JP2006301979A - ペン型入力装置、およびこれに用いられるセンサ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型でかつ高感度な感圧センサを用いて、筆圧を良好に検出できるペン型入力装置を提供する。
【解決手段】 ペン型入力装置にて、ペン本体10と、このペン本体10に取り付けられるペン芯12と、基板上に電極パターンが形成されペン芯12から得られるユーザの筆圧を検出する筆圧センサ部100とを備え、筆圧センサ部100のセンサ素子は、電極パターンに対向して感圧導電性エラストマーを設け、ペン芯12から得られる圧力によって感圧導電性エラストマーを変形させて電極パターンの抵抗値を変化させることで、筆圧を検出している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばコンピュータ装置との通信を行うペン型入力装置、およびこれに用いられる高感度なセンサ素子等に関する。
近年、例えばコンピュータ装置に対する情報入力装置として、ペン型入力装置が注目されている。このペン型入力装置では、本来のペンが有する印字機能に加え、ペンで印字された内容をデジタル式に記録する電子デバイスを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。従来のペン型入力装置では、紙面に設けられている位置情報を光センサによって読み出すとともに、使用された時間、ペンの傾き、ペンのシリアル情報などの各種情報が取得される。更に、この特許文献1には、ユーザによる紙面への記入動作によりペン先が紙面に押し付けられている状態を検出する筆圧センサが設けられたペン型入力装置が開示されている。
このようなペン型入力装置に用いられる筆圧センサでは、従来、例えば、導電性カーボンインクで印刷された領域を有する第1の部分と、櫛歯状の電極を左右から互い違いに配置した第2の部分とがパターン印刷されたフィルム基板が用いられていた。そして、このフィルム基板を折り畳んで、この第1の部分と第2の部分とを重ね合わせる。ペン芯で外側からこのフィルム基板を押すことにより、導電性カーボンインクが櫛歯状の電極に接触する接触状態の変化によって筆圧を測定していた。
特開2003−308163号公報
このような従来のペン型入力装置に用いられる小型感圧センサでは、その構造上、繰り返し荷重を加え続けると材料破壊を起こし、耐久性が非常に低かった。例えば200gfの繰り返し荷重が1000万回以上でも性能が維持できる、といった高い耐久性が要求される場合があり、従来の小型感圧センサの構造では、その要求を満たすことが困難であった。
また、従来のペン型入力装置に用いられる小型感圧センサは、その構造上、オンかオフかの2値に近い感度しか得られなかった。そのために、例えば0から500gfのダイナミックレンジをカバーするといったような仕様に対しては充分に機能させることができなかった。更には、ユーザの筆圧の情報は個人差があることから、それを使って例えば人の識別や認証などに利用したいとする新たな要望も生じている。中間値が取得しにくく、感度の低い従来の小型感圧センサでは、かかる要望に対して答えることも困難である。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、小型でかつ高感度な感圧センサを用いて、筆圧を良好に検出できるペン型入力装置を提供することにある。
また他の目的は、繰り返し使用に際しても耐久性の強いペン型入力装置、およびセンサ素子を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用されるペン型入力装置は、本体と、この本体に取り付けられるペン芯と、基板上に電極パターンが形成され、このペン芯から得られるユーザの筆圧を検出するセンサ素子とを備え、センサ素子は、電極パターンに対向して感圧導電性エラストマーを設け、ペン芯から得られる圧力によって感圧導電性エラストマーを変形させて電極パターンの間の抵抗値を変化させることによりユーザの筆圧を検出することを特徴としている。
