JP2006295761A - 無線基地局 - Google Patents

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行紀 道本
Takashi Kashiwagi
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Abstract

【課題】 無線回路の部品コストを安価にし、回路設計および設計検証に掛かる時間を削減した無線基地局を得る。
【解決手段】 無線基地局は、送信信号をデジタルからアナログに変換するDA変換器と、送信信号を増幅する増幅回路と、所定の周波数で発振するPLL回路と、前記PLL回路を用いて送信信号を無線周波数にアップコンバージョンする周波数変換部とを備え、少なくとも前記増幅回路、PLL回路および周波数変換部を1つの集積回路に集積している。こうした構成により、部品コストを安価にでき、回路設計および設計検証に掛かる時間を削減できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、携帯電話などに代表される無線通信端末の対向装置となる無線基地局に関するものである。
従来の送受信装置に用いられる直交復調器の位相誤差および振幅誤差を補償する回路として、次のような技術がある。
この技術は、被変調信号を入力してベースバンド信号を出力する直交復調器と、ベースバンド信号を入力して被変調信号を出力する直交変調器と、を備えた送受信装置における直交復調誤差補償方法であって、前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差の検出時には、既知の信号を前記直交変調器に与えて前記直交変調器から得られる出力信号を前記直交復調器に入力し、前記直交復調器のベースバンド同相出力信号の平均値を第1DCオフセットとして求めると共に、ベースバンド直交出力信号の平均値を第2DCオフセットとして求めて、前記第1DCオフセットを前記ベースバンド同相出力信号から差し引くと共に、前記第2DCオフセットを前記ベースバンド直交出力信号から差し引き、前記第1DCオフセットが差し引かれたベースバンド同相出力信号および前記第2DCオフセットが差し引かれたベースバンド直交出力信号をそれぞれ2乗した上で平均して得たそれぞれの2乗平均値から前記直交復調器の位相誤差および振幅誤差を補償する係数を求め、通常信号受信時には、前記直交復調器のベースバンド同相出力信号から前記第1DCオフセットを差し引くと共に、ベースバンド直交出力信号から前記第2DCオフセットを差し引き、前記第1DCオフセットが差し引かれたベースバンド同相出力信号または前記第2DCオフセットが差し引かれたベースバンド直交出力信号に対して、前記係数により前記位相誤差および前記振幅誤差の補償処理を行うものである。(例えば、特許文献1参照)
特開2004−112384号公報
従来の無線基地局の無線回路は、ディスクリート部品の組み合わせで構成されているので、無線回路の部品コストが高価であり、また、回路設計および設計検証に多くの時間が必要であるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、無線回路の部品コストを安価にできるとともに、回路設計および設計検証に掛かる時間を削減した無線基地局を得ることを目的としており、さらに部品点数の削減による装置の小型化を目的とする。
本発明は、送信信号をデジタルからアナログに変換するDA変換器と、
送信信号を増幅する増幅回路と、
所定の周波数で発振するPLL回路と、
前記PLL回路を用いて、送信信号を無線周波数にアップコンバージョンする周波数変換部とを備え、
少なくとも前記増幅回路、PLL回路および周波数変換部を1つの集積回路に集積したことを特徴とする無線基地局である。
また、本発明は、受信信号をアナログからデジタルに変換するAD変換器と、
受信信号を増幅する増幅回路と、
所定の周波数で発振するPLL回路と、
前記PLL回路を用いて、受信信号を無線周波数からダウンコンバージョンする周波数変換部とを備え、
少なくとも前記増幅回路、PLL回路および周波数変換部を1つの集積回路に集積したことを特徴とする無線基地局である。
また、本発明は、送信信号をデジタルからアナログに変換するDA変換器と、
送信信号を増幅する送信増幅回路と、
所定の周波数で発振する送信PLL回路と、
前記送信PLL回路を用いて、送信信号を無線周波数にアップコンバージョンする送信周波数変換部と、
受信信号をアナログからデジタルに変換するAD変換器と、
受信信号を増幅する受信増幅回路と、
所定の周波数で発振する受信PLL回路と、
前記受信PLL回路を用いて、受信信号を無線周波数からダウンコンバージョンする受信周波数変換部とを備え、
少なくとも前記送信増幅回路、送信PLL回路、送信周波数変換部、受信増幅回路、受信PLL回路および受信周波数変換部を1つの集積回路に集積したことを特徴とする無線基地局である。
以上のように、本発明によれば、少なくとも増幅回路、PLL回路および周波数変換部を1つの集積回路に集積したので、無線周波回路の部品コストを安価にできるとともに、回路設計および設計検証に掛かる時間を削減でき、部品点数の削減による装置の小型化を得られる効果がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線基地局を示すブロック構成図である。本実施の形態1に係る無線基地局は、ダイレクトコンバージョン方式で送信を行い、ジッタ抑圧機能を有する。歪み補償回路1は、入力されたベースバンド信号100に所定の係数を乗算することによって、RFIC11の歪み特性を除去する回路である。信号制御器3は、搬送波信号110のジッタを抑圧するように、PLL参照信号107を制御する制御器である。DA変換器10は、信号をデジタルからアナログに変換する変換器である。
