部分の全表面の反射率が高められていることが望ましい。
さらに、通常は、基板5には光源4に対して電力を供給するための電極や端子等が設けられる。この際、電極や端子と光源4とを接続する手段は任意であり、例えば、光源4と電極や端子とをワイヤボンディングにより結線して電力供給することができる。用いるワイヤに制限はなく、素材や寸法などは任意である。例えば、ワイヤの素材としては金、アルミニウム等の金属を用いることができ、また、その太さは通常20μm〜40μmとすることができるが、ワイヤはこれに限定されるものではない。
また、光源4に電力を供給する他の方法の例としては、バンプを用いたフリップチップ実装により光源4に電力を供給する方法が挙げられる。
さらに、光源4に電力を供給する場合には、ハンダを用いるようにしてもよい。ハンダは優れた放熱性を発揮するため、放熱性が重要となる大電流タイプのLEDやレーザーダイオードなどを光源4として用いた場合に、表示装置1の放熱性を向上させることができるためである。ハンダの種類は任意であるが、例えば、AuSn、AgSn等を用いることができる。
また、電極や端子に接続して電力の供給経路に用いる他、ハンダは、単に基板に光源4を設置するために用いるようにしても良い。
さらに、ハンダ以外の手段によって光源4を基板5に取り付ける場合には、例えば、エポキシ樹脂、イミド樹脂、アクリル樹脂等の接着剤を用いてもよい。この場合、接着剤に銀粒子、炭素粒子等の導電性フィラーを混合させてペースト状にしたものを用いることにより、ハンダを用いる場合のように、接着剤を通電して光源4に電力供給できるようにすることも可能である。さらに、これらの導電性フィラーを混合させると、放熱性も向上するため、好ましい。
本実施形態においては、表面の反射率を高めた平板状の基板5を用い、その表面には、光源4に電力を供給するための端子(図示省略)が設けられているものとする。また、その端子には、電源(図示省略)から電力が供給されるようになっているものとする。
[2.光源]
光源4は、蛍光体部2R,2Gに向けて、蛍光体部2R,2Gに含有される蛍光体を励起する励起光を発するものである。さらに、光源4が発する光自体を表示装置1の観察者が見ることができるようにする場合、光源4から発せられた光は画素が発する光自体ともなる。本実施形態においては、光源4は光透過部2Bに向けても光を発し、光透過部2Bを通じて、光源4が発した光を画素の光として表示装置1の外に放出するようになっている。
ただし、本実施形態においては、光源4は、少なくとも各蛍光体部2R,2Gに対応して、各蛍光体部2R,2G毎に1対1に設けられている。さらに、光源4は、光透過部2Bにも対応して、各光透過部2B毎に1対1に設けられている。これにより、本実施形態の表示装置1は、発光効率を従来よりも改善できるようになっている。
即ち、各蛍光体部2R,2Gや光透過部2Bに対して共通の光源を設けた場合には、各蛍光体部2R,2Gや光透過部2Bの間の部材、具体的には、ブラックマトリックスや、蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bを保持するための基部部材などに励起光が吸収され、蛍光体の発光に用いられない励起光が生じることになる。しかし、本実施形態のように各蛍光体部2R,2Gや光透過部2Bに対応して光源4を設ければ、光源4が発する励起光をより効率的に各蛍光体部2R,2Gや光透過部2Bに照射することが可能となるため、光源4が発した光のうち、蛍光体に吸収され励起に用いられる光の割合を高めることが可能となり、また、光透過部2Bを通じて表示装置1の外部に放出される光の割合を高めることも可能となるので、表示装置1の発光効率を改善することが可能となる。
また、これに関連し、光源4は、対応する蛍光体部2R,2Gや光透過部2Bに対してより効率的に励起光を照射することができるものを用いることが望ましい。したがって、後で例示する光源4の中でも、より収束性に優れた光源を用いることが望ましい。
さらに、光源4が発する励起光の波長は、使用する蛍光体を励起することが可能であれば任意である。励起光の波長の望ましい範囲を挙げると、主発光ピーク波長が、通常360nm以上、好ましくは380nm以上、また、通常500nm以下、好ましくは490nm以下、より好ましくは480nm以下である。この範囲の下限を下回ると蛍光体部2R,2Gの光劣化が激しくなる虞があり、上限を上回ると色再現性(特に青色の色再現性)が低下する虞がある。
なお、光源4が発する励起光の波長が可視領域にある場合、光源4が発する励起光をそのまま画像の表示に用いるようにしても良い。この場合に、光源4が発する光の光量を光シャッター3が調節することで、その光源4が発する光を用いた画素の輝度が調整されることになる。例えば、光源4が波長450nm〜480nmの青色光を発する場合、その青色光をそのまま表示装置1の画素が発する光として用いることができる。ただし、この場合には蛍光体を用いて波長変換を行なうことは不要となるため、当該青色の画素に対応した蛍光体部はなくてもよくなる。また、この場合、青色の配光特性を他の色と合わせるため、光散乱性粒子を蛍光体部に含ませることが好ましい。なお、後述するように、本実施形態においては光透過部2Bに光散乱粒子として拡散剤を含有させ、蛍光体部2R,2Gから発せられる蛍光と光透過部2Bを透過して発せられる光との配向特性をあわせるようになっている。
光源4の例としては、LED、端面発光型又は面発光型のレーザーダイオード(以下適宜、「LD」という)、エレクトロルミネセンス素子などが挙げられる。中でも通常は、安価なLEDが好ましい。また、LEDは、対応する蛍光体部2R,2Gや光透過部2Bに対してより長期間に渡って効率的に光を照射することができる点においても優れている。
以下、光源4として用いることができるLEDの具体的構成について、例を示して説明する。ただし、本発明は以下の例に限定されるものではなく、公知のものを任意に用いることができる。
光源4としては、例えば、図2に示す***状(ridge type)LED100を用いることができる。なお、図2は、本実施形態の表示装置1に用いることができるLEDの一例の要部構成を模式的に示す断面図である。
図2に示すように、このLED100は、基板101と、その上に形成されたバッファ層(buffer layer)102とを有する。また、第1導電型の第1オーミック層(ohmic layer)103がバッファ層102上に形成され、さらに、第1導電型の第1クラッディング層(cladding layer)104が第1オーミック層103上に設けられている。また、1つ以上の量子井戸(quantum well)を含む活性層105がクラッディング層104上に設けられ、第2導電型の第2クラッディング層106が活性層105上に設けられている。さらに、第2オーミック層107が第2クラッディング層106上に設けられ、発光表面、即ち、LED100の発光領域を規定する。