ここで、このセンサ素子は、ユーザの筆圧がかかっていない状態にて、電極パターンと感圧導電性エラストマーとの間隙を確保するカバーレイを設けたことを特徴とすることができる。そして、このセンサ素子のカバーレイは、電極パターンの外周部に、硬質な絶縁材料によって形成されることを特徴とすることができる。
また、このセンサ素子は、ペン芯の加圧側に感圧導電性エラストマーを保護するための保護部材を感圧導電性エラストマーに積層させることを特徴とすれば、一般的に繰り返し荷重に弱い感圧導電性エラストマーを用いた場合であっても、高い耐久性を維持するセンサ構造を提供できる点で好ましい。
更に、このペン芯を保持すると共に、ペン芯から得られるユーザの筆圧を感圧導電性エラストマーに伝達する加圧素子を備えたことを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用されるペン型入力装置は、本体と、この本体に取り付けられるペン芯と、基板上に電極パターンが形成されこのペン芯から得られるユーザの筆圧を検出するセンサ素子とを備え、このセンサ素子は、電極パターンに対向する側に感圧導電性エラストマーからなる第1の層とペン芯による加圧側に感圧導電性エラストマーを保護する保護部材からなる第2の層とが積層して設けられることを特徴としている。
ここで、このセンサ素子は、電極パターンによる検知箇所の周囲に、無圧力時に電極パターンと第1の層との間隙を確保するカバーレイを設けたことを特徴とすることができる。
また、ペン芯を保持すると共に、第2の層に当接してペン芯から得られるユーザの筆圧を伝達する加圧素子を更に備えたことを特徴とすることができる。
更に、この加圧素子は、ペン芯の先端側に向けて設けられる開口部と、第2の層側に向けて設けられる加圧面と、この開口部と加圧面との間にペン芯を保持するペン芯保持部を備えたことを特徴とすることができる。
また更に、この加圧素子は硬質材料からなり、センサ素子における第2の層は、弾性を有するとともに、この加圧素子の当接による繰り返し荷重への耐久性が第1の層よりも高い材質からなる保護部材であることを特徴とすることができる。
また、このセンサ素子における第1の層および第2の層は、加圧素子が第2の層に当接する部分については接着されず、この当接する部分から離れた周囲部分が接着されてなることを特徴とすれば、斜め方向からの筆圧が生じた場合であっても良好な筆圧を検知できる点で好ましい。
一方、本発明をセンサ素子から捉えると、本発明は、ペン型入力装置に設けられ、ユーザによる筆圧を測定するためのセンサ素子であって、基板と、この基板上に形成される電極パターンと、この電極パターンに対向して設けられ、加圧されることにより変形する感圧導電性エラストマーと、この感圧導電性エラストマーの加圧される側に積層される保護部材と、この感圧導電性エラストマーが加圧されないときに電極パターンと導電性パターンとの間に所定の間隙を確保し、加圧されることによって感圧導電性エラストマーを電極パターンに当接させるカバーレイとを含み、感圧導電性エラストマーの圧力変形による電極パターンの間の抵抗値の変化を検出することを特徴としている。
ここで、このカバーレイは電極パターンの外周部に設けられ、一面を基板に接着され、他面を感圧導電性エラストマーに接着されることを特徴とすることができる。
また、この感圧導電性エラストマーと保護部材とは、電極パターンが形成される領域の周囲部分が接着されることを特徴とすることができる。
本発明によれば、小型、かつ高感度な感圧センサを用いて、ユーザの筆圧を良好に検出できるペン型入力装置を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用されるペン型入力装置の全体構成を示した斜視図である。図1に示すペン型入力装置は、可搬性電子機器の一つであるペン本体10と、ペン本体10のペン先保護やスイッチとして機能するキャップ30とを備えている。
ペン本体10は、外装ケース11により全体が覆われている。また、ペン本体10の後端部には、ストラップ40を取り付けるためのストラップ用穴19が設けられている。ペン本体10は、中間部から両端部に行くに従ってゆるやかに縮径していく外形形状であり、ユーザが握ったときに手になじむように形成されている。そして、ペン本体10には、インジケータ部24が設けられている。このインジケータ部24は、LED(Light Emitting Diode)や液晶パネル等を有し、例えばバッテリ残量などを表示する。
