JP2006294248A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

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政彦 田中
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Abstract

【課題】 トラックピッチを狭めた場合に隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号のオフセットを低減して正確なトラッキングを可能とした光学的情報記録再生装置を提供すること。
【解決手段】 記録媒体7で反射された反射光ビームからマスク8によりビーム中心からビーム径の0.2〜1.0倍の大きさの(円形)領域をトラッキング誤差検出エリアの光ビームとして光検出器10に導き、この光検出器10の出力信号から演算回路11によりトラッキング誤差信号Stを生成し、このトラッキング誤差信号Stに基づいて位相補償回路12、アクチュエータドライバ回路13およびトラッキングアクチュエータコイル15を介して対物レンズ6をトラック幅方向に制御することによりトラッキングを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ビームを記録媒体に照射して情報の記録再生を行う光ディスク装置のような光学的情報記録再生装置に係り、特に隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号に発生するオフセットを効果的に低減できる光学的情報記録再生装置に関する。
相変化媒体などの記録媒体に光ビームを照射して、情報の記録再生を行う光学的情報記録再生装置は、光ディスク装置として実用化されている。情報は、例えば光ビームの照射による記録膜の相変化で形成される記録マークにより光ディスク上に記録される。この記録された情報は、記録マークの有無による光ディスクからの反射光ビームの強度変化を検出することにより再生される。
従来の一般的な光ディスク装置では、光ディスク上のグルーブ又はランドのいずれか一方のみで情報の記録再生を行っている。グルーブは光ビームを案内するための溝であり、光ディスク上に円周方向に沿って同心円又はスパイラル状に形成される。ランドはグルーブとグルーブの間に挟まれた領域であり、グルーブとランドとは高さが異なっている。グルーブ又はランドのいずれか一方のみを記録再生に用いる。従来の光ディスクでは、記録マークが形成されるトラックはグルーブ又はランドのみに存在する。そしてグルーブのみで記録再生を行う光ディスクでは、隣接トラックはランドを間に挟んだ隣のグルーブとなり、ランドにトラックが存在する光ディスクでは、グルーブを間に挟んだ隣のランドが隣接トラックとなる。これらの場合、トラック間隔はランド又はグルーブの幅に等しい。
近年、光ディスク装置はより高密度記録に向けて研究開発が進められており、その一つの実現法としてランドとグルーブの両方に情報を記録するランド・アンド・グルーブ記録方式が知られている(特許文献1:特開昭57−50330号公報)。このランド・アンド・グルーブ記録方式では、トラックがグルーブとランドの両方にあるためにトラック間隔はほとんどなく、トラックピッチは非常に狭くなっている。記録された情報の再生は、従来と同様に光ディスクからの反射光ビームの強度変化を検出することで行うが、トラックピッチが狭いために隣接トラック上の記録マークからの反射光によるクロストークが問題となる。このクロストークの問題に対しては、記録媒体構造とグールブ深さを工夫することによって低減する技術が提案されている。
ところで、光ディスクで情報を記録再生するためには、光ディスクからの反射光ビームより光ディスクに照射される光ビームのトラック幅方向におけるトラック中心からの位置ずれを示すトラッキング誤差信号を検出し、このトラッキング誤差信号を用いて光ディスクに照射される光ビームの照射位置を制御するトラッキング制御が必須である。トラッキング誤差の検出法として、プッシュプル法が従来より多く用いられている。このプッシュプル法は、光ディスク上の光ビームのトラック中心からの位置ずれにより生じる光ディスクからの反射光ビーム中のグルーブ等で生じる回折光強度の不平衡を、光ディスクからの反射光ビームを受光する2分割光検出器の2つの出力信号の差をとることでトラッキング誤差を検出する方法である。
しかし、ランド・アンド・グルーブ記録方式では、反射光ビームに隣接トラック上の記録マークによる回折光がかなり多く漏れ込むために、プッシュプル法でトラッキング誤差検出を行うと、隣接トラック上の記録マークによるオフセットが発生することがある。このため、トラックピッチが従来より狭くなった分だけ、隣接トラック上の記録マークがトラッキング誤差信号に及ぼす影響は大きくなる。隣接トラック上の記録マークによる回折光でトラッキング誤差信号にオフセットが発生するのは、記録再生を行っているトラックの片側の隣接トラックのみに記録マークが存在する場合である、この原因は片側の隣接トラック上の記録マークによる回折光のみが光ディスクからの反射光ビームに入り込むためである。前述した記録媒体構造やグルーブの深さの最適化は、情報再生時の隣接トラック上の記録マークによるクロストークの低減には有効であるが、トラッキング誤差検出時のオフセットの低減にはなんら効果はない。
特開昭57−50330号公報
上述したように、ランド・アンド・グルーブ記録方式のようにトラックピッチを狭めた場合には、隣接トラック上の記録マークによる回折光のためにトラッキング誤差信号にオフセットが発生し、システム的に許容される残留誤差内にトラッキング制御を行うことが難しい。
本発明の目的は、トラックピッチを狭めた場合でも隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号のオフセットを低減して、正確なトラッキングを可能とする光学的情報記録再生装置を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を講じた。
本発明の第1の局面に係る光学的情報記録再生装置は、記録媒体上のトラックに光を照射して光学的に情報の記録及び再生を行う光学的情報記録再生装置において、4分割された検出面を備え、フォーカス誤差を検出するための第1の検出手段と、トラッキング誤差信号を検出するときに、隣接するトラックに記録された情報によるトラッキングオフセットを低減するために設けられ、前記記録媒体で反射された反射光ビーム径より小さい領域を選択的に検出して、その領域に対応した出力信号を得る第2の検出手段と、前記検出手段の出力信号から前記記録媒体に照射される光ビームのトラック幅方向における位置ずれを示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成手段と、前記トラッキング誤差信号に基づいて前記記録媒体に照射される光ビームの照射位置をトラック幅方向に制御するトラッキング制御手段と、を具備することを特徴とする。
