JP2006295708A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】露出アンダーで撮影された個々の画像によらずに最適なホワイトバランス制御値を求める。
【解決手段】被写体の輝度に対して適正露出が得られる第1の露出時間が手ブレを起こすと予想される露出時間である場合に、画像合成により1枚の適正露出の画像を得るための複数の画像を、第1の露出時間よりも短く、手ブレを起こさないと予想される第2の露出時間で撮影する合成撮影モードを有する撮像装置であって、被写体の光学像を電気信号として取り込む撮像手段と、前記撮影手段により取り込んだ電気信号から表示用画像を生成し、逐次表示する表示手段と、前記合成撮影モードで撮影される前記複数枚の画像又はそれらを合成して得られる合成画像に適用するためのホワイトバランス制御値を、前記合成撮影モードによる撮影前に前記表示手段に逐次表示された画像を用いて算出する算出手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、露出アンダーで撮影した複数枚の画像を合成することにより1枚の適正露出の画像を得る手ブレ補正技術に関するものである。
現在のカメラでは、露出の決定や焦点合わせ等の重要な撮影条件を設定する作業は全て自動化され、カメラ操作が未熟な撮影者でも失敗撮影を起こす可能性は非常に少なくなっている。
また、最近では、カメラに加わる手ブレを防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影ミスを誘発する要因も減少している。
ここで、手ブレを防ぐ光学防振システムについて簡単に説明する。
撮影時のカメラの手ブレは、周波数として通常1Hzないし10Hzの振動であるが、露光時点においてこのような手ブレを起こしていても画像ブレの無い写真を撮影可能とするための基本的な考えとして、手ブレによるカメラの振動を検出し、この検出結果に応じて補正レンズを光軸直交面内で変位させなければならない(光学防振システム)。
すなわち、カメラブレが生じても画像ブレが生じない写真を撮影するためには、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2に手ブレによる光軸変化を補正することが必要となる。
画像ブレの補正は、原理的には、加速度計、振動ジャイロ、レーザージャイロ等により加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出し、この検出結果に対して適宜演算処理する振動検出手段をカメラに搭載することによって行うことができる。そして、振動検出手段からのカメラのブレ検出情報に基づき、撮影光軸を偏心させる補正レンズを駆動する手段(補正光学手段)により画像ブレ補正が行われる。
一方、手ブレが生じない程度の短い露光時間で複数回撮影を繰り返し、これらの撮影により得られた複数の露出アンダーの画像を、画像のズレを修正しながら合成することにより1枚の適正露出の画像(合成画像)を得る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。以下、このような防振技術を電子防振システムという。
また、撮像手段と被写体像との相対的位置をずらして、各相対的位置で順次撮像を行うことにより得られた複数枚の画像を合成するにあたって、1枚目の撮影時点で条件を固定して、その条件を保持して2枚目以降の撮影を行う技術が、例えば、特許文献2に開示されている。
特開平9−261526号公報 特開平9−191439号公報
最近のデジタルカメラは、小型化が進み、100万画素以上の撮像素子を持つデジタルカメラが携帯型電子機器(例えば、携帯電話機)に内蔵されている。
上述した光学防振システムをこのような小型デジタルカメラに搭載しようとすると、補正レンズやその駆動のための機構をさらに小型化する必要がある。
しかし、補正レンズを支持し、これを手ブレに合わせて高精度且つ大きなストロークで駆動していく必要がある光学防振システムの小型化には限度がある。
一方、特許文献1に示すような電子防振システムは、光学防振システムでは必要な補正レンズやその駆動機構が不要であるため、小型化に適している。
しかしながら、適正露出の合成画像を得るのに必要な複数枚の画像を撮影する際、各々の画像は露出アンダーの状態で撮影されるため、このような画像から合成画像に用いるホワイトバランス値を決定すると、適正露出の合成画像に対する適切なホワイトバランス値が得られないという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、被写体の輝度に対して適正露出が得られる第1の露出時間が手ブレを起こすと予想される露出時間である場合に、画像合成により1枚の適正露出の画像を得るための複数の画像を、第1の露出時間よりも短く、手ブレを起こさないと予想される第2の露出時間で撮影する合成撮影モードを有する撮像装置において、合成撮影モードにより撮影された画像から合成された画像に対して適切なホワイトバランス値を決定することができる技術の提供を目的としている。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体の輝度に対して適正露出が得られる第1の露出時間が手ブレを起こすと予想される露出時間である場合に、画像合成により1枚の適正露出の画像を得るための複数の画像を、第1の露出時間よりも短く、手ブレを起こさないと予想される第2の露出時間で撮影する合成撮影モードを有する撮像装置であって、被写体の光学像を電気信号として取り込む撮像手段と、前記撮影手段により取り込んだ電気信号から表示用画像を生成し、逐次表示する表示手段と、前記合成撮影モードで撮影される前記複数枚の画像又はそれらを合成して得られる合成画像に適用するためのホワイトバランス制御値を、前記合成撮影モードによる撮影前に前記表示手段に逐次表示された画像を用いて算出する算出手段とを有する。