RFIC(無線周波集積回路)11は、ダイレクトコンバージョン方式の送信系RFICであって、ミキサ12、VGA(可変利得増幅器)13、位相比較器17、LPF(低域通過フィルタ)18、VCO(電圧制御発振器)19および分周器20で構成されるICである。ミキサ12は、アナログベースバンド信号102を直交変調するとともに、無線送信周波数にアップコンバージョンする。VGA13は、RF変調信号103を増幅する増幅器である。
BPF(帯域通過フィルタ)14は、可変増幅無線信号104の不要周波数成分を除去するフィルタである。PA(電力増幅器)15は、帯域周波数無線信号105を増幅する増幅器である。OCXO(恒温槽水晶発振器)16は、基準発振信号112を生成する発振器である。
位相比較器17は、PLL参照信号107の位相とPLL帰還信号111の位相とを比較する比較器である。LPF18は、位相比較信号108の低周波数成分のみを通過させるフィルタである。VCO19は、VCO制御信号109に従った搬送波信号110を生成する発振器である。分周器20は、入力信号を1/Nの周波数の信号に変換、すなわちN分周する分周器である(Nは2以上の自然数)。これら位相比較器17、LPF18、VCO19および分周器20は、PLL回路を構成する。
次に、図1に係る動作を説明する。
ベースバンド信号100に対し、歪み補償回路1でRFIC11で発生する歪みの逆特性に対応した係数が事前に乗算され、DA変換器10でデジタルからアナログに変換される。続いて、ミキサ12で直交変調およびアップコンバージョンされ、VGA13で増幅される。続いて、BPF14で不要周波数成分を除去され、PA15で増幅される。PLL回路では、PLL参照信号107と搬送波信号110をN分周したPLL帰還信号111とが位相比較され、その比較結果に対応した出力信号のうちLPF18で低周波数成分のみ通過させたVCO制御信号109により、VCO19の発振周波数が制御される。また、搬送波信号110は、信号制御器3でPLL参照信号107を制御することで、ジッタを抑圧するように制御される。
このように、図1の構成によれば、無線基地局の無線周波回路をダイレクトコンバージョン方式のRFIC11で実現できるようにしたので、無線周波回路の部品コストを安価にできるとともに、回路設計および設計検証に掛かる時間を削減でき、部品点数の削減による装置の小型化を得られる効果がある。
図2は、信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。分周器1000は、入力信号をL分周する分周器である(Lは2以上の自然数)。アップカウンタ1001は、L分周発振信号113の1周期の間に発生する搬送波信号110のパルス数をカウントアップするカウンタである。演算器1002は、順カウンタ値114の理想カウンタ値116との誤差を補償する逆カウンタ値(RCV)115を生成する演算器である。分周器1003は、入力信号を逆カウンタ値(RCV)115で分周する分周器である。
次に、図2に係る動作を説明する。
信号制御器3では、L分周器1000で発振信号112をL分周し、L分周発振信号113を生成する。アップカウンタ1001でL分周発振信号113の1周期内の搬送波信号110のパルス数をカウントし、順カウンタ値114を生成する。これは、アップカウンタ1001で搬送波信号110のジッタを平均化するための処理である。演算器1002で、順カウンタ値114の理想カウンタ値116との誤差を補償する逆カウンタ値115を生成する。分周器1003で、発振信号112を逆カウンタ値(RCV)115で分周し、PLL参照信号107を生成する。
発振信号112、搬送波信号110およびPLL参照信号107の周波数をそれぞれfo、fcおよびfrefとする。
定常的に、発振信号112のnパルス幅(n/fo)のジッタ(以下、nパルス幅ジッタ)がPLL参照信号107に発生する。nは、搬送波信号110と発振信号112との周波数差および次に説明する重み関数Bの値に依存する自然数である。Bは、搬送波信号110のジッタ抑圧動作を制御する重み関数である。Bが大きい値の場合、ジッタ抑圧の制御量が小さくnパルス幅ジッタも小さくなるが、搬送波信号110のジッタを抑圧するのに長い時間が掛かる。Bが小さい値の場合、ジッタ抑圧の制御量が大きくnパルス幅ジッタも大きくなるが、搬送波信号110のジッタを短い時間で抑圧することができる。nパルス幅ジッタの大きさと搬送波信号110のジッタを抑圧するのに掛かる時間は、トレードオフの関係となっているので、実施の形態に応じてBの値を選択する。尚、nパルス幅ジッタが小さい場合は、LPF18で抑圧可能である。
fc*は、ミキサ12に対してRFICメーカが理論的に設定している搬送波信号110の周波数である。理想カウンタ値116は、分周比L、理論的な設定値であるfc*およびfoから演算して求まるカウンタ値である。
fo>>fc>>frefの周波数関係を基本とするが、fo≦fcの場合は、L=1としてもL分周信号113の1周期すなわち発振信号112の1周期で、搬送波信号110のジッタ平均効果がある。