また、このLED100では、第1電極108が第2オーミック層107上に形成されている。第1電極108は、完全に被覆せずに発光領域を取り囲むようにパターニングするか、或いは光学的に透明な物質(例えば、ITO)を用い、放出光(励起光)がそれを通過できるようにすることが好ましい。さらに、第2電極109は、基板101の裏面、または、図2に示すように上面上に設けられる。図2の例では、基板101は半絶縁性(semi-insalating)であり、層103,104,105の一部をエッチング或いは除去し、第2電極109が第1オーミック層103に接触して形成されているものとする。また、この例では、第1電極108はp−型接点であり、第2電極109はダイオードの対向側にあるn−型接点である。公知のように、このLED100は、第1電極108及び第2電極109間に適切な電流を流すことにより、活性領域である活性層105を活性化し、第2オーミック層107の上表面内の放出領域を通過して、特定波長の光(励起光)が放出されることができるようになっている。
このLED100を製造する場合、通常、基板101およびその上に形成される種々の層102〜109は、例えば、半導体ウエハ等のように、比較的大きな領域を有するように形成される。この上に通常数千個以上のLEDが所定の配列で形成されるため、層106,107をエッチングするか、或いは物質を除去して、1つまたは複数のアレイ内の各LED100を他のLED100全てから分離し、これにより、アレイ状に配置されたLED100を得ることができる。
なお、ここで示したLED100においては、基板101全体が、炭化シリコン(SiC)、サファイア、または酸化鉛(ZnO)で形成されている。バッファ層102は、低温窒化アルミニウム(AlN)または窒化ガリウム(GaN)で形成されている。第1オーミック層103はn−型GaNで形成され、第1クラッディング層104はn−型窒化アルミニウム・ガリウム(AlGaN)で形成されている。活性層105は窒化インジウム・ガリウム・アルミニウム(InGaAlN)で形成され、数個の量子井戸を含ませられているものとする。第2クラッディング層106はp−型AlGaNで形成され、第2オーミック層107はp−型GaNで形成されている。なお、種々の層102〜107は、公知のMOCVD(有機金属気相成長法)のようなエピタキシャル技法を用いて、基板101上にエピタキシャル成長させることにより、形成することができる。このLED100は、波長が約450nmの光(青色)を放出する。この放出波長は、バンドギャップ機構を用いていくらかの増減が可能であり、約380nmないし520nmの範囲の放出波長を得ることができる。
また、光源4としては、例えば、図3に示すLED110を用いることができる。なお、図3は、本実施形態の表示装置1に用いることができるLEDの一例の要部構成を模式的に示す断面図である。また、図3において、図2と同様の符号を用いて示す部位は、図2と同様のものをす。
図3に示すLED110は、一般的にプレーナ型LEDと呼ばれているものである。このタイプでは、チップ上の隣接するLED110間の分離は、高抵抗、または反対の導電性の領域(高抵抗領域)111を上側層(ここでは、活性層106及び第2オーミック層107)に打ち込むことによって達成される。全体的に環状に形成される高抵抗領域111は、領域111内の中央部(central region)の電流の流れを制限し、中央部を周囲の物質全てから効果的に分離するものである。このタイプのLED110の利点は、上表面が平面状であり、これを用いれば、平面化層を設ける工程を付加することなく、その上に追加される構造を容易に支持することができるという点である。
LED110から放出される光は通常ランバート配光(即ち、通常半球状に放射される)であるので、隣接するLED110間の光のクロストークを防止或いは低減する光分離部を設けてもよい。光分離部を設ける方法の一例は、図4に示すように、チップまたはウエハの上表面上に、各LED110の発光領域を包囲し光を所望の方向に向けることができるよう、***部112を形成することである。場合によっては、光吸収材料で***部112を形成し、反射やその結果生じるクロストークを更に防止または低減することができる。例えば、LED110が赤い光を放出するときは、赤い光を吸収するゲルマニウムで***部112を形成することが好ましい。なお、図4は、本実施形態の表示装置1に用いることができるLEDの一例の要部構成を模式的に示す断面図である。また、図4において、図2や図3と同様の符号を用いて示す部位は、図2や図3と同様のものを示す。
ところで、光源4は、アレイ状に配置することが好ましい。即ち、光源4は、それぞれ、その上に画像を形成することができる領域を個別に指定できるように、全体的に行および列状に配列されていることが好ましい。これにより、蛍光体部2R,2Gをアレイ状に配置することが可能となり、表示装置1に適切にフルカラー画像を形成させることが可能となる。
通常、フルカラー画像を形成するために、画像の各画素はそれぞれ三原色の1つ(即ち、赤、緑および青)に対応する3種類の画素領域を含む。なお、色に多少の変更を加えたり、用途によっては2色のみを用いても、実質的に全色が得られうる。光源4をアレイ状に配置すれば、これらの三原色を適切に配置することが可能となり、これにより、フルカラー画像の表示が可能となるのである。
また、通常、種々の光源4への電気接続が、表示装置1の正確な機能および画素の配列を決定する。
さらに光源4を基板5に設置する際、その設置手段に制限は無く、公知の任意の手段を用いることができる。したがって、上述したように、例えば、光源4をハンダ等を用いて基板5に設置することができる。
また、光源4は、図5に示すように、実装用基板(支持用基板)113を介して基板5上に配置することもできる。ここで、図5は、光源4が基板5に設置されている部分の要部を拡大して模式的に示す断面図である。なお、図5において、図1〜図4と同様の符号を用いて示す部位は、図1〜図4と同様のものを示す。
図5のようにして光源4を基板5に設置した場合、基板5には、例えば駆動回路等が形成されたシリコン集積回路(IC;図示省略)が形成されていてもよい。さらに、実装用基板113は相互接続回路を形成されていてもよい。この場合、相互接続回路により光源4を基板5の集積回路に接続することができる。また、複数のC4型バンプ(C4 type bump)またはエポキシ接着剤114を用いて、蛍光体部2R,2Gを設けた透明基板201(後述)を基板5に並んで取り付け、ダイオード・アレイによってそれらを照射するようにしてもよい。バンプ114は透明基板201の縁部に図示されているが、用途によっては、高めの***部112(図4参照)を形成するか、或いはその上に実装用バンプを配置する方が好都合である。