本発明の撮像装置の制御方法は、被写体の輝度に対して適正露出が得られる第1の露出時間が手ブレを起こすと予想される露出時間である場合に、画像合成により1枚の適正露出の画像を得るための複数の画像を、第1の露出時間よりも短く、手ブレを起こさないと予想される第2の露出時間で撮影する合成撮影モードを有する撮像装置の制御方法であって、被写体の光学像を電気信号として取り込む撮像工程と、前記撮影工程により取り込んだ電気信号から表示用画像を生成し、逐次表示する表示工程と、前記合成撮影モードで撮影される前記複数枚の画像又はそれらを合成して得られる合成画像に適用するためのホワイトバランス制御値を、前記合成撮影モードによる撮影前に前記表示工程で逐次表示された画像を用いて算出する算出工程とを有する。
本発明によれば、合成撮影モードにより撮影された画像から合成された画像に対して適切なホワイトバランス値を決定することができる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。
撮影レンズ11aからの入射光束(撮影光)は、絞り13aで光量制限されたのちに、シャッタ12aを通り撮像部19に結像する。
撮像部19は、被写体の光学像を光電変換して電荷を蓄積するCCDやCMOS等の半導体素子からなる。撮像素子の受光面に配列される各画素には例えば赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかのカラーフィルターが付されており、各画素が受光する光の波長帯域を制限している。撮像部19は撮像素子駆動部19bからの駆動信号を受けることで電荷の蓄積及びリセットを行なう。
撮影レンズ11aは複数の光学レンズ群により構成され、これらのレンズ群のうち一部又は全部がAF駆動モータ14aからの駆動力を受けて光軸10上を移動し、所定の合焦位置に停止することで焦点調節を行う。
AF駆動モータ14aは焦点駆動部14bからの駆動信号を受けることで所定のレンズを駆動する。
また、本実施形態において撮影レンズ11aはズームレンズであり、一部の光学レンズ群は、ズーム駆動モータ15aからの駆動力を受けて光軸10上を移動し、所定のズーム位置に停止することで撮影画角を変更する。ズーム駆動モータ15aは、ズーム駆動部15bからの駆動信号を受けることでレンズを駆動する。
絞り13aは、複数の絞り羽根を有しており、これらの絞り羽根は、絞り駆動部13bからの駆動力を受けて光通過口となる開口面積(絞り口径)を変化させる。
シャッタ12aは、複数のシャッタ羽根を有しており、これらのシャッタ羽根は、シャッタ駆動部12bからの駆動力を受けることで光通過口となる開口部を開閉する。これにより、撮像部19に入射する光束(露光量)を制御する。
また、撮影時の条件(被写体輝度等)や撮影モードなどに応じてストロボ16aは閃光駆動部16bからの駆動信号を受けて駆動(発光)する。
さらに、撮影動作を撮影者に知らせるためにスピーカー17aが発音駆動部17bからの駆動信号を受けて駆動(発音)する。
焦点駆動部14b、ズーム駆動部15b、絞り駆動部13b、シャッタ駆動部12b、閃光駆動部16b、発音駆動部17b、撮像駆動部19bの各駆動は、撮影制御部18により制御されている。
撮影制御部18には、レリーズ操作部12c、絞り操作部13c、ズーム操作部15c、閃光操作部16c及び後述する防振操作部120からの操作信号が入力されるようになっており、カメラの撮影状態に合わせて上記操作信号を各々焦点駆動部14b、ズーム駆動部15b、絞り駆動部13b、シャッタ駆動部12b、閃光駆動部16bに与えて撮影条件を設定し、撮影を行うようにしている。
なお、絞り13aの開口径やストロボ16aの発光要否は、オート撮影モード時にはカメラ側で自動的に設定するために、絞り操作部13cおよび閃光駆動部16bは不要であるが、撮影者が任意に撮影条件を設定するマニュアル撮影モード時のために設けられる。
撮影制御部18は、信号処理部111に入力された画像信号に基づいて被写体の明るさ(測光値)を測定し、この測光値に基づいて絞り13aの絞り口径とシャッタ12aの閉じタイミング(露光時間)を定めている。また、この測光値は、後述するように、電子防振システム使用モード(画像合成モード)時かつ、後述する電子ビューファインダ(EVF)のオフ時においてホワイトバランス制御値を求める際に用いられる。
また、撮影制御部18は、焦点駆動部14bを駆動させながら信号処理部111からの出力に基づいて撮影レンズ11の合焦位置を求めている。
撮像部19から出力される電気信号は、アナログ処理部90において、ゲイン補正やクランプ処理等のノイズの低減や信号レベルの調整が行われた後、A/D変換部110によりデジタル信号に変換されて信号処理部111に出力される。