L分周信号113の1周期は、発振信号112の1周期(1/fo)のL倍となりL/foである。順カウンタ値(OCV)114は、L分周発振信号113の1周期内の搬送波信号110のパルス数なので、L分周発振信号113の1周期(L/fo)を搬送波信号110の1周期(1/fc)で割った、L×fc/foである。逆カウンタ値(RCV)115は、理論的な設定値であるfc*を使用した演算から求まる理想カウンタ値(ICV=L×fc*/fo)116から、理想カウンタ値(ICV)116と実際の回路動作から得られる順カウンタ値(OCV)114との誤差に、重み関数Bを使用して求めた値を引くことで求まるので、ICV−(ICV−OCV)/Bである。
尚、PLL参照信号107の周波数(fref)は、分周器1003で発振信号112(周波数は、fo)を逆カウンタ値(RCV)115で分周するので、fo/RCVである。
但し、foは、fc*のJ倍または1/J倍(Jは自然数)から、ずらした周波数とする。foをfc*のちょうどJ倍または1/J倍に設定すると、foまたはfcの周波数ずれによってfrefに、短周期のジッタ(または ワンダ)が発生してしまう可能性があるためである。
このように、図2の構成では、高精度で一定となるL分周発振信号113間に搬送波信号110のジッタにより発生する順カウンタ値114の理想カウンタ値116からの誤差を補償する逆カウンタ値115で発振信号112を分周してPLL参照信号107を生成する。ジッタを抑圧するPLL参照信号107をリファレンスとして、位相比較器17、LPF18、VCO19および分周器20で構成されるPLL回路が動作するので、搬送波信号110のジッタを抑圧する効果がある。
また、搬送波信号110のジッタをL分周発振信号113のL/fo周期でサンプリングしているので、周波数fo/2LのK倍(Kは自然数)のジッタは、周波数を変換し振幅を保存した状態で、順カウンタ値114に保存される。その結果、PLL参照信号107にも、周波数fo/2LのK倍のジッタが保存される。
図3は、歪み補償回路1の詳細構成を示すブロック構成図である。ベースバンド処理部1017は、アナログベースバンド信号102にベースバンド処理を行う処理部である。DCオフセット補償回路1018は、ベースバンド処理部1017のDCオフセットを補償したDCオフセット補償信号131を生成するオフセット補償回路である。位相回転補償回路1019は、ベースバンド処理部1017の位相回転を補償した位相回転補償信号132を生成する補償回路である。1020は、ミキサ12の振幅歪みおよび位相歪みを補償したミキサ歪み補償信号133を生成する補償回路である。VGA歪み補償回路1021は、VGA13の振幅歪みおよび位相歪みを補償した歪み補償ベースバンド信号101を生成する補償回路である。
なお、図3では、図1のRFIC11にベースバンド処理部1017を追加した構成を例示している。
次に、図3に係る動作を説明する。
歪み補償回路1は、ベースバンド処理部1017で発生するDCオフセットおよび位相回転、ミキサ12で発生する振幅歪みおよび位相歪み、ならびに、VGA13で発生する振幅歪みおよび位相歪みを補償する。DCオフセット補償信号131は、ベースバンド処理部1017で発生するDCオフセットの逆特性に対応した係数を、DCオフセット補償回路1018でベースバンド信号100に乗算することによって、生成される。位相回転補償信号132は、ベースバンド処理部1017で発生する位相回転の逆特性に対応した係数を、位相回転補償回路1019でDCオフセット補償信号131に乗算することによって、生成される。ミキサ歪み補償信号133は、ミキサ12で発生する振幅歪みおよび位相歪みの逆特性に対応した係数を、ミキサ歪み補償回路1020で位相回転補償信号132に乗算することによって、生成される。歪み補償ベースバンド信号101は、VGA13で発生する振幅歪みおよび位相歪みの逆特性に対応した係数を、VGA歪み補償回路1021でミキサ歪み補償信号133に乗算することによって、生成される。
なお、事前に、ベースバンド処理部1017のDCオフセット特性(図4に示す波形図の点線)および位相回転特性(図5に示す波形図の点線)、ミキサ12の振幅歪み特性(図6(a)に示す波形図の点線)および位相歪み特性(図6(b)に示す波形図の点線)、ならびに、VGA13の振幅歪み特性(図7(a)に示す波形図の点線)および位相歪み特性(図7(b)に示す波形図の点線)を測定し、それぞれの逆特性(図4〜図7の各波形図の実線)を、対応する補償回路に記憶させる。それぞれの逆特性を、対応する補償回路に記憶させるための各信号は、例えば、コネクタなどで接続し切断可能としても良い。ベースバンド処理部1017のDCオフセット特性および位相回転特性の逆特性は、図4および図5に示したように、I軸およびQ軸で反転させた特性とする。ミキサ12およびVGA13の振幅歪み特性および位相歪み特性の逆特性は、図6および図7に示したように、理想特性(Ideal)で反転させた特性とする。
このように、図3の構成によれば、ベースバンド処理部1017、ミキサ12およびVGA13の温度特性および周波数特性から、発生する歪みを事前に測定し、その補償回路を準備するので、PA15出力をフィードバックする従来の歪み補償回路に比べ、多段の非線形性の歪みにも対応した正確な補償を行うことができる効果がある。