本実施形態では、光源4として青色光を発するLED110と同様のものを用いている。また、この光源4は上記の基板5上にアレイ状に配置してあり、さらに、各光源4は画素毎に対応して設けられている。即ち、光源4は、蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bに対応して設けれられている。また、光源4への電力供給は、相互接続回路やワイヤ等を用いて、基板5上の端子と光源4の電極とを電気的に接続することにより行なわれているものとする。
ところで、本実施形態では光透過部2Bを設けて光源4から発せられる青色光を画素の光の一部として用いようにしているが、光源4として例えば紫外〜近紫外の可視領域外の光を用いる場合などでは、通常、光源4の光を画素の光として用いない。そのような場合には、通常は、光透過部2Bに蛍光体(例えば青色の蛍光体)を含有させ、光透過部2Bの位置に対応する蛍光体部(図9参照)を設けるようにすることになる。
[3.蛍光体部]
蛍光体部2R,2Gは、所定の画素毎に対応して設けられ、光源4が発した励起光を吸収し、表示装置1が表示する画像を形成するための可視光を発する蛍光体を含有する部分であり、また、表示装置1の画素が発することになる光を生じる部分である。
また、蛍光体部2R,2Gと同様に所定の画素毎に設けられた光透過部2Bは、光源4の光を画素の光の一部として用いるための部分である。通常、光透過部2Bは、蛍光体を含有しない他は蛍光体部2R,2Gと同様に設けられる。
本実施形態において用いる蛍光体に制限は無く、本発明の効果を著しく損なわない限り任意の蛍光体を用いることができる。
蛍光体は、非常に明るい光および非常に多種類の色の蛍光を発することができる。ただし、蛍光体を励起するためには、蛍光体に高エネルギー電子または高エネルギー光子を衝突させなければならない。例えば、蛍光体を励起するためには、従来、フルカラー表示の陰極線管(CRT)が用いられていたが、CRTの前面板(faceplate)上の蛍光体を励起するのに十分なエネルギーを有する電子流を生成するには、大量の電力および高電圧を必要であった。
また、従来、CRT内の電子銃を半導体レーザーで置換える示唆がいくつかなされたが、公知の従来技術のLD(LED含む)は、全てが蛍光体を励起するのに十分なエネルギーを有する光を生成する訳ではない。これに対して、上述のGaN LEDは高い効率を有しているために、そして放出光の波長のために、放出される光子(光)は、蛍光体を励起するのに十分高いエネルギーと量を有する。具体例を示すと、図6のグラフに示すように、典型的な蛍光体は、波長λが450nmの光子を含む光子(曲線α)を吸収し、異なる波長の光子を放出する(曲線β)。なお、図6に挙げた蛍光体は緑色の蛍光体であり、450nmの波長λの光子(青色光)を吸収し、550nmの光子(緑色光)を放出する。典型的に、変換率は50%〜100%である。なお、図6のグラフの縦軸は、吸収する光及び発する光の強度を、この波長領域におけるそれぞれの曲線α、曲線βの最大強度で規格した値(I)を表わす。
さらに、本実施形態で蛍光体は、1種類、または、2種類以上の蛍光体をブレンドして用いられる。蛍光体の発光色は、その用途によって適切な色があるので特に限定されないが、例えばフルカラーディスプレイを作製する場合には、色純度の高い青、緑、赤色発光体が好ましく用いられる。その適切な色の表現方法については幾つかの方法があるが、簡便には発光の中心波長やCIE色度座標などが使用される。また、光波長変換機構がモノクロ表示やマルチカラー表示であるときは、紫色、青紫色、黄緑色、黄色、オレンジ色に発色する蛍光体を含むことが好ましい。また、これらの蛍光体の2つ以上を混合して色純度の高い発光を行なったり中間色や白色の発光を行なってもよい。
発光の中心波長に関して言えば、例えば、赤色の蛍光を発する蛍光体(以下適宜、「赤色蛍光体」という)が発する蛍光の具体的な波長の範囲を例示すると、中心波長が、通常370nm以上、好ましくは380nm以上、また、通常500nm以下、好ましくは480nm以下が望ましい。
また、例えば、緑色の蛍光を発する蛍光体(以下適宜、「緑色蛍光体」という)が発する蛍光の具体的な波長の範囲を例示すると、中心波長が、通常490nm以上、好ましくは500nm以上、また、通常570nm以下、好ましくは550nm以下が望ましい。
さらに、例えば、青色の蛍光を発する蛍光体(以下適宜、「青色蛍光体」という)が発する蛍光の具体的な波長の範囲を例示すると、中心波長が、通常420nm以上、好ましくは440nm以上、また、通常480nm以下、好ましくは470nm以下が望ましい。
また、蛍光体の組成には特に制限はないが、結晶母体であるY23、Zn2SiO4等に代表される金属酸化物、Ca5(PO43Cl等に代表されるリン酸塩及びZnS、SrS、CaS等に代表される硫化物に、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb等の希土類金属のイオンやAg、Al、Mn、Sb等の金属のイオンを賦活剤または共賦活剤として組み合わせたものが好ましい。
結晶母体の好ましい例としては、例えば、ZnS、Y22S、(Y,Gd)3Al512、YAlO3、BaAl2Si28、Y3Al512、Y2SiO5、Zn2SiO4、Y23、BaMgAl1017、BaAl1219、(Ba,Sr,Mg)O・αAl23、(Y,Gd)BO3、Y23、(Zn,Cd)S、SrGa24、SrS、SnO2、Ca10(PO46(F,Cl)2、(Ba,Sr)(Mg,Mn)Al1017、(Sr,Ca,Ba,Mg)10(PO46Cl2、(La,Ce)PO4、CeMgAl1119、GdMgB510、Sr227、Sr4Al1425、(Ba,Sr,Ca)(Mg,Zn,Mn)Al1017を挙げることができる。
ただし、以上の結晶母体及び賦活剤または共賦活剤は、元素組成には特に制限はなく、同族の元素と一部置き換えることもでき、得られた蛍光体は紫外線を吸収して可視光を発するものが好ましい。以下、使用できる蛍光体の例を挙げる。ただし、本実施形態の表示装置1に使用される蛍光体は以下に例示したものに限定されるものではない。
・赤色蛍光体:
紫外線照射により赤色発光が可能な赤色蛍光体としては、例えば、赤色破断面を有する破断粒子から構成され、赤色領域の発光を行なう(Mg,Ca,Sr,Ba)2Si58:Euで表わされるユウロピウム賦活アルカリ土類シリコンナイトライド系蛍光体、規則的な結晶成長形状としてほぼ球形状を有する成長粒子から構成され、赤色領域の発光を行なう(Y,La,Gd,Lu)22S:Euで表わされるユウロピウム賦活希土類オキシカルユゲナイト系蛍光体等が挙げられる。