好ましい実施態様は以下の通りである。
(1) 前記反射光ビームより小さい領域は、円形領域であること。
(2) 前記記録媒体で反射された反射光ビーム径より小さい円形領域が、前記記録媒体で反射された反射光ビームのビーム径の0.2より大きく1.0倍より小さい円形領域であること。
(3) 前記記録媒体上のトラックピッチPtと、前記記録媒体に記録/再生するための光ビームの波長λと、前記記録媒体に光ビームを微少な光スポットに集光するための対物レンズのNAの関係式の値が、Pt/λ×NA=0.66の場合、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム径の0.23〜0.86倍の大きさの円形領域を選択的に検出して、その領域に対応した出力信号を得ること。
(4) 前記記録媒体上のトラックのピッチが0.75μm又は0.74μmの場合に、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム径の0.4〜0.8倍の大きさの円形領域を選択的に検出して当該領域に対応した出力信号を得ること。
(5) 前記記録媒体上のトラックのピッチが0.7μmの場合に、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム径の0.23〜0.65倍の大きさの円形領域を選択的に検出して当該領域に対応した出力信号を得ること。
(6) 前記反射光ビームより小さい領域は、前記トラッキング誤差信号を生成する際に、前記光検出器のトラック接線方向に平行な2等分線を中心軸として、前記中心軸について対称で、反射光ビーム直径の3分の1以下の幅を持つ領域であること。ここで、反射光ビーム直径の3分の1以下の幅を持つ領域として、前記光検出器中央付近の限定された2領域を用い、前記2領域による検出信号を各々A、BとしてA−B又は、(A−B)/(A+B)なる演算によりトラッキング誤差信号を生成すること。また、前記2領域として、各々、ディスク半径方向に前記光検出器上に投影されたビームスポットの直径のほぼ3分の1以下の幅を持つ木の葉形の2領域を用いること。
(7) 前記記録媒体は、互いに高さの異なる二つの領域を交互に配置して構成され、これら二つの領域をトラックとしてその両方に情報を記録すること。
記録媒体で反射された反射光ビームのうち、ビーム中心からビーム径の0.2より大きく1.0より小さい大きさの円形領域をトラッキング誤差検出エリアとして、そのエリアの反射光ビームを2分割検出器で受光し、その2つの出力差でトラッキング誤差検出を行った場合には、隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号オフセットがトラッキング誤差信号生成時に相殺され、オフセットが効果的に低減される。
また、本発明によれば、トラッキング誤差検出エリアとして、トラック方向に平行な線で分割された光検出器の分割線に対称な検出器の中心付近の2領域を利用することにより、従来のプッシュプル法の光検出器の右半分と左半分の出力差をトラッキング誤差信号とした場合に比べてトラッキングオフセットが減少し、安定したトラッキング制御を行うことができる。このように、ランド&グルーブ記録において、光検出器上のトラッキング誤差信号生成領域を検出器中央付近のディスク半径方向に対称な特定の領域に限定することで、目標トラックの両隣のトラックのうちどちらかのみにマークが記録されている場合に生じるトラックオフセットを低減させることができ、トラック追従性能が大幅に向上する。
上記のように、本発明によれば記録媒体で反射された反射光ビーム径の、例えば、0.23〜0.8倍の大きさの円形領域よりトラッキング誤差を検出するか、或いは反射光ビーム中心を通る方向に平行な直線で反射光ビームを分割した両側のそれぞれの領域で、反射光ビーム径の0.18〜0.5倍離れた位置を中心とし、かつ反射光ビームの中心及び外縁に接しない2つの領域をトラッキング誤差検出エリアとしてトラッキング誤差を検出することにより、ランド・アンド・グルーブ記録方式のようにトラックピッチを狭めた場合でも、隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号のオフセットを効果的に低減して正確なトラッキングを可能とすることができる。
本発明の第2の局面に係る光学的情報記録再生装置は、記録媒体上のトラックに光ビームを照射して光学的に情報の記録再生を行う光学的情報記録再生装置において、前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム中心よりトラック幅方向の両側にビーム径の0.18〜0.5倍離れた位置を中心とし、かつ前記反射光ビームのビーム中心及び外縁に接しない2つの領域を選択的に検出して当該領域に対応した出力信号を得る検出手段と、この検出手段の出力信号から前記記録媒体に照射される光ビームのトラック幅方向における位置ずれを示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成手段と、前記トラッキング誤差信号に基づいて前記記録媒体に照射される光ビームの照射位置を制御するトラッキング制御手段とを具備することを特徴とする。
好ましい実施態様は以下の通りである。
(1) 前記記録媒体上のトラックのピッチが0.75μmの場合に、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム中心よりトラック幅方向の両側にビーム径の0.18〜0.5倍離れた位置を中心とし、かつ前記反射光ビームの中心及び外縁に接しない2つの領域を選択的に検出して当該領域に対応した出力信号を得ること。
(2) 前記記録媒体上のトラックのピッチが0.74μmの場合に、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム中心よりトラック幅方向の両側にビーム径の0.18〜0.45倍離れた位置を中心とし、かつ前記反射光ビームの中心及び外縁に接しない2つの領域を選択的に検出して当該領域に対応した出力信号を得ること。
(3) 前記記録媒体上のトラックのピッチが0.7μmの場合に、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム中心よりトラック幅方向の両側にビーム径の0.18〜0.4倍離れた位置を中心とし、かつ前記反射光ビームの中心及び外縁に接しない2つの領域を選択的に検出して当該領域に対応した出力信号を得ること。
(4) 前記記録媒体は、互いに高さの異なる二つの領域を交互に配置して構成され、これら二つの領域をトラックとしてその両方に情報を記録すること。
