JP2006293519A - 安否確認方法、安否確認システム、自宅内端末装置およびサーバ装置 - Google Patents

安否確認方法、安否確認システム、自宅内端末装置およびサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 被監視者が何らの操作をすることもなく、被監視者の所在情報を取得することができる安否確認方法およびシステムを提供する。
【解決手段】 近距離無線通信手段を備えた端末装置2aは、同様の近距離無線通信手段を備えた情報タグ3との通信が可能になったときに、情報タグ3が自らの通信領域内に存在することを示す存在情報を情報タグ3がホームとする端末装置2bへ送信する。また、情報タグ3との通信が不能になったときには、情報タグ3の不在情報を端末装置2bへ送信する。端末装置2bは、端末装置2aから送信される存在情報または不在情報に基づき、情報タグ3の所在情報を求め、その所在情報を所在情報蓄積部24bへ蓄積するとともに、表示装置などに出力し、さらには、特定端末装置4aへ通知する。従って、自宅や外出中の被監視者の保護者は、被監視者の所在場所をいつも把握しておくことができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信ネットワークを用いて情報タグなどを携帯した子供などの所在場所を確認することができる安否確認方法、安否確認システム、自宅内端末装置およびサーバ装置に関する。
近年、一人暮らしや二人暮らしの高齢者が増加し、また、子供などを誘拐したり、連れ回したりする事件が相次いで発生している。これらは、別居中の高齢の親を持つ者や、子育の最中にある者にとって大きな不安の種となっている。そこで、これらの不安を解消するために、種々の緊急通報システムや、安否確認システムが提案され、また、実用化され始めてきている。
例えば、特許文献1には、高齢者家庭に向けた安否確認システムの例が開示されている。その安否確認システムによれば、高齢者などの家庭に人感センサなどの生活センサを設け、その生活センサにより得られる情報に基づきその家庭の日常の生活状況を、ネットワークを介した監視センタで監視するとしている。そして、生活センサからの情報に何らかの異常が認められた場合、または、監視対象者が携帯している緊急通報発信機から位置情報を伴った緊急通報信号が発せられた場合には、適宜、救援者が現場へ駆けつけたり、緊急連絡先へ電子メールを送付したりするとしている。
また、非特許文献1には、位置情報通知サービスの例が開示されている。このサービスによれば、例えば、子供などが外出するときに、GPS(Global Positioning System)機能付携帯電話機を携帯する。そして、外出先において「ここに着いた」または「これから帰る」といったことを伝えたいときに、適宜その携帯電話機を操作すると、そのときの位置情報が住所情報(○○市○○町○丁目)として、予め登録された連絡先自宅の電話やパソコンなどに通知される。また、子供の保護者などからの要求に応じて、その位置の検索を行うことができ、検索された位置情報をインターネットのブラウザで地図表示することができる。
特開2002−324291号公報(段落0019〜段落0048、図1) 「インターネット位置情報検索サービス」, [online], [平成17年1月5日検索], インターネット<URL: http://www.Toshiba-tli.Jp/standard/standard.html>
しかしながら、これら従来の安否確認システムにおいて、被監視者が所定の連絡先に緊急通報をしたり、現在位置を伝えたりする場合には、被監視者自身が通報発信機や携帯電話機などで何らかの操作をする必要がある。また、携帯電話機にGPS機能を搭載している場合には、被監視者が操作しなくても、被監視者の保護者などの第三者がその携帯電話機の位置情報を取得することができるが、この場合にも、その第三者が何らかの操作しなければ、被監視者の安否情報や位置情報を得ることはできない。
すなわち、何らかの操作が行われない限り、被監視者の安否情報や位置情報が監視センタなどへ通知されることはない。これでは、被監視者が何らかの事件に巻き込まれたり、意識を失ったりして通報発信機や携帯電話機の操作ができなくなった場合には、監視センタには何らの通報も入らなくなるため、被監視者の不測の事態を発見できないことになったり、発見が遅れたりすることになる。また、当然ながら、被監視者が移動した位置情報の履歴などは蓄積されていないので、万一事件が発生した場合に、事件の解決の手がかりとなる情報は、ほとんど得られない。
以上の従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、被監視者が何らの操作をすることもなく、要所要所において被監視者の所在情報を取得し、その所在情報を蓄積手段に蓄積するとともに、監視依頼者へ通報し、さらに、被監視者の移動先がスケジュールされている場合には、所定の時間内に被監視者が移動先に現れないとき、その旨を監視依頼者へ通知することができる安否確認方法、安否確認システム、自宅内端末装置およびサーバ装置を提供することにある。
前記発明の目的を達成するために、請求項1または請求項8に記載の発明は、近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する自宅外端末装置と、近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信し、前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を蓄積する所在情報蓄積手段および前記情報タグの所在情報を出力する出力手段を備えた自宅内端末装置と、を含んで構成されたシステムにおける安否確認方法または安否確認システムであって、前記自宅外端末装置は、自らの前記近距離無線通信手段により前記情報タグから出力された無線信号が受信可能となったときに、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が前記近距離無線通信手段により受信不能になったときに、前記情報タグの不在情報を生成し、前記生成された情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークを介して前記情報タグの識別情報および属性情報によって指示されるアドレスの前記自宅内端末装置へ送信し、前記自宅内端末装置は、前記自宅外端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信するとともに、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信可能となったときには、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信不能になったときには、前記情報タグの不在情報を生成し、前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報と、前記生成した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、前記求めた前記情報タグの所在情報を、前記所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、前記出力手段へ出力することを特徴とする。
請求項1または請求項8に記載の発明によれば、自宅外端末装置は、通信タグが自らと通信可能になったときおよび通信不能になったときに、その存在情報および不在情報を自宅内端末装置へ送信するので、自宅内端末装置は、通信タグの所在情報を常に認知することができる。さらに、自宅内端末装置は、その認知した通信タグの所在情報を所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、出力手段に出力するので、通信タグを携帯した子供などの保護者または監視者は、その自宅内端末装置により、通信タグを携帯した子供など被監視者の所在場所を知ることができる。
また、請求項2または請求項9に記載の発明は、それぞれ、請求項1に記載の安否確認方法または請求項8に記載の安否確認システムであって、前記自宅内端末装置は、さらに、前記自宅外端末装置から送信された前記情報タグの存在情報または不在情報を受信したとき、および、前記情報タグの存在情報または不在情報を生成したとき、前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項2または請求項9に記載の発明によれば、自宅内端末装置は、自らが生成する、または、自宅外端末装置から送信されてくる情報タグの存在情報または不在情報を第1の特定端末装置へ送信するので、第1の特定端末装置を使用または携帯している保護者または監視者は、情報タグを携帯している子供など被監視者の所在場所をその都度知ることができる。
また、請求項3または請求項10に記載の発明は、それぞれ、請求項1に記載の安否確認方法または請求項8に記載の安否確認システムであって、前記自宅内端末装置は、さらに、前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、前記不在情報を受信または生成したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信または生成される時刻を予測し、前記予測した時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項3または請求項10に記載の発明によれば、自宅内端末装置は、情報タグのあらかじめ想定される移動についてスケジュール情報を蓄積しているので、情報タグが移動先へ到着する時刻を予測することができ、その予測時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、情報タグが到着しないときには、何らかの不測の事態が発生したものとして、その警報情報を第1の特定端末装置へ通知する。従って、第1の特定端末装置を使用または携帯している保護者または監視者は、不測の事態の発生を早めに知ることができる。