さらに、特開2004−300247号公報に記載された、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、W、及びMoよりなる群から選ばれる少なくも1種の元素を含有する酸窒化物及び/又は酸硫化物を含有する蛍光体であって、Al元素の一部又は全てがGa元素で置換されたアルファサイアロン構造をもつ酸窒化物を含有する蛍光体も、本実施形態において用いることができる。なお、これらは酸窒化物及び/又は酸硫化物を含有する蛍光体である。
また、そのほか、赤色蛍光体としては、Y22S:Eu3+、(BaMg)2SiO4:Eu3+、(BaCaMg)5(PO43Cl:Eu3+、YVO4:Eu3+、CaS:Eu3+、YAlO3:Eu3+、Ca28(SiO462:Eu3+、LiY9(SiO462:Eu3+、(Y,Gd)3Al512:Ce3+、(Ca,Sr)2Si58:Eu、CaSiN2:Eu、CaAlSiN3;Eu、(Sr,Ca,Ba,Mg)10(PO46Cl2:Eu,Mn、(Ba3Mg)Si28:Eu,Mnなどを用いることも可能である。
・緑色蛍光体:
紫外線照射により緑色発光が可能な緑色蛍光体として、例えば、破断面を有する破断粒子から構成され、緑色領域の発光を行なう(Mg,Ca,Sr,Ba)Si222:Euで表わされるユウロピウム賦活アルカリ土類シリコンオキシナイトライド系蛍光体、破断面を有する破断粒子から構成され、緑色領域の発光を行なう(Ba,Ca,Sr)2SiO4:Euで表わされるユウロピウム賦活アルカリ土類マグネシウムシリケート系蛍光体等が挙げられる。
また、そのほか、緑色蛍光体としては、BaMgAl1017:Eu2+,Mn2+、Sr4Al1425:Eu2+、(SrBa)Al2Si28:Eu2+、(BaMg)2SiO4:Eu2+、Y2SiO5:Ce3+,Tb3+、Sr227−Sr225:Eu2+、(BaCaMg)10(PO46Cl2:Eu2+、Sr2Si38−2SrCl2:Eu2+、Zr2SiO4,MgAl1119:Ce3+,Tb3+、Ba2SiO4:Eu2+、Ca28(SiO462:Tb3+、Y3Al512:Tb3+、La3Ga5SiO14:Tb3+、SrGa24:Eu2+,Tb3+,Sm2+、Y3(Al,Ga)512:Ce、Ca3Sc2Si312:Ce、SrSi222:Eu、BaMgAl1017:Eu,Mn、SrAl24:Euなどを用いることも可能である。
・青色蛍光体:
紫外線照射により青色発光が可能な青色蛍光体としては、規則的な結晶成長形状としてほぼ六角形状を有する成長粒子から構成され、青色領域の発光を行なうBaMgAl1017:Euで表わされるユウロピウム賦活バリウムマグネシウムアルミネート系蛍光体、規則的な結晶成長形状としてほぼ球形状を有する成長粒子から構成され、青色領域の発光を行なう(Ca,Sr,Ba)5(PO43Cl:Euで表わされるユウロピウム賦活ハロリン酸カルシウム系蛍光体、規則的な結晶成長形状としてほぼ立方体形状を有する成長粒子から構成され、青色領域の発光を行なう(Ca,Sr,Ba)259Cl:Euで表わされるユウロピウム賦活アルカリ土類クロロボレート系蛍光体、破断面を有する破断粒子から構成され、青緑色領域の発光を行なう(Sr,Ca,Ba)Al24:Euまたは(Sr,Ca,Ba)4Al1425:Euで表わされるユウロピウム賦活アルカリ土類アルミネート系蛍光体などが挙げられる。
また、そのほか、青色蛍光体としては、Sr227:Sn4+、Sr4Al1425:Eu2+、BaMgAl1017:Eu2+、SrGa24:Ce3+、CaGa24:Ce3+、(Ba,Sr)(Mg,Mn)Al1017:Eu2+、(Sr,Ca,Ba,Mg)10(PO46Cl2:Eu2+、BaAl2Si28:Eu2+、BaMgAl1017:Eu2+,Tb3+,Sm2+、(Ba,Sr,Ca)(Mg,Zn,Mn)Al1017:Eu2+、(Sr,Ca,Ba,Mg)10(PO46Cl2:Eu、(Ba,Sr)MgAl1017:Eu、(Sr,Ba)3MgSi28:Euなどを用いることも可能である。
なお、上記の赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体など、各画素が発する色の蛍光を発する蛍光体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用しても良い。
さらに、蛍光体部2R,2Gは、上記の蛍光体を含有し、表示装置1の画素に対応した色の可視光を発することができれば、その具体的な構成は任意であるが、通常は、外部環境からの外力や水分などから蛍光体を保護するため、バインダーを用いる。具体的には、バインダー中に蛍光体を分散させた成形体により、蛍光体部2R,2Gを構成する。
バインダーとしては、公知のものを任意に用いることができるが、通常は、蛍光や励起光を適切に透過させるべく、無色透明の材料を用いることが好ましい。具体例を挙げると、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース、カルポキシメチルセルロースポリスチレン、スチレン・無水マレイン酸共重合体、スチレン・アクリロニトリル共重合体、ポリビニルクロライド、セルロースアセテートブチレート、セルロースプロピオネート、ポリα−ナフチルメタクリレート、ポリビニルナフタレン、ポリn−ブチルメタクリレート、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリシクロヘキシルメタクリレート、ポリ(4−メチルペンテン)、エポキシ、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリアリレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、環状オレフィン重合体、ポリシロキサン、ベンゾシクロブタン重合体、水ガラス、シリカ、酸化チタン、エポキシ樹脂などを成分とするものが挙げられる。なかでも、380nmから500nmに実質上吸収がない樹脂が好ましく、非芳香族エポキシ樹脂が特に望ましい。なお、バインダーは1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用しても良い。
また、蛍光体部2R,2Gには、バインダーや蛍光体以外の添加剤を含有させても良い。添加剤としては、例えば、視野角をさらに増やすために拡散剤を含有させても良い。具体的な拡散剤としては、チタン酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素などが挙げられる。また、添加剤としては、例えば、所望外の波長をカットする目的で有機や無機の着色染料や着色顔料を含有させることもできる。なお、これらの添加剤は、それぞれ1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用しても良い。
