JP2006295731A - 無線通信装置及びネットワーク設定方法 - Google Patents

無線通信装置及びネットワーク設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ESS−IDのステルス機能を備えた他の無線通信装置との間で通信を確立するための無線LANの設定を簡単化することができる「無線通信装置及びネットワーク設定方法」を提供すること。
【解決手段】 無線通信装置(車載端末20)について、ESS−IDのステルス機能を備えた他の無線通信装置(PC10、AP30)との間で通信を確立するにあたり、PC10において、ネットワーク環境設定に係る処理を開始したときに(S11、S12)、ESS−IDのステルス機能を解除する(S13)。車載端末20では、ステルス機能の解除により発信されるESS−ID情報を入手して(S22)、PC10との接続のための設定を行う(S23)。PC10では、車載端末20での設定の終了を検出したときにステルス機能を有効に設定する(S14)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線通信ネットワークを構築するのに適応される技術に係り、特に、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)においてESS−ID(Extended Service Set ID) のステルス機能を備えた他の無線通信装置との間で通信を確立するための無線通信装置及びネットワーク設定方法に関する。
近年、放送サービスのデジタル化が進み、双方向サービスや蓄積型サービス等の新サービスが始まっており、また、ネットワークのブロードバンド化等により、CDプレーヤやDVDプレーヤ等のオーディオ/ビデオ(A/V)情報関連機器はネットワーク化し、家庭用のパーソナルコンピュータ(以下、便宜上「PC」ともいう。)もA/V機器化している。こうした現状で次世代のデータプラットフォームを考えた場合、高速のアクセスが可能で、多様な情報が扱え、しかもA/V機器とPCが共通で扱えるなどの条件が求められる。このような条件を満たす代表的な情報記録媒体としてハードディスクドライブ(HDD)があり、最近では、持ち運びができるように取り外しが可能なHDD(リムーバブルHDD)も提案されている。かかるHDDは車載用としても使用されており、例えば、車載HDDに対して車載CDプレーヤからMP3(MPEG1 Audio Layer 3) 等の音楽ファイルをリッピングしたり、また、音楽ファイルを格納したリムーバブルHDDを車両から取り外し、家庭用PCにUSB等のケーブルで接続して相互に音楽ファイルを転送するようにしたものがある。
現在、家庭用PC(のHDD)に収録されている音楽ファイルと車載端末(のHDD)に収録されている音楽ファイルとを同期させるために、無線LANを使用したシステムが検討されている。
無線LANを構築する場合、各無線通信装置(PC、車載端末等)について通信を確立するためのネットワーク設定を行う必要があり、これを行うには、通信モードの選択や通信チャンネルの設定、ESS−ID、WEPやWPAなどの各種情報を入力する必要がある。ESS−IDはネットワークを識別するための情報であり、同一のESS−IDを設定した無線通信装置間の通信を可能にするものである。WEPやWPA等は暗号のタイプに関する情報であって、送信するデータを暗号化し、または受信するデータを復号化するための鍵情報であり、同一のWEP等を設定した無線通信装置間でなければデータの送受信を行うことができない。また、通信チャンネルは使用する無線の周波数を特定するためのパラメータであり、IEEE802.11の規格では、14のチャンネルが用意されている。通信モードは通信方式を指定するためのパラメータであり、IEEE802.11の規格では、すべての通信を「アクセスポイント」と呼ばれる中継機器を経由して行う方式(インフラストラクチャモード)と、アクセスポイントを経由せずに無線通信装置間で直接通信を行う方式(アドホックモード)を利用することができる。
また、無線LANのアクセスポイント(中継機器)もしくは各無線通信装置の無線LANアダプタ(インタフェース)には、IEEE802.11の規格で定められた機能として、ESS−IDを一定時間毎に周囲に発信する「ビーコン信号」機能がある。これは、ネットワークに接続したい機器が当該ネットワークを容易に探し出せるように用意された機能であるが、正規のユーザ以外のユーザも容易にネットワークを発見して接続を試みることができてしまう。このため、上記のWEPやWPA等と同様、セキュリティ機能の一つとして、自身のESS−IDを周囲に知らせるビーコン信号を停止させる機能(ESS−IDのステルス機能)を備えたものもある。このステルス機能を働かせる(ビーコン信号を止める)ことで、ネットワークの存在を周囲に容易に検知されないように運用することができる。