このように構成されたペン本体10は、通常のボールペンと同様な筆記機能に加え、後述するように、筆記された内容を例えば光学的に読み取って記憶し、必要に応じて外部のコンピュータ装置と通信する電子機能を備えている。
キャップ30は、ペン本体10のペン先を覆うためのキャップ本体31と、キャップ本体31の縁部31aの一部を切り欠いて形成された切欠き部32と、キャップ本体31の外面31cに取り付けられ、紙等を挟持するためのクリップ34とを有する。
ペン本体10を使用しないときには、図1に示すように、キャップ30で先端部を覆うことによりペン先を保護し、ペンのインクが乾かないようにしている。そして、ペン本体10を使用するときには、キャップ30を外してペン本体10の後端部に十分挿入して係合させることにより、キャップ30をペン本体10で保持して、キャップ30の喪失を防ぐことができる。
ここで、キャップ30とペン本体10との取り付けについては、方向性を持たせている。すなわち、キャップ30とペン本体10とがある特定の位置関係でないと、キャップ30をペン本体10に係合させることができないように、キャップ30の内面形状とペン本体10の先端部および後端部の外面形状とが形成されている。具体的に説明するとキャップ30がペン本体10の先端部ないしは後端部に挿入される際には、切欠き部32がインジケータ部24側に位置するように構成される。また、キャップ30は、キャップ本体31の内面にマグネット(図示せず)を備えている。このマグネットは、ペン本体10に設けられたスイッチ機構(図示せず)に対応するための部品である。すなわち、キャップ30をペン本体10の先端側から外すとスイッチが入って電源が入り、ペン本体10の先端側をキャップ30に付けるとスイッチが切れる。このように、キャップ30の取り付けによってスイッチのオン/オフを可能にすることで、ユーザによる使用感を向上させることができると共に、スイッチの切り忘れによる不要な電力消費を抑えることができる。
図2は、屋内の机上等でペン本体10を使用する場合の例を示した図である。ここでは、ペン本体10を机などに載置し、また、充電や通信を可能にするためのクレードル50が示されている。クレードル50は、挿入されたペン本体10を把持する分離部51と、分離部51を取り付け可能に構成されるベース52とを備え、これらにより分離型クレードルを構成している。また、ここでは、この分離部51のUSBコネクタに接続されるインタフェースとしてのUSBケーブル53が示されている。この分離部51やベース52などで構成されるクレードル50は、ペン本体10を載置するための機能と、ペン本体10への充電や外部端末との通信のための機能とを兼ね備えている。ベース52は、載置された際に安定性を増大させるために、内部におもり(図示せず)が設けられている。また、充電機能や通信機能は分離部51に持たせている。ユーザがペン本体10を外部に持ち出して使用する際、クレードル50から分離部51だけを取り外して持ち出すことで、外部で充電や通信等を実現することが可能となる。この分離部51にはおもり等の載置のための機能は備えておらず、軽量であり、これを分離して持ち歩くことで、可搬性を高めることが可能となる。
図3は、ペン本体10の構造を説明するための部分断面図である。ペン本体10は、図1にて説明したように外装ケース11により全体が覆われている。そして、ペン本体10の外装ケース11は、外装ケース11の先端に突出するペン先12aを有するペン芯12を取り付け可能に構成されている。このペン芯12は、ペン先12aから吐出するインクを蓄えると共に、外装ケース11の先端から挿入されることによりペン本体10に装着される。また、ペン先12aを掴んで引き抜くことで、ペン本体10から取り外すことができる。また、外装ケース11の内部には、ペン芯12を介して伝達されたユーザの筆圧を検出する筆圧センサ部100を備えている。