このように記録媒体で反射された反射光ビームをその反射光ビームの中心点を通る直線でトラック方向に2分割したそれぞれの領域で、ビーム径の0.18〜0.5倍離れた位置を中心とし、かつビーム中心及び外縁に接しない2つの領域をトラッキング誤差検出エリアとして、トラッキング誤差検出を行った場合に、隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号オフセットがトラッキング誤差生成時に相殺され、オフセットが効果的に低減される。
本発明によるトラッキング誤差検出は、ランド・アンド・グルーブ記録方式のように、トラックピッチが非常に狭い場合に特に有効である。すなわち、本発明によると隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号オフセットが効果的に低減されるので、より狭いトラックピッチで情報の記録再生を行うことが可能となり、結果的に記録密度を向上させることができる。
本発明によれば次のような効果が得られる。
上記のように、本発明によれば記録媒体で反射された反射光ビーム径の、例えば、0.23〜0.8倍の大きさの円形領域よりトラッキング誤差を検出するか、或いは反射光ビーム中心を通る方向に平行な直線で反射光ビームを分割した両側のそれぞれの領域で、反射光ビーム径の0.18〜0.5倍離れた位置を中心とし、かつ反射光ビームの中心及び外縁に接しない2つの領域をトラッキング誤差検出エリアとしてトラッキング誤差を検出することにより、ランド・アンド・グルーブ記録方式のようにトラックピッチを狭めた場合でも、隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号のオフセットを効果的に低減して正確なトラッキングを可能とすることができる。
また、記録媒体で反射された反射光ビームをその反射光ビームの中心点を通る直線でトラック方向に2分割したそれぞれの領域で、ビーム径の0.18〜0.5倍離れた位置を中心とし、かつビーム中心及び外縁に接しない2つの領域をトラッキング誤差検出エリアとして、トラッキング誤差検出を行った場合に、隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号オフセットがトラッキング誤差生成時に相殺され、オフセットが効果的に低減される。
上記のように、本発明によるトラッキング誤差検出は、ランド・アンド・グルーブ記録方式のように、トラックピッチが非常に狭い場合に特に有効である。すなわち、本発明によると隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差信号オフセットが効果的に低減されるので、より狭いトラックピッチで情報の記録再生を行うことが可能となり、結果的に記録密度を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光学的情報記録再生装置である光ディスク装置の構成を示す図である。図1において、レーザ光源1から出射した光ビームは、コリメータレンズ2により平行光ビームに変換された後、第1のビームスプリッタ3を透過し、更に1/4波長板4及びミラー5を経て対物レンズ6によって集光され、光ディスク7上にスポット径が1μm程度の微小スポットとして照射される。
光ディスク7で反射された反射光ビームは、照射光ビームと逆に対物レンズ6、ミラー5及び1/4波長板4を経て第1のビームスプリッタ3により反射され、凸レンズ8で集光された後、第2のビームスプリッタ16により2分割されてフォーカス誤差検出系とトラッキング誤差検出系に導かれる。
フォーカス誤差検出系においては、第2のビームスプリッタ16から入射する光ディスク7からの反射光ビームはフォーカス誤差検出のための機能を持つホログラフィック光学素子(以下、HOEという)9を通過した後、分割した検出面を持つ第1の光検出器10によってHOE9による回折光が検出される。この第1の光検出器10の出力信号は演算回路11に入力され、演算によってフォーカス誤差信号Sfが生成される。
トラッキング誤差検出系においては、第2のビームスプリッタ16から入射する反射光ビームはマスク18の開口を通過した後、2分割された検出面を持つ第2の光検出器17によって検出される。この第2の光検出器17の出力信号は演算回路11に入力され、演算によってトラッキング誤差信号Stが生成される。
また、演算回路11ではトラッキング誤差検出系又はフォーカス誤差検出系で得られる信号を加算することによって情報再生信号Siが生成される。この情報再生信号Siは、図示しない信号処理部へ送られる。
演算回路11で生成されたフォーカス誤差信号Sf及びトラッキング誤差信号Stは、位相補償回路12を介してアクチュエータドライバ回路13に入力される。アクチュエータドライバ回路13は、位相補償後のフォーカス誤差信号及びトラッキング誤差信号に基づいてフォーカスアクチュエータコイル14及びトラッキングアクチュエータコイル15に電流を流す。フォーカスアクチュエータコイル14及びトラッキングアクチュエータコイル15に電流を流すことによって発生する力で、対物レンズ6をフォーカス方向及びトラッキング方向にそれぞれ動かし、フォーカス制御とトラッキング制御を行う。
次に、図1の要部の構成を詳細に説明する。
図2は、HOE9の構成を示す図である。このHOE9は光ディスク7上のトラック幅方向に2分割されたエリア9a、9bを有し、光ディスク7からの反射光ビーム101は破線で示されるように、両エリア9a、9bにまたがるように入射する。なお、反射光ビーム101は対物レンズ6を通過した後の反射光ビームであり、以後同様とする。
図3は、第1の光検出器10及び演算回路11内のフォーカス誤差検出回路の構成を示す図である。光検出器10は、光検出面が光ディスク7上のトラック方向及びトラック幅方向に相当する方向に分割された4つのエリア10a、10b、10c、10dを有する4分割光検出器であり、演算回路11内の差動増幅器11aは対角方向に位置するエリアの出力信号の差をとることにより、フォーカス誤差信号Sfを生成する。
ここで、図2に示したHOE9のエリア9a、9bは、上述のようにフォーカス誤差信号Sfが検出されるようにするため、対物レンズ6と光ディスク7との間隔変化に伴って図3に示す光検出器10のエリア10a、10b、10c、10d上での光ビーム形状が変化するような溝パターンとなっている。例えば、対物レンズ6の焦点位置に光ディスク7がある場合に、図3の光検出器10のエリア10a、10b、10c、10d上の光ビーム形状が図3中の破線で示す形状となるようにする。このようにすることにより、図3の差動増幅器11aからフォーカス誤差信号Sfが得られる。
図4は、トラッキング誤差検出光学系に設けられるマスク18の構成を示す図である。マスク18は円形の開口19を有しており、反射光ビーム101の外側の光を遮断し、開口19内の光ビームのみを通過させてやる。従って、後述するように反射光ビーム101のビーム径の0.4〜0.8倍の大きさの円形領域のみの反射光ビーム101が開口19を通過し、第2の光検出器17に入射する。従って、反射光ビームのうちの円形領域(トラッキング誤差検出エリア)の光ビームのみを第2の光検出器17で検出して、トラッキング誤差信号Stを生成する。