信号処理部111は、通常撮影モードの場合やEVFモードの場合には、A/D変換部110から入力されたデジタル信号に対して適正な輝度信号や色信号を形成する信号処理(ホワイトバランス処理等)を行ってカラー画像信号を形成する。
また、信号処理部111は、画像合成モードの場合には、画像合成モードでの撮影直前(合焦時)にEVFに表示されていた画像からホワイトバランス制御値を求めて記憶する。また、画像合成を撮像装置において行う場合には、画像合成部116から供給される合成後の画像に対して、記憶されているホワイトバランス制御値を用いてホワイトバランス処理を行う。さらに、画像合成モードで撮影された個々の画像を合成前にJPEG圧縮する場合にも、現像処理におけるホワイトバランス処理にこの記憶されているホワイトバランス制御値を用いる。
なお、信号処理部111は、A/D変換部110でデジタル信号に変換された画像データに対し、色補間などの信号処理を施さないRAW画像データとして、メモリ制御部121に出力することも可能である。特に画像合成モードの場合には、個々のRAW画像データを予めEVF画像から求めたホワイトバランス制御値と関連付けて記録部119へ書き込みできるよう、RAW画像データとともにホワイトバランス制御値をメモリ制御部121へ出力する。記録部119に書き込んだRAW画像データ及び対応するホワイトバランス制御値は、例えば再生モードにおいて読み出し、撮像装置での画像合成及びホワイトバランス処理に用いることが可能である。また、画像合成やホワイトバランス処理機能を有するアプリケーションが稼働する外部装置、たとえばPCを用いて処理することも可能である。
信号処理部111から出力される画像データは、信号切替部112を介して画像補正部117に入力される。信号切替部112では、画像データがそのまま表示に供することのできるもの、すなわち通常撮影モードで撮影された画像データ(EVFモードで撮影される個々の画像データを含む)や、画像合成モードで撮影された画像から生成された合成画像データは画像補正部117に出力する。一方、画像合成モードで撮影された個々の画像は画像記憶部113に出力するように切り替える。これらの切り替えは、メモリ制御部121により記録部119から読み出された画像データに対しても同様に行われる。
画像補正部117は、通常撮影モードにて撮影された画像或いは画像合成モードによる合成画像に対して、最適なガンマ特性によって最適なコントラスト特性を与え、色調整やシャープネス処理等を行うことで、表示部118で表示するのに最適な特性の画像データに変換する。
メモリ制御部121は、上記画像補正部117でガンマ補正処理等が施された画像データに対してJPEGファイルへの圧縮変換処理を行って記録部119に格納する。また、信号処理部111からのRAW画像データとホワイトバランス制御値を関連付けて記録部119に格納する。さらに、記録部119に格納された画像ファイルを読み出して信号切り替え部112、表示制御部122や外部I/F部123に出力したりする。
表示制御部122は、後述する切替スイッチ118aにおいてEVFモードが設定されている場合には、メモリ制御部121を介して受け取った表示用画像を液晶パネル等の表示部118に逐次表示することにより、表示部118をEVF(Electric View Finder)として機能させる。また、再生モードにおいて、記録部119から読み出された画像を表示する。
切替スイッチ118aは、表示部118を動作させることに伴う電力消費を抑えるため、表示部118を電子ビューファインダとして用いるEVFモードと、EVF表示を行わない非表示モードの切り替えをユーザに可能にするために設けられている。
外部I/F(インターフェース)部123は、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)等の規格に準拠した通信を行うためのインタフェースである。コネクタ124を介してPCやプリンタ等の外部機器が接続される。外部I/F部123を通じ、記録部119に記録された画像データやホワイトバランス制御値を外部機器に出力したり、反対に外部機器が保有する画像データ等を入力したりすることができる。
記録部119はコンパクトフラッシュ(登録商標)等に代表される、着脱可能なメモリーカードとそのリーダライタである。
<ホワイトバランス処理>
ここで、信号処理部111によるホワイトバランス(以下、WBと略称する。)処理(オートホワイトバランス処理)について説明する。
図2は図1の信号処理部111におけるWB処理に係る構成例を示すブロック図である。
WB処理は、被写体中の白い部分を白くする処理、すなわち画像信号中の光の3原色赤(R)、緑(G)、青(B)のレベルを白の被写体について同一にする処理である。
具体的には、図2において、A/D変換部110でデジタル信号に変換された画像データは、色度座標変換部210に送られる。色度座標変換部210は、画像データのうち、図3に示されるように、隣接したR、G1、G2、Bの組み合わせで、R:B及び(R+B):(G1+G2)を求めて、図4に示すような二次元座標上にプロットし、無彩色部分検出部211は、黒体輻射軌跡302の近傍の座標範囲301の枠内に位置したR、G1、G2、Bの組み合わせを無彩色の領域として判定する。