以上のとおり、図1の無線基地局について、一通り説明したが、信号制御器3として図2に示したもの(第1例)以外でも、実施可能である。図8以降で、信号制御器3の4つの例(第2例〜第5例)を説明する。
図8は、第2例の信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。図8の信号制御器3は、図2の信号制御器3における分周器1003の代わりに、信号生成器1004を使用するものである。図8において、高速発振信号117の周波数をfhoとする。
PLL参照信号107は、信号生成器1004で周波数fhoの高速発振信号117を、発振信号112の1周期(1/fo)内における高速発振信号117のパルス数(fho/fo)と逆カウンタ値(RCV)115とを掛け合せた値(fho×RCV/fo)で分周することによって、生成される。尚、PLL参照信号107の周波数frefは、fo/RCVである。
定常的に、高速発振信号117のn´パルス幅(n´/fho)のジッタ(以下、n´パルス幅ジッタ)が、PLL参照信号107に発生する。n´は、搬送波信号110と発振信号112と高速発振信号117との周波数差およびBの値に依存する。Bが大きい値の場合、ジッタ抑圧の制御量が小さくn´パルス幅ジッタも小さくなるが、搬送波信号110のジッタを抑圧するのに長い時間が掛かる。Bが小さい値の場合、ジッタ抑圧の制御量が大きくn´パルス幅ジッタも大きくなるが、搬送波信号110のジッタを短い時間で抑圧することができる。n´パルス幅ジッタの大きさと搬送波信号110のジッタを抑圧するのに掛かる時間とは、トレードオフの関係となっているので、実施の形態に応じてBの値を選択する。尚、n´パルス幅ジッタが小さい場合は、LPF18で抑圧可能である。
信号生成器1004は、発振信号112よりも高速な高速発振信号117を分周してPLL参照信号107を生成するので、PLL参照信号107の制御を、図2の信号制御器3(第1例)と比較して詳細に行うことが可能である。
fho>>fc>>fo≒frefの周波数関係を基本とし、L=1としてもL分周信号113の1周期、すなわち、発振信号112の1周期で、搬送波信号110のジッタ平均効果がある。
図9は、第3例の信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。順カウンタ値生成器1005は、L分周器1000およびアップカウンタ1001で構成される。順カウンタ値生成器1005をP個使用するが、それぞれのL分周器1000の初期値(L)を個別に設定する。または、それぞれのL分周発振信号113を個別に遅延させるなどの手段により、それぞれのアップカウンタ1001のカウントタイミングをずらす。その結果、カウントタイミングのずれた順カウンタ値114をP個生成する。平均演算器1006は、P個の順カウンタ値114を平均処理し、平均順カウンタ値118を生成する。平均順カウンタ値118は、L分周発振信号113の周期と搬送波信号110のジッタ周期との関係に依存せず、ジッタが抑圧された信号となる。その結果、PLL参照信号107にジッタが保存されなくなる。
図10は、第3例の信号制御器による動作を示すタイミングチャートである。図10では、平均演算器1006の効果を示すため、搬送波信号110に周波数fo/2LのK倍のジッタのみが含まれている特別な場合についてのタイミングチャートを例示している。平均演算器1006で、P個の順カウンタ値114を平均処理することにより、平均順カウンタ値118には周波数fo/2LのK倍のジッタが保存されていない。
尚、この信号生成器3(第3例)において、RCV分周器1003の代わりに、信号生成器1004を使用しても同様の効果が得られる。
図11は、第4例の信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。変動分周器1008は、P個の分周比L1〜LPを順次切り替え、発振信号112を分周し、P種類の変動L分周発振信号119を生成する。平均演算器1007は、連続するPのH倍(Hは自然数)の区間における多重順カウンタ値120を平均処理し、平均順カウンタ値118を生成する。平均順カウンタ値118は、変動L分周発振信号119の周期と搬送波信号110のジッタ周期との関係に依存せず、ジッタが抑圧された信号となる。その結果、PLL参照信号107にジッタが保存されなくなる。
図12は、第4例の信号制御器による動作を示すタイミングチャートである。図12では、平均演算器1007の効果を示すため、搬送波信号110に周波数fo/2LのK倍のジッタのみが含まれている特別な場合についてのタイミングチャートを例示している。平均演算器1007で、P×H区間における多重順カウンタ値120を平均処理することにより、平均順カウンタ値118には周波数fo/2LのK倍のジッタが保存されていない。
尚、この信号生成器3(第4例)において、RCV分周器1003の代わりに、信号生成器1004を使用しても同様の効果が得られる。