ここで、光ディスク7について図5を用いて詳しく説明する。
本実施形態における光ディスク7は、前述したランド・アンド・グルーブ記録方式の光ディスクである。この光ディスクは、トラッキング制御を行うためのグルーブ72上と、グルーブ72とグルーブ72の間のランド71上に、情報信号を相変化或いは光磁気パターンなどによる記録マーク73を記録可能である。従って、情報が記録されているトラックはランド71とグルーブ72の両方に存在する。ランド・アンド・グルーブ記録方式の光ディスクでは、グルーブ72の深さと記録媒体の構成を最適化することにより、再生情報信号の中のクロストーク量を低減できる。ところが、トラッキング誤差検出では、前記記録媒体の構成とグルーブ72の深さの最適化の効果はなく、従来のプッシュプル法によるトラッキング誤差検出ではトラッキング誤差信号にオフセットが発生し、このオフセットの量はトラックピッチが狭くなるにつれて増大する。
図5の各トラックについて見ると、トラックTaの記録再生時には、トラックTaの両隣のトラックのいずれにも記録マークが存在しないので、トラッキング誤差信号にオフセットは発生しない。しかし、トラックTbの記録再生時は、隣接する片側のトラックのみに記録マーク73が存在し、隣接トラック上の記録マークによる回折光の影響が不平衡となるために、プッシュプル法で検出されるトラッキング誤差信号にオフセットが発生する。
プッシュプル法は、例えば図6に示すように、光ディスク7の接線方向(トラック方向)に相当する方向に沿って2分割した2つの検出エリア17a、17bを有する2分割光検出器からなる第2の光検出器17によって光ディスク7からの反射光ビーム102を検出し、検出エリア17a、17bの出力信号の差を演算回路11内の差動増幅器11bによってとることにより、トラッキング誤差信号Stを生成する方法である。
従って、トラックピッチが狭いと、隣接トラック上の記録マークによる回折光が光ディスク7からの反射光ビーム101漏れ込む量が多くなる。このため、特に隣接トラック上の記録マークによる回折光の影響が、光ディスクの半径方向において不平衡となる図5のトラックTbの再生時には、トラッキング誤差信号Stに大きなオフセットが発生する。このようなトラッキング誤差信号オフセットの発生を少なくするために、本実施形態では図4に示す開口19を持つマスク18を用いて光ディスク7からの反射光ビーム101のうちの所定の円形領域のみを選択し、このマスク18の開口19を通過した円形領域の反射光ビーム102のみを図6に示すように第2の光検出器17に入射させることにより、トラッキング誤差信号Stを生成する。
ここで、本実施形態においてはマスク18の開口19の大きさ(反射光ビーム102の径)、つまりトラッキング誤差検出エリアの径を適切に設定することにより、トラッキング誤差信号オフセットを効果的に低減させることができる。以下、マスク18の開口19の大きさの設定法について説明する。
図7に、トラッキング誤差検出エリア径とトラッキング誤差信号オフセットの関係を計算した結果を示す。計算の条件としては、レーザ光源1の波長を680nm、対物レンズ6のNAを0.6とした。この場合、光ビーム径は0.96μm程度となる。横軸のトラッキング誤差検出エリア径は、開口19の径をマスク18に入射する反射光ビーム101のビーム径で規格化した値である。また、破線と実線は図5に示すトラックTbとトラックTcの再生時である。
また、図8に、トラッキング誤差信号検出エリア径とトラッキング誤差信号オフセットの関係を計算した結果を示す。計算の条件としては、レーザ光源1の波長λを532nm、対物レンズ6のNAを0.6とした。この場合、光ビーム径は0.75μm程度となる。横軸のトラッキング誤差信号検出エリア径は、開口19の径をマスク18に入射する光ビーム101のビーム径で規格化した値である。また、破線と実線は、図5に示すトラックbとトラックcの再生時である。
この計算結果より、反射光ビーム101のうち特定の領域の光ビームを用いてトラッキング誤差を検出することにより、ランド・アンド・グルーブ記録方式の光ディスクのようなトラックピッチが狭い光ディスクにおける隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差オフセットを低減又はほぼ零にできることが分かる。
具体的には、図7によるとトラックピッチがPt=0.75μm又は0.74μmの場合、反射光ビーム101の中心から反射光ビーム101のビーム径の約0.6倍の大きさの円形領域の光ビーム102を検出すると、トラッキング誤差信号オフセットをほぼ零にできる。また、トラックピッチがPt=0.7μmの場合は、反射光ビーム101のビーム径の約0.4倍の大きさの円形領域の光ビーム102を検出することにより、トラッキング誤差信号オフセットをほぼ零にできる。
また図8によると、トラックピッチがPt=0.587μmの場合、反射光ビーム101中心からの反射光ビーム101のビーム径の約0.6倍の大きさの円形領域の光ビーム102を検出すると、トラッキング誤差信号オフセットをほぼ0にできる。
また、図7と図8で、従来のプッシュプル法でトラッキング誤差信号を検出する場合は、検出エリア径が1の場合である。従って、プッシュプル法より、隣接マークによるトラッキングオフセットを少なくするには、マスク18の開口19を通過した後の反射光ビーム102の径は、Pt=0.75μm又はPt=0.74μmの場合、開口19を通過する前の反射光ビーム101の径の約0.37倍より大きく1.0倍より小さければよい。また、Pt=0.7μmの場合は、マスク18の開口19を通過した後の反射光ビーム102の径は、開口19を通過する前の反射光ビーム101の径の約0.2倍より大きく1.0倍より小さければよい。また、図8のPt=0.587μmの場合は、マスク18の開口19を通過した後の反射光ビーム102の径は、開口19を通過する前の反射光ビーム101の径の約0.33倍より大きく1.0倍より小さければよい。
通常、Pt=0.75μm又はPt=0.74μmの場合、トラッキング誤差信号検出光学系に許されるトラッキング誤差信号オフセット量は、0.02μm程度であるので、マスク18の開口19を通過した後の反射光ビーム102の径は、開口19を通過する前の反射光ビーム101の径の約0.4〜0.8倍の間であれば、光ディスク装置としての仕様は満足される。また、Pt=0.7μmの場合は、トラッキング誤差信号検出光学系に許されるトラッキング誤差信号オフセット量は、0.019μm程度であるので、マスク18の開口19を通過した後の反射光ビーム102の径は、開口19を通過する前の反射光ビーム101の径の約0.25〜0.65倍であればよい。