上記のネットワーク設定に関連する技術としては、例えば、特許文献1に記載されるように、無線LAN装置を構成する親機と子機との接近状態を判断するための受信電力検出手段を設け、親機と子機の通信中に子機の受信電力値が所定値を超えたときに、親機と子機が接近状態にあると判断して、親機において各種ネットワーク設定の変更を許可するようにしたものがある。また、特許文献2に記載されるように、標準よりも弱い電波で他の無線機器と通信を行う近距離通信部を設け、設定パラメータを送信する際にこの近距離通信部を稼動させて通信を行うことで、近距離通信部が通信可能な範囲外の第三者に設定パラメータが漏洩するのを防ぐようにしたものもある。
特開2001−197069号公報 特開2003−152735号公報
上述したように無線LANのアクセスポイントなどには、ネットワークの存在を周囲に知らせるためのESS−IDを一定時間毎に発信する機能(ビーコン信号機能)が備えられており、また、セキュリティ上の観点からこのビーコン信号機能を停止させる機能(ESS−IDステルス機能)を備えたものもある。
このような無線LANに対し、例えば、車載端末からアクセスポイントを検索してネットワークとの接続を行う場合、図1(a)に示すようにアクセスポイント(AP)がステルス機能を備えていなければ、そのAPから発信されるビーコン信号(ESS−ID)を車載端末CTにおいて検出することで当該ネットワーク(に属するPC)との接続を行うことができる。
これに対し、図1(b)に示すようにアクセスポイント(AP)においてステルス機能が働いていると、図中破線で示すようにAPからはビーコン信号(ESS−ID)が発信されないので、車載端末CTではAPを検出することができない。この場合、APに接続されたPCのネットワーク設定状況を調べてから、車載端末CTにおいて必要なデータをすべてマニュアル入力すれば無線LANの設定は一応可能である。
しかしながら、APからの通信距離の範囲内に車両(車載端末CT)が常にいるとは限らないため、また、仮に通信距離の範囲内にいても電波環境の悪化等の影響により、車載端末CTでは、無線LANの設定のための必要なデータ(電波)がAPに届いているのかどうか、また、設定が間違っているのかどうか判別ができないといった課題があった。
また、ステルス機能が働いている場合、ユーザは当該ネットワークのESS−ID情報を入手するためにPCのネットワーク設定状況を調べなければならず、その作業が煩雑であり、さらに、無線LANの設定を行うためにESS−ID、WEPやWPA等の鍵情報など各種情報をリモコン等のキー操作によりすべてマニュアルで入力しなければならないため、その入力操作が非常に面倒であるといった課題もあった。例えば、WEPの場合、暗号化するためのキー(鍵)が40ビットのものと128ビットのものがあり、これをマニュアル入力することは非常に煩わしい。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み創作されたもので、ESS−IDのステルス機能を備えた他の無線通信装置との間で通信を確立するための無線LANの設定を簡単化することができる無線通信装置及びネットワーク設定方法を提供することを目的とする。
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明によれば、ESS−IDのステルス機能を備えた他の無線通信装置と通信可能に接続される無線通信装置であって、前記他の無線通信装置との間で通信を確立するためのネットワーク設定に係るユーザの指示を入力する入力手段と、前記ネットワーク設定のための操作画面を表示する表示手段と、前記入力手段及び表示手段に動作可能に接続された制御手段とを備え、前記制御手段は、前記他の無線通信装置において前記ESS−IDのステルス機能が解除されたときに発信されるESS−ID情報を入手したときに、前記入力手段からのユーザ指示に基づいて前記表示手段に対し前記操作画面を表示させることを特徴とする無線通信装置が提供される。
本発明に係る無線通信装置(例えば車載端末)によれば、他の無線通信装置(例えばPC、AP)との接続のための設定(無線LANの設定)を行うにあたり、当該他の無線通信装置でのステルス機能の解除により発信されるESS−ID情報を入手できるので、従来のようにPCのネットワーク設定状況を調べなければならないといった煩雑な作業を省略でき、さらに、入手したESS−ID情報からWEPやWPA等の暗号のタイプに関する情報も得られるので、これらの情報についてはマニュアル入力する必要がない。