そして、WBゲイン算出部212は、判定された組み合わせの信号を各色成分毎に順次積分して各色成分の積分値SumR、SumG1、SumG2、SumBを求め、SumR:SumG1:SumG2:SumBの比がG成分を基準として、1:1:1:1になるようなホワイトバランス制御値(以下、WB値と略称する。)WbR、WbG1、WbG2、WbBを次式から求める。
WbR =(SumG1+SumG2)/(2×SumR )
WbG1=(SumG1+SumG2)/(2×SumG1)
WbG2=(SumG1+SumG2)/(2×SumG2)
WbB =(SumG1+SumG2)/(2×SumB )
WB処理部213では、WBゲイン算出部212において求められたWB値をこの画像での最適な光源の色温度に対する制御値であると決定して、全画像データのうち、Rフィルタの画素信号に対してWbRを、G1フィルタの画素信号に対してWbG1を、G2フィルタの画素信号に対してWbG2を、Bフィルタの画素信号に対してWbBをそれぞれ乗算することでWB処理を行う。
切替器214はRAW画像データとともにWB値を記録する場合にWB値をメモリ制御部121へ出力し、それ以外の場合にはWB値をWB処理部213へ供給するために設けられる。
信号処理部111は、合成撮影モードにおいては、本撮影直前に撮影した、EVFを実現するための表示用画像又は、合焦制御及び測光処理用に取り込んだ画像に対して求めたWB値WbR、WbG1、WbG2、WbBを、例えばWB処理部213に記憶する。
このWB値の記憶は、例えば撮影制御部18からの記憶指示によって行っても良いし、シャッターが半押しされ、合焦した時点での画像に対するWB値を自動的に記憶するようにしても良い。本実施形態ではEVFモードがオンの場合は前者、EVFモードがオフの場合は後者であるものとする。
そして、複数の露出アンダーの撮影画像(JPEG圧縮する場合)又は合成画像(デジタルカメラで合成を行う場合)に対しては、撮影画像からWB値を求めずに、記憶されているWB値を用いて上記WB処理を実行する。
<EVFモード>
次に、表示部118を電子ビューファインダ(EVF)として用いる場合(EVFモード)の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図5において、ステップS101では、表示制御部122は、切替スイッチ118aがオンされているか、すなわちEVFモードに設定されているか判断し、EVFモード設定時にはS102に進む。また、EVFモードに設定されていないならば本処理は行わない。
ステップS102で、撮影制御部18は、メカニカルシャッタ12aを開放すると共に、例えば固定速度(例えば1/30秒)で電子シャッタを作動させる。
ステップS103で、撮影制御部18は、撮像部19から画像信号を取り込む。
ステップS104で、撮影制御部18は、撮像部19から取り込んだアナログ信号に対して、アナログ処理部90において色ごとのゲイン補正及びクランプ処理等を施す。
ステップS105では、アナログ処理が施された画像信号をA/D変換部110によりデジタル信号に変換して画像データを生成し、信号処理部111に出力する。
ステップS106では、デジタル信号に変換された画像データに対して、信号処理部111にて上述したWB処理を含む信号処理を施す。
ステップS107,S108では、WB処理等が施された画像に対して、画像補正部117においてガンマ補正処理等がなされた後、表示制御部122により表示部118に画像を表示させる。
なお、EVFモードでは以上の処理を繰り返し行うが、処理中に撮影制御部18からWB値の記憶指示があった場合、信号処理部111はその時点での最新のWB値を記憶する。
<撮影時処理>
次に、本実施形態におけるデジタルカメラの撮影時処理について説明する。
本実施形態では、画像合成モードで撮影される露出アンダーの複数の画像をJPEG画像として保存する。この場合、JPEG圧縮符号化前にカラー画像を生成する必要があるため、信号処理部111で個々の画像に対するWB処理を行う際に、撮影前に算出して記憶したWB値を用いる。
図6は本実施形態のデジタルカメラの撮影時処理を説明するフローチャートであり、このフローはカメラの電源がオンになったときにスタートする。
ステップS201では、撮影者がレリーズボタンを半押ししたことを示すsw1がオンとなるまで待機し、sw1がオンされると撮影準備動作を行うためにステップS202に進む。
ステップS202では、撮影準備動作として、撮像部19が被写体を撮像し、信号処理部111でその画像のコントラストを検出しながら撮影制御部18によりAFモータ14aを駆動してレンズ11を繰り出し、最もコントラストが高かった位置でレンズ11の繰り出しを停止することで焦点合わせを行うと同時に、撮像部19で取り込まれた画像信号から被写体の明るさ(測光値)を検出する。また、EVFモードがオフの場合には、この処理を行う過程で取り込んだ画像を用い、上述した方法でWB値を算出して記憶しておく。
ステップS203では、撮影制御部18は、防振操作部120がオンされた状態か、すなわち防振システムがオンされた画像合成モードか、それ以外の通常撮影モードかを判断し、画像合成モードならばステップS204に進み、通常撮影モードならばステップS220に進む。
<画像合成モードでの撮影処理>
まず、ここでは画像合成モードでの撮影処理について説明する。
ステップS204で、撮影制御部18は、画像合成モードで撮影される複数の露出アンダー画像の各々又は合成後の画像に用いるホワイトバランス制御値(WB値)を、以下に説明する処理に従って決定する。