また、ペン本体10は、例えばアノト社が提供しているドットパターンを読み込む光学モジュール15を備えている。更に、ペン本体10を充電するための電力の供給や、外部のコンピュータとの通信を行うための端子16を備えている。この端子16は、図2に示した分離部51にペン本体10が挿入された際に分離部51の端子(図示せず)と接続され通電可能に構成されている。また更に、ペン本体10には、充電した後に放電することで、ペン本体10の電力源となる例えばリチウムイオン電池からなる電池17と、例えば電源をオンしたときに震えるバイブレータ18とを備えている。また、ペン本体10の内部には、各種集積回路や電子部品を搭載した基板20が設けられている。この基板20上には、光学モジュール15が取り付けられるとともに、ペン本体10の全体を制御するプロセッサ21と、光学モジュール15により読み取られた情報(筆記された内容、位置情報等)を格納するメモリ22と、例えばBluetooth(商標)などにより無線通信を行うための無線通信モジュール23などが備えられている。
図4は、本実施の形態が適用される筆圧センサ部100の構成を示した図である。筆圧センサ部100は、センサ素子110と加圧素子(保持部材)130とを備えている。センサ素子110は、FPC(Flexible Printed Circuit)電極111と、このFPC電極111と基板20上の端子とを連結するFPCリード112を備えている。また、FPC電極111の電極パターン(後述)と対峙する位置に設けられる感圧導電性エラストマー120と、この感圧導電性エラストマー120を保護する保護カバー121とを備えている。加圧素子130は、センサ素子110の保護カバー121に対して十分硬い硬質絶縁材料が用いられ、その接触面はなめらかな球面となっている(後述)。この加圧素子130にてセンサ素子110を加圧することにより、抵抗値を変化させて高感度に圧力(荷重)が検出されるときの繰返し荷重に対して、耐久性の高い筆圧センサ部100を実現している。
図5は、筆圧センサ部100のセンサ素子110を構成するFPC電極111の形状を説明するための図である。FPC電極111は、例えば直径(φ)4mmの電極中心に渦巻き形状の電極パターン113を有し、加圧素子130(図4参照)による加圧時に、電極パターン113の中心から均等に感圧導電性エラストマー120に電極が接触できる形状とされている。このFPC電極111の電極パターン113の電極厚さは、銅電極12μmにニッケル・金メッキ3.5μmを加えたものであり、φ4mmの電極面外周部に25μmの厚さを有するFPCカバーレイ114が形成されている。このFPCカバーレイ114をφ4mmの電極面外周部に配置することで、FPC電極111と感圧導電性エラストマー120との間に一定の間隙を確保することが可能となる。
図6は、筆圧センサ部100におけるセンサ素子110の断面を示した図である。図6に示すように、筆圧センサ部100のセンサ素子110は、FPC電極111上に、電極パターン113と、電極パターン113を囲むFPCカバーレイ114とが形成されている。このFPCカバーレイ114は、第1の接着部122にて感圧導電性エラストマー120と接着される。このFPCカバーレイ114としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)や、耐熱性や耐寒性に優れたポリイミドフィルムであるカプトン(商標)などが用いられ、硬度が高く圧縮がされ難いものが望ましい。感圧導電性エラストマー120としては、例えば厚さ0.5mmのイナバゴム(株)製イナストマー#86を用いた。第1の接着部122の接着領域は、FPC電極111のφ4mmの電極パターン形成領域の外側にあるFPCカバーレイ114上である。
また、感圧導電性エラストマー120は、第2の接着部123にて保護カバー121と接着される。保護カバー121としては、例えば厚さ0.5mmのウレタンゴム(硬度70Hs)が用いられている。また、この第2の接着部123による接着領域は、第1の接着部122の接着領域と同様にφ4mmの電極パターン形成領域の外側だけである。その結果、感圧導電性エラストマー120と保護カバー121とは、φ4mmの電極パターン形成領域に対応する領域については接着剤により接着されていない。この領域は加圧素子130(図4参照)からの圧力が重点的にかかる部分である。この領域を非接着領域とすることで、例えば斜め方向から加圧素子130により筆圧がかかった場合に、横ずれ力などの抵抗の加わる部分は自由となる。そして、この部分を自由にすることで、電極パターン113に均等に圧力をかけることが可能となる。