図13は、第5例の信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。位相比較器1009は、PLL参照信号129の位相とPLL帰還信号124の位相とを比較する位相比較器である。LPF1010は、位相比較信号121の低周波数成分のみを通過させるフィルタである。VCO1011は、VCO制御信号122に従った予想搬送波信号123を生成する発振器である。分周器1012は、入力信号をN分周する分周器である。相関器1013は、搬送波信号110と予想搬送波信号123との相関をとり、相関一致信号125を出力する相関器である。OCXO制御器1014は、VCO制御信号122および相関一致信号125に従ったOCXO制御信号128を生成するOCXO制御器である。また、OCXO制御器1014は、搬送波信号110と予想搬送波信号123との相関が高くなるように、LPF1010および分周器1012を制御するLPF制御信号126およびN分周器制御信号127を生成する。VC(電圧制御)−OCXO1015は、OCXO制御信号128に従ったPLL参照信号129を生成する発振器である。遅延器1016は、入力信号に遅延を加える遅延器である。
次に、図13に係る動作を説明する。
信号制御器3は、位相比較器1009、LPF1010、VCO1011および分周器1012で構成される模擬PLL回路を使用して、搬送波信号110の動作を予測し、PLL参照信号107を制御して搬送波信号110のジッタを抑圧する。位相比較器1009、LPF1010、VCO1011および分周器1012は、それぞれ図1の位相比較器17、LPF18、VCO19および分周器20と同等の性能とする。但し、LPF1010および分周器1012は、それぞれLPF制御信号126およびN分周器制御信号127で搬送波信号110と予想搬送波信号123の相関が高くなるように制御される。
予想搬送波信号123は、PLL参照信号129と自身をN分周したPLL帰還信号124との位相比較結果を、LPF1010で低周波数成分のみ通過させたVCO制御信号122により、VCO1011の発振周波数を制御することによって、生成される。予想搬送波信号123は、PLL参照信号107がPLL参照信号129に遅延器1016で遅延を加えたのみで、PLL参照信号129と同等の信号であるので、搬送波信号110の動作を予測した信号となる。相関器1013で搬送波信号110と予想搬送波信号123との相関をとり、相関の度合いを表す相関一致信号125を生成する。OCXO制御器1014でLPF制御信号126およびN分周器制御信号127を順次変化させ、相関一致信号125から搬送波信号110と予想搬送波信号123との相関が高いと認識できるように、LPF1010および分周器1012を制御する。OCXO制御器1014で相関一致信号125から、搬送波信号110と予想搬送波信号123との相関が高いと認識できると、LPF制御信号126およびN分周器制御信号127をその時の値で固定とし、VCO制御信号122を中間電位で反転させたOCXO制御信号128を生成する。OCXO制御器1014で相関一致信号125から搬送波信号110と予想搬送波信号123との相関が高いと認識できない間は、中間電位のOCXO制御信号128を生成する。
尚、ヘルスチェックとして、一定間隔で中間電位のOCXO制御信号128を生成し相関一致信号125から、搬送波信号110と予想搬送波信号123との相関が高いことを確認しても良い。相関が低くなっていると認識した場合は、LPF1010および分周器1012の制御からの手順を再度実行する。PLL参照信号129は、OCXO制御信号128により、VC−OCXO1015の発振周波数を制御することによって、生成される。PLL参照信号107は、遅延器1016でPLL参照信号129に遅延を加えて生成される。
図14は、第5例の信号制御器による動作を示すタイミングチャートである。図14には、PLL参照信号129、PLL帰還信号124、位相比較信号121、VCO制御信号122およびOCXO制御信号128の各動作を示している。
このように、図13の構成によれば、位相比較器17、LPF18、VCO19および分周器20と同等の性能の位相比較器1009、LPF1010、VCO1011および分周器1012を使用して、搬送波信号110の動作を予測し、搬送波信号110のジッタを抑圧するように、PLL参照信号107を生成するので、搬送波信号110のジッタを抑圧する効果がある。
また、図3の歪み補償回路1(第1例とする)は他の構成でも実施可能である(図15参照)。
図15は、第2例の歪み補償回路1の詳細構成を示すブロック構成図である。歪み補償回路1では、図3のミキサ歪み補償回路1020の代わりに、ミキサ歪み補償回路1022およびVGA制御回路1023を使用するものである。
ミキサ歪み補償回路1022は、ミキサ12への入力信号の元となるN分周ミキサ歪み補償信号134の周波数を下げ、ミキサ12でダイナミックレンジ不足のために発生する振幅歪みおよび位相歪みを抑圧する。N分周ミキサ歪み補償信号134は、ミキサ12で発生する振幅歪みおよび位相歪みの逆特性に対応した係数を、ミキサ歪み補償回路1022で、位相回転補償信号132をN分周した信号に乗算することによって、生成される。N分周比信号135は、ミキサ歪み補償回路1022で分周した分周比Nを示す信号である。VGA制御器1023は、VGA制御信号136でN分周比信号135の値に従い、RF周波数変調信号103の周波数をN逓倍するようにVGA13を制御する。
尚、本実施の形態1では歪み補償回路を含む無線基地局を説明したが、歪み補償回路を省略した事例も有効である。要求される製品の規格に応じ、適宜、歪み補償回路を備えればよい。
また、本実施の形態1では、図1に示す内部構成のRFICを説明したが、内部構成が図1と異なるダイレクトコンバージョン方式のRFICでも同様に実施可能である。
実施の形態2.