つまり、従来のようにPCのネットワーク設定状況を調べてから必要なデータをすべてマニュアル入力する場合と比べて、必要最少限の入力操作で済むため、無線LANの設定を簡単化することができる。
また、本発明の他の形態によれば、第1の無線通信装置について、ESS−IDのステルス機能を備えた第2の無線通信装置との間で通信を確立するための設定を行う方法であって、前記第2の無線通信装置において、ネットワーク環境設定に係る処理を開始したときに前記ESS−IDのステルス機能を解除し、前記第1の無線通信装置において、前記ステルス機能の解除により発信されるESS−ID情報を入手して、前記第2の無線通信装置との接続のための設定を行い、前記第2の無線通信装置において、前記第1の無線通信装置での設定の終了を検出したときに前記ステルス機能を有効に設定することを特徴とするネットワーク設定方法が提供される。
以下、本発明に係る無線通信装置及びネットワーク設定方法の実施の形態について、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は本発明の一実施形態に係るネットワーク設定方法を実施するのに使用される各無線通信装置の構成を概略的に示したものである。図示の例では、各無線通信装置として、家庭用のパーソナルコンピュータ(PC)10と、車両に搭載されたオーディオ機器(車載端末20)が使用されており、PC10は任意のネットワークに属しているものとし、車載端末20はこのネットワークに参加するために無線通信によりアクセスポイント(AP)30に接続され、さらにAP30を中継してPC10との間で無線LANを構成する場合を示している。
無線LANのアクセスポイントには、データ転送の中継のみを行う「ブリッジ」タイプの機器と、データ転送の中継以外に、異なるネットワークの仲立ちにも使用される「ルータ」タイプの機器があるが、本実施形態では後者のタイプのものを使用している。図示のように、本実施形態で使用するAP30は、PC10と車載端末20との間で無線LANによるデータ転送を中継すると共に、この無線LANをADSLを介してインターネットに有線接続している。また、AP30とPC10の間はEthernet(登録商標)により有線接続されている。また、このAP30はESS−IDステルス機能を備えており、後述するようにPC10からの指示に基づいてそのステルス機能を解除し(ESS−IDの発信)、あるいは、解除したステルス機能を再設定する(ESS−IDの発信停止)。
PC10は、制御部11と、操作部12と、表示部13と、HDD14と、無線LAN用インタフェース15と、有線LAN用インタフェース16とを備えている。12〜16の各機能ブロックは、それぞれ制御部11に動作可能に接続されている。制御部11は、特に図示はしないが、CPUと共にRAM及びROMを備えて構成されており、本発明に関連する処理として、後述するように車載端末20がPC10及びAP30と協働して行う無線LANの設定に係る処理を制御する機能を有している。また、HDD14には、本実施形態に関連するデータとして、MP3等のオーディオ信号圧縮技術を用いて圧縮処理(エンコード)された音楽ファイルのデータが格納されている。音楽ファイルには、音楽データ(実データ)以外に、その音楽ファイルの内容(楽曲名、アーティスト名、アルバム名など)を示す情報が付加されている。
また、操作部12は、ユーザによる操作指示を入力するための各種の操作キーを備えたキーボードであり、少なくとも、本実施形態に関連するものとして、HDD14に格納されている音楽ファイルの再生や音楽ファイルの車載端末20側への転送等に係る処理を実行させるための操作キーを備えている。また、本発明に関連するものとして、後述するようにAP30のESS−IDステルス機能の解除やその復帰(ステルス機能の再設定)等に係る処理を実行させるための操作キーを備えている。
表示部13はLCDパネルやCRT等により構成され、その画面には、制御部11からの制御に基づいて、操作部12(キーボード)を介して入力された各種操作指示に関連した情報が表示される。本実施形態に関連するものとしては、HDD14に格納されている音楽ファイルの内容に関する情報(楽曲名、アーティスト名、アルバム名など)が表示され、また、本発明に関連するものとしては、後述するようにPC10側で行う所定のアプリケーションのインストールに基づいたネットワーク環境設定のための操作画面が表示される。
また、無線LAN用インタフェース15は、「アドホックモード」の通信を行う場合に使用される無線LANカード17(図中、破線で表示)を介してPC10と外部の無線通信装置との間でデータの授受を制御するものであり、必要なときに使用される。また、有線LAN用インタフェース16は、PC10とAP30との間で有線によるデータの授受を制御するものである。