また、請求項4または請求項11に記載の発明は、それぞれ、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の安否確認方法、または、請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の安否確認システムであって、前記自宅内端末装置は、さらに、前記通信ネットワークにさらに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を、前記第2の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項4または請求項11に記載の発明によれば、第2の特定端末装置が自宅内端末装置に対し情報タグの所在場所を問い合わせると、自宅内端末装置は、所在情報蓄積手段を参照して情報タグの所在情報を抽出し、その抽出した情報タグの所在情報を第2の特定端末装置へ送信する。従って、情報タグを携帯している子供の保護者または監視者は、第2の特定端末装置により、情報タグ、つまり、子供など被監視者の所在情報を現在のみならず過去に遡って知ることができる。
また、請求項5または請求項12に記載の発明は、近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する端末装置と、前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を蓄積する所在情報蓄積手段および前記情報タグの所在情報を出力する出力手段を備えたサーバ装置とを含んで構成されたシステムにおける安否確認方法または安否確認システムであって、前記端末装置は、自らの前記近距離無線通信手段により前記情報タグから出力された無線信号が受信可能となったときに、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が前記近距離無線通信手段により受信不能になったときに、前記情報タグの不在情報を生成し、前記生成された情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置は、前記端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信し、前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、前記求めた情報タグの所在情報を前記所在情報蓄積手段に蓄積し,前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項5または請求項12に記載の発明によれば、端末装置は、通信タグが自らと通信可能になったときおよび通信不能になったときに、その存在情報および不在情報をサーバ装置へ送信するので、サーバ装置は、通信タグの所在情報を常に認知することができる。さらに、サーバ装置は、その認知した通信タグの所在情報を所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、第1の特定端末装置へ送信するので、通信タグを携帯した子供などの保護者または監視者は、その第1の特定端末装置により、通信タグを携帯した子供など被監視者の所在場所を知ることができる。
また、請求項6または請求項13に記載の発明は、それぞれ、請求項5に記載の安否確認方法または請求項11に記載の安否確認システムであって、前記サーバ装置は、さらに、前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、前記不在情報を受信したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信される時刻を予測し、前記予測した時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項6または請求項13に記載の発明によれば、サーバ装置は、情報タグのあらかじめ想定される移動についてスケジュール情報を蓄積しているので、情報タグが移動先へ到着する時刻を予測することができ、その予測時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、情報タグが到着しないときには、何らかの不測の事態が発生したものとして、その警報情報を第1の特定端末装置へ通知する。従って、第1の特定端末装置を使用または携帯している保護者または監視者は、不測の事態の発生を早めに知ることができる。
また、請求項7または請求項14に記載の発明は、それぞれ、請求項5または請求項6に記載の安否確認方法、または、請求項12または請求項13に記載の安否確認システムであって、前記サーバ装置は、さらに、前記通信ネットワークに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を前記第2の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項7または請求項14に記載の発明によれば、第2の特定端末装置がサーバ装置に対し情報タグの所在場所を問い合わせると、サーバ装置は、所在情報蓄積手段を参照して情報タグの所在情報を抽出し、その抽出した情報タグの所在情報を第2の特定端末装置へ送信する。従って、情報タグを携帯している子供などの保護者または監視者は、第2の特定端末装置により、情報タグ、つまり、子供など被監視者の所在情報を現在のみならず過去に遡って知ることができる。
また、請求項15に記載の発明は、近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する自宅外端末装置と、近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信し、前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を、蓄積する所在情報蓄積手段および出力する出力手段を備えた自宅内端末装置とを含んで構成された安否確認システムにおける自宅内端末装置であって、前記自宅外端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信するとともに、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信可能となったときには、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信不能になったときには、前記情報タグの不在情報を生成し、前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報と、前記生成した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、前記求めた前記情報タグの所在情報を、前記所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、前記出力手段へ出力することを特徴とする。
請求項15に記載の発明によれば、自宅外端末装置は、通信タグが自らと通信可能になったときおよび通信不能になったときに、その存在情報および不在情報を自宅内端末装置へ送信するので、自宅内端末装置は、通信タグの所在情報を常に認知することができる。さらに、自宅内端末装置は、その認知した通信タグの所在情報を所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、出力手段に出力するので、通信タグを携帯した子供などの保護者または監視者は、その自宅内端末装置により、通信タグを携帯した子供など被監視者の所在場所を知ることができる。
また、請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の自宅内端末装置であって、前記自宅外端末装置から送信された前記情報タグの存在情報または不在情報を受信したとき、および、前記情報タグの存在情報または不在情報を生成したとき、前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項16に記載の発明によれば、自宅内端末装置は、自らが生成する、または、自宅外端末装置から送信されてくる情報タグの存在情報または不在情報を第1の特定端末装置へ送信するので、第1の特定端末装置を使用または携帯している保護者または監視者は、情報タグを携帯している子供など被監視者の所在場所をその都度知ることができる。
また、請求項17に記載の発明は、請求項15に記載の自宅内端末装置であって、前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、前記不在情報を受信または生成したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信または生成される時刻を予測し、前記予測した時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項17に記載の発明によれば、自宅内端末装置は、情報タグのあらかじめ想定される移動についてスケジュール情報を蓄積しているので、情報タグが移動先へ到着する時刻を予測することができ、その予測時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、情報タグが到着しないときには、何らかの不測の事態が発生したものとして、その警報情報を第1の特定端末装置へ通知する。従って、第1の特定端末装置を使用または携帯している保護者または監視者は、不測の事態の発生を早めに知ることができる。