ここで、保護カバー121を設けずに加圧素子130をそのまま感圧導電性エラストマー120に当接させた場合には、上記のような繰り返し加重には耐えられず、早い時点で感圧導電性エラストマー120に穴があいてしまった。また、保護カバー121として硬い材質を選択すると、感圧導電性エラストマー120に対する面圧が大きくなってしまい、好ましい感度を得ることが困難となる。そこで、本実施の形態では、厚さ0.5mmのウレタンゴム(硬度70Hs)を保護カバー121に採用することで、適度な圧力分散により高感度な特性が得られるセンサ素子110を実現している。以上のようにして形成されるセンサ素子110では、センサ感圧部の素子外形サイズは、厚さ1.5mm以下となる。そして、0から500gfのダイナミックレンジをカバーし、抵抗値が無荷重時40kΩ以上、荷重30gfで120kΩ以下に変化する抵抗値可変型の感圧センサで、200gfの繰返し荷重1000万回以上でも、これらの性能を維持することのできる高耐久センサを実現している。
次に、筆圧センサ部100の加圧素子130について、図7〜図9を用いて説明する。
図7は、加圧素子130の構成を示した斜視図である。また、図8は、図7に示す円筒状の加圧素子130を縦方向に切断した断面図である。更に図9は、図7に示す加圧素子130を横方向に切断した断面図である。加圧素子130としては、耐永久ひずみ特性の良い、ポリカーボネードグラスファイバー入りの樹脂などが材料として採用されている。
本実施の形態が適用される加圧素子130は、ペン芯12を保持する機能とともに、センサ素子110の弾性部材(保護カバー121および感圧導電性エラストマー120)を加圧する機能を有する。従って、加圧素子130は保持部材と呼ぶこともできる。加圧素子(保持部材)130は、ペン芯12を受け入れる開口部131aを有する開口部側(一端)131と、弾性部材側に向けて設けられる加圧部132aを有する加圧部側(他端)132と、この開口部側131と加圧部側132との間に設けられペン芯12を保持するペン芯保持部133a(図8、図9参照)を内壁に備えた弾性機構部133とを備えている。この弾性機構部133は、複数(本実施の形態では2つ)のスリット136と、開口部側131および加圧部側132とによって、両端保持のバネ機構を形成している。ペン芯保持部133aの両サイドにスリット136が設けられることで、ペン芯12が圧入保持された状態で、加圧素子130の弾性機構部133に適正な弾性変形を生じさせることが可能である。また、加圧部側132の端面である加圧部132aは、前述のような半径(R)10mmの滑らかな球面を形成していることで、ペン芯12の衝撃を吸収し、保護カバー121へ加圧素子130を柔らかく当接させることができる。また、斜め方向からの筆圧が生じた場合であっても、適度な荷重分散によって良好な筆圧の検知が可能となる。
開口部側131の内面である開口部131aは、ペン芯12の径よりも大きくなっており、ペン芯12の圧入応力が直接加わらない構造としている。内面中間部である弾性機構部133のペン芯保持部133aが、他の内径よりも小さく絞られた形状となっており、この部分でペン芯12を圧入保持する。このペン芯保持部133aの断面形状は、ペン芯12の外径に沿った形状とされており、ペン芯12との接触面積が大きくなるように構成されている。これによって、ペン芯保持部133aについて、その弾性力に加えて摩擦力も向上させ、ペン芯12の保持力をより高めることが可能となる。また、加圧素子130の内面には、挿入されたペン芯12の後端部(ペン先12aと反対側)が当たる位置に最奥部134(図8参照)が設けられている。更に、加圧素子130の加圧部側132には、通気孔138が設けられ、挿入されたペン芯12の後端部に対して、インクを出すため通気を確保している。また、内面の最奥部134には、内径絞りを開放するためと、インクの通気孔138を確保するための横穴137が設けられており、この部分についてもペン芯12からの直接の応力が加わらない構造となっている。