一方、車載端末20は、制御部21と、操作部22と、表示部23と、HDD24と、オーディオ処理部25と、無線LAN用通信制御部26と、電界強度検出部27とを備えている。同様に、22〜27の各機能ブロックは、それぞれ制御部21に動作可能に接続されている。制御部21は、PC10の制御部11と同様に、CPUと共にRAM及びROM(図示せず)を備えて構成されており、本発明に関連する処理として、後述するように車載端末20がPC10及びAP30と協働して行う無線LANの設定に係る処理を制御する機能を有している。HDD24には、PC10側のHDD14と同様に、音楽ファイルのデータが格納されている。
また、操作部22は、例えば、車室内のフロント席前方のコンソールパネル(操作パネル)上に表示部23と共に配設され、ユーザによる操作指示を入力するための各種の操作キーを備えている。少なくとも、本実施形態に関連するものとして、HDD24に格納されている音楽ファイルの再生や音楽ファイルのPC10側への転送等に係る処理を実行させるための操作キーを備えており、また、本発明に関連するものとして、後述するように無線LANの設定等に係る処理を実行させるための操作キーを備えている。操作部22の形態としては、上記の操作パネル以外に、遠隔制御用のリモコン受信部と、このリモコン受信部に対して例えば赤外線による操作指示信号を供給するリモコン送信機とを組み合わせたものでもよい。
表示部23はLCDパネルや有機ELパネル等により構成され、その画面には、制御部21からの制御に基づいて、操作部22(操作パネルやリモコン等)を介して入力された各種操作指示に関連した情報が表示される。本実施形態に関連するものとしては、HDD24に格納されている音楽ファイルの内容に関する情報(楽曲名、アーティスト名、アルバム名など)が表示され、また、本発明に関連するものとしては、後述するように無線LANの設定のための操作画面が表示される。さらに、必要に応じて、制御部21からの制御に基づき、電界強度検出部27で検出された電波信号(ESS−ID情報を含むビーコン信号)の受信レベル(電界強度)が表示される。
また、オーディオ処理部25は、制御部21からの制御に基づき、HDD24から読み出されたデジタルの音楽ファイルのデータを伸長処理(デコード)し、さらにデジタル/アナログ変換を行ってアナログのオーディオ信号を出力する(オーディオ出力)。オーディオ処理部25から出力されたオーディオ信号は、特に図示はしないが、パワーアンプを通して電力増幅された後、スピーカに供給されて音声出力される。
また、無線LAN用通信制御部26は、車載端末20と外部の無線通信装置(図示の例では、AP30及びPC10)との間で無線によるデータの授受を制御するためのインタフェースである。また、電界強度検出部27は、無線LAN用通信制御部26を介して受信した信号(この場合、ESS−ID情報を含むビーコン信号)からその電界強度を検出するものである。この電界強度検出部27で検出された電界強度は、制御部21においてモニタされている。
以下、図2に例示した構成において車載端末20がPC10及びAP30と協働して行う無線LANの設定に係る処理について、その処理フローの一例を示す図3を参照しながら説明する。本処理フローでは、前提条件として、AP30のESS−IDステルス機能が「有効」になっているものとし、また、車両(車載端末20)はAP30からの通信距離の範囲内にいるものとする。
先ず、PC10側において、PC10が属しているネットワークの環境設定に係るアプリケーションをインストールすると(ステップS11)、ユーザによる操作部12からの入力操作に基づいて制御部11により、車載端末20との間でデータ転送を開始するための同期接続(Sync.)のためのセットアップ処理を開始し(ステップS12)、表示部13の画面に当該ネットワーク環境設定のための操作画面を表示する。
次に、車載端末20側において、ユーザによる操作部22からの入力操作により、無線LANの設定に係る処理動作を開始させるためのキー操作が行われると、制御部21により、無線LANのセットアップ処理を開始し(ステップS21)、表示部23の画面に無線LAN設定のための操作画面を表示する。ユーザは、この操作画面に表示された指示に従って無線LANを設定するためのパラメータや各種情報等を入力することになるが、この時点では、AP30のESS−IDステルス機能が「有効」になっているために当該ネットワークを特定することができない。
この状態でPC10側において、ユーザによる操作部12からの入力操作により、ステルス機能を解除する旨の指示(ビーコン信号発信指示)を与えると(ステップS13)、AP30では、それまで停止していたビーコン信号(ESS−ID)を発信する(ステップS31)。