さらに、蛍光体部2R,2Gは、公知の任意の方法で作製することができる。例えば、蛍光体部2R,2Gは、バインダーと蛍光体と溶剤とからなる混合物(塗布液)を、スクリーン印刷法によって、光シャッター3の画素に対応する間隔でモザイク状、アレイ状、あるいはストライプ状に、透明基板21上に形成することができる。
また、蛍光体部2R,2Gの間に、外光の吸収のためにブロックマトリックス層22を形成してもよい。ブラックマトリックス層22は、ガラスなどの透明基板21上に、感光性の樹脂の感光原理を利用してカーボンブラックからなる光吸収膜を製造する工程により形成してもよいし、樹脂とカーボンブラックと溶剤とからなる混合物をスクリーン印刷法で積層して形成しても良い。
また、蛍光体部2R,2Gの形状は任意である。例えば、表示装置1をマルチカラー表示とする場合、蛍光体部2R,2Gなどの発光領域には、光シャッター機構のピクセル形状に合わせて、定められた色に発光する蛍光体を配置することになるが、その蛍光体部2R,2Gの形状としては、情報表示に必要なセグメント形状、マトリックス形状が挙げられ、マトリックス形状の中では、ストライプ構造、デルタ構造などが好ましい形態として挙げることができる。さらに、モノクロ表示の場合は、上記の形状の他、均一に発光体を塗布したものでも可能である。
さらに、蛍光体部2R,2Gの寸法も任意である。例えば、その厚みは本発明の効果を著しく損なわない限り任意であるが、通常、1cm以下とすると好適に用いることができる。さらに、薄型、軽量化が求められるフラットパネルディスプレイにおいては、2mm以下の厚みにすることがより好ましい。発光光線の出射率とのバランスを考慮すると、通常1μm以上、好ましくは5μm以上、より好ましくは10μm以上、また、通常1000μm以下、好ましくは500μm以下、より好ましくは300μm以下である。
ところで、本実施形態のように、光源4から青色光等の可視光を発するようにした場合には、その光源4から発せられる可視光を画素が発する光として用いることができる。その場合には、当該可視光に対応した光と同じ色の蛍光を発する蛍光体部は必須ではない。例えば、光源4として青色発光LEDを用いた場合には、青色蛍光体を含む蛍光体部は不要である。したがって、その光源4から発せられた可視光が、光シャッターにより光量を調整されて表示装置1の外部に発せられるようにすれば、必ずしもすべての画素において蛍光体を用いなくとも良い。ただし、その場合でも、光源4が発する可視光を効率よく外部に放出させたり、散乱させたり、所望外の波長の光をカットしたりするため、光源4が発した可視光に、バインダーに添加剤を含有させた光透過部2Bを透過させるようにすることが望ましい。
以下、蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bがとりうる具体的構成について、図7に、例を示して説明する。ただし、本発明は以下の例に限定されるものではなく、公知のものを任意に用いることができる。
図7は、蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bがとりうる構成の一例を模式的に示す断面図である。なお、図7においては蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bをそれぞれ1つずつ示すが、通常、表示装置1においてはこれらの蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bがそれぞれアレイ状に2以上配置される。また、図7において、図1〜図6と同様の符号を用いて示す部位は、図1〜図6と同様のものを示す。
本例においては、LED110R,110G及び110Bはそれぞれ青色光を放出するように構成されている。また、蛍光体部2Rには赤色蛍光体が含まれていて、蛍光体部2RはLED110Rからの光の照射により赤色光を発するようになっている。さらに、蛍光体部2Gには緑色蛍光体が含まれていて、蛍光体部2GはLED110Gからの光の照射により緑色光を発するようになっている。また、板201の個別領域201BはLED110Bが発した青色光が直接通過しうるように単に透明のままであり、個別領域201Bは、LED110Bが発する光を波長変換を行なわずに光シャッター3(図1参照)へ向けて放出させる光透過部2Bとして機能するようになっている。したがって、蛍光体部2Rは赤色の画素に対応して領域201Rを通じて赤色光を発し、蛍光体部2Gは緑色の画素に対応して領域201Gを通じて緑色光を発し、LED110Bは青色の画素に対応して領域201B(即ち、光透過部2B)を通じて青色光を発することができるようになっている。なお、この場合、青色光を生成するには波長変換、即ち、二次放出が不要なので、用途によってはLED110R,110GをLED110Bより幾分大きく作ることによって、板201の上表面から最終的に放出される光の光量が、各領域201R,201G,201Bにおいてほぼ同一にすることも好都合である。
なお、この図7に示す例においては、蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bにそれぞれ対応したLED110R,110G,110Bが基板101上に形成されている。これらのLED110R,110G,110Bは、バッファ層102がその一部として(または、用途によっては、その上の付加層として)形成され、更に、図3を用いて説明したのと同様に、第1オーミック層103、第1クラッディング層104、活性領域105、第2クラッディング層106、および第2オーミック層107がその上に連続的に形成されている。さらに、高抵抗領域111が第2オーミック層107内に注入して形成され、LED110R,110G,110Bを互いに分離すると共に、アレイ内の他のLEDからも分離している。また、物質層が第2オーミック層107の上表面上に積層され、パターニングされることによって***部112が形成されている。なお、***部112は、光を外側に(図8の上方向に)向け、隣接するLED方向には進まないように作用するようになっている。
また、全体的にLED110R,110G,110Bが配列されているLEDアレイとは離れた位置に、板201が基板101に平行に設けられている。板201には、複数の個別領域201R,201G,201Gがそれぞれ設けられている。ここで、板201は、ガラス、プラスチック、水晶等のような光学的に透明な物質で形成される。さらに、板201の配置は、LEDアレイの各LED、具体的に本例では、LED110R,110G,110Bから放出される光(図8の矢印参照)が、板201の複数の個別領域201R,201G,201Gの異なる1つにそれぞれ入射するように設定されている。さらに、異なる蛍光体を含有した蛍光体部2R,2Gが板201の個別領域201R,201Gの異なる領域にそれぞれ取り付けられ、それぞれLED110R,110Gからの光が照射されるように設置される。蛍光体部2R,2Gはそれぞれ、LED110R,110Gから光を照射されると、含有する蛍光体がその光を吸収し、それぞれ異なる蛍光色を発するようになっている。