すなわち、EVFモードがオンの場合には、信号処理部111に対し、EVF画像生成時に算出した最新のWB値を記憶するように指示し、ここで記憶されたWB値を後の処理で用いる。一方、EVFモードがオフの場合には、既にステップS202において記憶されているWB値を用いる。
ステップS205ではステップS202で求めた被写体の明るさ等の撮影条件から撮影する枚数と各々の露光時間を求める。
ここでの撮影条件とは、
・被写体の明るさ(測光値)
・撮影光学系の焦点距離
・撮影光学系の明るさ(絞りの値)
・撮像素子の感度
の4点である。
例えば、撮影光学系の焦点距離が35mmフィルム換算で30mm(f=30mm)、撮像素子の感度がISO200、測光値から得られる適正露出の絞りとシャッタースピードとがそれぞれ開放(例えばF2.8)、1/15秒であったとする。
一般に、手ぶれを防ぐには撮像光学系の焦点距離分の1より早いシャッタースピードで撮影するのがよいとされている。従って、手ぶれを防止しながらこの被写体を撮影するには1/30より早いシャッタースピードで撮影することが望まれる。
このような場合、4枚の画像から1枚の合成画像を得るようにすることで、1/60秒のシャッタースピードで撮影することが可能になる。
ただし、合成に不適な画像が撮影される可能性があるので、ここでは2枚多く計6枚を撮影するようにしている。
同条件でf=105mmとなった場合には、1/150秒のシャッタースピードで10枚の画像を撮影することで、適正露出の合成画像1枚を得ることができる。なお、撮影枚数が多くなるほど合成に不適な画像も多くなることが予想されるため、5枚余計に撮影するなど、撮影枚数をより多く設定する。
以上のように、複数枚撮影を行う時の露光時間を撮影条件に合わせて決定し、更に何枚撮影するかも撮影条件に合わせて設定する。
以上の演算が終了した後に、カメラのファインダ等に画像合成モード(防振システムオン)が設定されたことを表示すると同時に求めた撮影枚数を表示し撮影者に知らせる。
ステップS206ではレリーズボタンが全押しされたことを示すsw2がオンとなるまで、ステップS201からステップS206を循環して待機する。
ステップS207では1枚目の撮影を開始する。先ず、撮像部19において電荷のリセットを行い、再蓄積を開始させる。
次に、ステップS205で求めた露光時間シャッター12aを開放し、その後シャッタを閉じて電荷の転送を行う。また、同時に撮影開始の発音を発音駆動部17bを介してスピーカー17aで発音する。この音は例えばピッ!と云う電子音でも良いし、フィルムカメラ等におけるシャッタの開き音、ミラーアップの音でも良い。
ステップS223で、各撮影画像に対し、信号処理部111でカラー画像生成のための各種信号処理(所謂現像処理)を適用する。この処理にはホワイトバランス処理も組まれており、ここでのホワイトバランス処理にはステップS204で設定されたWB値を用いる。
カラー画像化された撮影画像は、ステップS208で一旦画像記憶部113に記憶される。なお、この際、本実施形態では、合成に不適な撮影画像を検出して削除する。具体的には、撮影者が構図や焦点を良く観察して撮影した画像であると考えられる1枚目の撮影画像を基準画像とし、基準画像と大きく異なる画像、例えばコントラストが著しく低い画像については画像記憶部113から削除する。
ステップS209ではステップS205で決定した撮影枚数全ての撮影が完了したかどうか判定し、撮影が残っていればステップS207、S208を繰り返し実行する。
そして撮影が完了するとステップS210に進む。
ステップ210では撮影完了の発音を発音駆動部17bを介してスピーカー17aで発音する。
この音は例えばピッピッ!と云う電子音でも良いし、フィルムカメラ等におけるシャッタの閉じ音、ミラーダウン音やフィルム巻き上げ音でも良い。
このように複数枚撮影する場合においてもその動作を表す発音は1セット(最初の撮影の露光開始から最後の撮影の露光完了までに1回)なので、撮影者に複数枚撮影の違和感を与えることはない。
ステップS226では、直ちに合成処理を行うか、どうかを例えば設定値を判別することによって判定する。
直ちに合成を行わない場合、画像記憶部113に記憶した画像はメモリ制御部121へ出力され、JPEG符号化を代表とする圧縮符号化が施される。そして、これら複数の画像が合成用の元画像であることが判別できるように記録部19で記録を行う。例えば、画像ファイルのヘッダ情報の拡張エリアなどに、合成のための画像であることを示す情報及び他の合成元画像を特定可能な情報(例えばファイル名)を含めて記録する。
なお、本実施形態では合成元画像に対して既にホワイトバランス処理が行われているため、記録部119には画像データのみを書き込み、ホワイトバランス制御値は記録しない。
記録が終わったらスタートへ戻る(ステップS229)。
一方、撮影終了後直ちに合成処理を行う設定となっている場合には、ステップS211〜S216の画像合成処理を行う。
ステップS211ではズレ検出部114が、画像記憶部113に記憶された画像内における特徴点を抽出し、参照画像(1枚目)における特徴点の位置座標と、他の画像における特徴点の座標のずれを割り出す。このずれは1枚目の画像に対する2枚目以降の画像の相対的なズレを意味する。