車載端末20では、車両がAP30からの通信距離の範囲内にあるため、AP30から発信される電波信号(ビーコン信号)を受信し、そのビーコン信号に含まれるESS−ID情報を入手することができる(ステップS22)。このESS−ID情報には、前述したようにWEPやWPA等の暗号のタイプに関する情報も含まれている。
このとき、電界強度検出部27では、無線LAN用通信制御部26を介して受信したビーコン信号からその受信レベル(電界強度)を検出しており、検出された電界強度は、制御部21からの制御に基づいて表示部23の画面上でモニタされている。従って、ユーザは、その表示された電界強度(電波信号の受信状況)を見ながら電波環境が悪いと判断したときは、車両を電波環境の良い場所に移動させることで、ESS−ID情報を認識するに十分なレベルの信号を受信することができる。
このようにして車載端末20側でESS−ID情報を入手すると、次に、ユーザによる操作部22からの入力操作に基づいて制御部21により、表示部23の画面に無線LANを設定するための操作画面を表示する(ステップS23)。そして、ユーザは、この操作画面に表示された指示に従って無線LANの設定に必要なパラメータや各種情報等を入力する。この場合、従来とは違い、ESS−ID情報とWEPやWPA等の鍵情報については既に入手しているので、これらの情報についてはマニュアル入力する必要はなく、必要最少限のパラメータや情報等(例えば、車載端末20に固有の暗号情報)を入力すれば足りる。
この後、AP30との間で無線通信により、「AP検索/接続」を要求する旨のコマンド、及びこれに応答する「接続確認OK」のやりとりを行い、さらに、AP30を介してPC10との間で無線通信及び有線通信により、「PC接続」を要求する旨のコマンド、及びこれに応答する「接続確認OK」のやりとりを行う。これによって、PC10との接続設定が完了し、表示部23の画面にその旨表示される(ステップS24の「セットアップ終了」)。
次に、PC10側では、車載端末20での接続設定(無線LANの設定)の終了を検出すると、ユーザによる操作部12からの入力操作により、ステルス機能を設定する旨の指示(ビーコン信号停止指示)を与える(ステップS14)。そして、制御部11により、車載端末20との間の同期接続(Sync.)のためのセットアップ処理を終了したことを表示部13の画面に表示する(ステップS15の「セットアップ終了」)。
一方、AP30では、PC10からのビーコン信号停止指示により、それまで一時的に発信していたビーコン信号(ESS−ID)の発信を停止する(ステップS32)。
以上説明したように、本実施形態に係るネットワーク設定方法によれば、車載端末20において、AP30(PC10)との接続のための無線LAN設定)を行うにあたり、AP30のステルス機能の解除により発信されるESS−ID情報を入手できるので、従来のようにPCのネットワーク設定状況を調べなければならないといった煩雑な作業を省略でき、さらに、入手したESS−ID情報からWEPやWPA等の暗号のタイプに関する鍵情報も得られるので、これらの情報についてはマニュアル入力する必要がない。
つまり、従来のようにPCのネットワーク設定状況を調べてから必要なデータをすべてマニュアル入力する場合と比べて、必要最少限の入力操作で済むため、無線LANの設定を簡単化することができる。
また、車載端末20側で無線LANの設定をする際に、ユーザは、表示部23の画面に表示された電界強度(ESS−IDの受信状況)を見ながら電波環境が悪いと判断したときは、車両を電波環境の良い場所に移動させることで、ESS−ID情報を認識するに十分なレベルの信号を受信することができる。
また、車載端末20の操作系はリモコンや操作パネル等(操作部22)であり、操作キーの数が相対的に少なく、しかも個々のキーはサイズ的にも小さいため、PC10のキーボード(操作部12)の場合と比べると操作性は劣るが、本実施形態では上記のように必要最少限の入力操作で済むため、この点からもネットワーク設定の簡単化に寄与する。
上述した実施形態では、車載端末20からAP30(PC10が属している無線ネットワーク)を検索して接続設定を行う場合を例にとって説明したが、本発明の要旨からも明らかなように、接続設定を行う側の機器は車載用に限定されないことはもちろんである。要は、無線LANに接続し得るインタフェース(図2の車載端末20における無線LAN用通信制御部26)を備えた無線通信装置であれば、本発明に係るネットワーク設定方法を同様に適用することが可能である。