また、図8のPt=0.587μmの場合は、トラッキング誤差信号検出光学系に許されるトラッキング誤差信号オフセットは、トラックピッチが狭くなった分小さくなり、0.016μm程度であるので、マスク18の開口19を通過した後の反射光ビーム102の径は、開口19を通過する前の反射光ビーム101の径の約0.38〜0.86であればよい。
すなわち、トラックピッチPtの値がランド・アンド・グルーブ記録方式の光ディスクで通常採用される0.7μm〜0.75μmの範囲である場合、反射光ビーム102の径を開口19を通過する前の反射光ビーム101の径の0.23〜0.8倍の範囲に設定することにより、トラッキング誤差信号オフセットを効果的に低減できることが分かる。
ところで、図7のPt=0.75μm、λ=680nm、NA=0.6の場合は、Pt/λ×NA=0.66となっている。また、図8では、Pt=0.587μm、λ=532nm、NA=0.6で、Pt/λ×NA=0.66となっている。図7と図8とも、ほぼ反射光ビーム102の径が反射光ビーム101の径の約0.6倍で、トラッキング誤差信号のオフセットがほぼ0になる。また許容される範囲も、ほぼ等しい範囲である。従って、トラックピッチとレーザ光源1の波長と対物レンズ6のNAの関係式で決められる値で、トラッキング誤差信号のオフセットを低減できる領域を決められることになる。従って、Pt/λ×NAが約0.66であれば、マスク18の開口19を通過した後の反射光ビーム102の径は、開口19を通過する前の反射光ビーム101の径の約0.4〜0.8倍である。
図7のPt=0.7μm、λ=680nm、NA=0.6の場合は、Pt/λ×NA=0.62となる。
次に、図9、図10を参照して本実施形態におけるトラッキング誤差信号オフセット低減の原理を説明する。
図9は、再生しているトラックの片方の隣接トラックのみにマークが存在した場合に、再生しているトラックのマーク及びグルーブの回折光等を除き、反射光ビームに影響する隣接マークの回折光のみの相対強度を示した鳥瞰図である。従って、隣接トラックにマークがある場合、反射光ビーム101が隣接マークにより図9に示すような強度変化を受けることになる。
説明を簡単にするために、図10に、図9のA点で、トラックの幅方向に切った断面つまり反射光ビーム101の中心を通る線でトラック幅方向に切った断面の強度分布を示す。図10の横軸は、光ビームの半径位置を示しており、隣接マークの回折光の影響は、半径位置によって異なる。図10の左の外側プラス側の光量と右の外側のマイナス側の光量の絶対値を比べると、左側が大きく、また、内側では、逆に、右側の山がわずかに大きい。逆に、内側の領域と外側の領域で、隣接マークが図9の場合と反対側にある場合には、隣接マークによる回折光の強度分布は、トラック方向の中心線で対称な強度分布となる。
ここで、プッシュプル法によるトラッキング誤差検出では、図6でも示したように、反射光ビームのトラック方向中心線で分割した2つの領域の光強度の差を第2の光検出器17によって検出する。図10で、隣接マークの回折光の強度分布の中心を境にした右側と左側の分布が非対称なために、従来のプッシュプル法では、トラッキング誤差信号にオフセットが生じる。
このことは、図7の計算結果からも明らかである。すなわち、図7によれば、トラッキング誤差信号オフセットは、トラッキング誤差信号検出エリアが大きいときは、プラス方向に大きく、トラッキング検出エリア径が小さくなるに従って小さくなる。ところが、トラッキング誤差検出エリア径がある程度以下(Pt=0.75μmの場合で0.6以下、0.7μmの場合で0.4以下)になると、トラッキング誤差信号オフセットは、トラッキング誤差信号検出エリア径が大きい場合とは、逆にマイナス方向に増加していく。このようにトラッキング誤差信号オフセットがマイナス方向に増加するのは、トラッキング誤差検出エリア径を小さくすると、図9又は図10の外側の領域の不平衡の影響が小さくなり、相対的にビーム内側の領域の影響が支配的になるからである。
従って、マスク18の開口19を通過した反射光ビーム102の径に、反射光ビーム101の外側と内側の不平衡のバランスがとれるように、開口19の径すなわち反射光ビーム径102の径を選べば、反射光ビーム102の生じるトラッキング誤差信号のオフセット成分が等しくなって、トラッキング誤差信号のオフセットが0になる。
このような原理でトラッキング誤差信号オフセットを低減させる条件が成立するトラッキング誤差検出エリア径(開口19を通過する前の反射光ビーム101の径に対する開口19の通過後の反射光ビーム102の径の比)を計算で求めた結果が図7であり、この比は前述した通り、0.23〜0.8となる。
なお、マスク18の設置位置は、光ディスク7からの反射光ビーム101の上述した特定の領域のみを選択的に第2の光検出器17によって検出できる位置であれば、図1の光学系のどの位置であっても構わない。また、このようなマスク18を使って反射光ビーム101のうちの前述した円形領域を選択的に取り出す代わりに、図11に示すように光検出器17の検出面20を反射光ビーム101のうちの前述した円形領域のみを検出できるような形状としてもよい。
第1の実施形態の変形例を説明する。装置の構成は上記とほぼ同様であるので、図示及び説明は省略する。
第1の実施形態の変形例では、トラッキング誤差を検出するに当たって、マスク18により光ビームが図14に示す検出領域を有する光検出器17に入力する例を示し、その場合におけるトラッキング誤差の修正を行う。以降の動作は上記の第1の実施形態と同様である。
図12(a)は、両隣接トラックのうち一方だけが記録済みである場合に、目標トラック中心に光ビームを照射したときの光検出器上の回折光強度分布を表したものである。なお、この解析は、光源波長690nm、対物レンズの開口数0.6、トラックピッチ0.6μmの条件で幅0.45μmの十分長いマークが記録されているとして行った。図12(b)は、図12(a)の場合のプッシュプル信号である。図12(b)に示すように、トラッキングオフセット量が発生する。
図13は、光検出器上のトラッキング誤差信号生成領域を図14のハッチングを施した領域に限定したときのトラッキング誤差信号波形である。この時、光検出器は正方形で、一辺の長さは光ビームスポット径と等しくなっており、ハッチングを施した2領域は各々、トラック方向はビームスポット径のほぼ2分の1、半径方向はビームスポット径のほぼ5分の1の幅を持つ。トラッキング誤差信号生成領域を限定しないときの信号波形に比べて、図13では、オフセットが3分の1近くに減少している。なお、トラッキング誤差信号は、信号振幅を大きくするために光検出器上の左右の2領域からの検出信号を各々、A、Bとして、(A−B)/(A+B)という演算を行った信号を用いている。ところで、A−Bの演算によるトラッキング誤差信号でも、発生するオフセット量は変化しない。上記の2領域として、各々、ディスク半径方向に光検出器上に投影されたビームスポットの直径のほぼ3分の1以下の幅を持つ木の葉形の2領域を用いることが好ましい。このように、隣接トラックの記録マークによるトラッキングオフセットを低減する方法として、第1の実施形態の反射光ビーム101の中心部の円形領域やその変形例に示した四角形の領域を示した。このように、反射光ビーム中に含まれる隣接トラック上の記録マークの回折光の不平衡をキャンセルできれば、オフセットを低減するためのトラッキング誤差検出領域はどのような形であっても良い。また、トラッキング誤差信号の演算方法は、検出されるトラッキング誤差信号をその同じ検出器から得られる和信号で規格化したとしても、トラッキングオフセット低減効果は変化しない。