ここで、ペン本体10を分解することなくペン芯12を交換可能とするためには、ペン芯12の先端であるペン先12aから容易に抜き挿しできるものとすることが必要となる。そのためには、ペン芯12のペン先12aとは反対側の端部(奥側の端部)が保持機構に圧入された際、常時、一定荷重をペン芯12に加える必要がある。このとき、従来の保持機構では、時間の経過、または温度環境の変化により永久ひずみが発生し、時間の経過、およびペン芯外径の変化により、保持力が落ち、ペン芯12が抜けやすくなるという問題が発生していた。
一方、本実施の形態が適用される加圧素子130は、上記のような形状を備えることで、ペン芯12の圧入時のたわみ変形について、そのたわみ変形部の両端を保持している。これによって、永久ひずみを起こしにくい構造を得ることが可能となる。
このような構成によって、ユーザがペン本体10を手に持って専用用紙に文字等を書くと、その筆圧がペン芯12から加圧素子130に伝達される。すなわち、ユーザによりペン芯12に印加された圧力が加圧素子130に伝わると、加圧素子130がセンサ素子110を押圧する。センサ素子110では、感圧導電性エラストマー120が押圧され電極パターン113に接触する状態に応じて変化する抵抗に応じた値(電圧値や電流値)を、FPCリード112を介してプロセッサ21(図3参照)に出力している。プロセッサ21では、センサ素子110から得られた値に基づいて筆圧に換算し、筆圧状態に応じた所定の処理(軌跡の算出等)が実行される。
以上、詳述したように、本実施の形態では、ペン型入力装置にて、感圧導電性エラストマーを利用した感圧センサであるセンサ素子を採用した。そして、このセンサ素子は、電極パターンの高さとFPCカバーレイの高さとで特定の間隙を確保し、表面保護用のウレタンゴムである保護カバーを感圧導電性エラストマーに対して積層状に配置した。このような構造にて、例えば30gfからの荷重に反応する高感度かつ繰返し荷重に対して高い耐久性をもつ小型のセンサ構造を実現している。更に、このような構造からなるセンサ素子を使用することで、スイッチオンストロークを低減することが可能となる。また更には、ペン先端の衝撃が吸収されるため、ユーザの書き味を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態では、ペン型入力装置に用いられる筆圧センサ部の加圧素子、即ち、ユーザが文字を記すペンにおけるペン芯の保持部材として、取り替え可能なボールペン等のペン芯を保持する機構(ペン芯保持機構)を備えた。そして、このペン芯保持機構が、前述のように両端保持のバネ機構を構成し、かつボールペンインクのための通気孔を有している。これによって、ペン芯の保持力低下を発生しにくくし、即ち、永久ひずみによるペン芯保持力低下を低減させたペン芯の保持機構を提供することが可能となる。
本実施の形態が適用されるペン型入力装置の全体構成を示した斜視図である。 屋内の机上等でペン本体を使用する場合の例を示した図である。 ペン本体の構造を説明するための部分断面図である。 本実施の形態が適用される筆圧センサ部の構成を示した図である。 筆圧センサ部のセンサ素子を構成するFPC電極の形状を説明するための図である。 筆圧センサ部のセンサ素子の断面を示した図である。 加圧素子の構成を示した斜視図である。 図7に示す加圧素子を縦方向に切断した断面図である。 図7に示す加圧素子を横方向に切断した断面図である。
符号の説明
10…ペン本体、11…外装ケース、12…ペン芯、12a…ペン先、100…筆圧センサ部、110…センサ素子、111…FPC電極、113…電極パターン、114…FPCカバーレイ、120…感圧導電性エラストマー、121…保護カバー、122…第1の接着部、123…第2の接着部、130…加圧素子(保持部材)

Claims (15)

  1. 本体と、
    前記本体に取り付けられるペン芯と、
    基板上に電極パターンが形成され、前記ペン芯から得られるユーザの筆圧を検出するセンサ素子とを備え、