また、請求項18に記載の発明は、請求項15ないし請求項17に記載の自宅内端末装置であって、前記通信ネットワークにさらに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を、前記第2の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項18に記載の発明によれば、自宅内端末装置は、第2の特定端末装置から情報タグの所在場所の問い合わせを受信すると、所在情報蓄積手段を参照して情報タグの所在情報を抽出し、その抽出した情報タグの所在情報を第2の特定端末装置へ送信する。従って、第2の特定端末装置により、情報タグを携帯している子供などの保護者または監視者は、情報タグ、つまり、子供など被監視者の所在情報を現在のみならず過去に遡って知ることができる。
また、請求項19に記載の発明は、近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する端末装置と、前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を、蓄積する所在情報蓄積手段および出力する出力手段を備えたサーバ装置とを含んで構成された安否確認システムにおけるサーバ装置であって、前記端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信し、前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、前記求めた情報タグの所在情報を前記所在情報蓄積手段に蓄積し、前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項19に記載の発明によれば、端末装置は、通信タグが自らと通信可能になったときおよび通信不能になったときに、その存在情報および不在情報をサーバ装置へ送信するので、サーバ装置は、通信タグの所在情報を常に認知することができる。さらに、サーバ装置は、その認知した通信タグの所在情報を所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、第1の特定端末装置へ送信するので、通信タグを携帯した子供などの保護者または監視者は、その第1の特定端末装置により、通信タグを携帯した子供など被監視者の所在場所を知ることができる。
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載のサーバ装置あって、さらに、前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、前記不在情報を受信したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信される時刻を予測し、前記予測した時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項20に記載の発明によれば、サーバ装置は、情報タグのあらかじめ想定される移動についてスケジュール情報を蓄積しているので、情報タグが移動先へ到着する時刻を予測することができ、その予測時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、情報タグが到着しないときには、何らかの不測の事態が発生したものとして、その警報情報を第1の特定端末装置へ通知する。従って、第1の特定端末装置を使用または携帯している保護者または監視者は、不測の事態の発生を早めに知ることができる。
また、請求項21に記載の発明は、請求項19または請求項20に記載のサーバ装置であって、前記通信ネットワークに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を前記第2の特定端末装置へ送信することを特徴とする。
請求項21に記載の発明によれば、サーバ装置は、第2の特定端末装置から情報タグの所在場所の問い合わせを受信すると、所在情報蓄積手段を参照して情報タグの所在情報を抽出し、その抽出した情報タグの所在情報を第2の特定端末装置へ送信する。従って、情報タグを携帯している子供などの保護者または監視者は、第2の特定端末装置により、情報タグ、つまり、子供など被監視者所在情報を現在のみならず過去に遡って知ることができる。
請求項1、請求項8および請求項15に記載の発明によれば、情報タグを携帯する子供など被監視者が何らの操作をすることもなく、被監視者の所在情報が自宅の端末装置へ通知される。従って、自宅にいる保護者などの監視者は、被監視者の所在場所を自宅に居ながら把握することができるようになる。
また、請求項2、請求項5、請求項9、請求項12、請求項16および請求項19に記載の発明によれば、情報タグを携帯する子供など被監視者が何らの操作をすることもなく、被監視者の所在情報が保護者などの監視者が使用または携帯している特定端末装置へ通知される。従って、保護者などの監視者は、自宅に限らずどこででも被監視者の所在場所を把握することができるようになる。
また、請求項3、請求項6、請求項10、請求項13、請求項17および請求項20に記載の発明によれば、情報タグを携帯する子供など被監視者に何らかの不測の事態が発生したときには、保護者などの監視者が使用または携帯している特定端末装置へ、不測の事態の発生を知らせる警報を通知するので、不測の事態の発生への対応を早めにとることができるようになる。
また、請求項4、請求項7、請求項11、請求項14、請求項18および請求項21に記載の発明によれば、保護者などの監視者が使用または携帯している特定端末装置から自宅内端末装置またはサーバ装置へ情報タグの所在情報を問い合わせ、その応答として、情報タグ、つまり、子供など被監視者の所在場所を現在のみならず過去に遡って知ることができる。従って、不測の事態が発生したときには、その解決の糸口となる情報を得ることができるようになる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳しく説明する。
<第1の実施形態>
図1および図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムの構成およびその構成要素の機能について説明する。ここで、図1は、本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムの構成の例を示した図、図2は、本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムにおける端末装置および情報タグの構成の例を示した図である。なお、本実施形態に係る安否確認システムは、主として、学童期の子供を対象としてその所在を確認するために利用されることを想定する。
第1の実施形態に係る安否確認システムは、図1に示すように、通信ネットワーク1にそれぞれ接続された端末装置2a、2b(以下、端末装置を特定しない場合は、端末装置2という)と、端末装置2a、2bとの間でBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信手段により通信する情報タグ3とによって構成される。そして、拡張構成として、通信ネットワーク1に、さらに、特定端末装置4a、4b(以下、特定端末装置を特定しない場合は、特定端末装置4という)が接続される。
ここで、端末装置2は、情報タグ3(つまり、情報タグ3を携帯した子供)の存在を検知し、その存在情報を、通信ネットワーク1を介して他の端末装置2へ通報する。従って、端末装置2は、好ましくは、各家庭に設置されるとともに、学校、塾、駅、公園など子供が立ち寄りそうな場所に設置されるものとする。なお、その詳細な構成や機能については、図2以下の図を用いて説明する。一方、特定端末装置4は、子供の保護者が携帯する通常の携帯電話機であり、また、インターネットに接続された通常のパソコンであってもよい。
次に、図2に示すように、情報タグ3は、個別情報蓄積部31と端末装置通信部32とを含んで構成される。ここで、個別情報蓄積部31は、フラッシュメモリなどの不揮発性半導体メモリによって構成され、自らを識別するための個別識別情報と自らの属性情報とをあらかじめ蓄積している。本実施形態においては、その属性情報として少なくとも、情報タグ3がホームとする端末装置2のアドレス情報を含んでいる。なお、情報タグ3がホームとする端末装置2とは、その情報タグ3の所在情報を蓄積し管理する端末装置2をいう。また、端末装置通信部32は、例えば、Bluetooth(登録商標)仕様の近距離無線通信装置であり、端末装置2の情報タグ通信部22(図2参照)から送信される電波を受信すると、個別情報蓄積部31に蓄積されている個別識別情報、アドレス情報などの情報を前記情報タグ通信部22へ送信する。
以上のような構成および機能を備えた情報タグ3として、具体的には、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信手段を備えた携帯電話機をそのまま利用することができる。あるいは、小さい子供が携帯する場合を考慮して、個別情報蓄積部31および端末装置通信部32を少なくとも備えた本システム専用のものとし、例えば、カード型やペンダント型の小さなケースに実装したものを用いてもよい。また、同様の形態の情報タグ3として、通信可能領域が10m程度のRFID(Radio Frequency Identification)を利用してもよい。
続いて、同じく図2を参照して、端末装置2の構成について説明する。
端末装置2は、通信ネットワーク1に接続され、他の端末装置2と通信を行うための通信ネットワークインタフェース21を備える。ここで、通信ネットワーク1は、電話網、携帯電話網、インターネット、または、それらが組み合わせられたネットワークである。