他の異なる実施例を図8に示す。なお、図8は、蛍光体部2R,2Gがとりうる構成の一例を模式的に示す断面図である。図8においても、蛍光体部2R,2Gをそれぞれ1つずつ示すが、通常、表示装置1においてはこれらの蛍光体部2R,2Gがそれぞれアレイ状に2以上配置される。また、図8において、図1〜図7と同様の符号を用いて示す部位は、図1〜図7と同様のものを示す。
ここでは、図7において設けられていた板201が単純に除去され、蛍光体部2R,2Gが各LED110R,110Gの表面上に直接配されている。ただし、青色光を放出させるためのLED110Bの表面上には蛍光体部は設けられていない。また、残りの素子は、図7に関連して述べたものと基本的に同様であるので、説明を省略する。したがって、蛍光体部2Rは赤色の画素に対応して赤色光を発し、蛍光体部2Gは緑色の画素に対応して緑色光を発し、LED110Bは青色の画素に対応して青色光を発することができるようになっている。また、本例の構成によれば、図7を用いて説明した構成により得られる利点の他、素子の数が少なくて済むという利点があり、より安価にそして簡単に製造することができる。
ところで、上記の各例においては、LED110R,110G,110B並びに蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bは、それぞれ、その上に光シャッター3を介して画像を形成するべく個別に領域を指定できるように、全体的に行および列状に配列されたアレイ状に配置されることが好ましい。また、フルカラー画像を形成するために、画像の各画素はそれぞれ三原色の1つ(即ち、赤、緑および青)に対応する3つのLED領域を含むようにすることが好ましい。色に多少の変更を加えたり、用途によっては2色のみを用いても、実質的に全色が得られることは、勿論理解されよう。
また、上記の図7や図8を用いて示した例においては、光源4であるLED110Bが青色光を発し、LED110Bが発する光を青色の画素の光として用いる例を示したが、光源4としては紫外線〜近紫外線などの可視光以外の光を発するものも利用可能である。この場合、図7の領域201B,202Bや、図8のLED110B上に、上記の可視光以外の光を吸収して青色光を発する青色蛍光体を含む蛍光体部を設けるようにすれば、青色光を発する光源4を用いた場合と同様に、赤色、緑色及び青色の画素を有するフルカラーの表示装置を得ることができる。
本実施形態においては、図1に示すように、赤色の画素に対応して赤色蛍光体をバインダーに分散させた蛍光体部2R、緑色の画素に対応して緑色蛍光体をバインダーに分散させた蛍光体部2G、及び、青色の画素に対応して拡散剤をバインダーに分散させた光透過部2Bを、それぞれ光源4に対応してアレイ状に透明基板21上に設けてあるものとする。なお、バインダーとしては赤色光、緑色光及び青色光が透過しうるものを用い、これにより、蛍光体部2Rは光源4からの光を受けて光シャッター3へ赤色光を発し、蛍光体部2Gは光源4からの光を受けて光シャッター3へ緑色光を発するようになっている。さらに、光透過部2Bに対応した光源4が発した青色光は、光透過部2Bを透過する際に拡散剤によって拡散され、光シャッター3へ発せられるようになっている。また、各蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bの間は、それぞれブラックマトリックス22により仕切られているものとする。
[4.レンズアレイ]
蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bの前方(即ち、光シャッター3側)には、蛍光体部2R,2Gが発した赤色光や緑色光、並びに、光源4が発した青色光を有効利用するために、配光素子を設けることが好ましい。具体例を挙げると、光学レンズなどを設置することが好ましい。本実施形態においては、基板に光学レンズをアレイ状に配置したマイクロレンズアレイ6を設け、赤色光、緑色光及び青色光を、それぞれ光シャッター3の各画素部位に集光するようになっているものとする。
[5.偏光子]
光シャッター3の背面側(図1中下側)には、適宜、偏光子を設ける。偏光子は、偏光面をそろえるために設けられるものである。本実施形態においては、光シャッター3の照射される光のうち、任意の直線偏光成分のみを透過させる偏光子7をマイクロレンズアレイ6と光シャッター3との間に設置しているものとする。なお、光シャッターとしてTFT(Thin Film Transistor)、STN(Super Twisted Nematic liquid crystal)などを用いた場合には、TFTやSTNが光の偏光面を変化させる素子であるため、この偏光子7は必須となる。しかし、光シャッターとしてPDN(Polymer Dispersed Network)方式のもの等を用いる場合には不要である。
[6.光シャッター]
本実施形態の表示装置1は、蛍光体部2R,2Gや光透過部2Bよりも前方に、光シャッター3を備える。この光シャッター3は、蛍光体部2R,2Gに含有された蛍光体から発せられた上記可視光を、光量を調節して前方に透過させる部材である。また、本実施形態のように、光源4が発した光(青色光など)をそのまま画素の光として用いる場合には、蛍光体が発した可視光のみでなく、光源4が発した光についても、光量を調節して前方に透過させるように構成する。
光シャッター3の機構は、通常、複数の画素(ピクセル)の集合体からなる。なお、この表示装置1では、光透過部2Bを透過した光源4からの光や蛍光体部2R,2Gから発せられた光を透過させる光シャッター3の各部位が、表示装置1の各画素を形成することになり、この画素毎に輝度の調節が行なわれる。ただし、画面サイズや表示方式、用途により、画素の数量とサイズおよび配列方式は変化し、特に一定の値に制限されるものではない。
表示装置1をマルチカラーもしくはフルカラーディスプレイとして構成する場合は、上記の蛍光体を、2種類以上、独立に光波長変換機構として定められた領域(即ち、蛍光体部2R,2G)に配置し、その領域から発せられる光の光量をそれぞれ光シャッター3により調節して、表示装置1に所望の画像を多色発光にて表示させることができるようになっている。例えば、ノートパソコンのグラフィック表示やテレビの様な画像表示を行なうマトリックス駆動表示カラーディスプレイでは、高純度の赤、青、緑の3原色発光を光シャッター3により調節させて、画像表示に必要な表示色で画像を形成させることになる。