図16は、本発明の実施の形態2に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。本実施の形態2に係る無線基地局も、ダイレクトコンバージョン方式で送信を行う。ただし、実施の形態2では、実施の形態1における信号制御器3を省略する。信号制御器3を省略することで、より簡略な回路で安価に無線通信基地局の無線回路を実現することが可能である。
なお、内部構成が図16と異なるダイレクトコンバージョン方式のRFICでも同様に実施可能である。
実施の形態3.
図17は、本発明の実施の形態3に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。実施の形態3は、実施の形態2におけるダイレクトコンバージョン方式のRFIC11の代わりに、ヘテロダイン方式のRFIC51を使用するものである。実施の形態2と同様な効果を得ることができる。
実施の形態2との具体的な差異は、直交変調のみを実施する変調ミキサ52、可変増幅IF変調信号404の不要周波数成分を除去するBPF54、アップコンバージョンのみを実施する周波数変換ミキサ55および搬送波信号412をM分周する分周器63を設けたことである。
なお、内部構成が図17と異なるヘテロダイン方式のRFICでも同様に実施可能である。
また、本実施の形態3以降の実施の形態において、実施の形態1で説明した信号制御器3を適用しても、同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図18は、本発明の実施の形態4に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。本実施の形態4に係る無線基地局は、ダイレクトコンバージョン方式で受信を行う。図18において、歪み補償回路2は、デジタルベースバンド信号305に所定の係数を乗算して、RFIC31の歪み特性を除去する補償回路である。LNA(低雑音増幅器)30は、無線信号300を増幅する増幅器である。RFIC31は、ミキサ32、LPF33、VGA34、位相比較器37、LPF38、VCO39および分周器40で構成される集積回路である。ミキサ32は、低ノイズ増幅無線信号301をベースバンド受信周波数にダウンコンバージョンし、直交復調するミキサである。LPF33は、BB(ベースバンド)周波数復調信号302の低周波数成分のみを通過させるフィルタある。VGA34は、低周波数BB復調信号303を増幅する増幅器である。AD変換器35は、アナログからデジタルに変換する変換器である。OCXO36は、PLL参照信号307を生成する発振器である。位相比較器37は、PLL参照信号307の位相とPLL帰還信号311の位相とを比較する比較器である。LPF38は、位相比較信号308の低周波数成分のみを通過させるフィルタである。VCO39は、VCO制御信号309に従った搬送波信号310を生成する発振器である。分周器40は、入力信号をN分周する分周器である。
次に、図18に係る動作を説明する。
無線信号300は、LNA30で増幅され、ミキサ32でダウンコンバージョンおよび直交復調される。続いて、LPF33で低周波数成分のみ通過させられ、VGA34で増幅される。続いて、AD変換器35でアナログからデジタルに変換され、歪み補償回路2でRFIC31で発生する歪みの逆特性に対応した係数が乗算される。搬送波信号310は、PLL参照信号307と自身をN分周したPLL帰還信号311との位相比較結果を、LPF38で低周波数成分のみ通過させたVCO制御信号309により、VCO39の発振周波数を制御することによって、生成される。
このように、図18の構成によれば、無線基地局の無線周波回路をRFIC31で実現できるように構成したので、無線回路の部品コストを安価にできるとともに、回路設計および設計検証に掛かるコストおよび時間を削減でき、部品点数の削減による装置の小型化を得られる効果がある。
なお、内部構成が図18と異なるダイレクトコンバージョン方式のRFICでも、同様に実施可能である。