なお、以上の例では、対物レンズを移動させて光スポット位置を制御したが、光路上にガルバノミラーを配置して、これを回転させることによって光スポット位置を制御させても発明の効果は変わらない。
(第2の実施形態)
図15は、本発明の第2の実施形態に係る光学的情報記録装置である光ディスク装置の構成を示す図である。図15において、レーザ光源1から出射した光ビームは、コリメータレンズ2により平行光ビームに変換された後、ビームスプリッタ3を透過し、更に1/4波長板4及びミラー5を経て対物レンズ6によって集光され、光ディスク7上にスポット径が1μm程度の微小スポットとして照射される。
光ディスク7で反射された反射光ビームは、照射光ビームと逆に対物レンズ6、ミラー5及び1/4波長板4を経てビームスプリッタ3により反射され、更に凸レンズ8で集光された後、光分離機能とフォーカス誤差検出及びトラッキング誤差検出のための機能を持つHOE21を通過する。HOE21を通過した反射光ビームは分割した検出面を持つ光検出器22に入射され、HOE21による回折光が検出される。
光検出器22の出力信号は演算回路23に入力され、演算により情報再生信号Si、フォーカス誤差信号Sf及びトラッキング誤差信号Stが生成される。情報再生信号Siは、図示しない信号処理部へ送られる。また、フォーカス誤差信号Sf及びトラッキング誤差信号Stは、位相補償回路12を経てアクチュエータドライバ回路13に入力され、アクチュエータドライバ回路13は位相補償後のフォーカス誤差信号及びトラッキング誤差信号に基づいてフォーカスアクチュエータコイル14及びトラッキングアクチュエータコイル15を駆動する。フォーカスアクチュエータコイル14及びトラッキングアクチュエータコイル15は、対物レンズ6をフォーカス方向及びトラッキング方向にそれぞれ動かし、フォーカス制御とトラッキング制御を行う。
図16は、HOE21の構成を示す図である。本実施形態では、HOE21が光ディスク7からの反射光ビーム101のうち特定の領域をトラッキング誤差検出エリアとして選択する機能を備えている。このHOE21は光ディスク7上のトラック幅方向に相当する方向に2分割されたエリア21a、21bを有し、更にエリア21a、21b内の2分割線の両側にトラッキング誤差検出エリアとしての木の葉状のエリア21c、21dを有する。光ディスク7からの反射光ビーム101はエリア21a、21bにまたがり、かつトラッキング誤差検出エリア21c、21dを内側に含むように入射する。なお、反射光ビーム101は対物レンズ6を通過した後の反射光ビームであり、以後同様とする。
ここで、トラッキング誤差検出エリア21c、21dについて更に詳しく説明する。両エリア21c、21dは反射光ビーム101中のビーム中心よりトラック幅方向の両側に位置し、反射光ビーム101のビーム径の0.5〜0.26倍離れた位置を中心とし、かつ反射光ビーム101の中心及び外縁に接しない2つの領域となっている。
図17は、光検出器22と演算回路23の構成を示す図である。光検出器22は、光検出面がトラック方向及びトラック幅方向に相当する方向に分割された4つのエリア22a、22b、22c、22dを有する4分割光検出器と、この4分割光検出器のトラック方向に相当する方向の前記4分割光検出器の両外側に配置された2つのエリア22e、22fを有する。
演算回路23は、光検出器21の対角方向に位置するエリアの出力信号の差をとることによりフォーカス誤差信号Sfを生成する第1の差動増幅器23aと、エリア22e、22fの出力信号の差をとることによりトラッキング誤差信号Stを生成する第2の差動増幅器23bと、エリア22a、22b、22c、22dの出力信号の総和をとって情報再生信号Siを生成する第3の差動増幅器23cからなる。なお、情報再生信号Siについては光検出器22の全てのエリア22a〜22fの出力信号の総和をとって生成してもよい。
ここで、図16に示したHOE21のエリア21a、21bは、上述のようにフォーカス誤差信号Sfが検出されるようにするため、対物レンズ6と光ディスク7の間隔変化に伴って、図17に示す光検出器22のエリア22a、22b、22c、22d上での光ビーム形状が変化するような溝パターンとなっている。れる。例えば、対物レンズ6の焦点位置に光ディスク7がある場合に、光検出器22のエリア22a、22b、22c、22d上の光ビーム形状が図17中の破線で示す形状となるようにする。このようにすることにより、図17の差動増幅器23aからフォーカス誤差信号Sfが得られる。
また、図16のHOE21のエリア21c、21dは、これらのエリア21c、21dから出た光ビームが図17の光検出器22のエリア22e、22fに集光するように溝パターンとなっている。このようにすることにより、光検出器22のエリア22e、22fの出力信号から図17の差動増幅器23bによりトラッキング誤差信号Stを生成することができる。すなわち、光ディスク7で反射されHOE21に入射する反射光ビーム101のうち、HOE21のエリア21c、21d(トラッキング誤差検出エリア)を通過した光ビームからトラッキング誤差信号Stが生成される。
本実施形態においては、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置を適切に設定することにより、このトラッキング誤差信号オフセットを効果的に低減させることができる。そこで、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置の設定法について説明する。
図18に、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置とトラッキング誤差信号オフセットの関係を計算した結果を示す。計算の条件としては、トラックピッチをPt=0.75μm、レーザ光源1の波長を680nm、対物レンズ6のNAを0.6とした。横軸のトラッキング誤差検出エリア中心位置は、光ディスク7からの反射光ビーム101の半径方向の位置であり、反射光ビーム101の半径を1としている。また、破線と実線は図5に示すトラックTbとトラックTcの再生時の場合である。