また、端末装置2は、情報タグ3と通信するための近距離無線通信手段である情報タグ通信部22を備える。情報タグ通信部22は、自らの通信領域に情報タグ3が入ってきた場合、すなわち、情報タグ3が出力する無線信号(無線電波)を受信するようになった場合には、その情報タグについての存在情報を生成する。また、情報タグ3が自らの通信領域から出て行った場合、すなわち、情報タグ3が出力する無線信号を受信しなくなった場合には、その情報タグについての不在情報を生成する。さらに、情報タグ通信部22は、以上のようにして生成した情報タグ3の存在情報または不在情報を、当該情報タグ3から送信された情報に含まれるアドレス情報によって指定される端末装置2へ、通信ネットワーク1を介して送信する。
また、端末装置2は、通信状態管理部23を備え、自らをホームとする情報タグ3の通信状態を管理する。ここで、自らをホームとする情報タグ3とは、その個別情報蓄積部31に当該端末装置2のアドレス情報を蓄積している情報タグ3をいう。すなわち、自らをホームとする情報タグ3が他の端末装置2の通信領域に入ったり出たりするたびに、その情報タグ3の存在情報または不在情報が、通信ネットワーク1を介して送信されてくる。そこで、通信状態管理部23は、その存在情報または不在情報を受信することによって、その情報タグ3の通信状態を管理し、その通信状態に基づき、情報タグ3の所在情報を求める。つまり、情報タグ3が、ある端末装置2と通信可能な状態にあるときには、情報タグ3は、当該端末装置2の近くに存在することになるので、情報タグ3の所在場所を当該端末装置2の設置場所と認知する。そして、通信状態管理部23は、このようにして認知した所在情報を所在情報蓄積部24に蓄積する。
端末装置2は、さらに、スケジュール蓄積部25を備え、そのスケジュール蓄積部25には、図示しないキーボタンなどの入力装置からあらかじめ入力された情報タグ3の移動スケジュールなどが蓄積される。例えば、子供が情報タグ3を携帯する場合などには、子供が自宅から学校や塾へ行ったり、学校や塾から自宅へ帰ったりする時刻などの情報を、スケジュール蓄積部25に蓄積しておく。また、子供が友人宅へ遊びに行くような場合には、適宜、その情報を入力し、蓄積してもよい。
端末装置2は、さらに、移動時間監視部26および移動速度監視部27を備え、情報タグ3(つまり、情報タグ3を携帯した子供)の移動時間および移動速度を監視する。ここで、移動時間とは、ある端末装置2から情報タグ3の不在情報を受信して、次に他の端末装置2から存在情報を受信するまでの時間をいう。そして、移動時間監視部26および移動速度監視部27は、その移動時間や移動速度が、常識的に予想される時間や速度と比較して異常とみなされる場合には、その旨の警報をあらかじめ登録されたアドレスを有する特定端末装置4へ通知する。
端末装置2は、さらに、所在情報通知部28を備え、特定端末装置4から情報タグ3の所在情報を問い合わせる情報が送信されてきた場合には、通信状態管理部23および所在情報蓄積部24を参照して、情報タグ3の所在情報を取得し、その取得した情報タグ3の所在情報を当該特定端末装置4へ送信する。なお、特定端末装置4が情報タグ3の過去の日時の所在情報を問い合わせた場合には、同様に、所在情報蓄積部24を参照して、その過去の日時の所在情報を取得して、その取得した過去の日時の所在情報を当該特定端末装置4へ送信する。
続いて、図3〜図5を参照して、本実施形態に係る安否確認システムの動作について説明する。ここで、図3は、本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムにおけるシステムの動作および情報の流れの例を具体的に示した図、図4は、本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムにおける情報タグの存在情報および不在情報の生成ならびに所在情報の生成を説明するための図、図5は、本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムにおける処理の流れの例を示した図である。
図3に示すように、通信ネットワーク1は、インターネット1a、電話網1b、携帯電話網1cなどによって構成される。ここでは、友人A宅に端末装置2aが、また、自宅に端末装置2bが設置され、それぞれ電話網1bに接続されているとする。このような端末装置2a、2bは、例えば、Lモード(登録商標)端末などのような電話機と一体型の端末装置にBluetooth(登録商標)のような近距離無線通信手段を追加することによって実現することもでき、また、Bluetooth(登録商標)のような近距離無線通信手段を備えたパソコンによって実現することもできる。さらに、例えば、パソコンで構成された特定端末装置4aがインターネット1aに接続され、携帯電話機で構成された特定端末装置4bが携帯電話網1cに接続されている。
以下、図3を用いて、子供が情報タグ3を携帯して自宅を出て、友人A宅を訪れる場合について、システムの動作を具体的に説明する。このとき、子供が携帯する情報タグ3は、カードまたはペンダント型の情報タグであるとし、その情報タグ3の個別情報蓄積部31には、その子供または情報タグの個別識別情報と連絡先として端末装置2bのアドレス情報とが蓄積されている。
まず、子供が情報タグ3を携帯し自宅を出ると、端末装置2bの情報タグ通信部22bは、情報タグ3との通信ができなくなる(ステップ(1))。そうすると、通信状態管理部23bは、情報タグ3の不在情報を生成し(ステップ(2))、その不在情報にそのときの日時および端末装置2bの所在情報を付加して所在情報蓄積部24bに蓄積する(ステップ(3))。次に、子供が友人A宅を訪れると、端末装置2aの情報タグ通信部22aは、情報タグ3と通信できるようになり(ステップ(4))、それに基づき、通信状態管理部23aは、情報タグ3の存在情報を生成し、生成した存在情報に日時および端末装置2aのアドレス情報を付加して端末装置2bへ送信する(ステップ(5))。
また、端末装置2bの通信状態管理部23bは、情報タグ3の存在情報を受信すると、その存在情報に含まれる端末装置2aのアドレス情報により情報タグ3の所在情報を認知し、存在情報に日時およびその所在情報を付加して所在情報蓄積部24bに蓄積する(ステップ(6))。次いで、子供が帰路につくと、端末装置2aの情報タグ通信部22aは、情報タグ3と通信できなくなり(ステップ(7))、それに基づき、通信状態管理部23aは、情報タグ3の不在情報を生成し、生成した不在情報に端末装置2aのアドレス情報を付加して端末装置2bへ送信する(ステップ(8))。
端末装置2bの通信状態管理部23bは、情報タグ3の不在情報を受信すると、その不在情報に含まれる端末装置2aのアドレス情報により情報タグ3の所在情報を認知し、不在情報に日時およびその所在情報を付加して所在情報蓄積部24bに蓄積する(ステップ(9))。次に、子供が帰宅すると端末装置2bの情報タグ通信部22bは、情報タグ3と通信できるようになり(ステップ(10))、それに基づき、通信状態管理部23bは、情報タグ3の存在情報を生成し(ステップ(11))、その存在情報にそのときの日時および端末装置2bの所在情報を付加して所在情報蓄積部24bに蓄積する(ステップ(12))。
以上のようにして、端末装置2bの所在情報蓄積部24bには、情報タグ3の所在情報の履歴、つまり、情報タグ3を携帯した子供の所在情報の履歴が蓄積されていく。このとき、所在情報通知部28bは、情報タグ3の所在情報が所在情報蓄積部24bに蓄積されたときに、その情報タグ3の所在情報を、例えば、表示装置に表示したり、音声で出力したりする。さらに、子供の保護者が使用しているパソコンや携帯している携帯電話機などが特定端末装置4a(または、4bでもよい)としてあらかじめ設定されている場合には、所在情報通知部28bは、情報タグ3の所在情報を電子メールなどによってその特定端末装置4aへ通知する(ステップ(13))。このようにして、子供の保護者は、自宅にいる場合であっても、自宅外にいる場合であっても情報タグ3の所在情報、つまり、子供の所在場所を把握することができる。
また、所在情報通知部28bは、端末装置2bのキーボタンなどから情報タグ3の所在情報を問い合わせる入力情報を受け付け、所在情報蓄積部24bを参照することにより、前記入力情報で指示された日時の情報タグ3の所在情報を求め、求めた情報タグ3の所在情報を表示装置に表示させることができる。さらに、子供の保護者が使用しているパソコンや携帯している携帯電話機などが特定端末装置4b(または、4aでもよい)として設定されている場合には、その特定端末装置4bから情報タグ3の所在情報を問い合わせる情報を受信し、その問い合わせに対して、所在情報蓄積部24bを参照して、指示された日時の情報タグ3の所在情報を求め、求めた情報タグ3の所在情報を特定端末装置4bへ送信する(ステップ(14))。
次に、図4を用いて、情報タグ3の存在情報および不在情報の生成ならびに所在情報の生成について、さらに詳しく説明する。図4に示すように、情報タグ3を携帯した子供が友人A宅を訪問すると、情報タグ3は、友人A宅に設置されている端末装置2aの情報タグ通信部22の通信領域に入り、情報タグ通信部22aからの無線信号を受信して、その応答の無線信号を出力する。その応答の無線信号には、前記したように、その情報タグ3の個別識別情報または情報タグ3の携帯者の識別情報と、その情報タグ3がホームとする(つまり、自宅の)端末装置2bのアドレス情報とが含まれている。