図19は、歪み補償回路2の詳細構成を示すブロック構成図である。ベースバンド処理部1024は、可変増幅ベースバンド信号304に対しベースバンド処理を行う処理部である。ミキサ歪み補償回路1025は、ミキサ32の振幅歪みおよび位相歪みを補償したミキサ歪み補償信号313を生成する歪み補償回路である。LPF歪み補償回路1026は、LPF33の利得特性を補償したLPF歪み補償信号314を生成する歪み補償回路である。VGA歪み補償回路1027は、VGA34の振幅歪みおよび位相歪みを補償したVGA歪み補償信号315を生成する歪み補償回路である。DCオフセット補償回路1028は、ベースバンド処理部1024のDCオフセットを補償したDCオフセット補償信号316を生成するオフセット補償回路である。位相回転補償回路1029は、ベースバンド処理部1024の位相回転を補償した歪み補償ベースバンド信号306を生成する補償回路である。
なお、図19では、図18のRFIC31にベースバンド処理部1024を追加した構成を例示している。
次に、図19に係る動作を説明する。
歪み補償回路2は、ミキサ32で発生する振幅歪みおよび位相歪み、LPF33で発生する利得特性、VGA34で発生する振幅歪みおよび位相歪み、ならびに、ベースバンド処理部1024で発生するDCオフセットおよび位相回転を補償する。ミキサ歪み補償信号313は、ミキサ32で発生する振幅歪みおよび位相歪みの逆特性に対応した係数を、MIX歪み補償回路1025でデジタルベースバンド信号305に乗算することによって、生成される。LPF歪み補償信号314は、LPF33で発生する利得特性の逆特性に対応した係数を、LPF歪み補償回路1026でミキサ歪み補償信号313に乗算することによって、生成される。LPF33で発生する利得特性は、フィルタ型に依存する通過帯域での利得減衰特性である。VGA歪み補償信号315は、VGA34で発生する振幅歪みおよび位相歪みの逆特性に対応した係数を、VGA歪み補償回路1027でLPF歪み補償信号314に乗算することによって、生成される。DCオフセット補償信号316は、ベースバンド処理部1024で発生するDCオフセットの逆特性に対応した係数を、DCオフセット補償回路1028でVGA歪み補償信号315に乗算することによって、生成される。歪み補償ベースバンド信号306は、ベースバンド処理部1024で発生する位相回転の逆特性に対応した係数を、位相回転補償回路1029でDCオフセット補償信号316に乗算することによって、生成される。
なお、事前に、ミキサ32の振幅歪み特性(図6(a)に示す波形図の点線と同じ)および位相歪み特性(図6(b)に示す波形図の点線と同じ)、LPF33の利得特性(図20に示す波形図の点線)、VGA34の振幅歪み特性(図7(a)に示す波形図の点線と同じ)および位相歪み特性(図7(b)に示す波形図の点線と同じ)、ならびに、ベースバンド処理部1024のDCオフセット特性(図4に示す波形図の点線と同じ)および位相回転特性(図5に示す波形図の点線と同じ)を測定し、それぞれの逆特性(図4〜図7、図20の各波形の実線)を対応する補償回路に記憶させる。なお、それぞれの逆特性を、対応する補償回路に記憶させるための各信号は、例えば、コネクタなどで接続し切断可能としても良い。
LPF33の利得特性の逆特性は、図20に示したように、通過帯域では利得1で反転させた特性とし、通過帯域以外では利得1とする。
このように、図19の構成によれば、ミキサ32、VGA34およびベースバンド処理部1024の温度特性および周波数特性から発生する歪み、ならびに、LPF33の利得特性を、事前に測定し、その補償回路を準備するので、従来の歪み補償回路に比べ、非線形性の歪みにも対応させた正確な補償を行うことができる効果がある。
実施の形態5.
図21は、本発明の実施の形態5に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。実施の形態5は、実施の形態4におけるダイレクトコンバージョン方式のRFIC31の代わりに、ヘテロダイン方式のRFIC71を使用するものである。実施の形態4との具体的差異は、ダウンコンバージョンのみを実施する周波数変換ミキサ72、IF周波数未復調信号502の不要周波数成分を除去するBPF73、直交復調のみを実施する復調ミキサ74および搬送波信号512をM分周する分周器83を設けたことである。本実施の形態によっても、実施の形態4と同様な効果を得ることができる。
なお、内部構成が図21と異なるヘテロダイン方式のRFICでも、同様に実施可能である。
実施の形態6.