ステップS212では座標変換部115が各画像の座標変換を行うが、それに先立って合成の基準になる画像の選択と、それに対して合成に適した画像を選ぶ。
ここでは、画像記憶部113に記憶された各画像を順次仮の基準画像と決めて、その場合における残りの画像の移動量総和が最も小さくなる組み合わせの時の基準画像を真の基準画像とすると共に、真の基準画像に対して大きくずれている(例えば画面の辺の20%以上ずれている)画像は合成に用いず、残りの画像を合成に用いる画像とする。
ステップS213では全画像の座標変換が終了し、基準画像が求まるまでステップS211、S212を循環して待機し、全ての画像の座標変換が完了するとステップS214に進む。
ステップS214では画像合成部116により画像の合成及びゲインアップを行う。
ここで画像の合成は各画像の対応する座標の信号を加算平均することで行い、画像内のランダムノイズは加算平均することで減少させられる。すなわち、画像合成モードでは、露出アンダーの画像を意図的に撮影するため、ノイズの影響を受け易くなるが、加算平均することによりランダムノイズを削減することが可能である。
すなわち、デジタル画像の場合には、1枚の露出不足の画像でもゲインアップすることで露出の補正が可能であるが、ゲインを高くするとノイズが多くなって見苦しい画像になってしまう。しかしながら、本実施形態のように複数枚の画像を合成して画像全体のゲインをアップさせる場合には、各画像のノイズが平均化されるためにS/N比の大きい画像を得ることができ、結果的にノイズを抑えて露出を適正化することができる。
換言すると、画像合成モードは、ノイズを許容して撮像部を高感度にして複数枚撮影し、これらを加算平均することで画像に含まれるランダムノイズを減少させるモードとも考えられる。
そして、合成後の、ランダムノイズが低減された画像に対して、ゲインアップを行う。このゲインアップを行うに際して、例えば4枚合成予定であったのに、合成に適した画像が3枚しかない場合にはその分の露出不足もゲインアップして補うようにしている。
ステップS215では、合成された画像の端部の様に各画像が構図ブレにより重ならなかった領域をカットし、元のフレームの大きさになるように画像を拡散補間する。
ステップS216では画像補正部117により合成画像に対してガンマ補正、色調整、シャープネス処理等の画像補正処理を行う。
そして、ステップS217でこの画像を表示制御部122を通じて表示部118に表示する。
また、表示と並行してステップS227以降の処理を行い、上述したJPEG形式での記録処理を行う。
なお、通常のデジタルカメラでは撮影後に画像を表示部118に表示するクイックレビュー機能を有するが、本実施形態のように複数枚の画像を合成して適正露出の画像を得る場合には、合成画像を作成してから表示するまでに時間を要する場合がある。
そこで、本実施形態の表示制御部122は、画像合成モードで、かつ合成を直ちに行う場合には、合成画像が出来上がるまで合成元画像、例えば1枚目の画像をゲインアップして表示する。なお、露出アンダーの画像をゲインアップして表示するとノイズが目立つようになるが、表示部118の画素数は撮影画素数よりも少ないため、実際にはノイズが気になることはない。そして、合成画像が出来上がったら、合成画像を表示する。
<通常撮影モード時の動作>
次に、ステップS203で防振システムがオフされている場合(通常撮影モード)の撮影時動作について説明する。
この通常撮影モードでは、ステップS203からステップS220に処理が進む。
ステップS220では、撮影制御部18は、ステップS205で説明した露光時間の算出を行い、手ブレによる画像劣化が発生する可能性が高い撮影条件であるか否かを判断する。
撮影条件は前述したように被写体の明るさ、レンズの明るさ、撮像感度、撮影焦点距離であり、被写体の明るさ、レンズの明るさ、撮像感度に基づいて露光時間を求め、その露光時間が現状の撮影焦点距離においては手ブレによる画像劣化の可能性があるか否かを判断する。
そして手ぶれが発生する可能性が高いと破断される場合には、ステップS221でカメラのファインダや表示部118に防振システムをオンすることを推奨する表示を行う。
ステップS222ではレリーズボタンの全押しがなされたかどうかを判定し、sw2がオンとなるまでステップS201からステップS222を循環して待機する。
sw2がオンとなり撮影の指示がなされると、ステップS224では通常の撮影処理を行う。この過程で行われるホワイトバランス処理は、撮影画像に基づいて上述した方法により求めたWB値を用いて行う。信号処理部111でカラー画像が生成されると、ステップS216に進み、画像補正部117での補正処理を行う。以後、ステップS217以降の処理を上述の通り行う。
なお、図6には記載していないが、通常撮影モードにおいても撮影開始から完了の動作に合わせて撮影動作音をスピーカー17aより発音している。
即ち、画像合成モードにおいても通常撮影モードにおいても同じ様式の撮影動作音を発音しており、その動作音の長さ(撮影開始音から撮影完了音迄の長さ)の違いにより長秒時露光か否かを撮影者が認識できる程度であり、複数枚の撮影を行っているか否かは撮影者には分からないようになっている。
そのために画像合成モードにおいても特別な撮影を行っているという認識を撮影者に与えることがなく、使い勝手がよい。