友人A宅の端末装置2aの情報タグ通信部22aは、情報タグ3からの無線信号を受信するようになると、その情報タグ3の存在情報を生成するとともに、その生成した存在情報に日時および端末装置2aのアドレス情報を付加した情報を、通信ネットワーク1を介して、情報タグ3から受信した情報に含まれていたアドレス情報を有する端末装置2bへ送信する。自宅に設置されている端末装置2bの通信状態管理部23bは、その情報タグ3の存在情報を受信し、その受信した情報に含まれる送信元の端末装置2aのアドレス情報に基づき、情報タグ3が友人A宅に所在することを認知する。そして、その認知した情報タグ3の所在情報(つまり、子供が友人A宅にいるという情報)を所在情報蓄積部24bに蓄積する。
情報タグ3は、端末装置2aの情報タグ通信部22aの通信領域にある場合には、所定の一定間隔の時間ごとに、情報タグ通信部22aに対し応答する無線信号を出力し続ける。その間、情報タグ3の存在情報は、継続して存在し続ける。一方、子供が友人A宅を出て帰路につくと、情報タグ通信部22aは、情報タグ3が応答する無線信号を受信しなくなる。すなわち、情報タグ通信部22aは、情報タグ3が応答する無線信号を所定の時間以上にわたって受信しなかった場合には、その情報タグ3が自らの通信領域から離脱したと判定して、情報タグ3の存在情報を消滅させ、代わって不在情報を生成する。そして、その生成した不在情報に日時および端末装置2aのアドレス情報を付加した情報を、通信ネットワーク1を介して端末装置2bへ送信する。端末装置2bの通信状態管理部23bは、その情報タグ3の不在情報を受信し、その受信した情報に含まれる送信元の端末装置2aのアドレス情報に基づき、情報タグ3が友人A宅を出たことを認知する。そして、その認知した情報タグ3の所在情報(つまり、子供が友人A宅を出たという情報)を所在情報蓄積部24bに蓄積する。
次に、図5を用いて、本実施形態に係る安否確認システムにおいて、端末装置2a、2bと、情報タグ3と、特定端末装置4a、4bとの間で行われる処理の流れについて説明する。
まず、情報タグ3が自宅にあるときには、自宅の端末装置2bによってその存在情報が生成され、その存在情報が継続されている状態にある(ステップS1)。子供が情報タグ3を携帯し自宅を出ると、端末装置2bは、情報タグ3との通信ができなくなり(ステップS2)、情報タグ3の不在情報を生成する(ステップS3)。そして、その不在情報、つまり、子供が外出したことを、所在情報蓄積部24bに蓄積するとともに、自らの表示装置に表示し、さらには、特定端末装置4aへ通知する(ステップS4)。
このとき、子供の外出についてあらかじめスケジュールが設定されていた場合には、スケジュール蓄積部25bを参照して、スケジュールされている移動先までの移動時間を予測する(ステップS5)。子供が友人A宅に着くと、端末装置2aは、情報タグ3と通信ができるようになり(ステップS6)、情報タグ3の存在情報を生成し、生成した存在情報を端末装置2bへ送信する(ステップS7)。
自宅の端末装置2bは、端末装置2aから送信された情報タグ3の存在情報を受信し(ステップS8)、その存在情報、つまり、子供が友人A宅に着いたことを、所在情報蓄積部24bに蓄積するとともに、自らの表示装置に表示し、さらには、特定端末装置4aへ通知する(ステップS9)。なお、このとき、ステップS5で予測した移動時間以上の所定の時間が経過しても子供が友人A宅に着かなかった場合、すなわち、端末装置2bが所定時間内に端末装置2aから情報タグ3の存在情報を受信しなかった場合には、子供が友人A宅にいまだ着かない旨の警報を自らの表示装置に表示するとともに、特定端末装置4aへ通知する。また、端末装置2bが端末装置2aから情報タグ3の存在情報を受信したときには、自宅から友人A宅までの子供の移動速度を算出し(ステップS10)、その移動速度が異常と判断された場合には、移動速度が異常である旨の警報を自らの表示装置に表示するとともに、特定端末装置4aへ通知する。
また、このとき、特定端末装置4bから情報タグ3の現在または特定日時の所在情報を問い合わせる情報が送信されたときには(ステップS11)、端末装置2bは、所在情報蓄積部24bに蓄積されている所在情報を参照して、情報タグ3の現在または特定日時の所在情報を求め、求めた所在情報を特定端末装置4bへ通知する(ステップS12)。なお、特定端末装置4bからの情報タグ3の所在情報を問い合わせ(ステップS11)は、ステップS10のすぐ後に行うように限られているわけではなく、どのステップの後で行ってもよい。
次に、子供が友人A宅を出て帰路につくと、端末装置2aは、情報タグ3との通信ができなくなり(ステップS13)、情報タグ3の不在情報を生成し、生成した不在情報を端末装置2bへ送信する(ステップS14)。端末装置2bは、端末装置2aから送信された情報タグ3の不在情報を受信し(ステップS15)、その不在情報、つまり、子供が友人A宅を出たことを、所在情報蓄積部24bに蓄積するとともに、自らの表示装置に表示し、さらには、特定端末装置4aへ通知する(ステップS16)。このとき、子供が帰宅することについてあらかじめスケジュールが設定されていた場合には、スケジュール蓄積部25bを参照して、自宅までの移動時間を予測する(ステップS17)。
子供が自宅に着くと、端末装置2bは、情報タグ3と通信ができるようになり(ステップS18)、情報タグ3の存在情報を生成し(ステップS19)、その存在情報、つまり、子供が帰宅したことを、所在情報蓄積部24bに蓄積するとともに、自らの表示装置に表示し、さらには、特定端末装置4aへ通知する(ステップS20)。なお、このとき、ステップS17で予測した移動時間以上の所定の時間が経過しても子供が帰宅しなかった場合、すなわち、端末装置2bが所定時間内に情報タグ3からの無線信号を受信しなかった場合には、子供がいまだ帰宅しない旨の警報を自らの表示装置に表示するとともに、特定端末装置4aへ通知する。また、端末装置2bが情報タグ3と通信できるようになったときには、友人A宅から自宅までの子供の移動速度を算出し(ステップS21)、その移動速度が常識的な移動速度に比し異常と判断された場合には、移動速度が異常である旨の警報を自らの表示装置に表示するとともに、特定端末装置4aへ通知する。
以上のように、本実施形態に係る安否確認システムにおいては、情報タグ3を携帯する子供などは、何の操作をすることもなく、自宅の端末装置2bには、情報タグ3の存在情報および不在情報、つまり、所在情報が送信されてくるとともに、その所在情報が所在情報蓄積部24bに蓄積され、表示部に表示される。さらに、その所在情報は、あらかじめ登録された特定端末装置4aに送信される。従って、子供の保護者は、自宅の端末装置2bや、自宅にあるとは限らないパソコンや携帯電話機などの特定端末装置4aによって子供の所在情報を常に把握しておくことができる。また、移動スケジュールがあらかじめ設定されている場合には、移動時間や移動速度を監視することができ、その移動時間や移動速度に異常があった場合には、特定端末装置4aにその旨の警報が通知される。従って、子供の保護者は、不測の事態を早めに発見することができるので、子供が事件などに巻き込まれた場合にでも、早めに対応することが可能になる。さらに、所在情報は、自宅の端末装置2bの所在情報蓄積部24bに蓄積されるので、自らのキーボタンなどの入力手段または特定端末装置4bなどから日時を指定して問い合わせることによって、現在のみならず過去の所在情報についても取得することができ、取得した所在情報を自らの表示装置に表示させたり、問い合わせた特定端末装置4bへ送信したりすることができる。従って、子供が行方不明になるなどの事件が発生したとしても、本安否確認システムは、事件の解決の糸口となる情報をいくらかなりとも提供することができる。
なお、以上に説明した実施形態において、端末装置2の構成は、図2で説明したとおりであるが、図2の構成の端末装置2は、自宅や友人A宅など子供などが携帯する情報タグ3のホームとなる必要がある場合の端末装置に必要とされる構成である。このような構成の端末装置2を、請求項では、自宅内端末装置と呼んでいる。一方、例えば、学校、塾、駅などに設置される端末装置2には、その端末装置2をホームとする情報タグ3が存在しない。この場合には、その情報タグの構成は、通信ネットワークインタフェース21と、情報タグ通信部22とを備えるだけですむ。請求項では、このような構成の端末装置2を、自宅外端末装置と呼んでいる。
<第2の実施形態>
図6および図7を参照して、本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムの構成およびその構成要素の機能について説明する。ここで、図6は、本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムの構成の例を示した図、図7は、本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムにおけるサーバ装置、端末装置および情報タグの構成の例を示した図である。図6および図7を参照すると分かるように、第2の実施形態に係る安否確認システムは、第1の実施形態に係る安否確認システムおける構成に対し、サーバ装置5が追加され、端末装置2の構成および機能が縮小されたものとなっている。なお、以下の説明において、第1の実施形態で説明したものと同一または同等の構成要素については同一の符号を当て、その詳細な説明を省略する。
図6に示すように、第2の実施形態に係る安否確認システムは、通信ネットワーク1にそれぞれ接続された端末装置2a、2bと、端末装置2a、2bとの間でBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信手段により通信する情報タグ3と、通信ネットワーク1に接続されたサーバ装置5および特定端末装置4a、4bとによって構成される。
また、図7に示すように、情報タグ3は、個別情報蓄積部31と端末装置通信部32とを含んで構成され、第1の実施形態における情報タグと同じ構成である。ただし、個別情報蓄積部31にあらかじめ蓄積される情報として当該情報タグ3がホームとする端末装置2のアドレス情報を蓄積する必要はない。