さらに、本実施形態において、光シャッター3は、表示装置1が使用する発光中心波長の光、具体的には、通常380nm以上、また、通常780nm以下、好ましくは420nm以下の波長域の光の光量を調節できるものが望ましい。
また、光シャッター3の画素の寸法に制限は無く、本発明の効果を著しく損なわない限り任意である。例えば、通常のディスプレイ用途では、一画素のサイズは500μm角以下が好ましい。さらに、好適な画素サイズとして、現在実用化されている液晶ディスプレイの値として、画素数が640×3×480、単色一画素サイズが100×300μm程度とすることがより好ましい。
さらに、これら画素の間には、コントラストを高めるためにブラックマトリックスという黒色領域が存在することが好ましい。ブラックマトリックスは蛍光体部2R,2Gや光透過部2Bの間のすきま、即ち、画素間のすきまを黒くし、画像を見やすくする作用をゆうする。ブラックマトリックスの材質としては、例えば、クロム、炭素、または炭素またはその他黒色物質を分散した樹脂が用いられるが、これに限定されるものではない。
さらに、光シャッター3自体の数量や寸法にも制限は無く、本発明の効果を著しく損なわない限り任意である。例えば、光シャッター3の厚さは、通常5cm以下のものが有用であり、薄型化及び軽量化を考慮すれば1cm以下であることが好ましい。
また、表示装置1を平面型表示装置とする場合においては、階調表示を可能とするために、電気的制御により画素の光透過率を任意の値に変化せしめるものを好適に用いることができる。光透過率の絶対値や、その変化のコントラスト及び速度応答性は、高いほど好ましい。
これらの要件を満たす光シャッター3の例としては、TFT、STN、強誘電、反強誘電、2色性色素を用いたゲストホスト、ポリマー分散型であるPDN方式などの透過型液晶光シャッター;酸化タングステン、酸化イリジウム、プルシアンブルー、ビオローゲン誘導体、TTF−ポリスチレン、希土類金属−ジフタロシアニン錯体、ポリチオフェン、ポリアニリンなどに代表されるエレクトクロミック、ケミカルクロミックなどが挙げられる。中でも液晶光シャッターは、薄型、軽量、低消費電力を特徴とし、実用的な耐久性があってセグメントの高密度化も可能であることから好適に用いられる。この中で特に望ましいものは、TFTアクティブマトリックス駆動やPDN方式を用いた液晶光シャッターであり、特にTFTアクティブマトリックス駆動の液晶光シャッターが望ましい。その理由は、ねじれネマチック液晶を使用したアクティブマトリックスでは、動画に対応した高速応答性やクロストークが起きないこと、PDN方式では偏光子7や検光子8が必要ないので、光源4や蛍光体部2R,2Gからの光の減衰が少なく高輝度な発光が可能になるからである。
また、表示装置1には、通常、表示装置1に表示させる画像に応じて光量の調節を行なうように光シャッター3を制御する制御部(図示省略)を設ける。光シャッター3は、この制御部の制御に応じて各画素から発せられる可視光の光量を調節し、これにより、所望の画像が表示装置1によって表示されるようになっている。
光シャッター3によって画素の輝度を調節するようにすることで、表示装置1は、蛍光体の残光特性の影響を排除することができるようになる他、制御部の制御回路をより簡単にすることができる。従来の蛍光体を用いた表示装置においては、画素の輝度調節は光源4の発光強度等を制御することに行なっていたが、この場合、蛍光体の残光特性の影響により、表示される画像では特定の色が強調されることがあった。また、光源4としてLED等を用いた場合、光源の発光強度は、光源に流す電流を調整することによって行なっていたが、LEDの電流−輝度特性は経時変化するため、表示する像を制御する制御回路が複雑になっていた。
これに対し、本実施形態のように蛍光体部2R,2Gや光源4から発せられた光の光量を調節する光シャッター3部分を設け、光シャッター3の開閉によって画素間の残光特性を強制的に揃えることにより、画像の特定の色だけが強調されることを防止することができる。したがって、光シャッター3を用いたことで、残光特性の異なる蛍光体を表示装置1に用いることができるようになるのである。
また、液晶光シャッター等の光シャッター3の多くは電圧制御であるため、光量や輝度の調節を光シャッター3によって行なうようにしたことにより、簡単な制御回路で輝度を調整することができる。
本実施形態においては、透明電極31、配向膜32、液晶33、配向膜34及び透明電極35が上記の順に重ねられ、各画素間をブラックマトリックス36で区切った液晶光シャッターを光シャッター3として用いているものとする。この液晶光シャッターでは、透明電極31,35に印加する電圧によって液晶33の分子配列を制御し、この分子配列によって背面側に照射される赤色光、緑色光及び青色光それぞれの光量が調節されるようになっている。
[7.検光子]
光シャッター3の前方には、通常、光シャッター3を透過して光量を調節された可視光を受ける検光子8が設けられる。検光子8は、光シャッター3を通過した特定の偏光面を有する光のみを透過させるためのものである。なお、偏光子7と同様、光シャッター3としてTFT、STNなどを用いた場合には必須となるが、PDN方式の光シャッター等を用いる場合には不要である。
本実施形態においても、光シャッター3の前方には検光子8が設けられているものとする。
[8.作用]
本実施形態の表示装置1は上記のように構成されているので、使用時には、光源4である青色発光LEDを全て所定の強度で発光させる。光源4から発せられた青色光は、それぞれ、対応する蛍光体部2R,2G及び光透過部2Bに入射する。
蛍光体部2Rでは、蛍光体部2R内に分散した赤色蛍光体が青色光を吸収し、赤色の画素に対応して赤色の蛍光を発する。また、蛍光体部2Gでは、蛍光体部2G内に分散した緑色蛍光体が青色光を吸収し、緑色の画素に対応して緑色の蛍光を発する。さらに、光透過部2Bでは、光透過部2B内に分散した拡散剤が青色光を分散させ、青色の画素に対応して分散させた青色光を透過させる。
こうして生じた赤色及び緑色の蛍光、並びに、光透過部2Bで分散された青色光は、マイクロレンズアレイ6に設けられたレンズでそれぞれ集光され、偏光子7で偏光面を揃えられた後、光シャッター3に入射する。
光シャッター3は、制御部の制御にしたがって、表示しようとする画像に応じて背面側から入射した赤色光、緑色光及び青色光の光量を調節し、前方に透過させる。具体的には、透明電極31,35に印加する電圧を制御することにより、各画素に対応する部位の液晶の配向性を調整し、これにより、画素毎にどれだけの強さの光を透過させるか調節しながら、背面に受光した光を前方に透過させる。
光シャッター3を通った光は、検光子8に照射される。観察者は、この検光子8の表面から発せられる光を見て、画像を認識する。
表示装置1を上記のように構成することによって、残光による画像劣化を防止できるとともに、発光効率を改善することが可能となる。