このフローで分かるように防振システムをオフしている場合においても手ブレによる画像劣化が生ずる撮影条件の時には撮影者に防振システムの活用(画像合成モード)を促す表示を行って画像劣化を未然に防いでおり、更に画像合成モードにおいても各々の露光時間は焦点距離により変更するのでいかなる焦点距離においても望ましい撮影ができるようにしている。
以上のように、本実施形態においては、露出アンダーで撮影した複数枚の画像を合成するにあたって、露出アンダーの撮影画像でWB値を決定しないで、より適正な露出条件に近い画像、例えば撮影直前にEVFに表示していた画像や、測光、合焦処理時に取り込んだ画像に基づいてWB値を決定するようにした。
これにより、露出アンダーで撮影した画像から求めたWB値よりも良好なWB値を用いて合成画像を生成することが可能となる。また、露出アンダーで撮影した個々の合成元画像からWB値を求める場合には、ノイズの影響により画像毎に求まるWB値にばらつきが生じ、結果として合成画像のホワイトバランスが崩れる原因となるが、本実施形態では共通したWB値を用いるため、合成元画像間でのWB値ばらつきがなく、ホワイトバランスの崩れを抑制することができる。
また、合成元画像であることを示す情報及び他の合成元画像を特定可能な情報を含めて画像データを記録するため、例えばPCなど外部装置において画像合成アプリケーションを稼働させて上述の画像合成処理を行う場合であっても、正しく画像合成を行うことが可能になる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では合成元画像をJPEG形式で記録したが、第2の実施形態は、個々の合成元画像をRAW画像として記録することを特徴とする。RAW画像生成時にはWB処理を行わず、輝度リニア画像に変換し、合成画像を生成した後にWB処理を行う。そのため、WB値は、合成時までRAW画像とは独立したデータとして保存される。
図7は第2の実施形態に係るデジタルカメラの撮影動作をまとめたフローチャートであり、図6と同じ処理ステップには同一のステップ番号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
まず、ステップS206でsw2がオンし、ステップS207から始まる画像合成モードでの撮影処理において、カラー画像生成処理が行われず、従ってWB処理も行われない。そして、合成元画像として画像記憶部113に格納されるのはRAW画像データである。
そして、直ちに合成処理を行う場合、ステップS214における画像合成処理が終了した後、第1の実施形態においてステップS223で実施したのと同様のカラー画像生成処理を合成後の画像に対して適用する(ステップS240)。この処理の過程で、S204で決定され、記憶されたWB値を用いたWB処理が行われる。
また、本実施形態においても通常撮影モードではJPEG形式での記録を行うため、ステップS227’では、通常撮影モードで撮影された画像に対してのみJPEG圧縮処理を行う。また、ステップS241において画像記録を行う際には、画像合成モードで撮影されたRAWデータのヘッダに、合成元画像であることを示す情報及び他の合成元画像を特定可能な情報に加え、画像データS204で決定され、記憶されたWB値を格納して記録する。通常撮影モードで撮影された画像はJPEG形式での記録を行う。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が達成される。特にRAW画像データにWB値を含めて記録するため、外部装置で合成処理を行う際に適切なホワイトバランス処理を行うことができる。
[他の実施形態]
なお、上述の実施形態において、記録部119へ画像データを記録する代わりに、あるいは記録部119への記録に加えて、画像データを外部装置、例えばPCに転送する処理を実行することが可能である。
この場合、メモリ制御部121が、記録部119へ出力するデータを外部I/F部123を通じ、通信可能に接続されている外部装置へ出力するようにすればよい。
外部装置では、図6のステップS211〜S216で説明した合成、補正処理を実行可能なアプリケーションを用いて合成画像を生成することができる。なお、この場合、画像ファイルに含まれる、合成元画像であることを示す情報及び他の合成元画像を特定可能な情報を用いて他の合成元画像を特定し、RAW画像データの場合はさらにWB値を画像ファイルから取り出して処理を行う。
また、上述の実施形態では、本発明に係る撮像装置としてデジタルスチルカメラを例に説明したが、本発明は小型にまとめることができるのでデジタルスチルカメラに限られずデジタルビデオカメラによる静止画撮影や、監視カメラ、Webカメラ、携帯電話等にも展開できる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク(登録商標)、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROM等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。 本発明に係る実施形態のWB処理を行うブロック図である。 撮像素子上のカラーフィルターの位置と、色度座標を算出するときの画素の組み合わせの一例を示す図である。 色度座標上の黒体輻射軌跡と無彩色判定領域を示す図である。 本発明に係る実施形態のEVFモード時の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第1の実施形態の通常撮影モード及び画像合成モードでの各動作を示すフローチャートである。 本発明に係る第2の実施形態の通常撮影モード及び画像合成モードでの各動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 光軸