また、端末装置2は、通信ネットワークインタフェース21と、情報タグ通信部22を含んで構成され、第1の実施形態の場合と異なり、端末装置2は、通信状態管理部23と、所在情報蓄積部24と、スケジュール蓄積部25と、移動時間監視部26と、移動速度監視部27と、所在情報通知部28とを含む必要はない。代わって、サーバ装置5は、通信ネットワークインタフェース51と、通信状態管理部23と、所在情報蓄積部24と、スケジュール蓄積部25と、移動時間監視部26と、移動速度監視部27と、所在情報通知部28とを含んで構成される。従って、これらサーバ装置5の構成要素は、第1の実施形態において、端末装置2に含まれていたものとほとんど同じである。
次に、図8および図9を参照して、本実施形態に係る安否確認システムの動作について説明する。ここで、図8は、本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムにおけるシステムの動作および情報の流れの例を具体的に示した図、図9は、本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムにおける処理の流れを示した図である。
以下、図8を用いて、子供が情報タグ3を携帯して自宅を出て、友人A宅を訪れる場合について、システムの動作を具体的に説明する。
まず、子供が情報タグ3を携帯し自宅を出ると、端末装置2bの情報タグ通信部22bは、情報タグ3との通信ができなくなる(ステップ(1))。そうすると、情報タグ通信部22bは、情報タグ3の不在情報を生成し、生成した不在情報にそのときの日時、情報タグの個別識別情報および端末装置2bの所在情報を付加してサーバ装置5へ送信する(ステップ(2))。サーバ装置5は、その不在情報を受信し、受信した不可情報に含まれる日時、情報タグの個別識別情報および端末装置2bの所在情報を所在情報蓄積部24に蓄積する(ステップ(3))。
次に、子供が友人A宅を訪れ、端末装置2aの情報タグ通信部22aが情報タグ3と通信できるようになると(ステップ(4))、情報タグ通信部22aは、情報タグ3の存在情報を生成し、生成した存在情報にそのときの日時、情報タグの個別識別情報および端末装置2aの所在情報を付加してサーバ装置5へ送信する(ステップ(5))。サーバ装置5は、その存在情報を受信し、受信した存在情報に含まれる日時、情報タグ3の個別識別情報および端末装置2aの所在情報を所在情報蓄積部24に蓄積する(ステップ(6))。
次に、子供が帰路につき、端末装置2aの情報タグ通信部22aが情報タグ3と通信できなくなると(ステップ(7))、情報タグ3の不在情報を生成し、生成した不在情報にそのときの日時、情報タグの個別識別情報および端末装置2aの所在情報を付加してサーバ装置5へ送信する(ステップ(8))。サーバ装置5は、その不在情報を受信し、受信した不在情報に含まれる日時、情報タグの個別識別情報および端末装置2aの所在情報を所在情報蓄積部24に蓄積する(ステップ(9))。
次に、子供が帰宅し、端末装置2bの情報タグ通信部22bが情報タグ3と通信できるようになると(ステップ(10))、情報タグ通信部22bは、情報タグ3の存在情報を生成し、生成した存在情報にそのときの日時、情報タグの個別識別情報および端末装置2bの所在情報を付加してサーバ装置5へ送信する(ステップ(11))。サーバ装置5は、その存在情報を受信し、受信した存在情報に含まれる日時、情報タグの個別識別情報および端末装置2bの所在情報を所在情報蓄積部24に蓄積する(ステップ(12))。
以上のようにして、サーバ装置5の所在情報蓄積部24には、情報タグ3の所在情報の履歴、つまり、情報タグ3を携帯した子供の所在情報の履歴が蓄積されていく。ここで、子供の保護者が使用しているパソコンや携帯している携帯電話機などが特定端末装置4bとしてあらかじめ設定されている場合には、サーバ装置5の所在情報通知部28は、情報タグ3の所在情報が所在情報蓄積部24に蓄積されたときに、その情報タグ3の所在情報を、例えば、電子メールなどによってその特定端末装置4aへ通知する(ステップ(13))。このようにして、子供の保護者は、自宅にいる場合であっても、自宅外にいる場合であっても情報タグ3の所在情報、つまり、子供の所在場所を把握することができる。
また、子供の保護者などが使用しているパソコンや携帯している携帯電話機などが特定端末装置4aとして設定されている場合には、所在情報通知部28は、特定端末装置4aから情報タグ3の所在情報を問い合わせる情報を受信し、その問い合わせに対して、所在情報蓄積部24を参照して、指示された日時の情報タグ3の所在情報を求め、求めた情報タグ3の所在情報を特定端末装置4bへ送信する(ステップ(14))。
次に、図9を用いて、本実施形態に係る安否確認システムにおいて、サーバ装置5と、端末装置2a、2bと、情報タグ3と、特定端末装置4a、4bとの間で行われる処理の流れについて説明する。
まず、子供が情報タグ3を携帯し自宅を出ると、端末装置2bは、情報タグ3との通信ができなくなり(ステップS52)、情報タグ3の不在情報を生成し、生成した不在情報をサーバ装置5へ送信する(ステップS53)。サーバ装置5は、その不在情報を受信すると、その不在情報、つまり、子供が外出したことを、所在情報蓄積部24に蓄積するとともに、特定端末装置4aへ通知する(ステップS54)。
このとき、子供の外出についてあらかじめスケジュールが設定されていた場合には、スケジュール蓄積部25を参照して、スケジュールされている移動先までの移動時間を予測する(ステップS55)。子供が友人A宅に着くと、端末装置2aは、情報タグ3と通信ができるようになり(ステップS56)、情報タグ3の存在情報を生成し、生成した存在情報をサーバ装置5へ送信する(ステップS57)。
サーバ装置5は、端末装置2aから送信された情報タグ3の存在情報を受信し、その存在情報、つまり、子供が友人A宅に着いたことを、所在情報蓄積部24bに蓄積するとともに、特定端末装置4aへ通知する(ステップS58)。なお、このとき、ステップS55で予測した移動時間以上の所定の時間が経過しても子供が友人A宅に着かなかった場合、すなわち、サーバ装置5が所定時間内に端末装置2aから情報タグ3の存在情報を受信しなかった場合には、子供が友人A宅にいまだ着かない旨の警報を特定端末装置4aへ通知する。また、サーバ装置5が端末装置2aから情報タグ3の存在情報を受信したときには、自宅から友人A宅までの子供の移動速度を算出し(ステップS59)、その移動速度が異常と判断された場合には、移動速度が異常である旨の警報を特定端末装置4aへ通知する。
また、このとき、特定端末装置4bからサーバ装置5に対し、情報タグ3の現在または特定日時の所在情報を問い合わせる情報が送信されたときには(ステップS61)、端末装置2bは、所在情報蓄積部24に蓄積されている所在情報を参照して、情報タグ3の現在または特定日時の所在情報を求め、求めた所在情報を特定端末装置4bへ通知する(ステップS62)。なお、特定端末装置4bからの情報タグ3の所在情報を問い合わせ(ステップS61)は、ステップS59のすぐ後に行うように限られているわけではなく、どのステップの後で行ってもよい。
次に、子供が友人A宅を出て帰路につくと、端末装置2aは、情報タグ3との通信ができなくなり(ステップS63)、情報タグ3の不在情報を生成し、生成した不在情報をサーバ装置5へ送信する(ステップS64)。サーバ装置5は、端末装置2aから送信された情報タグ3の不在情報を受信し、その不在情報、つまり、子供が友人A宅を出たことを、所在情報蓄積部24に蓄積するとともに、特定端末装置4aへ通知する(ステップS65)。このとき、子供が帰宅することについてあらかじめスケジュールが設定されていた場合には、スケジュール蓄積部25を参照して、自宅までの移動時間を予測する(ステップS66)。
子供が自宅に着くと、端末装置2bは、情報タグ3と通信ができるようになり(ステップS67)、情報タグ3の存在情報を生成し、生成した存在情報をサーバ装置5へ送信する(ステップS68)。サーバ装置5は、その存在情報を受信し、その存在情報、つまり、子供が帰宅したことを、所在情報蓄積部24に蓄積するとともに、特定端末装置4aへ通知する(ステップS69)。なお、このとき、ステップS66で予測した移動時間以上の所定の時間が経過しても子供が帰宅しなかった場合、すなわち、端末装置2bが所定時間内に情報タグ3からの無線信号を受信しなかった場合には、子供がいまだ帰宅しない旨の警報を特定端末装置4aへ通知する。また、端末装置2bが情報タグ3と通信できるようになり、サーバ装置5が存在情報を受信したときには、友人A宅から自宅までの子供の移動速度を算出し(ステップS70)、その移動速度が常識的な移動速度に比し異常と判断された場合には、移動速度が異常である旨の警報を特定端末装置4aへ通知する。