また、特に光シャッター3として液晶光シャッターを用いたことにより、画像の表示に用いる画素の輝度を調節する制御として複雑なものを用いる必要がなくなり、制御の簡素化を図ることができる。
[9.その他]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、任意に変形して実施することができる。
例えば、上記の実施形態では赤色、緑色及び青色の3種の光を用いて画像を表示する場合を説明したが、上記の赤色、緑色及び青色以外の光を用いて画像表示を行なうようにしても良く、さらに、2種、又は、4種以上の光を用いて画像表示を行なうようにしても良い。
また、例えば、蛍光体部2R,2Gと同様、光透過部2Bに代えて、青色の蛍光を発する蛍光体を含有する蛍光体部2B′を設けてもよい(図9)。ただし、この場合、光源4には、蛍光体部2B′中の蛍光体をも励起しうる波長の光を発するものを用いるようにする。これにより、光源4が発する光を青色の画素の光として用いるのではなく、蛍光体部2B′中の蛍光体が発する蛍光を青色の画素の光として用いることができるようになる。なお、この場合の青色蛍光体を含む蛍光体部2B′の構成は、通常は、上記の蛍光体部2R,2Gと同様である。また、図9において、図1〜図8と同様の符号で示す部位は、図1〜図8と同様のものを表わす。
さらに、蛍光体部2R,2Gを透過する以外にも、光源4から発せられた光が蛍光体部2R,2Gで反射するような反射型の構成を適用しても良い。具体的には、光源4を蛍光体部2R,2Gよりも前方に設置して表示装置1を構成することも可能である。
また、上述した蛍光体部2R,2G、光透過部2B、光シャッター3、光源4、基板5、マイクロレンズアレイ6、偏光子7、検光子8などの部材は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に組み合わせて用いることができる。
さらに、表示装置1,1′には更に別の構成部材を組み合わせて用いても良い。例えば、特開2005−884506号公報の第0039段落以下に記載があるように、保護フィルムを採用するようにしても良い。
また、上記の部材に加えて、反射防止層、配向フィルム、位相差フィルム、輝度向上フィルム、反射フィルム、半透過反射フィルム、光拡散フィルムなど、様々な機能を有するフィルムを追加したり、積層形成したりしてもよい。
これらの光学機能を有するフィルムは、例えば、以下のような方法により形成することができる。
位相差フィルムとしての機能を有する層は、例えば、特許第2841377号公報、特許第3094113号公報などに記載の延伸処理を施したり、特許第3168850号公報などに記載された処理を施したりすることにより形成することができる。
また、輝度向上フィルムとしての機能を有する層は、例えば、特開2002−169025号公報や特開2003−29030号公報に記載されたような方法で微細孔を形成すること、或いは、選択反射の中心波長が異なる2層以上のコレステリック液晶層を重畳することにより形成することができる。
さらに、反射フィルム又は半透過反射フィルムとしての機能を有する層は、例えば、蒸着やスパッタリングなどで得られた金属薄膜を用いて形成することができる。
また、拡散フィルムとしての機能を有する層は、上記の保護フィルムに微粒子を含む樹脂溶液をコーティングすることにより、形成することができる。
さらに、位相差フィルムや光学補償フィルムとしての機能を有する層は、ディスコティック液晶性化合物、ネマティック液晶性化合物などの液晶性化合物を塗布して配向させることにより形成することができる。
本発明は、蛍光体を用いた表示装置として任意に用いることができ、特に、カラー表示ができる表示装置に用いて好適である。
本発明の一実施形態としてのカラーディスプレイの要部の構造を示す模式的な図である。 本発明の一実施形態としての表示装置に用いることができるLEDの一例の要部構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態としての表示装置に用いることができるLEDの一例の要部構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態としての表示装置に用いることができるLEDの変形例の要部構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態について説明するもので、光源が基板に設置されている部分の要部を拡大して模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態について説明するもので、典型的な蛍光体の吸収波長及び発光波長とその強度とを示すグラフである。 本発明の一実施形態について説明するもので、蛍光体部及び光透過部がとりうる構成の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態について説明するもので、蛍光体部がとりうる構成の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態としてのカラーディスプレイの要部の構造を示す模式的な図である。
符号の説明
1 表示装置
2R,2G,2B′ 蛍光体部
2B 光透過部
3 光シャッター
4 光源
5 基板
6 マイクロレンズアレイ
7 偏光子
8 検光子
21 透明基板
22,36 ブラックマトリックス
31,35 透明電極
32,34 配向膜
33 液晶
100,110 LED
101 基板
102 バッファ層
103 第1オーミック層
104 第1クラッディング層
105 活性層
106 第2クラッディング層
107 第2オーミック層
108 第1電極
109 第2電極
111 高抵抗領域
112 ***部
113 実装用基板
114 バンプ
201 板
202 多孔質板

Claims (3)

  1. 励起光を吸収して可視光を発する蛍光体を含有する蛍光体部と、
    該蛍光体部よりも前方に設けられ、該蛍光体部に含有された蛍光体から発せられた上記可視光を、光量を調節して前方に透過させる光シャッターと、
    該蛍光体部に対応して設けられ、該蛍光体部に向けて該蛍光体の励起光を発する光源とを備える
    ことを特徴とする、表示装置。
  2. 該光源が、アレイ状に配置されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の表示装置。
  3. 該光シャッターが、液晶光シャッターである
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
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