11a 撮影レンズ
12a シャッタ
12b シャッタ駆動部
12c レリーズ操作部
13a 絞り
13b 絞り駆動部
13c 絞り操作部
14a AF駆動モータ
14b 焦点駆動部
15a ズーム駆動モータ
15b ズーム駆動部
15c ズーム操作部
16a ストロボ
16b 閃光駆動部
16c 閃光操作部
17a スピーカー
17b 発音駆動部
18 撮影制御部
19 撮像部
19b 撮像素子駆動部
90 アナログ処理部
110 A/D変換部
111 信号処理部
112 信号切替部
113 画像記憶部
114 ズレ検出部
115 座標変換部
116 画像合成部
117 画像補正部
118 表示部(EVF)
118a 切替スイッチ
119 記録部
120 防振操作部
121 メモリ制御部
122 表示制御部
123 外部I/F部
124 コネクタ

Claims (9)

  1. 被写体の輝度に対して適正露出が得られる第1の露出時間が手ブレを起こすと予想される露出時間である場合に、画像合成により1枚の適正露出の画像を得るための複数の画像を、第1の露出時間よりも短く、手ブレを起こさないと予想される第2の露出時間で撮影する合成撮影モードを有する撮像装置であって、
    被写体の光学像を電気信号として取り込む撮像手段と、
    前記撮影手段により取り込んだ電気信号から表示用画像を生成し、逐次表示する表示手段と、
    前記合成撮影モードで撮影される前記複数枚の画像又はそれらを合成して得られる合成画像に適用するためのホワイトバランス制御値を、前記合成撮影モードによる撮影前に前記表示手段に逐次表示された画像を用いて算出する算出手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記合成撮影モードで撮影された複数の画像を合成して適正露出の合成画像を得る合成手段と、
    前記合成画像に対し、前記算出手段が算出したホワイトバランス制御値を用いてホワイトバランス調整処理を行うホワイトバランス処理手段とを更に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記合成撮影モードで撮影された複数の画像の各々に対し、前記算出手段が算出したホワイトバランス制御値を用いてホワイトバランス調整処理を行うホワイトバランス処理手段と、
    前記ホワイトバランス処理後の画像を合成して適正露出の合成画像を得る合成手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記合成撮影モードで撮影された複数の画像のデータと、前記算出手段が算出した前記ホワイトバランス制御値とを対応付けて記録する記録手段とを更に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 被写体の輝度に対して適正露出が得られる第1の露出時間が手ブレを起こすと予想される露出時間である場合に、画像合成により1枚の適正露出の画像を得るための複数の画像を、第1の露出時間よりも短く、手ブレを起こさないと予想される第2の露出時間で撮影する合成撮影モードを有する撮像装置の制御方法であって、
    被写体の光学像を電気信号として取り込む撮像工程と、
    前記撮影工程により取り込んだ電気信号から表示用画像を生成し、逐次表示する表示工程と、
    前記合成撮影モードで撮影される前記複数枚の画像又はそれらを合成して得られる合成画像に適用するためのホワイトバランス制御値を、前記合成撮影モードによる撮影前に前記表示工程で逐次表示された画像を用いて算出する算出工程とを有することを特徴とする方法。
  6. 前記合成撮影モードで撮影された複数の画像を合成して適正露出の合成画像を得る合成工程と、
    前記合成画像に対し、前記算出工程で算出したホワイトバランス制御値を用いてホワイトバランス調整処理を行うホワイトバランス処理工程とを更に有することを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記合成撮影モードで撮影された複数の画像の各々に対し、前記算出工程で算出したホワイトバランス制御値を用いてホワイトバランス調整処理を行うホワイトバランス処理工程と、
    前記ホワイトバランス処理後の画像を合成して適正露出の合成画像を得る合成工程とを更に有することを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 前記合成撮影モードで撮影された複数の画像のデータと、前記算出工程で算出した前記ホワイトバランス制御値とを対応付けて記録する記録工程とを更に有することを特徴とする請求項5記載の方法。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項記載の制御方法を撮像装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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