以上のように、本実施形態に係る安否確認システムにおいては、情報タグ3を携帯する子供などは、何の操作をすることもなく、サーバ装置5には、情報タグ3の存在情報および不在情報、つまり、所在情報が送信されてくるとともに、その所在情報は、所在情報蓄積部24に蓄積される。そして、その所在情報は、あらかじめ登録された自宅のパソコンや携帯電話機などの特定端末装置4aに送信される。従って、子供の保護者は、特定端末装置4aによって子供の所在情報を常に把握しておくことができる。また、移動スケジュールがあらかじめ設定されている場合には、移動時間や移動速度を監視することができ、その移動時間や移動速度に異常があった場合には、その旨の警報が特定端末装置4aに通知される。従って、子供の保護者は、不測の事態を早めに発見することができるので、子供が事件などに巻き込まれた場合にでも、早めに対応することが可能になる。さらに、所在情報は、サーバ装置5の所在情報蓄積部24に蓄積されるので、特定端末装置4bなどから日時を指定して問い合わせることによって、現在のみならず過去の所在情報についても取得することができる。従って、子供が行方不明になるなどの不測の事件が発生したとしても、本安否確認システムは、事件の解決の糸口となる情報をいくらかなりとも提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムの構成の例を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムにおける端末装置および情報タグの構成の例を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムにおけるシステムの動作および情報の流れの例を具体的に示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムにおける情報タグの存在情報および不在情報の生成ならびに所在情報の生成を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る安否確認システムにおける処理の流れの例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムの構成の例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムにおけるサーバ装置、端末装置および情報タグの構成の例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムにおけるシステムの動作および情報の流れの例を具体的に示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る安否確認システムにおける処理の流れの例を示した図である。
符号の説明
1 通信ネットワーク
1a インターネット
1b 電話網
1c 携帯電話網
2,2a,2b 端末装置
3 情報タグ
4,4a,4b 特定端末装置
5 サーバ装置
21 通信ネットワークインタフェース
22,22a,22b 情報タグ通信部
23,23a,23b 通信状態管理部
24,24b 所在情報蓄積部
25,25b スケジュール蓄積部
26 移動時間監視部
27 移動速度監視部
28,28b 所在情報通知部
31 個別情報蓄積部
32 端末装置通信部
51 通信ネットワークインタフェース

Claims (21)

  1. 近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する自宅外端末装置と、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信し、前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を蓄積する所在情報蓄積手段および前記情報タグの所在情報を出力する出力手段を備えた自宅内端末装置と
    を含んで構成された安否確認システムにおける安否確認方法であって、
    前記自宅外端末装置は、
    自らの前記近距離無線通信手段により前記情報タグから出力された無線信号が受信可能となったときに、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が前記近距離無線通信手段により受信不能になったときに、前記情報タグの不在情報を生成し、
    前記生成された前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークを介して前記情報タグの識別情報および属性情報によって指示されるアドレスの前記自宅内端末装置へ送信し、
    前記自宅内端末装置は、
    前記自宅外端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信するとともに、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信可能となったときには、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信不能になったときには、前記情報タグの不在情報を生成し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報と、前記生成した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、
    前記求めた情報タグの所在情報を、前記所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、前記出力手段へ出力すること
    を特徴とする安否確認方法。
  2. 請求項1に記載の安否確認方法であって、
    前記自宅内端末装置は、さらに、
    前記自宅外端末装置から送信された前記情報タグの存在情報または不在情報を受信したとき、および、前記情報タグの存在情報または不在情報を生成したとき、前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認方法。
  3. 請求項1に記載の安否確認方法であって、
    前記自宅内端末装置は、さらに、
    前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、
    前記不在情報を受信または生成したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信または生成される時刻を予測し、
    前記予測した時刻を超えてさらに所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の安否確認方法であって、
    前記自宅内端末装置は、さらに、
    前記通信ネットワークにさらに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を、前記第2の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認方法。
  5. 近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する端末装置と、
    前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を蓄積する所在情報蓄積手段および前記情報タグの所在情報を出力する出力手段を備えたサーバ装置と
    を含んで構成された安否確認システムにおける安否確認方法であって、
    前記端末装置は、
    自らの前記近距離無線通信手段により前記情報タグから出力された無線信号が受信可能となったときに、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が前記近距離無線通信手段により受信不能になったときに、前記情報タグの不在情報を生成し、
    前記生成された情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、前記求めた情報タグの所在情報を前記所在情報蓄積手段に蓄積し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認方法。
  6. 請求項5に記載の安否確認方法であって、
    前記サーバ装置は、さらに、
    前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、
    前記不在情報を受信したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信される時刻を予測し、
    前記予測した時刻を超えてさらに所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の安否確認方法であって、
    前記サーバ装置は、さらに、
    前記通信ネットワークに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を前記第2の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認方法。
  8. 近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する自宅外端末装置と、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信し、前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を蓄積する所在情報蓄積手段および前記情報タグの所在情報を出力する出力手段を備えた自宅内端末装置と
    を含んで構成された安否確認システムであって、
    前記自宅外端末装置は、
    自らの前記近距離無線通信手段により前記情報タグから出力された無線信号が受信可能となったときに、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が前記近距離無線通信手段により受信不能になったときに、前記情報タグの不在情報を生成し、
    前記生成された情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークを介して前記情報タグの識別情報および属性情報によって指示されるアドレスの前記自宅内端末装置へ送信し、
    前記自宅内端末装置は、
    前記自宅外端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信するとともに、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信可能となったときには、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信不能になったときには、前記情報タグの不在情報を生成し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報と、前記生成した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、