また、上述した実施形態では、車載端末20とPC10がAP30を中継して通信を行う「インフラストラクチャモード」の場合を例にとって説明したが、必ずしもAP30を中継する必要はなく、車載端末20とPC10が直接通信を行う「アドホックモード」の接続形態としてもよい。この場合、無線LANに接続する機能を提供する拡張カード(図2において破線で示す無線LANカード17)をPC10にあらかじめ内蔵させ、もしくはPC本体に差し込んで使用できるようにしておくことにより、PC10と車載端末20は直接通信を行うことができる。かかる無線LANカード17の形態としては、例えば、ノートパソコン向けのPCカード型の製品、USBポートに差し込んで使うタイプの製品などがある。
無線LANにおけるESS−IDのステルス機能を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るネットワーク設定方法を実施するのに使用される各無線通信装置(PC、車載端末)の構成を概略的に示すブロック図である。 図2における車載端末がPC及びAPと協働して行う無線LANの設定に係る処理の一例を示すフロー図である。
符号の説明
10…パーソナルコンピュータ(PC/無線通信装置)、
11,21…制御部、
12,22…操作部、
13,23…表示部、
14,24…ハードディスクドライブ(HDD)、
15…無線LAN用インタフェース、
16…有線LAN用インタフェース、
17…無線LANカード、
20…車載端末(無線通信装置)、
25…オーディオ処理部、
26…無線LAN用通信制御部、
27…電界強度検出部、
30…アクセスポイント(AP/中継機器)、
CT…車載端末。

Claims (8)

  1. ESS−IDのステルス機能を備えた他の無線通信装置と通信可能に接続される無線通信装置であって、
    前記他の無線通信装置との間で通信を確立するためのネットワーク設定に係るユーザの指示を入力する入力手段と、
    前記ネットワーク設定のための操作画面を表示する表示手段と、
    前記入力手段及び表示手段に動作可能に接続された制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記他の無線通信装置において前記ESS−IDのステルス機能が解除されたときに発信されるESS−ID情報を入手したときに、前記入力手段からのユーザ指示に基づいて前記表示手段に対し前記操作画面を表示させることを特徴とする無線通信装置。
  2. 車両に搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記他の無線通信装置から発信される前記ESS−ID情報を含む電波信号の受信レベルを検知する手段を備え、
    前記制御手段は、該検知された電波信号の受信レベルを前記表示手段の画面に表示させることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 第1の無線通信装置について、ESS−IDのステルス機能を備えた第2の無線通信装置との間で通信を確立するための設定を行う方法であって、
    前記第2の無線通信装置において、ネットワーク環境設定に係る処理を開始したときに前記ESS−IDのステルス機能を解除し、
    前記第1の無線通信装置において、前記ステルス機能の解除により発信されるESS−ID情報を入手して、前記第2の無線通信装置との接続のための設定を行い、
    前記第2の無線通信装置において、前記第1の無線通信装置での設定の終了を検出したときに前記ステルス機能を有効に設定することを特徴とするネットワーク設定方法。
  5. 前記第1の無線通信装置は、車両に搭載され、かつ前記ESS−ID情報を含む電波信号の受信レベルを検知する手段を備えた車載端末であり、前記電波信号の受信状況に応じて前記車両を電波環境の良い場所に移動させて前記第2の無線通信装置との接続設定を行うことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク設定方法。
  6. 前記第1の無線通信装置において、前記第2の無線通信装置との接続設定を行う際に、前記第1の無線通信装置に固有の暗号情報も併せて設定することを特徴とする請求項4に記載のネットワーク設定方法。
  7. 前記第2の無線通信装置はパーソナルコンピュータであり、該パーソナルコンピュータにアプリケーションをインストールしたときに前記ネットワーク環境設定に係る処理を開始することを特徴とする請求項4に記載のネットワーク設定方法。
  8. 前記第1の無線通信装置において、前記第2の無線通信装置との接続設定を行う際に、有線通信ネットワークに接続されたアクセスポイントを介して当該接続設定を行うことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク設定方法。
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