    前記センサ素子は、前記電極パターンに対向して感圧導電性エラストマーを設け、前記ペン芯から得られる圧力によって当該感圧導電性エラストマーを変形させて当該電極パターンの間の抵抗値を変化させることによりユーザの筆圧を検出することを特徴とするペン型入力装置。
  2. 前記センサ素子は、ユーザの筆圧がかかっていない状態にて、前記電極パターンと前記感圧導電性エラストマーとの間隙を確保するカバーレイを設けたことを特徴とする請求項1記載のペン型入力装置。
  3. 前記センサ素子の前記カバーレイは、前記電極パターンの外周部に、硬質な絶縁材料によって形成されることを特徴とする請求項2記載のペン型入力装置。
  4. 前記センサ素子は、前記ペン芯の加圧側に前記感圧導電性エラストマーを保護するための保護部材を当該感圧導電性エラストマーに積層させることを特徴とする請求項1記載のペン型入力装置。
  5. 前記ペン芯を保持すると共に、当該ペン芯から得られるユーザの筆圧を前記感圧導電性エラストマーに伝達する加圧素子を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のペン型入力装置。
  6. 本体と、
    前記本体に取り付けられるペン芯と、
    基板上に電極パターンが形成され、前記ペン芯から得られるユーザの筆圧を検出するセンサ素子とを備え、
    前記センサ素子は、前記電極パターンに対向する側に感圧導電性エラストマーからなる第1の層と前記ペン芯による加圧側に当該感圧導電性エラストマーを保護する保護部材からなる第2の層とが積層して設けられるペン型入力装置。
  7. 前記センサ素子は、前記電極パターンによる検知箇所の周囲に、無圧力時に当該電極パターンと前記第1の層との間隙を確保するカバーレイを設けたことを特徴とする請求項6記載のペン型入力装置。
  8. 前記ペン芯を保持すると共に、前記第2の層に当接して当該ペン芯から得られるユーザの筆圧を伝達する加圧素子を更に備えたことを特徴とする請求項6記載のペン型入力装置。
  9. 前記加圧素子は、前記ペン芯の先端側に向けて設けられる開口部と、前記第2の層側に向けて設けられる加圧面と、当該開口部と当該加圧面との間に当該ペン芯を保持するペン芯保持部を備えたことを特徴とする請求項8記載のペン型入力装置。
  10. 前記加圧素子は硬質材料からなり、
    前記センサ素子における前記第2の層は、弾性を有するとともに、前記加圧素子の当接による繰り返し荷重への耐久性が前記第1の層よりも高い材質からなる保護部材であることを特徴とする請求項6記載のペン型入力装置。
  11. 前記センサ素子における前記第1の層および前記第2の層は、前記加圧素子が前記第2の層に当接する部分については接着されず、当該当接する部分から離れた周囲部分が接着されてなることを特徴とする請求項6記載のペン型入力装置。
  12. ペン型入力装置に設けられ、ユーザによる筆圧を測定するためのセンサ素子であって、
    基板と、
    前記基板上に形成される電極パターンと、
    前記電極パターンに対向して設けられ、加圧されることにより変形する感圧導電性エラストマーと、
    前記感圧導電性エラストマーの加圧される側に積層される保護部材とを含み、
    前記感圧導電性エラストマーの圧力変形による前記電極パターンの間の抵抗値の変化を検出することによりユーザの筆圧を測定可能なセンサ素子。
  13. 前記感圧導電性エラストマーが加圧されないときに前記電極パターンと前記導電性パターンとの間に所定の間隙を確保し、加圧されることによって当該感圧導電性エラストマーを当該電極パターンに当接させるカバーレイを更に備えたことを特徴とする請求項12記載のセンサ素子。
  14. 前記カバーレイは前記電極パターンの外周部に設けられ、一面を前記基板に接着され、他面を前記感圧導電性エラストマーに接着されることを特徴とする請求項13記載のセンサ素子。
  15. 前記感圧導電性エラストマーと前記保護部材とは、前記電極パターンが形成される領域の周囲部分が接着されることを特徴とする請求項12記載のセンサ素子。
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