    前記求めた前記情報タグの所在情報を、前記所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、前記出力手段へ出力すること
    を特徴とする安否確認システム。
  9. 請求項8に記載の安否確認システムであって、
    前記自宅内端末装置は、さらに、
    前記自宅外端末装置から送信された前記情報タグの存在情報または不在情報を受信したとき、および、前記情報タグの存在情報または不在情報を生成したとき、前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認システム。
  10. 請求項8に記載の安否確認システムであって、
    前記自宅内端末装置は、さらに、
    前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、
    前記不在情報を受信または生成したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信または生成される時刻を予測し、
    前記予測した時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認システム。
  11. 請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の安否確認システムであって、
    前記自宅内端末装置は、さらに、
    前記通信ネットワークにさらに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を、前記第2の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認システム。
  12. 近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する端末装置と、
    前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を蓄積する所在情報蓄積手段および前記情報タグの所在情報を出力する出力手段を備えたサーバ装置と
    を含んで構成された安否確認システムであって、
    前記端末装置は、
    自らの前記近距離無線通信手段により前記情報タグから出力された無線信号が受信可能となったときに、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が前記近距離無線通信手段により受信不能になったときに、前記情報タグの不在情報を生成し、
    前記生成された情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、前記求めた情報タグの所在情報を前記所在情報蓄積手段に蓄積し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認システム。
  13. 請求項12に記載の安否確認システムであって、
    前記サーバ装置は、さらに、
    前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、
    前記不在情報を受信したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信される時刻を予測し、
    前記予測した時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認システム。
  14. 請求項12または請求項13に記載の安否確認システムであって、
    前記サーバ装置は、さらに、
    前記通信ネットワークに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を前記第2の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする安否確認システム。
  15. 近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する自宅外端末装置と、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信し、前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を、蓄積する所在情報蓄積手段および前記情報タグの所在情報を出力する出力手段を備えた自宅内端末装置と
    を含んで構成された安否確認システムにおける自宅内端末装置であって、
    前記自宅外端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信するとともに、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信可能となったときには、前記情報タグの存在情報を生成し、前記情報タグから出力された無線信号が自らの前記近距離無線通信手段によって受信不能になったときには、前記情報タグの不在情報を生成し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報と、前記生成した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、
    前記求めた前記情報タグの所在情報を、前記所在情報蓄積手段に蓄積するとともに、前記出力手段へ出力すること
    を特徴とする自宅内端末装置。
  16. 請求項15に記載の自宅内端末装置であって、
    前記自宅外端末装置から送信された前記情報タグの存在情報または不在情報を受信したとき、および、前記情報タグの存在情報または不在情報を生成したとき、前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする自宅内端末装置。
  17. 請求項15に記載の自宅内端末装置であって、
    前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、
    前記不在情報を受信または生成したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信または生成される時刻を予測し、
    前記予測した時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする自宅内端末装置。
  18. 請求項15ないし請求項17のいずれか1項に記載の自宅内端末装置であって、
    前記通信ネットワークにさらに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を、前記第2の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とする自宅内端末装置。
  19. 近距離無線通信手段を備え、前記近距離無線通信手段により自らの識別情報および属性情報を無線信号として出力する情報タグと、
    近距離無線通信手段を備え、前記情報タグと通信するとともに、通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信する端末装置と、
    前記通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークに接続された他の装置と通信するとともに、前記情報タグの所在情報を蓄積する所在情報蓄積手段および前記情報タグの所在情報を出力する出力手段を備えたサーバ装置と
    を含んで構成された安否確認システムにおけるサーバ装置であって、
    前記端末装置が送信した前記情報タグの存在情報または不在情報を受信し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報とに基づき、前記情報タグの所在情報を求め、前記求めた情報タグの所在情報を前記所在情報蓄積手段に蓄積し、
    前記受信した前記情報タグの存在情報または不在情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とするサーバ装置。
  20. 請求項19に記載のサーバ装置であって、さらに、
    前記情報タグのあらかじめ想定される移動先についての位置情報、前記移動先間の距離情報および移動スケジュール情報を含む情報を蓄積するスケジュール蓄積部を備え、
    前記不在情報を受信したときに、前記情報タグの移動先が前記スケジュール蓄積部に蓄積されていた場合には、次に前記存在情報が受信される時刻を予測し、
    前記予測した時刻を超えて所定時間以上の時間が経過しても、前記存在情報が受信または生成されないときには、前記情報タグの存在情報が不明であることを示す警報情報を、前記通信ネットワークにさらに接続された第1の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とするサーバ装置。
  21. 請求項19または請求項20に記載のサーバ装置あって、
    前記通信ネットワークに接続された第2の特定端末装置から前記情報タグの所在場所を問い合わせる情報を受信したときには、前記所在情報蓄積手段を参照して前記情報タグの所在情報を抽出し、前記抽出した情報タグの所在情報を前記第2の特定端末装置へ送信すること
    を特徴とするサーバ装置。
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