また、図19に、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置とトラッキング誤差信号オフセットの関係を計算した結果を示す。計算の条件としては、レーザ光源の波長λを532nm、対物レンズ6のNAを0.6とした。この場合、光ビーム径は、0.75μm程度となる。横軸のトラッキング検出エリア中心位置は、光ディスク7からの反射光ビーム101の半径方向位置であり、反射光ビーム101の半径を1としている。破線と実線は、図19に示すトラックTbとトラックTcを再生時の場合である。
この計算結果より、反射光ビーム101から中心位置が適切に設定されたトラッキング誤差検出エリア21c、21dの領域を選択し、図17の光検出器22のエリア22e、22fに導いてトラッキング誤差を検出することにより、ランド・アンド・グルーブ記録方式の光ディスクのようなトラックピッチが狭い光ディスクにおける隣接トラック上の記録マークによる回折光に起因するトラッキング誤差オフセットを低減又はほぼ零にすることができる。
具体的には、図18によるとトラックピッチがPt=0.75μmの場合、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置を光ディスク7からの反射光ビーム101の径の約0.38の位置に設定することにより、トラッキング誤差信号オフセットをほぼ零にすることができる。但し、図18ではトラッキング誤差検出エリア21c、21dの大きさは、反射光ビーム101に対して図20に示す値とした。図20の例では、反射光ビーム101の径を1として、トラッキング誤差検出エリア21c、21dのトラック幅方向の大きさを0.33に設定している。また、トラックピッチがPt=0.74μmの場合、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置は反射光ビーム101の径の約0.35の位置とすればよい。更に、トラックピッチがPt=0.7μmの場合、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置は反射光ビーム101の径の約0.18の位置とすればよい。
また、図19のトラックピッチがPt=0.587μmの場合、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置は、反射光ビーム101の径の約0.38の位置とする。
前述したように、通常、トラックピッチが0.75μmの時は、トラッキング誤差検出光学系に許されるトラッキング誤差信号オフセット量は、0.02μm程度であるので、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置は、反射ビーム101の径の約0.18〜0.45の間であればよい。更に、トラックピッチがPt=0.7μmの時の、トラッキング誤差検出光学系に許されるトラッキング誤差信号オフセット量は、0.02μm程度であるので、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置は、反射ビーム101の径の約0.18〜0.4の間であればよい。
また、図19のトラックピッチがPt=0.587μmの時の、トラッキング誤差検出光学系に許されるトラッキング誤差信号オフセット量は、0.016μm程度であるので、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置は、反射ビーム101の径の約0.18〜0.57の間であればよい。
すなわち、トラックピッチPtがランド・アンド・グルーブ記録方式の光ディスクで通常採用される0.7〜0.75μmの範囲にある場合、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置を反射光ビーム101の径の0.18〜0.5の間に設定することにより、トラッキング誤差信号オフセットを効果的に低減できることが分かる。
ところで、第1の実施形態の場合と同様に、図18のPt=0.75μm、λ=680nm、NA=0.6の場合は、Pt/λ×NA=0.62となっている。また、図8では、Pt=0.587μm、λ=532nm、NA=0.6で、Pt/λ×NA=0.66となっている。図18と図19とも、ほぼトラッキング誤差信号検出エリア21c、21dの中心位置が、反射光ビーム101の径の約0.38で、トラッキング誤差信号のオフセットがほぼ0になる。従って、トラックピッチとレーザ光源1の波長と対物レンズ6のNAの関係式で決められる値で、トラッキング誤差信号のオフセットを低減できる領域を決められる。従って、Pt/λ×NAが約0.66であれば、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置は、反射光ビーム101の径の約0.18〜0.5程度に設定することにより、トラッキング誤差信号オフセットを効果的に低減できることがわかる。
図18のPt=0.75μm、λ=680nm、NA=0.6の場合は、Pt/λ×NA=0.62となる。
なお、図18においてはトラッキング誤差検出エリア21c、21dが反射光ビーム101のビーム中心に接しない条件での計算結果を示しているため、両エリア21c、21dの中心位置には下限があり、図18では反射光ビーム101の径の0.18がその下限となっている。
図21(a)〜図21(c)は、トラッキング誤差検出エリア21c、21dのトラック幅方向における種々の大きさを説明するための図であり、簡単にするために右側のトラッキング誤差検出エリア21dの片側のみを示す。実際には、左側にも反射光ビーム101の中心点から同じ距離の位置に同一形状のトラッキング検出エリア21cが存在する。
この図21(a)〜図21(c)の大きさのトラッキング検出エリア21c、21dを用いたときのトラッキング誤差信号オフセットの計算結果を図22に示す。この結果より、トラッキング誤差検出エリア21c、21dの中心位置を前述したような0.25〜0.5の範囲において、大きさと形状も考慮して最的に選択することにより、トラッキング誤差信号オフセットを更に効果的に低減できることが分かる。
本実施形態におけるトラッキング誤差信号オフセットの低減の原理は、第1の実施形態と同様に、図9又は図10で説明できる。すなわち、図10で、隣接マークの回折強度分布の極性が反転する位置を境として、外側領域と内側領域とに分けて、その境付近に検出エリアの中心を定め、内側と外側の影響が平衡する検出エリアの位置と大きさを設定することにより、隣接マークによる影響を低減でき、トラッキング誤差信号のオフセットをほぼ0にできる。
これに対して、第2の実施形態はトラッキング誤差信号オフセットの主原因となる領域81、82、83、84を避けるように、HOE21のトラッキング誤差検出エリア21c、21dの位置、形状及び大きさを設定することにより、トラッキング誤差信号オフセットを低減させる。