図22は、本発明の実施の形態6に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。実施の形態6は、実施の形態2におけるダイレクトコンバージョン方式の送信系RFIC11と、実施の形態4におけるダイレクトコンバージョン方式の受信系RFIC31とを、1つのICに集積したダイレクトコンバージョン方式のRFIC90を使用するものである。本実施の形態6においても、実施の形態2,4と同様な効果を得ることができる。
また、OCXO16出力のPLL参照信号607を、位相比較器17および位相比較器37の参照信号として使用することで、OCXO16ひとつで送信系および受信系の両方の無線周波回路に基準発振信号を供給することができ、より簡略な回路で安価に無線基地局の無線周波回路を実現することが可能である。
なお、内部構成が図22と異なるダイレクトコンバージョン方式のRFICでも、実施可能である。さらに、ヘテロダイン方式のRFIC、および、ダイレクトコンバージョン方式とヘテロダイン方式とを複合したRFICも、同様に実施可能である。
本発明の実施の形態1に係る無線基地局を示すブロック構成図である。 信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。 歪み補償回路1の詳細構成を示すブロック構成図である。 ベースバンド処理部のDCオフセット特性を示す図である。 ベースバンド処理部の位相回転特性を示す図である。 図6(a)は、ミキサの振幅歪み特性を示す図であり、図6(b)は、ミキサの位相歪み特性を示す図である。 図7(a)はVGAの振幅歪み特性を示す図であり、図7(b)は、VGAの位相歪み特性を示す図である。 第2例の信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。 第3例の信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。 第3例の信号制御器による動作を示すタイミングチャートである。 第4例の信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。 第4例の信号制御器による動作を示すタイミングチャートである。 第5例の信号制御器の詳細構成を示すブロック構成図である。 第5例の信号制御器による動作を示すタイミングチャートである。 第2例の歪み補償回路1の詳細構成を示すブロック構成図である。 本発明の実施の形態2に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 歪み補償回路2の詳細構成を示すブロック構成図である。 LPFの利得特性を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,2 歪み補償回路
3 信号制御器
10,50 DA変換器
11,31,51,71,90 RFIC(無線周波集積回路)
12,32,52,55,72,74 ミキサ
13,34,53,76 VGA(可変利得増幅器)
14,54,73 BPF
15,57 PA
16,36,58,78 OCXO
17,37,59,79,1009 位相比較器
18,33,38,60,75,80,1010 LPF
19,39,60,81,1011 VCO
20,40,62,63,82,83 分周器
1000,1003,1008,1012 分周器
30,70 LNA
35,77 AD変換器
1001 アップカウンタ
1002 演算器
1004 信号生成器
1005 順カウンタ値生成器
1006,1007 平均演算器
1013 相関器
1014 OCXO制御器
1015 VC−OCXO
1016 遅延器
1017,1024 ベースバンド処理部
1018,1028 DCオフセット補償回路
1019,1029 位相回転補償回路
1020,1022,1025 ミキサ歪み補償回路
1021,1027 VGA歪み補償回路
1023 VGA制御回路
1026 LPF歪み補償回路

Claims (11)

  1. 送信信号をデジタルからアナログに変換するDA変換器と、
    送信信号を増幅する増幅回路と、
    所定の周波数で発振するPLL回路と、
    前記PLL回路を用いて、送信信号を無線周波数にアップコンバージョンする周波数変換部とを備え、
    少なくとも前記増幅回路、PLL回路および周波数変換部を1つの集積回路に集積したことを特徴とする無線基地局。
  2. 前記集積回路の歪み特性を除去する歪み補償回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  3. 前記PLL回路による発振信号に含まれたジッタを抑圧する信号制御回路を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の無線基地局。
  4. 前記周波数変換部は、送信信号を直交変調するとともに、ベースバンドから無線周波数に周波数変換する周波数変換器を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線基地局。
  5. 前記周波数変換部は、
    送信信号を直交変調するとともに、ベースバンドから中間周波数にアップコンバージョンする第1周波数変換回路と、
    送信信号を中間周波数から無線周波数に変換する第2周波数変換回路とを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線基地局。
  6. 受信信号をアナログからデジタルに変換するAD変換器と、
    受信信号を増幅する増幅回路と、
    所定の周波数で発振するPLL回路と、
    前記PLL回路を用いて、受信信号を無線周波数からダウンコンバージョンする周波数変換部とを備え、
    少なくとも前記増幅回路、PLL回路および周波数変換部を1つの集積回路に集積したことを特徴とする無線基地局。
  7. 前記集積回路の歪み特性を除去する歪み補償回路を備えたことを特徴とする請求項6記載の無線基地局。
  8. 前記周波数変換部は、受信信号を直交復調するとともに、無線周波数からベースバンドに周波数変換する周波数変換器を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の無線基地局。
  9. 前記周波数変換部は、
    受信信号を無線周波数から中間周波数に変換する第1周波数変換回路と、
    受信信号を中間周波数からベースバンドにダウンコンバージョンするとともに、直交変調する第2周波数変換回路とを備えたことを特徴とする請求項6または7記載の無線基地局。
  10. 送信信号をデジタルからアナログに変換するDA変換器と、
    送信信号を増幅する送信増幅回路と、
    所定の周波数で発振する送信PLL回路と、
    前記送信PLL回路を用いて、送信信号を無線周波数にアップコンバージョンする送信周波数変換部と、
    受信信号をアナログからデジタルに変換するAD変換器と、
    受信信号を増幅する受信増幅回路と、
    所定の周波数で発振する受信PLL回路と、
    前記受信PLL回路を用いて、受信信号を無線周波数からダウンコンバージョンする受信周波数変換部とを備え、
    少なくとも前記送信増幅回路、送信PLL回路、送信周波数変換部、受信増幅回路、受信PLL回路および受信周波数変換部を1つの集積回路に集積したことを特徴とする無線基地局。
  11. 前記送信PLL回路および受信PLL回路に共通の基準発振信号を供給する基準発振器を備えたことを特徴とする請求項10記載の無線基地局。
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