なお、以上の実施形態ではランド・アンド・グルーブ記録方式の光ディスクについて説明したが、グルーブ上のみ或いはランド上のみに記録マークが存在する光ディスクにおいても、トラックピッチが狭くなると、プッシュプル法によるトラッキング誤差検出においては隣接トラック上の記録マークによる回折光の影響がオフセットとして現れるので、このような光ディスクに対しても本発明を適用することによりトラッキング誤差信号オフセットを低減することができる。要するに、本発明はトラックピッチが狭い全ての光ディスクにおいてトラッキング誤差検出信号オフセットを低減する上で有効である。
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る光学的情報記録再生装置の構成を示す図。 同実施形態におけるホログラフィック光学素子の構成を示す図。 同実施形態における第1の光検出器及び演算回路内のフォーカス誤差検出回路の構成を示す図。 同実施形態におけるマスクの構成を示す図。 同実施形態における光ディスクの構成を示す図。 同実施形態における第2の光検出器及び演算回路内のトラッキング誤差検出回路の構成を示す図。 同実施形態におけるトラッキング誤差の検出エリア径とトラッキング誤差信号オフセットの関係を示す図。 オフセット低減効果を説明するための図。 オフセット低減効果を説明するための図。 オフセット低減効果を説明するための図。 トラッキング誤差検出エリアを制限した光検出器の構成を示す図。 両隣接トラックのうち一方だけが記録済みである場合に、目標トラック中心に光りビームを照射したときの光検出器上の回折光強度分布を表した図。 本発明におけるトラッキング誤差検出手段を用いた場合のトラッキング誤差信号。 本発明における光検出器のトラッキング誤差生成領域の例を示す平面図。 本発明の第2の実施形態に係る光学的情報記録再生装置の構成を示す図。 同実施形態におけるホログラフィック光学素子の構成を示す図。 同実施形態における光検出器及び演算回路の構成を示す図。 同実施形態における2つのトラッキング誤差検出エリアの中心位置とトラッキング誤差信号オフセットの関係を示す図。 トラッキング誤差検出エリアの中心位置とトラッキング誤差信号オフセットとの関係を計算した結果を示す図。 同実施形態におけるトラッキング誤差検出エリアを説明するための図。 同実施形態における種々の大きさのトラッキング誤差検出エリアを示す図。 同実施形態における種々の大きさの2つのトラッキング誤差検出エリアの中心位置とトラッキング誤差信号オフセットの関係を示す図。
符号の説明
1…レーザ光源
2…コリメータレンズ
3…ビームスプリッタ
4…1/4波長板
5…ミラー
6…対物レンズ
7…光ディスク
8…凸レンズ
9…ホログラフィック光学素子
10…第1の光検出器
11…演算回路
12…位相補償回路
13…アクチュエータドライバ回路
14…フォーカスアクチュエータコイル
15…トラッキングアクチュエータコイル
16…ビームスプリッタ
17…第2の光検出器
18…マスク
19…マスク開口
20…光検出面
21…ホログラフィック光学素子
22…光検出器
23…演算回路

Claims (9)

  1. 記録媒体上のトラックに光を照射して光学的に情報の記録及び再生を行う光学的情報記録再生装置において、
    4分割された検出面を備え、フォーカス誤差を検出するための第1の検出手段と、
    トラッキング誤差信号を検出するときに、隣接するトラックに記録された情報によるトラッキングオフセットを低減するために設けられ、前記記録媒体で反射された反射光ビーム径より小さい領域を選択的に検出して、その領域に対応した出力信号を得る第2の検出手段と、
    前記検出手段の出力信号から前記記録媒体に照射される光ビームのトラック幅方向における位置ずれを示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成手段と、
    前記トラッキング誤差信号に基づいて前記記録媒体に照射される光ビームの照射位置をトラック幅方向に制御するトラッキング制御手段と、
    を具備することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 前記反射光ビームより小さい領域は、円形領域であることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再生装置。
  3. 前記記録媒体で反射された反射光ビーム径より小さい円形領域が、前記記録媒体で反射された反射光ビームのビーム径の0.2より大きく1.0倍より小さい円形領域であることを特徴とする請求項2記載の光学的情報記録再生装置。
  4. 前記記録媒体上のトラックピッチPtと、前記記録媒体に記録/再生するための光ビームの波長λと、前記記録媒体に光ビームを微少な光スポットに集光するための対物レンズのNAの関係式の値が、Pt/λ×NA=0.66の場合、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム径の0.23〜0.86倍の大きさの円形領域を選択的に検出して、その領域に対応した出力信号を得ることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再生装置。
  5. 前記記録媒体上のトラックのピッチが0.75μm又は0.74μmの場合に、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム径の0.4〜0.8倍の大きさの円形領域を選択的に検出して当該領域に対応した出力信号を得ることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再生装置。
  6. 前記記録媒体上のトラックのピッチが0.7μmの場合に、前記検出手段は前記記録媒体で反射された反射光ビーム中のビーム径の0.23〜0.65倍の大きさの円形領域を選択的に検出して当該領域に対応した出力信号を得ることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再生装置。
  7. 前記反射光ビームより小さい領域は、前記トラッキング誤差信号を生成する際に、前記光検出器のトラック接線方向に平行な2等分線を中心軸として、前記中心軸について対称で、反射光ビーム直径の3分の1以下の幅を持つ領域であることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再生装置。
  8. 反射光ビーム直径の3分の1以下の幅を持つ領域として、前記光検出器中央付近の限定された2領域を用い、前記2領域による検出信号を各々A、BとしてA−B又は、(A−B)/(A+B)なる演算によりトラッキング誤差信号を生成することを特徴とする請求項7記載の光学的情報記録再生装置。
  9. 前記2領域として、各々、ディスク半径方向に前記光検出器上に投影されたビームスポットの直径のほぼ3分の1以下の幅を持つ木の葉形の2領域を用いることを特徴とする請求項7記載の光学的情報記録再生装置。
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